JP2001241538A - トロイダル無段変速機の変速比制御方法 - Google Patents

トロイダル無段変速機の変速比制御方法

Info

Publication number
JP2001241538A
JP2001241538A JP2001032902A JP2001032902A JP2001241538A JP 2001241538 A JP2001241538 A JP 2001241538A JP 2001032902 A JP2001032902 A JP 2001032902A JP 2001032902 A JP2001032902 A JP 2001032902A JP 2001241538 A JP2001241538 A JP 2001241538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
toroidal
transmission
power rollers
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001032902A
Other languages
English (en)
Inventor
Joachim Bamberger
バムベルガー ヨアヒム
Peter Michau
ミヒャウ ペーター
Joachim Horn
ホルン ヨアヒム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JP2001241538A publication Critical patent/JP2001241538A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/664Friction gearings
    • F16H61/6649Friction gearings characterised by the means for controlling the torque transmitting capability of the gearing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トロイダル無段変速機において、パワーロー
ラの制御品質を改善する。 【解決手段】 旋回支承装置の保持力Fやその変位距
離zの調節により目標変速比に関連づけてフィードバッ
ク制御するメカニズムに基づき、変速比制御回路の入力
側12へ実際変速比をフィードバックすることにで、変
速比nueを制御する。この場合、保持力Fを、トー
ラス状ディスク1,3に加わるトルクM1,M2ならび
にパワーローラ6,7の傾斜位置に依存して予備制御す
る。あるいはこのパワーローラ6,7の旋回支承装置8
の変位距離zを、スタティックまたはダイナミックに制
御回路にフィードバックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トロイダル無段変
速機の変速比制御方法に関する。この場合、トロイダル
無段変速機に、入力ディスクおよび出力ディスクを備え
た少なくとも1つのトーラス状ディスクペアと、力を伝
達するよう該トーラス状ディスクペアと接触している少
なくとも1つのパワーローラが設けられており、該パワ
ーローラは、変速機内で変位可能な旋回支承装置に配置
されていて、入力ディスクと出力ディスクとの間で無段
階に変更可能な傾斜位置により変速比を変えることがで
き、前記旋回支承装置の保持力および/またはその変位
距離の調節により目標変速比に関連づけて閉ループ制御
を行うメカニズムに基づき、変速比制御回路の入力側へ
実際変速比をフィードバックすることにより変速比を制
御する。
【0002】
【従来の技術】トロイダル無段変速機は、ころがり接触
における摩擦力によりトーラス状の駆動側ディスクから
介在ローラつまりパワーローラを介してトーラス状の被
駆動側ディスクへパワーを伝達する。トーラス状ディス
クは、いわゆる「ハーフトロイダル型」または「フルト
ロイダル型」をとることができる。
【0003】トーラス状ディスクペアの各ディスク間に
おける少なくとも1つのパワーローラは、変位可能な旋
回支承装置ないしは傾転支承装置を介して保持されてい
る。この場合、パワーローラを傾けることにより、その
ころがり半径がトーラス状ディスクにおいて変化し、そ
のことで変速比の変化が生じる。なお、摩擦力の伝達に
必要とされる垂直力は、トーラス状ディスクを軸線方向
に押し当てることで形成される。
【0004】変速比のための従来の閉ループ制御システ
ムは、たとえばPIDコントローラによってパワーロー
ラの角度を慣用のやり方で制御することに基づいてい
る。その際、パワーローラ角度は、変速機内でパワーロ
ーラを支持している旋回支承装置のスタティックな保持
力および/またはその変位距離の調節により行われる。
この場合、閉ループ制御ないしはフィードバック制御の
ために、実際の変速比が閉ループ制御システムにおける
制御回路の入力側に加えられ、目標変速比との関連づけ
が行われる。閉ループ制御技術において一般的であるよ
うに、パワーローラのスタティックな保持力および/ま
たは変位距離の操作量に対する介入により変速比が閉ル
ープ制御される。
【0005】このような慣用の閉ループ制御システムに
よるアプローチであると、制御ダイナミクスの改善が必
要であることがわかった。このため、変速機の特別な構
造が提案されている。その場合、いわゆる「ケーシング
角度(Gehaeuse-Winkel)」の導入によりたとえば制御
の安定領域が広がるけれども、これはたとえば前進走行
の場合だけというように、変速機の一方の回転方向につ
いてしかあてはまらない。
【0006】なお、Prof. P. Tenberge による文献 "To
roidgetriebe mit verbesserten Kennwerten", VDI-Ber
ichte No. 1393, 1998, p. 703 - 724 には、トロイダ
ル型におけるトラクション伝動を効率、制御、設置スペ
ースならびに馬力荷重に関して構想的、構造的に最適化
することについての概論が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、パワ
ーローラの慣用の閉ループ制御を制御品質について改善
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、保持力を、トーラス状ディスクに加わるトルクなら
びにパワーローラの傾斜位置に依存して予備制御し、お
よび/または該パワーローラの旋回支承装置の変位距離
を、スタティックまたはダイナミックに制御回路にフィ
ードバックすることより解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】このように請求項1の特徴部分に
記載の構成によれば、標準的なフィードバック制御メカ
ニズムを2つの付加的な成分によって補うことにより達
成される。つまり上述のように、一方では保持力をトー
ラス状ディスクに加わるトルクならびに介在ローラつま
りパワーローラの傾斜位置に依存して予備制御し、他方
ではパワーローラの旋回支承装置の変位距離を制御回路
にフィードバックする。これら2つの成分により慣用の
制御コンセプトが著しく拡張され、このことで様々な利
点を達成することができる。つまり保持力の予備制御に
より、パワーローラの目下の傾転角を考慮しながら変速
機の駆動部および被駆動部におけるトルク変化の影響が
制御回路から分離される。保持力を予備制御しないと変
速比コントローラは、トルク変化の作用を目標変速比の
外乱の原因として考慮するのではなく、はじめにそれに
対して応答することになる。
【0010】パワーローラ位置を別個にまたは保持力予
備制御と組み合わせて使うことのできるフィードバック
によって、変速比の時間経過中の振動をコントロールす
るために有効なシステム変量が得られる。たとえばこれ
によって、振動を効果的に減衰できるようになる。
【0011】請求項2および3には、保持力予備制御に
関する関数関係が示されている。これによれば定常的な
保持力F は式 F =M1/R01+M2/R02 に従って予備制御され、ここでM1は駆動側ディスクす
なわち入力ディスクにおけるトルクであり、M2は被駆
動側ディスクすなわち出力ディスクにおけるトルクであ
り、R01は入力ディスク上でのパワーローラのころが
り半径、R02は出力ディスク上でのパワーローラのこ
ろがり半径である。
【0012】これは、1つのパワーローラをもつ1つの
トーラス状ディスクペアに対する基本的な関係である。
【0013】請求項3によればこの関係が、トロイダル
装置ごとに複数のトーラス状ディスクペアと複数のパワ
ーローラを備えたトロイダル変速機のために拡張されて
いる。これに従い定常的な保持力F が式 F =(M1/R1+M2/R2)(NT・NZ) に依存して予備制御され、ここでM1は入力ディスクに
おけるトルクであり、M2は出力ディスクにおけるトル
クであり、R01は入力ディスク上でのパワーローラの
ころがり半径、R02は出力ディスク上でのパワーロー
ラのころがり半径、NTはトロイダル装置の個数、NZ
は各トロイダル装置におけるパワーローラの個数であ
る。
【0014】さらに請求項4および5には、微分された
かたちでのパワーローラのフィードバックについて記載
されている。これによれば、パワーローラの変位距離の
時間微分(dz/dt)がフィードバック量として用い
られる。このようにフィードバックされる量を、有利に
は所定の増幅係数と乗算することができる。
【0015】
【実施例】図1に概略的に示されているように、トロイ
ダル無段変速機の最も重要な部材はエンジントルクを受
け取る駆動側ディスクつまり入力ディスク1であり、こ
のディスクは軸2および通例はクラッチもしくはトルク
コンバータ(図示せず)を介して、エンジン駆動部と結
合されている。入力ディスク1は、やはり軸2′を有す
る被駆動側ディスクつまり出力ディスク3とともにトー
ラス状ディスクペアを成している。この場合、互いに対
向する接触面4,5がいっしょになって、1つのトロイ
ダル面を形成している。
【0016】これら両方のトーラス状ディスク1と3の
間に、少なくとも1つのしかし一般には2つから3つの
介在ローラつまりパワーローラ6,7が配置されてお
り、これは半径R をもち、図1ではシンボリックに
しか示されていない旋回支承装置8に、傾斜可能に、ま
た、固有の軸を中心に旋回可能に懸架されている。この
場合、支承点は中央の軸から間隔R を有している。
パワーローラ6,7はそれらの周囲面9,10におい
て、トーラス状ディスク1,3の接触面4,5ところが
り摩擦接触しており、したがってトルクM1をもつ入力
ディスク1の回転運動W1が、角速度W2とトルクM2
をもつ出力ディスク3の回転運動に変換される。
【0017】図2および図3には、トロイダル変速機に
とって代表的な相応の量が示されている。個々のパワー
ローラ(図3では1つのパワーローラ6しか示されてい
ない)の傾転角α(図3)によって、入力ディスク1な
いしは出力ディスク3においてこのパワーローラのころ
がり半径R01もしくはR02が決まる。角度α=0の
とき、変速比は1:1となる。図3に示されているよう
にR01<R02のとき、ディスク1,3の角速度につ
いてW2<W1という関係が成り立つ。
【0018】周知のようにトロイダル変速機の場合には
構造的な特性に起因して、パワーローラ6,7の旋回支
承装置8により、z方向における保持力(図2参照)を
生じさせなければならない。また、傾転角αを調節する
ためにさらに、パワーローラ6,7を旋回支承装置8の
相応の旋回によりz方向で位置を変えることができる。
図2に示されているように、パワーローラ6の位置を値
zだけずらすと、ローラ接点K1がローラ接点K2まで
変化し、このローラ接点K1はころがり半径R01より
も大きい半径R1をもつ。
【0019】傾斜運動のダイナミクスつまり傾転角αの
時間経過特性とz方向でのパワーローラの位置変化のダ
イナミクスを、関連する運動方程式を立てて調べる場
合、通常の最適化された境界条件や無視操作たとえば変
速機における軸受摩擦の算入しないことなどをふまえ、
旋回支承装置8において動作条件が一定であっても保持
力F を取り込む必要がある。この保持力はたとえば
式 F −M1/R01−M2/R02=0 で十分である。
【0020】この関係を、請求項に記載されているよう
に保持力の予備制御に利用することができる。
【0021】次に図4を参照しながら、本発明による閉
ループ制御方法のためのシミュレーションモデルの相応
のダイアグラムに基づき最適化された閉ループ制御方法
について説明する。
【0022】ここで前提とする区間モデル11は、モデ
リングに即してまえもって定められた量および様々なシ
ステム方程式(ここで詳しく説明する必要はない)を表
している。区間モデル19により、出力量としてたとえ
ば入力ディスク1の角速度11、パワーローラの傾転角
α、変速比nue、車輛速度V、出力ディスク3のトル
クM2、パワーローラ6のころがり半径R01,R02
がトーラス状ディスク1,3から送出される。この区間
モデルの入力量は、入力ディスク1のトルクM1ならび
に保持力F である。
【0023】入力側では閉ループ制御システムに対し目
標変速比が入力側12に入力され、この目標変速比と区
間モデル11のそのつどの実際変速比nueが加算器1
3において比較される。制御偏差を表す差信号がコント
ローラ14に供給され、このコントローラはそれに応じ
た制御信号をその出力側から送出する。シミュレーショ
ンの実例として、制御パラメータP=−200およびD
=−50をもつPDコントローラを用いた。その際、加
速過程をシミュレートした。
【0024】区間モデル11により出力信号として生成
されるようなパワーローラ6の変位距離zを、フィード
バック分岐15を介してフィードバックすることができ
る。この場合、微分素子17により変位距離zが時間的
に微分され(dz/dt)、ついで18において所定の
増幅係数と乗算される。この信号はコントローラ14の
出力信号に加算される(参照符号16)。さらにその信
号に対し、相応の計算素子20からの予備制御信号とし
て定常的な保持力が与えられる(参照符号19)。計算
素子20は入力量として、ころがり半径R01およびR
02ならびに出力ディスク3のトルクM2をもってい
る。その際、入力ディスク1のトルクM1が区間モデル
11の入力側から取り出される。商形成素子21,22
においてM1とR01もしくはM2とR02からそれぞ
れ商が形成され、その結果が加算器23において加算さ
れ、これが求めていた保持力予備制御を表すことにな
る。
【0025】このシミュレーション例において、様々な
モデル定数を実例として決めた。つまりたとえば入力デ
ィスク、出力ディスクならびにパワーローラの質量をそ
れぞれ1kgとし、これらの部材の慣性トルクをそれぞ
れ0.05kg/m 、パワーローラ6の傾斜軸とト
ーラス状ディスク1,3の軸との間隔を0.05m、パ
ワーローラの半径を0.07m、車両の質量を1,20
0kg、ローラ抵抗係数を4.9515Ns/m、cw
値を0.4828Ns/m 、車輪半径を0.28
8m、トロイダル変速機に対応づけられている差動歯車
機構の変速比を0.2727とした。
【0026】図5〜図13にはシミュレーションの結果
が示されている。図5には、シミュレートされた車両加
速過程における速度経過が、変速段ごとに次第に平坦に
なっていく様子が示されている。図6には入力ディスク
の角速度W1が示されており、そこに示されている典型
的な値は1つの変速段において上昇し続け、変速段が変
わると跳躍的に下降している。図7および図8には、変
速比特性曲線(図7)と傾転角特性曲線(図8)の逆対
称の経過特性によって、これら両方の量の相関関係が示
されている。この場合、個々の変速段において、変速機
の変速比と傾転角が一定に保たれている。
【0027】図9には、やはり個々の変速段と相関づけ
られている旋回支承装置に関する保持力F の経過特
性が示されている。
【0028】さらに、図10〜図13によるパワーロー
ラの変位距離を表すダイアグラムに示されているよう
に、対応するシフト過程は著しく短くかつ著しくはっき
りした傾斜ローラの位置移動により引き起こされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トロイダル変速機の概略的な軸線方向断面図で
ある。
【図2】トーラス状ディスクつまりトロイダル変速機の
特性量を表す図である。
【図3】トーラス状ディスクつまりトロイダル変速機の
特性量を表す図である。
【図4】変速比の制御に使用されるフィードバック制御
プロセスの流れを示す図である。
【図5】閉ループ制御方法のシミュレーションにおいて
シミュレートされた車両速度特性曲線を時間軸上で示す
図である。
【図6】閉ループ制御方法のシミュレーションにおける
入力ディスク角速度の特性曲線を時間軸上で示す図であ
る。
【図7】閉ループ制御方法のシミュレーションにおける
回転数変速比の特性曲線を時間軸上で示す図である。
【図8】閉ループ制御方法のシミュレーションにおける
パワーローラの傾転角の特性曲線を時間軸上で示す図で
ある。
【図9】閉ループ制御方法のシミュレーションにおける
パワーローラの旋回支承装置によりもたらされる保持力
の特性曲線を時間軸上で示す図である。
【図10】閉ループ制御方法のシミュレーションにおけ
る第1のシフト過程によるパワーローラの変位距離を時
間軸上で示す図である。
【図11】閉ループ制御方法のシミュレーションにおけ
る第2のシフト過程によるパワーローラの変位距離を時
間軸上で示す図である。
【図12】閉ループ制御方法のシミュレーションにおけ
る第3のシフト過程によるパワーローラの変位距離を時
間軸上で示す図である。
【図13】閉ループ制御方法のシミュレーションにおけ
る第4のシフト過程によるパワーローラの変位距離を時
間軸上で示す図である。
【符号の説明】
1 入力ディスク 2 軸 3 出力ディスク 4,5 接触面 6,7 パワーローラ 8 旋回支承装置 9,10 周囲面 11 区間モデル 13,16,19,23 加算器 14 コントローラ 15 フィードバック分岐 20 計算素子 21,22 商形成素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター ミヒャウ ドイツ連邦共和国 レーゲンスブルク ケ ーテ−コルヴィッツ−シュトラーセ 67 (72)発明者 ヨアヒム ホルン ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ガイガー シュトラーセ 5

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロイダル無段変速機に、入力ディスク
    (1)および出力ディスク(3)を備えた少なくとも1
    つのトーラス状ディスクペアと、力を伝達するよう該ト
    ーラス状ディスクペア(1,3)と接触している少なく
    とも1つのパワーローラ(6,7)が設けられており、 該パワーローラ(6,7)は、変速機内で変位可能な旋
    回支承装置(8)に配置されていて、入力ディスクと出
    力ディスク(1,3)との間で無段階に変更可能な傾斜
    位置(α)により変速比を変えることができ、 前記旋回支承装置の保持力(F)および/またはその
    変位距離(z)の調節により目標変速比に関連づけて閉
    ループ制を行うメカニズムに基づき、変速比(nue)
    制御回路の入力側(12)へ実際変速比をフィードバッ
    クすることにより変速比(nue)を制御する形式の、 トロイダル無段変速機の変速比制御方法において、 前記保持力(F)を、トーラス状ディスク(1,3)
    に加わるトルク(M1,M2)ならびにパワーローラ
    (6,7)の傾斜位置に依存して予備制御し、 および/または該パワーローラ(6,7)の旋回支承装
    置(8)の変位距離(z)を、スタティックまたはダイ
    ナミックに制御回路にフィードバックすることを特徴と
    する、 トロイダル無段変速機の変速比制御方法。
  2. 【請求項2】 定常的な保持力(F)を式 F =M1/R01+M2/R02 に依存して予備制御し、 ここでM1は入力ディスク(1)におけるトルクであ
    り、M2は出力ディスク(3)におけるトルクであり、
    R01は入力ディスク(1)上でのパワーローラ(6,
    7)のころがり半径、R02は出力ディスク(3)上で
    のパワーローラ(6,7)のころがり半径である、 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 複数のトーラス状ディスクペアをもつト
    ロイダル変速機では定常的な保持力(F)を式 F =(M1/R1+M2/R2)(NT・NZ) に依存して予備制御し、 ここでM1は入力ディスク(1)におけるトルクであ
    り、M2は出力ディスク(3)におけるトルクであり、
    R01は入力ディスク(1)上でのパワーローラ(6,
    7)のころがり半径、R02は出力ディスク(3)上で
    のパワーローラ(6,7)のころがり半径、NTはトロ
    イダル装置の個数、NZは各トロイダル装置におけるパ
    ワーローラの個数である、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記パワーローラ(6,7)の変位距離
    (z)の時間微分(dz/dt)をフィードバックす
    る、請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 フィードバックした値を所定の増幅係数
    と乗算する、請求項1から4のいずれか1項記載の方
    法。
JP2001032902A 2000-02-08 2001-02-08 トロイダル無段変速機の変速比制御方法 Withdrawn JP2001241538A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10005463A DE10005463C1 (de) 2000-02-08 2000-02-08 Verfahren zur Regelung des Übersetzungsverhältnisses eines stufenlosen Toroidgetriebes
DE10005463.3 2000-02-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001241538A true JP2001241538A (ja) 2001-09-07

Family

ID=7630178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001032902A Withdrawn JP2001241538A (ja) 2000-02-08 2001-02-08 トロイダル無段変速機の変速比制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6612964B2 (ja)
JP (1) JP2001241538A (ja)
DE (1) DE10005463C1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10236619A1 (de) * 2002-08-09 2004-02-19 Daimlerchrysler Ag Toroidregelvorrichtung
DE10300569B4 (de) * 2003-01-10 2007-09-13 Daimlerchrysler Ag Toroidregelvorrichtung
GB0805213D0 (en) * 2008-03-20 2008-04-30 Torotrak Dev Ltd An electric controller for a continuously variable transmission and a method of control of a continuously variable transmission

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3460341B2 (ja) * 1994-11-28 2003-10-27 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機の変速制御装置
JPH11257479A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Honda Motor Co Ltd トロイダル型無段変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20010016537A1 (en) 2001-08-23
US6612964B2 (en) 2003-09-02
DE10005463C1 (de) 2001-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6839617B2 (en) Extension of operating range of feedback in CVT ratio control
JP4461219B2 (ja) 連続可変変速機を制御する方法
US5044214A (en) Toroidal transmission with split torque and equalization planetary drive
JP5023383B2 (ja) パワースプリット式自動変速機のギヤ比制御方法並びにパワースプリット式自動変速機
US7563194B2 (en) Control method and controller for a motor vehicle drive train
US8292781B2 (en) Powertrain control method and system
JP4284905B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2008144969A (ja) トランスミッションの動作方法
EP0364435A1 (en) CONTINUOUSLY VARIABLE DIFFERENTIAL GEARBOX.
JP2000506954A (ja) 自動無段変速機の制御装置
US9079574B2 (en) Method for controlling a motor vehicle powertrain
JP2001241538A (ja) トロイダル無段変速機の変速比制御方法
JP6783307B2 (ja) ねじりばねを有するトランスミッション、及びトランスミッションを操作するための方法
EP1092887B1 (en) Starting clutch controls for continuous variable transmissions
Osumi et al. Transient analysis of geared neutral type half-toroidal CVT
JP2805061B2 (ja) 車両駆動系の制御装置
JP3122905B2 (ja) 車両用左右駆動力制御装置
JP4010222B2 (ja) 無段変速装置
JP3711875B2 (ja) 変速比無限大無段変速機の制御装置
JP4078981B2 (ja) 無段変速装置
JP2004150456A (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPS6220946A (ja) 車両用無段自動変速機の走行制御装置
US1081642A (en) Gearing.
JP2004068936A (ja) 無段変速機構の変速比制御装置
RU2276298C1 (ru) Бесступенчатая передача

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513