JPH09280668A - 複合型冷媒回路設備 - Google Patents

複合型冷媒回路設備

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JPH09280668A
JPH09280668A JP9435396A JP9435396A JPH09280668A JP H09280668 A JPH09280668 A JP H09280668A JP 9435396 A JP9435396 A JP 9435396A JP 9435396 A JP9435396 A JP 9435396A JP H09280668 A JPH09280668 A JP H09280668A
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JP
Japan
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heat storage
heat
storage agent
refrigerant
circuit
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Application number
JP9435396A
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English (en)
Inventor
Hirohide Hirayama
大秀 平山
Takeshi Sugimoto
猛 杉本
Masao Kawasaki
雅夫 川崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒や蓄熱剤の無用な循環を省いて運転効率
の向上を図る。 【解決手段】 圧縮機1、凝縮器2、絞り装置4、蒸発
器5を接続してなる冷蔵側の冷媒配管6と、冷媒配管6
に並列に蓄熱用絞り装置10及び蓄熱用熱交換器8を接
続してなる蓄熱用の冷媒配管15と、冷媒配管15から
の冷熱を蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱槽37と、圧縮
機21、凝縮器22、絞り装置24、蒸発器25を接続
してなる冷凍側の冷媒配管26と、凝縮器22と蒸発器
25との間に接続され蓄熱槽37からの冷熱を受け取る
冷熱供給用熱交換器31を有する冷熱供給用の冷媒配管
34aと、蓄熱用熱交換器8と蓄熱槽37との間に蓄熱
剤循環ポンプ48を有して設けられた第1の蓄熱剤循環
回路としての水配管47と、水配管47に並列に接続さ
れた第2の蓄熱剤循環回路しての水配管47aと、水配
管47又は水配管47aへの蓄熱剤流路を切り換える切
換え電磁弁53,53aを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば冷却温度
域の異なる被冷却環境をそれぞれ冷却する、いわば蒸発
器の冷媒蒸発温度を異にする複数の冷媒回路と、冷熱を
蓄冷、放冷するための蓄熱槽とを備えた複合型冷媒回路
設備の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品店舗等で使用される複合型冷
媒回路設備の構成を図7に示す。 同図において、1は
冷蔵側圧縮機(第1の圧縮機)、2は冷蔵側凝縮器(第
1の凝縮器)、3は符号5で示す冷蔵側蒸発器(第1の
蒸発器)へ供給する冷媒を遮断するための冷蔵側電磁
弁、4は冷蔵側絞り装置(第1の絞り装置)、6はこれ
らを連通する冷蔵側の冷媒配管を示す。更に、7は例え
ば水等の蓄熱剤を収容した蓄熱槽、8は冷蔵側蓄熱用蒸
発器(蓄熱用熱交換器)、9は冷蔵側蓄熱用蒸発器8へ
供給する冷媒を遮断するための冷蔵側蓄熱用電磁弁、1
0は冷蔵側蓄熱用絞り装置(蓄熱用絞り装置)、11は
冷蔵側過冷却用熱交換器、12,13はそれぞれ冷蔵側
過冷却切換電磁弁、14は冷媒配管6に連通され冷媒を
冷蔵側過冷却用熱交換器11へ迂回させて送るための冷
蔵側過冷却用の冷媒配管、15は冷媒配管6に並列に連
通していて冷蔵側蓄熱用蒸発器8へ冷媒を送るための冷
媒配管を示す。符号1〜15を付した各構成要素から、
冷蔵側蒸発器5を組み込んだ、例えばショーケース(第
1の被冷却環境の一例であって、例えば0℃を越える目
標温度に設定されている)を冷却する冷蔵側冷媒回路
(第1の冷媒回路)が構成される。
【0003】また、21は冷凍側圧縮機(第2の圧縮
機)、22は冷凍側凝縮器(第2の凝縮器)、23は符
号25で示す冷凍側蒸発器(第2の蒸発器)へ供給する
冷媒を遮断するための冷凍側電磁弁、24は冷凍側絞り
装置(第2の絞り装置)、26はこれらを連通する冷凍
側の冷媒配管を示す。更に、27は例えば水等の蓄熱剤
を収容した冷凍側の蓄熱槽、28は冷凍側蓄熱用蒸発
器、29は冷凍側蓄熱用蒸発器28への冷媒を遮断する
ための冷凍側蓄熱用電磁弁、30は冷凍側蓄熱用絞り装
置、31は冷熱供給用熱交換器、32,33はそれぞれ
冷凍側過冷却切換電磁弁、34は冷媒配管26に連通さ
れ冷媒を冷熱供給用熱交換器31へ迂回させて送るため
の冷凍側過冷却用の冷媒配管、35は冷媒配管26に並
列に連通され冷凍側蓄熱用蒸発器28へ冷媒を送るため
の冷媒配管を示す。符号21〜35を付した構成要素か
ら、冷凍側蒸発器25を組み込んだ、例えば冷凍庫(第
2の被冷却環境の一例であって、0℃以下に庫内目標温
度が設定されている)を冷却する冷凍側冷媒回路(第2
の冷媒回路)が構成されている。
【0004】次に、従来設備の動作につき図7に基づい
て説明する。まず、冷蔵側冷媒回路において、各冷蔵側
過冷却切換電磁弁12が閉止され冷蔵側過冷却切換電磁
弁13が開放された状態で、冷蔵側圧縮機1にて圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒は、冷蔵側凝縮器2で冷却・液
化され、冷蔵側電磁弁3を経て冷蔵側絞り装置4で減圧
された後、冷蔵側蒸発器5に流入し蒸発・吸熱してショ
ーケースや冷蔵庫を冷却し、冷蔵側圧縮機1へ還流す
る。以後同様のサイクルを繰返す。そして、被冷却環境
をあらかじめ設定された目標温度にするために必要な冷
凍能力(この冷凍能力を『冷凍負荷』とよぶ)が増大し
た場合には、冷蔵側過冷却切換電磁弁12を開放するこ
とにより、冷蔵側凝縮器2からの冷媒を冷蔵側過冷却用
熱交換器11に導き、あらかじめ冷蔵側の蓄熱槽7に蓄
えられた冷熱を取り出してショーケース等の冷却に供す
る。なお、冷蔵側電磁弁3は、ショーケース等に取付け
られた温度調節器(図示せず)の出力結果を基に得た冷
凍負荷の状態に応じて開閉され、冷蔵側蒸発器5に流入
させる冷媒の供給を制御する。他方、冷凍側冷媒回路の
動作については、基本的に冷蔵側冷媒回路の挙動と同じ
ゆえ省略する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の複合型冷媒回路
設備によれば、蓄熱槽への蓄冷運転を行う場合におい
て、蓄熱槽からの冷熱を冷凍側冷媒回路へ放冷する蓄熱
剤循環回路への蓄熱剤の循環は不要であるにもかかわら
ず、この循環を賄う蓄熱剤循環ポンプへの入力は必要で
あり、蓄熱剤循環ポンプに係るランニングコストの点か
ら改善の余地があった。
【0006】逆に、蓄熱槽からの冷熱を冷凍側冷媒回路
へ供給する放冷運転を行う場合においても、蓄冷運転を
行う蓄熱剤循環回路への蓄熱剤の循環は不要であるにも
かかわらず、この循環を賄う蓄熱剤循環ポンプへの入力
は必要であり、蓄熱剤循環ポンプに係るランニングコス
トの点から改善の余地があった。
【0007】また、第1の被冷却環境に対する冷却負荷
が減少した時であって蓄冷運転を行う場合においても、
第1の被冷却環境に対応する冷蔵側蒸発器へ流入する冷
媒は不要であるにもかかわらず、この冷媒の流入を賄う
冷蔵側圧縮機への入力は必要であり、冷蔵側圧縮機に係
るランニングコストの点から改善の余地があった。
【0008】また、強制的に蓄冷運転する状態以外にお
いて、第1の被冷却環境に対する冷凍負荷が低く、いわ
ば蓄冷運転を行うことができる状態であっても、蓄冷運
転に切換えることができず、複合型冷媒回路設備におけ
る蓄冷効率の点から改善の余地があった。
【0009】また、蓄冷運転に関与する熱交換器と放冷
運転に関与する熱交換器とが別個に配置されていたた
め、設備を現地で据付ける時に据付け作業が繁雑になっ
ており、複合型冷媒回路設備の据付け作業の効率の点か
ら改善の余地があった。
【0010】また、蓄熱槽からの蓄熱剤循環回路と放冷
または蓄冷運転に関与する熱交換器とを結合する結合
部、およびこれらの熱交換器と放冷または蓄冷運転に関
与する冷媒回路や蓄熱剤循環回路とを結合する結合部が
異なる位置に配置されていたため、装置を現地で据付け
る時に据付け作業が繁雑になり、作業効率の点で改善の
余地があった。
【0011】更に、蓄熱槽へ冷熱を蓄冷するための熱交
換器と蓄熱槽から冷熱を放冷するための熱交換器とが別
々に設けられているため、熱交換器に係るイニシャルコ
ストが大きくなり改善の余地があった。
【0012】この発明は、上述した従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、冷媒や蓄熱剤の無用な循環を省
いて運転効率の向上化を図ることができ、あるいは設備
据付け時の作業効率の向上化を図ることのできる複合型
冷媒回路設備の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明においては、以
下に示すような技術手段を講じることにより、上述の目
的を達成しようとするものである。すなわち、請求項1
の発明による複合型冷媒回路設備は、第1の圧縮機、第
1の凝縮器、第1の絞り装置、および第1の被冷却環境
を冷却する第1の蒸発器を順次環状に接続してなる第1
の冷媒回路と、第1の冷媒回路に第1の絞り装置および
第1の蒸発器と並列に蓄熱用絞り装置および蓄熱用熱交
換器を順次接続してなる蓄熱用冷媒回路と、蓄熱用熱交
換器を介して第1の冷媒回路の最大冷凍能力と第1の被
冷却環境の所要の冷凍能力との差に対応した冷熱を蓄冷
する蓄熱剤を収容した蓄熱槽と、第2の圧縮機、第2の
凝縮器、第2の絞り装置、および第1の被冷却環境より
も低温にされる第2の被冷却環境を冷却する第2の蒸発
器を順次環状に接続してなる第2の冷媒回路と、第2の
冷媒回路の第2の凝縮器と第2の蒸発器との間に接続さ
れ蓄熱槽の蓄熱剤からの冷熱を第2の冷媒回路に供給す
る冷熱供給用熱交換器を有する冷熱供給回路と、蓄熱用
熱交換器と蓄熱槽との間に蓄熱剤循環ポンプを有して設
けられ蓄熱槽の蓄熱剤を循環させて蓄熱用熱交換器の冷
媒からの冷熱を蓄熱剤に与える第1の蓄熱剤循環回路
と、第1の蓄熱剤循環回路に蓄熱用熱交換器と並列に接
続され蓄熱槽からの蓄熱剤を循環させて冷熱供給用熱交
換器の冷媒に蓄熱剤の冷熱を与える第2の蓄熱剤循環回
路と、第1の蓄熱剤循環回路および第2の蓄熱剤循環回
路に設けられ第1の蓄熱剤循環回路または第2の蓄熱剤
循環回路への蓄熱剤流路を切り換える蓄熱剤流路切換手
段とを具備してなるものである。
【0014】また、請求項2の発明による複合型冷媒回
路設備は、第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞り装
置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発器を
順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、第1の冷媒
回路に第1の絞り装置および第1の蒸発器と並列に蓄熱
用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順次接続してなる蓄
熱用冷媒回路と、蓄熱用熱交換器を介して第1の冷媒回
路の最大冷凍能力と第1の被冷却環境の所要の冷凍能力
との差に対応した冷熱を蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱
槽と、第2の圧縮機、第2の凝縮器、第2の絞り装置、
および第1の被冷却環境よりも低温にされる第2の被冷
却環境を冷却する第2の蒸発器を順次環状に接続してな
る第2の冷媒回路と、第2の冷媒回路の第2の凝縮器と
第2の蒸発器との間に接続され蓄熱槽の蓄熱剤からの冷
熱を第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有
する冷熱供給回路と、蓄熱用熱交換器と蓄熱槽との間に
蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ蓄熱槽の蓄熱剤を循
環させて蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱を蓄熱剤に与
える第1の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環回路に
蓄熱用熱交換器と並列に接続され蓄熱槽からの蓄熱剤を
循環させて冷熱供給用熱交換器の冷媒に蓄熱剤の冷熱を
与える第2の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環回路
および第2の蓄熱剤循環回路に設けられ第1の蓄熱剤循
環回路または第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を切
り換える蓄熱剤流路切換手段と、第1の被冷却環境に与
えられた冷凍能力に対応する物理量を検出する冷凍能力
検出手段と、第1の冷媒回路および蓄熱用冷媒回路に設
けられ第1の冷媒回路または蓄熱用冷媒回路への冷媒流
路を切り換える冷媒流路切換手段と、冷凍能力検出手段
により検出された物理量に基づいて冷媒流路切換手段を
制御して冷媒流路を切り換える冷媒流路制御手段とを具
備してなるものである。
【0015】そして、請求項3の発明による複合型冷媒
回路設備は、第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞り
装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発器
を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、第1の冷
媒回路に第1の絞り装置および第1の蒸発器と並列に蓄
熱用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順次接続してなる
蓄熱用冷媒回路と、蓄熱用熱交換器を介して第1の冷媒
回路の最大冷凍能力と第1の被冷却環境の所要の冷凍能
力との差に対応した冷熱を蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄
熱槽と、第2の圧縮機、第2の凝縮器、第2の絞り装
置、および第1の被冷却環境よりも低温にされる第2の
被冷却環境を冷却する第2の蒸発器を順次環状に接続し
てなる第2の冷媒回路と、第2の冷媒回路の第2の凝縮
器と第2の蒸発器との間に接続され蓄熱槽の蓄熱剤から
の冷熱を第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器
を有する冷熱供給回路と、蓄熱用熱交換器と蓄熱槽との
間に蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ蓄熱槽の蓄熱剤
を循環させて蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱を蓄熱剤
に与える第1の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環回
路に蓄熱用熱交換器と並列に接続され蓄熱槽からの蓄熱
剤を循環させて冷熱供給用熱交換器の冷媒に蓄熱剤の冷
熱を与える第2の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環
回路および第2の蓄熱剤循環回路に設けられ第1の蓄熱
剤循環回路または第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路
を切り換える蓄熱剤流路切換手段と、第1の被冷却環境
に与えられた冷凍能力に対応する物理量を検出する冷凍
能力検出手段と、冷凍能力検出手段により検出された物
理量に基づいて蓄熱剤流路切換手段を制御して蓄熱剤流
路を切り換える蓄熱剤流路制御手段とを具備してなるも
のである。
【0016】更に、請求項4の発明による複合型冷媒回
路設備は、第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞り装
置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発器を
順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、第1の冷媒
回路に第1の絞り装置および第1の蒸発器と並列に蓄熱
用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順次接続してなる蓄
熱用冷媒回路と、蓄熱用熱交換器を介して第1の冷媒回
路の最大冷凍能力と第1の被冷却環境の所要の冷凍能力
との差に対応した冷熱を蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱
槽と、第2の圧縮機、第2の凝縮器、第2の絞り装置、
および第1の被冷却環境よりも低温にされる第2の被冷
却環境を冷却する第2の蒸発器を順次環状に接続してな
る第2の冷媒回路と、第2の冷媒回路の第2の凝縮器と
第2の蒸発器との間に接続され蓄熱槽の蓄熱剤からの冷
熱を第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有
する冷熱供給回路と、蓄熱用熱交換器と蓄熱槽との間に
蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ蓄熱槽の蓄熱剤を循
環させて蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱を蓄熱剤に与
える第1の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環回路に
蓄熱用熱交換器と並列に接続され蓄熱槽からの蓄熱剤を
循環させて冷熱供給用熱交換器の冷媒に蓄熱剤の冷熱を
与える第2の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環回路
および第2の蓄熱剤循環回路に設けられ第1の蓄熱剤循
環回路または第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を切
り換える蓄熱剤流路切換手段とを備えているとともに、
冷熱供給用熱交換器と蓄熱用熱交換器とを、ひとつの筐
体に内蔵したものである。
【0017】また、請求項5の発明による複合型冷媒回
路設備は、第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞り装
置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発器を
順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、第1の冷媒
回路に第1の絞り装置および第1の蒸発器と並列に蓄熱
用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順次接続してなる蓄
熱用冷媒回路と、蓄熱用熱交換器を介して第1の冷媒回
路の最大冷凍能力と第1の被冷却環境の所要の冷凍能力
との差に対応した冷熱を蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱
槽と、第2の圧縮機、第2の凝縮器、第2の絞り装置、
および第1の被冷却環境よりも低温にされる第2の被冷
却環境を冷却する第2の蒸発器を順次環状に接続してな
る第2の冷媒回路と、第2の冷媒回路の第2の凝縮器と
第2の蒸発器との間に接続され蓄熱槽の蓄熱剤からの冷
熱を第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有
する冷熱供給回路と、蓄熱用熱交換器と蓄熱槽との間に
蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ蓄熱槽の蓄熱剤を循
環させて蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱を蓄熱剤に与
える第1の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環回路に
蓄熱用熱交換器と並列に接続され蓄熱槽からの蓄熱剤を
循環させて冷熱供給用熱交換器の冷媒に蓄熱剤の冷熱を
与える第2の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環回路
および第2の蓄熱剤循環回路に設けられ第1の蓄熱剤循
環回路または第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を切
り換える蓄熱剤流路切換手段と、冷熱供給用熱交換器と
蓄熱用熱交換器を内蔵した筐体とを備えているととも
に、筐体に少なくとも冷媒流路切換手段、蓄熱剤流路切
換手段、および蓄熱用絞り装置を内蔵し、第1の蓄熱剤
循環回路、第2の蓄熱剤循環回路、蓄熱用冷媒回路、お
よび冷熱供給回路のそれぞれの配管接続端を筐体の適宜
箇所から纏めて露出させて配置したものである。
【0018】そして、請求項6の発明による複合型冷媒
回路設備は、第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞り
装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発器
を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、第1の冷
媒回路に第1の絞り装置および第1の蒸発器と並列に蓄
熱用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順次接続してなる
蓄熱用冷媒回路と、蓄熱用熱交換器を介して第1の冷媒
回路の最大冷凍能力と第1の被冷却環境の所要の冷凍能
力との差に対応した冷熱を蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄
熱槽と、第2の圧縮機、第2の凝縮器、第2の絞り装
置、および第1の被冷却環境よりも低温にされる第2の
被冷却環境を冷却する第2の蒸発器を順次環状に接続し
てなる第2の冷媒回路と、第2の冷媒回路の第2の凝縮
器と第2の蒸発器との間に接続され蓄熱槽の蓄熱剤から
の冷熱を第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器
を有する冷熱供給回路と、蓄熱用熱交換器と蓄熱槽との
間に蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ蓄熱槽の蓄熱剤
を循環させて蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱を蓄熱剤
に与える第1の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環回
路に蓄熱用熱交換器と並列に接続され蓄熱槽からの蓄熱
剤を循環させて冷熱供給用熱交換器の冷媒に蓄熱剤の冷
熱を与える第2の蓄熱剤循環回路と、第1の蓄熱剤循環
回路および第2の蓄熱剤循環回路に設けられ第1の蓄熱
剤循環回路または第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路
を切り換える蓄熱剤流路切換手段とを備えているととも
に、蓄熱用熱交換器と冷熱供給用熱交換器とを一体にし
て一体型熱交換器を形成し、蓄熱用冷媒回路、冷熱供給
回路、第1の蓄熱剤循環回路を一体型熱交換器にそれぞ
れ臨ませて、各回路間で熱交換可能に構成したものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 発明の実施の形態1.図1はこの発明による実施の形態
1における複合型冷媒回路設備を示す構成図である。但
し、符号1〜6、8〜10、15、21〜26、および
31は、図7で示した従来設備と同一のものであり、詳
説は省略する。図において、37は水等の蓄熱剤を収容
した蓄熱槽である。34aは冷凍側冷媒回路(第2の冷
媒回路)の冷凍側凝縮器22と冷凍側電磁弁23との間
の冷媒配管26から冷熱供給用熱交換器31へ導かれた
冷媒配管であり、冷熱供給回路を構成している。47は
蓄熱剤を循環させて冷蔵側冷媒回路(第1の冷媒回路)
からの余剰冷熱を蓄熱槽37に移動させるための水配管
であり、第1の蓄熱剤循環回路を構成している。47a
は蓄熱槽37に蓄えられている冷熱を冷熱供給用熱交換
器31を通して冷凍側冷媒回路へ供給する水配管であ
り、第2の蓄熱剤循環回路を構成している。48は冷蔵
側蓄熱用熱交換器8または冷熱供給用熱交換器31と蓄
熱槽37との間に配備された蓄熱剤循環ポンプである。
53,53aはそれぞれ水配管47,47aへの蓄熱剤
の流入を制御する切換え電磁弁である。
【0020】次に、実施の形態1による複合型冷媒回路
設備の動作について説明する。ここで、例えば冷蔵側冷
媒回路および冷凍側冷媒回路において、冷蔵側圧縮機
1、冷蔵側凝縮器2は第1の被冷却環境(ショーケース
等)についてあらかじめ設定されている最大冷凍負荷
(最大冷凍能力)を賄えるように設計されているため
に、ショーケース等に与えられる冷凍負荷が減少する
と、前記の最大冷凍負荷とそのときの冷凍負荷の差が余
剰の冷熱として生じる。第1の被冷却環境は通常夜間に
なると冷凍負荷が減少すること、および夜間に使用する
電力料金が昼間に比べて低くなることから、この複合型
冷媒回路設備では夜間に安い電力料金で蓄冷運転を強制
的に行い、昼間は夜間に蓄えた冷熱を冷凍側蒸発器25
での冷却運転に利用するようになっている。
【0021】この複合型冷媒回路設備によると、余剰冷
熱に対応する量の冷媒は、蓄熱用冷媒回路の冷蔵側蓄熱
用電磁弁9および冷蔵側蓄熱用絞り装置10を通じて冷
蔵側蓄熱用熱交換器8へ移動し、更にこの余剰冷熱が水
配管47を循環する蓄熱剤を介して蓄熱槽37に蓄冷さ
れる。そして、蓄冷運転時には、切換え電磁弁53が開
いていて蓄熱剤を冷蔵側蓄熱用熱交換器8へ流入させ、
切換え電磁弁53aが閉じていて冷熱供給用熱交換器3
1への蓄熱剤の流入を止めている。逆に、放冷運転時に
は、切換え電磁弁53は閉じていて、切換え電磁弁53
aは開いている。すなわち、切換え電磁弁53および切
換え電磁弁53aの組合せ構成が、本発明の蓄熱剤流路
切換手段の一例である。
【0022】一方、冷凍側冷媒回路では、冷蔵側冷媒回
路において蓄冷運転を行っている時、冷凍側圧縮機21
で圧縮された高温高圧のガス冷媒は冷凍側凝縮器22で
凝縮された後、冷熱供給用熱交換器31では殆ど熱交換
されることなく、冷凍側絞り装置24を経て冷凍側蒸発
器25で蒸発し、冷凍側蒸発器25に対応する第2の被
冷却環境を冷却している。また、冷蔵側冷媒回路におい
て放冷運転を行っている時、高温高圧のガス冷媒は冷凍
側凝縮器22で凝縮し、冷熱供給用熱交換器31で更に
冷却された後に冷凍側蒸発器25へ供給される。このよ
うに、冷蔵側蒸発器5での蒸発温度が高い、つまり運転
効率の高い冷媒回路で生じた余剰冷熱を蓄冷する一方、
この冷熱を冷凍側蒸発器25での蒸発温度の低い、すな
わち運転効率の低い冷媒回路で利用するようにしてある
ので、冷蔵側冷媒回路および冷凍側冷媒回路を含めた冷
媒回路設備全体としての冷凍効率を向上させることがで
きる。
【0023】特に、この複合型冷媒回路設備によれば、
蓄冷、放冷運転毎に蓄熱剤流路を切換えることにより、
蓄熱剤循環量を低減し、設備の運転効率を向上させるこ
とができる。すなわち、蓄冷運転を行う状態では放冷運
転に関与する蓄熱剤循環回路へは蓄熱剤を流入させない
ようにし、逆に放冷運転を行う状態では蓄冷運転に関与
する蓄熱剤循環回路へ蓄熱剤を流入させないようにする
ことができる。これにより、蓄熱剤循環ポンプ48への
入力を従来よりも低減することができ、複合型冷媒回路
設備全体のランニングコストを低減化することができ
る。
【0024】発明の実施の形態2.図2はこの発明によ
る実施の形態2の複合型冷媒回路設備を示す構成図であ
る。但し、その構成は前記の実施の形態1に示したもの
と殆ど同じであるが、次に示す構成要素を備える点で異
なる。すなわち、冷蔵側冷媒回路において、42は冷蔵
側圧縮機1吸入側の冷媒配管6に設けられ冷媒ガスの吸
入圧力を検出する圧力検出器(冷凍能力検出装置の一
例)、43は圧力検出器42で検出された圧力検出値を
基に冷蔵側電磁弁3や冷蔵側蓄熱用電磁弁9の開閉を制
御する冷媒流路制御手段である。この場合、冷蔵側圧縮
機1吸入側の冷媒ガスの圧力は第1の被冷却環境に与え
られた冷凍能力に対応する物理量の一例である。
【0025】次に、実施の形態2における複合型冷媒回
路設備の動作について説明する。但し、この複合型冷媒
回路設備における各冷媒回路の基本的な冷凍サイクル動
作は、実施の形態1と同じである。ところで、第1の被
冷却環境における冷凍負荷が減少すると、冷蔵側蒸発器
5に生じる余剰冷熱量は増加する。また、冷凍負荷が減
少すれば、それに対応して冷蔵側冷媒回路における吸入
圧力が低下する。そこで、圧力検出器42により検出さ
れた吸入圧力が所定の圧力値よりも低下すると、冷媒流
路制御手段43は冷蔵側電磁弁3を閉じるとともに冷蔵
側蓄熱用電磁弁9を開き、冷蔵側冷媒回路の運転を冷却
運転から蓄冷運転に自動的に切り換える。すなわち、第
1の被冷却環境に対する冷却負荷が減少して蓄冷運転を
行える状態において、第1の被冷却環境に対応する冷蔵
側蒸発器5に冷媒が流入しないように冷媒回路の流路切
換を制御することができるのである。
【0026】これにより、冷却運転および蓄冷運転時の
冷媒循環量が低減し、冷蔵側圧縮機1への入力を低減す
ることにより、複合型冷媒回路設備の運転効率を向上す
ることができる。尚、上記では冷媒流路切換手段として
冷蔵側電磁弁3,冷蔵側蓄熱用電磁弁9を用いたが、こ
れらに代えて、冷蔵側冷媒回路を構成する冷媒配管6と
蓄熱用冷媒回路を構成する冷媒配管15との分岐位置
に、例えば三方切換弁等を配備してもよい。
【0027】発明の実施の形態3.図3はこの発明によ
る実施の形態3における複合型冷媒回路設備を示すもの
であり、その構成は前記の実施の形態1のものと殆ど同
じであるが、次に示す構成要素を備える点で実施の形態
1と異なる。すなわち、42は冷蔵側圧縮機1吸入側の
冷媒配管6に接続され冷媒ガスの吸入圧力を検出する圧
力検出器、43aは圧力検出器42により検出された値
に基づき冷媒配管47上の切換え電磁弁53および冷媒
配管47a上の切換え電磁弁53aの開閉を制御する蓄
熱剤流路制御手段である。
【0028】次に、実施の形態3における複合型冷媒回
路設備の動作について説明する。但し、この複合型冷媒
回路設備における各冷媒回路の基本的な冷凍サイクル動
作は実施の形態1と同じである。ところで、冷蔵用蒸発
器5に余剰冷熱が生じた場合、前記の実施の形態2に示
したように、圧力検出器42で検出される冷媒ガスの吸
入圧力は減少する。圧力検出器42により検出された吸
入圧力が所定の圧力値よりも低下すると、蓄熱剤流路制
御手段43aは切換え電磁弁53を開くとともに切換え
電磁弁53aを閉じ、これにより蓄熱槽37からの蓄熱
剤の流入を冷熱供給用熱交換器31側から冷蔵側蓄熱用
熱交換器8側へ切り換えて蓄冷運転に切り換わるのに対
応させる。すなわち、例えば強制的に蓄冷運転を行う時
間以外の通常の冷却運転を行う時間帯においても、第1
の被冷却環境に対する冷凍負荷が低減し蓄冷運転を行え
る状態になれば、蓄熱剤循環回路の蓄熱剤流路を制御し
て蓄冷運転に切換えるのである。
【0029】これにより、蓄熱槽37へ余剰冷熱を蓄え
る時の蓄熱剤循環量を低減することができ、以て蓄熱剤
循環ポンプ48への入力を低減することにより、複合型
冷媒回路設備の運転効率を向上化することができる。
尚、上記では蓄熱剤流路切換手段として2つの切換え電
磁弁53,53aを用いたが、これらに代えて、第1の
蓄熱剤循環回路を構成する水配管47と第2の蓄熱剤循
環回路を構成する水配管47aとの分岐位置に、例えば
三方切換弁等を配備してもよい。
【0030】発明の実施の形態4.図4はこの発明によ
る実施の形態4における複合型冷媒回路設備を示すもの
であり、その構成は実施の形態1と同じであるが、以下
に示す構成が実施の形態1と異なる。7は少なくとも冷
蔵側蓄熱用熱交換器8と冷熱供給用熱交換器31を内部
に収納した筐体である。具体的には、ひとつの筐体7内
に、冷熱供給用熱交換器31、冷蔵側蓄熱用熱交換器
8、冷媒配管15の一部、冷媒配管34aの一部、水配
管47の一部、水配管47aの一部、冷蔵側蓄熱用電磁
弁9、冷蔵側蓄熱用絞り装置10、冷凍側電磁弁23等
が内蔵されている。
【0031】この構成によれば、複合型冷媒回路設備を
現地で据付ける時、蓄熱槽37、冷蔵側冷媒回路、冷凍
側冷媒回路以外の構成部品は、ひとつの筐体7に内蔵さ
れているので、現地での据付け作業の簡素化を図ること
ができ、すなわち設備据付けに関するサービス性を向上
化することができる。
【0032】発明の実施の形態5.図5はこの発明によ
る実施の形態5における複合型冷媒回路設備を示すもの
であり、その構成は前記の実施の形態1と殆ど同じであ
るが、次に示す構成が実施の形態1と異なる。すなわ
ち、7aは冷蔵側蓄熱用熱交換器8、冷熱供給用熱交換
器31、水配管47の一部、水配管47aの一部、冷媒
配管15の一部、冷媒配管34aの一部、切換え電磁弁
53、切換え電磁弁53a、冷蔵側蓄熱用電磁弁9、冷
蔵側蓄熱用絞り装置10、冷凍側電磁弁23を内蔵する
筐体である。また、水配管47、水配管47a、冷媒配
管15、および冷媒配管34aのそれぞれの配管接続端
は、筐体7aの側部に配置され1カ所から纏めて取り出
されている。ここでは、蓄熱用冷媒回路および冷熱供給
回路の冷媒配管の結合部分を1カ所で引き出した配置と
し、第1の蓄熱剤循環回路と第2の蓄熱剤循環回路と蓄
熱槽37からの水配管との結合部分も1カ所で引き出し
た配置にされている。なお、これらの結合部分の配管引
出し方向はいずれも同じ方向にするのが、配管接続作業
効率の面で好ましい。
【0033】これにより、複合型冷媒回路設備を現地で
据付ける時、水配管47,47aと蓄熱槽37の結合
部、蓄熱用冷媒回路の冷媒配管15と冷蔵側冷媒回路の
冷媒配管6との結合部、冷媒配管34aと冷凍側冷媒回
路の冷媒配管26との結合部を1カ所に纏めて配置して
あるので、各配管の接合作業を1カ所で行うことがで
き、複合型冷媒回路設備の現地での据付け作業の簡素化
を図ることができる。 尚、この実施の形態5における
複合型冷媒回路設備の動作は、前記した実施の形態1と
同じなので説明は省略する。
【0034】発明の実施の形態6.図6はこの発明によ
る実施の形態6における複合型冷媒回路設備を示すもの
であり、その構成は前記の実施の形態1と殆ど同じであ
るが、次に示す構成要素を備える点において実施の形態
1と異なる。8aは実施の形態1で述べた蓄熱用熱交換
器8の構成と冷熱供給用熱交換器31の構成とを一体化
して形成された一体型熱交換器である。この一体型熱交
換器8a内には、蓄熱用冷媒回路の冷媒配管15、冷熱
供給回路の冷媒配管34a、第1の蓄熱剤循環回路の水
配管47をそれぞれ臨ませてあり、各回路間で熱交換可
能に構成されている。
【0035】次に、実施の形態6における複合型冷媒回
路設備の動作について説明する。冷蔵側冷媒回路での冷
凍負荷が減少して余剰冷媒が生じた時、この冷熱は冷媒
配管15中を流れる冷媒により一体型熱交換器8aに移
動され、この一体型熱交換器8aに移動した冷熱は水配
管47内の蓄熱剤を介して蓄熱槽37へ移動する。逆
に、蓄熱槽37から供給される冷熱は蓄熱剤を介して一
体型熱交換器8aに移動し、この一体型熱交換器8a中
を通過する冷媒配管34a内の冷媒を冷却することによ
り消費される。
【0036】このように、従来は蓄冷運転用および放冷
運転用としてそれぞれ設けていた蓄熱用熱交換器と冷熱
供給用熱交換器とを一体化したことにより、熱交換器に
関するイニシャルコストを低減化することができ、これ
により複合型冷媒回路設備全体のイニシャルコストを低
減できるのである。
【0037】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。すな
わち、蓄冷運転を行う状態では放冷運転に係る第2の蓄
熱剤循環回路へ蓄熱剤を流入させないようにし、逆に放
冷運転を行う状態では蓄冷運転に係る第1の蓄熱剤循環
回路へ蓄熱剤を流入させないようにできるので、蓄熱運
転または放冷運転のいずれの場合においても蓄熱剤の循
環量を従来よりも少なくすることができる。従って、蓄
熱剤循環ポンプのランニングコストを低減化することが
でき、設備全体としての運転効率を向上化することがで
きる。
【0038】また、第1の被冷却環境で要求される冷凍
負荷が低下して蓄冷運転を行える状態の場合は、第1の
被冷却環境を冷却する第1の蒸発器へは冷媒を流入させ
ず、蓄熱用熱交換器へ冷媒を流入させるようにできるの
で、蓄冷運転における第1の冷媒回路の冷媒循環量を従
来よりも少なくすることができる。従って、第1の圧縮
機のランニングコストを低減化することができ、設備全
体の運転効率を向上化することができる。
【0039】そして、強制的に蓄冷運転を行う時間帯以
外の通常の冷却運転を行う時間帯において、第1の被冷
却環境で要求される冷凍負荷が低下して蓄冷運転を行え
る状態になれば、通常の冷却運転から蓄冷運転に自動的
に切換えることができる。従って、強制的に蓄冷運転に
切換えられている時以外にも蓄冷運転を行うことができ
るので、蓄冷運転効率を従来と比べて改善することがで
き、この設備全体としての運転効率を向上化できる。
【0040】更に、蓄冷運転に用いられる蓄熱用熱交換
器と放冷運転に用いられる冷熱供給用熱交換器をひとつ
の筐体に内蔵してあるので、この設備の現地での据付け
作業効率を従来と比べて改善することができる。すなわ
ち、設備据付けに関するサービス性を向上化することが
できる。
【0041】また、冷熱供給用熱交換器、蓄熱用熱交換
器、冷媒流路切換手段、蓄熱剤流路切換手段、および蓄
熱用絞り装置をひとつの筐体内に内蔵するとともに、第
1の蓄熱剤循環回路、第2の蓄熱剤循環回路、蓄熱用冷
媒回路、および冷熱供給回路のそれぞれの配管接続端を
筐体の適宜箇所の1カ所に纏めて配置し、更に筐体から
外部に露出させてあるので、この設備の現地での据付け
作業効率を従来よりも改善することができる。すなわ
ち、設備据付けに関するサービス性を向上化することが
できるのである。
【0042】そして、冷蔵側である第1の冷媒回路に生
じた余剰冷熱を蓄熱槽中の蓄熱剤に与えるための蓄熱用
熱交換器と、蓄熱槽の蓄熱剤の冷熱を冷凍側である第2
の冷媒回路に供給するための冷熱供給用熱交換器とを、
一体型熱交換器として一体的に構成したので、熱交換器
にかかるイニシャルコストを下げることができる。従っ
て、この設備全体のイニシャルコストを低減化できるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による複合型冷媒回
路設備を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による複合型冷媒回
路設備の要部構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による複合型冷媒回
路設備の要部構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による複合型冷媒回
路設備の要部構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による複合型冷媒回
路設備の要部構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による複合型冷媒回
路設備を示す構成図である。
【図7】 従来の複合型冷媒回路設備を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 冷蔵側圧縮機 2 冷蔵側凝縮器 3 冷蔵側電磁弁 4 冷蔵側絞り装置 5 冷蔵側蒸発器 6 冷媒配管 7 筐体 7a 筐体 8 冷蔵側蓄熱用熱交換器 8a 一体型熱交換器 9 冷蔵側蓄熱用電磁弁 10 冷蔵側蓄熱用絞り装置 15 冷媒配管 21 冷凍側圧縮機 22 冷凍側凝縮器 23 冷凍側電磁弁 24 冷凍側絞り装置 25 冷凍側蒸発器 26 冷媒配管 31 冷熱供給用熱交換器 34a 冷媒配管 37 蓄熱槽 42 圧力検出器 43 冷媒流路制御手段 43a 蓄熱剤流路制御手段 47 水配管 47a 水配管 48 蓄熱剤循環ポンプ 53 切換え電磁弁 53a 切換え電磁弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞
    り装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発
    器を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、前記第
    1の冷媒回路に前記第1の絞り装置および前記第1の蒸
    発器と並列に蓄熱用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順
    次接続してなる蓄熱用冷媒回路と、前記蓄熱用熱交換器
    を介して前記第1の冷媒回路の最大冷凍能力と前記第1
    の被冷却環境の所要の冷凍能力との差に対応した冷熱を
    蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱槽と、第2の圧縮機、第
    2の凝縮器、第2の絞り装置、および前記第1の被冷却
    環境よりも低温にされる第2の被冷却環境を冷却する第
    2の蒸発器を順次環状に接続してなる第2の冷媒回路
    と、前記第2の冷媒回路の第2の凝縮器と第2の蒸発器
    との間に接続され前記蓄熱槽の蓄熱剤からの冷熱を前記
    第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有する
    冷熱供給回路と、前記蓄熱用熱交換器と前記蓄熱槽との
    間に蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ前記蓄熱槽の蓄
    熱剤を循環させて前記蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱
    を前記蓄熱剤に与える第1の蓄熱剤循環回路と、前記第
    1の蓄熱剤循環回路に前記蓄熱用熱交換器と並列に接続
    され前記蓄熱槽からの蓄熱剤を循環させて前記冷熱供給
    用熱交換器の冷媒に前記蓄熱剤の冷熱を与える第2の蓄
    熱剤循環回路と、前記第1の蓄熱剤循環回路および前記
    第2の蓄熱剤循環回路に設けられ前記第1の蓄熱剤循環
    回路または前記第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を
    切り換える蓄熱剤流路切換手段とを具備してなることを
    特徴とする複合型冷媒回路設備。
  2. 【請求項2】 第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞
    り装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発
    器を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、前記第
    1の冷媒回路に前記第1の絞り装置および前記第1の蒸
    発器と並列に蓄熱用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順
    次接続してなる蓄熱用冷媒回路と、前記蓄熱用熱交換器
    を介して前記第1の冷媒回路の最大冷凍能力と前記第1
    の被冷却環境の所要の冷凍能力との差に対応した冷熱を
    蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱槽と、第2の圧縮機、第
    2の凝縮器、第2の絞り装置、および前記第1の被冷却
    環境よりも低温にされる第2の被冷却環境を冷却する第
    2の蒸発器を順次環状に接続してなる第2の冷媒回路
    と、前記第2の冷媒回路の第2の凝縮器と第2の蒸発器
    との間に接続され前記蓄熱槽の蓄熱剤からの冷熱を前記
    第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有する
    冷熱供給回路と、前記蓄熱用熱交換器と前記蓄熱槽との
    間に蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ前記蓄熱槽の蓄
    熱剤を循環させて前記蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱
    を前記蓄熱剤に与える第1の蓄熱剤循環回路と、前記第
    1の蓄熱剤循環回路に前記蓄熱用熱交換器と並列に接続
    され前記蓄熱槽からの蓄熱剤を循環させて前記冷熱供給
    用熱交換器の冷媒に前記蓄熱剤の冷熱を与える第2の蓄
    熱剤循環回路と、前記第1の蓄熱剤循環回路および前記
    第2の蓄熱剤循環回路に設けられ前記第1の蓄熱剤循環
    回路または前記第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を
    切り換える蓄熱剤流路切換手段と、前記第1の被冷却環
    境に与えられた冷凍能力に対応する物理量を検出する冷
    凍能力検出手段と、前記第1の冷媒回路および前記蓄熱
    用冷媒回路に設けられ前記第1の冷媒回路または前記蓄
    熱用冷媒回路への冷媒流路を切り換える冷媒流路切換手
    段と、前記冷凍能力検出手段により検出された物理量に
    基づいて前記冷媒流路切換手段を制御して冷媒流路を切
    り換える冷媒流路制御手段とを具備してなることを特徴
    とする複合型冷媒回路設備。
  3. 【請求項3】 第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞
    り装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発
    器を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、前記第
    1の冷媒回路に前記第1の絞り装置および前記第1の蒸
    発器と並列に蓄熱用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順
    次接続してなる蓄熱用冷媒回路と、前記蓄熱用熱交換器
    を介して前記第1の冷媒回路の最大冷凍能力と前記第1
    の被冷却環境の所要の冷凍能力との差に対応した冷熱を
    蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱槽と、第2の圧縮機、第
    2の凝縮器、第2の絞り装置、および前記第1の被冷却
    環境よりも低温にされる第2の被冷却環境を冷却する第
    2の蒸発器を順次環状に接続してなる第2の冷媒回路
    と、前記第2の冷媒回路の第2の凝縮器と第2の蒸発器
    との間に接続され前記蓄熱槽の蓄熱剤からの冷熱を前記
    第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有する
    冷熱供給回路と、前記蓄熱用熱交換器と前記蓄熱槽との
    間に蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ前記蓄熱槽の蓄
    熱剤を循環させて前記蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱
    を前記蓄熱剤に与える第1の蓄熱剤循環回路と、前記第
    1の蓄熱剤循環回路に前記蓄熱用熱交換器と並列に接続
    され前記蓄熱槽からの蓄熱剤を循環させて前記冷熱供給
    用熱交換器の冷媒に前記蓄熱剤の冷熱を与える第2の蓄
    熱剤循環回路と、前記第1の蓄熱剤循環回路および前記
    第2の蓄熱剤循環回路に設けられ前記第1の蓄熱剤循環
    回路または前記第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を
    切り換える蓄熱剤流路切換手段と、前記第1の被冷却環
    境に与えられた冷凍能力に対応する物理量を検出する冷
    凍能力検出手段と、前記冷凍能力検出手段により検出さ
    れた物理量に基づいて前記蓄熱剤流路切換手段を制御し
    て蓄熱剤流路を切り換える蓄熱剤流路制御手段とを具備
    してなることを特徴とする複合型冷媒回路設備。
  4. 【請求項4】 第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞
    り装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発
    器を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、前記第
    1の冷媒回路に前記第1の絞り装置および前記第1の蒸
    発器と並列に蓄熱用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順
    次接続してなる蓄熱用冷媒回路と、前記蓄熱用熱交換器
    を介して前記第1の冷媒回路の最大冷凍能力と前記第1
    の被冷却環境の所要の冷凍能力との差に対応した冷熱を
    蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱槽と、第2の圧縮機、第
    2の凝縮器、第2の絞り装置、および前記第1の被冷却
    環境よりも低温にされる第2の被冷却環境を冷却する第
    2の蒸発器を順次環状に接続してなる第2の冷媒回路
    と、前記第2の冷媒回路の第2の凝縮器と第2の蒸発器
    との間に接続され前記蓄熱槽の蓄熱剤からの冷熱を前記
    第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有する
    冷熱供給回路と、前記蓄熱用熱交換器と前記蓄熱槽との
    間に蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ前記蓄熱槽の蓄
    熱剤を循環させて前記蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱
    を前記蓄熱剤に与える第1の蓄熱剤循環回路と、前記第
    1の蓄熱剤循環回路に前記蓄熱用熱交換器と並列に接続
    され前記蓄熱槽からの蓄熱剤を循環させて前記冷熱供給
    用熱交換器の冷媒に前記蓄熱剤の冷熱を与える第2の蓄
    熱剤循環回路と、前記第1の蓄熱剤循環回路および前記
    第2の蓄熱剤循環回路に設けられ前記第1の蓄熱剤循環
    回路または前記第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を
    切り換える蓄熱剤流路切換手段とを備えているととも
    に、前記冷熱供給用熱交換器と前記蓄熱用熱交換器と
    を、ひとつの筐体に内蔵したことを特徴とする複合型冷
    媒回路設備。
  5. 【請求項5】 第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞
    り装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発
    器を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、前記第
    1の冷媒回路に前記第1の絞り装置および前記第1の蒸
    発器と並列に蓄熱用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順
    次接続してなる蓄熱用冷媒回路と、前記蓄熱用熱交換器
    を介して前記第1の冷媒回路の最大冷凍能力と前記第1
    の被冷却環境の所要の冷凍能力との差に対応した冷熱を
    蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱槽と、第2の圧縮機、第
    2の凝縮器、第2の絞り装置、および前記第1の被冷却
    環境よりも低温にされる第2の被冷却環境を冷却する第
    2の蒸発器を順次環状に接続してなる第2の冷媒回路
    と、前記第2の冷媒回路の第2の凝縮器と第2の蒸発器
    との間に接続され前記蓄熱槽の蓄熱剤からの冷熱を前記
    第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有する
    冷熱供給回路と、前記蓄熱用熱交換器と前記蓄熱槽との
    間に蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ前記蓄熱槽の蓄
    熱剤を循環させて前記蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱
    を前記蓄熱剤に与える第1の蓄熱剤循環回路と、前記第
    1の蓄熱剤循環回路に前記蓄熱用熱交換器と並列に接続
    され前記蓄熱槽からの蓄熱剤を循環させて前記冷熱供給
    用熱交換器の冷媒に前記蓄熱剤の冷熱を与える第2の蓄
    熱剤循環回路と、前記第1の蓄熱剤循環回路および前記
    第2の蓄熱剤循環回路に設けられ前記第1の蓄熱剤循環
    回路または前記第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を
    切り換える蓄熱剤流路切換手段と、前記冷熱供給用熱交
    換器と前記蓄熱用熱交換器を内蔵した筐体とを備えてい
    るとともに、前記筐体に少なくとも前記冷媒流路切換手
    段、前記蓄熱剤流路切換手段、および蓄熱用絞り装置を
    内蔵し、前記第1の蓄熱剤循環回路、前記第2の蓄熱剤
    循環回路、前記蓄熱用冷媒回路、および前記冷熱供給回
    路のそれぞれの配管接続端を前記筐体の適宜箇所から纏
    めて露出させて配置したことを特徴とする複合型冷媒回
    路設備。
  6. 【請求項6】 第1の圧縮機、第1の凝縮器、第1の絞
    り装置、および第1の被冷却環境を冷却する第1の蒸発
    器を順次環状に接続してなる第1の冷媒回路と、前記第
    1の冷媒回路に前記第1の絞り装置および前記第1の蒸
    発器と並列に蓄熱用絞り装置および蓄熱用熱交換器を順
    次接続してなる蓄熱用冷媒回路と、前記蓄熱用熱交換器
    を介して前記第1の冷媒回路の最大冷凍能力と前記第1
    の被冷却環境の所要の冷凍能力との差に対応した冷熱を
    蓄冷する蓄熱剤を収容した蓄熱槽と、第2の圧縮機、第
    2の凝縮器、第2の絞り装置、および前記第1の被冷却
    環境よりも低温にされる第2の被冷却環境を冷却する第
    2の蒸発器を順次環状に接続してなる第2の冷媒回路
    と、前記第2の冷媒回路の第2の凝縮器と第2の蒸発器
    との間に接続され前記蓄熱槽の蓄熱剤からの冷熱を前記
    第2の冷媒回路に供給する冷熱供給用熱交換器を有する
    冷熱供給回路と、前記蓄熱用熱交換器と前記蓄熱槽との
    間に蓄熱剤循環ポンプを有して設けられ前記蓄熱槽の蓄
    熱剤を循環させて前記蓄熱用熱交換器の冷媒からの冷熱
    を前記蓄熱剤に与える第1の蓄熱剤循環回路と、前記第
    1の蓄熱剤循環回路に前記蓄熱用熱交換器と並列に接続
    され前記蓄熱槽からの蓄熱剤を循環させて前記冷熱供給
    用熱交換器の冷媒に前記蓄熱剤の冷熱を与える第2の蓄
    熱剤循環回路と、前記第1の蓄熱剤循環回路および前記
    第2の蓄熱剤循環回路に設けられ前記第1の蓄熱剤循環
    回路または前記第2の蓄熱剤循環回路への蓄熱剤流路を
    切り換える蓄熱剤流路切換手段とを備えているととも
    に、前記蓄熱用熱交換器と前記冷熱供給用熱交換器とを
    一体にして一体型熱交換器を形成し、前記蓄熱用冷媒回
    路、前記冷熱供給回路、前記第1の蓄熱剤循環回路を前
    記一体型熱交換器にそれぞれ臨ませて、各回路間で熱交
    換可能に構成したことを特徴とする複合型冷媒回路設
    備。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001099514A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Sanyo Electric Co Ltd 蓄熱式空調冷凍装置
JP2013130357A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Mitsubishi Electric Corp 二元冷凍装置
JP2013160427A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp 二元冷凍装置
CN112594968A (zh) * 2020-12-25 2021-04-02 珠海格力电器股份有限公司 复合制冷系统及其控制方法

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