JP2001239645A - 枚葉輪転印刷機のパウダー装置 - Google Patents

枚葉輪転印刷機のパウダー装置

Info

Publication number
JP2001239645A
JP2001239645A JP2000057133A JP2000057133A JP2001239645A JP 2001239645 A JP2001239645 A JP 2001239645A JP 2000057133 A JP2000057133 A JP 2000057133A JP 2000057133 A JP2000057133 A JP 2000057133A JP 2001239645 A JP2001239645 A JP 2001239645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
sheet
amount
paper
fed rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000057133A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Sugimoto
郁男 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komori Corp filed Critical Komori Corp
Priority to JP2000057133A priority Critical patent/JP2001239645A/ja
Priority to US09/798,271 priority patent/US6591751B2/en
Priority to EP01250064A priority patent/EP1129851B1/en
Priority to ES01250064T priority patent/ES2275616T3/es
Priority to AT01250064T priority patent/ATE347490T1/de
Priority to DE60124968T priority patent/DE60124968T2/de
Publication of JP2001239645A publication Critical patent/JP2001239645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/04Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing by heat drying, by cooling, by applying powders
    • B41F23/06Powdering devices, e.g. for preventing set-off

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パウダーの散布量を最適な量として、パウダ
ーの散布量を削減するとともに、パウダーの散布量のば
らつきをなくし、紙全体にパウダーを均一に散布する。 【解決手段】 排紙チェーン7の爪8にくわえられ搬送
される紙10は、紙積板11上に積載される前に、印刷
面にスプレー装置13の噴出口からパウダーが散布され
る。紙10上へのパウダーの散布量が、スプレー装置1
3の紙搬送方向下流側であってスプレー装置13に近接
した状態検出センサー16によって検出される。この検
出結果と、パウダーの散布量の最適値をあらかじめ設定
したプリセット値とが比較され、スプレー装置13の噴
出口からの散布量が決められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉輪転印刷機の
排紙部において、印刷紙を紙積板に順次積載する以前に
紙の印刷面上にパウダーを散布するための枚葉輪転印刷
機のパウダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】枚葉輪転印刷機の排紙部においては、印
刷されたばかりの紙を1枚1枚積載するようにしてお
り、このように積層状態で紙を積み重ねることにより、
先に積載された紙の印刷面と次に積載される紙の裏面と
が対接する。積載される紙は印刷された直後でインキが
充分に乾燥されていない状態であるために、先に積載さ
れた紙の印刷面のインキが次に積載される紙の裏面に転
写される、いわゆるブロッキング(裏うつり)と呼ばれ
る印刷障害が発生するおそれがある。したがって、枚葉
輪転印刷機の排紙部においては、印刷を終えたばかりの
紙の印刷面上にスプレー装置の噴出口からパウダーを散
布し、この散布されたパウダーによって紙と紙との間に
隙間を設け、ブロッキングの発生を防止するようにして
いる。
【0003】この場合、紙に向けて必要以上の量のパウ
ダーが散布されると、余剰のパウダーが周囲に飛び散り
機械に付着したり、機械の機能不全まで引き起こすおそ
れがある。また、過剰なパウダーの散布は、印刷物の価
値そのものを低下させるので、紙に向けて散布されるパ
ウダーの量は必要最小限にとどめることが望ましい。パ
ウダーの散布量を減らして最適な量とするには、紙全体
に均一に散布することや、印刷速度、印刷濃度、絵柄、
紙質、紙積枚数等の条件を勘案した上で散布する必要が
あった。
【0004】このようにパウダーを最適な量だけ散布さ
せる装置として特許第2924077号公報に開示され
たものがある。ここに開示されたものには、パウダー散
布量の初期設定を行うパウダー散布量初期設定手段と、
パウダーの散布量を検出するパウダー散布量検出手段
と、パウダースプレー手段のパウダー散布量を調整する
パウダー散布量調整手段と、制御手段とが備えられてい
る。そして、制御手段には、前記パウダー散布量初期設
定手段から入力設定される印刷仕様データをパウダー散
布量の初期設定値に換算するための記憶テーブルがあら
かじめ記憶された初期設定値変換用記憶部と、換算され
た初期設定値と前記パウダー散布量検出手段によって検
出されたパウダー散布量の実測値とを比較する比較判定
部と、この比較判定部からの比較判定信号に基づいてパ
ウダー散布量調整手段を動作制御するパウダー散布量制
御部とが備えられている。このように構成することによ
り、パウダー散布量検出手段において検出されたパウダ
ー散布量の実測値と、初期設定値とを比較しパウダーの
散布量を調整するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙面に
向けて散布されたパウダーは、その全量が紙に付着する
のではなく、紙に付着するのは散布量の約1/3程度で
あって、残りの2/3は周囲に飛び散ってしまう。しか
も紙に付着するパウダーの割合も、温度や湿度等の影響
によっても変化し、必ずしも一定とは限らず、その時々
によって不確定である。換言すれば、パウダースプレー
手段から散布されたパウダーの量と実際に紙に付着した
パウダーの量とには差があり、かつその差が一定ではな
くその時々で変化する。このため、パウダースプレー手
段から散布されるパウダーの量のみを監視し、この量に
基づいてパウダーの散布量を制御する上述した従来の枚
葉輪転印刷機のパウダー装置では、紙に付着したパウダ
ーの量が必ずしも最適値とはいえないばかりか、最適値
であるのかを判断することすらできなかった。
【0006】また、紙へのパウダーの付着状態は、紙面
の全体にわたって均等に行われているとは限らず、通常
ある程度の不均一さを有しており、このようにパウダー
の付着状態に粗密がある場合には、少ない部分に基準を
合わせざるを得ないから、結局は全体としてパウダーの
散布量が必要以上に増加するという問題もあった。特
に、パウダースプレー手段を構成する噴出口が紙の幅方
向に複数本設けられている場合には、これら複数本の噴
出口からの散布量にもばらつきがあるので、パウダーの
散布量がさらに増加していた。
【0007】本発明は上述した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、第1の目的はパウダーの散布量を最適な
量として、パウダーの散布量を削減することにある。第
2の目的はパウダーの散布量のばらつきをなくし、紙全
体にパウダーを均一に散布することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、エア源に接続され排紙され
るシート状物にパウダーを散布する噴出口と、前記シー
ト状物に散布される前記パウダーの量を調整する調整手
段とを備えた枚葉輪転印刷機のパウダー装置において、
前記シート状物上に散布された前記パウダーの量を検出
する検出装置を設け、前記検出装置によって得られたデ
ータに基づき、前記調整手段を制御する制御装置を備え
たものである。したがって、実際にシート状物に付着し
たパウダーの量に基づきシート状物に散布されるパウダ
ーの量が調整される。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、印刷仕様データを入力するデータ入
力部を備え、前記調整手段は、前記データ入力部に入力
されたデータに基づき制御される。したがって、データ
入力部に入力されたデータと、実際に紙に付着したパウ
ダーの量とを比較しその差がなくなるように噴出口から
のパウダーの散布量が調整される。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記シート状物の幅方向に、複数の
検出装置と複数の噴出口とをそれぞれ並設する。したが
って、紙に付着したパウダーの量が、複数の検出装置に
よって細分化されて検出され、これらの検出結果に基づ
き複数の噴出口の散布量が個々に調整される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。図1は本発明に係る枚葉輪転印刷機の
パウダー装置の概略の構成を示す側面図、図2は同じく
構成を示すブロック図である。図1において、2は図示
を省略した版胴に対接したゴム胴、3はゴム胴2に対接
した圧胴であって、この圧胴3には図示を省略した排紙
胴が対接し、この排紙胴と同軸上には左右一対のスプロ
ケット4,4(一方のスプロケット4は図示せず)が軸
着されている。このスプロケット4と排紙装置5のスプ
ロケット6との間には左右一対の排紙チェーン7,7
(一方の排紙チェーン7は図示せず)が張架されてい
る。
【0012】左右一対の排紙チェーン7,7間に一定間
隔で支架された各爪竿上には、爪と爪台とからなる複数
組のくわえ爪装置(以下、単に爪と略称する)8が並設
されている。排紙チェーン7の終端部下方には、昇降チ
ェーン(図示せず)によって吊下された紙積台12が設
けられ、この紙積台12上には、排紙チェーン7の爪8
によるくわえから解放されて落下するシート状物として
の紙10を積載する紙積板11が搭載されている。
【0013】13はスプレー装置であって、紙積板11
よりも紙搬送方向Xの上流側に設けられ、このスプレー
装置13には、パウダーを散布する噴出口14(図2参
照)と、この噴出口14の散布量を調整する調整手段と
しての弁15とが備えられている。このスプレー装置1
3に近接するようにして紙搬送方向Xの下流側には、検
出装置としての状態検出センサー16が設けられてい
る。この状態検出センサー16は、紙10の印刷面に紫
外線を照射し、印刷面に付着したパウダーの粒子をデジ
タル画像として記録し、この記録を画像処理を施するこ
とにより、パウダーの粒子の個数を計数し、パウダーの
付着量を数値データとして数値評価するように構成され
ている。
【0014】次に、図2を用いて本発明に係る枚葉輪転
印刷機のパウダー装置の構成について説明する。同図に
おいて、17はプリセットデータであって、紙質、紙サ
イズ、絵柄、印刷濃度、印刷速度、紙積枚数等の印刷仕
様データを、図示を省略したデータ入力部にあらかじめ
入力するものである。このプリセットデータ17がデー
タ入力部に入力されると、図示を省略した変換テーブル
を介して、紙10へ付着させるパウダーの最適量を設定
するプリセット値に変換される。このプリセット値に変
換する変換テーブルは、紙質、紙サイズ、絵柄、印刷濃
度、印刷速度、紙積枚数、インキの種類等を種々変えて
実験を繰り返すことによって得られたデータに基づいて
作成される。また、プリセット値は、必要に応じて、作
業者の経験に基づく判断によって設定値の変更ができる
ようにも構成されている。
【0015】18は演算部であって、状態検出センサー
16によるパウダーの付着状態の数値データと、前記プ
リセット値とを比較し、演算部18で比較されたデータ
は、制御部19に送られ制御部19において、噴出口1
4の弁15の開閉量を制御するように構成されている。
【0016】次に、このような構成の枚葉輪転印刷機の
パウダー装置におけるパウダーの散布量の調整動作を説
明する。あらかじめ、図示を省略したデータ入力部に、
紙質、紙サイズ、絵柄、印刷濃度、印刷速度、紙積枚
数、インキの種類等の印刷仕様データが入力され、紙1
0に付着させるパウダーの初期状態における最適量がプ
リセット値として設定されている。この初期状態におけ
るプリセット値は、最終的に紙積板11に積載される紙
10の枚数によって異なり、かつ紙積板11に紙10が
積載されていくにしたがって段階的に小さくする。
【0017】このような状態において、図1において、
圧胴3の爪(図示せず)にくわえられて搬送される紙1
0は、圧胴3とゴム胴2との対接部を通過するときに、
その印刷面にゴム胴2に付着したインキが転写されて印
刷され、圧胴3と排紙胴(図示せず)との対接部におい
て、圧胴3の爪から排紙チェーン7の爪8にくわえ替え
られる。排紙チェーン7の走行にともない、図中矢印X
方向に搬送される紙10は、紙積板11に落下積載され
る以前に、スプレー装置13の噴出口14からパウダー
が印刷面に向けて散布される。
【0018】紙10の印刷面上のパウダーの初期の付着
状態は、スプレー装置13に近接している状態検出セン
サー16によって検出され、パウダーの付着量が数値デ
ータで数値評価され、演算部18において、この数値デ
ータと予め設定されたプリセット値とが比較される。
【0019】演算部18における演算結果は制御部19
に送られ、制御部19では数値データがプリセット値よ
りも低い場合には、噴出口14の弁16を開くように制
御し、数値データがプリセット値よりも高い場合には、
噴出口14の弁15の開き量を小さくするように制御す
る。したがって、次に搬送されてきた紙10に、スプレ
ー装置13の噴出口14からパウダーが散布されると、
紙10に散布されたパウダーの評価データがプリセット
値に一致する。
【0020】このように、実際に紙10に付着したパウ
ダーの量に基づき紙に散布されるパウダーの量が調整さ
れるので、紙10上に付着するパウダーの量が最適にな
るとともに、パウダーの使用量が必要最小限に削減され
る。本発明のパウダー装置のように、パウダーの散布量
を実際に紙10上の付着したパウダー量を検出し、その
検出の結果に基づきパウダーの散布量を調整した場合
と、そのような調整をしない従来と比較して最大で50
%削減できることが実験で確かめられた。このため、パ
ウダーが過剰に散布されることによって印刷価値が低下
するのを防止できるだけではなく、飛散したパウダーが
印刷機械の潤滑油に混入するなどして機械が故障するこ
とも防止できる。また、清掃回数も削減でき、かつパウ
ダーの材料費も削減できる。
【0021】また、入力部に入力されたプリセットデー
タ17からパウダーの最適な付着量を設定するプリセッ
ト値に一致するように機械が自動的に制御されるので、
作業者の勘や熟練に頼ることなく常時一定の制御が行え
るだけではなく、作業者は常時監視する必要がなくな
り、作業者の負担が軽減される。
【0022】次に、図3および図4を用いて本発明の第
2の実施の形態を説明する。図3は図1におけるIII 矢
視図、図4(a)は紙搬送方向および紙搬送方向と直交
する方向を複数の領域に区分けし、紙を多数の評価マス
に区画した状態を示す図、同図(b)は噴出口によって
紙にパウダーを散布した初期の状態において、各評価マ
ス内に付着したパウダーの量を状態検出センサーによっ
て検出し、その検出量を数値データとして数値評価して
示す図、同図(c)は各評価マス内におけるパウダーの
最適の付着量をプリセット値として示す図である。
【0023】この第2の実施の形態においては、図4
(a)に示すように、紙10の印刷面を紙搬送方向Xと
直交する方向に、同じ幅を有する「A」ないし「G」の
7個の領域に区分けしている。また、紙搬送方向Xに、
同じ幅を有する「1」ないし「5」の5個の領域に区分
けすることにより、紙10の印刷面が同じ面積を有する
マトリックス状に配置された35個の区域21によって
区画されている。この区域21は、後述するように、噴
出口14aないし14gから散布されたパウダーの付着
量が、状態検出センサ16Aないし16Gによって数値
データとして個々に数値評価されるので、このあとこの
区域21を評価マス21と称する。
【0024】図3に示すように、スプレー装置13は、
紙10の幅方向、すなわち紙搬送方向Xと直交する方向
に等間隔を隔てて設けられた7個の噴出口14aないし
14gと、これら噴出口14aないし14gに個々に設
けられた7個の弁15aないし15gとによって構成さ
れている。図4(a)に示すように、状態検出センサー
16Aないし16Gが、紙10の領域「A」ないし領域
「G」のそれぞれに対応するように、すなわち、35個
の評価マス21の紙搬送方向Xと直交する方向に並べら
れた評価マスに対応するように7個設けられている。し
たがって、紙10が矢印X方向に搬送されると、矢印X
方向と直交する方向に並べられた評価マス21が、一行
毎に順次状態検出センサー16Aないし16Gの下方を
通過するので、すべての評価マス21内に付着したパウ
ダーがこれら状態検出センサー16Aないし16Gによ
って検出される。
【0025】次に、このような構成の枚葉輪転印刷機の
パウダー装置におけるパウダーの散布量の調整動作を説
明する。あらかじめ、図示を省略したデータ入力部に、
紙質、紙サイズ、絵柄、印刷濃度、印刷速度、紙積枚
数、インキの種類等の印刷仕様データが入力されること
により、図4(c)に示すように、パウダーの最適付着
量として各評価マス21のプリセット値が「20」と設
定される。このような状態において、図1において、排
紙チェーン7の走行にともなって、図中矢印X方向に搬
送される紙10は、紙積板11に落下積載される以前
に、スプレー装置13の噴出口14aないし14gから
パウダーが印刷面に散布される。
【0026】紙10の印刷面上のパウダーの初期の付着
状態は、紙10の各領域「A」ないし「G」に対応した
7個の状態検出センサー16Aないし16Gによって検
出され、紙10の搬送にともなって、各評価マス21の
すべてが、状態検出センサー16Aないし16Gによっ
て検出される。この場合、状態検出センサー16Aない
し16Gによってパウダーの付着状態を検出する方法
は、評価マス21内全体を検出する方法や、評価マス2
1内の一部分をサンプリングして検出する等種々の方法
がある。状態検出センサー16Aないし16Gによって
検出された各評価マス21内のパウダーの付着状態は、
図4(b)に示すように、数値データによって数値評価
される。この数値データと、同図(c)に示すあらかじ
め設定されたプリセット値「20」とが、演算部18に
よって比較され、その結果が制御部19に送られる。
【0027】制御部19では数値データがプリセット値
「20」よりも低い場合には、その評価マス21に対応
した噴出口14aないし14gの弁15aないし15g
を開くように制御する。一方、数値データがプリセット
値「20」よりも高い場合には、その評価マス21に対
応した噴出口14aないし14gの弁15aないし15
gを開き量を小さくするように制御する。したがって、
次に搬送されてきた紙10に、スプレー装置13の噴出
口14aないし14gからパウダーが散布されると、紙
10の各評価マス21内に付着したパウダーの評価デー
タがプリセット値「20」に一致する。
【0028】このように、紙10の印刷面を多数の評価
マス21に区画し、これら各評価マス21を状態検出セ
ンサー16Aないし16Gによって個々に検出し、この
検出結果に基づき噴出口14aないし14gによって各
評価マス21内のパウダーの付着量がプリセット値に一
致させるように制御される。したがって、各評価マス2
1内のパウダーの付着量が個々に最適量に調整されるの
で、パウダーの散布量のばらつきがなくなり、紙10全
体に均一に散布される。また、パウダーの付着量の少な
い部分に合わせて他の噴出口の散布量を多くする必要が
ないので、パウダーの散布量が必要以上に多くなるよう
なことはない。
【0029】状態検出センサー16としてカメラを用
い、パウダーの粒子の個数を計数するようにしたが、紙
に散布されたパウダーそのものの濃度を検出したり、印
刷された紙にパウダーが散布されることによるインキ濃
度変化を検出するようにしてもよく、また、印刷された
紙のインキ部分とパウダー付着部分との面積比等によっ
てもよく、種々の設計変更が可能である。また、パウダ
ーの散布量を調整する調整手段として、噴出口14の弁
15によって行ったが、パウダーの吹き付け速度を制御
するようにしてもよい。また、評価マス21を35個に
区画したが、この数に限定されない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、実際に紙に付着したパウダーの量に基づき
シート状物に散布されるパウダーの量が調整されるの
で、紙面上に散布されるパウダーの量が最適になるとと
もに、パウダーの使用量が削減される。このため、パウ
ダーの過剰散布による印刷価値が低下するのを防止でき
るばかりではなく、飛散したパウダーが印刷機械の潤滑
油に混入するなどして機械が故障することも防止でき
る。また、清掃回数も削減でき、かつパウダーの材料費
も削減できる。
【0031】また、請求項2に係る発明によれば、プリ
セット値に一致するように機械が自動的に制御されるの
で、作業者の勘や熟練に頼ることなく常時一定の制御が
行えるだけではなく、作業者は常時監視する必要がなく
なるので、作業の負担が軽減される。
【0032】また、請求項3に係る発明によれば、各評
価マス内のパウダーの付着量が個々に最適量に調整され
るので、パウダーの散布量のばらつきがなくなり、紙全
体に均一に散布される。また、パウダーの付着量の少な
い部分に合わせて他の噴出口の散布量を多くする必要が
ないので、パウダーの散布量が必要以上に多くなるよう
なことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る枚葉輪転印刷機のパウダー装置
の概略の構成を示す側面図である。
【図2】 本発明に係る枚葉輪転印刷機のパウダー装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る枚葉輪転印刷機のパウダー装置
の第2の実施の形態を示し、同図は図1におけるIII 矢
視図である。
【図4】 本発明に係る枚葉輪転印刷機のパウダー装置
の第2の実施の形態を示し、同図(a)は紙搬送方向お
よび紙搬送方向と直交する方向を複数の領域に区分け
し、紙を多数の評価マスに区画した状態を示す図、同図
(b)は噴出口によって紙にパウダーを散布した初期の
状態において、各評価マス内に付着したパウダーの量を
状態検出センサーによって検出し、その検出量を数値デ
ータとして数値評価して示す図、同図(c)は各評価マ
ス内におけるパウダーの最適の付着量をプリセット値と
して示す図である。
【符号の説明】
7…排紙チェーン、8…くわえ爪装置、10…紙、11
…紙積板、13…スプレー装置、14,14a〜14g
…噴出口、15,15a〜15g…弁、16…状態検出
センサー、17…プリセットデータ、18…演算部、1
9…制御部、21…評価マス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エア源に接続され排紙されるシート状物
    にパウダーを散布する噴出口と、前記シート状物に散布
    される前記パウダーの量を調整する調整手段とを備えた
    枚葉輪転印刷機のパウダー装置において、前記噴出口か
    ら散布され前記シート状物上に付着したパウダーの量を
    検出する検出装置を設け、前記検出装置によって得られ
    たデータに基づき、前記調整手段を制御する制御装置を
    備えたことを特徴とする枚葉輪転印刷機のパウダー装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の枚葉輪転印刷機のパウダ
    ー装置において、印刷仕様データを入力するデータ入力
    部を備え、前記調整手段は、前記データ入力部に入力さ
    れたデータに基づき制御されることを特徴とする枚葉輪
    転印刷機のパウダー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の枚葉輪転印刷機のパウダ
    ー装置において、前記シート状物の幅方向に、複数の検
    出装置と複数の噴出口とをそれぞれ並設したことを特徴
    とする枚葉輪転印刷機のパウダー装置。
JP2000057133A 2000-03-02 2000-03-02 枚葉輪転印刷機のパウダー装置 Pending JP2001239645A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000057133A JP2001239645A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 枚葉輪転印刷機のパウダー装置
US09/798,271 US6591751B2 (en) 2000-03-02 2001-03-01 Powder apparatus for sheet-fed rotary printing press
EP01250064A EP1129851B1 (en) 2000-03-02 2001-03-01 Powder apparatus for sheet-fed rotary printing press
ES01250064T ES2275616T3 (es) 2000-03-02 2001-03-01 Aparato de polvo para prensa de imprimir rotatoria con suministro de hojas.
AT01250064T ATE347490T1 (de) 2000-03-02 2001-03-01 Bestäubungseinrichtung für eine bogenrotationsdruckmaschine
DE60124968T DE60124968T2 (de) 2000-03-02 2001-03-01 Bestäubungseinrichtung für eine Bogenrotationsdruckmaschine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000057133A JP2001239645A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 枚葉輪転印刷機のパウダー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001239645A true JP2001239645A (ja) 2001-09-04

Family

ID=18577980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000057133A Pending JP2001239645A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 枚葉輪転印刷機のパウダー装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6591751B2 (ja)
EP (1) EP1129851B1 (ja)
JP (1) JP2001239645A (ja)
AT (1) ATE347490T1 (ja)
DE (1) DE60124968T2 (ja)
ES (1) ES2275616T3 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030164A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Canon Inc 制御装置、制御装置の制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2018095518A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 日本電気硝子株式会社 ガラス物品の製造方法、及び離型粉散布装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3949993B2 (ja) * 2002-04-02 2007-07-25 株式会社小森コーポレーション 印刷機のパウダー装置
DE102005039078B3 (de) * 2005-08-05 2007-03-08 Weitmann & Konrad Gmbh & Co Kg Vorrichtung und Verfahren zum Bestäuben von bedruckten Bogen oder einer Endlosbahn mit Puder
US20120275805A1 (en) * 2009-09-14 2012-11-01 Cosmotech Co., Ltd. Powder Spray System For Printing
DE102009049729A1 (de) 2009-10-17 2011-04-21 Platsch Gmbh & Co.Kg Bestäubungsvorrichtung
DE102013010318A1 (de) * 2012-07-13 2014-01-16 Heidelberger Druckmaschinen Ag Pudervorrichtung für eine Druckmaschine

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4867063A (en) * 1986-11-25 1989-09-19 Gerald Baker Method and apparatus for dispensing powder in a printing press
US4807528A (en) * 1987-06-10 1989-02-28 Airtech Company, Inc. Offset prevention means for printing presses
US4882992A (en) * 1988-07-29 1989-11-28 Airtech Company, Inc. Combination powder applying and/or infrared drying attachment for printing presses
US5001980A (en) * 1988-12-29 1991-03-26 Komori Printing Machinery Co., Ltd. Delivery apparatus for sheet-fed printing press
JP2924077B2 (ja) * 1990-05-09 1999-07-26 凸版印刷株式会社 印刷機排紙部のパウダースプレー装置
US5465153A (en) * 1991-10-04 1995-11-07 Kms Fusion, Inc. Electro-optical system for gauging specular surface profile deviations
US5713285A (en) * 1995-10-06 1998-02-03 Oxy-Dry Corporation Powder spray systems and methods for their use
DE19546720A1 (de) * 1995-12-14 1997-06-19 Hans Georg Platsch Puderbestäubungseinrichtung
DE19600075A1 (de) * 1996-01-03 1997-07-10 Hans Georg Platsch Einrichtung zum Bepudern von Druckerzeugnissen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030164A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Canon Inc 制御装置、制御装置の制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2018095518A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 日本電気硝子株式会社 ガラス物品の製造方法、及び離型粉散布装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE60124968D1 (de) 2007-01-18
US6591751B2 (en) 2003-07-15
ATE347490T1 (de) 2006-12-15
US20010018876A1 (en) 2001-09-06
EP1129851B1 (en) 2006-12-06
DE60124968T2 (de) 2007-09-20
EP1129851A3 (en) 2002-10-30
ES2275616T3 (es) 2007-06-16
EP1129851A2 (en) 2001-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5306178B2 (ja) 印刷装置のインキ装置を調節する方法
US20100199867A1 (en) Discharging of printing ink
JP2010527822A (ja) 紙幣および同様の有価証券を製造するために枚葉紙の表面−裏面に凹版印刷する凹版印刷機システム
JP2001239645A (ja) 枚葉輪転印刷機のパウダー装置
CN111098591A (zh) 用于对印刷机中的页张进行施粉的方法和设备
JP2008201144A (ja) 銅給紙印刷機
JP6148247B2 (ja) 組合せ印刷機
JPH0360311B2 (ja)
US6732645B2 (en) Method of presetting ink
JP6104632B2 (ja) 品質検査装置及び方法並びに輪転印刷機、枚葉印刷機
DE19829094A1 (de) Leiteinrichtung für bogenförmige Bedruckstoffe in einer Druckmaschine
WO2010095474A1 (ja) 両面印刷機
DE19539757C1 (de) Ausleger für eine Bogenrotationsdruckmaschine
JP2015085647A (ja) 番号印刷装置
US6802251B2 (en) Dampening water feeding method for a printing machine, and the printing machine
JP2002120348A (ja) 印刷機
JP2013107388A (ja) 凹版印刷機
JP2014008755A (ja) 両面印刷機
DE10222543A1 (de) Auslegevorrichtung an einer Bogenverarbeitungsmaschine
US20030217658A1 (en) Printing machine
JPH1044381A (ja) 印刷機
JP4342327B2 (ja) 枚葉塗膜形成方法
JP7172764B2 (ja) 印刷装置
JP3615976B2 (ja) 枚葉印刷機の印刷品質検査システム及び印刷品質制御装置
JP2014008754A (ja) 両面印刷機の検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090924