JP2001238327A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2001238327A
JP2001238327A JP2000046419A JP2000046419A JP2001238327A JP 2001238327 A JP2001238327 A JP 2001238327A JP 2000046419 A JP2000046419 A JP 2000046419A JP 2000046419 A JP2000046419 A JP 2000046419A JP 2001238327 A JP2001238327 A JP 2001238327A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からかかった水によって電気配線部に支
障がより確実に生じないようにする。 【解決手段】 接続体14を収容した本体11とロアカ
バー12とを、外枠部16の下端縁16bとロアカバー
12に設けた溝22との間に第1環状パッキン23を介
在させて組み合わせる。又、本体11とアッパカバー1
3とを、外枠部16の上端縁16aとアッパカバー13
に設けた溝25との間に第2環状パッキン26を介在さ
せて組み合わせる。さらに、本体11には、第2環状パ
ッキン26の内側で電装品装着面14aを包囲するよう
に形成され、内部に浸入した水をロアカバー12の内側
に排出する水抜き空間20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水構造を備えた
電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に搭載されているリレーボ
ックス、ヒューズボックス等の電気接続箱には、図4,
5に示すように、本体40と、この本体40の上側に装
着されるアッパカバー41と、同じく下側に装着される
ロアカバー42とを備えたものがある。このような電気
接続箱は、車内配線のワイヤハーネスにリレー等の電装
品を接続する接続体43が、本体40内に設けられてい
る。尚、各カバー41,42は、本体40に対し公知の
弾性係止機構によって開閉可能な状態で固定される。
【0003】接続体43には、その上側にリレー等の電
装品を装着するための電装品装着部43aが形成され、
その下側にワイヤハーネスのコネクタが接続されるコネ
クタ装着部43bが形成されている。
【0004】電気接続箱にかかった水が内部に浸入して
電装品装着部43a及びコネクタ装着部43bにまで達
すると、電気回路部に短絡等の障害が発生する可能性が
ある。このため、本体40の内側に、接続体43を包囲
する水抜き空間44が設けられている。
【0005】水抜き空間44は、本体40とアッパカバ
ー41との組み合せ部から内部に浸入した水を下方に落
とすことで電装品装着部43aまで達しないようにす
る。水抜き空間44の下方に落とされた水は、その底面
に設けられた水抜き孔45からロアカバー42の内側に
排出され、ロアカバー42に設けられた図示しない水抜
き孔から外部に排出される。従って、本体40とアッパ
カバー41との組み合せ部から内部に水が浸入しても、
接続体43の電装品装着部43aまで水が達することは
なく、電気配線部に支障が生じることはない。
【0006】又、外部からかかった水が内部に浸入しな
いようにするために、図6に示す電気接続箱50では、
本体51とアッパカバー52との組み合せ部、及び、本
体51とロアカバー53との組み合せ部に、それぞれ環
状パッキン54,55を介在させている。この電気接続
箱50では、環状パッキン54,55によって外部から
かかった水を内部に浸入させないようにすることで、接
続体56の電装品装着部56a及びコネクタ装着部56
bに水が達しないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成樹
脂によって形成される接続体43,56及び各カバー4
1,52には成形歪み、経時的な変形等があり、又、弾
性係止機構によって本体40,51に固定されることで
発生する変形がある。その結果、図4,5に示す電気接
続箱では、各カバー41,42と本体40との組み合わ
せ部に部分的な隙間ができる場合がある。この場合、外
部から電気接続箱に強い勢いで水がかかると、水がこの
隙間から内部に浸入し、水抜き空間44を越えて電装品
装着部43aまで達する虞がある。
【0008】又、図6に示す電気接続箱50では、各カ
バー52,53と本体51との間で環状パッキン54,
55に加わる圧力が周上で部分的に不足する可能性があ
る。この場合、電気接続箱にかかった水が、環状パッキ
ン54,55によって十分に密封されていない部分を通
過して内部に浸入し、電装品装着部56aまで達する虞
がある。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、外部からかかった水
によって電気配線部に支障がより確実に生じないように
することができる電気接続箱を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、電装品が装着される電装
品装着部を上側に備えた接続体部を内側に有する本体
と、該本体に対し上側から組み合されるアッパカバー
と、該本体に対し下側から組み合されるロアカバーとを
備えた電気接続箱において、前記本体と前記ロアカバー
とは、その第1組み合わせ部を密封する第1環状パッキ
ンを介在した状態で組み合され、前記本体と前記アッパ
カバーとは、その第2組み合わせ部を密封する第2環状
パッキンを介在した状態で組み合され、前記本体は、前
記第2組み合わせ部の内側で前記電装品装着部を包囲す
るように形成され、該第2組み合わせ部から内部に浸入
した水を前記第1組み合わせ部の内側で前記ロアカバー
の内側に排出する水抜き空間を備えている電気接続箱で
ある。
【0011】本発明によれば、外部から電気接続箱に水
がかかったとき、本体とロアカバーとの第1組み合わせ
部を密封する第1環状パッキンと、本体とアッパカバー
との第2組み合わせ部を密封する第2環状パッキンとに
よって内部への浸入が規制される。本体又はアッパカバ
ーの変形等の要因により、第2環状パッキンの周上のど
こかの部分を通過して第2組み合わせ部から内部に浸入
した水は、電装品装着部を包囲するように設けられた水
抜き空間の下方に落ちる。又、第1環状パッキンの周上
のどこかの部分を通過して第1組み合わせ部から内部に
浸入した水は、電装品装着面に達することなく直接ロア
カバーの内側に落ちる。従って、外部から電気接続箱に
かかった水が内部に勢い良く浸入することがなく、万が
一内部に浸入した水は接続体部の電装品装着部まで達す
ることなく外部に排出される。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記電装品装着部に形成された電装品
装着孔の開口部は、前記水抜き空間の外側壁面を形成す
る前記本体の外枠部の上端縁よりも高い位置に配置され
ていることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、請求項1に記載の発明の
作用に加えて、本体とアッパカバーとの第2組み合わせ
部から内部に浸入した水は、水抜き部の外側壁面を形成
する本体の外枠部の上端縁から水抜き空間に落ち、外枠
部の上端縁よりも高い位置にある電装品装着部に達し難
い。従って、本体とアッパカバーとの組み合わせ部から
内部に浸入した水は、より一層確実に電装品装着部まで
達し難い。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記本体は、該本体の外側を形成する
枠体と、該枠体の内側に支持される接続体とからなり、
前記枠体は、前記水抜き空間の外側壁面を形成する前記
外枠部と、前記接続体を内側に支持する筒状に形成され
るとともに前記水抜き空間の内側壁面を形成する支持枠
部からなり、該支持枠部は、その上端縁が前記外枠部の
上端縁よりも高い位置に形成され、前記接続体は、前記
電装品装着孔の開口部が該支持枠部の上端縁よりも高い
位置となるように前記枠体に支持されていることを特徴
とする。
【0015】本発明によれば、請求項2に記載の発明の
作用に加えて、別体で形成された枠体と接続体とによっ
て本体が構成される。本体とアッパカバーとの第2組み
合わせ部から内部に浸入した水は、外枠部の上端縁より
も高い位置にある支持枠部の上端縁に達し難く、さら
に、支持部の上端縁よりも高い位置に配置された電装品
装着部の各装着孔の開口部までより一層達し難い。従っ
て、本体とアッパカバーとの組み合わせ部から内部に浸
入した水は、さらに一層確実に電装品装着部まで達し難
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよう
に、電気接続箱10は、本体11、ロアカバー12及び
アッパカバー13を備えている。尚、説明の便宜上、図
1における上下方向を電気接続箱10の上下方向として
説明する。
【0017】本体11は、筒状の枠体15と、この枠体
15の内側に設けられる接続体部としての接続体14と
を備えている。接続体14は、車両内配線の図示しない
ワイヤハーネスにリレー等の複数の電装品Dを接続する
ためのものである。
【0018】図1,2,3に示すように、前記枠体15
は、本体11の外壁を形成する外枠部16と、その内側
に設けられた支持枠部17とを備える。支持枠部17の
上端縁17aは、外枠部16の上端縁16aよりも高い
位置に配置されている。支持枠部17は、外枠部16の
内側面に設けられた複数のリブ18によって支持されて
いる。そして、外枠部16と支持枠部17との間には、
底部が閉塞された環状の水抜き空間20が形成されてい
る。水抜き空間20は、支持枠部17の下部に形成され
た複数の水抜き孔21によって、本体11の下側に組み
合されるロアカバー12の内側に連通される。
【0019】支持枠部17の内側には、前記接続体14
を着脱可能に支持する一対の支持部19A,19Bが一
体に形成されている。支持部19Aは、略長方形に形成
された支持枠部17の内側部においてその長手方向に直
交する両内側面のうちの一方の内側面上に形成されてい
る。一方、支持部19Bは、同じく他方の内側面よりで
前記長手方向に平行な両内側面間を連絡する連絡部17
bにおいて前記支持部19A側の内側面上に形成されて
いる。そして、両支持部19A.19Bは、前記接続体
14を着脱可能にその両側で支持するように形成されて
いる。
【0020】枠体15の下端縁には、水抜き空間20の
底面に沿った環状に形成され、下向きに開口する溝22
が形成されている。即ち、溝22は、水抜き空間20に
対し上下方向に重なる状態で形成されている。溝22内
には、ロアカバー12との間に介在される第1環状パッ
キン23が組み付けられている。
【0021】枠体15は、合成樹脂によって一体成形さ
れ、上下方向に組み合される雄雌両金型だけで形成され
ている。このため、枠体15では、上下で重なる位置に
設けられた水抜き空間20及び溝22に対し、水抜き空
間20の内側壁面を形成する支持枠部17の下部に水抜
き孔21が設けられている。このことにより、本体11
は、ロアカバー12が外側に張り出さないように形成さ
れている。
【0022】前記接続体14は、公知の構成であって、
例えば、積層された複数のバスバー配線板と、この積層
体の上側に組み付けられた電装品装着板と、積層体の下
側に組み付けられたコネクタ装着板とからなる。そし
て、電装品装着板の上面には、それぞれ電装品Dが装着
される図示しない複数の電装品装着孔を備えた電装品装
着部としての電装品装着面14aが形成されている。各
電装品装着孔は、その開口部が電装品装着面14a上に
形成されている。又、コネクタ装着板の下面には、ワイ
ヤハーネスの図示しないコネクタが装着される図示しな
い複数のコネクタ装着孔を備えたコネクタ装着面14b
が形成されている。各コネクタ装着孔は、その開口部が
コネクタ装着面14b上に形成されている。
【0023】そして、前記両支持部19A,19Bは、
電装品装着面14aが支持枠部17の上端縁17aより
も高い位置となるように接続体14を支持する。従っ
て、電装品装着面14aに形成された各電装品装着孔の
開口部は、外枠部16の上端縁16aよりも高い位置に
配置される。
【0024】また、前記水抜き孔21は、コネクタ装着
面14bよりも低い位置でロアカバー12の内側に連通
するように形成されている。即ち、水抜き孔21は、コ
ネクタ装着面14b上に形成された各コネクタ装着孔の
開口部よりも低い位置でロアカバー12より内側に連通
されている。
【0025】前記ロアカバー12は、図1に示すよう
に、上側が開口する箱状に形成されている。そして、ロ
アカバー12は、本体11に対し下側から、その上端縁
12aが溝22内で第1環状パッキン23の下側面に当
接する状態で組み合される。ロアカバー12は、図示し
ない公知の弾性係止機構によって取り外し可能な状態で
本体11に対し固定される。ロアカバー12の底面12
bには、水を外部に排出するための水抜き部24が設け
られている。本実施の形態では、本体11の溝22と、
ロアカバー12の上端縁12aとが第1組み合わせ部を
構成する。
【0026】また、前記アッパカバー13は、下側が開
口する箱状に形成されている。アッパカバー13には、
その下端縁に沿って下向きに開口する環状の溝25が設
けられている。溝25には、本体11の外枠部16との
間に介在される第2環状パッキン26が組み付けられて
いる。そして、アッパカバー13は、本体11に対し上
側から、外枠部16の上端縁16aが溝25内で第2環
状パッキン26の下側面に当接する状態で組み合され
る。尚、アッパカバー13は、ロアカバー12と同様
に、図示しない公知の弾性係止機構によって取り外し可
能な状態で本体11に対し固定される。本実施の形態で
は、外枠部16の上端縁16aと、アッパカバー13の
溝25とが第2組み合わせ部を構成する。
【0027】以上のように構成された電気接続箱10に
外部から水がかかったとき、組み合された本体11の溝
22とロアカバー12の上端縁12aとの間に介在され
た第1環状パッキン23によって第1組み合わせ部から
内部への水の浸入が防止される。又、外枠部16の上端
縁16aとアッパカバー13の溝25との間に介在され
た第2環状パッキン26によって第2組み合わせ部から
内部への水の浸入が防止される。
【0028】本体11又はアッパカバー13の変形等の
要因により、第2環状パッキン26の周上のどこかの部
分を通過して内部に浸入した水は、接続体14の電装品
装着面14aを包囲するように設けられた水抜き空間2
0の下方に落ちる。そして、水抜き空間20の底部に落
ちた水は各水抜き孔21からロアカバー12の内側に排
出され、水抜き部24から外部に排出される。又、本体
11とロアカバー12との第1組み合わせ部に設けられ
た第1環状パッキン23の周上のどこかの部分を通過し
て内部に浸入した水は、電装品装着面14aに達するこ
となく直接ロアカバー12の内側に落ち、水抜き部24
から外部に排出される。
【0029】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に記載の各効果を得ることができる。 (a) 本実施の形態では、接続体14を内側に備えた
本体11とロアカバー12とを、枠体15の下端縁に沿
って設けた溝22とロアカバー12の上端縁12aとの
間に第1環状パッキン23を介在して組み合わせた。
又、本体11とアッパカバー13とを、外枠部16の上
端縁16aとアッパカバー13の下端縁に沿って設けた
溝25との間に第2環状パッキン26を介在して組み合
わせた。さらに、本体11には、第2環状パッキン26
の内側で電装品装着面14aを包囲し、第2環状パッキ
ン26を通過して浸入した水をロアカバー12の内側に
排出する水抜き空間20を設けた。
【0030】従って、外部から電気接続箱10にかかっ
た水が本体11の内部に浸入することがない。又、万が
一内部に水が浸入しても、接続体14の電装品装着面1
4aまで達することなく外部に排出される。その結果、
外部からかかった水によって電気配線部に支障がより確
実に生じないようにすることができる。
【0031】(b) 加えて本実施の形態では、各電装
品装着孔の開口部が形成された電装品装着面14aを、
水抜き空間20の外壁を形成する外枠部16の上端縁1
6aよりも高い位置に配置した。従って、万が一本体1
1とアッパカバー13との組み合わせ部から水が浸入し
ても電装品装着面14aまでより一層確実に達すること
がないので、より一層確実に電気配線部に支障が生じな
いようにすることができる。
【0032】(c) 加えて本実施の形態では、接続体
14を内側に支持するとともに水抜き空間20の内側壁
面を形成する支持枠部17を本体11に設け、この支持
枠部17の上端縁17aを外枠部16の上端縁16aよ
りも高い位置に配置した。そして、電装品装着面14a
が支持枠部17の上端縁17aよりも高い位置に配置さ
れるように接続体14を支持した。従って、本体11と
アッパカバー13との組み合わせ部から内部に浸入した
水がさらに一層確実に電装品装着面14aまで達するこ
とがないので、さらに一層確実に電気配線部に支障が生
じないようにすることができる。
【0033】(d) さらに本実施の形態では、水抜き
孔21を、各コネクタ装着孔の開口部が形成されたコネ
クタ装着面14bよりも低い位置でロアカバー12の内
側に連通するように形成した。従って、本体11とアッ
パカバー13との組み合わせ部から内部に浸入した水が
コネクタ装着面14bに確実に達しないので、コネクタ
装着面14b上の電気配線部に支障が確実に生じないよ
うにすることができる。
【0034】(e) 加えて本実施の形態では、水抜き
空間20と溝22とが上下で重なるように本体11を形
成し、水抜き空間20の内壁を形成する支持枠部17に
水抜き孔21を設けた。従って、ロアカバー12が本体
11よりも外側に張り出さないようにしながら、上下方
向に組み合される雌雄金型だけで本体11を成形するこ
とができる。又、本体11を、上下方向に組み合される
雌雄両金型だけで成形することができる。
【0035】以下、上記実施の形態以外の実施の形態を
列挙する。 ・ 上記実施の形態では、本体11に、水抜き空間20
の内側壁面を形成する支持枠部17を設け、この支持枠
部17の内側に本体11と別体で形成した接続体14を
支持した。これを、支持枠部17を設けず、外枠部16
に直接固定された接続体自体が水抜き空間20の内側壁
面を形成するようにしてもよい。この場合であっても、
電装品装着面14aを外枠部16の上端縁16aよりも
高い位置に配置することによって、内部に浸入した水が
より一層確実に電装品装着面14aまで達し難いように
することができる。。
【0036】また、この場合において、さらに接続体を
外枠部と一体で形成した接続体部としてもよい。 ・ 上記実施の形態では、外枠部16の上端縁16aが
同一の水平面内に位置するようにしたが、上端縁16a
の高さが一定範囲内で変化する場合であってもよい。こ
の場合、支持枠部17の上端縁17aを、対応する位置
にある外枠部16の上端縁16aよりも高い位置に配置
するようにすればよい。この構成であっても、内部に浸
入した水が、より一層確実に電装品装着面14aまで達
し難いようにすることができる。。
【0037】・ 上記実施の形態では、水抜き空間20
と溝22とが上下で重なるように本体11を形成し、水
抜き空間20の内側壁面を形成する支持枠部17に水抜
き孔21を設けた。これを、水抜き空間20と溝22と
が上下で重ならないように本体11を形成し、水抜き空
間20の底面を形成する外枠部16と支持枠部17との
連結部に水抜き孔21を設けてもよい。
【0038】・ 上記実施の形態では、枠体15を一体
成形したが、別体で形成した支持枠部17及び外枠部1
6を組み合せて形成してもよい。 ・ 上記実施の形態では、外枠部16の上端縁16aと
アッパカバー13の下端縁に沿って設けた溝25とを組
み合せるようにした。これを、外枠部16の外側面に、
水平面の周上で閉じるように形成したつば部の周縁に沿
ってその上面に設けたリブと、アッパカバー13の溝2
5を組み合せるようにしてもよい。この構成では、水抜
き空間20の外壁を形成する外枠部16の上端縁16a
が、本体11とアッパカバー13との組み合わせ部より
も高い位置となるので、この組み合わせ部から内部に浸
入した水が、さらに一層確実に電装品装着面14aまで
達し難いようにすることができる。
【0039】・ 上記実施の形態では、接続体14を、
積層された複数のバスバー配線板と、電装品装着板と、
コネクタ装着板とからなるものとした。これを、1枚の
単体の上面に複数の電装品装着孔を備えた電装品装着面
が形成され、下面に各電装品装着孔に対応するコネクタ
装着孔を備えたコネクタ装着孔が形成された接続板とし
てもよい。
【0040】・ 接続体14に装着される電装品Dは、
リレーに限らず、例えばヒューズであってもよい。以
下、前述した各実施の形態から把握される技術的思想を
その効果とともに記載する。
【0041】(1) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記接続体部の下側には電装
品が装着される下側電装品装着部(コネクタ装着面14
b)が形成され、前記水抜き部は、該下側電装品装着部
に形成された電装品装着孔の開口部よりも低い位置で前
記ロアカバーの内側に連通している。このような構成に
よれば、本体とアッパカバーとの第1組み合せ部から内
部に浸入して水抜き空間から下方に落ちた水が下側電装
品装着部に達しないので、接続体部の下面に設けられた
電気配線部に支障が確実に生じないようにすることがで
きる。
【0042】(2) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記水抜き空間と前記第1組
み合わせ部とは上下で重なるように形成され、該水抜き
空間はその内壁に設けられた水抜き孔を介して前記ロア
カバーの内側に連通されている。このような構成によれ
ば、ロアカバーが本体よりも外側に張り出さないように
しながら、上下方向に組み合される雌雄金型だけで本体
を成形することができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、外部から電気接続箱にかかっ
た水によって電気配線部に支障がより確実に生じないよ
うにすることができる。
【0044】加えて請求項2に記載の発明によれば、よ
り一層確実に電気配線部に支障が生じないようにするこ
とができる。加えて請求項3に記載の発明によれば、さ
らに一層確実に電気配線部に支障が生じないようにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の電気接続箱を示す縦断面図。
【図2】 本体の平面図。
【図3】 本体の縦断面図。
【図4】 従来の電気接続箱を示す斜視図。
【図5】 同じく縦断面図。
【図6】 別の従来の電気接続箱を示す縦断面図。
【符号の説明】
10…電気接続箱、11…本体、12…ロアカバー、1
2a…第1組み合わせ部を構成する上端部、13…アッ
パカバー、14…本体を構成する接続体部としての接続
体、14a…電装品装着部としての電装品装着面、15
…本体を構成する枠体、16…枠体を構成する外枠部、
16a…第2組み合わせ部を構成する上端縁、17…枠
体を構成する支持枠部、17a…上端縁、20…水抜き
空間、22…第1組み合わせ部を構成する溝、23…第
1環状パッキン、24…第2環状パッキン、25…第2
組み合わせ部を構成する溝、D…電装品。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品が装着される電装品装着部を上側
    に備えた接続体部を内側に有する本体と、該本体に対し
    上側から組み合されるアッパカバーと、該本体に対し下
    側から組み合されるロアカバーとを備えた電気接続箱に
    おいて、 前記本体と前記ロアカバーとは、その第1組み合わせ部
    を密封する第1環状パッキンを介在した状態で組み合さ
    れ、前記本体と前記アッパカバーとは、その第2組み合
    わせ部を密封する第2環状パッキンを介在した状態で組
    み合され、 前記本体は、前記第2組み合わせ部の内側で前記電装品
    装着部を包囲するように形成され、該第2組み合わせ部
    から内部に浸入した水を前記第1組み合わせ部の内側で
    前記ロアカバーの内側に排出する水抜き空間を備えてい
    る電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記電装品装着部に形成された電装品装
    着孔の開口部は、前記水抜き空間の外側壁面を形成する
    前記本体の外枠部の上端縁よりも高い位置に配置されて
    いる請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記本体は、該本体の外側を形成する枠
    体と、該枠体の内側に支持される接続体とからなり、 前記枠体は、前記水抜き空間の外側壁面を形成する前記
    外枠部と、前記接続体を内側に支持する筒状に形成され
    るとともに前記水抜き空間の内側壁面を形成する支持枠
    部からなり、 該支持枠部は、その上端縁が前記外枠部の上端縁よりも
    高い位置に形成され、前記接続体は、前記電装品装着孔
    の開口部が該支持枠部の上端縁よりも高い位置となるよ
    うに前記枠体に支持されている請求項2に記載の電気接
    続箱。
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