JP2001236095A - 音声記録装置 - Google Patents
音声記録装置Info
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Abstract
一定に保持して再度の音声起動レベルの調整を不要と
し、装置に対する操作性を向上させた音声記録装置を提
供する。 【解決手段】入力音声レベルが閾値以上であった場合に
は記録媒体への録音を開始する音声起動録音機能を有す
る音声記録装置において、マイク感度を設定する操作入
力部8と、この操作入力部8により設定されたマイク感
度に応じて上記閾値を設定するCPU1とを具備する。
Description
るものである。
会議記録用の音声記録再生装置が従来より知られてい
る。このような音声記録再生装置においては、音声に応
答して自動的に録音を開始し、音声が途絶えると所定時
間後に録音を停止する機能を備えたものがある。すなわ
ち、音声起動録音モード時に所定の音声起動レベル以上
の音声が入力されると、これを有音であると判定して録
音を開始し、入力される音声が所定の起動レベル未満に
なると、これを無音であると判定して、録音を停止する
機能を備えている。
は、音声再生レベル調整のためのボリュームを操作する
ことにより音声起動レベルの調整を行えるようにしてお
り、さらに音声起動レベルを調整した後も再度音声再生
レベル調整を行わなくてもよいようにしたデジタルレコ
ーダを開示している。
ては、音声の入力レベルを切り換える、いわゆるマイク
感度の設定機能を備えており、会議記録用のマイク感
度、口述筆記用のマイク感度等の感度切換機能を備えて
いる。
た従来の音声記録再生装置では音声起動レベル調整を行
った後でも、マイク感度が切り換えられた場合等には、
入力された音声自体のレベルが変化しているために、再
度音声起動レベルを調整する必要があり、装置に対する
操作性が低下してしまうという問題点があった。
たものであり、その目的とするところは、音声起動レベ
ルをマイク感度の設定によらず一定に保持して再度の音
声起動レベルの調整を不要とすることで、装置に対する
操作性を向上させた音声記録装置を提供することにあ
る。
めに、第1の発明は、入力音声レベルが閾値以上であっ
た場合には記録媒体への録音を開始する音声起動録音機
能を有する音声記録装置において、マイク感度を設定す
るマイク感度設定手段と、上記マイク感度設定手段によ
り設定されたマイク感度に応じて上記閾値を設定する閾
値設定手段とを具備する。
声記録装置において、上記閾値設定手段は上記マイク感
度の設定に関わらず略同一の入力音声レベルで録音が開
始されるように上記閾値を設定する。
じて音声データの記録媒体への録音の開始及び/または
停止を行う音声起動録音機能を有する音声記録装置にお
いて、入力音声信号を増幅する増幅器と、上記増幅器の
増幅率を設定する増幅率設定手段と、上記増幅率設定手
段により設定された増幅率に応じて録音の開始及び/ま
たは停止を判定する閾値を設定する閾値設定手段と、上
記増幅器により増幅された音声信号と、上記閾値設定手
段で設定された閾値とを比較する比較手段と、上記比較
手段の比較結果に応じて音声データの上記記録媒体への
記録を制御する制御手段とを具備する。
施の形態を詳細に説明する。ここでは本発明の音声記録
装置を、入力音声レベルが閾値以上であった場合に記録
媒体への記録を開始する音声起動録音機能を備えたデジ
タルレコーダに適用して説明する。
コーダの概略構成を示すブロック図である。このデジタ
ルレコーダは信号入出力部4を有し、この信号入出力部
4は、マイク4aと、増幅器4bと、ローパスフィルタ
(LPF)4cと、A/D変換器4dとから構成される
録音用の信号入力部と、D/A変換器4eと、ローパス
フィルタ(LPF)4fと、増幅器4gと、スピーカ4
hとから構成される再生用の信号出力部とからなる。
として音声信号や情報の圧縮/伸長を行うデジタル信号
処理部(DSP)3のD1端子、信号入出力部4のD/
A変換器4eはDSP3のD2端子に接続されている。
体の制御を行うシステム制御部(CPU)1のT1端子
に接続されている。このCPU1のT2端子は不揮発性
の記録媒体であるフラッシュメモリ2に、T3端子は時
刻データや動作状態等の表示を行う表示部9に、T4端
子はCPU1で計時する時刻データを設定するためや、
マイク感度のHIGH/LOWあるいは音声起動録音
(VCVA)のON/OFF等の各種動作を設定するた
めの操作入力部8に、T5端子はパワーオンリセット回
路7に、T6端子はCPU1が音声起動録音時に有音/
無音の判定を行う際の判定レベルに使用する入力を得る
ためローパスフィルタ4cに接続されている。
直接制御が行えるようになっており、マイク4aの電源
制御、増幅器4b,4gの電源制御および増幅率の切換
等を行う。
が無しの状態から電源電池5が装填された際にCPU1
にパワーオンリセットをかけるための回路である。
を介して電源電池5が接続されるようになっている。昇
圧回路6は、電源電池5の電圧を各ブロックが動作可能
な電圧に昇圧するための回路である。上記フラッシュメ
モリ2は装置に内蔵されていてもよく、あるいは装置に
着脱自在な方式のものであってもよい。
を設定するためのマイク感度設定手段あるいは増幅率設
定手段としての機能を備えている。また、CPU1は、
設定されたマイク感度に応じて音声起動録音レベルの閾
値を設定する閾値設定手段としての機能を備えている。
部8を介して、録音、再生、消去等の入力が行われる
と、CPU1はそれを検出して各部を対応する状態に移
行させる。例えば録音操作が入力された場合には、マイ
ク4aから入力された音声信号は増幅器4bによって増
幅され、続いてローパスフィルタ4cによって不要な高
周波成分が除去された後、A/D変換器4dによってデ
ジタル音声信号に変換されて信号入出力部4から出力さ
れる。録音状態においてDSP3は、信号入出力部4か
ら入力されるデジタル音声信号のデータ量を圧縮してD
3端子を介して接続されているCPU1にデータを出力
する。
ルデータはCPU1の制御によりフラッシュメモリ2の
所定のアドレスに書き込まれる。また、CPU1は書き
込まれたデジタルデータがフラッシュメモリのどのアド
レスに書き込まれたかを示すアドレス管理情報も合わせ
てフラッシュメモリ内の所定のアドレスへ書き込むよう
制御を行う。
PU1はフラッシュメモリ2の所定のアドレスから再生
対象のアドレス情報を読み出し、当該アドレス情報から
再生対象のデジタルデータを読み出し、DSP3に出力
する。再生状態において、DSP3はデジタルデータを
伸長して元のデータ量に戻してから、信号入出力部4へ
出力する。
PU1はフラッシュメモリ2の所定アドレスから消去対
象のアドレス情報を読み出し、当該アドレス情報が示す
アドレス内の消去対象データの消去を行う。
詳細な動作を示すフローチャートである。
れるとCPU1は、マイク4aの電源をオンする等の初
期設定を行い(ステップS1)、DSP3を録音状態に
セットする(ステップS2)。続いて、音声起動録音
(VCVA)が設定されているか否かの判定を行う(ス
テップS3)。上記ステップS3において、VCVAが
オフであると判定されると、上記操作入力部8の状態を
調べてスイッチ入力があるかどうかの判定を行い(ステ
ップS4)、スイッチ入力があると判定されると当該録
音処理を終了する。上記ステップS4においてスイッチ
入力がないと判定されると、DSP3により圧縮符号化
されたデジタルデータを取得し(ステップS5)、記録
媒体であるフラッシュメモリ2にアドレス管理情報も合
わせてフラッシュメモリ内の所定のアドレスへ書き込み
(ステップS6)、スイッチ入力を検出するまでステッ
プS4からステップS6の操作を繰り返し行う。
がオンであると判定されるとマイク感度の設定がHIG
H(高感度)であるかどうかの判定を行う(ステップS
7)。上記ステップS7においてマイク感度がHIGH
であると判定されるとVCVA起動レベルの閾値をV
TH+ 、VTH- にセットし(ステップS9)、マイク感
度がHIGHでないと判定されるとVCVA起動レベル
の閾値をVTL+ 、VTL-にセットする(ステップS
8)。
おいて設定される閾値VTH+ 、VTH - 、VTL+ 、VTL-
は、ユーザが音声を発した場合の音声レベルが略同じレ
ベルであった場合にはマイク感度の設定によるローパス
フィルタ4cの出力レベルの違いによらず音声起動録音
が動作するような閾値をそれぞれ設定するものとする。
また、CPU1内部のRAMで管理しているVCVAの
起動レベルの変更により、閾値は変化するものである。
閾値設定処理の詳細について説明する。図3はマイク4
aから入力された音声波形である。さらにこの音声波形
はアンプ4b、ローパスフィルタ4cを介してCPU1
のT6端子に入力されている。CPU1のT6端子に入
力されている音声波形はマイク感度がLOWであった場
合には図4、HIGHであった場合は図5の音声波形と
なる。このように、マイク感度の違いによってCPU1
のT6端子に入力される音声波形の大きさが変化してし
まう。従って図4、図5の音声波形に同じ音声起動レベ
ルの閾値を設けた場合はマイクからの入力波形が同じも
のであっても音声起動録音が開始されない場合が生じて
しまう。
9の閾値(マイク感度がHIGHの場合はVTH+ 、V
TH- 、マイク感度がLOWの場合はVTL+ 、VTL- )
は、マイクからの入力波形が同じであった場合にはマイ
ク感度の設定によらず、VCVA起動レベルが略同じに
なるように設定されるものである。例えば、マイク感度
がLOWの場合には図4のa地点で録音を開始するよう
閾値(VTL+ 、VTL- )を設定しているが、マイク感度
がHIGHの場合には上記閾値(VTL+ 、VTL- )のま
まであれば図5のb地点で録音が開始されてしまい、同
じ入力波形であるにも関わらず異なった音声データが記
録されてしまう。そこでマイク感度がHIGHの場合に
は図4のa地点と時間的に同じである図5のc地点から
録音が開始されるように閾値(VTH+ 、VTH- )を設定
する。
ッチ入力があるかどうかの判定を行い(ステップS1
0)、スイッチ入力があると判定されると当該録音処理
を終了する。上記ステップS10においてスイッチ入力
がないと判定されると、入力端子T6により、ローパス
フィルタ4cのアナログ出力データを取得する(ステッ
プS11)。
が、上記ステップS8もしくはS9で設定した閾値より
も大きいかどうかの比較を行い(ステップS12)、入
力データレベルが大きくないと判定された場合には上記
ステップS10の処理に戻る。上記ステップS12にお
いて入力データレベルが上記いずれの閾値より大きいと
判定された場合にはDSP3により圧縮符号化されたデ
ジタルデータを取得し(ステップS13)、記録媒体で
あるフラッシュメモリ2にアドレス管理情報も合わせて
所定時間(1秒間)の音声データをフラッシュメモリ2
内の所定のアドレスへ書き込み(ステップS14)、ス
イッチ入力を検出するまでステップS10からステップ
S14までの操作を繰り返し行う。
ル設定、マイク感度の設定等は操作入力部8内にある各
種操作スイッチ入力により設定が行えるものであり、設
定された値はCPU1内のRAMに記録されているもの
とする。
動レベルをマイク感度の設定によらず略一定に保持して
再度の音声起動レベルの調整を不要としたので、装置に
対する操作性を向上させた音声記録装置を提供すること
ができる。
ら以下の構成を有する発明が抽出される。
合には記録媒体への録音を開始する音声起動録音機能を
有する音声記録装置において、マイク感度を設定するマ
イク感度設定手段と、上記マイク感度設定手段により設
定されたマイク感度に応じて上記閾値を設定する閾値設
定手段とを具備することを特徴とする音声記録装置。
が低いほど閾値を小さく設定することを特徴とする1.
に記載の音声記録装置。
設定に関わらず同一の入力音声レベルで録音が開始され
るように上記閾値を設定することを特徴とする1.に記
載の音声記録装置。
合には記録媒体への録音を開始する音声起動録音機能を
有する音声記録装置において、少なくとも第1のマイク
感度と、上記第1のマイク感度よりも感度の高い第2の
マイク感度を設定することが可能なマイク感度設定手段
と、マイク感度設定手段によりマイク感度が上記第1の
マイク感度に設定された際には閾値を第1の閾値に設定
し、マイク感度が上記第2のマイク感度に設定された際
には上記第1の閾値よりも大きい第2の閾値に設定する
閾値設定手段と、を具備することを特徴とする音声記録
装置。
記第1のマイク感度であっても上記第2のマイク感度で
あっても、略同一の入力音声レベルに対しては略同一タ
イミングで音声起動機能が働くように上記第1の閾値及
び上記第2の閾値を設定することを特徴とする3.に記
載の音声記録装置。
記録媒体への録音の開始及び/または停止を行う音声起
動録音機能を有する音声記録装置において、入力音声信
号を増幅する増幅器と、上記増幅器の増幅率を設定する
増幅率設定手段と、上記増幅率設定手段により設定され
た増幅率に応じて録音の開始及び/または停止を判定す
る閾値を設定する閾値設定手段と、上記増幅器により増
幅された音声信号と上記閾値設定手段で設定された閾値
とを比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果に応
じて音声データの上記記録媒体への記録を制御する制御
手段と、を具備することを特徴とする音声記録装置。
ク感度の設定によらず略一定に保持して再度の音声起動
レベルの調整を不要としたので、装置に対する操作性を
向上させた音声記録装置を提供することができる。
略構成を示すブロック図である。
を示すフローチャートである。
T6端子に入力されている音声波形を示す図である。
のT6端子に入力されている音声波形を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力音声レベルが閾値以上であった場合
には記録媒体への録音を開始する音声起動録音機能を有
する音声記録装置において、 マイク感度を設定するマイク感度設定手段と、 上記マイク感度設定手段により設定されたマイク感度に
応じて上記閾値を設定する閾値設定手段とを具備するこ
とを特徴とする音声記録装置。 - 【請求項2】 上記閾値設定手段は上記マイク感度の設
定に関わらず略同一の入力音声レベルで録音が開始され
るように上記閾値を設定することを特徴とする請求項1
に記載の音声記録装置。 - 【請求項3】 入力音声レベルに応じて音声データの記
録媒体への録音の開始及び/または停止を行う音声起動
録音機能を有する音声記録装置において、 入力音声信号を増幅する増幅器と、 上記増幅器の増幅率を設定する増幅率設定手段と、 上記増幅率設定手段により設定された増幅率に応じて録
音の開始及び/または停止を判定する閾値を設定する閾
値設定手段と、 上記増幅器により増幅された音声信号と、上記閾値設定
手段で設定された閾値とを比較する比較手段と、 上記比較手段の比較結果に応じて音声データの上記記録
媒体への記録を制御する制御手段と、を具備することを
特徴とする音声記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000046342A JP4574780B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 音声記録装置 |
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