JP2009256091A - 物流システムにおける荷管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷コードが正常に読み取られ、荷サイズ測定の際に測定異常が生じた場合でも、特定の条件下では荷の搬送先を特定し、荷サイズの測定異常に基づく異常処理を少なくすることができる物流システムにおける荷管理方法の提供。
【解決手段】荷コードを備える荷Wと、荷Wを搬送する荷搬送コンベア15と、荷コードを読み取る荷コード読取手段19と、荷サイズを測定する測長器22と、荷Wに関する情報を処理する荷管理コンピュータ21とを備え、読み取られた荷コードと、測定された荷サイズに基づき、荷Wの搬送先を特定する物流システム10における荷管理方法である。荷Wを特定する荷コードと、荷コードに対応する荷サイズを荷管理コンピュータ21に予め記憶しておき、荷Wの荷コードが正常に読み取られ、かつ、荷サイズ測定にて測定異常を生じたとき、読み取られた荷コードに基づいて、予め記憶された荷サイズを呼び出して荷Wの搬送先を特定する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、物流システムにおける荷管理方法に関し、特に、荷を特定する荷コード及び荷サイズに基づき荷の搬送先を特定する物流システムにおける荷管理方法に関する。
従来では、例えば、図5に示すように、荷Wを搬送する荷搬送コンベア33と、荷搬送コンベア33を制御するコンベア制御盤30と、荷Wに貼着されたバーコード等の荷コードを読み取るバーコードリーダ32と、荷サイズを測定する測長器34と、荷Wに関する各種情報を管理する荷管理コンピュータ31と、を備える物流システムが知られている。
荷搬送コンベア33により搬送される荷Wには、荷コードが印刷されたラベルLが貼着されている。
荷コードは荷Wの品番コードを示すバーコードであり、荷搬送コンベア33の近傍に設置されたバーコードリーダ32が荷Wのバーコードを読み取る。
バーコードリーダ32の下流側には、測長器34が設置されており、測長器34はバーコードが読み取られた後に荷サイズを測定する。
測長器34は光学的に荷サイズを測定することができ、この場合の荷サイズは荷Wの長さ、幅及び高さの3つの寸法により特定される。
バーコードリーダ32が読み取ったバーコードのデータと、測長器34が測定した荷サイズは荷搬送コンベア33のコンベア制御盤30を通じて荷管理コンピュータ31へ伝達される。
荷管理コンピュータ31は、バーコードリーダ32が読み取ったバーコードのデータ及び測長器34により測定した荷サイズに基づいて、荷Wの荷サイズに適した搬送先を特定する。
例えば、荷搬送コンベア33の下流側に、複数の自動倉庫が設置されている場合、各自動倉庫が荷Wの搬送先となり、荷Wのサイズに適した荷収容棚に荷Wが収容される。
例えば、バーコードリーダ32が荷Wのバーコードを正常に読み取り、かつ、測長器34が荷サイズを正常に測定したときは、荷管理コンピュータ31は荷Wの種類と荷サイズを正しく認識し、荷Wのサイズに適した搬送先を特定する。
この場合、荷管理コンピュータ31は、特定した搬送先へ荷Wを搬送させるように、荷搬送コンベア33のコンベア制御盤30に指示を出す。
コンベア制御盤30は、荷管理コンピュータ31の指示に基づいて特定された搬送先へ荷Wを搬送するように荷搬送コンベア33を制御する。
ところで、この種の物流システムでは、バーコードリーダ32が荷Wのバーコードを正常に読み取っても、測長器34が何らかの理由により荷サイズを測定することがができなかったり、想定外の荷サイズが測定されたりする場合がある。
例えば、図5に示すように、荷Wにおけるバーコードの読み取りはできたものの、荷サイズが測定できなかった場合である。
この場合、取得された荷コードが荷管理コンピュータ31へ伝達され、荷サイズの測定失敗を荷管理コンピュータ31は認識する。
荷管理コンピュータ31では、荷サイズが不明のために荷Wの搬送先を特定することができず、荷Wは異常対象の荷として処置され、例えば、異常対象としての荷Wはリジェクトコンベアへ搬送され、荷搬送コンベア33から取り除かれる。
なお、バーコード読取失敗の場合には、測長器34による荷サイズの測定の正常・異常に関わらず、荷Wは異常対象の荷として処理される。
ところで、物流システムの荷管理方法と関連する別の従来技術として、例えば、特許文献1に記載された物品管理システムが存在する。
このシステムでは、主にバーコード等の普遍コードを有する物品が受け入れられた場合には、物品管理システムがバーコードの読み取りにより物品に関する情報を取得する。
普遍コードを持たない物品が受け入れられた場合には、物品管理システムは独自コードを生成して、物品に貼り付けるための独自コードのラベルを印刷するほか独自コードと普遍コードとを関連付けしてデータベースに登録する。
特開2006−306561公報
図5に示す従来の物流システムにおける荷管理方法では、荷を特定するコードが正常に読み込めても、荷サイズの測定異常が発生したときは、荷の搬送先を特定することができず、この場合の荷は必ず異常対象の荷となるという問題がある。
また、特許文献1に開示された物品管理システムは、物品のサイズについては全く考慮されていないシステムであって、物品のサイズを測定する過程は存在しない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、荷コードが正常に読み取られ、荷サイズ測定の際に測定異常が生じた場合でも、特定の条件下では荷の搬送先を特定し、荷サイズの測定異常に基づく異常処理を少なくすることができる物流システムにおける荷管理方法の提供にある。
上記課題を達成するため、本発明は、荷を特定する荷コードが備えられた荷と、該荷を搬送する荷搬送コンベアと、荷コードを読み取る荷コード読取手段と、荷サイズを測定する測長器と、前記荷に関する情報を処理する荷管理コンピュータとを備え、前記荷コード読取手段により読み取られた前記荷コードと、前記測長器により測定された前記荷サイズに基づき、該荷管理コンピュータが荷の搬送先を特定する物流システムにおける荷管理方法において、前記荷コードと、該荷コードに対応する前記荷サイズを前記管理コンピュータに予め記憶しておき、搬送先が特定されていない前記荷の荷コードが正常に読み取られ、かつ、前記荷サイズ測定にて測定異常を生じたとき、読み取られた前記荷コードに基づいて、前記管理コンピュータに予め記憶された前記荷サイズを呼び出して荷の搬送先を特定することを特徴とする。
本発明によれば、荷コード読取手段は搬送過程にある荷の荷コードを読み取り、測長器は荷サイズを測定する。
荷コード読取手段が、荷コードを正常に読み込むことができ、かつ、測長器が荷サイズの測定の際に測定異常を生じると、荷コードが荷管理コンピュータへ伝達されるとともに、荷管理コンピュータは荷サイズの測定異常を認識する。
この場合、測定異常となった荷と同じ荷の荷コードが荷サイズとともに荷管理コンピュータに予め記憶されていると、荷管理コンピュータは読み取った荷コードに基づいて、予め記憶されている荷サイズを呼び出して荷の搬送先を特定する。
測定異常となった荷と同じ荷の荷コードが荷管理コンピュータに予め記憶されていない場合には異常対象の荷として異常処理される。
荷コードと、荷コードと対応する荷サイズが予め荷管理コンピュータに多く登録されるほど、荷サイズの測定異常による異常処理を少なくすることができる。
本発明によれば、荷コードが正常に読み取られ、荷サイズ測定の際に測定異常が生じた場合でも、特定の条件下では荷の搬送先を特定し、荷サイズの測定異常に基づく異常処理を少なくすることができる物流システムにおける荷管理方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係る物流システムについて図1〜図4に基づき説明する。
図1に示す物流システム10は、複数の自動倉庫11と、荷Wを搬送する荷搬送コンベア15と、荷Wに関する情報を管理する荷管理コンピュータ21を有する。
物流システム10は、作業者等の入力による搬送要求に基づき、荷搬送コンベア15により荷Wを搬送し、荷Wが備える荷コードを読み取るとともに荷サイズを測定し、荷管理コンピュータ21が荷コード及び荷サイズに基づいて荷W毎の搬送先を特定し、特定された搬送先へ荷Wを搬送するシステムである。
自動倉庫11は荷収容棚12とスタッカクレーン13との組み合せにより構成されている。
荷収容棚12には上下及び水平方向に区画された複数の空間部が形成されており、各空間部は荷Wを収容する荷収容部を構成する。
スタッカクレーン13は荷収容棚12に沿って敷設された軌道上を往復走行するほか、荷収容棚12の各荷収容部に対して荷Wの出し入れを行う。
荷収容棚12及びスタッカクレーン13は従来から知られた公知のものである。
この実施形態では1〜N台の自動倉庫11が配設されており、各自動倉庫11のスタッカクレーン13は自動倉庫11の台数に合わせて1〜N号機としている。
荷搬送コンベア15は、所定の場所から投入された荷Wを自動倉庫11へ搬送するためのコンベアである。
荷搬送コンベア15は、図1に示すように、本流コンベア部16と、分岐コンベア部17と、リジェクトコンベア部18と、バーコードリーダ19と、測長器22と、コンベア制御盤20とを有する。
本流コンベア部16は略U字状の搬送路を形成しており、本流コンベア部16の上流端は荷Wの投入位置Sを臨んで設置されている。
本流コンベア部16の上流端から下流側端へ向かう間には、複数の分岐点Pが設けられている。
各分岐点Pには分岐コンベア部17が接続されており、各分岐点Pの数は自動倉庫11の数と対応している。
分岐コンベア部17の下流端は対応する自動倉庫11と接続されている。
分岐点Pの数と自動倉庫11の数は荷Wの搬送先の数と対応する。
各分岐点Pには分岐コンベア部17と本流コンベア部16への荷Wの搬送を切り換える切り換え手段(図示せず)が備えられている。
この実施形態に係る荷搬送コンベア15は入庫専用のコンベアである。
荷搬送コンベア15の下流端はリジェクトコンベア部18となっている。
リジェクトコンベア部18は、荷管理コンピュータ21により荷Wの搬送先が特定されない異常処理の場合に、異常対象の荷Wを取り出すコンベア部である。
本流コンベア部16における最も上流側の分岐点Pの上流側には、バーコードリーダ19が設置されている。
バーコードリーダ19は搬送過程にある荷Wに貼着されている荷コードとしてのバーコードを光学的に読み取る設備である。
バーコードリーダ19の下流側には、測長器22が設置されている。
測長器22は荷搬送コンベア15を跨ぐ門型のフレームを備えており、このフレームに多数の光学センサが設けられている。
光学センサは荷搬送コンベア15の搬送面上において複数の走査光を形成し、測長器22は荷Wによる特定の走査光の遮断により荷サイズを測定する。
この実施形態では、測長器22は荷サイズを特定する荷Wの長さ、幅、高さを測定する。
バーコードリーダ19及び測長器22はコンベア制御盤20と接続されている。
コンベア制御盤20は荷搬送コンベア15の各部を制御する制御盤である。
この実施形態のコンベア制御盤20は、荷管理コンピュータ21と通信可能に接続されている。
コンベア制御盤20は、バーコードリーダ19により読み取られたバーコードのデータと、測長器22により測定された荷サイズのデータとを荷管理コンピュータ21へ伝達する。
コンベア制御盤20は、荷Wの搬送先が特定された後に荷管理コンピュータ21からの指示の伝達を受ける。
この実施形態の荷搬送コンベア15が搬送する荷Wは、具体的には商品が収容されたダンボール箱である。
ダンボール箱内には荷W毎に所定数の商品が収容されている。
この実施形態では、荷Wの種類は収容されている商品の種類と対応する。
荷Wの外側には、バーコードを印刷したラベルLが貼着されている。
ラベルLはバーコードリーダ19の読み取り可能な範囲に貼着されている。
ラベルLに印刷されたバーコードは、荷Wを特定するコードであり、例えば、品番コードである。
この物流システム10では、取り扱われるダンボール箱のサイズが複数種あることから、荷Wの荷サイズは複数種類存在する。
図1では、説明の便宜上、荷サイズの種類に関わらず荷Wを共通の符号により示す。
荷管理コンピュータ21は、荷Wに関するデータや処理に関するプログラムを記憶する機能と、プログラムを実行して荷Wに関するデータを処理して各種の判断を行う機能と、コンベア制御盤20への指示を伝達する機能と、データ入力及び情報表示の機能と、を備えている。
荷管理コンピュータ21が管理する荷Wに関するデータは、搬送要求により作成される荷搬送データと、バーコードリーダ19により読み取られたバーコードのデータと、測長器22により読み取られた荷サイズのデータである。
この実施形態では、荷Wに関するデータや処理に関するプログラムが荷管理コンピュータ21に記憶されている。
プログラムは、バーコードリーダ19により読み取ったバーコードのデータと、測長器22により測定した荷サイズのデータに基づいて、荷サイズに適した荷Wの搬送先を特定する処理を行うほか、バーコードリーダ19により読み取ったバーコードのデータと、測長器22により測定した荷サイズのデータを履歴データとして記憶する処理を行う。
また、荷管理コンピュータ21は、バーコードリーダ19により荷Wのバーコードのデータ読み取りが正常であって、測長器22による荷サイズの測定が測定異常の場合に、履歴データの情報を用いて荷Wの搬送先を特定する処理を行うプログラムを備える。
なお、測定異常とは、測長器22による荷サイズの測定失敗のほか、測長器22が測定不能な荷サイズの荷Wを測定した場合と、規定外の荷サイズを測定した場合に発生する異常である。
測定失敗は測長器22の故障が主な原因となり、測定不能な荷サイズの荷Wの測定や規定外の荷サイズの測定は、荷搬送コンベア15の空転や搬送面での荷Wの滑り、あるいはダンボール箱の蓋が開いている等の荷姿異常が主な原因である。
図2は、物流システム10による荷管理の手順の一部を示すフローチャートである。
図2は、具体的には測長器22による荷サイズの測定が測定異常の場合に、履歴データの情報を用いて荷Wの搬送先を特定する処理を含むフローチャートである。
図2に示すフローチャートは、荷Wのバーコードの読み取りと、荷サイズの測定を行うステップ1と、荷Wのバーコード読み取りと、荷サイズの測定が正常か否かを判断するステップ2と、バーコード読み取りが正常であって、かつ、荷サイズの測定が測定異常であるか否かを判断するステップ3と、履歴データにバーコード及び荷サイズが存在するか否かを判断するステップ4と、荷Wの搬送先特定の処理又は異常処理を行うステップ5と、から構成されている。
ステップ2の判断では、荷Wのバーコード読み取りと、荷サイズの測定の両方が正常である場合には、ステップ5における荷Wの搬送先特定へ進み、いずれか一方が正常でない場合にステップ3へ進む。
ステップ3の判断では、バーコード読み取りが正常であって、かつ、荷サイズ測定異常の場合にはステップ4へ進み、バーコード読み取りが正常でない場合には、ステップ5における異常処理へ進む。
ステップ4では、測定異常の荷Wと同じ荷Wの荷データと荷サイズが履歴データに存在する場合には、ステップ5における荷Wの搬送先特定の処理へ進み、履歴データに存在しない場合にはステップ5におけるリジェクトコンベアへ荷Wを搬送する処理へ進む。
このフローチャートによる処理の後に、荷Wの搬送先の特定に基づく荷Wの搬送先への搬送又は、異常処理としてのリジェクトコンベア部18への荷Wの搬送を行う過程を含む処理が実行される。
次に、この実施形態に係る物流システム10における荷管理の手順について説明する。
オペレータの入力作業等による搬送要求が生じると、荷管理コンピュータ21は、搬送要求の対象となる荷Wのデータである荷搬送データを作成する。
荷Wが荷搬送コンベア15により搬送されると、図2のステップ1に従い、バーコードリーダ19は搬送過程の荷Wのバーコードを読み取り、測長器22は荷サイズを測定する。
バーコードリーダ19によるバーコードの読み取り結果と、測長器22による荷サイズの測定結果はコンベア制御盤20から荷管理コンピュータ21へ伝達される。
次に、図2のステップ2において、荷管理コンピュータ21は、荷Wのバーコード読み取りと、荷サイズの測定が正常か否かを判断する。
ステップ2において、バーコード読み取りと、荷サイズの測定が正常と判断されたパターンでは、図2のステップ5における荷Wの搬送先特定の処理へ進む。
このパターンでは、荷管理コンピュータ21は、読み取られたバーコードと測定された荷サイズに基づき荷Wの搬送先を特定する。
このとき、測定された荷サイズに適した搬送先として、自動倉庫11の荷収容棚12における特定の荷収容部を選択する。
例えば、比較的荷サイズが大きい荷Wであれば、大きな収容サイズを有する荷収容部が搬送先となり、逆に小さい荷サイズの荷Wの場合には、小さな収容サイズを有する荷収容部が搬送先として特定すればよい。
荷Wの搬送先が特定されると、荷管理コンピュータ21は、バーコードと荷サイズを履歴データとして記憶する。
履歴データは、図3に示すように、過去に搬送した荷Wのバーコードのデータと荷サイズのデータである。
荷管理コンピュータ21は、コンベア制御盤20に対して荷Wを特定された搬送先へ搬送する指示を出す。
指示を受けたコンベア制御盤20は荷搬送コンベア15の各部を制御し、特定された搬送先に対応する分岐コンベア部17へ荷Wを搬送する。
分岐コンベア部17に搬送された荷Wは、自動倉庫11のスタッカクレーンにより特定された搬送先へ荷Wを移載する。
次に、バーコード読み取りと、荷サイズの測定が共に正常なパターン以外のパターンについて説明する。
具体的には、バーコード読取正常であって、荷サイズの測定が測定異常のパターンと、バーコード読取異常であって、荷サイズの測定が正常であるパターンと、バーコード読取異常であって、荷サイズの測定も測定異常のパターンの3パターンが考えられる。
いずれのパターンも、荷Wのバーコード読み取り及び荷サイズの測定が共に正常ではないので、ステップ2では、荷管理コンピュータ21は、バーコード読取正常で荷サイズ測定異常か否かの判断をするステップ3へ進む。
バーコード読取異常であって、荷サイズの測定が正常であるパターンと、バーコード読取異常で、荷サイズの測定が測定異常であるパターンは、ステップ3において、荷管理コンピュータ21はステップ5の異常処理へ進む判断をする。
これらのパターンでは、異常処理のステップへ進むと、荷管理コンピュータ21は異常対象の荷Wとしてリジェクトコンベア部18へ荷Wを搬送するように、コンベア制御盤20へ指示を出す。
指示を受けた荷搬送コンベア15は、異常処理の対象の荷Wをリジェクトコンベア部18へ搬送する。
次に、バーコード読取正常であって、荷サイズの測定が測定異常であるパターンについて説明する。
このパターンでは、図2のステップ3において、荷管理コンピュータ21はステップ4へ進む判断をする。
ステップ4では、荷管理コンピュータ21は、バーコードを読み取った荷Wと同じ荷Wのバーコード及び荷サイズが履歴データにあるか否かの判断をする。
バーコードを読み取った荷Wと同じ荷Wのバーコード及び荷サイズが履歴データにあると、荷管理コンピュータ21が判断した場合、ステップ5における荷Wの搬送先特定の処理へ進む。
この場合、荷Wの搬送先特定の処理では、荷管理コンピュータ21が、バーコードを読み取った荷Wと同じ荷Wの荷サイズを荷履歴データから呼び出す。図4に示すように、 読み取られたバーコードと、呼び出された荷サイズに基づき荷Wの搬送先を特定する。
荷管理コンピュータ21は、コンベア制御盤20に対して荷Wを特定された搬送先へ搬送する指示を出す。
指示を受けたコンベア制御盤20は荷搬送コンベア15の各部を制御し、荷Wを特定された搬送先に対応する分岐コンベア部17へ搬送する。
分岐コンベア部17に搬送された荷Wは、自動倉庫11のスタッカクレーンにより特定された搬送先へ荷Wを移載する。
ところで、荷Wのバーコード読み取りが正常であって荷サイズの測定が測定異常と判断され、バーコードを読み取った荷Wと同じ荷Wのバーコード及び荷サイズが履歴データに存在しない場合には、ステップ4からステップ5の異常処置へ進む。
この場合、異常処理のステップへ進むと、荷管理コンピュータ21は異常対象の荷Wとしてリジェクトコンベア部18へ荷Wを搬送するように、コンベア制御盤20へ指示を出す。
支持を受けた荷搬送コンベア15は、異常処理の対象の荷Wをリジェクトコンベア部18へ搬送する。
なお、バーコードが正常に読み取られ、荷サイズが測定される場合であっても、測定された荷サイズが規定外であって、繰り返して規定外の荷サイズが測定される場合には、測長器22あるいは荷搬送コンベア15が故障であると判断することもできる。
この実施形態では以下の効果を奏する。
物流システム10の荷管理によれば、バーコードの読み取りが正常であって、荷サイズの測定が測定異常の場合であっても、履歴データに同じ荷Wのバーコード及び荷サイズが存在すれば、読み取られたバーコードに基づいて、同じ荷Wの荷サイズを呼び出して荷Wの搬送先を特定することができる。
従って、物流システム10の荷管理によれば、バーコードと、バーコードと対応する荷サイズが履歴データとして予め荷管理コンピュータ21に多く登録されているほど、荷サイズの測定異常による異常処置を少なくすることができる。
なお、上記の実施形態は、本発明の一実施形態を示すものであり、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○上記の実施形態では、荷コードとしてバーコードの例を紹介したが、バーコードに限らず、印刷により比較的表示が容易なQRコード(登録商標)や数字コードを用いてもよく、この場合、荷コード読取手段は光学的にQRコード(登録商標)や数字コードを読み取ることができる構成の機器であればよい。また、バーコードやQR(登録商標)のほかRFIDのような非接触式の電子タグを用いてもよく、この場合、荷コード読取手段は電子タグの情報を取得するタグ読取機を用いるようにする。
○上記の実施形態では、荷サイズとして、荷の長さ、幅、高さの3要素について測長器により測定するとしたが、例えば、荷の高さだけを測定して荷サイズを特定してもよい。この場合、荷の搬送先が荷の高さにより特定され、荷の幅や長さが考慮されない。このように荷サイズは荷の長さ、幅、高さの少なくとも1つの要素により特定されるようにすればよい。
○上記の実施形態では、商品が収容されたダンボール箱を荷としたが、コンテナ、バケット、パレットを用いてもよく荷の形態は自由であり、荷サイズの種類数は複数以上であれば限定されない。自動倉庫の荷収容棚にはサイズが異なる荷収容部が設けられたが、自動倉庫の荷収容棚は、異なるサイズの荷を一つの棚に複数個収容することができるフリーロケーションタイプの荷収容棚であってもよい。また、自動倉庫毎に荷サイズに対応する荷収容部を備えた荷収容棚を用いてもよい。
○上記の実施形態では、荷の搬送先が複数の自動倉庫であって入庫専用の物流システムについて説明したが、本発明は荷の搬送先が複数存在する物流システムであれば適用でき、例えば、荷の搬送先として複数の出庫先を有する出庫ラインに適用することも可能である。
○上記の実施形態では、過去に搬送した荷のバーコードと荷サイズを履歴データとして荷管理コンピュータが記憶するようにしたが、例えば、荷に関する全ての情報を備えた荷マスタデータを予め荷管理コンピュータに管理させてもよく、この場合、履歴データの有無に関わらず、荷コードの読み取りが正常で、荷サイズの測定が測定異常であっても荷マスタデータの荷サイズを呼び出すことができ、読み取った荷コードと荷マスタデータの荷サイズに基づき荷の搬送先を特定することができる。また、この場合、測長器による荷サイズの測定が不可能な荷についても、予め荷コードと荷サイズを荷マスタデータとして登録することにより、測長器による測定不能が生じても荷の搬送先を特定することができる。
本発明の実施形態に係る物流システムの概略構成を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る物流システムによる荷管理の手順の一部を示すフローチャートである。 物流システムの荷管理を説明する説明図であり、荷の搬送先を特定する処理においてバーコード読取と荷サイズの測定が共に正常な場合の説明図である。 物流システムの荷管理を説明する説明図であり、荷の搬送先を特定する処理においてバーコード読取正常で荷サイズの測定が測定異常の場合の説明図である。 従来の物流システムにおける荷管理を説明する説明図であり、荷の搬送先を特定する処理においてバーコード読取正常で荷サイズの測定が測定異常の場合の説明図である。
符号の説明
10 物流システム
11 自動倉庫
12 荷収容棚
13 スタッカクレーン
15、33 荷搬送コンベア
16 本流コンベア部
17 分岐コンベア部
18 リジェクトコンベア部
19、32 バーコードリーダ(荷コード読取手段)
20、30 コンベア制御盤
21、31 荷管理コンピュータ
22、34 測長器
W 荷
P 分岐点
S 投入位置

Claims (1)

  1. 荷を特定する荷コードが備えられた荷と、該荷を搬送する荷搬送コンベアと、荷コードを読み取る荷コード読取手段と、荷サイズを測定する測長器と、前記荷に関する情報を処理する荷管理コンピュータとを備え、前記荷コード読取手段により読み取られた前記荷コードと、前記測長器により測定された前記荷サイズに基づき、該荷管理コンピュータが荷の搬送先を特定する物流システムにおける荷管理方法において、
    前記荷コードと、該荷コードに対応する前記荷サイズを前記管理コンピュータに予め記憶しておき、
    搬送先が特定されていない前記荷の荷コードが正常に読み取られ、かつ、前記荷サイズ測定にて測定異常を生じたとき、
    読み取られた前記荷コードに基づいて、前記管理コンピュータに予め記憶された前記荷サイズを呼び出して荷の搬送先を特定することを特徴とする物流システムにおける荷管理方法。
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