JP2001241163A - 擬似突板化粧シート及びこの化粧シートを用いた化粧材 - Google Patents

擬似突板化粧シート及びこの化粧シートを用いた化粧材

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JP2001241163A
JP2001241163A JP2000051296A JP2000051296A JP2001241163A JP 2001241163 A JP2001241163 A JP 2001241163A JP 2000051296 A JP2000051296 A JP 2000051296A JP 2000051296 A JP2000051296 A JP 2000051296A JP 2001241163 A JP2001241163 A JP 2001241163A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突板化粧板を壁面、天井面、床面、あるい
は、家具類等に貼着したような見栄えのする擬似突板化
粧シート及びこれを用いた擬似突板化粧材を提供するこ
とである。 【解決手段】 等間隔に直線状の溝加工予定部を有すと
共に、前記溝加工予定部と、前記溝加工予定部と直交す
る方向の繋ぎ部とにより区画形成される領域に木目柄が
設けられた擬似突板化粧シートにおいて、前記溝加工予
定部を介して隣接する前記繋ぎ部が互い違いに設けられ
ると共に、少なくとも隣接する領域に設けられる木目柄
が互いに異なる木目柄であることを特徴とする擬似突板
化粧シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擬似突板化粧シー
ト、および、これを用いた擬似突板化粧材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の壁面や床面、あるいは、階
段などに自然感や高級感を持たせる目的で、天然木をス
ライスした突板を木質系基材、石膏系基材、繊維セメン
ト板、GRC、コンクリート、あるいは、樹脂含浸紙等
と貼合した突板化粧板が用いられている。しかし、突板
は天然木をスライスしたものとはいうものの、天然木で
あることには変わりはなく、森林伐採による地球環境を
破壊するといった問題や資源の枯渇による品薄問題、あ
るいは、これらに伴う価格の高騰などで、今までのよう
には住宅の壁面や床面などに今までのように安易には使
用できない環境になってきている。
【0003】しかし、突板化粧板は、先にも記載したよ
うに自然感や高級感があるといったことから、根強い需
要があることも事実であり、また、突板化粧板には突板
化粧板故の問題、すなわち、経時的に反りや干割れが生
じるといった問題も存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
問題点に鑑みてなされたものであって、突板化粧板を壁
面や床面等に貼着したような見栄えのする擬似突板化粧
シート及びこれを用いた擬似突板化粧材を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な課題を解決するために、請求項1記載の本発明は、等
間隔に直線状の溝加工予定部を有すと共に、前記溝加工
予定部と、前記溝加工予定部と直交する方向の繋ぎ部と
により区画形成される領域に木目柄が設けられた擬似突
板化粧シートにおいて、前記溝加工予定部を介して隣接
する前記繋ぎ部が互い違いに設けられると共に、少なく
とも隣接する領域に設けられる木目柄が互いに異なる木
目柄であることを特徴とするものである。このように構
成することにより、突板化粧板を壁面や床面、階段面等
に貼着したような見栄えのする化粧シートを得ることが
できる。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の擬似突板化粧シートにおいて、前記溝加工予定部
と前記繋ぎ部とにより区画形成される全ての領域は前記
溝加工予定部と平行な方向が前記溝加工予定部と直交す
る方向より長くなるように構成されていることを特徴と
するものである。このように構成することにより、特に
溝加工予定部と直交する方向の端部の木目柄があたかも
突板化粧板を貼着したようなイメージを与える化粧シー
トを得ることができる。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項
1、2のいずれかに記載の擬似突板化粧シートにおい
て、前記溝加工予定部は前記溝加工予定部を介して隣接
する前記溝加工予定部と前記繋ぎ部とにより区画形成さ
れる領域に設けられた木目柄同士が連続性を持つような
態様で印刷されていることを特徴とするものである。こ
のように構成することにより、化粧シートを基材と貼合
し、溝加工予定部に溝加工を施して化粧材とするとき
に、溝加工予定部と実際の溝加工部との位置が多少ずれ
て、溝加工予定部が該溝加工予定部を介して隣接するい
ずれの木目柄に入っても、違和感のないものとすること
ができる。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の擬似突板化粧シートにおいて、
前記繋ぎ部の両端部がいずれも前記溝加工予定部に達し
ていないことを特徴とするものである。このように構成
することにより、溝加工予定部と実際の溝加工部との位
置が多少ずれても、繋ぎ部が実際の溝加工部を越えて隣
接する木目柄に入ることがない。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜4のいずれかに記載の擬似突板化粧シートにおいて、
最表面に電離放射線硬化型樹脂により形成された表面保
護層が設けられていることを特徴とするものである。こ
のように構成することにより、耐スクラッチ性や耐磨耗
性、耐汚染性等に優れた化粧シートとすることができ、
床材用化粧材に特に好適な化粧シートとすることができ
る。
【0010】また、請求項6に記載の発明の突板もどき
化粧材は、請求項1〜5のいずれかに記載の擬似突板化
粧シートを基材の一方の面に貼合すると共に、前記擬似
突板化粧シートの前記溝加工予定部に溝加工を施したこ
とを特徴とするものである。このように構成することに
より、擬似突板化粧材を用いた壁面や床面、あるいは、
階段面などは、あたかも突板化粧板を貼着したような見
栄えのするものとすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の本発明について、図面等を
用いて以下に詳しく説明する。図1は本発明にかかる擬
似突板化粧シートの一実施例を示す平面図、図2は本発
明にかかる擬似突板化粧材の一実施例を示す斜視図であ
り、図中の1は擬似突板化粧シート、2は溝加工予定
部、3は繋ぎ部、4は木目柄、10は擬似突板化粧材、11
は基材、20はV溝加工部、21は雌実、22は雄実、40は秋
材部、41は春材部をそれぞれ示す。
【0012】図1は本発明にかかる擬似突板化粧シート
の一実施例を示す部分平面図であって、擬似突板化粧シ
ート1は一枚のシートに等間隔に直線状の溝加工予定部
2を有すと共に、前記溝加工予定部2と、前記溝加工予
定部2と直交する方向の繋ぎ部3とにより区画形成され
る領域に秋材部40と春材部41の位置や形状が異なる木目
柄4が設けられ、さらに前記溝加工予定部2を介して隣
接する前記繋ぎ部3が互い違いに、かつ、前記繋ぎ部3
の両端部がいずれも前記溝加工予定部2に達しないよう
に設けられている。また、前記木目柄4が設けられる前
記溝加工予定部2と前記繋ぎ部3とにより区画形成され
る全ての領域は前記溝加工予定部2と平行な方向が前記
溝加工予定部2と直交する方向より長くなるように構成
されている。
【0013】前記溝加工予定部2、前記繋ぎ部3、前記
木目柄4は、通常は図1に示す擬似突板化粧シート1の
前記溝加工予定部2と直交する方向に前記擬似突板化粧
シート1よりも広幅で、かつ、前記溝加工予定部2と平
行な方向に連続した長尺シートに絵柄やベタ柄の印刷を
することにより、また、導管溝といった凹凸模様を加熱
プレスなどすることにより形成されるものであって、図
1に示す擬似突板化粧シート1は、絵柄やベタ柄の印
刷、また、導管溝といった凹凸模様が形成された広幅の
長尺シートを図1に示すようにトリミングしたものであ
る。
【0014】図1においては、説明上前記溝加工予定部
2を3本の実線で明確に示したが、実際には前記溝加工
予定部2は前記溝加工予定部2を介して隣接する前記溝
加工予定部2と前記繋ぎ部3とにより区画形成される領
域に設けられた木目柄4同士が連続性を持つような態様
で印刷されている。この溝加工予定部2の連続性を持つ
ように印刷された態様としては、前記溝加工予定部2を
介して隣接する木目柄4同士における色相差、明度差、
および/または、彩度差のいずれか又はすべてを連続的
に変化させるように印刷された領域を持つ態様が一つの
態様であり、また、別の態様としては、前記溝加工予定
部2を介して隣接する木目柄4同士における色相差、明
度差、および/または、彩度差のいずれか又はすべての
ほぼ中間の色相差、明度差、および/または、彩度差で
印刷された領域を持つ態様である。このように溝加工予
定部2を構成することにより、実際の溝加工位置が前記
溝加工予定部2から多少ずれて、前記溝加工予定部2が
前記溝加工予定部2を介して隣接するいずれの木目柄に
入っても、違和感のない木目柄とすることができる。
【0015】前記繋ぎ部3は突板化粧板同士の繋ぎ部を
印刷により再現したものであって、前記繋ぎ部3はいず
れも、その両端部が前記溝加工予定部2に達しないよう
に形成されている。このように構成することにより、実
際の溝加工位置が前記溝加工予定部2から多少ずれて
も、この繋ぎ部3が前記溝加工予定部2を介して隣接す
るいずれの木目柄4にも現れることはなく、違和感のな
い木目柄とすることができる。
【0016】次に、前記溝加工予定部2、前記繋ぎ部
3、前記木目柄4を設けるシートとしては、少なくとも
絵柄やベタ柄の印刷が可能なものであれは、特に限定さ
れるものではないが、紙としては薄用紙が適当であり、
また、合成樹脂製シートとしては、環境に優しいという
観点で非ハロゲン系熱可塑性樹脂、たとえば、低密度ポ
リエチレン(線状低密度ポリエチレンを含む),中密度
ポリエチレン,高密度ポリエチレン,エチレンαオレフ
ィン共重合体,ホモポリプロピレン,ポリメチルペンテ
ン,ポリブテン,エチレン−プロピレン共重合体,プロ
ピレン−ブテン共重合体,エチレン−酢酸ビニル共重合
体,エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、あるい
は、これらの混合物等のオレフィン系熱可塑性樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレー
ト,ポリエチレンナフタレート,ポリエチレンナフタレ
ート−イソフタレート共重合体,ポリカーボネート,ポ
リアリレート等の熱可塑性エステル系樹脂、ポリメタア
クリル酸メチル,ポリメタアクリル酸エチル,ポリアク
リル酸エチル,ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系熱
可塑性樹脂、ナイロン−6,ナイロン−66等のポリアミ
ド系熱可塑性樹脂、あるいは、ポリイミド、ポリウレタ
ン、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン樹脂等の単独ないし2種以上の混合物からなるシ
ートが適当である。また、前記合成樹脂製シートは無延
伸の状態、あるいは、1軸ないし2軸方向に延伸した状
態のいずれの状態のシートであってもよいし、また、透
明シートに限ることはなく顔料等を添加した着色シート
であっても構わない。また、前記合成樹脂製シートは該
合成樹脂製シートを構成する熱可塑性樹脂に応じて、適
宜周知の酸化防止剤、光安定剤、紫外線防止剤、あるい
は、難燃性を付与するための無機充填剤等の各種添加剤
を添加することができる。
【0017】また、前記溝加工予定部2、前記繋ぎ部
3、前記木目柄4を設ける前記シートには、必要に応じ
て、一方の面ないし両方の面にコロナ放電処理、プラズ
マ処理、オゾン処理等の易接着処理を施してもよい。
【0018】また、絵柄やベタ柄の印刷に用いるインキ
としては、被印刷シートの材質により適宜樹脂系を選択
すればよいが、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、
塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリ
エステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウ
レタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹
脂、ポリアミド系樹脂等を1種ないし2種以上混合して
用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ
化したものを用いることができが、環境問題を考慮する
と、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからな
るポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、セル
ロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以
上混合した非塩素系のビヒクルが適当であり、より好適
にはポリエステル、イソシアネートとポリオールからな
るポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の
1種ないし2種以上混合したものである。
【0019】また、前記擬似突板化粧シート1は、壁面
や床面などの用途により、その用途に要求される表面物
性、たとえば、耐擦傷性、耐磨耗性、耐汚染性等を付与
する必要があり、通常、前記擬似突板化粧シート1の最
表面に表面保護層が設けられる。この表面保護層を形成
する樹脂としては、たとえば、エポキシ系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、あるいは、ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリブテン,ポリブタジエン,ポリイソプレン等の
ポリオレフィンの1種ないしエチレン,プロピレン,ブ
テン,ブタジエン,イソプレン等のオレフィンの2種以
上の共重合体、あるいは、炭素数が4以上のαオレフィ
ンの共重合体(線状低密度ポリエチレン)、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物、あるいは、これらの1種ないしそれ以上からな
る混合樹脂等を挙げることができる。また、表面保護層
の形成方法としては、たとえば、前記樹脂を溶液化した
もの、あるいは、加熱溶融したものを周知のグラビア印
刷法、ロールコート法、あるいは、押し出し塗工法等の
塗工手段を適宜用いて塗工するなり、あるいは、上記樹
脂をフィルム化したものを周知のドライラミネーション
法等で貼合することにより形成することができる。
【0020】ところで、前記擬似突板化粧シート1を床
材用途に用いる場合にあっては、要求される表面物性が
特に厳しく、前記表面保護層を電離放射線硬化型樹脂で
形成するのが好適である。電離放射線硬化型樹脂とは、
電離放射線を照射することにより架橋重合反応を起こし
3次元の高分子構造に変化する樹脂である。電離放射線
は、電磁波または荷電粒子線のうち分子を重合、架橋し
得るエネルギー量子を有するものを意味し、可視光線、
紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イ
オン線等がある。通常は紫外線や電子線が用いられる。
紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水
銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタ
ルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長
としては、通常1900〜3800Åの波長域が主として用いら
れ、また、電子線源としては、コックロフトワルトン
型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器
型、或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型灯の
各種電子線加速器を用い、100 〜1000KeV、好ましく
は100 〜300 KeVのエネルギーをもつ電子を照射する
ものを使用できる。
【0021】前記電離放射線硬化型樹脂としては、分子
中に、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイル
オキシ基等のラジカル重合性不飽和基、又はエポキシ基
等のカチオン重合性官能基を有する単量体、プレポリマ
ー又はポリマー(以下、これらを総称して化合物と呼称
する)からなる。これら単量体、プレポリマー、及びポ
リマーは、単体で用いるか、或いは複数種混合して用い
る。尚、本明細書で(メタ)アクリレートとは、アクリ
レート又はメタアクリレートの意味で用いる。
【0022】ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリ
マーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウ
レタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリ
レート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン
(メタ)アクリレート、ポリビニルピロリドン等が挙げ
られる。このプレポリマーは、通常、分子量が10000 程
度以下のものが用いられる。分子量が10000 を超えると
硬化した樹脂層の耐擦傷性、耐摩耗性、耐薬品性、耐熱
性等の表面物性が不足する。上記のアクリレートとメタ
アクリレートは共用し得るが、電離放射線での架橋硬化
速度という点ではアクリレートの方が速い為、高速度、
短時間で能率よく硬化させるという目的ではアクリレー
トの方が有利である。
【0023】カチオン重合性官能基を有するプレポリマ
ーとしては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラッ
ク型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂等のエポキシ系
樹脂、脂肪族系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテ
ル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル系ビニルエー
テル等のビニルエーテル系樹脂、環状エーテル化合物、
スピロ化合物等のプレポリマーが挙げられる。
【0024】ラジカル重合性不飽和基を有する単量体の
例としては、(メタ)アクリレート化合物の単官能単量
体として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、メト
キシエチル(メタ)アクリレート、メトキシブチル(メ
タ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−
ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N
−ジベンジルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウ
リル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリ
レート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒド
ロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレ
ングリコール(メタ)アクリレート、2−(メタ)アク
リロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレ
ート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルハイド
ロゲンテレフタレート等が挙げられる。
【0025】また、ラジカル重合性不飽和基を有する多
官能単量体として、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロ
ピレングリコール(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノール−A−ジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオ
キサイドトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンポリエチレン
オキサイドトリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)
アクリロイルオキシエチルフォスフェ−ト等が挙げられ
る。
【0026】カチオン重合性官能基を有する単量体は、
上記カチオン重合性官能基を有するプレポリマーの単量
体を用いることができる。
【0027】上記の電離放射線硬化型樹脂は電子線を照
射すれば十分に硬化するが、紫外線を照射して硬化させ
る場合には、増感剤として光重合開始剤を添加する。ラ
ジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開
始剤は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキ
サントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、
ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジ
フェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジ
エチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソ
プロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート等を単
独又は混合して用いることができる。又、カチオン重合
性官能基を有する樹脂系の場合は、芳香族ジアゾニウム
塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾ
インスルホン酸エステル、フリールオキシスルホキソニ
ウムジアリルヨードシル塩等を単独又は混合物として用
いることができる。尚、これら光重合開始剤の添加量は
一般に、電離放射線硬化性樹脂100 重量部に対して、0.
1 〜10重量部程度である。また、この電離放射線硬化性
樹脂で保護層を形成する方法としては、たとえば、この
電離放射線硬化性樹脂を溶液化し、グラビアコート法、
ロールコート法等の周知の塗工法で塗工することにより
形成することができる。この場合の塗工量としては、固
形分として概ね5〜30g/m2 が適当であり、より好ま
しくは15〜25g/m2 である。
【0028】また、電離放射線硬化性樹脂から形成され
た表面保護層に、より一層耐擦傷性、耐磨耗性を付与す
る場合には、粉末状の酸化アルミニウム、炭化珪素、二
酸化珪素、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、マ
グネシウムパイロボレート、酸化亜鉛、窒化珪素、酸化
ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、窒化硼素、ダイア
モンド、金剛砂、ガラス繊維等の研磨材を加えることに
より達成することができる。この研磨材の電離放射線硬
化性樹脂100 重量部に対する割合は1〜80重量部が適当
である。
【0029】次に、図2は本発明にかかる擬似突板化粧
材の一実施例を示す斜視図であって、擬似突板化粧材10
は、図1で示した擬似突板化粧シート1を中密度繊維
板、高密度繊維板、合板、パーチクルボード等の1種な
いし2種以上を貼合した木質系などの基材11の一方の面
に貼合すると共に、前記擬似突板化粧シート1の前記溝
加工予定部2にV溝加工20を施すと共に、前記基材11の
一側部には雌実21が設けられてあり、他側部には前記雌
実21に嵌合し得る雄実22が設けられてある床材用化粧材
である。
【0030】この擬似突板化粧材10は、通常、広幅状態
の擬似突板化粧シートと広幅状態の基材とを貼合して後
に、図2に示す寸法に裁断及びルーター等の切削加工機
で擬似突板化粧シートの溝加工予定部にV溝加工を施す
と共に側部に雌実、雄実加工を施すことにより作製され
たものである。また、通常V溝部には、V溝部の耐水性
等を向上させる目的で塗料が塗工される。なお、溝加工
は例示したV溝に限るものではない。
【0031】
【実施例】次に、本発明について、以下に実施例を挙げ
てさらに詳しく説明する。まず、擬似突板化粧シートに
ついて説明する。両面にコロナ放電処理を施した120 μ
mのポリプロピレンフィルム〔三菱化学エムケーブイ
(株)製〕の一方の面にアクリル−ウレタン樹脂〔アク
リルポリオール100 重量部にヘキサメチレンジイソシア
ネート5重量部を添加した樹脂〕溶液をグラビア塗工法
で固形分が2g/m2 となるように塗工して印刷用プラ
イマー層を形成し、該プライマー層上にアクリル−ウレ
タン樹脂〔アクリルポリオール100 重量部にヘキサメチ
レンジイソシアネート5重量部を添加した樹脂〕からな
る印刷インキを用いてグラビア印刷法で印刷して溝加工
予定部と繋ぎ部と木目柄とを形成した。その後、前記ポ
リプロピレンフィルムの他方の面に前記木目柄の導管部
に対応するようにエンボス版で凹部を設け、その後、前
記凹部にアクリル−ウレタン樹脂〔アクリルポリオール
100 重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部
を添加した樹脂〕からなるワイピング印刷インキを充填
して乾燥させると共に、その上にアクリル−ウレタン樹
脂〔アクリルポリオール100 重量部にヘキサメチレンジ
イソシアネート5重量部を添加した樹脂〕溶液をグラビ
ア塗工法で固形分が2g/m2 となるように塗工して保
護層用プライマー層を形成し、その後に該プライマー層
上に電離放射線硬化型樹脂〔大日精化工業製:EBF−
04〕を固形分15g/m2 となるようにロールコート法
で塗工、乾燥させて、未硬化の電離放射線硬化型樹脂層
を形成し、該未硬化の電離放射線硬化型樹脂層に酸素濃
度200PPM以下の環境下で電子線(175KeV、5Mrad )を照
射して硬化させて表面保護層を形成することにより本発
明の擬似突板化粧シートを得た。
【0032】次に、擬似突板化粧材について説明する。
3mm厚さの中密度繊維板と12mm厚さの合板とを貼合した
基材の中密度繊維板面に中央理化(株)製リカボンドBA
-10A(100 重量部)に対してBA-10B(5重量部)を添加
した接着剤をウエット状態で60g/m2 塗工し、上記で
作製した擬似突板化粧シートを該擬似突板化粧シートの
前記木目柄印刷面が前記塗布面側に位置するように貼着
し、その後に所定寸法に裁断及び前記擬似突板化粧シー
トの溝加工予定部にV溝加工と前記基材の両側部に雌実
加工と雄実加工とを施し、さらに、前記V溝加工部にウ
レタン塗装を施して図2に示すような本発明の擬似突板
床材用化粧材を得た。
【0033】得られた擬似突板床材用化粧材は、あたか
も突板化粧板を敷きつめたような自然感や高級感があ
り、また、突板化粧板故に経時的に発生する反りや干割
れの生じることのない化粧材を得ることができた。同時
に、電離放射線硬化型樹脂で表面保護層を形成したこと
により、耐スクラッチ性や耐磨耗性、耐汚染性等の表面
物性に優れた化粧材を得ることができた。また、擬似突
板床材用化粧材は、突板化粧板を配列したような見栄え
のする状態を印刷により形成したものであり、地球環境
保護にも役立つものである。
【0034】なお、実施例では、床材用化粧材というこ
とで説明したが、本発明は床材用に限ることはなく、階
段に用いてもよいし、また、壁材用であってよい。
【0035】
【発明の効果】本発明の擬似突板化粧シート及びこれを
用いた擬似突板化粧材は、今まで縷々説明してきたよう
に、突板を用いることなく突板化粧板を敷きつめたり貼
りつめたような自然感や高級感を得ることができるとい
う効果を奏するものである。また、突板を用いることが
ないために、自然環境保護の観点からも好ましいもので
ある。さらに、本発明の擬似突板化粧材は、突板化粧板
において問題となる経時的な反りや干割れについても発
生することがなく、また、電離放射線硬化型樹脂で表面
保護層を形成した擬似突板化粧シートを用いることによ
り、耐スクラッチ性や耐磨耗性、耐汚染性等の表面物性
において、突板化粧板より格段に優れた表面物性を有す
る化粧材、特に床材用化粧材とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる擬似突板化粧シートの一実施例
を示す平面図である。
【図2】本発明にかかる擬似突板化粧材の一実施例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 擬似突板化粧シート 2 溝加工予定部 3 繋ぎ部 4 木目柄 10 擬似突板化粧材 11 基材 20 V溝加工部 21 雌実 22 雄実 40 秋材部 41 春材部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA27 AA57 AB04 AB05 AB23 BA02 BA12 BB02 BB03 BB04 GA32W GA33X GB43W GB44W GB45W GB47W GB48W GB54W GB62X 2H113 AA06 BB02 BB07 BB22 BB32 BC00 BC10 CA06 DA52 DA53 DA56 DA57 DA63 FA42 4D075 AC43 AE03 CB23 DA06 DB23 DC02 DC38 EA05 4F006 AA12 AB43 BA02 CA00 DA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等間隔に直線状の溝加工予定部を有すと
    共に、前記溝加工予定部と、前記溝加工予定部と直交す
    る方向の繋ぎ部とにより区画形成される領域に木目柄が
    設けられた擬似突板化粧シートにおいて、前記溝加工予
    定部を介して隣接する前記繋ぎ部が互い違いに設けられ
    ると共に、少なくとも隣接する領域に設けられる木目柄
    が互いに異なる木目柄であることを特徴とする擬似突板
    化粧シート。
  2. 【請求項2】 前記溝加工予定部と前記繋ぎ部とにより
    区画形成される全ての領域は前記溝加工予定部と平行な
    方向が前記溝加工予定部と直交する方向より長くなるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の擬
    似突板化粧シート。
  3. 【請求項3】 前記溝加工予定部は前記溝加工予定部を
    介して隣接する前記溝加工予定部と前記繋ぎ部とにより
    区画形成される領域に設けられた木目柄同士が連続性を
    持つような態様で印刷されていることを特徴とする請求
    項1、2のいずれかに記載の擬似突板化粧シート。
  4. 【請求項4】 前記繋ぎ部の両端部がいずれも前記溝加
    工予定部に達していないことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の擬似突板化粧シート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の擬似突
    板化粧シートにおいて、最表面に電離放射線硬化型樹脂
    により形成された表面保護層が設けられていることを特
    徴とする擬似突板化粧シート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の擬似突
    板化粧シートを基材の一方の面に貼合すると共に、前記
    擬似突板化粧シートの前記溝加工予定部に溝加工を施し
    たことを特徴とする擬似突板化粧材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100050533A1 (en) * 2008-08-28 2010-03-04 Closed Joint-Stock Company 'ventilation Systems' Double-sided inspection screen
JP2013167124A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Kmew Co Ltd 建築板
JP2017137695A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 ケイミュー株式会社 建築板

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