JP2001080421A - 車室内後方構造 - Google Patents

車室内後方構造

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JP2001080421A
JP2001080421A JP26095599A JP26095599A JP2001080421A JP 2001080421 A JP2001080421 A JP 2001080421A JP 26095599 A JP26095599 A JP 26095599A JP 26095599 A JP26095599 A JP 26095599A JP 2001080421 A JP2001080421 A JP 2001080421A
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JP
Japan
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seat
seat back
movable
rear seat
slide plate
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JP26095599A
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Seiji Yamamoto
誠二 山本
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リクライニング角度の変化にかかわらずリヤ
シート後方の外観品質を向上する。 【解決手段】 シートバック16をリクライニングさせ
ると、右側スライドプレート22は、先端の係合凹部3
2がシートバック16の係合バー34に回転可能に連結
されているため、シートバック16とともに前後方向に
移動するようになっている。また、シートバック16の
回転によって、シートバック16と右側スライドプレー
ト22との連結点P1が、点P2、P3に示す様に下方
向にも移動するが、中央スライドレール52における側
面視円弧状のガイド部58に、右側スライドプレート2
2の後端部22Cに形成したフック40が案内され、右
側スライドプレート22は図1の二点鎖線及び一点鎖線
で示すように前端部22Aが下方に移動しつつ後方へ移
動するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内後方構造に
係り、特に、自動車等の車両のリクライニング機構を有
するリヤシートの後方に適用される車室内後方構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両のリクライニング
機構を有するリヤシートの後方に適用される車室内後方
構造の一例が実開昭58−25751号に示されてい
る。
【0003】図7に示される如く、この車室内後方構造
では、リヤシート100のシートバック102のリクラ
イニング角度の変化に追従して伸縮するサブパッケイジ
トレイ104がパッケイジトレイ106の一端に設けら
れており、シートバック102のリクライニング角度が
図7の実線の位置から二点鎖線の位置へ変化した場合に
は、サブパッケイジトレイ104がシートバック102
の回転に合わせて図7の実線の位置から二点鎖線の位置
へ水平方向へ移動することで、サブパッケイジトレイ1
04とシートバック102との間に間隙が発生しないよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
室内後方構造では、サブパッケイジトレイ104に所定
の剛性を持たせるために、サブパッケイジトレイ104
を剛体で構成している。また、サブパッケイジトレイ1
04及びパッケイジトレイ106が略水平に配設されて
いるため、サブパッケイジトレイ104の移動方向は前
後方向となっている。従って、円弧状の移動軌跡となる
シートバック102のリクライニング角度の変化に対し
て常にサブパッケイジトレイ104の先端104Aが、
シートバック102の背面102Aに当接する構成とす
るためには、リクライニングさせていない通常使用状態
(図7の実線の状態)におけるシートバック102のサ
ブパッケイジトレイ104との当接位置Pを、シートバ
ック102の背面上端102Bから下方へ下がった位置
に設定する必要がある。即ち、リクライニングさせてい
ない通常使用状態(図7の実線の状態)におけるシート
バック102のサブパッケイジトレイ104との当接位
置Pを、シートバック102の背面上端102Bに設定
した場合には、リクライニングさせた場合に、シートバ
ック102の背面上端102Bが、サブパッケイジトレ
イ104の下方に移動してしまう。このため、この車室
内後方構造では、シートバック102のサブパッケイジ
トレイ104との当接位置Pと、シートバック102の
背面上端102Bとに上下方向の段差が発生するため、
リヤシート後方の外観品質が低下する。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、リクライニン
グ角度の変化にかかわらずリヤシート後方の外観品質を
向上できる車室内後方構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
車室内後方構造は、リクライニング機構を有するリヤシ
ートの後方に配設され前記リヤシートの後方の部位を覆
う固定覆い部材と、該固定覆い部材と前記リヤシートの
シートバックとの間を覆い、後端部に前記固定覆い部材
との後部連結手段を有し、前端部に前記リヤシートのシ
ートバックとの前部連結手段を有する可動覆い部材と、
前記固定覆い部材に設けられ、前記可動覆い部材をその
前端部を上下方向に移動しつつ前後方向へ移動可能に支
持する案内手段と、を有することを特徴とする。
【0007】従って、リヤシートのシートバックを前後
方向へ回転させると、前端部がリヤシートのシートバッ
クに連結された可動覆い部材は、シートバックと共に、
前後方向に移動する。この際、シートバックの回転によ
って、シートバックと可動覆い部材との連結点が上下方
向にも移動するが、案内手段の働きによって、可動覆い
部材は前端部が上下方向に移動しつつ前後方向へ移動で
きる。この結果、シートバックを立てた状態でシートバ
ックの背面の上端部に可動覆い部材との連結点を設定し
ても、全てのリクライニング角度においてシートバック
の背面の上端部に可動覆い部材の前端部が隙間無く連結
した状態になる。このため、リクライニング角度の変化
にかかわらずリヤシート後方の外観品質を向上できる。
【0008】請求項2記載の本発明は請求項1記載の車
室内後方構造において、前記案内手段は前記可動覆い部
材の支持部材に形成された側面視円弧状のガイド部であ
って、前記可動覆い部材は後端部が前記ガイド部に沿っ
て移動する側断面円弧状の板状部材であることを特徴と
する。
【0009】従って、リヤシートのシートバックを前後
方向へ回転させると、前端部がリヤシートのシートバッ
クに連結された側断面円弧状の板状部材である可動覆い
部材は、シートバックとともに前後方向に移動する。こ
の際、シートバックの回転によって、シートバックと可
動覆い部材との連結点が上下方向にも移動するが、側断
面円弧状の板状部材である可動覆い部材の後端部が、可
動覆い部材の支持部材に形成された側面視円弧状のガイ
ド部に沿って前後方向へ移動するので、可動覆い部材は
前端部が上下方向に移動しつつ前後方向へ移動できる。
この結果、シートバックを立てた状態でシートバックの
背面の上端部に可動覆い部材との連結点を設定しても、
全てのリクライニング角度においてシートバックの背面
の上端部に可動覆い部材の前端部が隙間無く連結した状
態になる。このため、リクライニング角度の変化にかか
わらずリヤシート後方の外観品質を向上できる。また、
案内手段と可動覆い部材とを簡単な構成とすることがで
きる。
【0010】請求項3記載の本発明の車室内後方構造
は、リクライニング機構を有するリヤシートの後方に配
設され前記リヤシートの後方の部位を覆う固定覆い部材
と、該固定覆い部材と前記リヤシートのシートバックと
の間を覆い、後端部に前記固定覆い部材との後部連結手
段を有し、前端部に前記リヤシートのシートバックとの
前部連結手段を有する可動覆い部材と、前記可動覆い部
材の車幅方向端部に形成され、前記可動覆い部材が連結
されたシートバックと隣接するシートバックとのリクラ
イニング角度が異なる場合に、前記各シートバックの間
に側面視において発生する隙間を閉塞する側面閉塞部
と、を有することを特徴とする。
【0011】従って、隣接する2つのシートバックのリ
クライニング角度が異なる場合に、各シートバックの間
に側面視において発生する隙間を、可動覆い部材の車幅
方向端部に形成した側面閉塞部によって閉塞することが
できる。この結果、隣接するリヤシートのリクライニン
グ角度の変化にかかわらずリヤシート後方の外観品質を
向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の車室内後方構造の一実施
形態を図1〜図6に従って説明する。
【0013】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0014】図2に示される如く、本実施形態の車体1
0では、リヤシートが右側リヤシート12と左側リヤシ
ート14とに2分割されており、右側リヤシート12の
シートバック16と左側リヤシート14のシートバック
18は、互いに独立して前後方向へ回転可能となってい
る。
【0015】リヤシート12、14の各シートバック1
6、18の後方には固定覆い部材としてのパッケージト
レイトリム20が配設されており、パッケージトレイト
リム20はリヤシート12、14の後方の部位を覆って
いる。なお、パッケージトレイトリム20の下方には、
所定の間隔を開けてアッパバックパネル21が配設され
ている。
【0016】右側リヤシート12のシートバック16と
パッケージトレイトリム20との間の部位は、可動覆い
部材としての右側スライドプレート22で覆われてお
り、左側リヤシート14のシートバック18とパッケー
ジトレイトリム20との間の部位は、可動覆い部材とし
ての左側スライドプレート24で覆われている。
【0017】図1に示される如く、右側スライドプレー
ト22は剛性の高い(変形し難い)樹脂材等からなる基
材26と、基材26の意匠面側に配設された表皮28と
で構成されており、側断面円弧状の板状部材となってい
る。基材26の前端下部には、前部連結手段としての左
右一対の係合突起30が形成されており、これらの係合
突起30には、下方側から上端部が円弧状に拡径された
係合凹部32が形成されている。また、これらの係合凹
部32には、シートバック16に固定された左右一対の
断面円形の棒材から成る係合バー34がそれぞれ係合さ
れており、右側スライドプレート22の前端部22A
は、係合バー34の軸回りに相対回転回転可能に係合さ
れている。
【0018】係合バー34は、シートバックフレーム3
8の上部38Aに固定されており、シートバック16の
背面上端部に形成された段部16A内に配設されてい
る。また、右側スライドプレート22の前端部22A
は、略下方へ向けて湾曲しており、先端部22Bが、段
部16Aの前壁部16Bに当接している。従って、右側
スライドプレート22の前端部22Aによって、段部1
6Aが覆われており、即ち、シートバック16の背面上
端部と右側スライドプレート22の前端部22Aとの連
結部に上下方向の段差が無く、外観品質が良くなってい
る。
【0019】図3に示される如く、右側スライドプレー
ト22の後端部22Cの下面側には、後部連結手段とし
ての左右一対のフック40が形成されており、これらの
フック40の前後方向から見た形状はコ字状となってい
る。また、右側スライドプレート22における車幅方向
端部(左右両端部)には、側面閉塞部42、44が形成
されている。これらの側面閉塞部42、44はそれぞれ
後方側42B、44Bから前方側42A、44Aへ向か
って上下方向の幅が徐々に広くなっており、図2に示さ
れる如く、右側リヤシート12のシートバック16に対
して左側リヤシート14のシートバック18のリクライ
ニング角度が大きい場合に、側面閉塞部44が各シート
バック16、18の間に側面視において発生する隙間を
閉塞するようになっている。
【0020】図2に示される如く、パッケージトレイト
リム20の下面側には、右側スライドプレート22と左
側スライドプレート24の支持部材としての中央スライ
ドレール52、右スライドレール54及び図6に示す左
スライドレール56が配設されている。
【0021】図4に示される如く、中央スライドレール
52は、右側部と左側部にそれぞれ側面視円弧状のガイ
ド部58、60を備えており、右側のガイド部58に、
図3に示す右側スライドプレート22のフック40が係
合している。ガイド部58とガイド部60との間には、
それぞれに隙間62、64を開けて縦壁部66が形成さ
れており、隙間62内を図3に示す右側スライドプレー
ト22の側面閉塞部44が移動するようになっている。
【0022】縦壁部66の上端部には、前後方向中間部
に凸部68Aを有する板状の上側取付部68が形成され
ており、この上側取付部68には、前後方向に所定の間
隔を開けて取付クリップ70と取付クリップ72が形成
されている。なお、取付部68の後部は傾斜部68Bと
なっており、傾斜部68Bの後端部は、ガイド部58、
60の各後端部に連結されている。また、ガイド部58
における縦壁部66側の端部には、下方へ向けて縦壁部
74が形成されており、ガイド部60における縦壁部6
6側の端部には、下方へ向けて縦壁部76が形成されて
いる。さらに。縦壁部66、74、76の各下端部は底
板部78に連結されており、この底板部78には、前後
方向に所定の間隔を開けて下側取付部80、82が形成
されている。
【0023】図1に示される如く、中央スライドレール
52における上側取付部68の凸部68Aは、パッケー
ジトレイトリム20の下面に当接しており、取付クリッ
プ70と取付クリップ72は、パッケージトレイトリム
20の下面に形成された係合部84、86にそれぞれ係
合されている。また、中央スライドレール52における
下側取付部80はアッパバックパネル21の前端上部2
1Aに当接しており、下側取付部82に形成された係合
溝82A(図4参照)には、アッパバックパネル21の
上面に形成した係合突起21Bに係合している。
【0024】なお、詳細な説明は省略するが、図2に示
される如く、左側スライドプレート24は、車幅方向の
長さが若干長いが右側スライドプレート22と同様な構
成となっている。また、図5に示される如く、右スライ
ドレール54は、中央スライドレール52において、右
側のガイド部58と縦壁部74を除いた構成となってお
り、図6に示される如く、左スライドレール56は、中
央スライドレール52において、左側のガイド部60と
縦壁部76を除いた構成となっている。
【0025】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0026】上記構成の本実施形態では、例えば、図1
に二点鎖線及び一点鎖線で示される如く、右側リヤシー
ト12のシートバック16を車両後方向へ回転(リクラ
イニング)させると、右側スライドプレート22は、前
端部22Aに形成した係合凹部32がシートバック16
の背面上端部に形成された段部16A内の係合バー34
に回転可能に連結されているため、係合バー34と係合
凹部32とが相対的に回転しながら右側スライドプレー
ト22は、シートバック16とともに後方に移動する。
【0027】この際、シートバック16の回転によっ
て、シートバック16と右側スライドプレート22との
連結点P1(図1参照)が、点P2、P3に示す様に下
方にも移動するが、中央スライドレール52における側
面視円弧状のガイド部58及び右スライドレール54の
側面視円弧状のガイド部に沿って、右側スライドプレー
ト22の後端部22Cに形成されたフック40が移動す
る。この結果、右側スライドプレート22は図1の二点
鎖線及び一点鎖線で示すように前端部22Aが下方に移
動しつつ後方へ移動する。なお、右側リヤシート12の
シートバック16を車両前方向へ回転した場合には、右
側スライドプレート22は前記説明と逆方向となる前方
へ移動する。
【0028】従って、右リヤシート12のシートバック
16を前後方向へ回転した場合に、シートバック16の
背面上端部と右側スライドプレート22の前端部22A
との位置関係が上下方向に変化することがない。即ち、
シートバック16を立てた状態(図1の実線の状態)
で、シートバック16の背面上端部に右側スライドプレ
ート22の前端部22Aを連結しても、全てのリクライ
ニング角度において、右側スライドプレート22の前端
部22Aによって、段部16Aが覆われており、シート
バック16の背面上端部と右側スライドプレート22の
前端部22Aとの連結部に上下方向の段差が無い状態に
なる。このため、リクライニング角度の変化にかかわら
ずリヤシート後方の外観品質を向上できる。
【0029】なお、左側リヤシート14のシートバック
18と左側スライドプレート24においても同様な作用
効果が得られれる。
【0030】また、本実施形態では、中央スライドレー
ル52、右スライドレール54及び左スライドレール5
6における各ガイド部58、60を側面視円弧状とし、
これらのガイド部58、60に側断面円弧状の板状部材
となっている右側スライドプレート22及び左側スライ
ドプレート24の後端部に形成したフック40を移動可
能に係合した構成としたため、構成が簡単である。
【0031】また、本実施形態では、図2に示される如
く、右側リヤシート12のシートバック16に対して左
側リヤシート14のシートバック18のリクライニング
角度が大きい場合に、右側スライドプレート22の側面
閉塞部44によって、各シートバック16、18の間に
側面視において発生する隙間を閉塞することができる。
この結果、隣接するリヤシートのリクライニング角度の
変化にかかわらずリヤシート後方の外観品質を向上でき
る。
【0032】なお、左側リヤシート14のシートバック
18に対して右側リヤシート12のシートバック16の
リクライニング角度が大きい場合にも、左側スライドプ
レート24の側面閉塞部によって、同様な作用効果が得
られれる。
【0033】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記本実施形態では、右側スライドプレ
ート22の前端部22Aに形成した係合凹部32をシー
トバック16の背面上端部に形成された段部16A内の
係合バー34に回転可能に連結した構成としたが、これ
に代えて、右側スライドプレート22の前端部22Aの
みを湾曲可能なゴム材等の弾性部材で構成し、シートバ
ック16の背面上端部に形成された段部16Aに固定し
た構成としても良い。また、上記実施形態における側面
閉塞部42、44には、図7に示される様な従来構造の
可動覆い部材としてのサブパッケイジトレイ104に形
成しても良いとともに、シート材等からなり巻取り又は
折り畳み可能とされた可動覆い部材に形成しても良い。
また、上記本実施形態では、リヤシートを2分割した
が、本発明の車室内後方構造は、リヤシートを3分割以
上に分割した構成にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車室内後方構造
は、リクライニング機構を有するリヤシートの後方に配
設されリヤシートの後方の部位を覆う固定覆い部材と、
固定覆い部材とリヤシートのシートバックとの間を覆
い、後端部に固定覆い部材との後部連結手段を有し、前
端部にリヤシートのシートバックとの前部連結手段を有
する可動覆い部材と、固定覆い部材に設けられ、可動覆
い部材をその前端部を上下方向に移動しつつ前後方向へ
移動可能に支持する案内手段と、を有するため、リクラ
イニング角度の変化にかかわらずリヤシート後方の外観
品質を向上できるという優れた効果を有する。
【0035】請求項2記載の本発明は請求項1記載の車
室内後方構造において、案内手段は可動覆い部材の支持
部材に形成された側面視円弧状のガイド部であって、可
動覆い部材は後端部がガイド部に沿って移動する側断面
円弧状の板状部材であるため、請求項1記載の効果に加
えて、案内手段と可動覆い部材とを簡単な構成とするこ
とができるという優れた効果を有する。
【0036】請求項3記載の本発明の車室内後方構造
は、リクライニング機構を有するリヤシートの後方に配
設されリヤシートの後方の部位を覆う固定覆い部材と、
固定覆い部材とリヤシートのシートバックとの間を覆
い、後端部に固定覆い部材との後部連結手段を有し、前
端部にリヤシートのシートバックとの前部連結手段を有
する可動覆い部材と、可動覆い部材の車幅方向端部に形
成され、可動覆い部材が連結されたシートバックと隣接
するシートバックとのリクライニング角度が異なる場合
に、各シートバックの間に側面視において発生する隙間
を閉塞する側面閉塞部と、を有するため、隣接するリヤ
シートのリクライニング角度の変化にかかわらずリヤシ
ート後方の外観品質を向上できるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿った拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車室内後方構造の要
部を示す車両斜め前方内側から見た一部を断面とした斜
視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車室内後方構造のス
ライドプレートを示す車両斜め前方内側から見た斜視図
である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車室内後方構造の中
央スライドレールを示す車両斜め前方内側から見た斜視
図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る車室内後方構造の右
側スライドレールを示す車両斜め前方内側から見た斜視
図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る車室内後方構造の左
側スライドレールを示す車両斜め前方内側から見た斜視
図である。
【図7】従来の実施形態に係る車室内後方構造を示す概
略側断面図である。
【符号の説明】
12 右側リヤシート 14 左側リヤシート 16 右側リヤシートのシートバック 18 左側リヤシートのシートバック 20 パッケージトレイトリム(固定覆い部材) 21 アッパバックパネル 22 右側スライドプレート(可動覆い部材) 24 左側スライドプレート(可動覆い部材) 30 右側スライドプレートの係合突起(前部連結手
段) 32 係合突起の係合凹部 34 係合バー 40 右側スライドプレートのフック(後部連結手
段) 42 右側スライドプレートの側面閉塞部 44 右側スライドプレートの側面閉塞部 52 中央スライドレール(支持部材) 54 右スライドレール(支持部材) 56 左スライドレール(支持部材) 58 ガイド部(案内手段) 60 ガイド部(案内手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リクライニング機構を有するリヤシート
    の後方に配設され前記リヤシートの後方の部位を覆う固
    定覆い部材と、 該固定覆い部材と前記リヤシートのシートバックとの間
    を覆い、後端部に前記固定覆い部材との後部連結手段を
    有し、前端部に前記リヤシートのシートバックとの前部
    連結手段を有する可動覆い部材と、 前記固定覆い部材に設けられ、前記可動覆い部材をその
    前端部を上下方向に移動しつつ前後方向へ移動可能に支
    持する案内手段と、 を有することを特徴とする車室内後方構造。
  2. 【請求項2】 前記案内手段は前記可動覆い部材の支持
    部材に形成された側面視円弧状のガイド部であって、前
    記可動覆い部材は後端部が前記ガイド部に沿って移動す
    る側断面円弧状の板状部材であることを特徴とする請求
    項1記載の車室内後方構造。
  3. 【請求項3】 リクライニング機構を有するリヤシート
    の後方に配設され前記リヤシートの後方の部位を覆う固
    定覆い部材と、 該固定覆い部材と前記リヤシートのシートバックとの間
    を覆い、後端部に前記固定覆い部材との後部連結手段を
    有し、前端部に前記リヤシートのシートバックとの前部
    連結手段を有する可動覆い部材と、 前記可動覆い部材の車幅方向端部に形成され、前記可動
    覆い部材が連結されたシートバックと隣接するシートバ
    ックとのリクライニング角度が異なる場合に、前記各シ
    ートバックの間に側面視において発生する隙間を閉塞す
    る側面閉塞部と、 を有することを特徴とする車室内後方構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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