JP2001238761A - 車両用アームレスト構造 - Google Patents

車両用アームレスト構造

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JP2001238761A
JP2001238761A JP2000051934A JP2000051934A JP2001238761A JP 2001238761 A JP2001238761 A JP 2001238761A JP 2000051934 A JP2000051934 A JP 2000051934A JP 2000051934 A JP2000051934 A JP 2000051934A JP 2001238761 A JP2001238761 A JP 2001238761A
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JP
Japan
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armrest
opening
trunk
link
moving path
Prior art date
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JP2000051934A
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English (en)
Inventor
Joji Kurihara
穣司 栗原
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部をトランクスルーと共用にしても、ト
ランクスルー機能を低下させずに済み、且つアームレス
トの裏面に上質な表面材を用いずに済む車両用アームレ
スト構造を提供する。 【解決手段】 アームレスト5をシートクッション2上
に置いた下降状態にすることにより、開口部4の開口面
積が広がるため、トランクスルーとしての機能が向上す
る。アームレスト5の上面には、表面5aが現れること
になるため、裏面5bの表皮材は、廉価なもので良く、
コストの面で有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用アームレ
スト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤシートのシートバックに開
口部を形成し、そこにアームレストを収納した構造のも
のがある(類似技術として、実開平4−56054号公
報参照)。このアームレストの下端部は、開口部の内面
に対して回転自在に軸支されている。そして、アームレ
ストを前側へ回転させることにより、シートクッション
から離間した所定高さで略水平状態に保持され、アーム
レストの上面に乗員の腕を載せることができる。アーム
レストをシートクッションから離間させた所定高さ位置
に保持しているのは、乗員が腕を載せて寛ぐのに最適だ
からであり、アームレストを単にシートクッションの上
に置いただけの状態では、低過ぎて使用感が良くない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな車両用アームレスト構造にあっては、シートバック
の開口部をアームレストの収納だけに使用する場合は問
題ないが、この開口部をトランクスルーとして共用する
と、トランクスルーとしての機能に支障をきたすことに
なる。すなわち、トランクスルーは、シートバックに形
成した開口部を介して、車室内とトランクルームとを連
通状態にすることにより、車室内からトランクルーム内
の物を出し入れしたり、トランクルームと車室内との両
方にまたがってスキー板等の長尺物を載せたりできるよ
うにするものであるが、前述のように、アームレストの
位置が高いと、アームレストがトランクスルー用の開口
面積を狭めてしまい、トランクスルーとしての機能が低
下することになる。
【0004】また、アームレストを前側へ回動させた際
に現れる上面が、アームレストの「裏面」であるため、
その裏面も表面側同様に肌触りの良い上質の表皮材で形
成する必要があり、その分、コストの面で不利になって
いる。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、開口部をトランクスルーと共
用にしても、トランクスルー機能を低下させずに済み、
且つアームレストの裏面に上質な表面材を用いずに済む
車両用アームレスト構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、リヤシートのシートバックにトランクスルー用の開
口部を形成し、該開口部の後方に位置するトランクルー
ムのフロア面に上端部が開口部内に延びるリンクの下端
部を回転自在に軸支し、開口部内に収納されたアームレ
ストの側面に該アームレストの長手方向に略沿う移動路
を形成すると共に該移動路にリンクの上端部を回動自在
且つ移動自在に軸支し、前記リンクを前側へ倒すことに
より、アームレストが表面を上に向けた状態でシートク
ッションから離間した所定高さで略水平に保持される使
用状態と、アームレストがシートクッション上に置かれ
た下降状態とが得られるようになっている。ここで、
「長手方向に略沿う移動路」とは、直線状及び湾曲状、
或いは一部が曲げられた状態を問わず、アームレストの
上端部を基本的に長手方向に沿う「向き」に導き得る方
向性の移動路を意味している。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、トランク
スルーとして使用する場合に、アームレストをシートク
ッション上に置いた下降状態にすることにより、アーム
レストの位置が低くなって、開口部の開口面積が広がる
ため、トランクスルーとしての機能が向上する。また、
下降状態及び使用状態において、アームレストの上面に
は、今まで車室内側に露出していた「表面」がそのまま
現れることになり、裏面が車室内側に現れることはない
ため、その裏面の表皮材は廉価なもので良く、コストの
面で有利である。
【0008】請求項2に記載の発明は、移動路の下端が
アームレスト下端の表面側角部近くに位置している。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、移動路の
下端が、アームレストを下降状態にした際に、最も開口
部から近くなるアームレスト下端の表面側角部近くに位
置しているため、トランクルーム側から延ばすリンクの
長さが短くて済む。
【0010】請求項3に記載の発明は、移動路がアーム
レストの側面に形成した溝部である。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、移動路が
アームレストの側面に形成した溝部で、アームレストの
側面から出っ張らないため、アームレストの側面と開口
部の内面との隙間を小さくすることができ、両者間にフ
リクションを得る面においても、見映えの面においても
好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図6に基づいて説明する。図中、符号1は、自
動車のベンチ式のリヤシートで、シートクッション2
と、シートバック3とから形成されている。シートバッ
ク3は、その左右両端部が、車体両側の図示せぬ内壁に
固定されている。そして、このシートバック3の中央部
には、シートクッション2の位置よりも若干高い位置に
長方形状の開口部4が形成されている。この開口部4に
より、車室内RとトランクルームTとは、連通した状
態、即ちトランクスルー状態となる。尚、シートバック
3の後方に、トランクルームTとの仕切壁が形成されて
いる構造もあるが、その場合は、その仕切壁に開口部4
に相応する形状の開口部が形成される。
【0013】この開口部4内には、開口部4に略相応す
るサイズのアームレスト5が収納されている。このアー
ムレスト5は、収納された状態で、シートバック3と同
一の表面5aを形成し、そこに乗員が座れるようになっ
ている。このアームレスト5は、表面5aのみ肌触りの
良い上質の表皮材で形成され、裏面5bは、廉価な表皮
材で形成されている。
【0014】このアームレスト5は、トランクルームT
のフロア面に取付けられた概略L形のリンク6を介して
開口部4内に取付けられている。すなわち、トランクル
ームTのフロア面には、リンク6の下端部が回動自在に
取付けられていると共に、このリンク6の上端部は、開
口部4内まで延びている。そして、アームレスト5の側
面には、「移動路」としての湾曲した溝部7が形成され
ており、この溝部7にリンク6の上端部が回動自在且つ
移動自在に軸支されている。アームレスト5の側面に形
成された溝部7は、側面から出っ張らないため、アーム
レスト5と開口部4の内面との間には、リンク6分の隙
間しか生ぜず、見映えの面で好ましい。尚、開口部4の
内面に柔軟性をもたせ、リンク6を介在したまま、アー
ムレスト5の側面との間にある程度のフリクションをも
たせるようにしても良い。
【0015】そして、溝部7は、湾曲しているため、両
端部がアームレスト5の表面5a側の各角部K1、K2
に接近した湾曲形状を呈しており、中間が最も裏面5a
側となる。そして、リンク6の下端部及び上端部は、そ
れぞれトランクルームTやアームレスト5に対して回動
自在になっているが、その回動支点には、図示せぬロッ
ク機構が設けられており、任意の角度で固定することも
できる。そして、このアームレスト5は、通常のものと
は異なり、下端側から手前に引き出す構造なので、下端
にリップ8(図1参照)が縫い付けてある。
【0016】次に、この実施形態の作用を説明する。
【0017】通常時(図1・図4参照):通常時は、ア
ームレスト5は、シートバック3の開口部4内に収納さ
れ、アームレスト5の表面5aが、シートバック3と同
一面を形成している。そして、この状態では、リンク6
の上端部と下端部とは共にロックされている。従って、
アームレスト5が収納されているシートバック3の中央
部にも乗員が座ることができる。また、開口部4がアー
ムレスト5により塞がれていることにより、トランクル
ームT内の騒音が車室内R内に侵入することはない。
【0018】アームレスト使用時(図2・図5参照):
そして、アームレスト5を使用する場合には、リンク6
のロックを解除し、アームレスト5のリップ8を手で引
っ張って回転させる。下端のリップ8を引っ張るため、
リンク6の上端部及び下端部を回転させながら、また上
端部を溝部7内で移動させながら、アームレスト5は、
下端が前側に出る状態で回転し、そして、アームレスト
5がシートクッション2から離反した所定高さで略水平
な使用状態になった際にリンク6をロックする。この状
態では、アームレスト5の一部が開口部4の底面に載っ
た状態となり、表面5aが上向き状態となる。従って、
乗員は、このような使用状態におけるアームレスト5の
上面に腕を載せて寛ぐことができる。アームレスト5を
使用状態にした際に、露出するのは表面5aだけなの
で、裏面5bが廉価な表皮材でも問題ない。
【0019】トランクスルー使用時(図3・図6参
照):開口部4をトランクスルー用として使用する場合
には、リンク6のロックを解除して、アームレスト5を
更に前側へ引き出し、シートクッション2の上面に載せ
た下降状態にする。このようにすることにより、アーム
レスト5は、前記使用状態よりも位置が低くなり、開口
部5の開口面積が広がるため、その分、トランクスルー
としての機能が向上する。そして、この下降状態におい
ても、アームレスト5の表面5aが上向きになるため、
裏面5bが廉価な表皮材でも問題ない。
【0020】また、この実施形態では、溝部7の下端
を、開口部4から最も近い角部K1に位置させているた
め、リンク6の長さを最小限にすることができ、リンク
6を製造する上においても好ましく、またリンク8の露
出部分が少なくなるため見映えの面においても好まし
い。尚、この実施形態では、リンク6の上端部は、通常
状態、使用状態、下降状態に変化する過程において、溝
部7の中央付近から下端までの間でしか移動せず、溝部
7の上端側は使用されていないが、必要に応じて、溝部
7の上端側を使用することにより、アームレスト5を開
口部4からトランクルームT側へ入れても良い。
【0021】以上の実施形態では、シートバック3の途
中高さ位置に開口部4を形成し、開口部4の下方にシー
トバック3の一部を残した状態にしたが、その残した一
部に相当する部分を、シートクッション2の後端を上側
に折り曲げることにより形成する構造にしても良い。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、トランクスルーとし
て使用する場合に、アームレストをシートクッション上
に置いた下降状態にすることにより、アームレストの位
置が低くなって、開口部の開口面積が広がるため、トラ
ンクスルーとしての機能が向上する。また、下降状態及
び使用状態において、アームレストの上面には、今まで
車室内側に露出していた「表面」がそのまま現れること
になり、裏面が車室内側に現れることはないため、その
裏面の表皮材は廉価なもので良く、コストの面で有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る通常状態のリヤシー
トを示す斜視図。
【図2】図1のアームレストの使用状態を示すリヤシー
トの斜視図。
【図3】図2のアームレストの下降状態を示すリヤシー
トの斜視図。
【図4】図1の通常状態のリヤシートを示す断面図。
【図5】図2のアームレストの使用状態を示すリヤシー
トの断面図。
【図6】図3のアームレストの下降状態を示すリヤシー
トの断面図。
【符号の説明】
1 リヤシート 2 シートクッション 3 シートバック 4 開口部 5 アームレスト 6 リンク 7 溝部(移動路) 8 リップ R 車室内 T トランクルーム K1、K2 角部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤシートのシートバックに、トランク
    スルー用の開口部を形成し、該開口部の後方に位置する
    トランクルームのフロア面に上端部が開口部内に延びる
    リンクの下端部を回転自在に軸支し、 開口部内に収納されたアームレストの側面に、該アーム
    レストの長手方向に略沿う移動路を形成すると共に該移
    動路にリンクの上端部を回動自在且つ移動自在に軸支
    し、 前記リンクを前側へ倒すことにより、アームレストが表
    面を上に向けた状態でシートクッションから離間した所
    定高さで略水平に保持される使用状態と、アームレスト
    がシートクッション上に置かれた下降状態とが得られる
    ようになっていることを特徴とする車両用アームレスト
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用アームレスト構
    造であって、 前記移動路の下端が、アームレスト下端の表面側角部近
    くに位置していることを特徴とする車両用アームレスト
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の車両用ア
    ームレスト構造であって、 前記移動路が、アームレストの側面に形成した溝部であ
    ることを特徴とする車両用アームレスト構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461605B1 (ko) * 2002-05-01 2004-12-14 기아자동차주식회사 차량용 리어 암레스트
US7152899B2 (en) 2005-02-03 2006-12-26 Toyota Technical Center Usa, Inc. Automotive trunk pass-through for reclining rear seat
US10774575B2 (en) 2015-07-31 2020-09-15 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Bamberg Control system for a motor-displaceable cargo compartment device of a motor vehicle
US11384589B2 (en) 2011-12-21 2022-07-12 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Hallstadt Control system

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KR100461605B1 (ko) * 2002-05-01 2004-12-14 기아자동차주식회사 차량용 리어 암레스트
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US10774575B2 (en) 2015-07-31 2020-09-15 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Bamberg Control system for a motor-displaceable cargo compartment device of a motor vehicle

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