JP2006046812A - 冷却装置および自動販売機 - Google Patents
冷却装置および自動販売機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006046812A JP2006046812A JP2004228861A JP2004228861A JP2006046812A JP 2006046812 A JP2006046812 A JP 2006046812A JP 2004228861 A JP2004228861 A JP 2004228861A JP 2004228861 A JP2004228861 A JP 2004228861A JP 2006046812 A JP2006046812 A JP 2006046812A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- stage
- evaporator
- heat exchanger
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
【解決手段】二段式圧縮機1の一段目圧縮部1aにおいて圧縮された一段目冷媒または二段目圧縮部1bにおいて圧縮された二段目冷媒の保有する温熱によって一方の蒸発器6b、6cを加熱し、電子膨張弁4において膨張された低圧低温冷媒の保有する冷熱によって他方の蒸発器6aを冷却することにより冷凍サイクルの温熱および冷熱を有効利用する。さらに、二段目冷媒の温度または圧力に基づいて、庫外ファン103の送り出すガスクーラ3を通過する風量または庫内ファン106aの送り出す他方の蒸発器6aを通過する風量の一方または両方を制御することにより、二段目冷媒の圧力を調整し、二段式圧縮機1の運転効率を高める。
【選択図】 図1
Description
そして、蒸発器は各商品収納庫内に設置され、これに収納された商品を冷却している。なお、商品収納庫内は収納する商品の種類や季節に応じて加熱用として使用されることがあり、このとき、当該商品収納庫は別途設置されるヒータによって加熱されるものである。
また、ヒートポンプ運転を実行する際、圧縮機の運転効率η、すなわち、圧縮機への投入電力(W)に対する加熱熱量(QH)と冷却熱量(QC)との和の割合(η=(QH+QC)/W)が悪化するという問題がある。通常、運転効率ηは、全商品収納庫を冷却する場合には高圧高温冷媒の圧力が低い程良好になる傾向があるものの、ヒートポンプ運転をする場合には高圧高温冷媒の圧力が所定値のときに最大値を呈し、該所定圧力よりも大きい値や小さい値の場合にはかえって悪化するためである。
前記一段目圧縮部において圧縮された冷媒である一段目冷媒が前記一段目圧縮部から前記複数の蒸発器の一方の蒸発器に直接供給され、該一方の蒸発器を通過した前記一段目冷媒はその全部または一部が前記一段目熱交換器を経由して前記二段目圧縮部に供給され、前記二段目圧縮部において圧縮された冷媒である二段目冷媒が前記二段目熱交換器を経由して前記電子膨張弁に供給されて低圧低温冷媒になり、該低圧低温冷媒が前記複数の蒸発器の他方の蒸発器に供給されることにより、前記一段目冷媒の保有する温熱によって前記一方の蒸発器が加熱され、前記低圧低温冷媒の保有する冷熱によって前記他方の蒸発器が冷却されると共に、
前記二段目圧縮部から吐出される二段目冷媒の温度または圧力に基づいて、前記庫外送風手段の送り出す風量または前記他方の蒸発器を通過する風を形成する庫内送風手段の送り出す風量の一方または両方が制御されることを特徴とする。
前記二段目圧縮部において圧縮された冷媒である二段目冷媒が前記二段目圧縮部から前記複数の蒸発器の一方の蒸発器に直接供給され、該一方の蒸発器を通過した前記二段目冷媒はその全部または一部が前記二段目熱交換器を経由して前記電子膨張弁に供給されて低圧低温冷媒になり、該低圧低温冷媒が前記複数の蒸発器の他方の蒸発器に供給されることにより、前記二段目冷媒の保有する温熱によって前記一方の蒸発器が加熱され、前記低圧低温冷媒の保有する冷熱によって前記他方の蒸発器が冷却されると共に、
前記二段目圧縮部から吐出される二段目冷媒の温度または圧力に基づいて、前記庫外送風手段の送り出す風量または前記他方の蒸発器を通過する風を形成する庫内送風手段の送り出す風量の一方または両方が制御されることを特徴とする。
前記一段目圧縮部において圧縮された冷媒である一段目冷媒が前記一段目圧縮部から前記3以上の蒸発器のうちの1または複数の第一の蒸発器に直接供給され、該第一の蒸発器を通過した前記一段目冷媒はその全部または一部が前記一段目熱交換を経由して前記二段目圧縮部に供給され、前記二段目圧縮部において圧縮された冷媒である二段目冷媒が前記二段目圧縮部から前記3以上の蒸発器の1または複数の第二の蒸発器に直接供給され、該第二の蒸発器を通過した前記二段目冷媒はその全部または一部が前記二段目熱交換器を経由して前記電子膨張弁に供給されて低圧低温冷媒になり、該低圧低温冷媒が前記3以上の蒸発器のうちの1または複数の第三の蒸発器に供給されることにより、
前記一段目冷媒の保有する温熱によって前記第一の蒸発器が加熱され、前記二段目冷媒の保有する温熱によって前記第二の蒸発器が加熱され、前記低圧低温冷媒の保有する冷熱によって前記第三の蒸発器が冷却されると共に、
前記二段目圧縮部から吐出される二段目冷媒の温度または圧力に基づいて、前記庫外送風手段の送り出す風量または前記第三の蒸発器を通過する風を形成する庫内送風手段の送り出す風量の一方または両方が制御されることを特徴とする。
(冷却装置その1)
図1は本発明の実施形態1に係る冷却装置を説明する構成図である。
図1において、冷却装置100は、冷媒を圧縮する二段式圧縮機1の一段目圧縮部1aと、二段式圧縮機1の一段目圧縮部1aにより圧縮された冷媒(以下「一段目冷媒」と称す)を冷却する一段目熱交換器2(以下「中間熱交換器」と称す)と、中間熱交換器2により冷却された一段目冷媒を圧縮する二段式圧縮機1の二段目圧縮部1bと、二段式圧縮機1の二段目圧縮部1bにより圧縮された冷媒(以下「二段目冷媒」と称す)を冷却する二段目熱交換器3(以下「ガスクーラ」と称す)と、ガスクーラ3により冷却された冷媒を膨張する膨張機構4(以下「電子膨張弁」と称す)と、電子膨張弁4により膨張された冷媒(以下「低圧低温冷媒」と称す)を蒸発させる蒸発器6a、6b、6cと、蒸発器6a、6b、6cの全部または一部に低圧低温冷媒を選択的に供給する冷媒分配手段5a、5b、5c(以下「電磁弁」と称す)と、蒸発器6b、6cを通過した低温低圧冷媒を二段式圧縮機1の一段目圧縮部1aに選択的に戻す冷媒分配手段7b、7c(以下「電磁弁」と称す)と、蒸発後の低圧低温冷媒が依然保有する冷熱を回収する冷熱回収手段8(以下「内部熱交換器」と称す)とを有している。
そして、ガスクーラ3に向けて風流れを形成する庫外送風手段103(以下「庫外ファン」と称す)と、蒸発器6a、6b、6cのそれぞれに風流れを形成する庫内送風手段106a、106b、106c(以下「庫内ファン」と称す)と、二段式圧縮機1の二段目圧縮部1bから吐出された二段目冷媒の圧力を測定する圧力センサ110が設置されている。
すなわち、一段目圧縮部1aにおいて圧縮された一段目冷媒は、配管16bを経由して蒸発器6b供給される。そして、蒸発器6bを通過した一段目冷媒は、配管61bを経由し二段目圧縮部1bに供給される。このとき、配管61bはバイパス配管62によって中間熱交換器2に連結しているから、蒸発器6bを通過した一段目冷媒は、バルブ操作によってその全量または一部が中間熱交換器2を通過し若しくは通過しないで、その後、二段目圧縮部1bに供給されることになる。
そして、二段目冷媒は、内部熱交換器8において、蒸発器6aを通過した後の低圧低温冷媒が保有する冷熱の一部を受け取り、電子膨張弁4において膨張して低圧低温冷媒になる。さらに、低圧低温冷媒は蒸発器6aで蒸発して周辺空気を冷却し、配管71aを経由して二段式圧縮機1の一段目圧縮部1aに戻っている。
一方、ガスクーラ3は庫外ファン103の形成する風流れに曝されているから、該風流れとの間で熱交換が促進される。また、該風流れの中に中間熱交換器2と二段式圧縮機1とが配置されているから、庫外ファン103の風量を大きく(または小さく)すると、ガスクーラ3および中間熱交換器2における温熱の放散と二段式圧縮機1本体の冷却が増大(または減少)することになる。
図2は、図1に示す冷却装置における制御方法を説明するフロー図である。なお、「ステップ」を「S」と表記する。
図2において、まず、二段式圧縮機1が起動される(運転ONに同じ、S1)。
つぎに、圧力センサ110により測定された二段式圧縮機1の二段目圧縮部1bの出側における二段目冷媒の圧力(以下「高圧圧力」と称す)を読み込む(S2)。
そこで、高圧圧力が設定された範囲内にあるか否か判断する(S3)。
そして、高圧圧力が設定された範囲内の場合には庫外ファン103の現在の風量を維持し(S4)、
一方、高圧圧力が設定された範囲外のとき、高圧圧力が設定された範囲より高いか否か判断する(S5)。
そして、高圧圧力が設定された範囲より高い場合には庫外ファン103の風量を増大するため、庫外ファン110に供給する電圧増加量を決定する(S6)、
あるいは、高圧圧力が設定された範囲より低い場合には、庫外ファン103の風量を減少するため、庫外ファン110に供給する電圧減少量を決定する(S7)。
そして、前記電圧増加量または電圧減少量に基づいて庫外ファン110に所定の電圧を指令する(S8)。
そこで、S1に戻り、二段式圧縮機1が停止されるまで(運転OFFに同じ)、所定の時間間隔毎に高圧圧力を読み込み、前記制御を繰り返す。
したがって、高圧圧力が設定された範囲より高い場合に、庫外ファン103の風量を増大することでガスクーラ3の熱抵抗が低減するものの、蒸発器6aと二段式圧縮機1とにおける冷媒の吸熱量はほぼ一定で変化しないため、蒸発器6b、6cにおける放熱量もほぼ一定で変化しないことから、ガスクーラ3の熱抵抗が小さくなった分だけ、冷媒と空気の温度差が小さくなるように、二段式圧縮機1の二段目圧縮部1bから吐出される二段目冷媒の温度および圧力は低下する。
したがって、CO2(二酸化炭素)冷媒を採用しても、圧縮機1の運転効率が良好に維持され、且つ、圧縮機1の安定した運転の継続が保証される。
図3は、図1に示す冷却装置における制御方法を説明するフロー図である。
図3において、まず、二段式圧縮機1が起動される(運転ONに同じ、S1)。
つぎに、圧力センサ110により測定された二段式圧縮機1の二段目圧縮部1bの出側における二段目冷媒の圧力(以下「高圧圧力」と称す)を読み込む(S2)。
そこで、高圧圧力が設定された範囲内にあるか否か判断する(S3)。
そして、高圧圧力が設定された範囲内の場合には庫内ファン106aの現在の風量を維持し(S4の2)、
一方、高圧圧力が設定された範囲外のとき、高圧圧力が設定された範囲より高いか否か判断する(S5)。
そして、高圧圧力が設定された範囲より高い場合には庫内ファン106aの風量を減少するため、庫内ファン106aに供給する電圧低下量を決定する(S6の2)、
あるいは、高圧圧力が設定された範囲より低い場合には、庫内ファン106aの風量を増大するため、庫内ファン106aに供給する電圧増加量を決定する(S7の2)。
そして、前記電圧減少量または電圧増加量に基づいて庫内ファン106aに所定の電圧を指令する(S8の2)。
そこで、S1に戻り、二段式圧縮機1が停止されるまで(運転OFFに同じ)、所定の時間間隔毎に高圧圧力を読み込み、前記制御を繰り返す。
よって、CO2(二酸化炭素)冷媒を採用しても、圧縮機1の運転効率が良好に維持され、且つ、圧縮機1の安定した運転の継続が保証される。
なお、庫外ファンの風量および庫内ファンの風量は、当該ファンに印加する電圧に比例するため、かかる風量はファン印加電圧と読み替えることができる。
また、差分とは、圧力センサ110が測定した高圧圧力と設定された圧力との偏差あるが、前記のように温度センサを設置した場合には、該温度センサが測定した二段目冷媒の温度と設定された温度との偏差である。
また、ファンDuty比(d)とは、ファンを間歇的に運転する(たとえば、数ミリ秒(msec)毎にON/OFFを繰り返しながら運転する)際の、ファンONの合計時間(ΣT1)とファンOFFの合計時間(ΣT2)との和(ΣT1+ΣT2)に対するファンONの合計時間(ΣT1)の割合(d=ΣT1/(ΣT1+ΣT2))をいう。
図4の(b)において、縦軸は庫内ファンの送り出す風量、横軸は偏差である。すなわち、偏差が所定の下限値よりも小さい範囲では、偏差が小さい程風量は直線的に大きくなり、一方、偏差が所定の上限値よりも大きい範囲では、偏差が大きい程風量は直線的に小さくなり、偏差が所定の下限値から上限値の範囲では、偏差の大小に係わらず風量が一定になっている。
図4の(c)において、縦軸は庫外ファンの送り出す風量、横軸はファンDuty比である。すなわち、ファンDuty比が比較的大きい範囲(ファンONの合計時間が相対的に長い範囲)では、ファンDuty比が比較的小さい範囲(ファンONの合計時間が相対的に短い範囲)に較べ、ファンDuty比の増加に伴なう風量の増加の割合が小さくなっている。
図5は本発明の実施形態1に係る冷却装置を説明する構成図である。
図5は、図1に示す冷却装置においてHHH運転モードを可能にしたものを示す構成図である。図5において、冷却装置190は庫外排熱用熱交換器9を有し、庫外排熱用熱交換器9には電子膨張弁4とを連結する配管49と、一段目圧縮部1aとを連結する配管91とが設置されている。また、二段式圧縮機1の一段目圧縮部1aと蒸発器6aとを連結する配管16aと、蒸発器6aと二段目圧縮部1bとを連結する配管61aと、蒸発器6aと内部熱交換器8とを連結する配管68aとが設置されている。
そして、二段目冷媒は電子膨張弁4を通過した後、配管49を経由して庫外排熱用熱交換器9に供給されて蒸発し、再度、配管91を経由して一段目圧縮部1aに戻るから、冷凍サイクルが形成され、HHH運転モードが実行される。よって、冷却装置190を装備した自動販売機では、加熱用のヒータを別途設置する必要がない。
図6は、図5に示す冷却装置における庫外ファン等の配置形態を示す模式図である。
図6の(a)は、中間熱交換器2とガスクーラ3と庫外ファン103と、二段式圧縮機1とが略直線状に配置され、一方、庫外排熱用熱交換器9に対峙してこれに送風する排熱用ファン109を設けたものである。
したがって、ガスクーラ3が形成する風流れによって、中間熱交換器2およびガスクーラ3を通過する冷媒の熱交換が実行されると共に、同時に二段式圧縮機1の本体自体も冷却されることになる。一方、庫外排熱用熱交換器9を通過する冷媒は、中間熱交換器2およびガスクーラ3とは別個に独立して排熱用ファン109によって熱交換されるため、前述の制御方法に自由度が増加する。
また、中間熱交換器2と庫外排熱用熱交換器9とを一体的に形成してもよい。
(自動販売機)
図7および図8は本発明の実施形態2に係る自動販売機を示す、図7は側面視の断面図、図8は正面視の断面図である。自動販売機200は、断熱材によって囲まれ一面に開口部を具備する筐体201(以下「キャビネット」と称す)と、キャビネット201を商品収納庫202a、202b、202cに分割する仕切り板203ab、203bcと、商品Sを補充する時に開閉する断熱扉204(以下「商品補充用扉」と称す)と、キャビネット201と外気とを遮断するための断熱扉205(以下「内扉」と称す)と、収納した各種商品Sの表示や販売する商品を選択する選択ボタン等が配置された前扉206とを有している。
なお、符号に付した添え字「a、b、c」は、それぞれ商品収納庫202a、202b、202cに設置されることを示し、商品収納庫202a、202b、202cにおいて共通する内容については添え字「a、b、c」を省略する。
そして、商品収納庫202はシュータ210によって上下に区分され、その下方部分に庫内部品収納室212が形成されている。庫内部品収納室212には冷却装置100の蒸発器6(図1参照)と、蒸発器6を通過する風流れを形成して庫内空気を循環するための庫内ファン106が設置されている。
さらに、庫内部品収納室212の下方には、機械室219と電装品収納室220が形成され、機械室219には冷却装置100の圧縮機1や庫外ファン103等が、電装品収納室220には自動販売機200を制御する各電装品および冷却装置100の制御手段の一部(図示しない)が収容されている。
1a 一段目圧縮部
1b 二段目圧縮部
2 中間熱交換器
3 ガスクーラ
4 電子膨張弁
5a 電磁弁
5b 電磁弁
5c 電磁弁
6a 蒸発器
6b 蒸発器
6c 蒸発器
7a 電磁弁
7b 電磁弁
7c 電磁弁
8 内部熱交換器
9 庫外排熱用熱交換器
100 冷却装置
103 庫外ファン
106a 庫内ファン
106b 庫内ファン
106c 庫内送風手段
109 排熱用ファン
110 圧力センサ
190 冷却装置
200 自動販売機
Claims (8)
- 冷媒を中間圧力にまで圧縮する一段目圧縮部と冷媒を所定圧力にまで圧縮する二段目圧縮部とを具備する二段式圧縮機と、冷媒を冷却する一段目熱交換器および二段目熱交換器と、該一段目熱交換器または二段目熱交換器の一方または両方を通過する風を形成する庫外送風手段と、圧縮された冷媒を膨張する電子膨張弁と、該電子膨張弁により膨張された冷媒を蒸発させる複数の蒸発器と、該複数の蒸発器のそれぞれを通過する風を形成する複数台の庫内送風手段と、前記蒸発器を通過した冷媒の保有する冷熱の一部を前記電子膨張弁に流入する前の冷媒に受け渡す冷熱回収手段とを有する冷却装置であって、
前記一段目圧縮部において圧縮された冷媒である一段目冷媒が前記一段目圧縮部から前記複数の蒸発器の一方の蒸発器に直接供給され、該一方の蒸発器を通過した前記一段目冷媒はその全部または一部が前記一段目熱交換器を経由して前記二段目圧縮部に供給され、前記二段目圧縮部において圧縮された冷媒である二段目冷媒が前記二段目熱交換器を経由して前記電子膨張弁に供給されて低圧低温冷媒になり、該低圧低温冷媒が前記複数の蒸発器の他方の蒸発器に供給されることにより、前記一段目冷媒の保有する温熱によって前記一方の蒸発器が加熱され、前記低圧低温冷媒の保有する冷熱によって前記他方の蒸発器が冷却されると共に、
前記二段目圧縮部から吐出される二段目冷媒の温度または圧力に基づいて、前記庫外送風手段の送り出す風量または前記他方の蒸発器を通過する風を形成する庫内送風手段の送り出す風量の一方または両方が制御されることを特徴とする冷却装置。 - 冷媒を中間圧力にまで圧縮する一段目圧縮部と冷媒を所定圧力にまで圧縮する二段目圧縮部とを具備する二段式圧縮機と、冷媒を冷却する一段目熱交換器および二段目熱交換器と、該一段目熱交換器または二段目熱交換器の一方または両方を通過する風を形成する庫外送風手段と、圧縮された冷媒を膨張する電子膨張弁と、該電子膨張弁により膨張された冷媒を蒸発させる複数の蒸発器と、該複数の蒸発器のそれぞれを通過する風を形成する複数台の庫内送風手段と、前記蒸発器を通過した冷媒の保有する冷熱の一部を前記電子膨張弁に流入する前の冷媒に受け渡す冷熱回収手段とを有する冷却装置であって、
前記二段目圧縮部において圧縮された冷媒である二段目冷媒が前記二段目圧縮部から前記複数の蒸発器の一方の蒸発器に直接供給され、該一方の蒸発器を通過した前記二段目冷媒はその全部または一部が前記二段目熱交換器を経由して前記電子膨張弁に供給されて低圧低温冷媒になり、該低圧低温冷媒が前記複数の蒸発器の他方の蒸発器に供給されることにより、前記二段目冷媒の保有する温熱によって前記一方の蒸発器が加熱され、前記低圧低温冷媒の保有する冷熱によって前記他方の蒸発器が冷却されると共に、
前記二段目圧縮部から吐出される二段目冷媒の温度または圧力に基づいて、前記庫外送風手段の送り出す風量または前記他方の蒸発器を通過する風を形成する庫内送風手段の送り出す風量の一方または両方が制御されることを特徴とする冷却装置。 - 冷媒を中間圧力にまで圧縮する一段目圧縮部と冷媒を所定圧力にまで圧縮する二段目圧縮部とを具備する二段式圧縮機と、冷媒を冷却する一段目熱交換器および二段目熱交換器と、該一段目熱交換器または二段目熱交換器の一方または両方を通過する風を形成する庫外送風手段と、圧縮された冷媒を膨張する電子膨張弁と、該電子膨張弁により膨張された冷媒を蒸発させる3以上の蒸発器と、該複数の蒸発器のそれぞれを通過する風を形成する複数台の庫内送風手段と、前記蒸発器を通過した冷媒の保有する冷熱の一部を前記電子膨張弁に流入する前の冷媒に受け渡す冷熱回収手段とを有する冷却装置であって、
前記一段目圧縮部において圧縮された冷媒である一段目冷媒が前記一段目圧縮部から前記3以上の蒸発器のうちの1または複数の第一の蒸発器に直接供給され、該第一の蒸発器を通過した前記一段目冷媒はその全部または一部が前記一段目熱交換を経由して前記二段目圧縮部に供給され、前記二段目圧縮部において圧縮された冷媒である二段目冷媒が前記二段目圧縮部から前記3以上の蒸発器の1または複数の第二の蒸発器に直接供給され、該第二の蒸発器を通過した前記二段目冷媒はその全部または一部が前記二段目熱交換器を経由して前記電子膨張弁に供給されて低圧低温冷媒になり、該低圧低温冷媒が前記3以上の蒸発器のうちの1または複数の第三の蒸発器に供給されることにより、
前記一段目冷媒の保有する温熱によって前記第一の蒸発器が加熱され、前記二段目冷媒の保有する温熱によって前記第二の蒸発器が加熱され、前記低圧低温冷媒の保有する冷熱によって前記第三の蒸発器が冷却されると共に、
前記二段目圧縮部から吐出される二段目冷媒の温度または圧力に基づいて、前記庫外送風手段の送り出す風量または前記第三の蒸発器を通過する風を形成する庫内送風手段の送り出す風量の一方または両方が制御されることを特徴とする冷却装置。 - 前記電子膨張弁を通過した冷媒が保有する冷熱を放出する排熱用熱交換手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の冷却装置。
- 前記一段目熱交換器と前記二段目熱交換器とが近接して配置または略一体的に形成され、前記庫外送風手段が形成する風流れによって前記一段目熱交換器と前記二段目熱交換器とが同時に冷却されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の冷却装置。
- 前記二段目熱交換器と前記排熱用熱交換手段とが近接して配置または略一体的に形成され、前記庫外送風手段が形成する風流れによって前記二段目熱交換器と前記排熱用熱交換手段とが同時に冷却されることを特徴とする請求項4または5記載の冷却装置。
- 前記送風手段が形成する風流れによって前記二段式圧縮機本体が冷却されることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の冷却装置。
- 断熱材によって囲まれ一面に開口部を具備する筐体と、該筐体を複数の商品収納庫に分割する仕切板と、前記商品収納庫のそれぞれに対応する商品搬出口を具備し、前記開口部を開閉する断熱扉と、前記商品収納庫のそれぞれに配置され、商品を収納して順次下方に搬出する機能を有する商品ラックと、前記商品ラックから落下した商品を前記商品搬出口に誘導するシュータと、該シュータの下方に配置されて空気を冷却する冷却手段と、該冷却手段を通過する空気の流れを形成する送風手段と、前記冷却手段によって冷却された空気を前記商品ラックの内部を経由して前記送風手段に循環させるための循環ダクトとを有する自動販売機であって、
前記冷却手段が、請求項1乃至7の何れかに記載の冷却装置における蒸発器であることを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004228861A JP4274075B2 (ja) | 2004-08-05 | 2004-08-05 | 冷却装置および自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004228861A JP4274075B2 (ja) | 2004-08-05 | 2004-08-05 | 冷却装置および自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006046812A true JP2006046812A (ja) | 2006-02-16 |
JP4274075B2 JP4274075B2 (ja) | 2009-06-03 |
Family
ID=36025561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004228861A Expired - Fee Related JP4274075B2 (ja) | 2004-08-05 | 2004-08-05 | 冷却装置および自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4274075B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007232255A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 冷却装置および自動販売機 |
JP2008102683A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
JP2008234139A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
JP2008269148A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
JP2008276397A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 冷却加熱装置および自動販売機 |
JP2009036459A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 冷却加熱装置 |
JP2012047395A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Sanyo Electric Co Ltd | ショーケースの集中制御装置 |
WO2013172196A1 (ja) * | 2012-05-18 | 2013-11-21 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
JP2014088974A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍機及び冷凍装置 |
JP2014159950A (ja) * | 2014-04-24 | 2014-09-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
KR101570486B1 (ko) * | 2014-10-23 | 2015-11-19 | (주)이상아이스메이커 | 가루얼음 제조장치 |
-
2004
- 2004-08-05 JP JP2004228861A patent/JP4274075B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4702101B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2011-06-15 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 冷却装置および自動販売機 |
JP2007232255A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 冷却装置および自動販売機 |
JP2008102683A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
JP2008234139A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
JP2008269148A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
JP2008276397A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 冷却加熱装置および自動販売機 |
JP2009036459A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 冷却加熱装置 |
JP2012047395A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Sanyo Electric Co Ltd | ショーケースの集中制御装置 |
WO2013172196A1 (ja) * | 2012-05-18 | 2013-11-21 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
JP2013257132A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-26 | Daikin Industries Ltd | 空気調和装置 |
JP2014088974A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍機及び冷凍装置 |
JP2014159950A (ja) * | 2014-04-24 | 2014-09-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
KR101570486B1 (ko) * | 2014-10-23 | 2015-11-19 | (주)이상아이스메이커 | 가루얼음 제조장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4274075B2 (ja) | 2009-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4935077B2 (ja) | 冷却装置および自動販売機 | |
JP2005326138A (ja) | 冷却装置およびこれを備えた自動販売機 | |
JP4274075B2 (ja) | 冷却装置および自動販売機 | |
JP5124952B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP2007115096A (ja) | 冷却装置および自動販売機 | |
JP4835196B2 (ja) | 冷却ユニットおよび自動販売機 | |
JP4274074B2 (ja) | 冷却装置および自動販売機 | |
JP2007309536A (ja) | 冷凍装置 | |
JP4702101B2 (ja) | 冷却装置および自動販売機 | |
JP2010043758A (ja) | 冷却装置 | |
JP5056026B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP4947002B2 (ja) | 冷媒回路装置 | |
JP2007108915A (ja) | 冷却装置および自動販売機 | |
JP5375333B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP5417961B2 (ja) | 冷媒回路装置 | |
JP5223550B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP2006125789A (ja) | 冷却装置およびこれを備えた自動販売機 | |
JP2007187370A (ja) | 冷媒サイクル装置 | |
JP4720530B2 (ja) | 冷媒サイクル装置 | |
JP5434423B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP5458872B2 (ja) | 冷却加熱装置 | |
JP2013235432A (ja) | 冷媒回路装置 | |
JP2010196915A (ja) | 冷凍サイクルシステム、冷凍サイクルシステムの制御方法 | |
JP5509829B2 (ja) | 冷媒回路装置 | |
JP5983341B2 (ja) | 自動販売機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090210 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4274075 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |