JP2001236545A - ホッパー型コイン払出し装置におけるコイン搬送用ディスクローターの補強構造 - Google Patents

ホッパー型コイン払出し装置におけるコイン搬送用ディスクローターの補強構造

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JP2001236545A JP2000047750A JP2000047750A JP2001236545A JP 2001236545 A JP2001236545 A JP 2001236545A JP 2000047750 A JP2000047750 A JP 2000047750A JP 2000047750 A JP2000047750 A JP 2000047750A JP 2001236545 A JP2001236545 A JP 2001236545A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂製ディスクローター本体の表面が金属
材のコインと摺擦して、不正な凹凸状態に変形してしま
うおそれを防止する。 【解決手段】合成樹脂製ディスクローター本体(40)
の中心部と周縁部との相互中間帯域に、複数のコイン受
け入れ孔(50)を全体的な放射対称分布型として開口
形成し、そのコイン受け入れ孔(50)の隣り合う相互
間から後方弯曲翼(52)の複数を裏向きに突設したコ
イン搬送用ディスクローター(R)において、上記コイ
ン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間へ全体的な放射
対称分布型に点在する複数の金属材から成るディスクロ
ーター用補強骨(55)を、その表面が悉くディスクロ
ーター本体(40)の表面とほぼ同じ高さとして露呈す
る抜け止め状態に植え込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスロットマシンや両
替機、各種商品の自動販売機などに内蔵設置されて、必
要な枚数のコイン(メダルやその他の擬似コインも含
む。)を払い出すためのホッパー型コイン払出し装置に
おけるコイン搬送用ディスクローターの補強構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のホッパー型コイン払出し装置に
おけるコイン搬送用ディスクローターの補強構造につい
ては、実開平2−38657号と特開平6−18753
3号並びに特開平10−240993号が提案されてい
る。
【0003】そのうち、後二者の公知発明が何れも合成
樹脂製コイン搬送用ディスクローターの裏面から突出し
た後方弯曲翼片(仕切り壁やコイン送り片)の各個を、
金属材料によって部分的に補強しているに反し、前者の
公知考案ではその合成樹脂製コイン搬送用ディスクロー
ター(回転体)の表面全体を金属材料により補強してい
る点で、本発明に最も近似すると考えられる。
【0004】つまり、その実開平2−38657号考案
の構成では、回転体(3)の上部側円盤(3A)が塑性
加工されたステンレス鋼板の表面側接触部(31)と、
熱可塑性プラスチックの裏面側補充部(32)とから接
着剤などを介して結合一体化されており、その表面側接
触部(31)をメダル(M)の転接や摺接に耐えるもの
となす一方、裏面側補充部(32)によって軽量化を図
るようになっている。
【0005】更に、上記回転体(3)を軽量化するた
め、その裏面側補充部(32)と同じプラスチックのリ
ング状板部(3B)を、上部側円盤(3A)の裏面へ接
着剤により付属一体化させてもいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知考
案の構成によれば、リング状板部(3B)と上部側円盤
(3A)の裏面側補充部(32)とを各別に製造するた
めの合成樹脂成形金型のみならず、その上部側円盤(3
A)の表面側接触部(31)を製造するための特別な板
金プレス加工金型も必要となり、更にその板金プレス加
工金型を用いて、円形のステンレス鋼板に対する貫通孔
(3a)の打ち抜き加工と、その貫通孔(3a)の開口
縁部に被覆させる裏方向への絞り成形とを行なわなけれ
ばならないので、上部側円盤(3A)の表面側接触部
(31)に裏面側補充部(32)を、その裏面側補充部
(32)にリング状板部(3B)を各々接着剤などによ
り結合一体化する必要があることとも相俟って、その回
転体(3)の製造工程上著しく煩雑となり、量産効果を
発揮させることができない。
【0007】特に、上部側円盤(3A)に複数として開
口分布する各貫通孔(3a)の開口縁部へ、表面側接触
部(31)を密着状態に被覆させるべく、そのステンレ
ス鋼板を高精度に絞り成形することや、その表面側接触
部(31)の表面全体をリング状板部(3B)の裏面と
平行する高精度な平面に仕上げることは著しく困難であ
って、不良品が発生しやすく、万一これらの精度不足が
少しでもあると、メダル(M)をその貫通孔(3a)へ
確実・円滑に受け入れ搬送することができなくなる。
【0008】又、ホッパー型コイン払出し装置の機種毎
に回転体(3)自身の大きさが変ったり、或いは適用す
るコインの大きさに応じて、その上部側円盤(3A)に
開口分布する貫通孔(3a)の大きさや個数が変ったり
した場合、上記表面側接触部(31)となるステンレス
鋼板の打抜き加工並びに絞り成形も対応的に変える必要
があり、その塑性加工上ますます煩雑となる。各種回転
体(3)に対応する互換性又は汎用性を発揮させること
ができないのである。
【0009】更に、プラスチックの裏面側補充部(3
2)とステンレス鋼板の表面側接触部(31)とが接着
剤などを介して結合一体化されているため、その回転体
(3)の廃棄上、その異なる材質の表側接触部(31)
と裏面側補充部(32)とを分別処理することが困難で
あり、その各個を再利用することもできない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の改良を企図しており、そのための構成上合成樹脂材
から表面のフラットな円盤型に成形されたディスクロー
ター本体の中心部には表向きに突出する円錐凸子と裏向
きに突出する回転駆動用モーターへの取付ボスを、同じ
く周縁部には表向きに突出するコイン係止フランジを、
上記中心部と周縁部との相互中間帯域には全体的な放射
対称型に開口分布する複数の円形なコイン受け入れ孔を
各々設けると共に、
【0011】同じくディスクローター本体における上記
コイン受け入れ孔の隣り合う相互間からは、回転進行方
向の後面が各コイン受け入れ孔の開口縁部に沿う凹曲面
となり、且つ前面が凸曲面となる後方弯曲翼の複数を裏
向きに突出させたホッパー型コイン払出し装置のコイン
搬送用ディスクローターにおいて、
【0012】上記コイン受け入れ孔の隣り合う相互間に
全体的な放射対称型として点在分布するピンやボール、
その他の金属材から成るディスクローター用補強骨の複
数を、その表面が悉く上記ディスクローター本体の表面
とほぼ同じ高さとして露呈する抜け止め状態に植え込ん
だことを第1の特徴とし、
【0013】又、上記と同じホッパー型コイン払出し装
置のコイン搬送用ディスクローターを対象として、その
コイン受け入れ孔の隣り合う相互間に全体的な放射対称
型として点在分布するピンやボール、その他の金属材か
ら成るディスクローター用補強骨の複数を、その表面が
悉く上記ディスクローター本体の表面とほぼ同じ高さと
して露呈する抜け止め状態に植え込むと共に、
【0014】そのディスクローター用補強骨のP.C.
Dよりも一定量だけ径大なP.C.D上にあって、しか
も上記コイン受け入れ孔の隣り合う相互間に点在分布す
ることにより、ディスクローター本体の回転進行に連れ
てコイン受け入れ孔から送り出されることとなるコイン
に接触し得る金属材から成る後方弯曲翼用補強ピンの複
数を、その裏面が悉く上記後方弯曲翼とほぼ同じ高さと
して突出する一方、その表面が悉く上記ディスクロータ
ー本体の表面とほぼ同じ高さとして露呈する抜け止め状
態に植え込んだことを第2の特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、そのホッパー型コイン払出し装置
の組立状態と分解状態を示した図1〜17において、
(10)は金属板から枠組み一体化された据付け台であ
り、その一定角度(α)だけ傾斜する開口表面には平面
視のほぼ正方形な金属ベースプレート(11)が、上方
から施蓋状態に取り付け固定されている。
【0016】(12)は減速ギヤ機構の内蔵ケース(1
3)を備えたディスクローター回転駆動用モーターであ
り、上記傾斜設置状態に保たれているベースプレート
(11)の裏面へ、吊り下げ固定状態に取り付けられて
いる。(14)は上記モーター(12)の出力軸であ
り、その起立先端部には後述のディスクローター用取付
ボルトを受け入れるネジ孔(15)が穿設されているほ
か、同じく中途高さ位置にはキー(16)が直交状態に
貫通一体化されている。
【0017】尚、上記モーター(12)は図外のセンサ
ーによってコイン(C)の咬み込み現象を検知した時、
そのセンサーからの出力電気信号を受けて、逆転駆動さ
れる可逆モーターである。但し、そのコイン(C)の咬
み込み現象を検知した時には停止し、これを手動操作に
より逆転させた後、再度正転するモーターとして具体化
することも可能である。
【0018】(17)は同じく傾斜設置状態に保たれて
いる上記ベースプレート(11)の表面へ、上方から積
み重ね状態に接合固定された合成樹脂製のローター受け
盤であって、そのベースプレート(11)とほぼ対応す
る大きさ・形状を備えており、これには一定深さ(s)
だけ陥没する円形のローター受け入れ凹溝(G)が区成
されている。
【0019】そして、そのローター受け盤(17)のロ
ーター受け入れ凹溝(G)内へ上方から嵌合されたコイ
ン搬送用ディスクローター(R)が、上記モーター(1
2)により図4、6、7、11、15の時計方向(A)
へ回転(正転)駆動されて、コイン収容ホッパー(1
8)内のコイン(C)を後述のコイン払出し口へ、順次
押し進め搬送するようになっている。
【0020】コイン収容ホッパー(18)は、上記ロー
ター受け入れ凹溝(G)と合致連通する開口底面を備え
た合成樹脂製品であって、その取付座(19)が上記ロ
ーター受け盤(17)の表面へ上方から着脱自在に取り
付け固定されることにより、コイン搬送用ディスクロー
ター(R)を上方への抜け止め状態に拘束する。
【0021】上記ローター受け盤(17)に陥没する円
形なローター受け入れ凹溝(G)は、図4、6、8、1
0の平面図から明白なように、斜め上部位置での部分的
に切り欠かれたほぼC字型の縁取り状態にあり、そのC
字型の中心部にはディスクローター(R)の後述する取
付ボスを逃し入れるボス逃し入れ孔(20)が、同じく
傾斜設置状態の下端円弧部には点在分布する複数の塵埃
排出孔(21)が、各々開口形成されている。
【0022】その場合、1個のボス逃し入れ孔(20)
は上記ローター受け盤(17)とベースプレート(1
1)とを貫通する状態にあるが、複数の塵埃排出孔(2
1)はローター受け入れ凹溝(G)のフラットな溝底面
にのみ開口分布されており、上記ベースプレート(1
1)の対応する下端部に開口形成された1個の大きな円
弧状塵埃排出長孔(22)と悉く連通している。
【0023】又、上記のような平面視のC字型に縁取ら
れたローター受け入れ凹溝(G)のほぼ上半部は、ロー
ター受け盤(17)自身の合成樹脂材から一体成形され
た円弧状の縁取り段面(23)として、その溝底面から
若干の一定高さだけ隆起した状態に維持されている一
方、同じくローター受け入れ凹溝(G)の残る下半部に
は、図5のような別個のステンレス鋼板などの金属材か
ら成る円弧状の縁取り補強面金(24)がその裏側から
の固定ビス(25)によって取り付け一体化されてい
る。
【0024】しかも、上記ローター受け入れ凹溝(G)
の縁取り段面(23)と縁取り補強面金(24)は、図
3、4から示唆されるように、その表面同志の連続する
面一状態にフラット化されている。(26)は縁取り補
強面金(24)の外周面に切り欠き分布された複数の塵
埃排出孔であり、上記ローター受け入れ凹溝(G)の溝
底面に開口する塵埃排出孔(21)と連通している。
【0025】上記合成樹脂製ローター受け盤(17)は
傾斜設置状態にあるため、その塵埃の堆積しやすいロー
ター受け入れ凹溝(G)の下端円弧部において、ロータ
ー受け入れ凹溝(G)の表面がディスクローター(R)
やそのディスクローター(R)により押し進め搬送され
るコイン(C)と摺れ合うことに起因して不正変形した
り、或いは上記塵埃排出孔(21)の開口縁部がここへ
起立姿勢として係止したコイン(C)により削られたり
するおそれを、上記金属材の別個な縁取り補強面金(2
4)によって防止し、その合成樹脂製ローター受け盤
(17)の耐用性を昂める趣旨である。
【0026】但し、このような趣旨を達成できる限りで
は、上記縁取り補強面金(24)をローター受け入れ凹
溝(G)と対応合致する大きなほぼC字型に作成準備し
て、そのローター受け入れ凹溝(G)の上半部も含む全
体の縁取り状態に取り付け固定しても良い。
【0027】(27)は上記ローター受け入れ凹溝
(G)の切り欠き一端部に臨む位置関係として、そのロ
ーター受け盤(17)の表面へ上方から接合固定された
金属板のコイン誘導片、(28)は同じくローター受け
入れ凹溝(G)の切り欠き他端部に臨む位置関係とし
て、上記ローター受け盤(17)に開口形成されたカウ
ントローラー用スライドガイド長孔であり、そのロータ
ー受け盤(17)と上記ベースプレート(11)とを貫
通する楕円形として、ここには図8〜10から明白な通
り、ベースプレート(11)の裏側からカウントローラ
ー用枢支ピン(29)が差し込み垂立されている。
【0028】そして、その枢支ピン(29)に嵌合され
た遊転可能なカウントローラー(30)と、上記固定設
置状態にあるコイン誘導片(27)との向かい合う相互
間隙が、ディスクローター(R)により押し進め搬送さ
れてくるコイン(C)の払出し口(O)として画定され
ているのである。(w)はそのコイン払出し口(O)の
開口幅を示している。
【0029】上記カウントローラー用枢支ピン(29)
は図8、10のように、ほぼ三角形の金属板片から成る
カウントレバー(31)の中途部に垂立一体化されてい
ると共に、そのカウントレバー(31)の基端部が枢支
ビス(32)を介して、上記ベースプレート(11)の
裏面に取り付けられている。
【0030】他方、その枢支ビス(32)を中心として
回動し得るカウントレバー(31)の他端部は、裏向き
のほぼL字型に折り曲げられており、上記ベースプレー
ト(11)から対応的な裏向きに切り起されたストッパ
ー片(33)によって、受け止められるようになってい
る。
【0031】又、(34)は上記コイン払出し口(O)
の開口幅(w)を常時コイン(C)の直径(d)よりも
狭小寸法に制限するため、上記カウントローラー(3
0)をそのコイン払出し口(O)への進出状態に押圧付
勢する引張りコイルバネであって、上記ベースプレート
(11)から裏向きに切り起されたバネ受け片(35)
と、上記カウントレバー(31)の先端部付近との向か
い合う相互間に連繋掛架されている。
【0032】その結果、コイン払出し口(O)を通過し
ようとするコイン(C)は、引張りコイルバネ(34)
の付勢力を受けたカウントローラー(30)と必らず接
触することになり、その払い出し枚数が上記カウントレ
バー(31)の回動作用によって確実にカウントされる
のである。
【0033】更に、(36)は上記ベースプレート(1
1)の裏面へ固定ビス(37)を介して取り付けられた
金属板バネであり、その二叉フォーク状に分岐された先
端部からは2個一対として並列するコイン誘導ピン(3
8)が、一体的に植立されている。(39)はそのコイ
ン誘導ピン用出没孔の対応する2個一対であり、何れも
上記ローター受け盤(17)とベースプレート(11)
との貫通状態に開口分布されている。
【0034】つまり、コイン誘導ピン(38)はベース
プレート(11)の裏側からコイン誘導ピン用出没孔
(39)を通じて、上記ローター受け盤(17)のロー
ター受け入れ凹溝(G)内へ常時コイン(C)の厚みと
ほぼ対応する一定高さ(h)だけ突出する弾圧付勢状態
に保たれており、図4、6から明白なように、上記時計
方向(A)へ回転(正転)するディスクローター(R)
によって、押し進め搬送されてくるコイン(C)を一旦
受け止め、上記コイン払出し口(O)へ方向変換させる
如く誘導するようになっているのである。
【0035】その場合、図7の拡大図から明白なよう
に、上記ディスクローター(R)の正転時に働く各コイ
ン誘導ピン(38)のコイン受け止め面は、ローター受
け入れ凹溝(G)のフラットな溝底面とほぼ直角な垂立
面(38a)をなし、これに反して各コイン誘導ピン
(38)の背面はディスクローター(R)の逆転により
押し進められるコイン(C)を逃すことができるよう
に、その出没孔(39)への沈没しやすく傾斜面又は円
弧面(38b)として造形されている。
【0036】上記コイン搬送用ディスクローター(R)
は合成樹脂材から図11〜17のように一体成形されて
いる。
【0037】即ち、そのディスクローター(R)を抽出
して示した図11〜17において、(40)は上記ロー
ター受け盤(17)に陥没するローター受け入れ凹溝
(G)の深さ(s)とほぼ対応する一定厚みの円盤型に
造形されたディスクローター本体であり、全体的にフラ
ットな表面を有するが、その中心部はコイン(C)を周
縁部との相互中間帯域へ落ち着き転倒させるための円錐
凸子(41)として、表向きに背高く突出されていると
共に、同じく中心部からは上記ボス逃し入れ孔(20)
へ差し込まれる取付ボス(42)が、裏向きに突出され
ている。
【0038】図13、14から明白なように、上記円錐
凸子(41)がディスクローター本体(40)の一定厚
みよりも背高く突出しているに反し、同じくディスクロ
ーター本体(40)の周縁部はコイン係止フランジ(4
3)として、コイン(C)の厚みとほぼ対応する一定高
さ(h)がけ表向きに背低く突出されており、ここにコ
イン(C)の円周面が受け止められるようになってい
る。
【0039】(44)は上記取付ボス(42)に裏向き
開口状態として切り欠かれたキー溝であり、上記モータ
ー(12)の出力軸(14)を貫通するキー(16)と
嵌合される。(45)は上記円錐凸子(41)に表向き
開口状態として穿設されたリング状のバネ受け凹溝であ
り、その内部には圧縮コイルバネ(46)が封入され
る。
【0040】そして、図2、3から明白な通り、その圧
縮コイルバネ(46)を強制的に押え込む如く、ディス
クローター用取付ボルト(47)が上記モーター(1
2)の出力軸(14)に開口するネジ孔(15)へ、表
側から螺入締結されることにより、ディスクローター
(R)がそのモーター(12)の出力軸(14)へ一体
回転し得るように取り付けられるようになっている。
【0041】そのディスクローター(R)が回転中、モ
ーター(12)の出力軸(14)に対して不正に振れ動
くおそれを、上記圧縮コイルバネ(46)の弾撥吸収作
用によって防止する趣旨である。(48)は上記取付ボ
ルト(47)の径大な頭部(49)を沈めるために、上
記円錐凸子(41)に切り欠かれた頭部受け入れ用凹段
面を示している。
【0042】上記ディスクローター本体(40)の中心
部をなす円錐凸子(41)と、同じく周縁部をなすコイ
ン係止フランジ(43)とのフラットな相互中間帯域に
は、複数(図例では合計6個)のコイン受け入れ孔(5
0)が一定のP.C.D(Pitch Circle Diameter)(D
1)を保つ全体的な放射対称型に開口分布されている。
各コイン受け入れ孔(50)はコイン(C)の大きさと
ほぼ対応する円形をなし、その開口上縁部が円錐受皿面
(51)として、コイン(C)を受け入れやすく面取り
加工された状態にある。
【0043】又、(52)は上記コイン受け入れ孔(5
0)の隣り合う相互間に介在する位置関係として、その
ディスクローター本体(40)からコイン(C)の厚み
とほぼ対応する一定高さ(h)だけ、裏向きに突出され
た複数(図例では合計6個)の後方弯曲翼であり、上記
ディスクローター(R)の回転に連れてコイン(C)を
押し進め搬送作用する。
【0044】つまり、その後方弯曲翼(52)の裏向き
突出と相対して、ディスクローター本体(40)の言わ
ば切り欠かれた状態として残るフラットな裏面と、上記
ローター受け盤(17)におけるローター受け入れ凹溝
(G)のフラットな溝底面との向かい合う上下相互間隙
が、コイン(C)の搬送路(P)として機能し得るよう
に画定されているわけである。上記コイン誘導ピン(3
8)がこのコイン搬送路(P)に臨んでいることは、言
うまでもない。
【0045】上記各後方弯曲翼(52)は図16の拡大
図から示唆されるように、そのディスクローター(R)
における回転(正転)進行方向(A)の後面が、各コイ
ン受け入れ孔(50)の開口縁部に沿って弯曲する凹曲
面(53r)となり、且つ同じく前面が凸曲面(53
f)となる先細り形態に延在して、その凸曲面(前面)
(53f)によりコイン(C)を押し進め搬送する。
【0046】しかも、そのディスクローター本体(4
0)の中心部から周縁部に向かう一定長さの先細り形態
として弯曲する各後方弯曲翼(52)の中途部には、上
記コイン搬送路(P)へ突出するコイン誘導ピン(3
8)との干渉を防ぐコイン誘導ピン用逃し凹溝(54)
が切り欠かれており、その切り欠きによって各後方弯曲
翼(52)は図16のように、根元側翼片(52a)と
先端側翼片(52b)との2個に分割されている。
【0047】この点、コイン誘導ピン(38)が上記の
ように並列する2個一対として、ローター受け盤(1
7)のローター受け入れ凹溝(G)内へ一定高さ(h)
だけ突出している関係上、そのコイン誘導ピン用逃し凹
溝(54)もこれらと対応位置する言わば2列として、
各後方弯曲翼(52)の中途部に切り欠かれていること
は勿論である。
【0048】(55)は上記ディスクローター本体(4
0)から裏向きに突出する後方弯曲翼(52)と同じ
く、やはりコイン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間
に介在する位置関係として、そのディスクローター本体
(40)における中心部と周縁部との相互中間帯域へ、
全体的な放射対称分布型に植え込み一体化された複数
(図例では合計6個)のディスクローター用補強骨であ
り、ステンレス鋼やその他の金属材から成る。しかも、
その各補強骨(55)の表面は図13、17から示唆さ
れるように、ディスクローター本体(40)のフラット
な表面とほぼ同じ高さとして、そのディスクローター本
体(40)の表面から露呈する抜け止め状態に保たれて
いる。
【0049】殊更、図11、15から明白なように、そ
の金属材の補強骨(55)は上記ディスクローター本体
(40)の周縁部をなすコイン係止フランジ(43)か
ら、コイン(C)の直径(d)とほぼ等しい一定間隔距
離(L)を保つP.C.D(Pitch Circle Diameter)
(D2)上へ、全体的な放射対称分布型として点在配置
させることが好ましい。
【0050】コイン搬送用ディスクローター(R)は上
記のような合成樹脂製品であり、その回転によるコイン
(C)の押し進め搬送中、コイン収容ホッパー(18)
内に言わば待機中として収容されているコイン(C)の
重量が、ディスクローター(R)の押し下げ荷重として
加わるため、その待機中の金属製コイン(C)によりデ
ィスクローター本体(40)の表面が繰り返し強く摺擦
されて、凹凸状態に不正変形してしまい、コイン(C)
を順次円滑・確実に払い出すことができなくなる。この
ような事態を、上記金属材のディスクローター用補強骨
(55)によって防止する趣旨である。
【0051】上記待機中のコイン(C)はディスクロー
ター(R)の回転遠心力により、その円周面が上記ディ
スクローター本体(40)の周縁部をなすコイン係止フ
ランジ(43)に受け止められ、その言わば突っ張り状
態にあるコイン(C)に対して、コイン収容ホッパー
(18)内から引き続くコイン(C)の押し下げ荷重が
加わる関係上、その突っ張り状態にあるコイン(C)は
ディスクローター本体(40)の中心部へ臨む円周面か
ら沈下する無理な傾斜付勢力を受けることとなり、その
コイン(C)の周縁部によってディスクローター本体
(40)の表面が、特にコイン(C)の直径(d)とほ
ぼ等しい一定間隔距離(L)を保つ上記P.C.D(D
2)上において、切削される如くに陥没してしまいやす
い。
【0052】その予防対策上、上記金属材から成る複数
のディスクローター用補強骨(55)を、そのディスク
ローター本体(40)におけるコイン係止フランジ(4
3)から、コイン(C)の直径(d)とほぼ等しい一定
間隔距離(L)を保つP.C.D(D2)上へ点在分布
状態に植え込むことが好ましい旨として説明したわけで
ある。
【0053】又、各補強骨(55)の表面をディスクロ
ーター本体(40)の表面とほぼ同じ高さとして、その
ディスクローター本体(40)の表面から露呈する抜け
止め状態に植え込んだ理由は、これによって上記コイン
(C)の裏面を受け持ち、ディスクローター本体(4
0)の表面がコイン(C)と摺擦しないように維持する
ためである。
【0054】これを逆説的に言えば、各補強骨(55)
の表面がディスクローター本体(40)の表面よりも低
く沈下していると、そのディスクローター本体(40)
の表面は依然コイン(C)によって摺擦され、陥没する
如く不正変形してしまうおそれがあり、他方各補強骨
(55)の表面がディスクローター本体(40)の表面
よりも高く突出していると、これにコイン(C)が衝当
して、そのディスクローター本体(40)のコイン受け
入れ孔(50)へ円滑・確実に受け入れられなくなる。
【0055】この点、図11〜17の基本実施形態では
上記ディスクローター用補強骨(55)の各個を、径大
な頭部(56)と径小な脚軸部(57)とから成る段付
き形態のピン(55a)として具体化すると共に、その
ステンレス鋼棒のピン(55a)と対応する段付き形態
の植込み孔(58)を、ディスクローター本体(40)
における就中上記P.C.D(D2)上へ点在分布状態
に穿設して、そのディスクローター本体(40)の表側
から各植込み孔(58)の内部へ、上記補強骨(55)
となるピン(55a)を圧入一体化している。
【0056】このような構成を採用するならば、ディス
クローター用補強骨(55)となるピン(55a)とそ
の植込み孔(58)の段差部を位置決めストッパーとし
て、そのピン(55a)を上記径大な頭部(56)の表
面がディスクローター本体(40)の表面とほぼ同じ高
さとなるように、自づと正しく且つ容易に植込み孔(5
8)へ圧入することができ、その植え込み作業上の利便
性にも役立つ。
【0057】但し、そのピン(55a)としては単純ス
トレートな金属製の丸棒や角棒であっても良く、何れに
してもディスクローター本体(40)の表面に露呈する
表面は、図16のような凸曲面(59)として造形する
ことが好ましい。
【0058】そうすれば、そのピン(55a)の表面を
ディスクローター本体(40)の表面より若干背高く突
出する関係状態に植え込んだとしても、これにコイン
(C)が衝当せず、上記凸曲面(59)を滑ることによ
り、ディスクローター本体(40)のコイン受け入れ孔
(50)へ支障なく受け入れられることになるからであ
る。併せて、そのディスクローター本体(40)への植
え込み作業も制約を受けることなく容易に行なえること
となる。
【0059】図18、19はディスクローター用補強骨
(55)の第1変形実施形態を示しており、これから明
白なように、上記植込み孔(58)へ圧入されるピン
(55a)の中途高さ位置を、若干径大な鍔部(60)
として張り出し形成すると共に、その鍔部(60)の外
周面をローレット加工や突き起し加工などにより凹凸粗
面化して、上記植込み孔(58)からの抜け止め状態に
維持しても良い。
【0060】その図18、19から併せて示唆される如
く、頭部(56)の表面を凸曲面(59)として造形す
る代りに、その頭部(56)の角隅位置を面取り加工状
態に形成しても良く、更には上記ピン(55a)として
断面C字型のロールピンなどを採用することも可能であ
る。
【0061】又、図20、21の第2変形実施形態に示
す如く、上記ピン(55a)の中途高さ位置から張り出
す鍔部(60)を、植込み孔(58)へ圧入しやすく抜
け難い下細りの楔型に造形することも考えられる。
【0062】図22、23は同じくディスクローター用
補強骨(55)の第3変形実施形態に係り、その補強骨
(55)としてスチールボール(55b)を採用すると
共に、これをディスクローター本体(40)に穿設した
植込み凹溝(61)内へ、表側から圧入一体化しても良
い。その抜け止め状態に保たれたスチールボール(55
b)の凸曲面(表面)(59)が、上記ディスクロータ
ー本体(40)の表面から露呈することは言うまでもな
い。
【0063】図24、25は上記補強骨(55)の第4
変形実施形態を示しており、これから明白なように、金
属材から成る円筒型のコロや円柱型のニードル(55
c)を採用して、これをディスクローター本体(40)
における中心部と周縁部との相互中間帯域へ、対応的な
一定長さ(Z)として穿設した植込み凹溝(61)内
へ、やはり表側から水平設置状態に圧入一体化すること
も可能である。
【0064】その第3変形実施形態のスチールボール
(55b)と、第4変形実施形態のコロやニードル(5
5c)を採用する場合、上記ディスクローター本体(4
0)への抜け止め状態に保たれる限り、その表面がコイ
ン(C)と擦れ合って、上記植込み凹溝(61)内での
自由自在に転動してもさしつかえない。
【0065】更に、図26〜31は同じく補強骨(5
5)の第5〜7変形実施形態を示しており、その各種か
ら明白なように、ステンレス鋼板などの金属材から断面
倒立U字型や倒立V字型などに折り曲げた板バネ(55
d)として、上記第4変形実施形態と同じくディスクロ
ーター本体(40)に穿設した対応的な一定長さ(Z)
の植込み凹溝(61)内へ、やはり表側からその水平設
置状態に圧入一体化しても良い。
【0066】その場合、上記板バネ(55d)の下端部
や中途部に圧入しやすく抜け難い楔片(62)の一対
を、曲げ起しや突き起しなどのプレス加工により張り出
し形成して、その植込み凹溝(61)からの抜け止め状
態に固定維持することが望ましい。
【0067】尚、第1〜7変形実施形態におけるその他
の構成は上記基本実施形態と実質的に同一であるため、
その図18〜31に図11〜17との対応符号を記入す
るにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0068】図4、6、11〜17の符号(63)は上
記後方弯曲翼(52)の補強ピンを示しており、その複
数(図例ではやはり合計6個)が先端側翼片(52b)
の前端角隅部へ、点在分布状態に植え込み一体化されて
いる。(D3)はその後方弯曲翼用補強ピン(63)の
分布する全体的なP.C.D(Pitch Circle Diameter)
であり、上記ディスクローター用補強骨(55)のP.
C.D(D2)よりも一定量(X)だけ径大に設定され
ていることは、言うまでもない。その後方弯曲翼用補強
ピン(63)のP.C.D(D3)とディスクローター
用補強骨(55)のP.C.D(D2)との相互間に、
上記コイン受け入れ孔(50)のP.C.D(D1)が
介在することとなる。
【0069】しかも、各後方弯曲翼用補強ピン(63)
の裏面は図17のように上記後方弯曲翼(52)とほぼ
同じ一定高さ(h)として、各々ディスクローター本体
(40)から裏向きに突出しており、ディスクローター
(R)における時計方向(A)への回転(正転)進行に
連れて、その回転遠心力により上記コイン受け入れ孔
(50)から送り出されることとなるコイン(C)と接
触し、上記後方弯曲翼(52)の先端側翼片(52b)
が摩耗したり、その前端角隅部から欠けたり、或いは割
れたりするおそれを防止する。
【0070】他方、各補強ピン(63)の表面は上記デ
ィスクローター用補強骨(55)の表面と同じく、ディ
スクローター本体(40)の表面とほぼ同じ高さとし
て、やはりそのローター本体(40)の表面から露呈す
る状態にあり、これによってコイン(C)の裏面を支持
し得るようになっている。その後方弯曲翼用補強ピン
(63)もステンレス鋼棒などの金属材から成るものと
して、ディスクローター(R)自身の補強に兼用されて
いるわけである。
【0071】図示の実施形態では、その後方弯曲翼用補
強ピン(63)が上記ディスクローター用補強骨(5
5)となるピン(55a)と同じく、径大な頭部(6
4)と径小な脚軸部(65)とを備えた段付きの円柱型
として、ディスクローター本体(40)に穿設された対
応する段付き形態の植込み孔(66)へ、やはり表側か
ら圧入一体化されている。しかも、好ましくはその径大
な頭部(64)の表面が凸曲面(67)として造形され
ている。このような構成に伴なう効果は、上記ディスク
ローター用補強骨(55)として採用されたピン(55
a)のそれと同様である。
【0072】上記のように構成された本発明のホッパー
型コイン払出し装置では、コイン搬送用ディスクロータ
ー(R)がその駆動用モーター(12)によって、図
4、6、7、11、15の時計方向(A)へ回転(正
転)されると、コイン収容ホッパー(18)内に収容さ
れている大量のコイン(C)が、1枚づつ自づとディス
クローター本体(40)のコイン受け入れ孔(50)を
通じて、そのローター受け盤(17)のローター受け入
れ凹溝(G)との上下相互間に画定されているコイン搬
送路(P)へ取り込まれ、上記ディスクローター本体
(40)から裏向きに突出している後方弯曲翼(52)
により、上記コイン搬送路(P)内をコイン誘導ピン
(38)に向かって押し進め搬送される。
【0073】そのコイン誘導ピン(38)はコイン搬送
路(P)内に臨みつつも、上記ローター受け盤(17)
のローター受け入れ凹溝(G)に切り欠かれたコイン払
出し口(O)の付近へ対応位置しているため、上記のよ
うに押し進め搬送されてきたコイン(C)は、やがてコ
イン誘導ピン(38)により一旦受け止められて、上記
搬送路(P)からコイン払出し口(O)へ方向を変える
ように誘導され、そのコイン(C)に働くディスクロー
ター(R)の回転遠心力とも相俟って、上記コイン払出
し口(O)から払い出される結果となる。
【0074】上記ディスクローター本体(40)のコイ
ン受け入れ孔(50)内へ受け入れられて、その回転に
よる押し進め搬送中のコイン(C)に対しては、コイン
収容ホッパー(18)内に言わば待機中として収容され
ているコイン(C)の押し下げ荷重が加わるが、その荷
重は上記コイン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間に
点在分布するディスクローター用補強骨(55)の表面
と、更には後方弯曲翼用補強ピン(63)の表面によっ
て受け持たれ、その表面をコイン(C)が滑ることにな
るため、ディスクローター本体(40)の表面がコイン
(C)との摺擦によって、切削されてしまう如く不正な
凹凸状態に変形するおそれはない。
【0075】又、上記押し進め搬送過程での回転遠心力
を受けたコイン(C)は、上記ディスクローター本体
(40)のコイン受け入れ孔(50)から後方弯曲翼
(52)の凸曲面(前面)(53f)に沿って、その後
方弯曲翼用補強ピン(63)と接触し乍ら徐々にコイン
払出し口(O)へ送り出されることとなり、不慮に巻き
込む如く上記コイン受け入れ孔(50)内へ復帰してし
まうおそれがない。このことには、上記ローター受け盤
(17)が一定角度(α)の傾斜設置状態にあって、そ
のローター受け入れ凹溝(G)の斜め上部位置にコイン
払出し口(O)が切り欠かれていることも、効果的に働
くと言える。
【0076】そして、上記コイン払出し口(O)を通過
するコイン(C)の円周面が、そのコイン払出し口
(O)の開口幅(w)を狭小に制限付勢しているカウン
トローラー(30)と必らず接触し、そのカウントレバ
ー(31)を回動作用させることになるため、これによ
りコイン(C)の払い出し枚数が正確にカウントされる
のである。
【0077】尚、上記ディスクローター(R)によるコ
イン(C)の押し進め搬送中、万一コイン(C)の咬み
込み現象が発生した場合には、図外のセンサーによりデ
ィスクローター(R)が反時計方向へ逆転されて、コイ
ン(C)が上記コイン誘導ピン(38)を乗り越えるた
め、その咬み込み現象の解除後に再度ディスクローター
(R)を正転させることにより、上記コイン(C)の払
い出し作用を支障なく続行することができる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明では合成樹脂材か
ら表面のフラットな円盤型に成形されたディスクロータ
ー本体(40)の中心部には表向きに突出する円錐凸子
(41)と裏向きに突出する回転駆動用モーター(1
2)への取付ボス(42)を、同じく周縁部には表向き
に突出するコイン係止フランジ(43)を、上記中心部
と周縁部との相互中間帯域には全体的な放射対称型に開
口分布する複数の円形なコイン受け入れ孔(50)を各
々設けると共に、
【0079】同じくディスクローター本体(40)にお
ける上記コイン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間か
らは、回転進行方向(A)の後面が各コイン受け入れ孔
(50)の開口縁部に沿う凹曲面(53r)となり、且
つ前面が凸曲面(53f)となる後方弯曲翼(52)の
複数を裏向きに突出させたホッパー型コイン払出し装置
のコイン搬送用ディスクローター(R)において、
【0080】上記コイン受け入れ孔(50)の隣り合う
相互間に全体的な放射対称型として点在分布するピンや
ボール、その他の金属材から成るディスクローター用補
強骨(55)の複数を、その表面が悉く上記ディスクロ
ーター本体(40)の表面とほぼ同じ高さとして露呈す
る抜け止め状態に植え込んであるため、冒頭に述べた従
来技術の諸問題を悉く改良できる効果がある。
【0081】即ち、本発明の上記構成によれば、合成樹
脂製ディスクローター本体(40)に開口分布するコイ
ン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間へ、別個な金属
材から成るディスクローター用補強骨(55)の複数
を、その全体的な放射対称分布型として抜け止め状態に
植え込むようになっているため、コイン搬送用ディスク
ローター(R)自身の大きさが変ったり、或いは適用す
るコイン(C)の大きさに応じて、そのコイン受け入れ
孔(50)の大きさや個数が変ったりしても、これに左
右されることなく、言わば同じディスクローター用補強
骨(55)を植え込むことによって、そのディスクロー
ター(R)の補強効果を達成し得ることとなり、汎用性
又は互換性に著しく優れる。
【0082】しかも、上記ディスクローター用補強骨
(55)の複数を、その表面が悉くディスクローター本
体(40)のフラットな表面とほぼ同じ高さとして露呈
する状態に植え込んでいるため、その植え込み作業を誰
でも容易に正しく行なえるほか、上記ディスクローター
本体(40)の表面に露呈した補強骨(55)の表面
が、コイン(C)の滑り動くことを許容しつつも、その
裏面を確実に受け持つ結果、ディスクローター本体(4
0)の表面が上記金属材のコイン(C)に強く摺擦され
て、不正な凹凸状態に変形してしまうおそれもない。
【0083】又、請求項2の構成によれば、その後方弯
曲翼用補強ピン(63)の裏面がコイン(C)と接触し
て、後方弯曲翼(52)の摩耗や欠損などを防止し得る
ほか、同じく補強ピン(63)の表面がディスクロータ
ー(R)自身の補強にも兼用機能し、上記ディスクロー
ター用補強骨(55)と相俟ってますます合理的にディ
スクローター(R)を補強できる効果がある。
【0084】特に、請求項3の構成を採用するならば、
ディスクローター本体(40)の周縁部をなすコイン係
止フランジ(43)から、コイン(C)の直径(d)と
ほぼ等しい一定間隔距離(L)を保つP.C.D(D
2)上において最もコイン(C)により不正変形されて
しまいやすいディスクローター本体(40)の表面を、
その対応位置でのディスクローター用補強骨(55)に
よって確実に防止することができる。
【0085】請求項4〜6に記載の構成を採用するなら
ば、市販のピン(55a)やスチールボール(55
b)、コロ又はニードル(55c)を使えるため、その
ディスクローター用補強骨(55)を製造するための特
別な金型が不要となり、誰でも容易に正しく圧入一体化
できることとも相俟って、不良品の発生するおそれがな
く、量産効果にも著しく優れる。
【0086】更に、請求項6、7のようなコロ又はニー
ドル(55c)や板バネ(55d)から成るディスクロ
ーター用補強骨(55)を、ディスクローター本体(4
0)に対応形成した植込み凹溝(61)へ、その一定長
さ(Z)だけ延在する水平設置状態に圧入一体化するな
らば、上記ディスクローター本体(40)の表面がコイ
ン(C)との摺擦により不正変形するおそれを、その広
範囲に亘って防止し得る効果がある。
【0087】何れにしても、上記ディスクローター用補
強骨(55)は金属材から成るものとして、合成樹脂製
ディスクローター本体(40)へ植え込まれているた
め、そのディスクローター(R)の廃棄上両者を簡単に
分別処理することができ、その各個の再利用にも役立つ
と言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホッパー型コイン払出し装置の組
立状態を示す側面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】コイン収容ホッパーを取りはずして示すコイン
払出し装置の平面図である。
【図5】ローター受け入れ凹溝の縁取り補強面金を抽出
して示す斜面図である。
【図6】コイン搬送用ディスクローターを破断して示す
図4に対応する平面図である。
【図7】図4の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】ローター受け盤とベースプレートとの組立状態
を示す平面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】ベースプレートを抽出して示す平面図であ
る。
【図11】コイン搬送用ディスクローターを抽出して示
す平面図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】図11の13−13線に沿う拡大断面図であ
る。
【図14】図11の14−14線に沿う拡大断面図であ
る。
【図15】図11の底面図である。
【図16】図15の部分拡大底面図である。
【図17】図16の17−17線に沿う拡大断面図であ
る。
【図18】ディスクローター用補強骨の第1変形実施形
態を示す図17に対応する断面図である。
【図19】図18の19−19線断面図である。
【図20】ディスクローター用補強骨の第2変形実施形
態を示す断面図である。
【図21】図20の21−21線断面図である。
【図22】ディスクローター用補強骨の第3変形実施形
態を示す断面図である。
【図23】図22の23−23線断面図である。
【図24】ディスクローター用補強骨の第4変形実施形
態を示す断面図である。
【図25】図24の25−25線断面図である。
【図26】ディスクローター用補強骨の第5変形実施形
態を示す断面図である。
【図27】図26の27−27線断面図である。
【図28】ディスクローター用補強骨の第6変形実施形
態を示す断面図である。
【図29】図28の29−29線断面図である。
【図30】ディスクローター用補強骨の第7変形実施形
態を示す断面図である。
【図31】図30の31−31線断面図である。
【符号の説明】
(10)・据付け台 (11)・ベースプレート (12)・ディスクローター回転駆動用モーター (14)・出力軸 (17)・ローター受け盤 (18)・コイン収容ホッパー (40)・ディスクローター本体 (41)・円錐凸子 (42)・取付ボス (43)・コイン係止フランジ (50)・コイン受け入れ孔 (52)・後方弯曲翼 (53f)・凸曲面(前面) (53r)・凹曲面(後面) (55)・ディスクローター用補強骨 (55a)・ディスクローター用補強骨(ピン) (55b)・ディスクローター用補強骨(スチールボー
ル) (55c)・ディスクローター用補強骨(ニードル) (55d)・ディスクローター用補強骨(板バネ) (56)・頭部 (57)・脚軸部 (58)・植込み孔 (59)・凸曲面 (60)・鍔部 (61)・植込み凹溝 (62)・抜け止め片 (63)・後方弯曲翼用補強ピン (64)・頭部 (65)・脚軸部 (66)・植込み孔 (67)・凸曲面 (A)・回転進行方向 (C)・コイン (G)・ローター受け入れ凹溝 (L)・一定間隔距離 (R)・コイン搬送用ディスクローター (Z)・一定長さ (D1)・コイン受け入れ孔のP.C.D (D2)・ディスクローター用補強骨のP.C.D (D3)・後方弯曲翼用補強ピンのP.C.D (d)・コインの直径

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂材から表面のフラットな円盤型に
    成形されたディスクローター本体(40)の中心部には
    表向きに突出する円錐凸子(41)と裏向きに突出する
    回転駆動用モーター(12)への取付ボス(42)を、
    同じく周縁部には表向きに突出するコイン係止フランジ
    (43)を、上記中心部と周縁部との相互中間帯域には
    全体的な放射対称型に開口分布する複数の円形なコイン
    受け入れ孔(50)を各々設けると共に、 同じくディスクローター本体(40)における上記コイ
    ン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間からは、回転進
    行方向(A)の後面が各コイン受け入れ孔(50)の開
    口縁部に沿う凹曲面(53r)となり、且つ前面が凸曲
    面(53f)となる後方弯曲翼(52)の複数を裏向き
    に突出させたホッパー型コイン払出し装置のコイン搬送
    用ディスクローター(R)において、 上記コイン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間に全体
    的な放射対称型として点在分布するピンやボール、その
    他の金属材から成るディスクローター用補強骨(55)
    の複数を、その表面が悉く上記ディスクローター本体
    (40)の表面とほぼ同じ高さとして露呈する抜け止め
    状態に植え込んだことを特徴とするホッパー型コイン払
    出し装置におけるコイン搬送用ディスクローターの補強
    構造。
  2. 【請求項2】合成樹脂材から表面のフラットな円盤型に
    成形されたディスクローター本体(40)の中心部には
    表向きに突出する円錐凸子(41)と裏向きに突出する
    回転駆動用モーター(12)への取付ボス(42)を、
    同じく周縁部には表向きに突出するコイン係止フランジ
    (43)を、上記中心部と周縁部との相互中間帯域には
    全体的な放射対称型に開口分布する複数の円形なコイン
    受け入れ孔(50)を各々設けると共に、 同じくディスクローター本体(40)における上記コイ
    ン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間からは、回転進
    行方向(A)の後面が各コイン受け入れ孔(50)の開
    口縁部に沿う凹曲面(53r)となり、且つ前面が凸曲
    面(53f)となる後方弯曲翼(52)の複数を裏向き
    に突出させたホッパー型コイン払出し装置のコイン搬送
    用ディスクローター(R)において、 上記コイン受け入れ孔(50)の隣り合う相互間に全体
    的な放射対称型として点在分布するピンやボール、その
    他の金属材から成るディスクローター用補強骨(55)
    の複数を、その表面が悉く上記ディスクローター本体
    (40)の表面とほぼ同じ高さとして露呈する抜け止め
    状態に植え込むと共に、 そのディスクローター用補強骨(55)のP.C.D
    (D2)よりも一定量(X)だけ径大なP.C.D(D
    3)上にあって、しかも上記コイン受け入れ孔(50)
    の隣り合う相互間に点在分布することにより、ディスク
    ローター本体(40)の回転進行に連れてコイン受け入
    れ孔(50)から送り出されることとなるコイン(C)
    に接触し得る金属材から成る後方弯曲翼用補強ピン(6
    3)の複数を、その裏面が悉く上記後方弯曲翼(52)
    とほぼ同じ高さとして突出する一方、その表面が悉く上
    記ディスクローター本体(40)の表面とほぼ同じ高さ
    として露呈する抜け止め状態に植え込んだことを特徴と
    するホッパー型コイン払出し装置におけるコイン搬送用
    ディスクローターの補強構造。
  3. 【請求項3】ディスクローター本体(40)のコイン係
    止フランジ(43)からコイン(C)の直径(d)とほ
    ぼ等しい一定間隔距離(L)を保つP.C.D(D2)
    上へ、複数のディスクローター用補強骨(55)を全体
    的な放射対称型に植え込んだことを特徴とする請求項1
    又は2記載のホッパー型コイン払出し装置におけるコイ
    ン搬送用ディスクローターの補強構造。
  4. 【請求項4】ディスクローター用補強骨(55)をスチ
    ールボール(55b)として、ディスクローター本体
    (40)に穿設した植込み凹溝(61)へ、表側から圧
    入一体化したことを特徴とする請求項1又2記載のホッ
    パー型コイン払出し装置におけるコイン搬送用ディスク
    ローターの補強構造。
  5. 【請求項5】ディスクローター用補強骨(55)を径大
    な頭部(56)と径小な脚軸部(57)とから成る段付
    き形態のピン(55a)として、ディスクローター本体
    (40)に対応形成した段付き形態の植込み孔(58)
    へ、表側から圧入一体化したことを特徴とする請求項1
    又は2記載のホッパー型コイン払出し装置におけるコイ
    ン搬送用ディスクローターの補強構造。
  6. 【請求項6】ディスクローター用補強骨(55)を円筒
    型のコロ又は円柱型のニードル(55c)として、ディ
    スクローター本体(40)に穿設した一定長さ(Z)の
    植込み凹溝(61)へ、表側から水平設置状態に圧入一
    体化したことを特徴とする請求項1又は2記載のホッパ
    ー型コイン払出し装置におけるコイン搬送用ディスクロ
    ーターの補強構造。
  7. 【請求項7】ディスクローター用補強骨(55)を断面
    倒立U字型又は倒立V字型の板バネ(55d)として、
    ディスクローター本体(40)に穿設した一定長さ
    (Z)の植込み凹溝(61)へ、表側から水平設置状態
    に圧入一体化したことを特徴とする請求項1又は2記載
    のホッパー型コイン払出し装置におけるコイン搬送用デ
    ィスクローターの補強構造。
  8. 【請求項8】ディスクローター用補強骨(55)の表面
    を凸曲面(59)に造形して、ディスクローター本体
    (40)の表面よりも若干背高く突出させたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のホッパー型コイン払出し装
    置におけるコイン搬送用ディスクローターの補強構造。
  9. 【請求項9】後方弯曲翼用補強ピン(63)を径大な頭
    部(64)と径小な脚軸部(65)とから成る段付きの
    円柱型として、ディスクローター本体(40)に対応形
    成した段付き形態の植込み孔(66)へ、表側から圧入
    一体化したことを特徴とする請求項2記載のホッパー型
    コイン払出し装置におけるコイン搬送用ディスクロータ
    ーの補強構造。
  10. 【請求項10】後方弯曲翼用補強ピン(63)の表面を
    凸曲面(67)に造形して、ディスクローター本体(4
    0)の表面よりも若干背高く突出させたことを特徴とす
    る請求項2記載のホッパー型コイン払出し装置における
    コイン搬送用ディスクローターの補強構造。
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