JP2001239137A - 水処理方法および水処理装置 - Google Patents
水処理方法および水処理装置Info
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- JP2001239137A JP2001239137A JP2000054116A JP2000054116A JP2001239137A JP 2001239137 A JP2001239137 A JP 2001239137A JP 2000054116 A JP2000054116 A JP 2000054116A JP 2000054116 A JP2000054116 A JP 2000054116A JP 2001239137 A JP2001239137 A JP 2001239137A
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- activated carbon
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 病原性微生物を効果的に不活性化する。
【解決手段】 オゾン接触塔14でオゾン処理した後、
活性炭処理塔26で活性炭処理した活性炭処理水を金属
膜ろ過装置36で処理する。金属膜ろ過装置36によ
り、クリプトスポリジウム・オーシストなどの病原性微
生物を除去する。そして、金属膜ろ過装置36の逆洗に
先立って、オゾン発生装置18からのオゾンを混合器4
6に供給して、オゾン水を金属膜ろ過装置36に供給す
る。これによって、金属膜に捕捉されていた病原性微生
物が不活性化される。
活性炭処理塔26で活性炭処理した活性炭処理水を金属
膜ろ過装置36で処理する。金属膜ろ過装置36によ
り、クリプトスポリジウム・オーシストなどの病原性微
生物を除去する。そして、金属膜ろ過装置36の逆洗に
先立って、オゾン発生装置18からのオゾンを混合器4
6に供給して、オゾン水を金属膜ろ過装置36に供給す
る。これによって、金属膜に捕捉されていた病原性微生
物が不活性化される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン処理、活性
炭処理、および金属膜ろ過を行う水処理方法およびその
装置に関する。
炭処理、および金属膜ろ過を行う水処理方法およびその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上水の処理施設においては、
凝集沈殿+砂ろ過+塩素消毒という処理方法が広く採用
されている。しかし、病原性微生物の中で、クリプトス
ポリジウム・オーシストなどは、凝集沈殿+砂ろ過とい
う処理によって完全には除去することができず、かつ塩
素消毒によっても通常不活性化することができない。
凝集沈殿+砂ろ過+塩素消毒という処理方法が広く採用
されている。しかし、病原性微生物の中で、クリプトス
ポリジウム・オーシストなどは、凝集沈殿+砂ろ過とい
う処理によって完全には除去することができず、かつ塩
素消毒によっても通常不活性化することができない。
【0003】そこで、クリプトスポリジウム・オーシス
トなどの病原性微生物を除去したいという要望があり、
MF(精密ろ過膜)、UF(限外ろ過)膜を利用した膜
ろ過法が採用されている。
トなどの病原性微生物を除去したいという要望があり、
MF(精密ろ過膜)、UF(限外ろ過)膜を利用した膜
ろ過法が採用されている。
【0004】膜ろ過法は、膜の孔径以上の大きさの懸濁
物質を除去するものであり、MF膜、UF膜はその孔径
が非常に小さいため、凝集沈殿+砂ろ過と同様の処理機
能を備える上、数μm以上の大きさを持つクリプトスポ
リジウム・オーシストなどの病原性微生物を確実に除去
することができる。また、これら膜ろ過装置は、無人運
転も可能であり、広く採用されるようになってきてい
る。
物質を除去するものであり、MF膜、UF膜はその孔径
が非常に小さいため、凝集沈殿+砂ろ過と同様の処理機
能を備える上、数μm以上の大きさを持つクリプトスポ
リジウム・オーシストなどの病原性微生物を確実に除去
することができる。また、これら膜ろ過装置は、無人運
転も可能であり、広く採用されるようになってきてい
る。
【0005】ここで、原水中に有機物が多く含まれてい
る場合には、膜ろ過装置のみでは、負荷が大きくなりす
ぎる。そこで、このような場合には、オゾン処理や、活
性炭処理を併用し、原水→オゾン処理→活性炭処理→膜
ろ過処理という処理が行われる。このように、オゾン処
理および活性炭処理を行うことで、原水中の有機物の多
くが除去され、最終的に処理水質が向上するとともに、
膜の目詰まりを抑制することができ、安定した運転を行
うことができる。
る場合には、膜ろ過装置のみでは、負荷が大きくなりす
ぎる。そこで、このような場合には、オゾン処理や、活
性炭処理を併用し、原水→オゾン処理→活性炭処理→膜
ろ過処理という処理が行われる。このように、オゾン処
理および活性炭処理を行うことで、原水中の有機物の多
くが除去され、最終的に処理水質が向上するとともに、
膜の目詰まりを抑制することができ、安定した運転を行
うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
処理において、膜ろ過装置において分離された固形物
は、逆洗排水などとして系外に排出される。また、クリ
プトスポリジウム・オーシストなどの病原性微生物は、
オゾン処理により不活性化することができるが、上述の
処理プロセスにおけるオゾン処理は、有機物が多く含ま
れている状態で行われるため、オゾンの大部分が有機物
の分解に消費され、病原性微生物を十分不活性化できな
い。
処理において、膜ろ過装置において分離された固形物
は、逆洗排水などとして系外に排出される。また、クリ
プトスポリジウム・オーシストなどの病原性微生物は、
オゾン処理により不活性化することができるが、上述の
処理プロセスにおけるオゾン処理は、有機物が多く含ま
れている状態で行われるため、オゾンの大部分が有機物
の分解に消費され、病原性微生物を十分不活性化できな
い。
【0007】従って、膜ろ過装置によって分離された固
形物中に病原性微生物が含まれ、これが環境に放出され
てしまうという問題点があった。
形物中に病原性微生物が含まれ、これが環境に放出され
てしまうという問題点があった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、病原性微生物を効果的に不活性化できる水処理方
法および水処理装置を提供することを目的とする。
あり、病原性微生物を効果的に不活性化できる水処理方
法および水処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水処理方法
は、原水をオゾン処理し、得られたオゾン処理水を活性
炭処理し、得られた活性炭処理水を金属膜ろ過装置によ
りろ過する水処理方法であって、金属膜ろ過装置に供給
する活性炭処理水にオゾンを間欠的に供給し、得られた
オゾン含有水を金属膜ろ過装置に供給することを特徴と
する。
は、原水をオゾン処理し、得られたオゾン処理水を活性
炭処理し、得られた活性炭処理水を金属膜ろ過装置によ
りろ過する水処理方法であって、金属膜ろ過装置に供給
する活性炭処理水にオゾンを間欠的に供給し、得られた
オゾン含有水を金属膜ろ過装置に供給することを特徴と
する。
【0010】このように、本発明によれば、金属膜ろ過
装置に活性炭処理水にオゾンを間欠的に注入したオゾン
含有水を供給することができる。活性炭処理水は、多く
の有機物が除去されており、ここにオゾンを供給するこ
とで、有効なオゾンを十分含むオゾン含有水を生成する
ことができる。そこで、これを金属膜ろ過装置に供給す
ることで、金属膜をオゾン含有水に接触させることがで
き、金属膜に捕捉されたクリプトスポリジウム・オーシ
ストなどの病原性微生物を効果的に不活性化させること
ができる。従って、その後において金属膜を洗浄して発
生する洗浄排水には活性のある病原性微生物などが含ま
れず、系外に排出しても環境が汚染されることはない。
なお、本発明は金属膜に捕捉されたクリプトスポリジウ
ム・オーシストを不活性化する際にオゾン含有水を金属
膜ろ過装置に供給するものであり、通常は金属膜ろ過装
置の逆洗工程の直前に3分程度の短時間の間のみオゾン
含有水を金属膜ろ過装置に供給し、本工程以外は金属膜
ろ過装置にオゾン含有水を供給しない。
装置に活性炭処理水にオゾンを間欠的に注入したオゾン
含有水を供給することができる。活性炭処理水は、多く
の有機物が除去されており、ここにオゾンを供給するこ
とで、有効なオゾンを十分含むオゾン含有水を生成する
ことができる。そこで、これを金属膜ろ過装置に供給す
ることで、金属膜をオゾン含有水に接触させることがで
き、金属膜に捕捉されたクリプトスポリジウム・オーシ
ストなどの病原性微生物を効果的に不活性化させること
ができる。従って、その後において金属膜を洗浄して発
生する洗浄排水には活性のある病原性微生物などが含ま
れず、系外に排出しても環境が汚染されることはない。
なお、本発明は金属膜に捕捉されたクリプトスポリジウ
ム・オーシストを不活性化する際にオゾン含有水を金属
膜ろ過装置に供給するものであり、通常は金属膜ろ過装
置の逆洗工程の直前に3分程度の短時間の間のみオゾン
含有水を金属膜ろ過装置に供給し、本工程以外は金属膜
ろ過装置にオゾン含有水を供給しない。
【0011】特に、金属膜は、その孔径を適切なものを
採用することで、病原性微生物を確実に除去できる。そ
して、金属膜としてステンレスなどを利用することによ
って、オゾン含有水に対しても十分な耐久性を維持でき
る。通常の膜ろ過装置では、有機高分子の膜が利用され
るため、オゾン含有水による処理により膜が破壊されて
しまうという問題があるが、金属膜を利用することで、
このような問題を解消することができる。
採用することで、病原性微生物を確実に除去できる。そ
して、金属膜としてステンレスなどを利用することによ
って、オゾン含有水に対しても十分な耐久性を維持でき
る。通常の膜ろ過装置では、有機高分子の膜が利用され
るため、オゾン含有水による処理により膜が破壊されて
しまうという問題があるが、金属膜を利用することで、
このような問題を解消することができる。
【0012】また、本発明に係る水処理装置は、原水を
オゾン処理するオゾン処理装置と、得られたオゾン処理
水を活性炭処理する活性炭処理装置と、得られた活性炭
処理水を金属膜によりろ過する金属膜ろ過装置と、金属
膜ろ過装置のろ過膜に捕捉されている病原性微生物を不
活性化させるためのオゾン含有水供給装置とを有したこ
とを特徴とする。
オゾン処理するオゾン処理装置と、得られたオゾン処理
水を活性炭処理する活性炭処理装置と、得られた活性炭
処理水を金属膜によりろ過する金属膜ろ過装置と、金属
膜ろ過装置のろ過膜に捕捉されている病原性微生物を不
活性化させるためのオゾン含有水供給装置とを有したこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0014】原水槽10には、河川水等の原水が導入貯
留される。原水槽10内には、ポンプ12が配置され、
このポンプ12は原水槽10内の原水をオゾン接触塔1
4の上部に供給する。オゾン接触塔14の底部には、散
気装置16が配置されており、この散気装置16には、
オゾン発生装置18からのオゾンガスが弁20を介し供
給される。従って、オゾン接触塔14内の原水にオゾン
ガスが散気され、オゾンが原水中に溶解する。オゾンは
強力な酸化剤であり、このオゾンによって原水中の有機
物が酸化分解される。例えば、難分解性有機物が分解ま
たは易生物分解性有機物へ改質される。なお、オゾン接
触塔14は密閉型であり、塔内上部に得られるオゾンを
含む排気は、排オゾン処理施設へ導入される。
留される。原水槽10内には、ポンプ12が配置され、
このポンプ12は原水槽10内の原水をオゾン接触塔1
4の上部に供給する。オゾン接触塔14の底部には、散
気装置16が配置されており、この散気装置16には、
オゾン発生装置18からのオゾンガスが弁20を介し供
給される。従って、オゾン接触塔14内の原水にオゾン
ガスが散気され、オゾンが原水中に溶解する。オゾンは
強力な酸化剤であり、このオゾンによって原水中の有機
物が酸化分解される。例えば、難分解性有機物が分解ま
たは易生物分解性有機物へ改質される。なお、オゾン接
触塔14は密閉型であり、塔内上部に得られるオゾンを
含む排気は、排オゾン処理施設へ導入される。
【0015】オゾン接触塔14の下部からオゾン処理水
が取り出され、オゾン処理水貯槽22に導入貯留され
る。このオゾン処理水貯槽22内には、ポンプ24が設
けられており、このポンプによりオゾン処理水が活性炭
処理塔26の上部に供給される。この活性炭処理塔26
は、内部に活性炭が充填された活性炭層28を有してい
る。オゾン処理水は、この活性炭層28を下降流で通過
した後、活性炭処理塔26の下部から活性炭処理水とし
て排出される。
が取り出され、オゾン処理水貯槽22に導入貯留され
る。このオゾン処理水貯槽22内には、ポンプ24が設
けられており、このポンプによりオゾン処理水が活性炭
処理塔26の上部に供給される。この活性炭処理塔26
は、内部に活性炭が充填された活性炭層28を有してい
る。オゾン処理水は、この活性炭層28を下降流で通過
した後、活性炭処理塔26の下部から活性炭処理水とし
て排出される。
【0016】活性炭は、有機物吸着能力を有しており、
オゾン処理水中に含まれるオゾン副生成物を含む有機物
を吸着除去する。また、活性炭の触媒作用によって、オ
ゾン処理水中の残留オゾンが分解除去される。さらに、
活性炭の表面は、微生物が成育するのに非常に適してい
る。そこで、ここには各種微生物が成育し、この微生物
によって有機物が分解され、活性炭層28の活性炭はい
わゆる生物活性炭として機能する。特に、上述のように
オゾン処理によって、難分解性の有機物が、易分解性の
有機物に改質されているため、この活性炭処理塔26に
おいて、生物による効果的な有機物の分解除去が行われ
る。
オゾン処理水中に含まれるオゾン副生成物を含む有機物
を吸着除去する。また、活性炭の触媒作用によって、オ
ゾン処理水中の残留オゾンが分解除去される。さらに、
活性炭の表面は、微生物が成育するのに非常に適してい
る。そこで、ここには各種微生物が成育し、この微生物
によって有機物が分解され、活性炭層28の活性炭はい
わゆる生物活性炭として機能する。特に、上述のように
オゾン処理によって、難分解性の有機物が、易分解性の
有機物に改質されているため、この活性炭処理塔26に
おいて、生物による効果的な有機物の分解除去が行われ
る。
【0017】活性炭処理塔26の下部から排出される活
性炭処理水は、弁30を介し活性炭処理水貯槽32に導
入される。そして、活性炭処理水貯槽32内の活性炭処
理水は弁34を介しポンプ35により金属膜ろ過装置3
6の底部に供給される。
性炭処理水は、弁30を介し活性炭処理水貯槽32に導
入される。そして、活性炭処理水貯槽32内の活性炭処
理水は弁34を介しポンプ35により金属膜ろ過装置3
6の底部に供給される。
【0018】この金属膜ろ過装置36は、圧力式のろ過
装置であり、ハウジング36d内が、ろ過体36aによ
って、原水室36bと、処理水室36cに仕切られてい
る。そして、活性炭処理水は、原水室36bに圧送さ
れ、ろ過体36aによって懸濁物質を捕捉除去された処
理水が処理水室36cに得られる。ろ過体36aは、本
例の場合、平膜をプリーツ状に折り畳んで円筒状とした
エレメントで構成されている。なお、単に平膜を円筒状
に丸めたものを利用することもできる。このエレメント
は、ハウジング36d内に複数本充填されて、原水室3
6bが外側、内部が処理水室36cとなっており、外側
から内側に向かってろ過(外圧式ろ過)が行われる。
装置であり、ハウジング36d内が、ろ過体36aによ
って、原水室36bと、処理水室36cに仕切られてい
る。そして、活性炭処理水は、原水室36bに圧送さ
れ、ろ過体36aによって懸濁物質を捕捉除去された処
理水が処理水室36cに得られる。ろ過体36aは、本
例の場合、平膜をプリーツ状に折り畳んで円筒状とした
エレメントで構成されている。なお、単に平膜を円筒状
に丸めたものを利用することもできる。このエレメント
は、ハウジング36d内に複数本充填されて、原水室3
6bが外側、内部が処理水室36cとなっており、外側
から内側に向かってろ過(外圧式ろ過)が行われる。
【0019】そして、このろ過体36aとして、金属繊
維(例えばステンレス)のフェルトを積層し焼結した不
繊布フィルタが用いられている。また、この金属製のろ
過体36aの孔径は、0.1〜5μm程度が好適であ
り、特に好適には1〜3μm程度のものが利用される。
また、この金属製のろ過体36aとしては、例えば富士
フィルター工業株式会社製の富士メタルファイバー(商
品名)などが採用される。
維(例えばステンレス)のフェルトを積層し焼結した不
繊布フィルタが用いられている。また、この金属製のろ
過体36aの孔径は、0.1〜5μm程度が好適であ
り、特に好適には1〜3μm程度のものが利用される。
また、この金属製のろ過体36aとしては、例えば富士
フィルター工業株式会社製の富士メタルファイバー(商
品名)などが採用される。
【0020】この金属膜ろ過装置36の処理水室36c
に得られた処理水は、処理水弁38を介し、配水タンク
などに導入された後、適宜配水される。
に得られた処理水は、処理水弁38を介し、配水タンク
などに導入された後、適宜配水される。
【0021】また、活性炭処理塔26からの活性炭処理
水は、弁40を介し、オゾン水貯槽42にも供給され
る。このオゾン水貯槽42は、弁44を介し、ポンプ3
5の吸い込み側に接続されている。そして、ポンプ35
と金属膜ろ過装置36との間には、混合器46が設けら
れており、この混合器46には、オゾン発生装置18か
らのオゾンガスが弁49を介し供給される。さらに、金
属膜ろ過装置36の原水室36bの上部は、弁48を介
し、オゾン水貯槽42に接続されている。なお、オゾン
水貯槽42は密閉型であり、ここから排出される残留オ
ゾンを含むガスは、排オゾン処理施設へ導入される。
水は、弁40を介し、オゾン水貯槽42にも供給され
る。このオゾン水貯槽42は、弁44を介し、ポンプ3
5の吸い込み側に接続されている。そして、ポンプ35
と金属膜ろ過装置36との間には、混合器46が設けら
れており、この混合器46には、オゾン発生装置18か
らのオゾンガスが弁49を介し供給される。さらに、金
属膜ろ過装置36の原水室36bの上部は、弁48を介
し、オゾン水貯槽42に接続されている。なお、オゾン
水貯槽42は密閉型であり、ここから排出される残留オ
ゾンを含むガスは、排オゾン処理施設へ導入される。
【0022】そこで、弁44、48を開き、ポンプ35
を駆動した状態で、例えばエジェクタからなる混合器4
6にオゾンガスを供給することで、オゾンが溶解された
オゾン水(オゾン含有水)が金属膜ろ過装置36の原水
室36bに供給される。そして、原水室36b内のオゾ
ン水の一部は、オゾン水貯槽42に循環される。また、
金属膜ろ過装置36の処理水室36cには、弁50を介
し、活性炭処理塔52に接続されている。上述のように
して、金属膜ろ過装置36にオゾン水が供給されている
ときには、その処理水室36cに得られる膜ろ過水は、
この活性炭処理塔52によって残留オゾンが除去された
後排水タンクなどに導入される。
を駆動した状態で、例えばエジェクタからなる混合器4
6にオゾンガスを供給することで、オゾンが溶解された
オゾン水(オゾン含有水)が金属膜ろ過装置36の原水
室36bに供給される。そして、原水室36b内のオゾ
ン水の一部は、オゾン水貯槽42に循環される。また、
金属膜ろ過装置36の処理水室36cには、弁50を介
し、活性炭処理塔52に接続されている。上述のように
して、金属膜ろ過装置36にオゾン水が供給されている
ときには、その処理水室36cに得られる膜ろ過水は、
この活性炭処理塔52によって残留オゾンが除去された
後排水タンクなどに導入される。
【0023】また、金属膜ろ過装置36の処理水は、弁
54を介し、逆洗水貯槽56に供給される。この逆洗水
貯槽56の上部空間は、弁58を介し大気に連通されて
いる。このため、弁54,58を開くことによって、金
属膜ろ過装置36の膜ろ過水が逆洗水貯槽56に導入さ
れる。なお、レベル計などを設けておき、所定量の膜ろ
過水を逆洗水貯槽56に導入したら、自動的に弁54を
閉じることが好ましい。
54を介し、逆洗水貯槽56に供給される。この逆洗水
貯槽56の上部空間は、弁58を介し大気に連通されて
いる。このため、弁54,58を開くことによって、金
属膜ろ過装置36の膜ろ過水が逆洗水貯槽56に導入さ
れる。なお、レベル計などを設けておき、所定量の膜ろ
過水を逆洗水貯槽56に導入したら、自動的に弁54を
閉じることが好ましい。
【0024】この逆洗水貯槽56には、圧縮空気が供給
されるようになっている。すなわち、コンプレッサ60
からの圧縮空気は、弁62を介し空気貯槽64に供給さ
れる。この空気貯槽64は、弁66を介し逆洗水貯槽5
6に接続されており、弁66を開くことによって、空気
貯槽64内の圧縮空気が逆洗水貯槽56に導入される。
なお、圧力計68は、空気貯槽64内の圧力を計測する
ものであり、逆止弁67は、逆洗水貯槽56内の水の空
気貯槽側への逆流を防止するためのものである。圧力計
68の計測値に基づいて、弁62を制御することで、空
気貯槽64内の圧力が所定値に維持される。さらに、金
属膜ろ過装置36の原水室36bの底部には、弁70が
接続されており、この弁70を開くことで、金属膜ろ過
装置36内の水が排水される。
されるようになっている。すなわち、コンプレッサ60
からの圧縮空気は、弁62を介し空気貯槽64に供給さ
れる。この空気貯槽64は、弁66を介し逆洗水貯槽5
6に接続されており、弁66を開くことによって、空気
貯槽64内の圧縮空気が逆洗水貯槽56に導入される。
なお、圧力計68は、空気貯槽64内の圧力を計測する
ものであり、逆止弁67は、逆洗水貯槽56内の水の空
気貯槽側への逆流を防止するためのものである。圧力計
68の計測値に基づいて、弁62を制御することで、空
気貯槽64内の圧力が所定値に維持される。さらに、金
属膜ろ過装置36の原水室36bの底部には、弁70が
接続されており、この弁70を開くことで、金属膜ろ過
装置36内の水が排水される。
【0025】このような装置において、ポンプ12を駆
動することで、原水はオゾン接触塔14に供給され、オ
ゾン処理水がオゾン処理水貯槽22に得られる。そし
て、通常時には、ポンプ24を駆動し、弁30を開く。
これによって活性炭処理塔26により活性炭処理された
活性炭処理水が活性炭処理水貯槽32に導入される。
動することで、原水はオゾン接触塔14に供給され、オ
ゾン処理水がオゾン処理水貯槽22に得られる。そし
て、通常時には、ポンプ24を駆動し、弁30を開く。
これによって活性炭処理塔26により活性炭処理された
活性炭処理水が活性炭処理水貯槽32に導入される。
【0026】さらに、弁34を開き、ポンプ35を駆動
することによって、金属膜ろ過装置36に活性炭処理水
が供給される。このとき、弁49を閉じ、混合器46に
はオゾンガスは供給しない。従って、オゾンが混合され
ていない活性炭処理水が金属膜ろ過装置36に供給さ
れ、全量ろ過方式でろ過処理が行われる。そして、弁3
8を開くことで、膜ろ過水が配水タンクなどに供給さ
れ、ここから適宜配水される。
することによって、金属膜ろ過装置36に活性炭処理水
が供給される。このとき、弁49を閉じ、混合器46に
はオゾンガスは供給しない。従って、オゾンが混合され
ていない活性炭処理水が金属膜ろ過装置36に供給さ
れ、全量ろ過方式でろ過処理が行われる。そして、弁3
8を開くことで、膜ろ過水が配水タンクなどに供給さ
れ、ここから適宜配水される。
【0027】次に、金属膜ろ過装置36への所定時間の
通水により、ろ過材36aの洗浄時期に至ったときに
は、まずオゾン水を金属膜ろ過装置36に通水し、オゾ
ン水通水工程を実施する。
通水により、ろ過材36aの洗浄時期に至ったときに
は、まずオゾン水を金属膜ろ過装置36に通水し、オゾ
ン水通水工程を実施する。
【0028】この場合、活性炭処理水貯槽32への流入
を制御する弁30を閉じ、オゾン水貯槽42への流入を
制御する弁40を開き、活性炭処理水を所定量オゾン水
貯槽42に導入する。次に、通常時に稼働しているすべ
てのポンプ12,24,35を停止し、弁34,38を
閉じる。そして、弁44,48を開き、ポンプ35を起
動させた後、オゾンガスを供給する弁20を閉じ、弁4
9を開く。これによって、オゾン水貯槽42内の活性炭
処理水が混合器46に供給される。この混合器46に
は、オゾン発生装置18からオゾンガスが供給されてい
るため、ここでオゾン水が生成され、このオゾン水が金
属膜ろ過装置36に供給される。
を制御する弁30を閉じ、オゾン水貯槽42への流入を
制御する弁40を開き、活性炭処理水を所定量オゾン水
貯槽42に導入する。次に、通常時に稼働しているすべ
てのポンプ12,24,35を停止し、弁34,38を
閉じる。そして、弁44,48を開き、ポンプ35を起
動させた後、オゾンガスを供給する弁20を閉じ、弁4
9を開く。これによって、オゾン水貯槽42内の活性炭
処理水が混合器46に供給される。この混合器46に
は、オゾン発生装置18からオゾンガスが供給されてい
るため、ここでオゾン水が生成され、このオゾン水が金
属膜ろ過装置36に供給される。
【0029】また、この金属膜ろ過装置36において
は、オゾン水をクロスフローろ過方式で通水する。すな
わち、弁48,50が開かれることによって、原水室3
6b内のオゾン水の一部は、オゾン水貯槽42に循環さ
れ、処理水室36cに得られる膜ろ過水が活性炭処理塔
52で処理された後排水タンクなどに排出される。
は、オゾン水をクロスフローろ過方式で通水する。すな
わち、弁48,50が開かれることによって、原水室3
6b内のオゾン水の一部は、オゾン水貯槽42に循環さ
れ、処理水室36cに得られる膜ろ過水が活性炭処理塔
52で処理された後排水タンクなどに排出される。
【0030】このようにクロスフロー方式で、オゾン水
のろ過処理を行うことによって、金属膜ろ過装置36内
における気泡の流れがスムーズになり、またオゾン接触
時間を稼ぐことができる。なお、混合器46へのオゾン
の供給量について、オゾン水通水工程におけるオゾン水
平均残留オゾン濃度が2mg/L程度になるように、混
合器42へのオゾンガスの供給を制御することが好適で
ある。
のろ過処理を行うことによって、金属膜ろ過装置36内
における気泡の流れがスムーズになり、またオゾン接触
時間を稼ぐことができる。なお、混合器46へのオゾン
の供給量について、オゾン水通水工程におけるオゾン水
平均残留オゾン濃度が2mg/L程度になるように、混
合器42へのオゾンガスの供給を制御することが好適で
ある。
【0031】そして、このようなオゾン水の通水を3分
程度継続することで、金属膜ろ過装置36のろ過材36
aに捕捉されていたクリプトスポリジウム・オーシスト
などの病原性微生物は確実に不活性化(死滅)される。
程度継続することで、金属膜ろ過装置36のろ過材36
aに捕捉されていたクリプトスポリジウム・オーシスト
などの病原性微生物は確実に不活性化(死滅)される。
【0032】このようなオゾン水通水工程を終了した場
合には、次に逆洗工程に入る。この逆洗工程では、空気
と水の両方を用いて、金属膜ろ過装置36のろ過体36
aを洗浄する。まず、コンプレッサ60を予め起動して
おき、弁62を開いて空気貯槽64内に加圧空気を導入
する。空気貯槽64内の圧力は、圧力計68により、1
50kPa(g)程度に制御することが好適である。そ
して、弁66,54,70を開くことにより、空気と水
を金属膜ろ過装置36の処理水室36cから原水室36
b側に流通させ、ろ過体36aを逆洗する。そして、逆
洗排水は、弁70を介し系外に排出する。なお、逆洗水
貯槽56には、オゾン水通水工程の前に所定量の膜ろ過
水を導入しておくことが好適である。
合には、次に逆洗工程に入る。この逆洗工程では、空気
と水の両方を用いて、金属膜ろ過装置36のろ過体36
aを洗浄する。まず、コンプレッサ60を予め起動して
おき、弁62を開いて空気貯槽64内に加圧空気を導入
する。空気貯槽64内の圧力は、圧力計68により、1
50kPa(g)程度に制御することが好適である。そ
して、弁66,54,70を開くことにより、空気と水
を金属膜ろ過装置36の処理水室36cから原水室36
b側に流通させ、ろ過体36aを逆洗する。そして、逆
洗排水は、弁70を介し系外に排出する。なお、逆洗水
貯槽56には、オゾン水通水工程の前に所定量の膜ろ過
水を導入しておくことが好適である。
【0033】このように、本実施形態においては、オゾ
ン接触塔14にオゾンガスを供給するオゾン発生装置1
8からのオゾンガスを利用してオゾン水を生成する。こ
のため、この処理のために特別なオゾン発生器などが必
要ない。
ン接触塔14にオゾンガスを供給するオゾン発生装置1
8からのオゾンガスを利用してオゾン水を生成する。こ
のため、この処理のために特別なオゾン発生器などが必
要ない。
【0034】そして、金属膜ろ過装置36の逆洗工程の
前に生成したオゾン水を金属膜ろ過装置36に供給す
る。これによって、金属膜ろ過装置36のろ過材36a
に捕捉されていたクリプトスポリジウム・オーシストな
どの病原性微生物が不活性化される。特に、本実施形態
では、通常時は、金属膜ろ過装置36を全量ろ過方式で
運転し、オゾン水通水工程において、オゾン水貯槽42
および原水室36b内にある水にオゾンを注入する。従
って、金属膜ろ過装置36のろ過体36aに捕捉された
病原性微生物はすべて不活性化され、逆洗排水などを系
外に排出しても、病原性微生物などを環境に戻されるこ
とがない。
前に生成したオゾン水を金属膜ろ過装置36に供給す
る。これによって、金属膜ろ過装置36のろ過材36a
に捕捉されていたクリプトスポリジウム・オーシストな
どの病原性微生物が不活性化される。特に、本実施形態
では、通常時は、金属膜ろ過装置36を全量ろ過方式で
運転し、オゾン水通水工程において、オゾン水貯槽42
および原水室36b内にある水にオゾンを注入する。従
って、金属膜ろ過装置36のろ過体36aに捕捉された
病原性微生物はすべて不活性化され、逆洗排水などを系
外に排出しても、病原性微生物などを環境に戻されるこ
とがない。
【0035】特に、オゾン接触塔14におけるオゾンの
注入量を増加させることにより、病原性微生物を不活性
化させることも考えられるが、この場合にはオゾン注入
量が非常に多くなり、コストの大幅な増大を招く。ま
た、オゾン処理により好ましくない副生成物が大量に生
成される可能性もある。本実施形態の装置によれば、こ
のような問題が生じない。
注入量を増加させることにより、病原性微生物を不活性
化させることも考えられるが、この場合にはオゾン注入
量が非常に多くなり、コストの大幅な増大を招く。ま
た、オゾン処理により好ましくない副生成物が大量に生
成される可能性もある。本実施形態の装置によれば、こ
のような問題が生じない。
【0036】また、活性炭処理塔においては、活性炭が
事実上生物活性炭として機能するため、耐塩素性の強い
線虫や輪虫なども発生しやすいが、これらもオゾン水通
水によって、不活性化させることができる。
事実上生物活性炭として機能するため、耐塩素性の強い
線虫や輪虫なども発生しやすいが、これらもオゾン水通
水によって、不活性化させることができる。
【0037】さらに、クロスフロー方式で、金属膜ろ過
装置36にオゾン水を供給し、オゾン水を循環して使用
するため、オゾンの利用効率を高めることができる。ま
た、原水室36bにおける気泡の流れもスムーズなもの
にできる。なお、活性炭処理水貯槽32からの活性炭処
理水に混合器46でオゾンを混合して金属膜ろ過装置3
6に供給することも可能である。
装置36にオゾン水を供給し、オゾン水を循環して使用
するため、オゾンの利用効率を高めることができる。ま
た、原水室36bにおける気泡の流れもスムーズなもの
にできる。なお、活性炭処理水貯槽32からの活性炭処
理水に混合器46でオゾンを混合して金属膜ろ過装置3
6に供給することも可能である。
【0038】なお、オゾン水の金属膜ろ過水による副生
成物の問題がなければ、活性炭ろ過塔52を省略し、オ
ゾン水通水工程の処理水をそのまま排水タンクなどに導
入してもよい。また、オゾン水の金属膜ろ過水を活性炭
処理塔26の前段に戻してもよい。
成物の問題がなければ、活性炭ろ過塔52を省略し、オ
ゾン水通水工程の処理水をそのまま排水タンクなどに導
入してもよい。また、オゾン水の金属膜ろ過水を活性炭
処理塔26の前段に戻してもよい。
【0039】また、オゾン接触塔14による処理の前段
に、凝集沈殿や凝集ろ過等の処理を行うことも好適であ
る。さらに、混合器46としては、エジェクタに限ら
ず、各種のインラインミキサが採用でき、また混合槽な
どでもよい。
に、凝集沈殿や凝集ろ過等の処理を行うことも好適であ
る。さらに、混合器46としては、エジェクタに限ら
ず、各種のインラインミキサが採用でき、また混合槽な
どでもよい。
【0040】
【実施例】図1に示す装置において、以下のような条件
で実験を行った。その結果、濁度1〜10度、色度5〜
15度程度の原水に対し、濁度0.1度以下、色度1度
以下の処理水が安定して得られた。また、処理水および
金属膜ろ過装置36の洗浄排水中にクリプトスポリジウ
ム・オーシストは検出されなかった。
で実験を行った。その結果、濁度1〜10度、色度5〜
15度程度の原水に対し、濁度0.1度以下、色度1度
以下の処理水が安定して得られた。また、処理水および
金属膜ろ過装置36の洗浄排水中にクリプトスポリジウ
ム・オーシストは検出されなかった。
【0041】(i)原水:pH7.0〜7.5、濁度1
〜10、色度5〜15度 (ii)オゾン接触塔仕様:滞留時間10分、オゾン注
入量:1〜5mg/L (iii)活性炭処理塔仕様:粒状活性炭使用、ろ過速
度10〜15m/h (iv)金属膜ろ過装置仕様:(a)ろ過体:プリーツ
式平膜、膜厚1.0mm 以下、公称孔径3μm、外圧タイプ、ポリプロピレン
製、ステンレスSUS316L製(b)ろ過方式:全量
ろ過、処理速度(フラックス)30m/d、運転圧力9
8kPa(g)(1.0kgf/cm2)以下
〜10、色度5〜15度 (ii)オゾン接触塔仕様:滞留時間10分、オゾン注
入量:1〜5mg/L (iii)活性炭処理塔仕様:粒状活性炭使用、ろ過速
度10〜15m/h (iv)金属膜ろ過装置仕様:(a)ろ過体:プリーツ
式平膜、膜厚1.0mm 以下、公称孔径3μm、外圧タイプ、ポリプロピレン
製、ステンレスSUS316L製(b)ろ過方式:全量
ろ過、処理速度(フラックス)30m/d、運転圧力9
8kPa(g)(1.0kgf/cm2)以下
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属膜ろ過に活性炭処理水にオゾンを注入したオゾン含
有水を供給することができる。活性炭処理水は、多くの
有機物が除去されており、ここにオゾンを供給すること
で、有効なオゾンを十分含むオゾン含有水を生成するこ
とができる。そこで、これを金属膜ろ過に供給すること
で、金属膜ろ過における金属膜をオゾン含有水に接触す
ることができ、金属膜に捕捉されたクリプトスポリジウ
ム・オーシストなどの病原性微生物を効果的に不活性化
させることができる。従って、その後において金属膜を
洗浄して発生する洗浄排水には活性のある病原性微生物
などが含まれず、系外に排出しても環境が汚染されるこ
とを防止できる。
金属膜ろ過に活性炭処理水にオゾンを注入したオゾン含
有水を供給することができる。活性炭処理水は、多くの
有機物が除去されており、ここにオゾンを供給すること
で、有効なオゾンを十分含むオゾン含有水を生成するこ
とができる。そこで、これを金属膜ろ過に供給すること
で、金属膜ろ過における金属膜をオゾン含有水に接触す
ることができ、金属膜に捕捉されたクリプトスポリジウ
ム・オーシストなどの病原性微生物を効果的に不活性化
させることができる。従って、その後において金属膜を
洗浄して発生する洗浄排水には活性のある病原性微生物
などが含まれず、系外に排出しても環境が汚染されるこ
とを防止できる。
【図1】 実施形態の装置の全体構成を示す図である。
14 オゾン接触塔、26 活性炭処理塔、36 金属
膜ろ過装置、46 混合器。
膜ろ過装置、46 混合器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 510 C02F 1/50 510B 520 520C 531 531R 540 540B 550 550C 560 560B 560E 1/78 ZAB 1/78 ZAB 9/00 502 9/00 502E 502H 502R 503 503A 504 504E Fターム(参考) 4D006 GA06 GA07 HA72 HA93 HA95 KA12 KB12 KB30 KC03 KC21 KD19 KD21 MA03 MC02 MC23 NA39 PB04 PB24 4D024 AA05 AB04 BA02 BC01 CA01 DB02 DB05 DB24 4D050 AA02 AB06 AB11 BB02 BD02 BD06 CA06 CA09 CA12
Claims (2)
- 【請求項1】 原水をオゾン処理し、得られたオゾン処
理水を活性炭処理し、得られた活性炭処理水を金属膜ろ
過装置によりろ過する水処理方法であって、 金属膜ろ過装置に供給する活性炭処理水にオゾンを間欠
的に供給し、得られたオゾン含有水を金属膜ろ過装置に
供給することを特徴とする水処理方法。 - 【請求項2】 原水をオゾン処理するオゾン処理装置
と、 得られたオゾン処理水を活性炭処理する活性炭処理装置
と、 得られた活性炭処理水を金属膜によりろ過する金属膜ろ
過装置と、 金属膜ろ過装置のろ過膜に捕捉されている病原性微生物
を不活性化させるためのオゾン含有水供給装置と、を有
したことを特徴とする水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054116A JP2001239137A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 水処理方法および水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054116A JP2001239137A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 水処理方法および水処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001239137A true JP2001239137A (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18575409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000054116A Pending JP2001239137A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 水処理方法および水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001239137A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2265728A1 (es) * | 2004-09-10 | 2007-02-16 | Universidad De Granada | Sistema de eliminacion de microcontaminantes organicos de las aguas mediante el uso de ozono y carbon activado. |
JP2009226345A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Metawater Co Ltd | 膜ろ過装置の逆洗方法および装置 |
WO2012137576A1 (ja) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | パナソニック株式会社 | 浄水装置 |
WO2012137570A1 (ja) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | パナソニック株式会社 | 浄水装置 |
JP2015160172A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | オルガノ株式会社 | 水処理装置および水処理方法 |
WO2018087384A1 (de) * | 2016-11-14 | 2018-05-17 | Va Tech Wabag Gmbh | Aufbereitung von abwasser zu trinkwasser mittels ozon |
-
2000
- 2000-02-29 JP JP2000054116A patent/JP2001239137A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012137570A1 (ja) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | パナソニック株式会社 | 浄水装置 |
JP2012217925A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Panasonic Corp | 浄水装置 |
CN103459325A (zh) * | 2011-04-08 | 2013-12-18 | 松下电器产业株式会社 | 净水装置 |
CN103459329A (zh) * | 2011-04-08 | 2013-12-18 | 松下电器产业株式会社 | 净水装置 |
CN103459325B (zh) * | 2011-04-08 | 2014-11-26 | 松下电器产业株式会社 | 净水装置 |
JP2015160172A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | オルガノ株式会社 | 水処理装置および水処理方法 |
WO2018087384A1 (de) * | 2016-11-14 | 2018-05-17 | Va Tech Wabag Gmbh | Aufbereitung von abwasser zu trinkwasser mittels ozon |
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