JP2001241788A - 氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システム - Google Patents

氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システム

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JP2001241788A
JP2001241788A JP2000051694A JP2000051694A JP2001241788A JP 2001241788 A JP2001241788 A JP 2001241788A JP 2000051694 A JP2000051694 A JP 2000051694A JP 2000051694 A JP2000051694 A JP 2000051694A JP 2001241788 A JP2001241788 A JP 2001241788A
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Japan
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heat storage
ice
condenser
cooling
storage tank
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JP2000051694A
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Inventor
Yoshinori Inoue
良則 井上
Nozomi Kusumoto
望 楠本
Yuji Yoshitake
裕二 吉竹
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷用の冷凍回路の圧縮機や凝縮器を利用し
て躯体蓄熱および追いかけ運転による冷房を行えるよう
にする。 【解決手段】 圧縮機1と凝縮器2と膨張弁3と製氷機
4とからなる冷凍回路5に、凝縮器2の出口側と圧縮機
1の中間ポート1aとにわたって、製氷機4と膨張弁3
に対して並列に補助冷凍回路6を接続し、その補助冷凍
回路6に熱交換器8を設ける。製氷機4で生成した氷を
氷蓄熱槽13に蓄える。床スラブWに冷熱を蓄える躯体
蓄熱装置(室内冷房装置)9と躯体蓄熱用凝縮器(冷房
用凝縮器)10とを設け、両者間で冷媒を自然循環流動
させる。夜間に、熱交換器8と躯体蓄熱用凝縮器10と
の間でバイノサーム溶液を循環して躯体蓄熱を行う。昼
間に冷房負荷が高くて躯体に蓄えられた冷熱分では不足
したときに、熱交換器8と躯体蓄熱用凝縮器10との間
でバイノサーム溶液を循環して追いかけ運転による冷房
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷機で氷を生成
するとともに、生成した氷を氷蓄熱槽に蓄え、かつ、躯
体蓄熱を行うとともに、躯体に蓄えられた冷熱によって
冷房を行えるように構成した氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱
型冷房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冷房システムとしては、
図6の概略構成図に示すようなものがあった。
【0003】この従来例によれば、圧縮機01と凝縮器
02と膨張弁03と製氷機04とからなる冷凍回路05
が設けられている。製氷機04に、第1のポンプ06を
介装した供給管07と、返送管08とを介して氷蓄熱槽
09が接続され、製氷機04で生成された氷を蓄えるよ
うに構成されている。
【0004】氷蓄熱槽09の底部と上部のノズル010
とが、第2のポンプ011を介装した取り出し管012
を介して接続され、その取り出し管012に躯体蓄熱用
凝縮器013が介装され、氷蓄熱槽09から氷含有液体
を取り出して躯体蓄熱用凝縮器013に供給し、躯体蓄
熱用凝縮器013で熱交換した後の氷含有液体を氷蓄熱
槽09に戻すように冷熱供給回路014が構成されてい
る。
【0005】建物の床スラブWの下部の天井空間内に、
床スラブW(躯体)に冷風を吹き付けて床スラブWに冷
熱を蓄える躯体蓄熱装置015が設けられ、躯体蓄熱装
置015と躯体蓄熱用凝縮器013とが、気体と液体と
に相変化する冷媒を封入した冷媒配管016を介して接
続されている。
【0006】躯体蓄熱装置015の送風ダクト017に
ダンパー018が設けられ、そのダンパー018の切り
換えによって送風方向を切り換え、床スラブWに冷風を
吹き付けて床スラブWに冷熱を蓄える躯体蓄熱状態と、
室内側に冷風を供給して冷房を行う室内冷房状態とに切
り換えられるように構成されている。すなわち、室内冷
房装置兼用の躯体蓄熱装置に構成されている。
【0007】上記構成により、夜間に、安価な夜間電力
を用いて製氷機04で氷を生成し、その氷を利用して床
スラブWに冷熱を蓄えるとともに氷蓄熱槽09に氷を蓄
え、昼間などに、床スラブWに蓄えられた冷熱と、氷蓄
熱槽09に蓄えられた氷または氷を含有した液体を用い
て冷房を行い、冷房を経済的に行えるように構成されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
場合、躯体に蓄熱する冷熱の全量を氷蓄熱槽09内の氷
から得るように構成している。そのため、例えば、ピー
ク負荷に見合った分の全量を躯体蓄熱と氷蓄熱とによっ
て賄おうとした場合、常に十分な氷を蓄えるために氷蓄
熱槽09が大型化してイニシャルコストが高くなる欠点
があり、かつ、多量の氷を製氷するために、製氷時間が
長くなってランニングコストが高くなるか製氷機04が
大型化してイニシャルコストが高くなる欠点があった。
【0009】更に、冷房負荷が高くなってピーク負荷を
越えたような場合に、従来のものでは、製氷機04で氷
を生成して氷蓄熱槽09に氷を蓄え、その氷または氷を
含有した液体を用いて冷房を行う、いわゆる追いかけ運
転を行うものであり、冷凍回路05による製氷、ならび
に、氷または氷を含有した液体の搬送が必要で、熱交換
に伴う熱損失を生じやすく、成績係数が低いためにラン
ニングコストが高くなる欠点があった。
【0010】また、冷房負荷が高くなってピーク負荷を
越えたような場合に、別の冷凍回路を備えた冷媒強制循
環タイプの冷房装置を駆動して冷房できるように構成し
たものもあるが、圧縮機や凝縮器の個数が倍増してイニ
シャルコストが高くなる欠点があった。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の氷蓄熱槽を有す
る躯体蓄熱型冷房システムは、製氷用の冷凍回路の圧縮
機や凝縮器を利用して躯体蓄熱および追いかけ運転によ
る冷房を行えるようにすることを目的とし、請求項2に
係る発明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システム
は、追いかけ運転による冷房を極力安価に行えるように
することを目的とし、そして、請求項3に係る発明の氷
蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システムは、製氷用の冷
凍回路の圧縮機や凝縮器を利用して躯体蓄熱および追い
かけ運転による冷房を行えるようにするとともに、その
成績係数をより向上できるようにすることを目的とし、
請求項4に係る発明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房
システムは、追いかけ運転による冷房を極力安価に行え
るようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上述のような目的を達成するために、圧縮機と凝縮器と
膨張弁と製氷機とからなる冷凍回路と、前記製氷機に接
続されて前記製氷機で生成された氷を蓄える氷蓄熱槽
と、躯体に冷風を吹き付けて躯体に冷熱を蓄える躯体蓄
熱装置と、前記躯体蓄熱装置に接続されて、前記躯体蓄
熱装置との間で、気体と液体とに相変化する冷媒を自然
循環流動させ、前記躯体蓄熱装置で気化した冷媒を凝縮
液化する躯体蓄熱用凝縮器と、室内側に冷風を供給して
室内側の冷房を行う室内冷房装置と、前記室内冷房装置
に接続されて、前記室内冷房装置との間で、気体と液体
とに相変化する冷媒を自然循環流動させ、前記室内冷房
装置で気化した冷媒を凝縮液化する冷房用凝縮器と、を
備えた氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システムであっ
て、前記凝縮器の出口側と前記圧縮機の中間ポートとに
わたって、前記製氷機と前記膨張弁に対して並列に補助
冷凍回路を接続し、前記補助冷凍回路に補助回路用膨張
弁を設けるとともに、その補助回路用膨張弁の下流側に
熱交換器を設け、前記躯体蓄熱用凝縮器および冷房用凝
縮器と前記熱交換器との間で冷却用液体を循環させ、前
記熱交換器で冷却した冷却用液体を前記躯体蓄熱用凝縮
器および冷房用凝縮器に供給する冷熱供給回路を備えて
構成する。
【0013】また、請求項2に係る発明の氷蓄熱槽を有
する躯体蓄熱型冷房システムは、前述のような目的を達
成するために、請求項1に係る発明の氷蓄熱槽を有する
躯体蓄熱型冷房システムにおける冷熱供給回路に氷蓄熱
槽を接続するとともに、前記氷蓄熱槽からの冷却用液体
を前記躯体蓄熱用凝縮器および冷房用凝縮器に供給する
状態と、前記熱交換器と前記躯体蓄熱用凝縮器および冷
房用凝縮器との間で冷却用液体を循環させる状態とに切
り換える切り換え手段を備えて構成する。
【0014】また、請求項3に係る発明は、前述のよう
な目的を達成するために、圧縮機と凝縮器と膨張弁と製
氷機とからなる冷凍回路と、前記製氷機に接続されて前
記製氷機で生成された氷を蓄える氷蓄熱槽と、躯体に冷
風を吹き付けて躯体に冷熱を蓄える躯体蓄熱装置と、前
記躯体蓄熱装置に接続されて、前記躯体蓄熱装置との間
で、気体と液体とに相変化する冷媒を自然循環流動さ
せ、前記躯体蓄熱装置で気化した冷媒を凝縮液化する躯
体蓄熱用凝縮器と、室内側に冷風を供給して室内側の冷
房を行う室内冷房装置と、前記室内冷房装置に接続され
て、前記室内冷房装置との間で、気体と液体とに相変化
する冷媒を自然循環流動させ、前記室内冷房装置で気化
した冷媒を凝縮液化する冷房用凝縮器と、を備えた氷蓄
熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システムであって、前記凝
縮器の出口側と前記圧縮機の中間ポートとにわたって、
前記製氷機と前記膨張弁に対して並列に補助冷凍回路を
接続し、前記補助冷凍回路に補助回路用膨張弁を設ける
とともに、その補助回路用膨張弁の下流側で、前記補助
冷凍回路を躯体蓄熱用凝縮器および冷房用凝縮器に接続
して構成する。
【0015】また、請求項4に係る発明の氷蓄熱槽を有
する躯体蓄熱型冷房システムは、前述のような目的を達
成するために、請求項3に係る発明の氷蓄熱槽を有する
躯体蓄熱型冷房システムにおける室内冷房装置に接続し
て、前記室内冷房装置との間で気体と液体とに相変化す
る冷媒を自然循環流動させ、前記室内冷房装置で気化し
た冷媒を凝縮液化する第2の冷房用凝縮器を設け、前記
第2の冷房用凝縮器に氷蓄熱槽を接続し、前記氷蓄熱槽
からの冷却用液体を前記第2の冷房用凝縮器に供給可能
に構成する。
【0016】
【作用】請求項1に係る発明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄
熱型冷房システムの構成によれば、夜間に、製氷機で氷
を生成するとともに、生成した氷を氷蓄熱槽に蓄え、か
つ、冷凍回路の圧縮機と凝縮器とを利用した補助冷凍回
路の熱交換器と躯体蓄熱用凝縮器との間で冷却用液体を
循環させるとともに、躯体蓄熱用凝縮器と躯体蓄熱装置
との間で、気体と液体とに相変化する冷媒を自然循環流
動させ、躯体蓄熱装置により躯体に冷風を吹き付けて躯
体に冷熱を蓄える。昼間には、躯体に蓄えられた冷熱を
利用し、室内冷房装置により室内側に冷風を供給して室
内の冷房を行う。冷房負荷が高くなって、躯体に蓄えら
れた冷熱で賄えきれなくなったときには、補助冷凍回路
の熱交換器と冷房用凝縮器との間で冷却用液体を循環さ
せるとともに、冷房用凝縮器と室内冷房装置との間で、
気体と液体とに相変化する冷媒を自然循環流動させ、室
内冷房装置により室内側に冷風を供給して追いかけ運転
による冷房を行う。
【0017】請求項2に係る発明の氷蓄熱槽を有する躯
体蓄熱型冷房システムの構成によれば、昼間において、
冷房負荷が高くなって、躯体に蓄えられた冷熱で賄えき
れなくなったときに、氷蓄熱槽に蓄えられた氷または氷
を含んだ冷水による冷熱を利用し、氷蓄熱槽からの冷却
用液体を冷房用凝縮器に供給し、室内冷房装置により室
内側に冷風を供給して室内の冷房を行える。その氷蓄熱
槽に蓄えられた冷熱でも賄えきれなくなったときには、
前述同様に追いかけ運転による冷房を行う。
【0018】請求項3に係る発明の氷蓄熱槽を有する躯
体蓄熱型冷房システムの構成によれば、夜間に、製氷機
で氷を生成するとともに、生成した氷を氷蓄熱槽に蓄
え、かつ、冷凍回路の圧縮機と凝縮器とを利用した補助
冷凍回路の冷媒を躯体蓄熱用凝縮器に供給するととも
に、躯体蓄熱用凝縮器と躯体蓄熱装置との間で、気体と
液体とに相変化する冷媒を自然循環流動させ、躯体蓄熱
装置により躯体に冷風を吹き付けて躯体に冷熱を蓄え
る。昼間には、躯体に蓄えられた冷熱を利用し、室内冷
房装置により室内側に冷風を供給して室内の冷房を行
う。冷房負荷が高くなって、躯体に蓄えられた冷熱で賄
えきれなくなったときには、補助冷凍回路の冷媒を冷房
用凝縮器に供給するとともに、冷房用凝縮器と室内冷房
装置との間で、気体と液体とに相変化する冷媒を自然循
環流動させ、室内冷房装置により室内側に冷風を供給し
て追いかけ運転による冷房を行う。
【0019】請求項4に係る発明の氷蓄熱槽を有する躯
体蓄熱型冷房システムの構成によれば、昼間において、
冷房負荷が高くなって、躯体に蓄えられた冷熱で賄えき
れなくなったときに、氷蓄熱槽に蓄えられた氷または氷
を含んだ冷水による冷熱を利用し、氷蓄熱槽からの冷却
用液体を第2の冷房用凝縮器に供給し、室内冷房装置に
より室内側に冷風を供給して室内の冷房を行える。その
氷蓄熱槽に蓄えられた冷熱でも賄えきれなくなったとき
には、前述同様に追いかけ運転による冷房を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄
熱型冷房システムに係る第1実施例を示す全体概略構成
図であり、圧縮機1と凝縮器(室外側熱交換器)2と膨
張弁3と製氷機4とからなる冷凍回路5が設けられてい
る。
【0022】圧縮機1がスクリュー型に構成されてい
て、その圧縮機1の中間ポート1aと凝縮器2の出口側
とにわたって、膨張弁3と製氷機4とに対して並列に補
助冷凍回路6が接続され、その補助冷凍回路6に補助回
路用膨張弁7が設けられるとともに、その下流側に熱交
換器8が設けられている。
【0023】躯体としての床スラブWの下部の天井空間
内に、床スラブWに冷風を吹き付けて床スラブWに冷熱
を蓄える躯体蓄熱装置9が設けられている。躯体蓄熱装
置9の熱交換部9aよりも所定高さ高い箇所に躯体蓄熱
用凝縮器10が設けられている。熱交換部9aと躯体蓄
熱用凝縮器10とが受液器11と電子膨張弁Vを介装し
た冷媒配管12を介して密閉状態で接続されるととも
に、冷媒配管12内に、気体と液体とに相変化する冷媒
が封入され、躯体蓄熱用凝縮器10での熱交換に伴って
凝縮液化した冷媒液を熱交換部9aに流下供給し、熱交
換部9aでの熱交換に伴って気化した冷媒を躯体蓄熱用
凝縮器10に戻すように、すなわち、躯体蓄熱用凝縮器
10と熱交換部9aとの間で冷媒を自然循環流動させる
ように構成されている。
【0024】製氷機4で生成された氷を蓄える氷蓄熱槽
13が設けられ、氷蓄熱槽13と製氷機4とが、第1の
ポンプ14を介装した第1の配管15と、生成された氷
を氷蓄熱槽13に供給する第2の配管16とを介して接
続されている。
【0025】氷蓄熱槽13の底部と躯体蓄熱用凝縮器1
0とが、第2のポンプ17を介装した第3の配管18を
介して接続され、躯体蓄熱用凝縮器10と熱交換器8と
が第4の配管19を介して接続され、更に、氷蓄熱槽1
3の上部に設けたノズル20と熱交換器8とが、第1の
開閉弁21を介装した第5の配管22を介して接続され
ている。
【0026】第3の配管18における氷蓄熱槽13と第
2のポンプ17との間の箇所と、第5の配管22におけ
る熱交換器8と第1の開閉弁21との間の箇所とが、第
2の開閉弁23を介装した第6の配管24を介して接続
されている。
【0027】上記構成により、第1の開閉弁21を閉じ
て第2の開閉弁23を開き、その状態で第2のポンプ1
7を駆動することによって、熱交換器8と躯体蓄熱用凝
縮器10(後述するように冷房用凝縮器に兼用)との間
で冷却用液体としてのバイノサーム溶液を循環させ、熱
交換器8で冷却したバイノサーム溶液を躯体蓄熱用凝縮
器10に供給するように冷熱供給回路が構成されてい
る。
【0028】また、第1の開閉弁21を開いて第2の開
閉弁23を閉じ、その状態で第2のポンプ17を駆動す
ることによって、氷蓄熱槽13から躯体蓄熱用凝縮器1
0に冷却用液体としての氷を含有したバイノサーム溶液
を供給して自然循環用の冷媒を凝縮液化させるように構
成されている。
【0029】上述のように、氷蓄熱槽13からのバイノ
サーム溶液を躯体蓄熱用凝縮器10に供給する状態と、
熱交換器8と躯体蓄熱用凝縮器10との間でバイノサー
ム溶液を循環させる状態とに切り換えるための、第1お
よび第2の開閉弁21,23ならびに第6の配管24か
らなる構成をして切り換え手段と称する。
【0030】躯体蓄熱装置9の送風ダクト25にダンパ
ー26が設けられ、そのダンパー26の切り換えによっ
て送風方向を切り換え、床スラブWに冷風を吹き付けて
床スラブWに冷熱を蓄える躯体蓄熱状態と、室内側に冷
風を供給して冷房を行う室内冷房状態とに切り換えられ
るように構成されている。図示しないが、送風ダクト2
6に分岐ダクトが接続されていて、室内の各所に分散し
て冷風を供給できるようになっている。
【0031】次に、製氷・躯体蓄熱運転状態および室内
冷房運転状態それぞれについて説明する。 製氷・躯体蓄熱運転状態 夜間において、第1の開閉弁21を閉じるとともに第2
の開閉弁23を開き、かつ、ダンパー26を躯体蓄熱状
態に切り換えておき、圧縮機1、凝縮器2、製氷機4、
躯体蓄熱装置9の送風機9b、第1および第2のポンプ
14,17を駆動する。これにより、冷凍回路5で冷媒
を強制循環流動させながら、氷蓄熱槽13→製氷機4→
氷蓄熱槽13とバイノサーム溶液を循環し、製氷機4で
氷を生成するとともにその生成した氷を氷蓄熱槽12に
蓄える。それと同時に、補助冷凍回路6で冷媒を強制循
環流動させながら、熱交換器8→躯体蓄熱用凝縮器10
→熱交換器8とバイノサーム溶液を循環し、躯体蓄熱用
凝縮器10と躯体蓄熱装置9の熱交換部9aとの間で冷
媒を自然循環流動させ、床スラブWに冷風を吹き付ける
とともに天井空間内で空気を流動させ、床スラブWに冷
熱を蓄える。
【0032】例えば、床スラブWに12℃の冷風を吹き
付ける場合を例にして各部での温度を示せば、次の通り
である。躯体蓄熱用凝縮器10での冷媒の温度が7℃、
熱交換部9aでの冷媒の温度が9℃である。躯体蓄熱用
凝縮器10に供給されるバイノサーム溶液の温度が3℃
で、躯体蓄熱用凝縮器10から出るバイノサーム溶液の
温度は6℃である。
【0033】室内冷房運転状態 (1)運転初期においては、ダンパー26を室内冷房状
態に切り換えて躯体蓄熱装置9の送風機9bのみを駆動
し、天井空間内と室内側とで空気を流動させながら、躯
体に蓄えられた冷熱を室内に供給して冷房を行う。
【0034】(2)躯体に蓄えられた冷熱が不足する
と、第1の開閉弁21を開くとともに第2の開閉弁23
を閉じて第2のポンプ17のみを駆動する。これによ
り、氷蓄熱槽13→躯体蓄熱用凝縮器10→(熱交換器
8)→ノズル20→氷蓄熱槽13とバイノサーム溶液を
循環し、氷蓄熱槽13から躯体蓄熱用凝縮器10に冷熱
としての氷を含有したバイノサーム溶液を供給し、躯体
蓄熱用凝縮器10と躯体蓄熱装置9の熱交換部9aとの
間で冷媒を自然循環流動させ、天井空間内と室内側とで
空気を流動させながら室内側に冷風を供給して室内の冷
房を行う。
【0035】(3)冷房負荷が異常に高くて氷蓄熱槽1
3に蓄えられた冷熱も不足すると、第1の開閉弁21を
閉じるとともに第2の開閉弁23を開いて第2のポンプ
17を駆動し、かつ、圧縮機1および凝縮器2を駆動し
て追いかけ運転を行う。これにより、補助冷凍回路6で
冷媒を強制循環流動させながら、熱交換器8→躯体蓄熱
用凝縮器10→熱交換器8とバイノサーム溶液を循環
し、躯体蓄熱用凝縮器10と躯体蓄熱装置9の熱交換部
9aとの間で冷媒を自然循環流動させ、天井空間内と室
内側とで空気を流動させながら室内側に冷風を供給し
て、追いかけ運転による室内の冷房を行う。このときの
躯体蓄熱用凝縮器10は冷房用凝縮器として働く。
【0036】上記製氷・躯体蓄熱運転状態および室内冷
房運転状態それぞれにおいては、熱交換部9aの出口側
での温度を感知して電子膨張弁Vの開度が自動的に制御
され、必要量の冷媒が供給されるようになっている。
【0037】上記実施例では、躯体蓄熱装置9を室内冷
房装置と兼用構成し、躯体蓄熱装置9におけるダンパー
26の送風方向の切り換えによって躯体蓄熱状態と室内
冷房状態とに切り換えられるように構成しているが、次
のように構成しても良い。例えば、躯体蓄熱装置9を躯
体蓄熱専用とし、それとは別に室内側に冷風を供給する
室内冷房装置を設け、その室内冷房装置と躯体蓄熱用凝
縮器10との間で冷媒を自然循環流動するように構成す
るとか、あるいは、冷熱供給回路19に躯体蓄熱用凝縮
器10とは別に冷房用凝縮器を設け、その冷房用凝縮器
と室内側冷房装置との間で冷媒を自然循環流動するよう
に構成する。
【0038】上述のように躯体蓄熱装置9を室内冷房装
置と兼用構成したもの、室内冷房用に専用構成したもの
をして室内冷房装置と称する。また、躯体蓄熱と室内冷
房用とに兼用構成した躯体蓄熱用凝縮器10や、室内冷
房用に専用構成した凝縮器をして冷房用凝縮器と称す
る。
【0039】図2は、本発明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄
熱型冷房システムに係る第2実施例を示す全体概略構成
図であり、第1実施例と異なるところは次の通りであ
る。すなわち、補助冷凍回路6に熱交換器8を設けず
に、補助回路用膨張弁7の下流側で、補助冷凍回路6が
躯体蓄熱用凝縮器31に直接接続されている。
【0040】冷媒配管12に、躯体蓄熱用凝縮器31と
直列に第2の冷房用凝縮器32が接続され、その第2の
冷房用凝縮器32と氷蓄熱槽13の底部とが第3のポン
プ33を介装した第7の配管34を介して接続されると
ともに、第2の冷房用凝縮器32と氷蓄熱槽13の上部
のノズル20とが第8の配管35を介して接続されてい
る。
【0041】この第2実施例の構成によれば、躯体蓄熱
運転および追いかけ運転による冷房を行うときに、第1
実施例におけるような熱交換器8を介さないので、躯体
蓄熱用凝縮器31に入力する冷媒温度を高くでき(第1
実施例での熱交換器8に入力する冷媒温度は3℃以下で
あるのに対して、この第2実施例では5℃で済む)、成
績係数を向上できる。他の構成は第1実施例と同じであ
り、同じ図番を付してその説明は省略する。
【0042】図3は、本発明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄
熱型冷房システムに係る第3実施例を示す全体概略構成
図であり、第2実施例と異なるところは次の通りであ
る。すなわち、第2の冷房用凝縮器32が冷媒配管12
に躯体蓄熱用凝縮器31と並列に接続されている。他の
構成は第2実施例と同じであり、同じ図番を付してその
説明は省略する。
【0043】図4は、本発明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄
熱型冷房システムに係る第4実施例を示す全体概略構成
図であり、第2実施例と異なるところは次の通りであ
る。すなわち、冷媒配管12に設けた第2の冷房用凝縮
器32を無くし、氷蓄熱槽13の底部に、第4のポンプ
41を介装した第9の配管42を介して第3の冷房用凝
縮器43が接続されるとともに、第3の冷房用凝縮器4
3と氷蓄熱槽13の上部のノズル20とが第10の配管
44を介して接続されている。
【0044】第3の冷房用凝縮器43と室内冷房装置4
5の熱交換部45aとが受液器46と電子膨張弁V1を
介装した冷媒自然循環用の冷媒配管47を介して接続さ
れている。他の構成は第2実施例と同じであり、同じ図
番を付してその説明は省略する。
【0045】この第4実施例の構成によれば、例えば、
ホテルなどのように、宿泊用の小さい部屋とロビーや大
ホールなどののように大小の空調空間に別れているよう
な建物の場合に、部屋などの小さい空調空間に対しては
躯体に蓄えられた冷熱のみで十分に冷房を行い、ロビー
や大ホールなどの大きい空調空間に対しては氷蓄熱槽1
3に蓄えた冷熱により冷房を行うことができ、極めて有
用である。
【0046】図5は、本発明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄
熱型冷房システムに係る第5実施例を示す全体概略構成
図であり、第4実施例と異なるところは次の通りであ
る。すなわち、躯体蓄熱専用の躯体蓄熱装置51が設け
られ、躯体蓄熱装置51の熱交換部51aと躯体蓄熱用
凝縮器52とが受液器53と電子膨張弁V2を介装した
冷媒自然循環用の冷媒配管54を介して接続されてい
る。
【0047】また、室内冷房専用の室内冷房装置55が
設けられ、室内冷房装置55の熱交換部55aと冷房用
凝縮器56とが受液器57と電子膨張弁V3を介装した
冷媒自然循環用の冷媒配管58を介して接続されてい
る。
【0048】躯体蓄熱用凝縮器52と冷房用凝縮器56
とが補助冷凍回路6に直接接続されている。他の構成は
第4実施例と同じであり、同じ図番を付してその説明は
省略する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システムによれ
ば、夜間に、冷凍回路の製氷機で製氷しながら、補助冷
凍回路の熱交換器での熱交換によって躯体蓄熱を行える
から、製氷量を少なくでき、製氷機を小型化できてイニ
シャルコストを低減できるようになった。そのうえ、夜
間の躯体蓄熱と、昼間の冷房負荷が高いときの追いかけ
運転による冷房とを製氷用の冷凍回路の圧縮機や凝縮器
を利用して行えるから、追いかけ運転のために別の冷凍
回路を備えた冷媒強制循環タイプの冷房装置を設ける場
合に比べてイニシャルコストを低減できるようになっ
た。しかも、冷房負荷が異常に高くなるような場合をも
見込んで氷蓄熱槽に氷を蓄え、その氷による冷熱を利用
して高負荷に対応する場合に比べて、製氷量および蓄え
る氷量が少なくて済み、氷蓄熱槽を小型化できるととも
に製氷時間を短縮でき、イニシャルコストおよびランニ
ングコストを低減できるようになった。更に、躯体蓄熱
と追いかけ運転それぞれにおいて、氷を媒介とせずに、
補助冷凍回路の熱交換器での熱交換によって冷熱を冷房
用凝縮器に供給するから、熱交換に伴う熱損失を少なく
でき、全体としての成績係数を高くできて冷房効率を向
上できるようになった。
【0050】請求項2に係る発明の氷蓄熱槽を有する躯
体蓄熱型冷房システムによれば、昼間において、冷房負
荷が高くなって、躯体に蓄えられた冷熱で賄えきれなく
なったときに、追いかけ運転による冷房に先立って、氷
蓄熱槽に蓄えられた氷または氷を含んだ冷水による冷熱
を利用して冷房を行えるから、追いかけ運転による冷房
時間を極力少なくできてランニングコストを低減できる
ようになった。
【0051】請求項3に係る発明の氷蓄熱槽を有する躯
体蓄熱型冷房システムによれば、夜間に、冷凍回路の製
氷機で製氷しながら、補助冷凍回路の冷媒を躯体蓄熱用
凝縮器に供給して躯体蓄熱を行えるから、製氷量を少な
くでき、製氷機を小型化できてイニシャルコストを低減
できるようになった。そのうえ、夜間の躯体蓄熱と、昼
間の冷房負荷が高いときの追いかけ運転による冷房とを
製氷用の冷凍回路の圧縮機や凝縮器を利用して行えるか
ら、追いかけ運転のために別の冷凍回路を備えた冷媒強
制循環タイプの冷房装置を設ける場合に比べてイニシャ
ルコストを低減できるようになった。しかも、冷房負荷
が異常に高くなるような場合をも見込んで氷蓄熱槽に氷
を蓄え、その氷による冷熱を利用して高負荷に対応する
場合に比べて、製氷量および蓄える氷量が少なくて済
み、氷蓄熱槽を小型化できるとともに製氷時間を短縮で
き、イニシャルコストおよびランニングコストを低減で
きるようになった。更に、躯体蓄熱と追いかけ運転それ
ぞれにおいて、氷を媒介とせずに、補助冷凍回路の冷媒
を躯体蓄熱用凝縮器に直接供給するから、上述請求項1
に係る発明の場合よりも一層熱交換に伴う熱損失を少な
くでき、全体としての成績係数を高くできて冷房効率を
一層向上できるようになった。
【0052】請求項4に係る発明の氷蓄熱槽を有する躯
体蓄熱型冷房システムによれば、昼間において、冷房負
荷が高くなって、躯体に蓄えられた冷熱で賄えきれなく
なったときに、追いかけ運転による冷房に先立って、氷
蓄熱槽に蓄えられた氷または氷を含んだ冷水による冷熱
を利用して冷房を行えるから、追いかけ運転による冷房
時間を極力少なくできてランニングコストを低減できる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房
システムの第1実施例を示す全体概略構成図である。
【図2】本発明に係る氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房
システムの第2実施例を示す全体概略構成図である。
【図3】本発明に係る氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房
システムの第3実施例を示す全体概略構成図である。
【図4】本発明に係る氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房
システムの第4実施例を示す全体概略構成図である。
【図5】本発明に係る氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房
システムの第5実施例を示す全体概略構成図である。
【図6】従来例の氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房シス
テムの実施例を示す全体概略構成図である。
【符号の説明】
1…圧縮機 1a…圧縮機の中間ポート 2…凝縮器 3…膨張弁 4…製氷機 5…冷凍回路 6…補助冷凍回路 7…補助回路用膨張弁 8…熱交換器 9,51…躯体蓄熱装置 10,31,52…躯体蓄熱用凝縮器 13…氷蓄熱槽 21…切り換え手段を構成する第1の開閉弁 23…切り換え手段を構成する第2の開閉弁 24…切り換え手段を構成する第6の配管 32,56…第2の冷房用凝縮器 W…躯体としての床スラブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と凝縮器と膨張弁と製氷機とから
    なる冷凍回路と、 前記製氷機に接続されて前記製氷機で生成された氷を蓄
    える氷蓄熱槽と、 躯体に冷風を吹き付けて躯体に冷熱を蓄える躯体蓄熱装
    置と、 前記躯体蓄熱装置に接続されて、前記躯体蓄熱装置との
    間で、気体と液体とに相変化する冷媒を自然循環流動さ
    せ、前記躯体蓄熱装置で気化した冷媒を凝縮液化する躯
    体蓄熱用凝縮器と、 室内側に冷風を供給して室内側の冷房を行う室内冷房装
    置と、 前記室内冷房装置に接続されて、前記室内冷房装置との
    間で、気体と液体とに相変化する冷媒を自然循環流動さ
    せ、前記室内冷房装置で気化した冷媒を凝縮液化する冷
    房用凝縮器と、 を備えた氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システムであ
    って、 前記凝縮器の出口側と前記圧縮機の中間ポートとにわた
    って、前記製氷機と前記膨張弁に対して並列に補助冷凍
    回路を接続し、 前記補助冷凍回路に補助回路用膨張弁を設けるととも
    に、その補助回路用膨張弁の下流側に熱交換器を設け、 前記躯体蓄熱用凝縮器および冷房用凝縮器と前記熱交換
    器との間で冷却用液体を循環させ、前記熱交換器で冷却
    した冷却用液体を前記躯体蓄熱用凝縮器および冷房用凝
    縮器に供給する冷熱供給回路を備えてあることを特徴と
    する氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の冷熱供給回路に氷蓄熱槽
    を接続するとともに、前記氷蓄熱槽からの冷却用液体を
    前記躯体蓄熱用凝縮器および冷房用凝縮器に供給する状
    態と、前記熱交換器と前記躯体蓄熱用凝縮器および冷房
    用凝縮器との間で冷却用液体を循環させる状態とに切り
    換える切り換え手段を備えてある氷蓄熱槽を有する躯体
    蓄熱型冷房システム。
  3. 【請求項3】 圧縮機と凝縮器と膨張弁と製氷機とから
    なる冷凍回路と、 前記製氷機に接続されて前記製氷機で生成された氷を蓄
    える氷蓄熱槽と、 躯体に冷風を吹き付けて躯体に冷熱を蓄える躯体蓄熱装
    置と、 前記躯体蓄熱装置に接続されて、前記躯体蓄熱装置との
    間で、気体と液体とに相変化する冷媒を自然循環流動さ
    せ、前記躯体蓄熱装置で気化した冷媒を凝縮液化する躯
    体蓄熱用凝縮器と、 室内側に冷風を供給して室内側の冷房を行う室内冷房装
    置と、 前記室内冷房装置に接続されて、前記室内冷房装置との
    間で、気体と液体とに相変化する冷媒を自然循環流動さ
    せ、前記室内冷房装置で気化した冷媒を凝縮液化する冷
    房用凝縮器と、 を備えた氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房システムであ
    って、 前記凝縮器の出口側と前記圧縮機の中間ポートとにわた
    って、前記製氷機と前記膨張弁に対して並列に補助冷凍
    回路を接続し、 前記補助冷凍回路に補助回路用膨張弁を設けるととも
    に、その補助回路用膨張弁の下流側で、前記補助冷凍回
    路を躯体蓄熱用凝縮器および冷房用凝縮器に接続してあ
    ることを特徴とする氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の室内冷房装置に接続し
    て、前記室内冷房装置との間で気体と液体とに相変化す
    る冷媒を自然循環流動させ、前記室内冷房装置で気化し
    た冷媒を凝縮液化する第2の冷房用凝縮器を設け、 前記第2の冷房用凝縮器に氷蓄熱槽を接続し、前記氷蓄
    熱槽からの冷却用液体を前記第2の冷房用凝縮器に供給
    可能に構成してある氷蓄熱槽を有する躯体蓄熱型冷房シ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009001535A1 (ja) * 2007-06-22 2008-12-31 Panasonic Corporation 冷凍サイクル装置
CN1818505B (zh) * 2006-03-10 2010-04-14 浙江大学 动态制冰系统

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