JP2001241816A - 保冷庫 - Google Patents
保冷庫Info
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- JP2001241816A JP2001241816A JP2000056423A JP2000056423A JP2001241816A JP 2001241816 A JP2001241816 A JP 2001241816A JP 2000056423 A JP2000056423 A JP 2000056423A JP 2000056423 A JP2000056423 A JP 2000056423A JP 2001241816 A JP2001241816 A JP 2001241816A
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Abstract
し、また簡単な構成により1台で冷凍と冷蔵を使い分け
できる保冷庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵する場合には、後面ドア17を開け
て、冷凍の場合の水平状態にあった仕切板22と収納皿
23を垂下状態として、保冷剤収納室12を仕切部材2
0により二分する。そして、保冷剤収納室12内の仕切
部材20より後方の底面上にドライアイス13を載置す
る。次に、前記後面ドア17を閉めるが、循環用送風機
15により前記物品収納室3内の空気が通風ダクト14
内に導かれ、前記保冷剤収納室12の底面及び両側面と
熱交換した空気は前記物品収納室3に送られて循環し、
庫内の食品等を冷蔵保存することになる。
Description
で、詳述すれば、ドライアイス等の保冷剤を用いた保冷
庫に関するもので、特に食品等を冷凍又は冷蔵状態で航
空機やトラック等の輸送手段に搭載して使用する保冷コ
ンテナとして使用する場合に好適な保冷庫に関するもの
である。
に、冷却設備はなく保冷を函体の断熱だけによるもの、
機械式冷凍機を搭載しているもの、蓄冷剤を用いるも
の、ドライアイス等の保冷剤を用いるもの、或いはこれ
らの組合せ使用によるもの等がある。
ものは、特開平9−272588号公報に開示されてい
る。斯かる公報によれば、庫内上部にドライアイス収納
部を配置し、自然対流で庫内を冷却するようにしてい
る。
イスの収納量で異なり(量が多いほど低温になる)、庫
内温度を一定時間保持するにはドライアイスの収納量が
多いほど長く、特に自然対流では外気温度から所定の庫
内温度までの到達時間が長時間となる。
は、外気温度から所定の庫内温度までの到達時間が長時
間となるため、本発明はファンを用いて庫内空気を強制
循環させて前記到達時間を短時間とし、また簡単な構成
により1台で冷凍と冷蔵を使い分けできるようにしたも
のである。
を断熱性材で構成し、少なくとも一面の開口部には開閉
用ドアが設けられた保冷庫であって、食品等を収納する
物品収納室と、該物品収納室の上部に保冷剤を収納する
保冷剤収納室と、前記物品収納室と保冷剤収納室との間
に形成された通風ダクトとを備え、送風機により前記物
品収納室内空気を前記通風ダクト内に導き、前記保冷剤
収納室の底面と熱交換させた空気を前記物品収納室に送
るようにして循環させるようにしたものである。
少なくとも一面の開口部には開閉用ドアが設けられた保
冷庫であって、食品等を収納する物品収納室と、該物品
収納室に隣設して保冷剤を収納する保冷剤収納室と、前
記物品収納室と保冷剤収納室との間に形成された通風路
と、該通風路には前記物品収納室内空気の取込み用の送
風機と通気路内で前記保冷剤収納室の壁面と熱交換させ
た空気を前記物品収納室に吹出すための吹出口とで成る
冷却装置と、前記保冷剤収納室を複数に分割可能とする
仕切部材とから構成したものである。
収納室を複数に分割したときに保冷剤を収納するために
使用する収納皿を、前記仕切部材に設けたものである。
スターを設けて、保冷コンテナとして使用可能としたも
のである。
の形態について説明する。1は航空機やトラック等の輸
送手段に積載される保冷コンテナとして使用される保冷
庫で、下面の四隅には移動し易いようにキャスター2が
設けられている。該保冷庫1はその内壁が金属材料、例
えばステンレスで形成されて、食品等を収納するための
物品収納室3が形成された断熱箱状を呈し、その前面開
口部にはヒンジ4により開閉可能な前面ドア5が設けら
れている。6は前面ドア5のロック機構で、その把手7
の操作によりロック機構6が解除され前面ドア5は開
く。
の側壁間に、例えばステンレスの区画板10が水平に設
けられてその下方を前記物品収納室3とし、上方を冷却
のための空間11としている。12は保冷剤、例えばド
ライアイス13を収納載置するための保冷剤収納室で、
該保冷剤収納室12は箱状を呈しており、ドライアイス
13を載置する底面は熱伝導率の良好な金属材料、例え
ばアルミニウムで形成され、その他の面はステンレスで
形成している。
ばDC12ボルトのバッテリー電源を用いて運転される
循環用送風機15が前後に夫々設けられ、前記保冷剤収
納室12と前記区画板10との間には通風ダクト14が
形成され、前記区画板10の右部に吹出口16を開口し
ている。従って、循環用送風機15と吹出口16とで冷
却装置が構成され、前記物品収納室3と前記保冷剤収納
室12とは隣設して配置されることになる。即ち、循環
用送風機15により前記物品収納室3内空気が前記通風
ダクト14内に導かれ、前記保冷剤収納室12の底面及
び両側面と熱交換した空気は前記物品収納室3に送られ
て循環することになる。
庫内温度が、例えばマイナス20度Cとなるように、ま
た冷蔵庫として使用する場合には、庫内温度が、例えば
0度C〜10度Cの間の任意の温度になるように、サー
モスタット(図示せず)を用いて前記循環用送風機15の
運転及び停止を制御する。
が設けられ、図2のように開くと前記保冷剤収納室12
の後面が開口することなり、該収納部12にドライアイ
ス13を載置できる。尚、該後面ドア17を閉めると、
前記保冷剤収納室12は略密閉状態になるが、ドライア
イス13が昇華して発生した炭酸ガスは該ドア17に設
けた通気孔より庫外へ排出されるので、庫内の収納物に
は影響を及ぼさない。
の収納量で異なり(量が多いほど低温になる)、庫内温
度を一定時間保持するにはドライアイス13の収納量が
多いほど長い。また、食品等の種類によっては鮮度保持
のため冷凍或いは冷蔵する必要があるが、冷凍、冷蔵の
温度帯はドライアイス13の載置面積を調節すれば良い
ので、冷凍或いは冷蔵するには以下のように構成する。
2内に該収納部12を前後に二分可能とする仕切部材2
0を設ける。該仕切部材20は、大きく分けて前記保冷
庫1の上壁内面にビス止め固定される左右一対の支持部
材21と、該支持部材21に回動可能に支持されて保冷
剤収納室12を前後に分割可能とする仕切板22と、該
仕切板22に回動可能に軸支されるドライアイス収納用
のステンレス製の収納皿23とからなる。
部材21は概ねL字形状を呈し、その上面24には前記
保冷庫1の上壁内面にビス止め固定するための取付孔2
5が開設され、また対向面26には3個のピン27、2
8、29が立設されている。
結する連結部30と、該連結部30が回動することによ
り前記保冷剤収納室12を前後に分割可能とする仕切面
31とから成る。前記連結部30には前記各ピン29が
嵌合する長孔形状の案内孔32が開設されると共に、前
記保冷剤収納室12を前後に分割するときには上方の前
記ピン27に係止し、分割しないときには下方の前記ピ
ン28に係止するストッパー部33が形成されている。
また、該連結部30のストッパー部33とは反対側の他
端には前記仕切面31が固定されている。
たときの上面及び前面が開口しており、また前記仕切板
22の仕切面31が垂下して前記保冷剤収納室12を前
後に仕切った状態で回動して載置面が上方を向いたとき
に仕切板22に当接して水平となるように維持するため
のストッパー34が夫々設けられる。
1に、前記収納皿23の載置面に夫々開設した回動用の
操作孔である。
収納皿23は、目的の温度及びその保持継続時間に応じ
てその容積や底面積を種々変更すれば良く、ドライアイ
ス13の収納量、収納面積によっても、変更可能であ
る。
いて説明する。先ず、図4、7、12に基づき、冷凍庫
として使用する場合について説明する。初めに、後面ド
ア17を開けて前記仕切板22の仕切面31及び前記収
納皿23を水平状態にして、前記保冷剤収納室12の底
面上に全域に亘ってドライアイス13を載置する。この
場合、ピン29が案内孔32内の仕切面31寄りにあ
り、ピン28にストッパー部33が係止することによ
り、仕切面31が前述のように水平状態に保持され、前
記収納皿23も同様に水平状態となる。
用送風機15により前記物品収納室3内の空気が前記通
風ダクト14内に導かれ、前記保冷剤収納室12の底面
及び両側面と熱交換した空気は前記物品収納室3に送ら
れて循環することになる。そして、約1時間半超経過し
て庫内温度がマイナス20度Cとなったら、前面ドア5
を開けて物品収納室3内にアイスクリームや冷凍食品等
を収納した後、該前面ドア5を閉める。
0リットルで、ドライアイス13を23Kg用いて、周
囲温度が比較的高い30度C、サーモスタットでマイナ
ス18度Cで送風機15を運転させマイナス20度Cで
停止させることにより、庫内温度が約マイナス20度C
で10時間程度維持保冷できる。勿論、これよりも長時
間保冷する場合には、ドライアイス13の量を増加させ
れば良い。
して、周囲温度が高いときに使用する場合について説明
する。先ず後面ドア17を開けて、前記操作孔35、3
6に指を差込み手前上方に引くと、前記ピン29が案内
孔32内を摺動しながら、前記ピン28とストッパー部
33の係止が解かれて、自重で前記仕切板22及び収納
皿23が回動する。その回動途中が図8に示されてい
る。そして、前記仕切板22の仕切面31及び前記収納
皿23が垂下状態となり、前記保冷剤収納室12は仕切
部材20により二分される。この場合、ピン29が案内
孔32内のストッパー部33寄りにあり、ピン27に該
ストッパー部33が係止し前記仕切面31及び前記収納
皿23を垂下状態とする。そして、前記保冷剤収納室1
2内の仕切部材20より後方の底面上にドライアイス1
3を載置する。この場合、ドライアイス13の量は前述
の冷凍の場合の約半分、具体的には10Kgとなる。次
に、前記後面ドア17を閉めて、約1時間半経過して、
前述のように冷却され庫内温度が4度C前後となった
ら、前面ドア5を開けて物品収納室3内に冷蔵食品等を
収納した後、該前面ドア5を閉める。即ち、周囲温度が
30度Cのときに、前記サーモスタットで6度Cで送風
機15を運転させ4度Cで停止させることにより、庫内
温度が約4度Cで10時間程度維持保冷できる。
して、前述よりは周囲温度が低いときに使用する場合に
ついて説明する。先ず後面ドア17を開けて、前記収納
皿23の前記操作孔36に指を差込み手前下方に引く
と、図10に示すように、該収納皿23は回動する。更
に回動すると、図11に示すように、収納皿23のスト
ッパー34が仕切板22に当接し、仕切面31と収納皿
23とは直角をなす位置で停止する。そして、前記保冷
剤収納室12内の収納皿23内にドライアイス13を載
置する。この場合、ドライアイス13の量は前述の冷蔵
の場合の約半分となり、しかも収納皿23は保冷剤収納
室12内に浮いており、収納室12の底壁とは離れてい
る。次に、前記後面ドア17を閉めて、前述のように冷
却され庫内温度が、例えば4度C前後となったら、前面
ドア5を開けて物品収納室3内に冷蔵食品等を収納した
後、該前面ドア5を閉める。
き、ドライアイス13を7Kg用いて、前記サーモスタ
ットで6度Cで送風機15を運転させ4度Cで停止させ
ることにより、前述の如く、庫内温度が約4度Cで10
時間程度維持保冷できる。
から所定の庫内温度までの到達時間が短時間とすること
ができ、また簡単な構成により1台で冷凍と冷蔵を使い
分けすることできる。
分割したときに保冷剤を収納するために使用する収納皿
を仕切部材に設けたことにより、三種類の温度帯で使用
できる。
けることにより、保冷コンテナとしても使用できる。
る場合の使用態様を示す。
蔵する場合の使用態様を示す。
納皿を用いて冷蔵する場合の使用態様を示す。
示す縦断右側面図である。
材の移動状態を示す縦断右側面図である。
示す縦断右側面図である。
り高い温度で冷蔵する場合の仕切部材の移動状態を示す
縦断右側面図である。
部材等の縦断右側面図である。
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
部材等の斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 壁材を断熱性材で構成し、少なくとも一
面の開口部には開閉用ドアが設けられた保冷庫であっ
て、食品等を収納する物品収納室と、該物品収納室の上
部に保冷剤を収納する保冷剤収納室と、前記物品収納室
と保冷剤収納室との間に形成された通風ダクトとを備
え、送風機により前記物品収納室内空気を前記通風ダク
ト内に導き、前記保冷剤収納室の底面と熱交換させた空
気を前記物品収納室に送るようにして循環させるように
したことを特徴とする保冷庫。 - 【請求項2】 壁材を断熱性材で構成し、少なくとも一
面の開口部には開閉用ドアが設けられた保冷庫であっ
て、食品等を収納する物品収納室と、該物品収納室に隣
設して保冷剤を収納する保冷剤収納室と、前記物品収納
室と保冷剤収納室との間に形成された通風路と、該通風
路には前記物品収納室内空気の取込み用の送風機と通気
路内で前記保冷剤収納室の壁面と熱交換させた空気を前
記物品収納室に吹出すための吹出口とで成る冷却装置
と、前記保冷剤収納室を複数に分割可能とする仕切部材
とから成ることを特徴とする保冷庫。 - 【請求項3】 前記仕切部材が前記保冷剤収納室を複数
に分割したときに保冷剤を収納するために使用する収納
皿を、前記仕切部材に設けたことを特徴とする請求項2
に記載の保冷庫。 - 【請求項4】 底面にキャスターを設けて、保冷コンテ
ナとして使用可能としたことを特徴とする請求項1、2
又は3に記載の保冷庫。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000056423A JP4301682B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 保冷庫 |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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---|---|
JP2001241816A true JP2001241816A (ja) | 2001-09-07 |
JP4301682B2 JP4301682B2 (ja) | 2009-07-22 |
Family
ID=18577374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000056423A Expired - Fee Related JP4301682B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 保冷庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4301682B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003004A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 低温庫 |
NL2024403A (en) | 2019-02-20 | 2020-08-27 | E Thermogentek Co Ltd | Cold insulation container |
-
2000
- 2000-03-01 JP JP2000056423A patent/JP4301682B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003004A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 低温庫 |
JP4553638B2 (ja) * | 2004-06-17 | 2010-09-29 | 三洋電機株式会社 | 低温庫 |
NL2024403A (en) | 2019-02-20 | 2020-08-27 | E Thermogentek Co Ltd | Cold insulation container |
US11674733B2 (en) | 2019-02-20 | 2023-06-13 | E-ThermoGentek Co., Ltd. | Cold insulation container |
Also Published As
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---|---|
JP4301682B2 (ja) | 2009-07-22 |
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