JP2001242296A - 電子線照射設備 - Google Patents

電子線照射設備

Info

Publication number
JP2001242296A
JP2001242296A JP2000049517A JP2000049517A JP2001242296A JP 2001242296 A JP2001242296 A JP 2001242296A JP 2000049517 A JP2000049517 A JP 2000049517A JP 2000049517 A JP2000049517 A JP 2000049517A JP 2001242296 A JP2001242296 A JP 2001242296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irradiation
electron beam
irradiated
beam irradiation
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000049517A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Kawamura
昌仁 川村
Kazuhiko Aoki
一彦 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nuclear Fuel Industries Ltd
Original Assignee
Nuclear Fuel Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nuclear Fuel Industries Ltd filed Critical Nuclear Fuel Industries Ltd
Priority to JP2000049517A priority Critical patent/JP2001242296A/ja
Publication of JP2001242296A publication Critical patent/JP2001242296A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被照射物の入荷から出荷に亘って、各工程で
作業指示書作製時の記載ミスや入力ミスにより作業に間
違いが生じることなく、効率的な電子線照射が行える設
備の提供。 【解決手段】 照射前の被照射物を保管する第1領域か
ら被照射物を前記搬送手段へ出庫すると共に、搬送路上
に電子線照射加速器を備えた搬送手段から照射後の被照
射物を第1領域とは区切られた第2領域へ入庫する自動
倉庫と、自動倉庫への被照射物の入荷と同時に、自動倉
庫による被照射物入出庫および搬送手段による被照射物
搬送および電子加速器による電子線照射をそれぞれ連動
して駆動制御するための一連のデータ設定を行い該設定
に従って各部に駆動指示データを出力する制御システム
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線照射により
対象物の滅菌や加工を行うための設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子線照射による製品の滅菌や加工を行
うための工場では、ベルトコンベア等の搬送路上に電子
線加速器を設置し、製品がその搬送に伴って電子線照射
窓の下を通過することにより製品の連続的な電子線照射
を行っているのが一般的となっている。
【0003】このような工場では、入荷から倉庫への保
管、出庫、電子線照射工程、照射後の倉庫への入庫、出
荷、と各工程毎に作業指示書が発行され、作業者はこの
指示書に従って作業を行っている。例えば、電子線照射
工程では、加速器による照射強度や搬送速度の設定な
ど、指示書の内容に基づいて端末から加速器および搬送
手段の駆動部に入力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の工程では、作業
指示書は入荷時の受注内容や台帳のデータに基づいて、
各工程毎に作業内容が設定されるものであり、データの
転記ミスによる間違いが発生することもあった。また、
電子線照射工程だけでも、加速器への設定と搬送手段へ
の設定とがあり、作業者による入力の手間が多く、効率
的でないだけでなく入力ミスが発生する可能性も低くは
なかった。
【0005】また、一般的に、電子線照射は被照射物を
積載したトレイ単位で行われるが、その後の管理は、あ
る照射条件の下に電子線照射を受けた照射ロット単位で
行われ、トレイ上での位置や照射時間などの被照射物個
々の情報管理を行うことができなかったため、後の製品
について電子線照射状況のトレーサビリティが不可能で
あり、品質保証上の問題点をフィードバックできなかっ
た。
【0006】また、現行のロットが完全に終了するまで
は、異なる被照射物に対する異なる照射条件での次のロ
ットへ移行することができなかったため、少量多品種の
対象物に対する電子線照射を効率よく行えなかった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、被照射物の
入荷から出荷に亘って、各工程で作業指示書作製時の記
載ミスや入力ミスにより作業に間違いが生じることな
く、効率的な電子線照射が行える設備の提供を主目的と
する。また本発明は、被照射物個々の情報管理を行い得
る電子線照射設備の提供を目的とする。また、本発明
は、少量多品種照射を効率よく行うことのできる電子線
照射設備の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る電子線照射設備は、被
照射物の搬送手段と、その搬送路上に設置された電子線
加速器と、を備え、前記搬送手段によって前記電子線加
速器の電子線照射窓の下を通過する前記被照射物に対し
て、前記電子線加速器によって加速された電子線を照射
する電子線照射設備において、互いに区切られた照射前
の被照射物を保管する第1領域と、照射後の被照射物を
保管する第2領域とを有し、前記第1領域から被照射物
を前記搬送手段へ出庫すると共に、前記照射後の被照射
物を前記搬送手段から前記第2領域へ入庫する自動倉庫
と、前記自動倉庫への被照射物の入荷と同時に、前記自
動倉庫による被照射物入出庫および前記搬送手段による
被照射物搬送および前記電子線加速器による電子線照射
をそれぞれ連動して駆動制御するための一連のデータ設
定を行い、該設定に従って各部に駆動指示データを出力
する制御システムと、を備えたものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明に係る電子線
照射設備は、請求項1に記載の電子線照射設備におい
て、前記搬送手段は、被照射物を積載したトレイを搬送
すると共に、前記トレイに設けられたトレイ番号を読み
とる読取装置を2つ以上備えているものである。
【0010】また請求項3に記載の発明に係る電子線照
射設備は、請求項1に記載の電子線照射設備において、
前記搬送手段は、前記被照射物への電子線照射の有無を
確認するセンサーを2つ以上備えているものである。
【0011】さらに、請求項4に記載の発明に係る電子
線照射設備は、請求項2に記載の電子線照射設備におい
て、前記トレイは、被照射物積載面に、複数の貫通孔が
形成されているものである。
【0012】また、請求項5に記載の発明に係る電子線
照射設備は、請求項1に記載の電子線照射設備におい
て、前記搬送手段は、互いに独立駆動可能に連続配置さ
れている複数のコンベアユニットを有することを特徴と
するものである。
【0013】本発明の電子線照射設備においては、制御
システムによって自動倉庫への被照射物の入荷と同時に
自動倉庫による被照射物入出庫、搬送手段による被照射
物搬送および電子加速器による電子線照射をそれぞれ連
動して駆動制御するための一連のデータ設定が行われる
ため、各部はこの設定による駆動指示データに基づいて
連携して一元的に駆動制御される。
【0014】即ち、被照射物の入荷時に、その受注登録
に基づいて作製された一連の指示データに基づいて、指
示データのうち在庫管理データによって自動倉庫から搬
送手段への照射前被照射物の出庫が駆動制御され、続い
て搬送手段において指示データのうちの搬送制御データ
および電子線照射制御データによって被照射物の搬送お
よび電子線の照射が駆動制御され、再び在庫管理データ
によって搬送手段から自動倉庫への照射後の被照射物の
入庫が駆動制御される。
【0015】このように、全工程が、当初作製された指
示データに従って運営されるため、作業者は、各工程で
指示データの確認を行う程度で、工程毎に指示書を作製
する必要もなく、データの転記ミスや作業者の端末入力
ミスによる作業の間違いも発生せず、被照射物の入荷か
ら電子線照射後の出荷まで、効率よく正確に設備の動作
が行われる。
【0016】なお、特定の被照射物に関する照射条件等
の各種データを含む指示データはデータベースに保管、
登録され、後の受注登録時に被照射物が決定されたと
き、対応するものがデータベースのメモリーにあれば、
そのメモリーから工程全体の主要パラメータを自動的に
設定するものとすることにより、指示データの作製、出
力が速やかに行われ、工程全体の効率向上に寄与する。
【0017】また、電子線照射工程における被照射物の
搬送は、トレイに積載された状態で行われるのが一般的
であるが、この際、請求項2に記載したようにトレイに
トレイ番号を付し、搬送手段により搬送されるトレイの
番号を読取装置で読み取り、該トレイ上の被照射物に関
しての照射データ、例えば照射開始終了時刻、加速器エ
ネルギーおよび電流等の照射条件、搬送速度などの情報
をデータベースに保管することにより、トレイ毎の被照
射物の情報管理が行える。
【0018】さらに、トレイ上の個々の被照射物に照射
ユニット番号を添付しておくことにより、被照射物個々
についてその積載位置を含む情報の管理ができ、後の製
品のトレーサビリティが可能となる。即ち、保管されて
いるデータベースから、照射ユニット番号で検索及び参
照を行うことができる。
【0019】なお、搬送手段に備え付けられる読取装置
を2つ以上とすることにより、一つが故障しても搬送が
読取不良で停止することなく、もう一方の装置による読
取が継続できるため、稼働率の向上につながる。
【0020】また、照射ユニット番号は、シールを添付
すれば良いが、この場合、シールに電子線照射によって
色相変化するケミカルインジケータ部を設けておけば、
照射済みが目視で簡単に確認できる。
【0021】また、搬送手段上での電子線照射の確認
は、通常、機械式センサーを用いて電子線照射の開始か
ら照射状態を検知することにより行われている。請求項
3に記載したように、このセンサーについても2つ備え
ておけば、一方のセンサーの故障による検知不良で工程
が停止されることなく、他方のセンサーでの検知が継続
できるため、稼働率の更なる向上につながる。
【0022】なお、被照射物を積載するトレイについて
も、その積載面への電子線の照射が行われてしまう。そ
こで、請求項4に記載した如く、この積載面に複数の貫
通孔を形成すれば、電子線の照射面積を小さくすると共
に、放熱効果を高めることができる。例えば、ステンレ
ス製のトレイで全開口率30%程度のパンチングメタル
を使用すれば良い。
【0023】また、電子線を効率よく利用するために、
照射時の電子線下を通過するトレイ同士の間隔をできる
だけ小さくすることが望ましい。そこで、請求項5に記
載した如く、互いに独立駆動可能な複数のコンベアユニ
ットを連続配置して搬送手段を構成すれば、各コンベア
ユニットの駆動をそれぞれ適宜制御して、搬送開始点か
ら徐々にトレイ間隔が狭められ、ちょうど電子線下を通
過する際に最小のトレイ間隔となるように各コンベアユ
ニットの搬送速度を調整することができる。
【0024】このようなコンベアユニットでは、搬送中
の特定のトレイから搬送速度を変更させることも容易で
あり、同一搬送路上に異なる照射条件の被照射物ロット
が混在していても、これに対応した搬送速度、加速器の
電流値等の照射条件の変更が予め指示データに設定され
ていれば、自動的に照射条件が変更できるので、少量多
品種の被照射物が対象であっても効率よく必要な電子線
照射が行える。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態として、対
象物に電子線照射により滅菌あるいは加工を行うための
電子線照射設備の一例を図1の概略構成図に示す。本設
備は、主に、内部が照射前の被照射物を保管する第1領
域11と照射後の被照射物を保管する第2領域12とに
区切られた自動倉庫10と、被照射物を搬送する搬送部
13と、搬送部13の搬送路上に設けられた電子線照射
部14と、これら各部を連動して駆動制御するための一
元的指示データを出力する制御システム1とから構成さ
れるものである。
【0026】本実施形態においては搬送部13を、図3
の模式図に示すように40個のコンベアユニット40が
連続配置された搬送路からなるものとした。各コンベア
ユニット40は、互いに独立駆動可能であり、これら4
0個のコンベアユニット40からなる搬送路上に設けら
れた電子線照射部14は、図4の概略構成図に示すよう
に、電子線加速器46によって加速された電子線をビー
ムライン48を介してホーン47に導入し、ここで集束
して電子線照射窓45から照射されるものである。照射
コンベア41の搬送面上に対面するように設置された電
子線照射窓45からその搬送面に向けて照射するもので
ある。
【0027】電子線照射窓45は、照射コンベア41の
搬送面上に対面するように設置されており、従って、照
射コンベア41上を搬送される被照射物がこの電子線照
射窓45下を通過する際に、電子線が照射される。
【0028】なお、本実施形態では、コンベアユニット
40の配置は、自動倉庫10の第1領域11からトレー
に積載された被照射物が出庫されるトレイストッカー4
4から電子線照射部14の照射コンベア41まで被照射
物を搬送する供給搬送路Aと、照射コンベア41からト
レイストッカー44まで照射済の被照射物を戻す排出搬
送路Bとを構成するものとした。
【0029】このように、互いに独立駆動可能な複数個
のコンベアユニット40で搬送路を形成することによ
り、各コンベアユニット40の搬送速度を適宜制御し
て、搬送開始点から徐々に被照射物あるいは被照射物を
搭載したトレイの間隔を狭め、ちょうど電子線下を通過
する照射コンベア41上で最小間隔となるように調整す
ることができる。
【0030】またこの搬送部13では、排出搬送路Bか
ら途中で分岐して供給搬送路Aに合流し、その搬送路上
に反転機43を備えた反転用搬送路Cを備えており、被
照射物を反転して裏面を照射する必要がある場合、その
被照射物を反転用搬送路Cに送り、反転機43で反転し
てから供給搬送路Aで電子線照射部14の照射コンベア
41へ送られ、今度は裏面に電子線が照射されるという
構成とした。
【0031】制御システム1は、被照射物の入荷時の受
注登録に基づいて、全工程に亘る連携した作業指示デー
タ2を作製し、それぞれ自動倉庫10と搬送部13と電
子線照射部14の各駆動制御部とLANで結ばれてお
り、これら各駆動制御部へ指示データ2から対応する駆
動制御データを出力するものである。
【0032】即ち、第1領域11から被照射物を搬送部
13へ出庫させる出庫制御データ3と照射後の被照射物
を搬送部13から第2領域12へ入庫させる入庫制御デ
ータ6を含む自動倉庫10を駆動制御するための在庫管
理制御データと、搬送部13の各コンベアユニットを所
定搬送速度となるように駆動制御する搬送制御データ4
と、電子線加速器を所定の加速器のエネルギー及び電流
で駆動制御する加速器制御データ5と、の各データを作
製し、これらを被照射物の流れに応じて連携させるよう
に各部の駆動制御部へ出力するものである。
【0033】また、被照射物は、それぞれ包装箱の外表
面に、図5に示すような照射ユニット番号が印刷された
ラベルシール20を添付する。このラベルシール20に
は、例えば日付とシーケンス番号の組み合わせ番号部2
1とトレイ上の積載位置を表す番号部22とが記載され
ている。積載位置は、例えば、トレイ上に8個の被照射
物が積載される場合には、1〜8の番号を付与し、それ
ぞれの番号と積載位置を対応させておく。このラベルシ
ール20には、電子線の照射により色相変化するケミカ
ルインジケータ23も設けられており、電子線照射済み
であることが目視で容易に確認できる。
【0034】また、用いるトレイとしては、図6に示す
ように積載面部31とこの周囲に数カ所でリベット止め
されたフレーム部32とからなるステンレス製のトレイ
30とし、積載面部31には、トータル開口率で例えば
約30%となるように多数の貫通孔33が形成されてい
るものとした。
【0035】このトレイ30では、貫通孔30により、
積載面部31の電子線被照射面積を小さくすると共に、
放熱効果を高めている。またフレーム32とリベット止
めされているため、温度上昇で積載面部31が湾曲して
もその歪みがフレーム32に伝わり難くなっており、ま
た温度降下に伴って元に戻りやすくなっている。
【0036】さらに、トレイ30には、フレーム側面に
例えばバーコードでトレイ番号を印して、搬送部13に
備え付けられた2つのバーコードリーダー等のトレイ番
号読取装置により、電子線照射部14を通過するトレイ
30の番号を読み取り、この読み取り信号は、被照射物
の照射ユニット番号(21,22)に対応させてその照
射時刻、加速器の照射設定条件と共に、制御システム1
に送られてデータベースに検索・参照可能に保管され
る。
【0037】以上の構成を備えた本実施形態の電子線照
射設備においては、図2のフローチャート図に示すよう
に、入荷された被照射物は受注登録に伴って作製された
作業指示データ2に従って駆動制御される自動倉庫10
により、第1領域11にパレット単位で保管され、順
次、出庫制御データ3の指示によりトレイ30上に積載
されながら搬送部13へ出庫され、続いて加速器制御デ
ータ5の指示により電子線加速器で加速された電子線を
照射する電子線照射窓の下を、搬送制御データ4の指示
により駆動制御された搬送部13において所定の搬送速
度で通過しながら電子線照射を受ける。
【0038】電子線照射後の被照射物は、入庫制御デー
タ6の指示に従って駆動制御される自動倉庫10により
搬送部13から第2領域12へ入庫され、保管後、適宜
出荷される。このように、入荷から電子線照射、出荷ま
で、受注登録当初に作製された作業指示データに基づい
た一連の駆動制御で設備を動作させることができ、各工
程毎の作業指示書の作製や端末入力は必要なく、その際
の転記ミスや入力ミスによる設備動作に間違いが発生す
ることはなくなる。
【0039】なお、受注登録の際に、対象である被照射
物が過去に電子線照射が行われたことのあるものと同一
で、その照射条件等のデータがデータベースのメモリー
に保管されている場合、制御システム1によってその被
照射物が認識されれば、その後の全工程の主要パラメー
タがそのメモリーのデータに基づいて自動的に設定され
るものである。従って、受注登録の度に新たな指示デー
タを作製する手間が省け、被照射物として初めての対象
物以外のものは効率よく速やかに電子線照射工程に進め
る。
【0040】なお、一般的に、このような工場設備には
安全制御システムが設けられており、人の安全を脅かす
危険の或る故障が生じた時は、設備の駆動を停止する必
要がある。但し、軽度の故障で設備を全面的に停止する
のは効率が悪く、設備を動作させたまま問題解決ができ
る軽故障のものは、他の重故障とは区別することが好ま
しい。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の電子線
照射設備によれば、一元的な作業指示データによる設備
の駆動制御により、工程毎の作業指示の作製も必要な
く、その際の間違いも発生することなく、被照射物の入
荷から電子線照射、出荷まで、効率よく正確に設備の動
作が行われるという効果がある。
【0042】また、本発明の電子線照射設備によれば、
被照射物を積載搬送するトレイのトレイ番号および各被
照射物の照射ユニット番号の管理により、被照射物個々
の情報管理を行うことができ、後の製品のトレーサビリ
ティが可能となる。
【0043】また、複数のコンベアユニットによる搬送
部の構成と作業指示データの設定とによって、従来は困
難であった少量多品種の被照射物への電子線照射が効率
よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としての電子線照射設備
を示す概略構成図である。
【図2】図1の電子線照射設備による、被照射物の電子
線照射工程の流れ全体を説明するフローチャート図であ
る。
【図3】図1の電子線照射設備の搬送部の構成を説明す
る模式図である。
【図4】図1の電子線照射設備の電子線照射部を説明す
る概略構成図である。
【図5】被照射物に添付される照射ユニット番号が印刷
されたラベルシートの一例を示す概略模式図である。
【図6】図1の実施形態において被照射物の搬送に用い
られるトレイの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1:制御システム 2:作業指示データ 3:出庫制御データ 4:搬送制御データ 5:加速器制御データ 6:入庫制御データ 10:自動倉庫 11:第1領域 12:第2領域 13:搬送部 14:電子線照射部 20:ラベルシート 21,22:照射ユニット番号 23:ケミカルインジケータ 30:トレイ 31:積載面 32:フレーム 33:貫通孔 40:コンベアユニット 41:照射コンベア A:供給搬送路 B:排出搬送路 C:反転用搬送路 43:反転機 44:トレイストッカー 45:電子線照射窓 46:電子線加速器 47:ホーン 48:ビームライン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被照射物の搬送手段と、その搬送路上に
    設置された電子線加速器と、を備え、前記搬送手段によ
    って前記電子線加速器の電子線照射窓の下を通過する前
    記被照射物に対して、前記電子線加速器によって加速さ
    れた電子線を照射する電子線照射設備において、 互いに区切られた照射前の被照射物を保管する第1領域
    と、照射後の被照射物を保管する第2領域とを有し、前
    記第1領域から被照射物を前記搬送手段へ出庫すると共
    に、前記照射後の被照射物を前記搬送手段から前記第2
    領域へ入庫する自動倉庫と、 前記自動倉庫への被照射物の入荷と同時に、前記自動倉
    庫による被照射物入出庫および前記搬送手段による被照
    射物搬送および前記電子線加速器による電子線照射をそ
    れぞれ連動して駆動制御するための一連のデータ設定を
    行い、該設定に従って各部に駆動指示データを出力する
    制御システムと、を備えたことを特徴とする電子線照射
    設備。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、個々に照射ユニット番
    号が添付されている被照射物を積載したトレイを搬送す
    ると共に、前記トレイに設けられたトレイ番号を読みと
    る読取装置を2つ以上備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の電子線照射設備。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、前記被照射物への電子
    線照射の有無を確認するセンサーを2つ以上備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子線照射設備。
  4. 【請求項4】 前記トレイは、被照射物積載面に、複数
    の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項2に
    記載の電子線照射設備。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段は、互いに独立駆動可能に
    連続配置されている複数のコンベアユニットを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子線照射設備。
JP2000049517A 2000-02-25 2000-02-25 電子線照射設備 Withdrawn JP2001242296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000049517A JP2001242296A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 電子線照射設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000049517A JP2001242296A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 電子線照射設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001242296A true JP2001242296A (ja) 2001-09-07

Family

ID=18571445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000049517A Withdrawn JP2001242296A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 電子線照射設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001242296A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132723A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Hitachi Medical Corp 放射線照射装置
JP2011022053A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Hitachi Medical Corp 放射線照射装置
JP2012247207A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Ihi Corp 電子線照射システムおよび搬送システム
CN108457421A (zh) * 2017-06-05 2018-08-28 姚芳辉 一种装配式钢筋混凝土u形框架梁及其施工方法
CN109051103A (zh) * 2018-06-28 2018-12-21 苏州优康网络电子商务有限公司 一种基于等离子体的食品加工包装系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132723A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Hitachi Medical Corp 放射線照射装置
JP2011022053A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Hitachi Medical Corp 放射線照射装置
JP2012247207A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Ihi Corp 電子線照射システムおよび搬送システム
CN108457421A (zh) * 2017-06-05 2018-08-28 姚芳辉 一种装配式钢筋混凝土u形框架梁及其施工方法
CN108457421B (zh) * 2017-06-05 2020-05-19 姚芳辉 一种装配式钢筋混凝土u形框架梁的制作模具和制作方法
CN109051103A (zh) * 2018-06-28 2018-12-21 苏州优康网络电子商务有限公司 一种基于等离子体的食品加工包装系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6060992A (en) Method and apparatus for tracking mobile work-in-process parts
US6177677B1 (en) System for sterilizing medicinal products by beta-radiation processing
JPH06139251A (ja) 混流生産システム
JP2511166B2 (ja) 搬送システム
JP2001242296A (ja) 電子線照射設備
US20070251197A1 (en) System and method of repackaging an item having a unique identification code
JP6552797B2 (ja) 物品保管仕分け装置
JP4023193B2 (ja) 搬送システム
JP3646381B2 (ja) 自動倉庫における識別コード読取装置
JP2006179561A (ja) トレイ搬送システム
JP3431213B2 (ja) 部品入出庫管理装置及び部品入出庫管理方法
JP2000335515A (ja) 鶏卵自動処理システム
JPH0616222A (ja) プリント基板多連搬送システム
JPH09205295A (ja) 基板搬送方法及び装置
JPS63300844A (ja) 自動化ライン制御方法
JP2009256091A (ja) 物流システムにおける荷管理方法
JP2736001B2 (ja) 物品仕分け装置
JPH1159832A (ja) ピッキング装置及びピッキング方法
WO2023144989A1 (ja) 物品管理装置および物品管理方法
JP2018075714A (ja) 生産ライン及び製品の生産方法
TWI786921B (zh) 循環無人搬運系統及其方法
JP2005280911A (ja) 物品の取扱施設
JP2000221138A (ja) 基板検査装置および基板検査方法
EP3859633A1 (en) System and method for assisting error recovery in an automated packaging process and system and method for automatically packaging shipment sets
JPH08225116A (ja) 自動倉庫の入出庫制御方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050523

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070501