JP2001241063A - 掘削装置およびこれを用いた地中柱列連続壁の造成工法 - Google Patents

掘削装置およびこれを用いた地中柱列連続壁の造成工法

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JP2001241063A
JP2001241063A JP2000047850A JP2000047850A JP2001241063A JP 2001241063 A JP2001241063 A JP 2001241063A JP 2000047850 A JP2000047850 A JP 2000047850A JP 2000047850 A JP2000047850 A JP 2000047850A JP 2001241063 A JP2001241063 A JP 2001241063A
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浩一 十河
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施行能率を向上させる。 【解決手段】掘削部材6bを有する掘削軸6を備え、先
行して掘削した孔cに対して側部がオーバーラップする
後続の掘削孔d2を掘削するにあたり、少なくとも、地
中内挿入部位であって且つ掘削部材6bの掘削径内に入
る部位に、外方に向けて切削液を噴射する噴射口21を
設ける。後続孔の削孔にあたり、掘削軸6の掘削部材6
bによる主削孔によって先行孔cと連続しない孔d1を
形成するとともに、その主削孔による孔d1を噴射口2
1からの切削液噴射による切削により少なくとも先行孔
c側に拡大する(拡大後がd2)補助削孔を行い、例え
ば先行孔cとのラップ部Rを形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削装置およびこ
れを用いた地中柱列連続壁の造成工法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、この種の地中柱列連続壁
の造成はいわゆるラップ施行により行われる。すなわ
ち、掘削装置を用い、対象地盤に対して孔を側端部をオ
ーバーラップさせながら順次列状に形成するとともに、
その内部に、セメントミルク等の固化材と土砂との混合
物を充満させ、さらに必要に応じてその充満混合物内に
芯材を挿入(沈設)することによって、地中に柱列から
なる連続壁が形成される。
【0003】そしてかかるラップ施行においては、孔曲
がり等によりラップ部が不完全となり当該不完全個所か
ら漏水が発生することが問題となり、近頃は例えば多軸
掘削装置を用いた完全なラップ施行法が広く普及してい
る。
【0004】かかる多軸装置を用いるラップ施行法につ
いてさらに詳細に説明する。多軸掘削装置としては、例
えば図1および図2に示すように、ベースマシン2のリ
ーダ受台4とバックステイ5とにより支えられたリーダ
3と、このリーダ3に沿って昇降自在の回転駆動源7
と、この回転駆動源7に対して多軸減速機8を介して連
結された、それぞれ下端掘削部材6bのほかその上側に
攪拌部材6bを有する並列配置の複数の掘削軸6,6…
とを備え、例えば図10に示すように、側部相互がオー
バーラップした複数の孔a,b,cからなる孔群Hを同
時に掘削できるように、各軸6の掘削部材6bの回転軌
跡相互が一部ラップした構成となっている。Rがラップ
部をそれぞれ示している。これによって、一度に掘削さ
れる孔群H内においては孔a,bおよびb,cの側部相
互が確実にオーバーラップする。
【0005】そして図11に示されるように、孔群
(1)〜(3)を順次掘削していく上で後続の掘削孔群
を掘削するにあたり、先行して掘削した孔群における側
端孔に後続掘削孔群の側端孔が完全に重なるようにす
る。換言すれば、先行孔群の側端孔内に多軸掘削装置の
側端掘削軸を再度挿入しながら後続孔群を削孔する。一
般には、孔曲がりを極力防止するために、最初に(1)
の孔群を掘削し、次に1スパン飛んで(2)の孔群を掘
削し、最後にそれらの間の孔群(3)を、孔群(1)お
よび(3)の各側端孔(1−1),(2−1)に両端掘
削軸をそれぞれ挿入してそれらを案内路として、孔群
(3)を掘削する。なお、この場合孔群(1)および
(2)が先行孔群にそれぞれ相当し、それらの間の孔群
(3)が後続孔群に相当する。もちろん、(1),
(3),(2)の順に孔群を削孔することもある。
【0006】かくして、孔群相互もオーバーラップする
ことになり、全体として完全にオーバーラップさせるこ
とができるとともに、先行孔を案内路とし側端掘削軸を
案内体として後続孔群を削孔するので、孔曲がりも少な
くかつ正確な位置に後続孔群を削孔できるようになる。
なお、掘削軸を案内体とせずに、掘削機能を有しない専
用の案内体を設けた多軸掘削装置もある(特許2809
559号公報)。
【0007】他方図12および図13に示すように、掘
削と同時にもしくは掘削後の軸引上げ過程において掘削
軸の先端部から、あるいは掘削軸の引上げ後に同一の掘
削軸もしくは他の装置により、掘削孔a,b,c,d内
に固化材と土砂との混合物Kが充満され、さらに通常の
場合強度向上を図るべく固化材混合物内に芯材31,3
2が挿入または沈設される。
【0008】かかる芯材としては、図12に示すように
I型鋼等の鋼材31を孔a,b,c,d毎に相互に独立
分離した状態に設けることもあるが、さらに強度や止水
性を向上させるために、図13に示すような接続継手3
2a,32bを有する管体32や、鋼矢板などのよう
に、相互を接続することによって連続壁状となる芯材ユ
ニット32を、側端部を先行芯材ユニット32と接続し
ながら各孔a,b,c,dに順次挿入等していくことも
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術においては次のような問題点があった。すなわ
ち第1に、完全なラップ施行を行うためには多軸掘削装
置が必須であった。
【0010】第2に、多軸掘削装置を用いるラップ施行
法においては、掘削軸のうち少なくとも一本は、先行孔
内に挿入されてガイド体とならざるを得ず、順次掘削を
行っても、掘削孔の増加数は掘削軸数よりも少なく、軸
数が多くてもその軸数分の掘削能率を向上させることが
できなかった。
【0011】第3に、特に上述の芯材ユニットを用いる
場合その接続端はラップ部内まで延在することになるた
め、少なくとも後続孔または孔群の掘削が完了する前
に、先行孔または孔群への芯材挿入を行うと、掘削軸の
掘削部材が芯材に当ってしまう。また、I型鋼等の鋼材
を孔毎に独立分離して配する場合にも、孔曲がりの発生
等により、掘削軸の掘削部材が芯材に当るおそれがあ
る。他方、特に前述の多軸掘削装置を用いて完全なラッ
プ施行を行う場合には、後続孔群を削孔するときには隣
接する先行孔群にも掘削軸を挿入するから、そもそも後
続孔群の掘削が完了する前に、先行孔群への芯材挿入を
行うことは不可能である。そのため従来は、少なくとも
隣接する後続孔または孔群の掘削が完了してから、先行
孔または孔群への芯材挿入を行っていたため、その待ち
時間分作業能率が低下していた。
【0012】そこで、本発明の主たる課題は、上述の問
題点を解決し、もって施行能率を向上させることにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のうち、請求項1記載の発明は、掘削部材を有する掘
削軸を備え、先行して掘削した孔に対して側部がオーバ
ーラップする後続の掘削孔を掘削する装置において、少
なくとも、地中内挿入部位であって且つ前記掘削部材の
掘削径内に入る部位に、外方に向けて切削液を噴射する
噴射口を設け、前記後続孔の削孔にあたり、前記掘削軸
の掘削部材による主削孔を行うとともに、その主削孔に
よる孔を前記噴射口からの切削液噴射による切削により
少なくとも先行孔側に拡大する補助削孔を行いうるよう
に構成したことを特徴とする掘削装置である。
【0014】請求項2記載の発明は、それぞれ掘削部材
を有する複数の掘削軸を並列配置で備え、側部相互がオ
ーバーラップした複数の孔からなる孔群を同時に掘削す
るように構成され、先行して掘削した孔群における側端
掘削孔に対して、側部がオーバーラップする側端孔を含
む後続の掘削孔群を掘削する装置において、少なくと
も、地中内挿入部位であって且つ少なくとも一方の側端
掘削軸の掘削部材の掘削径内に入る部位に、外方に向け
て切削液を噴射する噴射口を設け、前記後続孔群の削孔
にあたり、前記側端掘削軸の掘削部材による主削孔を行
うとともに、その主削孔による孔を前記噴射口からの切
削液噴射による切削により少なくとも先行孔群側に拡大
する補助削孔を行いうるように構成したことを特徴とす
る掘削装置である。
【0015】請求項3記載の発明は、前記噴射口を前記
掘削軸に取り付け、前記掘削軸の回転に伴って前記噴射
口が回転するように構成した、請求項1または2記載の
掘削装置である。
【0016】請求項4記載の発明は、前記複数の掘削軸
を並列配置に保持する保持手段を備え、前記噴射口を前
記保持手段の少なくとも一方がわ側部に設けた、請求項
2記載の掘削装置である。
【0017】請求項5記載の発明は、掘削部材を有する
掘削軸を備えた掘削装置によって、対象地盤に孔を順次
掘削し且つその際に先行して掘削した孔の側部と後続の
掘削孔の側部とをオーバーラップさせるようにするとと
もに、これら掘削孔内に少なくとも固化材からなる柱列
連続壁体を形成する方法において、前記後続孔の削孔に
あたり、前記掘削軸の掘削部材による主削孔を行うとと
もに、その主削孔による孔を当該孔内からの切削液噴射
による切削により少なくとも先行孔側に拡大する補助削
孔を行い、先行孔と後続孔とのラップ部の形成または拡
大を図ることを特徴とする、地中柱列連続壁の造成工法
である。
【0018】請求項6記載の発明は、掘削部材を有する
掘削軸を備えた掘削装置によって、対象地盤に孔を順次
掘削し且つその際に先行して掘削した孔の側部と後続の
掘削孔の側部とをオーバーラップさせるようにするとと
もに、これら掘削孔内に少なくとも芯材および固化材か
らなる柱列連続壁体を形成する方法において、前記先行
孔内に前記壁体を形成する一方、この壁体形成作業の後
または壁体形成作業と併行して前記後続孔の削孔を行
い、この削孔において、前記掘削軸の掘削部材による主
削孔を行うとともに、その主削孔による孔を当該孔内か
らの切削液噴射による切削により少なくとも先行孔側に
拡大する補助削孔を行い、先行孔と後続孔とのラップ部
の形成または拡大を図ることを特徴とする、地中柱列連
続壁の造成工法である。
【0019】請求項7記載の発明は、それぞれ掘削部材
を有する複数の掘削軸を並列配置で備えた掘削装置によ
って、側部相互がオーバーラップした複数の孔からなる
孔群を順次掘削し且つその際に先行して掘削した孔群に
おける側端孔の側部と後続の掘削孔群における側端孔の
側部とをオーバーラップさせるようにするとともに、こ
れら掘削孔群内に少なくとも固化材からなる柱列連続壁
体を形成する方法において、前記後続孔群の削孔にあた
り、先行孔群がわの側端掘削軸の掘削部材による主削孔
を行うとともに、その主削孔による孔を当該孔内からの
切削液噴射による切削により少なくとも先行孔群側に拡
大する補助削孔を行い、先行孔群と後続孔群とのラップ
部の形成または拡大を図ることを特徴とする、地中柱列
連続壁の造成工法である。
【0020】請求項8記載の発明は、それぞれ掘削部材
を有する複数の掘削軸を並列配置で備えた掘削装置によ
って、側部相互がオーバーラップした複数の孔からなる
孔群を順次掘削し且つその際に先行して掘削した孔群に
おける側端孔の側部と後続の掘削孔群における側端孔の
側部とをオーバーラップさせるようにするとともに、こ
れら掘削孔群内に少なくとも芯材および固化材からなる
柱列連続壁体を形成する方法において、先行孔群内に壁
体を形成する一方、この壁体形成作業の後または壁体形
成作業と併行して、前記後続孔群の削孔を行い、この削
孔において、先行孔群がわの側端掘削軸の掘削部材によ
る主削孔を行うとともに、その主削孔による孔を当該孔
内からの切削液噴射による切削により少なくとも先行孔
群側に拡大する補助削孔を行い、先行孔群と後続孔群と
のラップ部の形成または拡大を図ることを特徴とする、
地中柱列連続壁の造成工法である。
【0021】<作用>以上から明らかなように、本発明
の主要ポイントは、後続孔の削孔にあたり、掘削軸の掘
削部材による主削孔を行うとともに、その主削孔による
孔を当該孔内からの切削液噴射による切削により少なく
とも先行孔側に拡大する補助削孔を行う(または行いう
るように構成した)ところにある。かかる液体噴射によ
る切削拡大によって次のような作用効果が奏せられる。
【0022】第1に、掘削部材のみの掘削だけでも先行
孔の側部と後続孔の側部とがラップするように施行した
場合には、液体噴射切削がラップ部を拡大するように働
くので、多少の孔曲がりがあっても確実にラップさせる
ことができるようになり、また掘削部材のみの掘削だけ
では先行孔の側部と後続孔の側部とがラップしないよう
に施行したとしても、液体噴射切削により両孔を連続さ
せることができるようになる。よって、多軸とせずとも
完全なラップ施行を行うことができるようになる。
【0023】第2に、多軸掘削装置に適用した場合にお
いても、上述のとおり液体噴射切削が補助的に働いてラ
ップを確実に形成または拡大するので、従来のように掘
削軸のうち少なくとも一本を先行孔内に挿入する必要が
なくなり、またそのようにした場合、掘削軸数分だけ掘
削孔数が増加していくから掘削能率ひいては全体の能率
が著しく向上する。第3に、本発明においては、前述の
ように掘削部材のみの掘削だけでは先行孔の側部と後続
孔の側部とがラップしないように施行たとしても、液体
噴射切削により両孔を連続させることができ、これを適
用すれば、後続孔または孔群の掘削に先立ってまたは同
時並行的に、先行孔または孔群への芯材挿入を行っても
後述するように掘削軸の掘削部材が芯材に当ることがな
く、しかも当該芯材が当るまたはその可能性があるラッ
プ部分については液体噴射により切削できるから、芯材
または掘削軸を破壊せずに両孔の連続化をも図ることが
できるようになる。よって、施行能率を向上させること
ができる。
【0024】なお、前述の特許2809559号公報記
載の多軸掘削装置は、液体噴射切削を行うという点では
本発明と共通するが、案内体(ガイド軸)から掘削軸に
向けてしか、すなわち先行孔側から後続孔側に向けてし
か液体噴射切削を行うことができないものであり、その
課題並びに作用効果も含めて本発明とは全く異なるもの
であることを、ここに言及しておく。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ詳述する。 <装置例>先ず本発明に係る装置例について説明する
と、例えば多軸掘削装置の場合、前述した図1および図
2に示す装置1に対して、図3に示すように、少なくと
も、地中内挿入部位であって且つ一方の側端掘削軸6
(後述するように他方にも設けることができる)の掘削
部材(掘削刃)6bの掘削径内に入る部位に、軸列方向
に沿う外方に向けて切削液を噴射する噴射口20を設け
たものを提案する。
【0026】かかる構成とすることで、掘削にあたり図
4に示すように、後続孔群H2の削孔にあたり、側端掘
削軸6の掘削部材6bによる主削孔により先行孔cと連
続しない孔d1を形成するとともに、この場合ほぼ同時
にその孔d1を噴射口20からの切削液噴射による切削
により少なくとも先行孔群H1側に拡大する補助削孔を
行うことができるようになる。補助削孔後の孔がd2で
示されている。この図4に示す例は、掘削部材のみの掘
削だけでは先行孔cの側部と後続孔d1の側部とがラッ
プしないように施行し、液体噴射切削により両孔c,d
1の連続化を図った場合を示しているが、もちろん図5
に示すように、掘削部材6bのみの掘削だけで先行孔c
の側部と後続孔d1の側部とがラップするように施行す
ることもでき、その場合には液体噴射切削が主削孔によ
るラップ部R1をR2で示す領域まで拡大するように働
くので、多少の孔曲がりがあっても確実にラップさせる
ことができるようになる利点がある。
【0027】図3の例においては、詳細には、掘削軸6
の管軸6s内を通り下端部(切削部材ユニット6c)に
おいて管軸6s外部に突出する管路21の先端開口が、
本発明の噴射口20とされており、管路21基端は図示
しない切削液ポンプに接続されている。したがって、こ
の場合、噴射口20は掘削軸6の回転に伴って回転し、
切削液ポンプからの切削液は回転噴射されることになる
ので、掘削時においては前述図4等に示すように、主削
孔により形成された孔d1がd2で示すように同心円状
に拡大(すなわち拡径)されることになる。管軸6s内
面と管路21外面との隙間は先端注入口6gと連通して
おり、セメントミルク等の固化材の搬送注入に利用され
る。6aは、掘削した原位置土と図示しない軸先端の吐
出口から吐出した固化材とを攪拌混合する螺旋状攪拌翼
を示している。
【0028】この他にも、図6に示すように、複数の掘
削軸6,6…を並列配置に保持する保持手段10(好適
には図示のように最下端の保持手段)の一方がわ側部に
おける、側端掘削軸の掘削部材の掘削径内に入る部位
に、軸列方向に沿う外方に向けた噴射口20を設けるこ
ともでき、この場合、前述例とは異なり主削孔により形
成された孔は先端掘削孔群がわに向かってのみ突出拡大
される。また、噴射口20の高さ位置は下端部が最適で
あることはいうまでもないが、それよりも上側に設ける
こともできる。さらに噴射口20までの流路(管路2
1)は、上記例のように掘削軸の管軸6s内を通さず
に、管軸6s外側を通すこともできる。
【0029】本発明の液体噴射による補助掘削は単軸掘
削装置にも適用できる。その場合、上述の多軸掘削装置
から、噴射口を有する掘削軸を残して他の軸を省略した
形状となる以外は上記例と同様であるので、ここでは説
明を略す。
【0030】また本発明においては、図示しないが、噴
射口を同一の配設部位において上下方向に高さ位置を変
えてもしくは噴射方向を変えて複数設けたり、配設部位
を変えて(例えば上記例のように掘削軸下端部とその上
側の保持手段の両方に)複数設けたりすることができ
る。
【0031】さらに、上記以外の他の地中内挿入部分に
噴射口を設けて、掘削孔を矩形断面としたり、特に多軸
掘削装置の場合に、各掘削軸の掘削部材による主削孔径
相互がラップしないように構成し(すなわち、上記例と
異なり側部相互がオーバーラップした複数の孔からなる
孔群を同時に掘削できない構成)、適宜の軸たとえば3
軸の場合には中央の軸等の削孔径内に切削液噴射口を設
け、同時に削孔される孔群内におけるラップ部の形成を
切削液噴射による補助削孔により行う構成としたりする
等、適宜、掘削部材による掘削を切削液噴射により補助
する構成とすることもできる。
【0032】次に、上述の多軸掘削装置を用いる地中柱
列連続壁の造成方法例について詳説する。 <第1の施工形態>第1の施行形態の施行手順を図7に
示した。先ず、多軸掘削装置によって、側部相互がオー
バーラップした複数の孔a,b,cからなる第1の孔群
(先行掘削孔群)H1を削孔するとともに、それら孔群
a,b,c内にセメントミルク等の固化材と土砂との固
化材混合物Kを充満させる。図示のように最初の孔群H
1については場合には本発明の孔拡大を省略することが
できる。
【0033】また固化材混合物Kの充満に関し、上述装
置例のように攪拌機能を有する掘削装置を用いる場合に
は、掘削部材よりも先端側に設けた注入口から削孔と同
時に孔a,b,c内に固化材を注入するか、または攪拌
翼よりも上側に設けた注入口から削孔後の掘削軸引上げ
過程(図示せず)において孔a,b,c内に固化材を注
入するかして、削孔により発生した原位置土と供給固化
材とをそのまま孔内で攪拌して孔a,b,c内に固化材
混合物Kを充満させることができる。もちろん、削孔が
完了した後に別途の攪拌装置等を用いて固化材混合物の
充満を図る等、他の公知の方法も適用することができ
る。
【0034】次に、第1の孔群H1内の全ての孔a,
b,cに芯材33,33…を挿入する。前述図12に示
されるように各孔に対して独立分離の芯材31,31…
を配することもできるが、図示例では前述図13と同様
の、すなわち両側端にそれぞれ接続継手33a,33b
を有する管状芯材33を用いている。挿入に際しては、
芯材ユニット33を、側端部の接続継手33aを先行芯
材ユニット33の対応する継手33bと接続しながら各
孔a,b,cに順次挿入していく。
【0035】そして、かかる芯材33,33…の挿入作
業の後または芯材挿入作業と併行して、後続孔群H2
(d2,e,f)の削孔を行う。このとき、先行孔群H
1がわの側端掘削軸の掘削部材による主削孔とともに、
その主削孔による孔を当該孔内からの切削液噴射による
切削により少なくとも先行孔群H1がわに拡大する補助
削孔を行い、先行孔群H1と後続孔群H2とのラップ部
を形成させる。すなわち、後続孔群H2の削孔にあた
り、先行孔群H1における後続孔群H2形成がわの側端
掘削孔cに対して、先行孔群H1がわの側端掘削軸の掘
削部材のみによる削孔径ddはラップさせないが、液体
噴射切削による拡大孔d2(図示例の場合、拡径孔)は
ラップするように掘削軸を位置決めして、削孔を行う。
【0036】これにより、後続孔群H2の削孔時におい
て、先行孔群H1の全て、特に後続孔群形成がわの側端
掘削孔cに対しても既に芯材33が挿入されているもの
の、この芯材33(の継手33b)に対して先行孔群が
わの掘削軸の掘削部材を当てることなく主削孔を行いな
がらも、当該芯材33と当るもしくはその可能性がある
ラップ部については液体噴射により切削を行うことがで
き、芯材33または掘削装置を破壊せずに両孔c,d2
の連続化を図ることができる。
【0037】したがって、芯材挿入作業の進行と関係な
く後続孔群の削孔を行うことができるので、作業能率が
著しく向上する。また、従来のように掘削軸のうち少な
くとも一本を先行孔内に挿入しないので、掘削軸数分だ
け掘削孔数が増加していくから掘削能率ひいては全体の
能率が著しく向上する。
【0038】以降は、当該後続孔群を新たな先行孔群と
して順次作業を行い、所定長の柱列連続壁を造成する。
【0039】<第2の施工形態>上記第1の施行形態と
は異なり、図8に示すように、後続孔群H2の削孔にあ
たり、先行孔群H1における後続孔群形成がわの側端掘
削孔cに対して、先行孔群がわの側端掘削軸の掘削部材
のみによる削孔径ddをラップさせて主削孔を行うとと
もに、さらにその主削孔による孔d1を当該孔d1内か
らの液体噴射切削により少なくとも先行孔群H1がわに
拡大する(図示の場合には同心円状にd2まで拡径され
る)補助削孔を行い、先行孔群H1と後続孔群H2との
ラップ部を拡大させることも提案する。
【0040】本第2の施行形態では、後続孔群H2の削
孔にあたり、芯材33と掘削部材とがラップ部において
当るまたはそのおそれがあるから、少なくとも先行孔群
H1における後続孔群形成がわの側端掘削孔c内に芯材
33を配しておくことはできない。したがって、上記第
1の施行形態と比べて能率はある程度低くなるけれど
も、従来のように掘削軸のうち少なくとも一本を先行孔
内に挿入しない点では、能率向上を図ることができる。
また上記第1の施行形態と異なり、後続孔群H1の主削
孔において先行孔群H1に対しラップさせた上で、さら
にそのラップ部を補助削孔により拡大するから、従来の
ように掘削軸のうち少なくとも一本を先行孔内に挿入せ
ずとも、また多少の孔曲がりがあっても確実にラップ部
を形成できる利点がある。
【0041】なお図示例では、後続孔群H2の削孔に先
立つ(B)工程において、先行孔群H1における後続孔
群とラップさせない孔a,bについては芯材33を配し
ており、残孔cについては後続孔群H2の削孔後に芯材
を配することになるが、これら先行孔群H1の全ての孔
に対して後続孔群H2の削孔後に芯材33をそれぞれ配
するようにすることもできる。
【0042】以降は、当該後続孔群を新たな先行孔群と
して順次作業を行い、所定長の柱列連続壁を造成する。
【0043】<他の施行形態>前述した従来の1スパン
飛ばし施行を応用することもできる。この場合、図9に
示すように、第1の孔群H1および第2の孔群H2をそ
れらの間に第3の孔群H3が入るように順次削孔すると
ともに、各孔群H1,H2の全ての孔a〜fに対して固
化材混合物Kの充満および芯材33をそれぞれ配した
後、これらH1,H2を先行孔群として、第3の孔群H
3(g2,h,i2)の削孔を両端の主削孔による孔g
1,i1の拡大補助削孔を含めて行い、続いて固化材混
合物Kの充満、芯材33の挿入を行うこともできる。こ
の場合、各側端掘削軸の掘削径内にそれぞれ噴射口を設
けた多軸掘削装置を使用する。また図示例は、上記第1
の施行形態と同様に、各掘削部材の削孔径dg,diは
対応する各先行掘削孔H1,H2にラップさせずに、液
体噴射切削による拡大孔(拡径孔)g2,i2がラップ
するように施行した場合を示しているが、第2の施行形
態と同様に行うこともできる。
【0044】<単軸の場合>単軸の場合においても、同
時に削孔可能な孔数が一つになる以外は基本的に異なる
ところがなく、上記例と同様に柱列連続壁の造成を行う
ことができる。したがって単軸の場合については、敢え
て説明を省略する。
【0045】<その他>本発明においては、前述した従
来例のような、掘削機能を有しない軸等の適宜のガイド
部材を掘削軸に対して並列配置で取り付けることもでき
る。
【0046】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば施行能率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】多軸掘削装置の側面図である。
【図2】多軸掘削装置の正面図である
【図3】本発明に係る、多軸タイプの掘削軸例を示す正
面図である。
【図4】削孔および孔拡大状態を示す、要部拡大横断面
図である。
【図5】他の削孔および孔拡大状態を示す、要部拡大横
断面図である。
【図6】本発明に係る、他の掘削軸例を示す正面図であ
る。
【図7】第1の連続壁造成形態を示す横断面図である。
【図8】第2の連続壁造成形態を示す横断面図である。
【図9】第3の連続壁造成形態を示す横断面図である。
【図10】一般的な多軸掘削装置により形成される孔群
を示す平面図である。
【図11】従来のラップ施行手順を示す平面図である。
【図12】芯材挿入例を示す平面図である。
【図13】他の芯材挿入例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…掘削装置、20…噴射口、21…管路、a〜i…掘
削孔、H,H1,H2,H3…孔群。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削部材を有する掘削軸を備え、先行して
    掘削した孔に対して側部がオーバーラップする後続の掘
    削孔を掘削する装置において、 少なくとも、地中内挿入部位であって且つ前記掘削部材
    の掘削径内に入る部位に、外方に向けて切削液を噴射す
    る噴射口を設け、 前記後続孔の削孔にあたり、前記掘削軸の掘削部材によ
    る主削孔を行うとともに、その主削孔による孔を前記噴
    射口からの切削液噴射による切削により少なくとも先行
    孔側に拡大する補助削孔を行いうるように構成したこと
    を特徴とする掘削装置。
  2. 【請求項2】それぞれ掘削部材を有する複数の掘削軸を
    並列配置で備え、側部相互がオーバーラップした複数の
    孔からなる孔群を同時に掘削するように構成され、先行
    して掘削した孔群における側端掘削孔に対して、側部が
    オーバーラップする側端孔を含む後続の掘削孔群を掘削
    する装置において、 少なくとも、地中内挿入部位であって且つ少なくとも一
    方の側端掘削軸の掘削部材の掘削径内に入る部位に、外
    方に向けて切削液を噴射する噴射口を設け、 前記後続孔群の削孔にあたり、前記側端掘削軸の掘削部
    材による主削孔を行うとともに、その主削孔による孔を
    前記噴射口からの切削液噴射による切削により少なくと
    も先行孔群側に拡大する補助削孔を行いうるように構成
    したことを特徴とする掘削装置。
  3. 【請求項3】前記噴射口を前記掘削軸に取り付け、前記
    掘削軸の回転に伴って前記噴射口が回転するように構成
    した、請求項1または2記載の掘削装置。
  4. 【請求項4】前記複数の掘削軸を並列配置に保持する保
    持手段を備え、前記噴射口を前記保持手段の少なくとも
    一方がわ側部に設けた、請求項2記載の掘削装置。
  5. 【請求項5】掘削部材を有する掘削軸を備えた掘削装置
    によって、対象地盤に孔を順次掘削し且つその際に先行
    して掘削した孔の側部と後続の掘削孔の側部とをオーバ
    ーラップさせるようにするとともに、これら掘削孔内に
    少なくとも固化材からなる柱列連続壁体を形成する方法
    において、 前記後続孔の削孔にあたり、前記掘削軸の掘削部材によ
    る主削孔を行うとともに、その主削孔による孔を当該孔
    内からの切削液噴射による切削により少なくとも先行孔
    側に拡大する補助削孔を行い、先行孔と後続孔とのラッ
    プ部の形成または拡大を図ることを特徴とする、地中柱
    列連続壁の造成工法。
  6. 【請求項6】掘削部材を有する掘削軸を備えた掘削装置
    によって、対象地盤に孔を順次掘削し且つその際に先行
    して掘削した孔の側部と後続の掘削孔の側部とをオーバ
    ーラップさせるようにするとともに、これら掘削孔内に
    少なくとも芯材および固化材からなる柱列連続壁体を形
    成する方法において、 前記先行孔内に前記壁体を形成する一方、 この壁体形成作業の後または壁体形成作業と併行して前
    記後続孔の削孔を行い、この削孔において、前記掘削軸
    の掘削部材による主削孔を行うとともに、その主削孔に
    よる孔を当該孔内からの切削液噴射による切削により少
    なくとも先行孔側に拡大する補助削孔を行い、先行孔と
    後続孔とのラップ部の形成または拡大を図ることを特徴
    とする、地中柱列連続壁の造成工法。
  7. 【請求項7】それぞれ掘削部材を有する複数の掘削軸を
    並列配置で備えた掘削装置によって、側部相互がオーバ
    ーラップした複数の孔からなる孔群を順次掘削し且つそ
    の際に先行して掘削した孔群における側端孔の側部と後
    続の掘削孔群における側端孔の側部とをオーバーラップ
    させるようにするとともに、これら掘削孔群内に少なく
    とも固化材からなる柱列連続壁体を形成する方法におい
    て、 前記後続孔群の削孔にあたり、先行孔群がわの側端掘削
    軸の掘削部材による主削孔を行うとともに、その主削孔
    による孔を当該孔内からの切削液噴射による切削により
    少なくとも先行孔群側に拡大する補助削孔を行い、先行
    孔群と後続孔群とのラップ部の形成または拡大を図るこ
    とを特徴とする、地中柱列連続壁の造成工法。
  8. 【請求項8】それぞれ掘削部材を有する複数の掘削軸を
    並列配置で備えた掘削装置によって、側部相互がオーバ
    ーラップした複数の孔からなる孔群を順次掘削し且つそ
    の際に先行して掘削した孔群における側端孔の側部と後
    続の掘削孔群における側端孔の側部とをオーバーラップ
    させるようにするとともに、これら掘削孔群内に少なく
    とも芯材および固化材からなる柱列連続壁体を形成する
    方法において、 先行孔群内に壁体を形成する一方、 この壁体形成作業の後または壁体形成作業と併行して、
    前記後続孔群の削孔を行い、この削孔において、先行孔
    群がわの側端掘削軸の掘削部材による主削孔を行うとと
    もに、その主削孔による孔を当該孔内からの切削液噴射
    による切削により少なくとも先行孔群側に拡大する補助
    削孔を行い、先行孔群と後続孔群とのラップ部の形成ま
    たは拡大を図ることを特徴とする、地中柱列連続壁の造
    成工法。
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