JP2001240622A - インクジェットインクのためのポリマーバインダー - Google Patents
インクジェットインクのためのポリマーバインダーInfo
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- JP2001240622A JP2001240622A JP2000380583A JP2000380583A JP2001240622A JP 2001240622 A JP2001240622 A JP 2001240622A JP 2000380583 A JP2000380583 A JP 2000380583A JP 2000380583 A JP2000380583 A JP 2000380583A JP 2001240622 A JP2001240622 A JP 2001240622A
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Abstract
ンダーを提供する。 【解決手段】 着色剤およびポリマーバインダーを含む
インク組成物において使用するのに好適なポリマーバイ
ンダーであって、該ポリマーバインダーはエチレン性不
飽和モノマーを含むモノマー混合物から形成された、乳
化重合された付加共重合体であり、該モノマー混合物
は、エチレン性不飽和カルボン酸官能性モノマーの少な
くとも1つを、該混合物の重量に基づいて4〜15重量
%、並びに、疎水性官能基および親水性官能基を含む重
合可能な界面活性剤モノマーの少なくとも1つを、該混
合物の重量に基づいて0.05〜5重量%含み、該親水
性官能基が重合可能な基をその中に含むものである、前
記ポリマーバインダーが開示される。
Description
使用するのに好適なポリマーバインダーに関する。より
詳細には、本発明は、重合可能な界面活性剤モノマーを
含むモノマー混合物の重合により形成されたポリマーバ
インダーに関する。特定のインクジェットインクは液体
媒体、顔料または染料のような着色剤、媒体中に顔料を
分散させるのを助け、プリント表面に着色剤を付着させ
るためのバインダーまたは樹脂を含む。特に、色の耐久
度、並びに、プリントインクの耐水性および耐摩擦性の
点で、より耐久性のあるプリント品質を作り出すために
は、着色剤が水溶性染料であるよりも、不溶性顔料であ
るインクジェットインクを調製することに興味が持たれ
ている。水溶性染料は、概して、紙または他のプリント
媒体によってある程度吸収されるが、それらの固有の水
可溶性のために、良好な耐水性を提供しない。顔料ベー
スのインクは、概して、プリント媒体の表面上に堆積さ
れ、それらは水または摩擦によって除去されやすい。し
かし、顔料の物理的特性の結果、顔料ベースのインク組
成物は、低い耐湿式−摩擦(wet−rub)性および
低い耐ハイライター性(highlighter re
sistence)を有する傾向がある。
−摩擦」とは、濡れたティッシュペーパーでプリントさ
れた基体を横切るように摩擦圧力を適用し、それにより
生じたスメア(smear)を測定することを意味す
る。摩擦される点で、湿式摩擦は耐水性(waterf
astness)とは異なる。本明細書において使用さ
れる、用語「耐ハイライター性」とは、商業的に入手可
能なハイライトマーカーで、プリントされた基体を横切
って摩擦圧力を適用し、それにより生じたスメアを測定
することを意味する。そのようなマーカーの例として
は、SanfordCorp.のMajor Acce
ntブランドのハイライトマーカーが挙げられる。本明
細書において使用される、用語「プリント品質」とは、
エッジの鮮明さ、ブリード、フェザーリング(feat
hering)、光学濃度、耐湿式−摩擦性、耐ハイラ
イター性およびプリント操作性(print oper
ability)を含む、テキストとグラフィックを組
み合わせたプリントされた頁の外観によって測定される
ような、インクジェットインクの全体の性能の総合的な
評価を意味する。本明細書において使用される、用語
「プリント操作性」とは、プリント外観および均一性、
プリント品質および均一性の連続印刷での寿命、ノズル
ドロップアウト、プリントヘッドのメンテナンスの問
題、並びに印刷のストップおよび再スタートの能力を含
む、プリンター性能の総合的な評価を意味する。
ク組成物に添加され、耐久性を改良し、プリント品質を
改良し、さらにカラーブリーディングおよびフェザーリ
ングを低減させる。しかし、そのようなバインダーの含
有は、ノズルの目詰まり、およびコゲーション(kog
ation)、すなわち、ヒーター上または付近での膜
の形成を含む、プリントヘッドのメンテナンスの問題を
増加させることとなる可能性がある。また、ポリマーは
ノズルプレート上で膜を形成する傾向もありうる。イン
クジェットインク組成物へのポリマーの添加は、顔料分
散物の安定性の低減およびバブル形成による障害を引き
起こす可能性もある。
は、着色剤、ビヒクル、および、着色剤と樹脂粒子の解
離を生じさせるために、樹脂エマルジョン粒子の表面上
にイオン性カルボキシル基を有する樹脂エマルジョンを
有するインクジェットインク配合物を開示する。該樹脂
は1〜40重量%の「カルボン酸基」および0〜120
℃のTgを有している。該樹脂の例示される態様は、高
いTgで小さい粒子サイズのものであり、ブチルアクリ
レート、メチルアクリレート、および(メタ)アクリル
酸のコポリマーで、3〜20重量%の酸、53〜95℃
のTg、および63〜235nmの粒子サイズを有する
コポリマーを含む。欧州特許公報EP−A−07474
56号は、改良された色受容性を有する、ペイントのよ
うな、水性被覆性組成物を提供するための方法を開示す
る。被覆性組成物は、重合可能な界面活性剤モノマーを
含むモノマーの混合物から形成される、乳化重合された
付加重合体を含む。インクにおける、該付加重合体の使
用は開示されていない。
のに使用される性質の1以上の改良であって、該改良が
プリント品質を決定するのに使用される他の特性に如何
なる有意な悪影響も及ぼすことなく達成されるものであ
る、改良されたプリント品質を示すインクジェットイン
クを形成するための、着色剤と共に使用するためのポリ
マーバインダーを提供することである。本発明に従っ
て、着色剤およびポリマーバインダーを含むインク組成
物において、好ましくは、インクジェットインク組成物
において使用されるのに適したポリマーバインダーであ
って、該ポリマーバインダーがエチレン性不飽和モノマ
ーを含むモノマー混合物から形成された、乳化重合され
た付加共重合体であり、該モノマー混合物が、エチレン
性不飽和カルボン酸官能性モノマーの少なくとも1つを
該混合物の重量に基づいて4〜15重量%、並びに、疎
水性官能基および親水性官能基を含む重合可能な界面活
性剤モノマーの少なくとも1つを該混合物の重量に基づ
いて0.05〜5重量%含み、該疎水性官能基が重合可
能な基をその中に含むものである、前記ポリマーバイン
ダーが提供される。
ーバインダーを含むインク組成物、好ましくはインクジ
ェット組成物が提供され、該ポリマーバインダーは、エ
チレン性不飽和モノマーを含むモノマー混合物から形成
された、乳化重合された付加共重合体であり、該モノマ
ー混合物は、エチレン性不飽和カルボン酸官能性モノマ
ーの少なくとも1つを該混合物の重量に基づいて4〜1
5重量%、並びに、疎水性官能基および親水性官能基を
含む重合可能な界面活性剤モノマーの少なくとも1つを
該混合物の重量に基づいて0.05〜5重量%含み、該
疎水性官能基が重合可能な基をその中に含むものであ
る、前記ポリマーバインダーを含む組成物が提供され
る。さらに他の本発明の態様においては、インク組成物
のプリント品質を向上させるための、ポリマーバインダ
ーのインク組成物の製造における使用方法であって、該
ポリマーバインダーはエチレン性不飽和モノマーを含む
モノマー混合物を重合することにより形成され、該モノ
マー混合物は、エチレン性不飽和カルボン酸官能性モノ
マーの少なくとも1つを、該混合物の重量に基づいて4
〜15重量%、並びに、疎水性官能基および親水性官能
基を含む重合可能な界面活性剤モノマーの少なくとも1
つを、該混合物の重量に基づいて0.05〜5重量%含
み、該疎水性官能基が重合可能な基をその中に含むもの
である、前記方法が提供される。
むインクジェットインクは、類似の組成であるが重合さ
れた界面活性剤モノマーを含まないバインダーを超え
る、改良されたプリント品質を示す。さらに、本発明の
インクジェットインクは、改良された光学濃度を示すこ
とができる。重合可能な界面活性剤モノマーは当業者に
公知である。それらは、例えば、アリル、アクリル、メ
タアリルまたはメタアクリル基(本明細書では、(メ
タ)アクリルおよび(メタ)アリル基とも呼ばれる)を
はじめとする重合可能な基を有する界面活性化合物であ
り、該モノマーは乳化重合における乳化剤として使用さ
れることもできる。よって、重合可能な界面活性剤は、
界面活性剤としても、コモノマーとしても機能する。重
合可能な界面活性剤はカチオン性、アニオン性、または
非イオン性であることができる。好適な、疎水性官能基
および親水性官能基を含む重合可能な界面活性剤モノマ
ーであって、該疎水性官能基がその中に重合可能な基を
含むものである、該界面活性剤モノマーとしては、例え
ば、スルフェート、ホスフェート、スルホスクシネート
半エステル、および共重合可能な反応性基を有するスル
ホスクシネートジエステルをはじめとするアニオン性界
面活性剤モノマー、並びに、例えば、ノニルフェノキシ
プロペニルポリエトキシル化アルコール(例えば、Da
i−ichi CorpからのNoigen RN−2
0)のような非イオン性界面活性剤モノマーが挙げられ
る。好ましい重合可能な界面活性剤モノマーとしては、
ノニルフェノキシプロペニルポリエトキシル化スルフェ
ート(例えば、Dai−ichi CorpからのHi
tenol);ナトリウムアルキルアリルスルホスクシ
ネート(例えば、Henkel CorpからのTre
m LF−40);アンモニウムジ(トリシクロ(5.
2.1.0 2,6)デセ−3−エン−(8または9)
オキシエチル)スルホスクシネート;およびアンモニウ
ムジ−(トリシクロ(5.2.1.0 2,6)デセ−
3−エン−(8または9)スルホスクシネート)が挙げ
られる。さらに、不飽和C 6〜C30有機酸のアンモニ
ウムおよび金属塩が好適であることができ、これらは単
独でも、上述の界面活性剤と組み合わせても使用するこ
とができる。これらの酸の例としては:アルファメチル
桂皮酸、アルファフェニル桂皮酸、オレイン酸、リネオ
リック酸(lineolic acid)(米国特許第
A−5362832号に開示される)、リンシノレイン
酸(rincinoleic acid)、トール油ロ
ジンおよび脂肪酸の不飽和画分、不均化(dispro
portionated)ロジン酸、大豆油脂肪酸、オ
リーブ油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、亜麻仁油脂肪酸、
サフラワー油脂肪酸、ソルビタンモノオレエート、アビ
エチン酸、ポリ(オキシエチレン)ソルビトールセスキ
オレエート、およびEmpol 1010 ダイマー酸
が挙げられる。好適な重合可能な界面活性剤モノマーと
しては、例えば、マレエート誘導体(米国特許第A−4
246387号に開示される)、およびアルキルフェノ
ールエトキシレートのアリル誘導体(特開昭62−22
7435号に開示される)も挙げられる。
モノマーの量は、該混合物の重量に基づいて、好ましく
は、0.075〜2重量%、より好ましくは、0.07
5〜0.5重量%である。
ーは、好ましくは、C3〜C20エチレン性不飽和カル
ボン酸であり、より好ましくは、アクリル酸、メタアク
リル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、およびそ
のような酸の酸無水物;例えば、これらのアンモニウ
ム、第4級アルキルアンモニウム、リチウム、ナトリウ
ムおよびカリウム塩をはじめとするこれらの塩基性塩;
並びにそのようなモノマーの混合物からなる群から選択
されるモノマーである。他には、エチレン性不飽和カル
ボン酸モノマーはアクリル酸またはメタアクリル酸のオ
リゴマーであり、好ましくは、5000ダルトン以下の
分子量を有する該オリゴマーであることができる。モノ
マー混合物中のエチレン性不飽和カルボン酸モノマーの
量は、好ましくは、該混合物の重量に基づいて4〜10
重量%、より好ましくは、4.5〜9重量%である。
のエチレン性不飽和モノマーとしては、例えば、ヒドロ
キシ−またはアセトアセトキシ−置換のような置換また
は非置換の(C1〜C50、好ましくは、C1〜
C22、最も好ましくは、C1〜C 18)アルキル(メ
タ)アクリレート、スチレンおよび置換スチレン、ビニ
ルアクリレート、ビニルアセテート、フルオロメタアク
リレート、アクリルアミド、置換アクリルアミド、メタ
アクリルアミド、置換メタアクリルアミド、並びにこれ
らの混合物から選択されるモノマーの1以上が挙げられ
るがこれらに限定されるものではない。アクリル酸およ
びメタアクリル酸のエステルのなかでは、好ましいモノ
マーとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、エチ
ルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、メチ
ルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、プロピ
ルメタアクリレート、ブチルメタアクリレート、ラウリ
ルメタアクリレート、イソブチレンメタアクリレート、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートおよびアセトア
セトキシ(メタ)アクリレートが挙げられる。最も好ま
しくは、前記モノマーは、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクしレ
ート、メチルメタアクリレート、エチルメタアクリレー
ト、プロピルメタアクリレート、ブチルメタアクリレー
ト、ラウリルメタアクリレート、イソブチレンメタアク
リレート、スチレン、アクリルアミド、ビニルアクリレ
ート、ビニルアセテート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、およびヒドロキシエチルメタアクリレートからなる
群から選択される。
ヘキシルアクリレート、メチルメタアクリレート、メタ
アクリル酸およびナトリウムアルキルアリルスルホスク
シネートの付加共重合体を含む。好ましくは、バインダ
ーは、少なくとも−40℃、より好ましくは、−35℃
〜約120℃の範囲、さらにより好ましくは−35℃〜
20℃の範囲、さらにより好ましくは、−30℃〜10
℃の範囲のガラス転移温度(Tg)を有する付加重合体
を含む。TgはFox式によって決定されることができ
る。
ダーは、約100〜400nmの範囲の平均直径を有す
る単一ステージの付加重合体を含む。より好ましくは、
平均直径は200〜350nmの範囲である。平均粒径
は、BrookhavenInstruments C
orporation「BI−90 Particle
Sizer」分析器を用いるような、光散乱技術によ
って決定されることができる。バインダーポリマーの粒
子サイズ分布はユニモダル(unimodal)、バイ
モダル(bimodal)またはポリモダル(poly
modal)であることができるが、モダリティー(m
odality)は本発明の実行では重要であるとは考
えられない。
い。しかし、好ましくは、バインダーポリマーは約10
000〜約2000000ダルトンの範囲の分子量を有
し;より好ましくは、50000〜1000000ダル
トンの範囲の分子量を有することが認められる。本明細
書において使用される分子量とは、溶媒としてTHFを
用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィーによっ
て決定されることができる重量平均分子量として定義さ
れる。
(フリー)界面活性剤、保護コロイド、および当業者に
公知の他の安定剤のような加工助剤に限定されることな
く、さらに追加の構成成分を含むことができる。好適な
界面活性剤としては、例えば、ナトリウムラウリルスル
フェート、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート、
ナトリウムジオクチルスルホスクシネート、およびアン
モニウムパーフルオロアルキルスルホネート、トライト
ンX−100、トライトンX−405、並びにポリオキ
シエチレン化ポリオキシプロピレングリコールが挙げら
れる。
A−0747456号に開示されるような、バッチ、半
バッチ、段階的添加または連続添加のような、当業者に
公知のパースルフェート開始加熱プロセスで製造される
ことができる。モノマーは、好ましくは、99%より高
い転化率で重合され、好適な量の中和用塩基を添加して
pHを中性に調節し、次いで、反応系は室温まで(20
〜25℃)冷却される。pHは、pH7〜10に、より
好ましくは、pH8〜9に、例えば、アンモニア、リチ
ウムヒドロキシド、ナトリウムヒドロキシド、カリウム
ヒドロキシドをはじめとする中和剤またはこれらの中和
剤の組み合わせを用いて調節される。
および水性媒体を含むインク組成物、好ましくはインク
ジェットインク組成物中に混合される。好ましくは、バ
インダーは、インク組成物の総重量に対して、0.1〜
10重量%の量で、好ましくは、0.5〜8重量%の量
で、より好ましくは1〜5重量%の量で存在する。水性
キャリアは水であることができ、好ましくは脱イオン水
である。一態様においては、水性キャリアは、インク組
成物の約40重量%〜約95重量%、好ましくは約55
重量%〜約80重量%、最も好ましくは、約70重量%
〜約80重量%で存在する。本発明のバインダーを使用
したインク組成物のための好適な混合物の選択は、例え
ば、所望の表面張力および粘度、使用される顔料、顔料
を有するインクに必要とされる乾燥時間、並びにインク
がプリントされる紙の種類のような配合される具体的な
インクの要求に応じて変化する。
物は、例えば、当業者に公知の、保湿剤、分散剤、浸透
剤、キレート剤、補助溶剤、消泡剤、緩衝剤、殺生物
剤、殺菌剤、粘度改質剤、殺バクテリア剤、界面活性
剤、抗カール剤(anti−curling agen
t)、抗ブリード剤、および表面張力改質剤をはじめと
する水混和性の物質を含むこともできる。有用な保湿剤
としては、エチレングリコール、1,3プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,4シクロヘキサンジ
メタノール、1,5ペンタンジオール、1,6ヘキサン
ジオール、1,8オクタンジオール、1,2プロパンジ
オール、1,2ブタンジオール、1,3ブタンジオー
ル、2,3ブタンジオール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、平
均分子量200、300、400、600、900、1
000、1500および2000のポリエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、平均分子量425、7
25、1000および2000のポリプロピレングリコ
ール、2−ピロリドン、1−メチル−2−ピロリドン、
1−メチル−2−ピペリドン、N−エチルアセトアミ
ド、N−メチルプロピオンアミド、N−アセチルエタノ
ールアミン、N−メチルアセトアミド、ホルムアミド、
3−アミノ−1,2−プロパンジオール、2,2−チオ
ジエタノール、3,3−チオジプロパノール、テトラメ
チレンスルホン、ブタジエンスルホン、エチレンカーボ
ネート、ブチロールアセトン、テトラヒドロフルフリル
アルコール、グリセロール、1,2,4−ブテントリオ
ール、トリメチルプロパン、パントテノール、Lipo
nic EG−1が挙げられる。好ましい保湿剤は、平
均分子量400〜1000のポリエチレングリコール、
2−ピロリドン、2,2チオジエタノール、および1,
5ペンタンジオールである。好ましい浸透剤としては、
n−プロパノール、イソプロピルアルコール、1,2ヘ
キサンジオールおよびヘキシルカルビトールが挙げられ
る。
は、概して、インクジェットプリンティングにおいて有
用な顔料および染料の群から選択される。好適な有機顔
料としては、カーボンブラック、アゾ化合物、フタロシ
アニド顔料、キナクリドン顔料、アントラキノン顔料、
ジオキサジン顔料、インディゴ、チオインディゴ顔料、
ペリノン顔料、ペリレン顔料、およびイソインドレンが
挙げられる。好適な無機顔料としては、二酸化チタン、
酸化鉄および他の金属粉末が挙げられる。顔料の量は、
概して、製造されるべきインクに望まれる特性によって
決定される。概して、使用される顔料の量は、インクの
全ての成分の総重量に基づいて、10重量%未満であ
り、典型的には、3〜8重量%である。顔料の粒子サイ
ズは、該インクが使用されるプリント装置において、顔
料粒子がノズルを詰まらせることがないように、充分に
小さくなければならない。サーマルインクジェットプリ
ンタの典型的なノズルの開口は、直径30〜60ミクロ
ンである。好ましくは、顔料の粒子サイズは0.05〜
2ミクロンであり、より好ましくは1ミクロンより大き
くなく、最も好ましくは、0.3ミクロンより大きくな
い。
よって決定され、インク中の全ての成分の総重量に基づ
いて、1〜30重量%であることができ、好ましくは5
〜15重量%である。一般的に使用される、インクを形
成するのに有用な保湿剤の例としては、グリコール、ポ
リエチレングリコール、グリセロール、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、アルコールおよびピロリドン
が挙げられる。他の公知の保湿剤が使用されることもで
きる。好適な浸透剤は、インクの具体的な用途に応じて
使用される。有用な例としては、ピロリドンおよびN−
メチル−2−ピロリドンが挙げられる。使用される場合
には、インク中の消泡剤の量は、典型的には、0.05
〜0.5重量%であり、より典型的には0.1重量%で
ある。必要とされる量は、インクの顔料分散物成分を製
造するのに使用されるプロセスに応じて変化する。顔料
の水性分散物を形成するのに有用な消泡剤は当業者に公
知であり、商業的に入手可能な例としては、Surfy
nol 104HおよびSurfynol DF−37
(Air Products、Allentown、P
A)が挙げられる。
は、好ましくは、インク中の全ての構成成分の総重量に
基づいて、65〜90重量%であり、より好ましくは、
75〜85重量%である。本発明のインク組成物は、そ
のような組成物を製造する、例えば、水性インクを形成
するための技術と認められる任意の技術を一緒に用い
て、材料をミキシング、ステアリング(stirrin
g)、またはアジテーティングするような、任意の公知
の方法で製造されることができる。本発明のインク組成
物の調製方法は、インク組成物が均質性であること以外
は重要ではない。
る。水性キャリア、保湿剤、界面活性剤、および浸透剤
を10分間または均質になるまで混合する。水中で、顔
料:分散剤の比が5:1で、総固形分が20%で、顔料
−分散剤混合物をミリングすることにより混合する。顔
料を撹拌したままで、水性キャリア/保湿剤/界面活性
剤/浸透剤溶液をゆっくりと顔料分散物に添加する。さ
らに10分間または均質になるまで撹拌し、顔料分散物
/キャリア/保湿剤/界面活性剤を、撹拌しつつ、ゆっ
くりとポリマーバインダーに添加する。10分間または
均質になるまで撹拌を続ける。得られたインクのpHを
8.2〜8.5に調節する(例えば、充分な量の20%
NH4OHを添加することによる)。1マイクロメート
ルのフィルタを通してフィルタろ過する。本発明のバイ
ンダーを用いたインク組成物は、インク組成物の最終用
途のために必要とされる所望の物理的特性を得るのに必
要な任意の添加剤を含むことが期待され、そのような添
加剤としては、上述のような、キレート剤、緩衝剤、殺
生物剤、殺菌剤、抗酸化剤、レオロジー改質剤、増粘
剤、殺バクテリア剤、界面活性剤、抗カール剤、抗ブリ
ード剤および表面張力改質剤が挙げられる。次の実施例
を参照することによって、本発明の態様がより詳細に開
示される。
に、インクジェットインク中に重合された界面活性剤モ
ノマーを含むポリマーバインダーを使用することの効果
を示すためのものである。本発明のポリマーバインダー
は、疎水性官能基および親水性官能基を含む、重合され
た界面活性剤モノマーを含み、該疎水性官能基は重合可
能な基をその中に有する。該基は実施例においてはアス
タリスクで明示される。それぞれのケースにおいて、ポ
リマーバインダーが配合物1または配合物2のインクジ
ェットインクに配合され、該インクは紙である基体(H
ewlett Packard Bright Whi
te Ink Jet Paper)にアプライされ
た。
cals、New Jerseyから入手可能な分散剤
である。Surfynol 104Eは、Air Pr
oducts、PAから入手可能な分散剤である。
ーが使用された。これらは、Hewlett Pack
ard DeskJet 540,690C、および8
90Cプリンターを含む。これらの全ては、サーマル
(バブルジェット(登録商標))ドロップのオンデマン
ドタイププリンターである。プリントサンプルは、評価
の前に少なくとも1時間乾燥されるか、または乾燥は8
5℃で10分間のオーブン乾燥によって促進された。
た:光学濃度(OD)はMacbeth 1200 C
olor Checkerで測定された。耐湿式摩擦性
(WR)は、一様に塗られたプリント領域の2.5cm
のブロックを横切るように濡れたクリネックスティッシ
ュで拭うことにより測定された。耐スマッジング性(r
esisance to smudging)は1から
5のスケールで評価され、5はスマッジングが認められ
ないことを示し、1は、特定のプリンター用に販売され
ているピグメント HewlettPackard イ
ンクに等しいスマッジングを示した。耐ハイライター性
は、商業的に入手可能な酸性およびアルカリ性ハイライ
ターを使用し、プリント試験領域をハイライトでマーキ
ングすることによって評価された。評価は、有意なスマ
ッジングが認められるまでの、同じ試験領域上をハイラ
イターが拭う回数を示す。サンプル上で、最大10回の
ハイライターによる拭い取りが行われた。10の数値
は、10またはそれ以上を意味する。プリント品質は、
テキストとグラフィックを組み合わせたプリントページ
の外観を判断することにより評価された。エッジの鮮明
さ、ブリード、フェザーリング、耐湿式−摩擦性、耐ハ
イライター性およびプリント操作性が集積されて評価さ
れた。スケールは、光学濃度、ハイライター性能、湿式
摩擦性能、およびプリント操作性評価について3回行っ
た結果(linear combination of
3 times)である。プリント操作性はプリンタ
ー性能を判断することにより評価された。プリント外観
および均一性、連続印刷でのプリント外観および均一性
の寿命、ノズルドロップアウト、プリントヘッドのメン
テナンスの問題、並びに、ストップおよび再スタートの
性能がこの評価で得られた。スケールの範囲は、0〜5
であり、0は操作不能であり、1は操作性が低く、5は
優れた操作性であった。
3リットルのフラスコが、960gの脱イオン水で充填
され、窒素雰囲気下に置かれ、85℃に加熱された。2
75gの2−エチルヘキシルアクリレート(52部)、
227gのメチルメタアクリレート(43部)、27g
のメタアクリル酸(5部)、1.5gのTREM LF
−40溶液(36%、Henkel Corp.)、お
よび177gの脱イオン水からなるモノマーエマルジョ
ンが別に調製された。このエマルジョンがケトルに添加
される前に、アンモニア(4.8%〜9.6%水性溶液
を24g)、アンモニウムパースルフェート(9.6%
の溶液を11g)、および54nmのアクリルポリマー
シード(22.8%溶液を22.5g)がケトルに添加
された。モノマーエマルジョンは、次いで、3.9g/
分の速度で、撹拌しつつ、20分間でケトルに供給さ
れ、同時に、2.24%の水性アンモニウムパースルフ
ェート溶液24.6gが0.2g/分の速度で供給さ
れ、続いて、6.4および0.20g/分で、それぞれ
100分間供給され、さらに、20分間保持した。次い
で、混合物は60℃に冷却され、0.15%の硫酸鉄
(II)を2.6g、その後に、4.4%のt−ブチル
ヒドロペルオキシドを3.2gと1.6%のナトリウム
ホルムアルデヒドスルホキシレートを6.1gの混合物
が添加され、20分間保たれ、続いて、2回目の同量の
tBHPとSFSが添加された。次いで、混合物は冷却
され、ろ過され、充分な量の29%水性アンモニアが、
pHを8.0〜9.0の範囲に調節するように添加され
た(最終ポリマーバインダー=30重量%のポリマー固
形分、平均粒径270nm、Tg=−20℃、pH8.
2)。
を除き、上述の方法が繰り返された。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.1部のヒドロキシエチルセルロースの存在
下(最終ポリマーバインダー=30重量%のポリマー固
形分、平均粒径380nm、Tg=−20℃、pH8.
1)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.1部のポリビニルアルコールの存在下(最
終ポリマーバインダー=30重量%のポリマー固形分、
平均粒径597nm、Tg=−20℃、pH8.1)。
のメチルメタアクリレート、1重量部の接着促進剤、お
よび1重量部のメタアクリル酸が、0.5部のナトリウ
ムラウリルスルフェートの存在下で重合された(最終ポ
リマーバインダー=30重量%のポリマー固形分、平均
粒径120nm、Tg=−20℃、pH8.1)。
アセテート、および0.6重量部のヒドロキシエチルセ
ルロースが、1.5部の、アニオン性および非イオン性
の、重合可能でない界面活性剤の混合物の存在下で重合
された(最終ポリマーバインダー=30重量%のポリマ
ー固形分、平均粒径220nm、Tg=−20℃、pH
8.1)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.1重量部のナトリウムラウリルスルフェー
トの存在下(最終ポリマーバインダー=30重量%のポ
リマー固形分、平均粒径265nm、Tg=−20℃、
pH8.1)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.1重量部のナトリウムラウリルスルフェー
トの存在下(最終ポリマーバインダー=30重量%のポ
リマー固形分、平均粒径265nm、Tg=−20℃、
pH8.1)。
のメチルメタアクリレート、および1重量部のメタアク
リル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存在下
(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー固形
分、平均粒径270nm、Tg=−20℃、pH9.
4)。
量部のメチルメタアクリレート、および2.5重量部の
メタアクリル酸、0.1重量部のTREM LF−40
の存在下(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリ
マー固形分、平均粒径261nm、Tg=−20℃、p
H9.4)。
のメチルメタアクリレート、および4.0重量部のメタ
アクリル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存
在下(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー
固形分、平均粒径254nm、Tg=−20℃、pH
9.3)。
のメチルメタアクリレート、および5.0重量部のメタ
アクリル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存
在下(最終ポリマーバインダー=30重量%のポリマー
固形分、平均粒径270nm、Tg=−20℃、pH
8.2)。
のメチルメタアクリレート、および7.0重量部のメタ
アクリル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存
在下(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー
固形分、平均粒径269nm、Tg=−20℃、pH
8.0)。
のメチルメタアクリレート、および9.0重量部のメタ
アクリル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存
在下(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー
固形分、平均粒径261nm、Tg=−20℃、pH
9.4)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存在下
(最終ポリマーバインダー=30重量%のポリマー固形
分、平均粒径270nm、Tg=−20℃、pH8.
2)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存在下
(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー固形
分、平均粒径255nm、Tg=−20℃、pH8.
0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.1重量部のアリルアンモニウムラウリル−
12EO−ホスフェートの存在下(Stepan X−
2263−26;最終ポリマーバインダー=29重量%
のポリマー固形分、平均粒径271nm、Tg=−20
℃、pH8.3)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のアリルアンモニウムラウリル−
7EO−ホスフェートの存在下(Stepan X−2
263−27b;最終ポリマーバインダー=30重量%
のポリマー固形分、平均粒径270nm、Tg=−20
℃、pH9.0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.1重量部のアリルアンモニウムラウリル−
3EO−ホスフェートの存在下(Stepan X−2
263−28b;最終ポリマーバインダー=29重量%
のポリマー固形分、平均粒径268nm、Tg=−20
℃、pH8.7)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のアリルアンモニウムリニア−ド
デシルベンゼンスルホネートの存在下(Stepan
AU−1;最終ポリマーバインダー=29重量%のポリ
マー固形分、平均粒径258nm、Tg=−20℃、p
H9.0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のアリルアンモニウムラウリル−
スルフェートの存在下(Stepan AU−5;最終
ポリマーバインダー=29重量%のポリマー固形分、平
均粒径245nm、Tg=−20℃、pH9.0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のアリルアンモニウムアルキルエ
ーテルスルフェートの存在下(Stepan NMS−
7;最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー固
形分、平均粒径265nm、Tg=−20℃、pH9.
0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のアンモニウム ジ−(トリシク
ロ(5.2.1.0 2,6)デセ−3−エン−(8ま
たは9)オキシエチル)スルホスクシネートの存在下
(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー固形
分、平均粒径270nm、Tg=−20℃、pH8.
6)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のアンモニウム ジ−(トリシク
ロ(5.2.1.0 2,6)デセ−3−エン−(8ま
たは9))スルホスクシネートの存在下(最終ポリマー
バインダー=28重量%のポリマー固形分、平均粒径2
70nm、Tg=−20℃、pH8.8)。
量部のメチルメタアクリレート、および2.5重量部の
メタアクリル酸、0.1重量部のTREM LF−4
0、および35gの29%ポリマーシード粒子(粒径5
4nm)の存在下(最終ポリマーバインダー=29重量
%のポリマー固形分、平均粒径217nm、Tg=−2
0℃、pH9.2)。
量部のメチルメタアクリレート、および2.5重量部の
メタアクリル酸、0.1重量部のTREM LF−4
0、および23.5gの23%ポリマーシード粒子(粒
径54nm)の存在下(最終ポリマーバインダー=29
重量%のポリマー固形分、平均粒径261nm、Tg=
−20℃、pH9.4)。
量部のメチルメタアクリレート、および2.5重量部の
メタアクリル酸、0.1重量部のTREM LF−4
0、および47.3gの35%ポリマーシード粒子(粒
径95nm)の存在下(最終ポリマーバインダー=28
重量%のポリマー固形分、平均粒径280nm、Tg=
−20℃、pH8.6)。
量部のメチルメタアクリレート、および2.5重量部の
メタアクリル酸、0.1重量部のTREM LF−4
0、および33.5gの32%ポリマーシード粒子(粒
径95nm)の存在下(最終ポリマーバインダー=29
重量%のポリマー固形分、平均粒径323nm、Tg=
−20℃、pH9.2)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存在下
であること以外は実施例1と同じ(最終ポリマーバイン
ダー=29重量%のポリマー固形分、平均粒径262n
m、Tg=−31℃、pH9.0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存在下
であること以外は実施例28と同じ(最終ポリマーバイ
ンダー=29重量%のポリマー固形分、平均粒径263
nm、Tg=−20℃、pH9.0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存在下
であること以外は実施例28と同じ(最終ポリマーバイ
ンダー=29重量%のポリマー固形分、平均粒径271
nm、Tg=−6℃、pH8.0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存在下
であること以外は実施例28と同じ(最終ポリマーバイ
ンダー=29重量%のポリマー固形分、平均粒径263
nm、Tg=0℃、pH8.4)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存在下
であること以外は実施例28と同じ(最終ポリマーバイ
ンダー=30重量%のポリマー固形分、平均粒径276
nm、Tg=+20℃、pH8.8)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存在下
であること以外は実施例28と同じ(最終ポリマーバイ
ンダー=30重量%のポリマー固形分、平均粒径289
nm、Tg=+40℃、pH8.8)。
メチルメタアクリレート、および5重量部のメタアクリ
ル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存在下で
あること以外は実施例28と同じ(最終ポリマーバイン
ダー=30重量%のポリマー固形分、平均粒径261n
m、Tg=+60℃、pH8.8)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のメタアク
リル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存在下
であること以外は実施例29と同じ(最終ポリマーバイ
ンダー=30重量%のポリマー固形分、平均粒径270
nm、Tg=−20℃、pH8.2)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のアクリル
酸、0.2重量部のStepan AU−1の存在下で
あること以外は実施例29と同じ(最終ポリマーバイン
ダー=29重量%のポリマー固形分、平均粒径296n
m、Tg=−20℃、pH8.0)。
のメチルメタアクリレート、および5重量部のオリゴマ
ーアクリル酸(Mw=1400、米国特許第A−571
0227号に開示された方法に従って調製された。)、
0.1重量部のTREM LF−40の存在下であるこ
と以外は実施例29と同じ(最終ポリマーバインダー=
28重量%のポリマー固形分、平均粒径261nm、T
g=−20℃、pH9.2)。
量部のメチルメタアクリレート、3.0重量部のアクリ
ル酸、および1.5重量部のイタコン酸、0.2重量部
のStepan AU−1の存在下であること以外は実
施例29と同じ(最終ポリマーバインダー=30重量%
のポリマー固形分、平均粒径276nm、Tg=−20
℃、pH8.5)。
量部のメチルメタアクリレート、および5重量部のイタ
コン酸、0.2重量部のStepan AU−1の存在
下であること以外は実施例29と同じ(最終ポリマーバ
インダー=29重量%のポリマー固形分、平均粒径26
4nm、Tg=−20℃、pH8.6)。
のメチルメタアクリレート、および5.0重量部のメタ
アクリル酸、0.2重量部のTREM LF−40の存
在下であること以外は実施例14と同じ(最終ポリマー
バインダー=30重量%のポリマー固形分、平均粒径2
70nm、Tg=−20℃、pH8.2)。
のメチルメタアクリレート、および5.0重量部のメタ
アクリル酸、0.1重量部のStepan AU−1の
存在下であること以外は実施例14と同じ(最終ポリマ
ーバインダー=29重量%のポリマー固形分、平均粒径
270nm、Tg=−20℃、pH9.6)。
のメチルメタアクリレート、5.0重量部のメタアクリ
ル酸、および1重量部の2−ヒドロキシエチルメタアク
リレート(HEMA)、0.2重量部のStepan
AU−1の存在下であること以外は実施例41と同じ
(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー固形
分、平均粒径254nm、Tg=−20℃、pH9.
0)。
のメチルメタアクリレート、5.0重量部のメタアクリ
ル酸、および2重量部の2−ヒドロキシエチルメタアク
リレート(HEMA)、0.2重量部のStepan
AU−1の存在下であること以外は実施例42と同じ
(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー固形
分、平均粒径272nm、Tg=−20℃、pH9.
2)。
のメチルメタアクリレート、5.0重量部のメタアクリ
ル酸、および4重量部の2−ヒドロキシエチルメタアク
リレート(HEMA)、0.2重量部のStepan
AU−1の存在下であること以外は実施例42と同じ
(最終ポリマーバインダー=30重量%のポリマー固形
分、平均粒径275nm、Tg=−20℃、pH9.
0)。
のメチルメタアクリレート、5.0重量部のメタアクリ
ル酸、および8重量部の2−ヒドロキシエチルメタアク
リレート(HEMA)、0.2重量部のStepan
AU−1の存在下であること以外は実施例42と同じ
(最終ポリマーバインダー=29重量%のポリマー固形
分、平均粒径250nm、Tg=−20℃、pH8.
9)。
のメチルメタアクリレート、5.0重量部のメタアクリ
ル酸、および1重量部の2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート(HEA)、0.2重量部のStepan AU−
1の存在下であること以外は実施例42と同じ(最終ポ
リマーバインダー=29重量%のポリマー固形分、平均
粒径266nm、Tg=−20℃、pH9.0)。
のメチルメタアクリレート、5.0重量部のメタアクリ
ル酸、および2重量部の2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート(HEA)、0.2重量部のStepan AU−
1の存在下であること以外は実施例46と同じ(最終ポ
リマーバインダー=29重量%のポリマー固形分、平均
粒径274nm、Tg=−20℃、pH8.7)。
のメチルメタアクリレート、5.0重量部のメタアクリ
ル酸、および4重量部の2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート(HEA)、0.2重量部のStepan AU−
1の存在下であること以外は実施例46と同じ(最終ポ
リマーバインダー=29重量%のポリマー固形分、平均
粒径258nm、Tg=−20℃、pH8.7)。
のメチルメタアクリレート、5.0重量部のメタアクリ
ル酸、および8重量部の2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート(HEA)、0.2重量部のStepan AU−
1の存在下であること以外は実施例46と同じ(最終ポ
リマーバインダー=29重量%のポリマー固形分、平均
粒径225nm、Tg=−20℃、pH8.3)。
のメチルメタアクリレート、および5.0重量部のメタ
アクリル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存
在下であること以外は実施例14と同じ(最終ポリマー
バインダー=30重量%のポリマー固形分、平均粒径2
70nm、Tg=−20℃、pH8.2)。このサンプ
ルはそのままで使用された。
のメチルメタアクリレート、および5.0重量部のメタ
アクリル酸、0.1重量部のTREM LF−40の存
在下であること以外は実施例14と同じ(最終ポリマー
バインダー=30重量%のポリマー固形分、平均粒径2
70nm、Tg=−20℃、pH8.2)。このエマル
ジョンの一部分に、1重量当量のLiOHを後添加し、
遊離したNH3が閉鎖系の空気フローの下で除去され
た。
OHを後添加し、遊離したNH3が閉鎖系の空気フロー
の下で除去された。 実施例53* 実施例50のエマルジョンの一部分に、1重量当量のN
aOHを後添加し、遊離したNH3が閉鎖系の空気フロ
ーの下で除去された。
重合された界面活性剤モノマーを含まないバインダーを
含むインクジェットインクと比較された場合に、得られ
るプリント品質が向上されることを示すために行われ
た。結果は表1に示される。表1から、実施例1*のポ
リマーバインダーにおいて、重合可能な界面活性剤であ
る、Trem LF−40を使用することは、他の比較
例のシステムよりも、プリント品質の著しい向上を示す
ことが認められる。実施例8のバインダーにおいて使用
された、重合可能でない界面活性剤システムは、低いプ
リント品質を示したことも重要である。実施例1のポリ
マーバインダーの光学濃度(OD)は一連のなかで最も
良かったことも興味深い。
る酸の量を変えた場合の効果を示すために行われた。結
果は表2に示される。表2における結果は、酸の量が増
えるにつれて、OD、HRおよびWRが向上し続け、プ
リント操作性はMMAが5〜7%の場合よりも9%の場
合により低下した。より多い量でも使用可能であり、特
に、他の酸モノマーと共に使用可能であるが、5〜7%
の量が特性の全体のバランスにとって最適であると認め
られる。
するために使用されるモノマー混合物における、重合可
能な界面活性剤モノマーを変えた場合の影響を示すため
に行われた。結果は表3に示される。表3の結果は、全
てのインクがプリント可能であり、良好な特性を有して
いたことを示す。
ポリマーバインダーの粒子サイズを変更した場合の効果
を示すために行われた。結果は表4に示される。200
〜350nmの粒子サイズが評価された。表4の結果
は、この狭い範囲の粒子サイズにわたり、全てのサンプ
ルはプリント可能であったことを示す。250nm付近
のもののプリント品質は、そのHRおよびWR共にわず
かにより良好であった。ODはこの範囲で最小となるも
のと思われる。広範囲の粒子サイズにわたって良好なプ
リント品質が可能であることを期待することができる。
マー混合物において、使用されるカルボン酸モノマーを
変更した場合の、本発明のインクへの効果を示すために
行われた。結果は表5に示される。表5の結果は、MM
Aが、OD、WR、HRおよびプリント品質の全体のバ
ランスに対して、最も良好であることを示す。
ポリマーバインダーのガラス転移温度を変更した場合の
効果を示すために行われた。結果は表6に示される。表
6の結果は、Tgがプリント操作性にほとんど影響を及
ぼさないことを示す。ODは、より高いTgで向上する
ことが示され、HRとWRは、より低いTgで向上する
ことが示される。WRおよびHRの性能は、Tgが−6
℃〜−20℃(周囲温度よりも約15〜40℃下)に低
下される場合に向上する。この点より下では、WRおよ
びHRは向上しない。造膜助剤および/または高温フュ
ーザー(fuser)を使用すれば、Tg=60℃のサ
ンプルから優れたWR性能を得ることができる。プリン
トインクの凝集/融合を用いると、適切なWRを得なが
らTgをどこまで増加させることができるか、という固
有の限界は存在しないものと認められる。
ポリマーバインダーの親水性を変化させた場合の効果を
示すために行われた。結果は表7に示される。プリント
品質を向上させるための試みとして、親水性モノマーで
あるHEAおよびHEMAがポリマーバックボーン組成
物に添加された。より親水性の組成物はプリントヘッド
上に付着した物質の再湿潤化を向上させ、さらに、ラテ
ックス粒子の分散性を向上させることができることが予
想された。表7のデータは、親水性モノマーの量が増加
するにつれて、WR、HR、ODおよびプリント品質の
全ては悪化したことを示す。しかし、これらのモノマー
の存在下において、許容できる性能を得ることができ
た。
の中和を変更した場合の効果を示すために行われた。表
8に結果が示される。上記の、全てのバインダーの製造
は、アンモニアでの、プロセス中の中和が使用された。
このシリーズにおいては、異なったアルカリ金属ヒドロ
キシドを使用し、配合されたインクの中和を完了させ
た。アンモニアおよびナトリウムの場合に、OD、WR
およびプリント品質について、いくつかの利点が認めら
れた。
変化させた場合の効果を示すために行われた。結果は表
9に示される。表9の結果は、カーボンブラックを顔料
とする本発明のインクについて認められた効果は、他の
顔料でも得ることができたことを示す。
Claims (11)
- 【請求項1】 着色剤およびポリマーバインダーを含む
インク組成物において使用するのに好適なポリマーバイ
ンダーであって、該ポリマーバインダーはエチレン性不
飽和モノマーを含むモノマー混合物から形成された、乳
化重合された付加共重合体であり、該モノマー混合物
は、エチレン性不飽和カルボン酸官能性モノマーの少な
くとも1つを、該混合物の重量に基づいて4〜15重量
%、並びに、疎水性官能基および親水性官能基を含む重
合可能な界面活性剤モノマーの少なくとも1つを、該混
合物の重量に基づいて0.05〜5重量%含み、該疎水
性官能基が重合可能な基をその中に含むものである、前
記ポリマーバインダー。 - 【請求項2】 重合可能な界面活性剤が(メタ)アクリ
ルおよび(メタ)アリルから選択される重合可能な基を
含む請求項1記載のポリマーバインダー。 - 【請求項3】 重合可能な界面活性剤が、ノニルフェノ
キシプロペニルポリエトキシル化スルフェート;ナトリ
ウムアルキルアリルスルホスクシネート;アンモニウム
ジ−(トリシクロ(5.2.1.0 2,6)デセ−3
−エン−(8または9)オキシエチル)スルホスクシネ
ート;およびアンモニウムジ−(トリシクロ(5.2.
1.0 2,6)デセ−3−エン−(8または9)スル
ホスクシネート)からなる重合可能な界面活性剤モノマ
ーの群から選択される請求項2記載のポリマーバインダ
ー。 - 【請求項4】 酸官能性モノマーが、C3〜C20エチ
レン性不飽和カルボン酸、これらの塩基性塩、およびそ
のようなモノマーの混合物からなる群から選択される1
以上のモノマーである請求項1記載のポリマーバインダ
ー。 - 【請求項5】 モノマー混合物が、置換または非置換の
(C1〜C50)アルキル(メタ)アクリレート、スチ
レンおよび置換スチレン、ビニルアクリレート、ビニル
アセテート、フルオロメタアクリレート、アクリルアミ
ド、置換アクリルアミド、およびメタアクリルアミド、
置換メタアクリルアミドからなるモノマーの群から選択
される1以上のモノマーを含む、請求項1記載のポリマ
ーバインダー。 - 【請求項6】 着色剤およびポリマーバインダーを含む
インク組成物であって、該ポリマーバインダーはエチレ
ン性不飽和モノマーを含むモノマー混合物から形成され
た、乳化重合された付加共重合体であり、該モノマー混
合物は、エチレン性不飽和カルボン酸官能性モノマーの
少なくとも1つを、該混合物の重量に基づいて4〜15
重量%、並びに、疎水性官能基および親水性官能基を含
む重合可能な界面活性剤モノマーの少なくとも1つを、
該混合物の重量に基づいて0.05〜5重量%含み、該
疎水性官能基が重合可能な基をその中に含むものであ
る、前記インク組成物。 - 【請求項7】 インク組成物がインクジェットインクで
ある請求項6記載のインク組成物。 - 【請求項8】 インク組成物のプリント品質を向上させ
る方法であって、該方法は、ポリマーバインダーをその
中に混合することによって該組成物を配合することを含
み、該ポリマーバインダーはエチレン性不飽和モノマー
を含むモノマー混合物から形成され、該モノマー混合物
は、エチレン性不飽和カルボン酸官能性モノマーの少な
くとも1つを、該混合物の重量に基づいて4〜15重量
%、並びに、疎水性官能基および親水性官能基を含む重
合可能な界面活性剤モノマーの少なくとも1つを、該混
合物の重量に基づいて0.05〜5重量%含み、該疎水
性官能基が重合可能な基をその中に含むものである、前
記方法。 - 【請求項9】 インク組成物がインクジェットインクで
ある請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 インク組成物のプリント品質を向上さ
せるための、ポリマーバインダーのインク組成物の製造
における使用方法であって、該ポリマーバインダーはエ
チレン性不飽和モノマーを含むモノマー混合物を重合す
ることにより形成され、該モノマー混合物は、エチレン
性不飽和カルボン酸官能性モノマーの少なくとも1つ
を、該混合物の重量に基づいて4〜15重量%、並び
に、疎水性官能基および親水性官能基を含む重合可能な
界面活性剤モノマーの少なくとも1つを、該混合物の重
量に基づいて0.05〜5重量%含み、該疎水性官能基
が重合可能な基をその中に含むものである、前記方法。 - 【請求項11】 インク組成物がインクジェットインク
組成物である請求項10記載の方法。
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