JP2001239332A - 深目地金属サイディング成形用のプレス金型およびこれを用いたプレス加工方法。 - Google Patents

深目地金属サイディング成形用のプレス金型およびこれを用いたプレス加工方法。

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JP2001239332A
JP2001239332A JP2000053308A JP2000053308A JP2001239332A JP 2001239332 A JP2001239332 A JP 2001239332A JP 2000053308 A JP2000053308 A JP 2000053308A JP 2000053308 A JP2000053308 A JP 2000053308A JP 2001239332 A JP2001239332 A JP 2001239332A
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JP
Japan
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pattern
joint
die
mold
stamping
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JP2000053308A
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English (en)
Inventor
Norimasa Miura
教昌 三浦
Kazunari Nakamoto
一成 中本
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 模様部と目地部を有する金属サイディング加
工において、1工程によりエンボス模様と深目地を同時
に加工できるプレス金型を得る。 【解決手段】 上型3はエンボス模様15と目地部16
が加工された型で、下型8はエンボス模様を付与する部
分がゴム型10とスプリング19で構成された目地部が
格子状の型9よりなる、上下一対のプレス金型とする。
これにより、1工程によりエンボス模様と深目地を同時
に加工できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の壁面や外装
材等に使用される金属サイディングをプレス加工するも
のであり、特に目地深さが深い金属サイディングの成形
に適したプレス金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の金属サイディングは、鋼製のロー
ルの全周にエンボス模様や目地部の溝が加工されたロー
ルエンボスによって成形されている。
【0003】また、プレス加工では、特開平8−224
621号で紹介された成形方法により行われている。即
ち、特開平8−224621号の成形方法は、凹凸形状
を形成した上型と型面にクッションパッドを配置した下
型のプレス型で金属板を成形する第1工程と、第1工程で
成形した金属板を前記上型と第1工程の下型よりも硬い
材質の下型とで成形する第2工程からなる。また、第2工
程では、上型の反転凹凸形状した金属からなる下型とで
成形すると紹介されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロールエンボス成形では、単純でかつ浅いエンボス模様
を成形することは可能であるが、目地深さとしては2mm
未満と浅く、立体感に乏しい金属サイディングである。
【0005】特開平8−224621号の成形方法で
は、ロールエンボス成形よりも目地深さが深いものが得
られるが、2工程必要である。これにより、プレス金型
費が増大する。また、2工程目で上型の反転凹凸形状か
らなる金属型を下型に用いる成形では、第1工程で成形
した金属板を第2工程で成形する場合に、金属板を上下
型で挟むためには板厚分のクリアランスが必要となるこ
とや、プレス時の歪みにより上下型のあたり具合が均一
でなくなり、金属板に付与された模様も不均一なものと
なる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の上型
は、目地部を有する部分が凹溝で、かつ目地部に囲まれ
た部分にエンボス模様を加工したものである。下型は、
上型の目地部に相当する凹溝と同じ位置に設けた金属製
の格子状の型と、目地部に囲まれた部分のエンボス模様
を反転したウレタンゴムとウレタンゴムの圧縮作用を高
めるためのスプリングとで成り立っている。これによ
り、1工程で模様部と目地部を同時に成形できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る金属サイディング成
形プレス金型を用いて、金属サイディングを連続的に、
かつ1工程で成形する方法について説明する。図1は、本
発明に係る金属サイディングのプレス型の側面図であ
る。プレス型は、上型と下型の構造で、位置ずれ防止策
としてガイドポスト14を設けたものである。
【0008】図2は、本発明に係る金属サイディングを
成形するためのプレス型上型の平面図である。上型3
は、エンボス模様4が刻まれた模様部15と目地部16
成形を行う凹溝加工された模様部型17と金属サイディ
ング18の嵌合部分を押えるしわ押えとプレス時のしわ
を防止する材料入側の前面板押え6、および跳ね上がり
による折れを防止するための材料出側の後面板押え7で
成り立っている。
【0009】上型3の模様が刻まれた型は、例えばダイ
ス鋼や工具鋼にフライス盤による加工や、化学エッチン
グ、放電加工等により凹凸のエンボス模様4を加工した
ものである。また、凹凸のエンボス模様4が刻まれた各
模様部15の割り付けは、前面板押え6側の目地部で区切
ることが望ましい。これにより、一定間隔で材料を送
り、プレス加工により連続的に目地部16と模様部15
を成形しても、製品の表面に前面板押え6の跡が生じず
に意匠性に優れた製品を得ることができる。しわ押え部
等は、模様が刻まれた型よりも早いタイミングで材料を
拘束するものである。
【0010】図3は、本発明に係る金属サイディング用
のプレス金型下型8の平面図である。下型8は、深い目
地を有するための格子状の型9と複雑な模様を付与する
ためのウレタンゴム10とスプリングおよび、上型3と
同様の役割をする雄側のしわ押え5(a)と雌側しわ押
え5(b)と、前面板押え6、後面板押え部7の構造で
ある。また、表面の模様は同一で板幅の異なる一般材と
防火材の成形を行うような場合、一般材では板幅ガイド
11を使用するが、防火材の場合は使用しなくてよい。
【0011】下型8の格子は上型3の目地部16に相当
する部位に、複雑な模様は上型3を反転したウレタンゴ
ム10によって成形される。また、ウレタンゴム10の
形状は、加圧時の膨張を考慮し、台形になっていること
が好ましく、ウレタンゴムの圧縮力を高め微細な模様ま
で転写させるために、ウレタンゴムの下にスプリングが
設けている。下型前面側の各列の模様部15の割り付け
は、上型3と同様に連続プレス時において、前面板押え
の跡12がつかないように目地部16で区切られた型であ
る。プレス後の材料を型から容易に取り出す目的で、し
わ押え部にパイロットピンやプランジャーのようなスプ
リングの作用により板を持ち上げるものが組込まれてい
ても良い。
【0012】
【実施例】上型3、下型8とも同じ寸法であり、1000×
1200mmである。図1に上型3と下型8の側面図を示す。
位置ずれを防止するために左右2本、計4本のガイドポ
スト14を設けたものとなっている。
【0013】図2の上型3は、鋼材に目地部16に相当
する部分を幅9mmの凹溝を機械加工により、模様部15
は木型やシリコーンのような原型をベースに化学エッチ
ングにより加工した。鋼材は、SKD11を使用している。
各模様部15は、石を並べたような石組調であるが、パ
ターンとしてはレンガ調のものもある。パターンの割り
付けは、入側となる前面板押え6側を各模様部の切れ目
で、かつ目地部16を階段状に区切ったものである。ま
た、表面デザインによっては、模様の割付けとして直線
状あるいは曲線状に区切る場合もある。嵌合部分のしわ
押え部は、次工程のロール成形の嵌合部形状から広幅の
雄側5(a)と狭幅の雌側5(b)になっている。
【0014】図3の下型8の割り付けとしては、入側と
なる前面板押え6側を、上型3と同様に目地部16で区
切ったものである。また、出側となる後面押え板7側は
縦目地部を押える目的で平板をスプリングで吊り上げた
ものである。格子状型9は、上型3の目地部16に相当
する部分を加工した凹溝と同じ位置で、幅4.5mmに仕上
げている。ウレタンゴム10は、上型3の模様を転写し
た表面のゴムで、加圧時の膨張により格子状型9の変形
を防止するために、台形に切断した形状に仕上げてい
る。ウレタンゴム硬度はJIS A 90度で、厚みは10mmであ
る。また、1模様のウレタンゴムの裏側に鋼板を貼付け
て、下側に板幅方向に対してスプリングを2ヶ設けたも
のである。ウレタンゴムのプレス時の浮き上がり防止策
として、ボルトで固定している。金属サイディングの一
般材の生産時には、板幅ガイド11を長手方向に設けて
いる。また、材料の払い出しの役割として、前面板押え
や嵌合部のしわ押え部にスプリング式のプランジャー1
3を埋め込んだものとなっている。
【0015】図4(a)、(b)、(c)の断面図は、
金属板に模様部と目地部を1工程プレスで成形する方法
である。 (1)図4(a)に示すように、金属板12を上型3の
エンボス模様4部と下型8のウレタンゴム10で挟む。 (2)図4(b)は、金属板12にプレス圧を付加した
状態を示す。この段階で模様部15と目地部16が成形
される。 (3)図4(c)は、プレス機スライドが上昇し、プレ
ス圧を除去した状態を示す。
【0016】本発明では、板厚0.35mm、板幅59
4mmの塗装鋼板にプレス加工を行った。その結果、目
地深さが2.4mm以上で、かつ模様部15の微細な凹凸
形状まで付与されたものである。
【0017】
【発明の効果】本発明の成形方法により、目地深さが2m
m以上の金属サイディングが得られ、かつ、1工程プレ
スで、模様部と目地部が成形できる。また、本発明のサ
イディングの模様部は、金属板全面にわたり、微細な凹
凸形状まで均一に付与されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプレス型側面図
【図2】 本発明のプレス型上型平面図
【図3】 本発明のプレス型下型平面図
【図4】 本発明のプレス成形工程を示す図(a)〜
(c)
【符号の説明】
1 プレス型 2 プレス品 3 上型
4 エンボス模様 5(a) 嵌合部しわ押え雄側 5(b) 嵌合部しわ
押え雌側 6 前面板押え 7 後面板押え 8 下型
9 格子状型 10 ウレタンゴム 11 板幅ガイド 12
金属板 13 プランジャー 14 ガイドポスト 15
模様部 16 目地部 17 模様部型 18 金属サイ
ディング 19 スプリング 20 鋼板 21 バックア
ップ A 入側 B 出側

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模様部と目地部を有する金属サイディン
    グをプレス成形するために用いる上下一対の金型であっ
    て、上型はエンボス模様と目地部が加工された型で、下
    型はエンボス模様を付与する部分がゴム型とスプリング
    で構成され、かつ、目地部が格子状の型よりなる、エン
    ボス模様と深目地を同時に成形することができる深目地
    金属サイディング成形用のプレス金型。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金型を用いて、1工程に
    よりエンボス模様と深目地を同時に加工することを特徴
    とする深目地金属サイディングのプレス加工方法。
JP2000053308A 2000-02-29 2000-02-29 深目地金属サイディング成形用のプレス金型およびこれを用いたプレス加工方法。 Withdrawn JP2001239332A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100848648B1 (ko) * 2001-12-21 2008-07-28 주식회사 포스코 엠보싱 캔 몸체 성형공구
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Effective date: 20070501