JP2001239876A - 車両用内装品 - Google Patents

車両用内装品

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JP2001239876A
JP2001239876A JP2000053094A JP2000053094A JP2001239876A JP 2001239876 A JP2001239876 A JP 2001239876A JP 2000053094 A JP2000053094 A JP 2000053094A JP 2000053094 A JP2000053094 A JP 2000053094A JP 2001239876 A JP2001239876 A JP 2001239876A
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JP
Japan
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skin
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core
ridges
ridge
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JP2000053094A
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Kazuo Araki
和男 荒木
Morio Nomi
守雄 納見
Tsutomu Iwaida
勉 岩井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shigeru Co Ltd
Original Assignee
Shigeru Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用内装品の所望の個所を、クッション材
を用いることなく柔軟にする。 【解決手段】 表皮3の芯材2との対向面に多数の突条
31を互いに平行に形成する。突条31は、クッション
性が要求される個所に配置する。多数の突条31を形成
することにより、表皮3の突条31,31間の部分を芯
材2から離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、グリップ、アー
ムレスト等の車両用内装品に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用内装品は、芯材と、この
芯材を覆う表皮とから構成されており、柔軟な感触を必
要とする部分には、その部分に対応する芯材と表皮との
間にクッション材を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クッション材によって
柔軟な感触を得るようにした場合には、クッション材の
分だけ部品点数が増える。しかも、クッション材を芯材
に固着するための手間が増える。その結果、内装品の製
造費が嵩むという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するために、芯材と、この芯材を覆う表皮とを備
えた車両用内装品において、上記表皮の上記芯材側を向
く裏面に多数の突条を形成したことを特徴としている。
この場合、上記多数の突条が互いに平行に形成されてい
ることが望ましい。上記多数の突条の長手方向の端部に
隣接する上記芯材と上記表皮との間にクッション材を設
けることが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図5を参照して説明する。図1および図2に
この発明の一実施の形態を示す。この実施の形態は、車
両の助手席または後部座席の天井近傍に設置されるグリ
ップ1であり、芯材2、表皮3およびキャップ4とを備
えている。
【0006】芯材2は、ポリプロピレン(PP)または
それに炭酸カルシューム、ガラス繊維等のフィラーが充
填されたもの等の比較的硬質の樹脂を射出成形すること
によって形成されており、背面部(車室内面を向く部
分)が開放されることによって断面「コ」字状をなして
いる。芯材2の開放部分の両側には、互いに接近するよ
うに突出する突出部21,21が形成されている。ま
た、芯材2の内部には、複数の突起22が芯材2の長手
方向へ互いに離れて配置されている。この突起22の背
面側を向く面には、取付孔22aが形成されている。
【0007】表皮3は、サーモプラスチックオレフィン
(TPO)、ポリ塩化ビニル(PVC)等の比較的軟質
の樹脂を射出成形することによって形成されており、芯
材2の表面部を覆い、周縁部が芯材2の周縁部を巻き込
んでいる。その状態で表皮3は、芯材2に接着等の手段
によって固定されている。しかも、表皮3の周縁部は、
芯材2と後述するキャップ4とによって挟持固定されて
いる。
【0008】表皮3の芯材2と対向する面には、突出部
21と対向する部分を除き、多数の突条31が形成され
ている。各突条31は、芯材2の外面に沿って一方の突
出部21側から他方の突出部21側へ向って略「コ」字
状に延びている。各突条31は、互いに平行に配置され
ている。表皮3のうち突条31が形成された部分では、
突条31だけが芯材2に接触して固定されており、それ
以外の部分は芯材2から離れている。突条31の高さH
および幅Dは、表皮3の厚さより小さくするのがよい。
例えば、表皮3の厚さが、1.5〜2.0mmであると
き、突条31の高さHは1.0mm程度にし、幅Wは0.
8〜1.0mmにするのがよい。また、隣接する二つの
突条31,31の間隔Dは、幅Wの5〜10倍程度、具
体的には5〜10mmに設定するのが望ましい。
【0009】上記キャップ4は、板状をなす挟持部41
と、この挟持部41に形成された複数の連結軸部42と
を備えている。挟持部41は、その周縁部が上記芯材2
の周縁部と協働して上記表皮3の周縁部を挟持固定して
いる。連結軸部42は、芯材2の突起22の取付孔22
aに嵌合され、接着等によって固定されている。キャッ
プ4が固定された状態では、図2(A)に示すように、
グリップ1が断面四角形状になっている。
【0010】上記構成のグリップ1においては、表皮3
のうちの互いに隣接する二つの突条31、31間の部分
が芯材2から離れているから、グリップ1を握ったとき
には、突条31,31間の表皮3部分が芯材2側へ向っ
て凹むように弾性変形する。したがって、柔軟な感触が
得られる。しかも、クッション材が用いられていないか
ら、その分だけ部品点数を減らすことができるととも
に、クッション材を固着するための手間を省くことがで
きる。よって、グリップ1の製造費を安価に抑えること
ができる。
【0011】図3〜図4は、この発明をドアの内面に設
けられる肘掛(車両用内装品)5に適用した実施の形態
を示すものであり、この肘掛5は、ドア側が開放された
断面コ字状をなす芯材6と、この芯材6の上面61、側
面62および下面63を覆う表皮7とを備えている。表
皮7は、その周縁部が芯材6の周縁部を巻き込んだ状態
で、芯材6に接着材等によって固着されている。
【0012】芯材6の下面63および側面62と対向す
る面には、芯材6に沿って下から上へ延びる多数の突条
71が互いに平行に形成されている。突条71の上端部
は、芯材6の上面61から若干上方へ突出している。各
突条71の高さ、幅および間隔は、上記グリップ1の突
条31と同様に設定されている。芯材6の上面と表皮7
との間には、クッション材8が設けられている。このク
ッション材8は、肘掛5の上面に肘を載せたときに、よ
り柔軟な感触を得るためのものであり、クッション材8
の厚さは、自然状態では突条71の高さより厚くなって
いるが、表皮7を芯材6に固着した状態では、クッショ
ン材8が表皮7によって芯材7に押し付けられて薄くな
っており、突条71の上面61からの突出高さとほぼ同
一になっている。
【0013】上記構成の肘掛5においては、突条71を
形成することにより、肘掛5の下面部および側面部の柔
軟性を得ているから、クッション材を用いて柔軟性を得
る場合に比して製造費を安価に抑えることができる。ま
た、芯材6の上面と表皮7との間には、クッション材8
を設けているので、肘を載せる肘掛5の上面部は特に柔
軟にすることができる。また、仮に突条71を形成する
ことなくクッション材8を設けた場合には、クッション
材8が設けられた部分とそうでない部分との間の表皮7
にクッション材8の厚さに対応した大きな段差が生じ、
その結果として表皮7に皺がよったりする。しかるに、
この肘掛5では、突条71が形成されているので、表皮
7のクッション材8が設けられた部分とそうでない部分
との間に生じる段差を小さくすることができ、その結果
表皮7に皺が発生するのを防止することができる。特
に、この実施の形態では、表皮7を芯材6に固着した後
では、クッション材8の厚さが突条71の上面61から
の突出高さとほぼ同一になっているから、段差および皺
の発生をほとんど無くすことができる。
【0014】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態においては、突条71を互いに平行に配
置しているが、格子状に配置してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、クッション材を用いることなく所望の個所を柔軟に
することができ、それによって車両用内装品の製造費を
安価に抑えることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態を示す図であって、図2(A)は
図1のX−X線に沿う断面図、図2(B)は図2(A)
のY−Y線に沿う断面図である。
【図3】この発明の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図4】図3のX−X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 グリップ(車両用内装品) 2 芯材 3 表皮 5 肘掛(車両用内装品) 6 芯材 7 表皮 8 クッション材 31 突条 71 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井田 勉 群馬県太田市由良町330 しげる工業株式 会社内 Fターム(参考) 3B088 DA07 DB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と、この芯材を覆う表皮とを備えた
    車両用内装品において、上記表皮の上記芯材側を向く裏
    面に多数の突条を形成したことを特徴とする車両用内装
    品。
  2. 【請求項2】 上記多数の突条が互いに平行に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装
    品。
  3. 【請求項3】 上記多数の突条の長手方向の端部に隣接
    する上記芯材と上記表皮との間にクッション材を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用内装
    品。
JP2000053094A 2000-02-29 2000-02-29 車両用内装品 Pending JP2001239876A (ja)

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