JP2001240731A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

Info

Publication number
JP2001240731A
JP2001240731A JP2000049986A JP2000049986A JP2001240731A JP 2001240731 A JP2001240731 A JP 2001240731A JP 2000049986 A JP2000049986 A JP 2000049986A JP 2000049986 A JP2000049986 A JP 2000049986A JP 2001240731 A JP2001240731 A JP 2001240731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
resin composition
aliphatic
ester structure
carbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000049986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4492767B2 (ja
Inventor
Kyohei Takakuwa
恭平 高桑
Kunitoshi Mimura
邦年 三村
Atsushi Hirashima
敦 平島
Maki Ito
真樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP2000049986A priority Critical patent/JP4492767B2/ja
Publication of JP2001240731A publication Critical patent/JP2001240731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4492767B2 publication Critical patent/JP4492767B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】流動性、成形性に優れフィルム、シート、ラミ
ネート用途等に加工された場合に、高い引き裂き強度を
示す樹脂組成物及びその成形品を提供すること。 【解決手段】脂肪族エステル構造を持つ重合体と、ポリ
酢酸ビニル系重合体又はポリビニルアルコール系重合体
からなる樹脂組成物およびその成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪族エステル構
造を持つ重合体と、ポリ酢酸ビニル系重合体又はポリビ
ニルアルコール系重合体からなる樹脂組成物およびその
成型品に関するものである。
【0002】本発明に係る脂肪族エステル構造を持つ重
合体と、、ポリ酢酸ビニル系重合体又はポリビニルアル
コール系重合体からなる樹脂組成物は、成形性に優れ、
フィルム、シート、ラミネート用途等に加工された場合
に高い引き裂き強度を示す。得られる成形品は十分な機
械的強度と耐熱性を有すると共に、土中、活性汚泥中、
コンポスト中で容易に微生物により分解される。このた
め、包装材料、農業、漁業、食品分野その他のリサイク
ルが困難な用途に広く利用できる。たとえば、包装材料
分野では、フィルムとして各種包装が可能で、ヒートシ
ールも可能である。農業分野では土壌表面を被覆して土
壌の保温を行うマルチフィルム、植木用の鉢や紐、また
は肥料のコーティング材料などに利用でき、あるいは漁
業分野では釣糸、魚網に、さらには医療分野の医療用材
料、生理用品などの衛生材料として利用できる。
【0003】
【従来の技術】近年、地球的規模での環境問題に対し
て、自然環境の中で分解する高分子素材の開発が要望さ
れるようになり、その中でも特に微生物によって分解さ
れるプラスチックは、環境適合性材料や新しいタイプの
機能性材料として大きな期待が寄せられている。
【0004】従来より、脂肪族エステル構造を持つ重合
体に生分解性があることはよく知られており、微生物に
よって生産されるポリ−3−ヒドロキシ酪酸エステル
(PHB)、合成高分子であるポリカプロラクトン(P
CL)、コハク酸およびブタンジオールを主成分とする
ポリブチレンサクシネート(PBS)および発酵により
生産されるL乳酸を原料としたポリ乳酸(PLLA)等
が代表的なものである。また、本発明者らは、鋭意検討
の結果特開平7−53693および特開平7−5369
5に記載の高い熱安定性を有し、流動性、成型性に優
れ、充分な機械的強度を有する生分解性ポリエステルカ
ーボネートおよびその製造方法を開発した。
【0005】脂肪族エステル構造を持つ重合体は、一般
にポリエチレン類似の物性を有する成型性・生分解性の
良好なポリマーであるが、フィルムに加工した場合の引
き裂き強度が低く、その改良が望まれていた。また、ガ
スバリヤー性の向上が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、流動性、成
形性に優れ、フィルム、シート、ラミネート用途等に加
工された場合に高い引き裂き強度を示す樹脂組成物及び
その成形品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、引き裂き強度の低い脂肪
族エステル構造を持つ重合体に、ポリ酢酸ビニル系重合
体又はポリビニルアルコール系重合体からなる樹脂組成
物、さらにはセルロ−スエステル構造を持つ重合体を配
合することにより、フィルム、シート等に成形された場
合の引き裂き強度を飛躍的に向上でき、更にガスバリヤ
ー性が改良できることを見いだし本発明に到達した。
【0008】すなわち本発明は、脂肪族エステル構造を
持つ重合体と、ポリ酢酸ビニル系重合体又はポリビニル
アルコール系重合体からなる樹脂組成物(以下、樹脂組
成物(I)と称する。)並びに、脂肪族エステル構造を
持つ重合体と、ポリ酢酸ビニル系重合体又はポリビニル
アルコール系重合体と、セルロースエステル構造をもつ
重合体からなる樹脂組成物(以下、樹脂組成物(II)
と称する。)である。さらに詳しくは、厚さ20ミクロ
ンのインフレーションフィルムとしたときの引き裂き強
度がMDで10g以上、TDで30g以上を有し、引張
伸度が300%以上、引張強度が20MPa以上であ
り、厚さ25μmのフィルムとしたときの23℃,60
%RHでのO2 透過度が、300cc/m2day atmであ
る樹脂組成物および成形品に関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物(I)及び樹
脂組成物(II)における脂肪族エステル構造を持つ重
合体としては、ポリ−3−ヒドロキシ酪酸エステル(P
HB)、ポリカプロラクトン(PCL)、コハク酸およ
びブタンジオールを主成分とするポリブチレンサクシネ
ート(PBS)またはポリブチレンサクシネート・アジ
ペート、L乳酸を主原料としたポリ乳酸(PLLA)等
の脂肪族ポリエステルや、脂肪族ポリエステルカーボネ
ート等が例示される。中でも、ポリブチレンサクシネー
ト、ポリブチレンサクシネート・アジペートおよび脂肪
族ポリエステルカーボネートが好ましく、特に脂肪族ポ
リエステルカーボネートが好ましい。脂肪族エステル構
造を持つ重合体は、単独でも、2種以上を混合して用い
ても良い。
【0010】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
は、脂肪族2塩基酸および/またはその誘導体と、脂肪
族ジヒドロキシ化合物及び/またはヒドロキシカルボン
酸化合物を反応させて得られる数平均分子量10,00
0以下の脂肪族ポリエステルオリゴマーと、カーボネー
ト化合物とを反応させて得られるものであり、カーボネ
ート単位含有量が少なくとも5モル%以上、重量平均分
子量が少なくとも100,000、温度190℃、荷重
60kgにおける溶融粘度が2,000〜50,000
ポイズ、融点が70〜180℃であることを特徴とす
る。
【0011】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
の製造法は、脂肪族2塩基酸および/またはその誘導体
と脂肪族ジヒドロキシ化合物及び/またはヒドロキシカ
ルボン酸化合物とから脂肪族ポリエステルオリゴマーを
得る第1工程、および脂肪族ポリエステルオリゴマーと
カーボネート化合物を反応させ脂肪族ポリエステルカー
ボネートを得る第2工程より構成される。
【0012】第1工程は、触媒の存在下、温度100〜
250℃で、反応に伴って副生する水及び過剰のジヒド
ロキシ化合物を除去しながら、数平均分子量10,00
0以下のポリエステルオリゴマーを製造する工程であ
る。反応を促進する目的で300mmHg以下の減圧と
することが好ましい。
【0013】第2工程は、第1工程で得られたポリエス
テルオリゴマーとカーボネート化合物を反応させて高分
子量体とする工程であり、触媒の存在下、通常150〜
250℃で行われ、反応に伴って副成するヒドロキシ化
合物が除去される。カーボネート化合物の沸点によって
は反応初期には加圧とする。減圧度を調節して最終的に
は3mmHg以下の減圧とすることが好ましい。
【0014】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
中のカーボネート単位含有量は、脂肪族ポリエステルオ
リゴマーの末端水酸基量を制御することにより所望の割
合とすることができる。カーボネート単位含有量が多す
ぎると、得られる脂肪族ポリエステルカーボネートの融
点が低くなり、実用的耐熱性を有するポリマーが得られ
ない。一方、カーボネート単位含有量が多くなると微生
物による分解性が高くなる。従って、カーボネート単位
含有量は、適度の生分解性を有し、かつ実用的な耐熱性
を実現し得る量とすることが好ましく、本発明において
は脂肪族ポリエステルカーボネート中のカーボネート単
位含有量を、少なくとも5モル%以上、通常5〜30モ
ル%とすることが好ましい。
【0015】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
の製造に用いられる脂肪族2塩基酸としては、コハク酸
が必須成分として使用され、それ以外に例えば、シュウ
酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、
セバシン酸、ドデカン酸、アゼライン酸等を適宜併用す
るこてができる。なお上記の脂肪族2塩基酸はそれらの
エステルあるいは酸無水物であってもよい。
【0016】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
の製造に用いられる脂肪族ジヒドロキシ化合物は、1,
4−ブタンジオールが必須成分として使用され、それ以
外に例えば、エチレングリコール、トリメチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジオ
ール、シクロヘキサンジメタノール等を適宜併用するこ
とができる。
【0017】ヒドロキシカルボン酸化合物としては、乳
酸、グリコール酸、β−ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシピ
バリン酸、ヒドロキシ吉草酸等が例示され、これらはエ
ステル、環状エステル等の誘導体でも使用できる。
【0018】これらの脂肪族2塩基酸、脂肪族ジヒドロ
キシ化合物およびヒドロキシカルボン酸化合物は、それ
ぞれ単独であるいは混合物として用いることができ所望
の組合せが可能であるが、本発明においては適度の生分
解性を有し、かつ実用的な耐熱性を実現し得る程度の高
い融点のものが好ましい。従って、本発明においては、
脂肪族ジヒドロキシ化合物として1,4−ブタンジオー
ル、脂肪族2塩基酸としてコハク酸を、それぞれ50モ
ル%以上含むことが必要である。
【0019】また、本発明の脂肪族ポリエステルカーボ
ネートの製造に用いられるカーボネート化合物の具体的
な例としては、ジフェニルカーボネート、ジトリールカ
ーボネート、ビス(クロロフェニル)カーボネート、m
−クレジルカーボネートなどのジアリールカーボネート
を、また、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、ジイソプロピルカーボネート、ジブチルカーボネー
ト、ジアミルカーボネート、ジオクチルカーボネート等
の脂肪族カーボネート化合物を挙げることができるがこ
れらに限定されるものではない。また、上記の同種のヒ
ドロキシ化合物からなるカーボネート化合物の他に、異
種のヒドロキシ化合物からなる非対称カーボネート化合
物や環状カーボネート化合物も使用できる。
【0020】本発明の樹脂組成物(I)および樹脂組成
物(II)におけるポリ酢酸ビニル系重合体とは、通
常、公知の方法で製造される。かかるポリ酢酸ビニル系
重合体とは、ポリ酢酸ビニルのみならず、ビニルエステ
ルと共重合しうる単量体、例えば、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、イソブチレン、α−オクテン、α−ドデ
セン、α−オクタデセン等のオレフィン類、アクリル
類、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水レイ
ン酸等の不飽和酸類又はその塩、あるいはアクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のニトリル類、アクリルア
ミド、メタクリルアミド等のアミド類、エチレンスルホ
ン酸、アリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸また
はその塩等との共重合体等が挙げられる。
【0021】ポリビニルアルコール系重合体とは、上記
ポリ酢酸ビニル系重合体のケン化物が挙げられる。
【0022】上記ポリ酢酸ビニル系重合体およびポリビ
ニルアルコール系重合体は単独でも、2種以上を混合し
て用いても良い。また、本発明で用いられる、ポリ酢酸
ビニル系重合体としては、ポリ酢酸ビニルおよびエチレ
ン酢酸ビニル共重合体が好ましく、ポリビニルアルコー
ル系重合体としては、ポリビニルアルコールおよびエチ
レンビニルアルコール共重合体が好ましい。
【0023】本発明の樹脂組成物(II)における、セ
ルロースエステル構造を持つ重合体とは一般に市販され
ているセルロースアセテート、セルロースアセテートプ
ロピオネート、セルロースアセテートブチレート等が例
示され、単独及びその混合物が使用される。セルロース
エステル構造を持つ重合体の置換度は1.0〜3.0が
好ましく、セルロースエステル構造を持つ重合体中のプ
ロピオニル基および/またはブチリル基の含有量が置換
可能部位に対して0から80%であるものが使用され
る。分子量、原料モノマーにより相溶性は変わるが、相
溶性が不十分な場合は相溶化剤を添加することができ
る。相溶化剤としてはトリアセチン、フタル酸系可塑剤
が好適であり添加量としては、脂肪族エステル構造を持
つ重合体とセルロースエステル構造を持つ重合体の混合
物に対して0〜10%程度が好ましい。
【0024】より、生分解性の高い樹脂組成物を得るた
めには、セルロースエステルの置換度を低く抑えるのが
好ましいが、本発明の場合、従来生分解性が低いと考え
られていた高置換セルロースエステルでも容易に生分解
性を発現させることが可能である。
【0025】本発明の樹脂組成物(I)及び(II)に
おける樹脂組成物中の脂肪族エステル構造を持つ重合体
の含有量は、特に制限はないが、30重量%以上、好ま
しくは60重量%以上である。30重量%以下だと十分
な生分解性を有しない。
【0026】本発明の樹脂組成物(I)及び(II)に
おける樹脂組成物中のポリ酢酸ビニル系重合体とポリビ
ニルアルコール系重合体の含有量は、0.5〜70重量
%、好ましくは1〜40重量%である。0.5重量%以
下の含有量だと引き裂き強度が改善されない。70重量
%以上の含有量だと融点降下による成形性の低下、生分
解性の低下が起こるので好ましくない。
【0027】本発明の樹脂組成物(II)におけるセル
ロースエステル構造を持つ重合体の含有量は0.5〜1
0重量%、好ましくは 1〜3重量%である。0.5重
量%以下の含有量だと引き裂き強度が改善されない。1
0重量%以上の含有量だと融点降下による成形性の低
下、生分解性の低下が起こるので好ましくない。
【0028】本発明の樹脂組成物(I)および樹脂組成
物(II)には、改質剤、充填剤、滑剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、安定剤、顔料、着色剤、各種フィラ
ー、静電気防止剤、離型剤、可塑剤、香料、抗菌剤、等
の各種添加剤の他に、エステル交換触媒、各種モノマ
ー、カップリング剤、末端処理剤、その他の樹脂、木
粉、でんぷん、等を加え変成することができる。
【0029】本発明の樹脂組成物(I)および樹脂組成
物(II)の製造に際しては、少なくとも一の樹脂の溶
融する温度以上で機械的に混合することにより得ること
ができる、また、両樹脂を機械的に粉砕したものを混合
し加圧することにより製造する方法や、両樹脂を溶剤に
溶解した後に貧溶媒と混合し沈殿化することにより得る
か、または両樹脂を溶剤に溶解したものをキャストして
溶媒を除去することにより製造することも可能であるが
それらに限定されるものではない。混合装置に関しては
特に限定されるものではないが、押出機を用いて混合す
る方法が短時間で連続的に処理できる点で工業的には推
奨される。
【0030】混合時の温度は、100度以下では樹脂の
溶融粘度が高いかまたは溶融しないため、具体的には1
00度から300度の範囲が好適である。300度以上
では樹脂の熱分解が起こるため好ましくない。300度
以下であっても高温下での着色や劣化、熱分解等を防止
するために窒素雰囲気下で短時間に混合することが好ま
しい。具体的な混合時間としては、20分以内が推奨さ
れる。また、樹脂中のオリゴマー、残存モノマー、発生
ガス等の除去のためにベント口を設置し減圧下に混合す
ることもできる。
【0031】本発明の樹脂組成物(I)および樹脂組成
物(II)は、単純ブレンドのみに限定されるものでは
なく、触媒の存在下に溶融状態でのエステル交換反応等
により生成する供重合体等も含まれる。また、セルロー
スエステル構造を持つ重合体のエステル置換工程で脂肪
族エステル構造を持つ重合体を添加する製造方法も採用
できる。
【0032】ここで使用されるセルロースエステル構造
を持つ重合体、ポリ酢酸ビニル系重合体およびポリビニ
ルアルコール系重合体の分子量はスチレン換算のGPC
による重量平均分子量で3万以上が望ましい。3万以下
では所望の強度が達成されない。
【0033】本発明の成形品は、本発明の樹脂組成物を
用いて成形された物品であり、具体的な成形形態、成形
方法としては、射出成形品、押し出し成形品、インフレ
ーション成形法、真空圧空成形品、ブロー成形品、繊
維、マルチフィラメント、モノフィラメント、ロープ、
網、織物、編み物、不織布、フィルム、シート、ラミネ
ート、容器、発泡体、各種部品その他の成形品が例示さ
れるがそれらに限定されるものではない。特に、本発明
の樹脂組成物はフィルム成形性が良く、通常のポリエチ
レンと同様の条件で成形可能であり、引き裂き強度が著
しく改善されている。樹脂の均一性、強度、外観性等か
らは成形前に、樹脂組成物をを混合し、ペレット化する
事が好ましいが、脂肪族エステル構造を持つ重合体と、
ポリ酢酸ビニル系重合体またはポリビニルアルコール系
重合体と、セルロースエステル構造を持つ重合体をペレ
ットの状態で、場合によっては各種添加剤も同時に混合
し直接成形器に投入し成形品を得ることもできる。さら
には、樹脂組成物を溶媒に溶解し溶液状態でキャスティ
ングまたは塗布し溶媒を除去することによりフィルム、
シートその他の成形体を得ることも可能である。
【0034】得られる樹脂組成物および成形品は高い機
械的強度と実用上充分な軟化温度を有すると共に、土
中、活性汚泥中、コンポスト中で容易に微生物により分
解される。
【0035】以上のごとく、本発明によれば、実用上充
分な引き裂き強度および生分解性を有する樹脂組成物お
よび成形品を得ることができる。また、得られた樹脂組
成物は、様々な樹脂との相溶性が良く、広い混合比率範
囲で良好なブレンド体を生成する。例えば、ポリヒドロ
キシブチレート(PHB)、ポリ乳酸、ポリオキシメチ
レン、ポリスチレン、PMMA、等の比較的剛性が高く
脆い樹脂の衝撃性改良に使用できる。さらに、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリカプロラクトン等とも良好
にブレンドでき、生分解性の付与、融点の向上等の目的
で使用できる。コーティング材料、ラミネート材料とし
て使用した場合も、薄膜形成時の張力等による、ピンホ
ール、クラックの発生を抑制できるため、良好なコーテ
ィング材料として、肥料や農薬の被服、紙、金属のコー
ティング材料、塗料等の用途に応用できる。
【0036】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。
【0037】本実施例において、融点は、DSC(セイ
コー電子(株)製SSC 5000)を用いて測定し
た。また、分子量はクロロホルムを溶媒としてGPC
(昭和電工(株)製GPC System−11使用)
によりスチレン換算のMw、Mnとして測定した。ま
た、カーボネート単位含有量はNMR(日本電子(株)
製NMR EXー270)を使用し、13CNMRにより
ジカルボン酸エステル単位およびカーボネート単位の合
計に対するカーボネート単位の割合(モル%)として測
定した。
【0038】溶融粘度はフローテスター(島津製作所製
CFT−500C)を用いて温度190℃、荷重60k
gにて測定した。脂肪族ポリエステルカーボネートのオ
リゴマーの水酸基価、酸価はJIS K−1557に準
じて測定した。引き裂き強度は、JIS−K6732に
準じてエルメンドルフ引き裂き試験機により測定した。
【0039】脂肪族ポリエステルカーボネートの製造例 攪拌機、分溜コンデンサー、温度計、ガス導入管を付け
た50リットルの反応容器に、コハク酸18,740g
(158.7モル)、1,4−ブタンジオール21,4
30g(237.8モル)、ジルコニウムアセチルアセ
トネート745mgおよび酢酸亜鉛1.40gを仕込
み、窒素雰囲気下で温度150〜220℃で2時間反応
し水を留出させた。つづいて、減圧度150〜80mm
Hgの減圧度で3時間熟成し脱水反応を進行させ、更に
最終的に減圧度2mmHg以下となるよう徐々に減圧度
を増してさらに水と1、4−ブタンジオールを留出さ
せ、総留出量が10,460gになったところで反応を
停止した。得られたオリゴマー(A−1)の数平均分子
量は1,780、末端水酸基価は102KOHmg/g
であり、酸価は0.51KOHmg/gであった。
【0040】次に得られたオリゴマー(A−1)24,
000gを攪拌機、分溜コンデンサー、温度計、ガス導
入管を付けた50リットルの反応容器に仕込み、ジフェ
ニルカーボネート4,680gを添加した。温度210
〜220℃で最終的に1mmHgの減圧とし5時間反応
した。得られた高分子量体(A−2)は、融点が104
℃で、GPCの測定による重量平均分子量(Mw)が1
88,000であり、13CNMR測定により、ポリカー
ボネート成分として14.3%のカーボネート単位を有
していた。溶融粘度は10000poiseであり、ク
ロロホルムには完全に溶解し、ゲル分はなかった。
【0041】セルロースエステル構造を持つ重合体の使
用例以下のセルロースエステル構造を持つ重合体を用い
た。 セルロースアセテートプロピオネート(CAP) :Acetyl Content 2.5% Propionyl Content 45〜49% セルロースアセテートブチレート(CAB) :Acetyl Content 12〜15% Butyryl Content 35〜39% ポリ酢酸ビニル系重合体の使用例
【0042】以下の酢酸ビニルを原料に含む重合体を用
いた エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH) エチレン共重合比 38%、融点175℃
【0043】実施例1 製造例1で得られた脂肪族ポリエステルカーボネート
(A−2)および使用例で示したエチレン・ビニルアル
コール共重合体(EVOH)のペレットを真空乾燥機に
より温度90℃で10時間乾燥し、EVOHとA−2の
混合比が重量比で10/90となるようにV型ブレンダ
ーにて混合し、2軸押出機(スクリュー径25mmφ、
L/D=30)に供給し連続的にストランド化、ペレタ
イズし樹脂混合物(C−1)を得た。C−1のペレット
を90度の温度で5時間以上乾燥した後、空冷インフレ
ーション成形装置に供給し、物性試験用の厚さ25ミク
ロンのフィルムを成形した。成形条件はバレル温度20
0℃、ブローアップ比2.5、引き取り速度10m/分
であった。得られたフィルムの評価結果は、引張伸びは
MD490%、TD480%引張強度はMD60MP
a、TD50MPaであり、エルメンドルフ引き裂き試
験機による引き裂き強度はMD39g、TD60gであ
った。
【0044】実施例2〜5 実施例1と全く同様の操作で、脂肪族ポリエステルカー
ボネート(A−2)とEVOHの混合比を重量比で70
/30、50/50、30/70の比率で変えた場合の
物性評価結果をそれぞれ実施例2〜4とし、さらに、セ
ルロースアセテートプロピオネート(CAP)を3%添
加した結果(実施例5)、ポリ酢酸ビニル(PVAC)
を用いた結果(実施例6)を表−1に示す。
【0045】比較例1〜3 実施例1と全く同様の操作を脂肪族ポリエステルカーボ
ネート(A−2)100%に対して行ったものを、比較
例1、脂肪族ポリエステルカーボネート(A−2)に対
してEVOHを0.1重量%添加したものを比較例2、
EVOHを80重量%添加した結果を比較例3として結
果を表−1に示す。脂肪族ポリエステルカーボネート
(A−2)単独、EVOH0.3重量%では、引き裂き
強度の改善が見られず、EVOH80重量%では生分解
性が著しく低下する結果となった。
【0046】実施例1〜6および比較例1〜3で製造し
た樹脂混合物、脂肪族ポリエステルカーボネートおよび
セルロースエステル構造を持つ重合体を、それぞれ厚み
150μmのシートを作成し、25℃、60%RHの条
件で土壌埋設試験を行った。各試料は20×90mmに
切り出して土壌表面より深さ5cmに埋設した。18週
の間にこれらの樹脂試料は分解により消失したり、分解
により穴が開くなどの変化が観察された。
【0047】
【本発明の効果】本発明に係る脂肪族エステル構造を持
つ重合体(A)とセルロースエステル構造を持つ重合体
(B)および/または酢酸ビニルを原料に含む重合体
(C)からなる樹脂組成物は、成形性に優れ、フィル
ム、シートに成形された場合に高い引き裂き強度とガス
バリヤー性を示し、射出成形品、押し出し成形品、真空
圧空成形品、ブロー成形品、繊維、マルチフィラメン
ト、モノフィラメント、ロープ、網、織物、編み物、不
織布、フィルム、シート、ラミネート、容器、発泡体、
各種部品その他の成形品を得るのに好適であり、得られ
る成形品は十分な機械的強度と耐熱性を有すると共に、
土中、活性汚泥中、コンポスト中で容易に微生物により
分解される。このため、包装材料、農業、漁業、食品分
野その他のリサイクルが困難な用途に広く利用できる。
たとえば、包装材料分野では、フィルムとして各種包装
が可能で、ヒートシールも可能である。農業分野では土
壌表面を被覆して土壌の保温を行うマルチフィルム、植
木用の鉢や紐、または肥料のコーティング材料などに利
用でき、あるいは漁業分野では釣糸、魚網に、さらには
医療分野の医療用材料、生理用品などの衛生材料として
利用できる。
【0048】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 29/04 C08L 29/04 S 31/04 31/04 D S (72)発明者 伊藤 真樹 茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学 株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4F071 AA09 AA15 AA28 AA29 AA44 AA50 AA81 AA84 AA88 AF08Y AF15Y AF16Y AF21Y BB09 BC01 BC12 4J002 AB02Y BE02X BE03X BF02X BF03X CF03W CF18W CF19W CG04W GA01 GB01 GG02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪族エステル構造を持つ重合体と、ポリ
    酢酸ビニル系重合体またはポリビニルアルコール系重合
    体からなる樹脂組成物。
  2. 【請求項2】脂肪族エステル構造を持つ重合体と、ポリ
    酢酸ビニル系重合体またはポリビニルアルコール系重合
    体と、セルロースエステル構造をもつ重合体からなる樹
    脂組成物。
  3. 【請求項3】脂肪族エステル構造を持つ重合体が脂肪族
    ポリエステルカーボネート及び/または脂肪族ポリエス
    テルである請求項1または2記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】脂肪族ポリエステルカーボネートが、脂肪
    族2塩基酸および/またはその誘導体と、脂肪族ジヒド
    ロキシ化合物及び/またはヒドロキシカルボン酸化合物
    を反応させて得られる数平均分子量10,000以下の
    脂肪族ポリエステルオリゴマーと、カーボネート化合物
    とを反応させて得られたものであり、カーボネート単位
    含有量が少なくとも5モル%以上であり、重量平均分子
    量が少なくとも100,000であり、温度190℃、
    荷重60kgにおける溶融粘度が2,000〜50,0
    00ポイズで、融点が70〜180℃であることを特徴
    とする請求項3記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】セルロースエステル構造を持つ重合体が、
    セルロースジアセテート、セルロースアセテートプロピ
    オネートおよびセルロースアセテートブチレートから選
    ばれる1種以上である請求項2記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】厚さ20ミクロンのインフレーションフィ
    ルムとしたときの引き裂き強度がMDで10g以上、T
    Dで30g以上を有し、引張伸度が300%以上、引張
    強度が20MPa以上であり、厚さ25μmのフィルム
    としたときの23℃,60%RHでのO2 透過度が30
    0cc/m2day atmである請求項1または2記載の樹脂
    組成物。
  7. 【請求項7】セルロースエステル構造を持つ重合体のプ
    ロピオニル基および/またはブチリル基の含有量が置換
    可能部位に対して80%以下である請求項2記載の樹脂
    組成物。
  8. 【請求項8】ポリ酢酸ビニル系重合体が、ポリ酢酸ビニ
    ルまたはエチレン酢酸ビニル共重合体である請求項1ま
    たは2記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】ポリビニルアルコール系重合体が、ポリビ
    ニルアルコールまたはエチレンビニルアルコールである
    請求項1または2記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】請求項1〜9記載の組成物よりなる成型
    品。
JP2000049986A 2000-02-25 2000-02-25 樹脂組成物 Expired - Fee Related JP4492767B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000049986A JP4492767B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000049986A JP4492767B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001240731A true JP2001240731A (ja) 2001-09-04
JP4492767B2 JP4492767B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=18571833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000049986A Expired - Fee Related JP4492767B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4492767B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371201A (ja) * 2001-04-13 2002-12-26 Mitsui Chemicals Inc 生分解性樹脂組成物
WO2003042301A1 (fr) * 2001-11-12 2003-05-22 Daicel Chemical Industries, Ltd. Composition de resine, son procede de production et son utilisation
JP2007332178A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Taihei Kagaku Seihin Kk 樹脂組成物および透明シート
CN107987438A (zh) * 2017-12-18 2018-05-04 衢州华睿工业设计有限公司 包装薄膜用组合物及其制备方法和包装薄膜
WO2019103069A1 (ja) * 2017-11-22 2019-05-31 株式会社クラレ 樹脂組成物、分散媒、樹脂組成物の製造方法、積層体及び包装体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02503324A (ja) * 1987-05-05 1990-10-11 イーストマン コダック カンパニー ポリエステル及びセルロースエステル組成物からの成形品
JP2000026583A (ja) * 1998-07-07 2000-01-25 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法
JP2000327847A (ja) * 1999-05-17 2000-11-28 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 樹脂組成物
JP2000345012A (ja) * 1999-06-04 2000-12-12 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 樹脂組成物

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63172761A (ja) * 1987-01-09 1988-07-16 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 熱安定性の良好な熱可塑性樹脂組成物
US4737546A (en) * 1986-08-15 1988-04-12 General Electric Company Moldable polycarbonate resin and copolyester-carbonate compositions of improved processability
JP3474218B2 (ja) * 1993-03-15 2003-12-08 株式会社クラレ 組成物および積層体
JPH07316367A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Toppan Printing Co Ltd 生分解性樹脂組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02503324A (ja) * 1987-05-05 1990-10-11 イーストマン コダック カンパニー ポリエステル及びセルロースエステル組成物からの成形品
JP2000026583A (ja) * 1998-07-07 2000-01-25 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法
JP2000327847A (ja) * 1999-05-17 2000-11-28 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 樹脂組成物
JP2000345012A (ja) * 1999-06-04 2000-12-12 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 樹脂組成物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371201A (ja) * 2001-04-13 2002-12-26 Mitsui Chemicals Inc 生分解性樹脂組成物
WO2003042301A1 (fr) * 2001-11-12 2003-05-22 Daicel Chemical Industries, Ltd. Composition de resine, son procede de production et son utilisation
JP2007332178A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Taihei Kagaku Seihin Kk 樹脂組成物および透明シート
WO2019103069A1 (ja) * 2017-11-22 2019-05-31 株式会社クラレ 樹脂組成物、分散媒、樹脂組成物の製造方法、積層体及び包装体
CN107987438A (zh) * 2017-12-18 2018-05-04 衢州华睿工业设计有限公司 包装薄膜用组合物及其制备方法和包装薄膜
CN107987438B (zh) * 2017-12-18 2020-07-07 四川妙顺环保科技有限公司 包装薄膜用组合物及其制备方法和包装薄膜

Also Published As

Publication number Publication date
JP4492767B2 (ja) 2010-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9206306B2 (en) Resin composition, film, bag product and production process of resin composition
CA2434849C (en) A ternary mixture of biodegradable polyesters and products obtained therefrom
KR100893840B1 (ko) 생분해성 폴리에스테르의 삼원성 혼합물 및 이로부터제조된 제품
EP1227130B1 (en) A ternary mixture of biodegradable polyesters and products obtained therefrom
JP4807544B2 (ja) ポリエステル組成物
AU2002228063A1 (en) A ternary mixture of biodegradable polyesters and products obtained therefrom
JP4200340B2 (ja) 樹脂組成物および成形体
US8334342B2 (en) Glyoxal and methylglyoxal as additive for polymer blends
JP2000327847A (ja) 樹脂組成物
JPH11241009A (ja) ポリ乳酸系樹脂組成物
JP4492767B2 (ja) 樹脂組成物
JP2010126619A (ja) ポリ乳酸系樹脂組成物からなるチップ状物
AU2010304033A1 (en) Reactive polymeric mixture
JP2000345012A (ja) 樹脂組成物
JP2004359730A (ja) 樹脂組成物
JP2002371172A (ja) 乳酸系ポリマー組成物及びその製造方法
JP3756677B2 (ja) 樹脂組成物および成形体
JP2000129035A (ja) 樹脂組成物およびその成形品
JP4288456B2 (ja) 樹脂組成物および成形体
JP2004269606A (ja) 乳酸系樹脂組成物
WO2024074562A1 (en) Thermoplastic polymer blend and use thereof
WO2020066679A1 (ja) 樹脂組成物およびその成形体
TR2023007733T2 (tr) İnorgani̇k katki i̇çeren poli̇meri̇k terki̇pler ve bunlarin üreti̇m yöntemi̇
JP2002338791A (ja) 耐加水分解性樹脂組成物及び成形品
JP2001261949A (ja) 生分解性樹脂組成物および成型品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100330

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees