JPH10275000A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

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JPH10275000A
JPH10275000A JP10017586A JP1758698A JPH10275000A JP H10275000 A JPH10275000 A JP H10275000A JP 10017586 A JP10017586 A JP 10017586A JP 1758698 A JP1758698 A JP 1758698A JP H10275000 A JPH10275000 A JP H10275000A
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JP10017586A
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Takashi Onishi
孝史 大西
秀享 ▲たか▼橋
Hideyuki Takahashi
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の使用量が少なく、再生時に会話が
不自然に途切れない、記録再生装置を提供する。 【解決手段】 マイク1より入力された音声信号を有音
区間と無音区間に区分し、無音区間のデータを記録媒体
13に記録する際、主制御回路11が制御して、データ
を圧縮しさらに一部の無音区間データを記録しないよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号をディジ
タル化し、情報圧縮して記録し、記録した音声信号を再
生する音声記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録時において、音声信号をアナログ信
号からディジタル信号に変換して記録し、再生時におい
てディジタル信号をアナログ信号に変換して再生する音
声記録再生装置において、アナログ信号をデジタル信号
に単純に変換したままで記録すると、膨大な記録容量が
必要となるので、デジタル信号を分析し加工して、デー
タ量を減らしてから記録するのが一般的である。
【0003】デジタル信号のデータ量を減らす方法は多
くの方法が提案され、実用化されているが、その中でも
音声信号が有音区間と無音区間に区分できることに着目
し、無音区間において記録するデータ量を削減する方法
が提案されている。この方法として、特公平3−683
99号公報に記載されているような例がある。
【0004】上記のような、無音区間で記録するデータ
量を削減する方法は、無音区間の音声情報に対して有音
区間より高い圧縮率の圧縮をかけて記録媒体に記録する
方法と、無音区間のデータは基本的に記録媒体に記録し
ない方法とに大別される。
【0005】前者の方法では無音区間のデータは、有音
区間のデータ量に比して少ないながらも、無音区間の長
さに比例した量が記録媒体に記録される。後者では、基
本的に無音区間の情報は記録媒体に記録されない。
【0006】説明の都合上、以下、前者を無音圧縮と呼
び、後者を音声起動(VCVA)と呼ぶ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無音圧
縮においては、無音区間を有音区間に比して高い圧縮率
で圧縮するとはいえ、無音情報の記録時間が長時間にな
れば記録媒体の容量が大量に必要になり、現状の記録媒
体の容量では長時間の記録が困難であった。
【0008】また、音声起動( VCVA) は、再生中に
音声が急に途切れ、発言と発言の間が詰ってしまい不自
然であった。特に会話で必要な間を再現できなかったの
で、再生時に非常に聞きずらくなるという欠点があっ
た。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、上記の課題のいくつかを解決することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の音声記録再生装置は、入力信号を
デジタル化し、一定間隔ごとにフレーム分割するデータ
分割手段と、フレーム単位に入力信号が有音か無音かを
判定し、有音フレームと無音フレームに区分する第1の
フレーム判別手段と、上記無音フレームのデータが、記
録対象か記録対象外かを判定し、記録対象無音フレーム
と記録対象外無音フレームに区分する第2のフレーム判
別手段と、上記記録対象無音フレームのデータを圧縮す
るデータ圧縮手段と、有音フレームのデータと記録対象
無音フレームのデータを記録する記録手段とを具備す
る。
【0011】本発明の第2の音声記録再生装置は、本発
明の第1の音声記録再生装置の構成に加えて、入力信号
のレベルを計測する、レベル計測手段を具備し、第1の
フレーム判別手段は、上記レベル計測手段で計測したフ
レームの入力信号レベルをもとに有音フレームと無音フ
レームを区分する。
【0012】本発明の第3の音声記録再生装置は、本発
明の第1又は2音声記録再生装置の構成に加えて、無音
フレームが連続した場合、該連続した無音フレームの数
をカウントする計数手段を具備し、第2のフレーム判別
手段は、上記計数手段のカウント値をもとに、記録対象
無音フレームと記録対象外無音フレームに区分する。
【0013】本発明の第4の音声記録再生装置は、本発
明の第3の音声記録再生装置の構成に加えて、第2のフ
レーム判別手段は、連続した無音フレームの数が所定数
以上の場合、予め決められた数より後の無音フレームの
一部又は全部を、記録対象外無音フレームに区分する。
【0014】本発明の第5の音声記録再生装置は、本発
明の第3又は4の音声記録再生装置の構成に加えて、第
2のフレーム判別手段は、連続した無音フレームの数が
所定数以上の場合、上記所定数より後の無音フレームを
記録対象外無音フレームに区分し、それ以外の無音フレ
ームを記録対象無音フレームに区分する。
【0015】本発明の第6の音声記録再生装置は、本発
明の第1又は2の音声記録再生装置の構成に加えて、入
力信号のレベルを計測する、レベル計測手段を具備し、
第2のフレーム判別手段は、上記レベル計測手段で計測
したフレームの入力信号のレベルをもとに記録対象無音
フレームと記録対象外無音フレームを区分する。
【0016】本発明の第7の音声記録再生装置は、本発
明の第6の音声記録再生装置の構成に加えて、第2のフ
レーム判別手段は、入力信号のレベルが所定のしきい値
以下又は未満の無音フレームの一部又は全部を、記録対
象外無音フレームに区分する。
【0017】本発明の第8の音声記録再生装置は、本発
明の第6又は7の音声記録再生装置の構成に加えて、第
2のフレーム判別手段は、入力信号のレベルが所定のし
きい値以下又は未満の無音フレームを記録対象外無音フ
レームに区分し、それ以外の無音フレームを記録対象無
音フレームに区分する。
【0018】本発明の第9の音声記録再生装置は、本発
明の第1、2、3、4、5、6、7又は8の音声記録再
生装置の構成に加えて、第1のフレーム判別手段は有音
か無音かを判定するための基準となるしきい値が可変で
調整可能に構成されている。
【0019】本発明の第10の音声記録再生装置は、本
発明の第6、7、8、又は9の音声記録再生装置の構成
に加えて、第2のフレーム判別手段は記録対象か記録対
象外かを判定するための基準となるしきい値が可変で調
整可能に構成されている。
【0020】本発明の第11の音声記録再生装置は、本
発明の第6、7、8、9又は10の音声記録再生装置の
構成に加えて、第1のフレーム判別手段も第2のフレー
ム判別手段もフレームの入力信号のレベルを基準にフレ
ームを区分し、第1のフレーム判別手段のしきい値は第
2のフレーム判別手段のしきい値より高い。
【0021】本発明の第12の音声記録再生装置は、本
発明の第1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又
は11の音声記録再生装置の構成に加えて、上記データ
圧縮手段は、無音フレームのデータに加えて、有音フレ
ームのデータも圧縮し、有音フレームのデータの圧縮率
は無音フレームのデータの圧縮率より低い。
【0022】本発明の第13の音声記録再生装置は、本
発明の第1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
11又は12の音声記録再生装置の構成に加えて、上記
第1のフレーム判別手段は、有音フレーム直後の所定数
の無音フレームを有音フレームとして処理する。
【0023】本発明の第14の音声記録再生装置は、本
発明の第1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
11、12又は13の音声記録再生装置の構成に加え
て、上記第2のフレーム判別手段は、記録対象無音フレ
ーム直後の所定数の記録対象外無音フレームを記録対象
無音フレームとして処理する。
【0024】本発明の第15の音声記録再生装置は、本
発明の第1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
11、12、13又は14の音声記録再生装置の構成に
加えて、上記第2フレーム判別手段は、連続する無音フ
レームの数に応じて、該連続する無音フレームに含まれ
る一部の記録対象外無音フレームを記録対象無音フレー
ムとして処理する。
【0025】本発明の第16の音声記録再生装置は、本
発明の第10の音声記録再生装置の構成に加えて、第2
のフレーム判別手段において記録対象か記録対象外かを
判定する基準となるしきい値を調整した場合、この調整
の度合いに応じて第1のフレーム判別手段のしきい値が
自動的に調整される。
【0026】本発明の第17の音声記録再生装置は、入
力音声信号をしきい値により判別する判別手段を複数具
備する音声記録再生装置において、上記判別手段のうち
少なくともひとつの判別手段は、しきい値を外部より調
整可能な調整手段を具備しており、上記調整手段によっ
て上記少なくともひとつの判別手段のしきい値が調整さ
れるのに対応して、他の判別手段のしきい値も連動して
変化する。
【0027】すなわち、本発明の第1の音声記録再生装
置は、フレームを有音フレームと無音フレームに区分す
るとともに、無音フレームをさらに記録対象と対象外に
区分し、有音フレームと記録対象の無音フレームを記録
する。その際、無音フレームは圧縮される。
【0028】本発明の第2の音声記録再生装置は、有音
フレームと無音フレームの区分に入力信号のレベルをも
とにする。本発明の第3の音声記録再生装置は、無音フ
レームの連続数を監視して、これにもとに無音フレーム
の記録対象と記録対象外の区分をする。
【0029】本発明の第4の音声記録再生装置は、無音
フレームが所定数以上連続した場合、予め決められた数
より後の無音フレームの一部もしくは全部を記録対象外
とする。
【0030】本発明の第5の音声記録再生装置は、無音
フレームが所定数以上連続した場合、該所定数より後の
連続した無音フレームを記録対象外として、それ以外の
無音フレームを記録対象とする。
【0031】本発明の第6の音声記録再生装置は、無音
フレームの記録対象と記録対象外の区分に入力信号のレ
ベルを用いる。本発明の第7の音声記録再生装置は、無
音フレームの入力信号のレベルがしきい値以下又は未満
のものから、記録対象外の無音フレームが選択される。
【0032】本発明の第8の音声記録再生装置は、無音
フレームの入力信号のレベルがしきい値以下又は未満の
ものを記録対象外とし、それ以外の無音フレームを記録
対象とする。
【0033】本発明の第9の音声記録再生装置は、有音
フレームと無音フレームを入力信号のレベルをもとに区
分し、その基準となるしきい値を調整して使用する。本
発明の第10の音声記録再生装置は、無音フレームの記
録対象と記録対象外を入力信号のレベルをもとに区分
し、その基準となるしきい値を調整して使用する。
【0034】本発明の第11の音声記録再生装置は、有
音フレームと無音フレームの区分と、無音フレームの記
録対象と記録対象外の区分に入力信号のレベルをもとに
行い、その際、有音フレームと無音フレームの区分の基
準となるしきい値の方が、無音フレームの記録対象と記
録対象外の区分の基準となるしきい値より、高い値をも
つ。
【0035】本発明の第12の音声記録再生装置は、有
音フレームのデータを無音フレームのデータより低い圧
縮率で圧縮する。本発明の第13の音声記録再生装置
は、有音フレームの直後の所定数の無音フレームを、有
音フレームとして取扱う。
【0036】本発明の第14の音声記録再生装置は、記
録対象無音フレームの直後の所定数の記録対象外無音フ
レームを記録対象無音フレームとして、そのデータを記
録する。
【0037】本発明の第15の音声記録再生装置は、連
続した無音フレームの数に応じて、一部の記録対象外無
音フレームを記録対象無音フレームとして、そのデータ
を記録する。
【0038】本発明の第16の音声記録再生装置は、第
2のフレーム判別手段のしきい値を調整した場合、この
調整の度合いに応じて第1のフレーム判別手段のしきい
値が自動的に調整される。
【0039】本発明の第17の音声記録再生装置は、複
数の判別手段のうち1つの判別手段のしきい値を調整す
るのに対応して、他の判別手段のしきい値も連動して変
化する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)本発明の第1の実施形態では、第1
のフレーム判別手段で入力信号のエネルギーレベルを基
準にして所定の判別をし、第2のフレーム判別手段で無
音フレームの連続数を基準にして所定の判別をしてい
る。
【0041】図1は本発明の音声記録再生装置の第1の
実施形態を示すブロック図である。マイク1は増幅器
(AMP)2、低域通過フィルタ(LPF)3、アナロ
グ/デジタル(A/D)変換器4を介してデジタル信号
処理部(DSP)5に接続されている。
【0042】デジタル信号処理部(DSP)5は、デジ
タル/アナログ(D/A)変換器6、増幅器(AMP)
7を介してスピーカ8に接続されており、さらに、制御
回路9、データI/Oバッファ10にも接続されてい
る。
【0043】主制御回路11は、データI/Oバッファ
10、記録媒体制御回路12、半導体メモリ等の記録媒
体13、駆動回路14を介して表示器15、操作部1
6、主スイッチ17を介して電源18に接続されてい
る。なお、上記記録媒体13は装置本体に内蔵されてい
てもよく、装置本体に対して着脱自在の構成であっても
よい。
【0044】操作部16には記録(REC)釦、再生
(PLY)釦、停止(STP)釦、早送り(FF)釦、
早戻し(REW)釦が含まれる。音声信号を記録する場
合、マイク1より入力されたアナログ音声信号は、増幅
器(AMP)2で増幅され、低域通過フィルタ( LP
F) 3で不要な周波数成分を除去した後、アナログ/デ
ジタル(A/D)変換器4でデジタル信号に変換され、
デジタル信号処理部(DSP)5に入力される。
【0045】上記デジタル信号処理部(DSP)5では
デジタル信号を圧縮処理し、制御回路9の制御のもと
で、圧縮後の信号をデータI/Oバッファ10に送り出
す。主制御回路11の制御のもとで、上記データI/O
バッファ10からの信号は記録媒体13に記録される。
このとき上記記録媒体13上の記録位置、記録タイミン
グは記録媒体制御回路12が制御する。
【0046】音声信号を再生する場合、上記主制御回路
11の制御のもとで、上記記録媒体制御回路12が上記
記録媒体13に記録されている音声信号を読み出す。読
み出された音声信号は上記データI/Oバッファ10を
介して上記デジタル信号処理部(DSP)5に送られ
る。上記デジタル信号処理部(DSP)5は音声信号を
伸張し、圧縮前のデジタル音声信号を復元する。
【0047】デジタル音声信号はデジタル/アナログ
(D/A)変換器6でアナログ信号に変換された後、増
幅器(AMP)7で増幅され、スピーカ8より発声され
る。本実施形態の音声記録再生装置では、 記録モード・
再生モード・ 停止モード・早送りモード・ 早戻しモード
の各動作モードがあるが、 上記動作モードは操作部16
の各動作モードに対応した釦を押下することにより設定
される。
【0048】表示器15は駆動回路14によって駆動さ
れ、各種動作モードとエラーメッセージを表示する。電
源18は主スイッチ17を介して、本体に安定した電力
を供給している。
【0049】次に、上述の構成の音声記録再生装置の動
作をフローチャートを用いて説明する。主スイッチ17
が閉じられ、主制御回路11に電力が供給されると、主
制御回路11は図2のフローチャートに示す動作を開始
する。
【0050】まず、主制御回路11やデータI/Oバッ
ファ10の内容を初期設定する( ステップS1) 。次
に、操作部16で記録モードが選択されているか検知す
る( ステップS2) 。記録モードが選択されている場合
には記録処理を実行する( ステップS3) 。記録処理の
内容は後述する。記録モードが選択されていない場合に
は、再生モードが選択されているか検知する( ステップ
S4) 。再生モードが選択されている場合には再生処理
を実行する( ステップS5) 。再生処理の内容は後述す
る。再生モードが選択されていない場合には、早送りモ
ードが選択されているか検知する( ステップS6) 。早
送りモード送りが選択されている場合は早送り処理を実
行する( ステップS7) 。早送り処理では、記録媒体の
現在位置を示すポインタを通常の速度より速く前にすす
める。早送りモードが選択されていない場合には、早戻
しモードが選択されているか検知する( ステップS8)
。早戻しモードが選択されていると早戻し処理を実行
する( ステップS9) 。早戻し処理では、記録媒体の現
在位置を示すポインタを通常の速度より速く後ろにすす
める。早戻しモードが選択されていない場合には、停止
モードが選択されているか検知する( ステップS10)
。停止モードが選択されていると、停止処理を実行す
る( ステップS11) 。停止処理では、記録・再生・早
送り・早戻しの各処理の実行を中断させる。停止モード
が選択されていない場合にはステップ2に戻り、再び動
作モードの検知を開始する。
【0051】このように、主制御回路11では動作モー
ドの検知を繰り返しており、一旦選択された動作モード
は他の動作モードが選択されるまで継続される。選択さ
れた動作モードがあれば、表示器15にその内容が表示
される。以上の動作は主スイッチ17が開かれて電源が
切られるまで継続する。
【0052】次に記録処理の内容を図3のフローチャー
トを用いて説明する。記録処理に入ると、まず符号化処
理を実行する( ステップS21) 。ここで、図4を用い
て符号化処理の内容を説明し、その後、後続の記録処理
の内容を説明する。
【0053】図4において符号化処理に入るとまず1フ
レームの平均エネルギー値( ENG) を計算する( ステ
ップS31) 。次に1フレームの平均エネルギー値( E
NG) が所定のしきい値と比較される( ステップS3
2) 。1フレームの平均エネルギー値( ENG) がしき
い値以上の場合には、当該フレームは有音フレームと判
断され、フラグVADFLAG に1がセットされる( ステップ
S33) 。ここでVADFLAG は当該フレームが有音フレー
ムか無音フレームかを識別するフラグであり、有音フレ
ームの場合には1がセットされ、無音フレームの場合に
は0がセットされる。次に、フラグVCVAFLAGに1がセッ
トされる( ステップS34) 。ここで、VCVAFLAGは当該
フレームが記録対象か記録対象外かを識別するフラグ
で、記録対象の場合は1がセットされ、記録対象外の場
合は0がセットされる。無音フレームで記録対象として
区分されたものと有音フレームが記録対象であり、無音
フレームで記録対象外として区分されたものが記録対象
外である。この場合は有音フレームであるので、記録対
象となりVCVAFLAGには1がセットされる。
【0054】次にカウンターHANGCNTRを0に設定する(
ステップS35) 。カウンタHANGCNTRは連続した無音フ
レームの数をカウントするものであり、ここでは有音フ
レームが来たのでリセットしているものである。さらに
有音ルーチンでフレームのデータを符号化している( ス
テップS36) 。符号化では、無音フレームの場合より
圧縮率が低いデータ圧縮を行っている。そして、リター
ンして記録処理に戻る。
【0055】さて、ステップS32で1フレームの平均
エネルギー値がしきい値より高くない場合には、当該フ
レームは無音フレームと判断され、上記VADFLAG に0が
セットされる( ステップS 37) 。次に無音ルーチンで
フレームのデータが符号化される( ステップS38) 。
符号化では、有音フレームの場合より圧縮率の高いデー
タ圧縮を行っている。
【0056】次に、カウンタHANGCNTRの値を所定のしき
い値、例えば100と比較する( ステップS39) 。1
00よりカウンタHANGCNTRの値が大きければ、記録対象
外のフレームとして区別され上記VCVAFLAGに0がセット
される( ステップS40) 。カウンタHANGCNTRの値が1
00以下ならば、記録対象のフレームとして区分され上
記VCVAFLAGに1がセットされる( ステップS41) 、そ
してHANGCNTRの値を1増加させ( ステップS42) 、リ
ターンして記録処理に戻る。
【0057】上記のように、ステップS31、S32、
S33、S37でフレーム単位に入力信号が有音か無音
か判定し、有音フレームと無音フレームに区分する第1
のフレーム判別手段としての機能を果たしている。ステ
ップS39、S40、S41で無音フレームを記録対象
か記録対象外か判定し、記録対象フレームと記録対象外
フレームを区分する第2のフレーム判別手段としての機
能を果たしている。ステップS38は、無音フレームを
圧縮するデータ圧縮手段としての機能を果たし、ステッ
プS36は、有音フレームを圧縮するデータ圧縮手段と
しての機能を果たしている。また、カウンタHANGCNTR
は、連続した無音フレームの数をカウントする計数手段
を構成する。
【0058】上記符号化処理ではステップS38で無音
ルーチンで符号化をした後、記録対象無音フレームと記
録対象外無音フレームを区分しているが、記録対象無音
フレームを先に区分して、記録対象無音フレームだけを
対象に無音ルーチンで符号化してもよい。
【0059】さて、図3に戻り記録処理の説明を続け
る。符号化処理(ステップS21)の終了後、上記VCVA
FLAGに1がセットされているか判断する( ステップS2
2) 。上記VCVAFLAGに1がセットされていれば記録対象
のフレームと認識する。次に上記VADFLAG に1がセット
されているか判断する( ステップS23) 。VADFLAG に
1がセットされていれば有音フレームと判断され、符号
化後の有音フレームのデータ長である24バイトが、記
録媒体13に転送され記録される( ステップS24) 。
VADFLAG に1がセットされていなければ無音フレームと
判断され、符号化後の無音フレームのデータ長である4
バイトが、記録媒体13に転送され記録される( ステッ
プS25) 。そしてリターンする。
【0060】ステップS22で上記VCVAFLAGに1がセッ
トされていない場合は、記録対象外のフレームと判断さ
れるので、当該フレームを記録することなく処理を抜け
( ステップS26) 。リターンする。
【0061】このように記録処理では、各フレーム毎の
記録を順次実行してゆく。次に再生処理を図5を参照し
て、説明する。再生モードが選択されると、まず記録媒
体13の読み出し位置からデータを1バイト読み出す(
ステップS51) 。この1バイトのなかには上記VADFLA
G が含まれており、VADFLAG に1がセットされているか
判断する( ステップS52) 。VADFLAG に1がセットさ
れていれば、有音フレームと判断され、データ長24バ
イトのうち先に読み出した1バイトを除いた23バイト
を記録媒体13より読み出し、デジタル信号処理部( D
SP) 5に転送する( ステップS53) 。VADFLAG に1
がセットされていなければ、無音フレームと判断され、
データ長4バイトのうち先に読み出した1バイトを除い
た3バイトを記録媒体13より読み出し、デジタル信号
処理部( DSP) 5に転送する( ステップS54) 。デ
ジタル信号処理部( DSP) 5でデータは復号化されて
伸長し、D/Aコンバータ6に出力され、アナログ信号
に変換された後、スピーカ8より発声される( ステップ
S55) 。
【0062】このように再生処理では、各フレーム毎の
再生を順次実行してゆく。次に図10を用いて、データ
圧縮後の記録フォーマットを説明する。記録媒体13の
領域は大きく、インデックス部20と音声データ部21
に別れる。インデックス部は各記録単位にインデックス
1(20A)、インデックス2(20B)、インデック
ス3(20C)・・と別れており、最後には現在のアク
セスポイントを示す位置ポインタ20Dがある。各イン
デックスの中には、先頭アドレス20A1、最後のアド
レス20A2、記録の日付時間20A3が含まれてい
る。この内、先頭アドレス20A1にはインデックスが
指し示す音声データの先頭アドレスが格納されており、
最後のアドレス20A2にはインデックスが指し示す音
声データの最後のアドレスが格納されている。記録の日
付時間はデータの整理のため参考情報として記録されて
いる。また、インデックスの最後にある位置ポインタ2
0Dは、現在記録・再生の対象となるデータのアドレス
が格納されている。
【0063】音声データ部21は各記録単位に音声デー
タ1(21A1)、音声データ2(21A2)、音声デ
ータ3(21A3)、・・と別れており、それぞれイン
デックス部よりポイントされている。また、各音声デー
タの中は複数の有音フレーム21A1,21A2と無音
フレーム21A3,21A4,21A5より構成されて
いる。有音フレームは24バイトのデータ長をもち、無
音フレームは4バイトのデータ長をもつ。どちらも先頭
にVADFLAG を格納する領域22と、VCVAFLAGを格納する
領域23をもっている。
【0064】次に、図11を参照して入力信号のエネル
ギーレベルと符号化・記録の関係を説明する。図11に
おいてAより以前の部分は、信号のエネルギーレベルが
しきい値以上なので有音フレームとして区分され、記録
媒体13にフレームのデータが記録される。AからBの
部分は、入力エネルギーレベルがしきい値より低いので
無音フレームとして区分される。ただし連続した無音フ
レームの数が100フレーム以下なので全て記録対象無
音フレームとなって記録媒体13にフレームのデータが
記録される。BからCの部分は、信号のエネルギーレベ
ルがしきい値以上なので有音フレームとして区分され、
記録媒体13にフレームのデータが記録される。Cから
Dの部分は、入力エネルギーレベルがしきい値より低い
ので無音フレームとして区分される、ただし連続した無
音フレームの数が100フレーム以下なのですべて記録
対象無音フレームとなって記録媒体13にフレームのデ
ータが記録される。Dより後の部分は、入力エネルギー
レベルがしきい値より低いので無音フレームとして区分
される、また連続した無音フレームの数が100を超す
ので記録対象外無音フレームとなりフレームのデータは
記録されない。
【0065】(第2の実施形態)次に本発明の第2の実
施形態を説明する。本発明の第2の実施形態は、第1の
フレーム判別手段で入力エネルギーのレベルを基準に
し、第2のフレーム判別手段でも入力エネルギーのレベ
ルを基準にして所定の判別をしている。本発明の第2の
実施形態は第1の実施形態に類似しているので、同じ部
分は説明せず、異なる部分のみ説明する。
【0066】本発明の第2の実施形態におけるブロック
図は、第1の実施形態と同様なので説明は省略する。本
発明の第2の実施形態における動作の詳細は、符号化処
理のみ異なり、図2、3、5に記された動作は同一であ
るので、符号化処理のみ説明し、残りの説明は省略す
る。
【0067】図6を参照して、符号化処理を説明する。
記録処理において符号化処理が実行されるとまず1フレ
ームの平均エネルギー値( ENG) を計算する( ステッ
プS61) 。次に1フレームの平均エネルギー値( EN
G) が所定のしきい値1と比較される( ステップS6
2) 。1フレームの平均エネルギー値( ENG) がしき
い値1以上の場合には、当該フレームは有音フレームと
判断され、フラグVADFLAG に1がセットされる( ステッ
プS63) 。次に、フラグVCVAFLAGに1がセットされる
( ステップS64) 。有音ルーチンでフレームを符号化
し( ステップS65) 、リターンして記録処理に戻る。
【0068】さて、ステップS62で1フレームの平均
エネルギー値( ENG) がしきい値1より高くない場合
には、当該フレームは無音フレームと判断され、上記VA
DFLAG に0がセットされる( ステップS66) 。次に無
音ルーチンでフレームのデータが符号化される( ステッ
プS67) 。データの符号化では、有音フレームの場合
より圧縮率の高いデータ圧縮をおこなっている。
【0069】次に、1フレームの平均エネルギー値が所
定のしきい値2と比較される( ステップS62) 。しき
い値2の値はしきい値1より低く設定されている。1フ
レームの平均エネルギー値がしきい値2以上の場合に
は、当該無音フレームは記録対象無音フレームとして区
分され、フラグVCVAFLAGに1がセットされる( ステップ
S69) 。1フレームの平均エネルギーがしきい値2よ
り低い場合には、当該無音フレームは記録対象外無音フ
レームとして区分されフラグVCVAFLAGに0がセットされ
る( ステップS70) 。
【0070】上記のように、ステップS61、S62、
S63、S66でフレーム単位で入力信号が有音か無音
か判定し、有音フレームと無音フレームに区分する第1
のフレーム判別手段としての機能を果たしている。ステ
ップS68、S69、S70で無音フレームを記録対象
か記録対象外か判定し、記録対象無音フレームと記録対
象外無音フレームを区分する第2のフレーム判別手段と
しての機能を果たしている。ステップS67は、無音フ
レームのデータを圧縮するデータ圧縮手段としての機能
を果たし、ステップS65は、有音フレームのデータを
圧縮するデータ圧縮手段としての機能を果たしている。
【0071】上記符号化処理ではステップS67で無音
ルーチンで符号化をした後、記録対象無音フレームと記
録対象外無音フレームを区分しているが、記録対象無音
フレームを先に区分して、記録対象無音フレームだけを
対象に無音ルーチンで符号化してもよい。
【0072】本発明の第2の実施形態では、データの記
録フォーマットは第1の実施形態と同様なので説明は省
略する。次に図12を参照して入力信号のエネルギーレ
ベルと符号化・記録の関係を説明する。
【0073】図12においてEより以前の部分は、信号
のエネルギーレベルがしきい値1以上なので有音フレー
ムとして区分され、記録媒体13にフレームのデータが
記録される。EからFの部分は、入力エネルギーレベル
がしきい値1より低いので無音フレームとして区分さ
れ、しきい値2以上なので記録対象無音フレームとなり
記録媒体13にフレームのデータが記録される。Fから
Gの部分は、信号のエネルギーレベルがしきい値1以上
なので有音フレームとして区分され、記録媒体13にフ
レームのデータが記録される。GからHの部分は、入力
エネルギーレベルがしきい値1より低いので無音フレー
ムとして区分され、しきい値2以上なので記録対象無音
フレームとなり記録媒体13にフレームのデータが記録
される。Hより後の部分は、入力エネルギーレベルがし
きい値1より低いので無音フレームとして区分され、し
きい値2より低いので記録対象外無音フレームとなりフ
レームのデータは記録されない。
【0074】上記本発明の第2の実施形態によれば、フ
レームの入力信号レベルにより無音フレームの記録対象
と記録対象外としての区分をするので、レベルの十分に
低い無音フレームは即座に記録対象外とされ、より記録
媒体13の節約に効果がある。
【0075】(第3の実施形態)次に本発明の第3の実
施形態を説明する。本発明の第3の実施形態は、第1の
フレーム判別手段で入力エネルギーのレベルを基準に
し、第2のフレーム判別手段でも入力エネルギーのレベ
ルを基準にして所定の判別をしているが、有音フレーム
直後の5個の無音フレームは有音フレームとして処理
し、記録対象無音フレーム直後の100個の記録対象外
無音フレームは記録対象無音フレームとして処理してい
る。本発明の第3の実施形態は第1の実施形態と第2の
実施形態に類似しているので、同じ部分は説明せず、異
なる部分のみ説明する。
【0076】本発明の第3の実施形態におけるブロック
図は、第1、2の実施形態と同様なので説明は省略す
る。本発明の第3の実施形態における動作の詳細は、符
号化処理のみ異なり、図2、3、5に記された動作は第
1、2の実施形態と同一であるので、符号化処理のみ説
明し、残りの説明は省略する。
【0077】図7を参照して、符号化処理を説明する。
記録処理において符号化処理が実行されるとまず1フレ
ームの平均エネルギー値( ENG) を計算する( ステッ
プS81) 。次に1フレームの平均エネルギー値( EN
G) が所定のしきい値1と比較される( ステップS8
2) 。1フレームの平均エネルギー値( ENG) がしき
い値1以上の場合には、当該フレームは有音フレームと
判断され、カウンタVADCNTR を0に設定する( ステップ
S83) 。ここで、カウンタVADCNTR は有音フレームの
直後に無音フレームが来た場合、無音フレームの連続数
をカウントするものである。
【0078】次に、カウンタHANGCNTRを0に設定する(
ステップS84) 。ここで、カウンタHANGCNTRは記録対
象無音フレームの直後に記録対象外無音フレームが来た
場合、記録対象外無音フレームの連続数をカウントする
ものである。
【0079】続いて、フラグVADFLAG に1がセットされ
る( ステップS85) 。次に、フラグVCVAFLAGに1がセ
ットされる( ステップS86) 。そして有音ルーチンで
フレームのデータを符号化し( ステップS87) 、リタ
ーンして記録処理に戻る。
【0080】さて、ステップS82で1フレームの平均
エネルギー値( ENG) がしきい値1より高くない場合
には、当該フレームは無音フレームとして区分され、VA
DCNTR の値が所定の設定値、例えば5と比較される( ス
テップS88) 。VADCNTR の値が5以下ならば、有音フ
レーム直後の無音フレームがまだ5を超えて連続してい
ないので、この場合は無音フレームも有音フレームと見
なすこととし、VADCNTR の値を1増加させた後( ステッ
プS89) 、ステップS84に進み、有音フレームとし
て処理される。
【0081】さて、ステップS88でVADCNTR の値が5
より大きければ、無音フレームはステップS82での判
定どおり無音フレームとして扱われ、VADFLAG に0がセ
ットされる( ステップS90) 。次に無音ルーチンでフ
レームのデータが符号化される( ステップS91) 。デ
ータの符号化では、有音フレームの場合より圧縮率の高
いデータ圧縮を行っている。
【0082】次に、1フレームの平均エネルギー値が所
定のしきい値2と比較される( ステップS92) 。しき
い値2の値はしきい値1より低く設定されている。1フ
レームの平均エネルギー値がしきい値2以上の場合に
は、当該無音フレームは記録対象無音フレームとして区
分され、カウンタHANGCNTRに0が設定される( ステップ
S93) 。次に、フラグVCVAFLAGに1がセットされる(
ステップS94) 。ステップS92で1フレームの平均
エネルギーがしきい値2より高くない場合には、当該無
音フレームは記録対象外無音フレームとして区分されHA
NGCNTRの値と所定の設定値、例えば100とを比較する
( ステップS95) 。HANGCNTRの値が100以下なら
ば、記録対象無音フレームの後に記録対象外無音フレー
ムがまだ100を超えて連続していないので、この場合
は記録対象外無音フレームも記録対象無音フレームと見
なすこととし、HANGCNTRの値を1増加させた後( ステッ
プS96) 、ステップS94に進み、記録対象無音フレ
ームとして処理される。
【0083】ステップS95でHANGCNTRの値が100よ
り大きい場合には、ステップS92の判断どおりに記録
対象外無音フレームとして扱われ、フラグVCVAFLAGに0
がセットされる( ステップS97) 。
【0084】上記のように、ステップS81、S82、
S85、S88、S90でフレーム単位に入力信号が有
音か無音か判定し、有音フレームと無音フレームに区分
する第1のフレーム判別手段としての機能を果たしてい
る。ステップS92、S94、S95、S97で無音フ
レームを記録対象か記録対象外か判定し、記録対象フレ
ームと記録対象外フレームを区分する第2のフレーム判
別手段としての機能を果たしている。ステップS91
は、無音フレームのデータを圧縮するデータ圧縮手段と
しての機能を果たし、ステップS87は、有音フレーム
のデータを圧縮するデータ圧縮手段をしての機能を果た
している。
【0085】上記符号化処理ではステップS91で無音
ルーチンで符号化をした後、記録対象無音フレームと記
録対象外無音フレームを区分しているが、記録対象無音
フレームを先に区分して、記録対象無音フレームだけを
対象に無音ルーチンで符号化してもよい。
【0086】本発明の第3の実施形態では、データの記
録フォーマットは第1、2の実施形態と同様なので説明
は省略する。次に図13を参照して入力信号のエネルギ
ーレベルと符号化・記録の関係を説明する。
【0087】図13においてIより以前の部分は、信号
のエネルギーレベルがしきい値1以上なので有音フレー
ムとして区分され記録媒体13にフレームのデータが記
録される。IからJの部分は、入力エネルギーレベルが
しきい値1より低いので無音フレームとして区分される
が、有音フレーム直後に来る無音フレームについては連
続した5フレームを有音フレームとみなすので有音フレ
ームとして記録媒体13にフレームのデータが記録され
る。JからKの部分は、入力エネルギーレベルがしきい
値1より低く、有音フレーム直後に連続する5フレーム
でもないので、無音フレームとなり、入力エネルギーレ
ベルはしき位置2以上なので、記録対象無音フレームと
して区分され記録媒体13にフレームのデータが記録さ
れる。KからLの部分では、入力エネルギーレベルがし
きい値1以上なので、有音フレームとして区分され記録
媒体13にフレームのデータが記録される。LからMの
部分は、入力エネルギーレベルがしきい値1より低いの
で無音フレームとして区分されるが、有音フレーム直後
にくる無音フレームについては連続した5フレームまで
を有音フレームとみなすので有音フレームとして処理さ
れ、記録媒体13にこれらのフレームのデータが記録さ
れる。MからNの部分は、入力エネルギーレベルがしき
い値1より低く、有音フレーム直後の5フレームでもな
いので、無音フレームとなり、入力エネルギーレベルは
しき位置2以上なので、記録対象無音フレームとして区
分され記録媒体13にフレームのデータが記録される。
NからOの部分は、入力エネルギーレベルがしきい値1
やしきい値2より低いので、記録対象外無音フレームと
して区分されるが、記録対象無音フレーム直後に来る記
録対象外無音フレームについては連続する100フレー
ムまでを記録対象無音フレームとみなすので、記録対象
無音フレームとして記録媒体13にフレームのデータが
記録される。O以降は、入力エネルギーレベルがしきい
値1やしきい値2より低く、記録対象無音フレーム直後
の100フレームではないので、記録対象外無音フレー
ムとして区分され記録されない。
【0088】上記本発明の第3の実施形態によれば、フ
レームのエネルギーレベルがしきい値近辺にある場合、
頻繁にフレームの区分が切り替るのを防止できる。 (第4の実施形態)次に本発明の第4の実施形態を説明
する。本発明の第4の実施形態は、上述した第3の実施
形態を改良したものである。第3の実施形態において
は、しきい値1はしきい値2より大きな値である点以外
は、しきい値1としきい値2は独自に決められ両者の関
連はなかったが、第4の実施形態においてはしきい値2
を調整すると、この調整の度合いによってしきい値1が
自動的に調整されるように構成されている。
【0089】本発明の音声記録再生装置に入力される音
声信号のエネルギーの値は記録状態によって当然変化す
る。良好な録音状態であれば、有音状態の音声信号のエ
ネルギーの値は大きく、劣悪な録音状態では有音状態の
エネルギーの値は小さくなる。また、無音状態において
も、背景雑音の大小で無音状態のエネルギーの値は変動
するものである。このようなことから、しきい値1やし
きい値2は固定させず、調整可能に構成することが望ま
しい。しかし、しきい値1としきい値2を別々に調整す
るのでは両者の整合をとることが難しく、例えば、しき
い値1は本来しきい値2より大きい値だが、これが逆転
したりして不具合の原因になる可能性があった。
【0090】本発明の第4の実施形態はこのような点に
鑑み、しきい値2の調整結果を自動的にしきい値1にも
反映させ、両者の整合が自動的にとれるようにするもの
である。本第4の実施形態においては、しきい値2はボ
リュームによって調整され設定されるが、しきい値1は
入力音声に含まれる背景雑音を加味した適切な範囲内で
変動するようなロジックになっている。このロジックで
はしきい値1の初期値を十分低く設定しておき、この初
期値よりしきい値1を徐々に増加させてゆき、入力信号
がしきい値1がより大きい間は増加させ、しきい値1が
入力信号を上回った時点で、この入力信号のエネルギー
を新たなしきい値1とする。そして、また同様に、しき
い値1を入力信号が上回るまで、このしきい値1を徐々
に増加させてゆくロジックになっている。また、このし
きい値1には最大値と最小値が決められており、しきい
値1はこの範囲の中でしか変化できない。最大値は通
常、有音時のエネルギーレベルより十分低く、背景雑音
のエネルギーレベルより十分高く設定されており、最小
値は通常、背景雑音のエネルギーレベルより十分低く設
定されている。
【0091】このような最大値・最小値の範囲内で、上
記ロジックでしきい値1を変動させることにより、しき
い値1を背景雑音に近いレベルに保っておくことができ
る。本第4の実施形態においては、このしきい値1の最
大値・最小値の値を第2の判別手段のしきい値2の調整
の度合いによって、変化させるものである。
【0092】本発明の第4の実施形態は第3の実施形態
に類似しているので、同じ部分は説明せず、異なる部分
のみ説明する。本発明の第4の実施形態におけるブロッ
ク図は第1、2、3の実施形態と基本的の同様である
が、操作部16の中に図示しないボリュームが含まれて
いて、このボリュームを操作することにより、第2の判
別手段のしきい値2の値が調整自在となっている点が異
なっている。
【0093】このボリュームの値は主制御回路11で検
出され、ボリュームの値の応じて第2の判別手段のしき
い値2が所望の値に設定される。また、ボリュームの中
央で標準的なしきい値2となるようになっているが、こ
の標準的なしきい値2とボリュームで調整後のしきい値
2の比率は調整倍率αとして主制御回路11で計算さ
れ、図示しないバッファに記録される。
【0094】本発明の第4の実施形態における動作の詳
細は、第3の実施形態と比較して記録処理においてしき
い値調整処理が追加されている点のみ異なり、記録処理
の残り部分や図2、5、7に記された動作は同一である
ので、記録処理としきい値調整処理のみ説明し、残りの
説明は省略する。
【0095】図8は本第4実施形態の記録処理を示すフ
ローチャートであり、ステップS101のしきい値調整
処理が追加されている点のみが、第3実施形態の記録処
理と異なっている。このしきい値調整処理を図9を参照
して説明する。
【0096】まず上述したように、本第4実施形態では
しきい値2の調整は操作者によってボリュームを適宜調
整することによって行なわれ、標準的なしきい値2とボ
リュームで調整後のしきい値2の比率は調整倍率αとし
て主制御回路11で計算され、図示しないバッファに記
録されている。
【0097】さて、しきい値調整処理が開始されると、
この処理が録音開始後初回のものか判断される(ステッ
プS111)。初回の処理であったら、しきい値1TRS1
の初期値を通常想定される背景雑音のレベルより十分に
低い値に設定する。また、しきい値1の最小値の初期値
TRS1_MIN_INIを通常想定される背景雑音のレベルより十
分低い値に設定し、しきい値1の最大値の初期値TRS1_M
AX_INIを有音時のエネルギーレベルより十分低く、背景
雑音のエネルギーレベルより十分高く設定する(ステッ
プS112)。
【0098】つぎに、1フレームの平均エネルギー値E
NGを計算する(ステップS113)。そして、ホスト
のバッファからしきい値2の調整倍率αを読み込み(ス
テップS114)、TRS_MIN_INI にαを乗じてしきい値
1の最小値TRS1_MINを計算し、しきい値1の最大値の初
期値TRS1_MAX_INIにαを乗じてしきい値1の最大値TRS1
_MAXを計算する(ステップS115)。
【0099】つぎに、1フレームの平均エネルギー値E
NGと現在のTRS1を比較する(ステップS116)。E
NGが現在のTRS1より小さければ、TRS1をENGに一致
させる(ステップS117)。つぎに、TRS1とTRS1_MIN
を比較し(ステップS118)、TRS1がTRS1_MINより小
さい場合は、TRS1をTRS1_MINに一致させる(ステップS
119)。
【0100】そして、TRS1の値を所定の割合である65
/64だけ増加させる(ステップS120)。TRS1の値
をTRS1_MAXと比較し(ステップS121)、TRS1がTRS1
_MAXより大きい場合は、TRS1をTRS1_MAXに一致させる
(ステップS122)。最後にリターンして、しきい値
調整処理を抜ける。
【0101】上記のステップS115で記載したよう
に、本実施形態4ではしきい値2の調整の度合いを表わ
すαによって、しきい値1の最大値および最小値が変化
する。しきい値1は最大値及び最小値の範囲内を変動し
ているので、しきい値2の調整の度合いに応じてしきい
値1が連動して変化することになる。このようにして、
しきい値2を変化させた場合でも、しきい値2としきい
値1の相対的な関係に不整合を生じること無く、自動的
にしきい値1の値を変化させることができ、種々な録音
状態に簡単に対応することができる。
【0102】本第4の実施形態では、しきい値間の連動
の仕方はαによってしきい値1の最大値および最小値を
変化させる構成なっているが、これに限定されない。例
えば、しきい値1の標準値をα倍するような構成でもよ
い。
【0103】本第4の実施形態では、しきい値2の調整
の度合いに対応してしきい値1が変化したが、しきい値
1を調整するようにし、しきい値2が自動的にしきい値
1に連動して変化してもよい。また、しきい値を用いた
判別手段は2つに限らず、より多くの複数の判別手段が
存在していてもよい。この場合、少なくとも1つの判別
手段のしきい値を調整可能にして、他の判別手段の一部
または全部のしきい値を連動して変化させればよい。さ
らに、しきい値は音声信号をレベルで判定するものに限
定されず、音声信号を周波数やS/N比等の別の指標で
判定するのに用いるものでもよい。
【0104】上記4つの実施形態では、有音フレームと
無音フレームを信号のエネルギーレベルで区分したが、
これに限らず他の方法を用いて区分してもよい。上記4
つの実施形態では、記録対象無音フレームと記録対象外
無音フレームを、信号のエネルギーレベルやフレームの
連続数で区分したが、これに限らず他の方法を用いて区
分してもよい。
【0105】上記4つの実施形態で用いた連続したフレ
ームの数は任意に設定できる。例えば、有音フレーム直
後の連続する無音フレームの数5や、記録対象無音フレ
ーム直後の連続する記録対象外無音フレームの数100
に限らず、任意に設定できる。また、フレーム数の代り
に時間を用いてもよい。また、無音フレームの記録判定
に使う所定数と実際の記録する無音フレームの数を違え
てもよい。例えば、100フレームをこえて連続無音フ
レームがきた場合に記録対象外無音フレームとして区分
する場合でも、50フレーム以降の無音フレームは溯っ
て全て記録対象外としてもよい。これは、無音区間があ
る程度以上長い場合のみ記録を止め記録の頻繁停止を避
けたいが、設定した無音区間の長さでは再生時に間が長
すぎると操作者が感ずる場合に有効である。
【0106】また、本発明で、記録対象外無音フレーム
を全て記録対象外とするのではなく、一部を記録対象と
してもよい。無音フレームの連続した数に応じて一部の
記録対象外無音フレームを記録対象にして、例えば、1
0フレームの連続した記録対象外無音フレームに1つの
割合で記録対象にしてもよい。このように構成すれば、
無音区間の長さを10分の1に短縮して記録する効果が
得られるので、例えば1時間の無音区間は6分の無音区
間として記録され、5分の無音区間は30秒の無音区間
として記録されるので、記録領域の節約をしながら、無
音時間の長短に関する概略の感覚を再生時に得ることが
できる。
【0107】先にも述べたが、本発明で、記録媒体は本
体に固定的に取付けられてもよいし、着脱可能に構成さ
れていてもよい。また、記録媒体としては、ランダムア
クセス可能なものが望ましく、特に半導体メモリが望ま
しい。しかし、特にこれに限定されない。
【0108】本発明で、有音フレームのデータも圧縮す
ることが記録媒体の節約上望ましいが、必ずしも圧縮し
なくともよい。
【0109】
【発明の効果】本発明に係る請求項1から16に記載の
音声記録再生装置によれば、会話の自然なつながりを確
保したまま、記録時における記録媒体の使用量を節約で
きる。
【0110】本発明に係る請求項9に記載の音声記録再
生装置によれば、有音と無音の区分が最適に調整でき、
有音の範囲が狭く必要な発言が記録されなかったり、有
音の範囲が広く記録媒体を浪費したりする可能性を減ら
すことができる。
【0111】本発明に係る請求項10に記載の音声記録
再生装置によれば、無音フレームの記録対象と記録対象
外の区分が最適に調整でき、音声が急に途切れず、会話
に必要な適切な間を確保した上で、記録媒体を節約でき
るよう設定できる。
【0112】本発明に係る請求項12に記載の音声記録
再生装置によれば、記録媒体をより節約できる。本発明
に係る請求項13に記載の音声記録再生装置によれば、
記録時に有音フレームと無音フレームの境界近傍で有音
と無音の認識が小刻みに変ることに起因する不具合を防
止できる。
【0113】本発明に係る請求項14に記載の音声記録
再生装置によれば、記録時に記録対象無音フレームと記
録対象外無音フレームの境界近傍で記録対象と記録対象
外の認識が小刻みに変ることに起因する不具合を防止で
きる。
【0114】本発明に係る請求項15に記載の音声記録
再生装置によれば、無音時間の長短に関する概略の感覚
を再生時に得ることができる。本発明に係る請求項16
および請求項17に記載の音声記録再生装置によれば、
しきい値間の整合性を保ったまま、様々な環境に合わせ
たしきい値の変更が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての音声記録再生装置
のブロック構成図である。
【図2】図1の主制御回路の動作フローチャートであ
る。
【図3】記録処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態における符号化処理の
フローチャートである。
【図5】再生処理のフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態における符号化処理の
フローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態における符号化処理の
フローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施形態における記録処理のフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施形態におけるしきい値調整
処理のフローチャートである。
【図10】記録媒体の記録フォーマットである。
【図11】本発明の第1の実施形態における、入力信号
のエネルギーレベルと符号化・記録の関係の説明図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施形態における、入力信号
のエネルギーレベルと符号化・記録の関係の説明図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施形態における、入力信号
のエネルギーレベルと符号化・記録の関係の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 マイク 2、7 増幅器( AMP) 3 低域通過フィルタ( LPF) 4 アナログ/デジタル( A/D) 変換器 5 デジタル信号処理部( DSP) 6 デジタル/アナログ( D/A) 変換器 8 スピーカ 9 制御回路 10 データI/Oバッファ 11 主制御回路 12 記録媒体制御回路 13 記録媒体 14 駆動回路 15 表示器 16 操作部 17 主スイッチ 18 電源

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をデジタル化し、一定間隔ごと
    にフレーム分割するデータ分割手段と、 フレーム単位に入力信号が有音か無音かを判定し、有音
    フレームと無音フレームに区分する第1のフレーム判別
    手段と、 上記無音フレームのデータが、記録対象か記録対象外か
    を判定し、記録対象無音フレームと記録対象外無音フレ
    ームに区分する第2のフレーム判別手段と、 上記記録対象無音フレームのデータを圧縮するデータ圧
    縮手段と、 有音フレームのデータと記録対象無音フレームのデータ
    を記録媒体に記録する記録手段と、 を具備することを特徴とする音声記録再生装置。
  2. 【請求項2】 入力信号のレベルを計測する、レベル計
    測手段を具備し、 第1のフレーム判別手段は、上記レベル計測手段で計測
    したフレームの入力信号レベルをもとに有音フレームと
    無音フレームを区分する、 ことを特徴とする請求項1記載の音声記録再生装置。
  3. 【請求項3】 無音フレームが連続した場合、該連続し
    た無音フレームの数をカウントする計数手段を具備し、 第2のフレーム判別手段は、上記計数手段のカウント値
    をもとに、記録対象無音フレームと記録対象外無音フレ
    ームに区分する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の音声記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 第2のフレーム判別手段は、連続した無
    音フレームの数が所定数以上の場合、予め決められた数
    より後の無音フレームの一部又は全部を、記録対象外無
    音フレームに区分する、 ことを特徴とする請求項3記載の音声記録再生装置。
  5. 【請求項5】 第2のフレーム判別手段は、連続した無
    音フレームの数が所定数以上の場合、上記所定数より後
    の無音フレームを記録対象外無音フレームに区分し、そ
    れ以外の無音フレームを記録対象無音フレームに区分す
    る、 ことを特徴とする請求項3又は4記載の音声記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】 入力信号のレベルを計測する、レベル計
    測手段を具備し、 第2のフレーム判別手段は、上記レベル計測手段で計測
    したフレームの入力信号レベルをもとに記録対象無音フ
    レームと記録対象外無音フレームを区分する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の音声記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 第2のフレーム判別手段は、入力信号の
    レベルが所定のしきい値以下又は未満の無音フレームの
    一部又は全部を、記録対象外無音フレームに区分する、 ことを特徴とする請求項6記載の音声記録再生装置。
  8. 【請求項8】 第2のフレーム判別手段は、入力信号の
    レベルが所定のしきい値以下又は未満の無音フレームを
    記録対象外無音フレームに区分し、それ以外の無音フレ
    ームを記録対象無音フレームに区分する、 ことを特徴とする請求項6又は7記載の音声記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 第1のフレーム判別手段は有音か無音か
    を判定するための基準となるしきい値が可変で調整可能
    に構成されている、 ことを特徴とする、請求項1、2、3、4、5、6、7
    又は8記載の音声記録再生装置。
  10. 【請求項10】 第2のフレーム判別手段は記録対象か
    記録対象外かを判定するための基準となるしきい値が可
    変で調整可能に構成されている、 ことを特徴とする、請求項6、7、8又は9記載の音声
    記録再生装置。
  11. 【請求項11】 第1のフレーム判別手段も第2のフレ
    ーム判別手段もフレームの入力信号のレベルを基準にフ
    レームを区分し、 第1のフレーム判別手段のしきい値は第2のフレーム判
    別手段のしきい値より高い、 ことを特徴とする請求項6、7、8、9又は10記載の
    音声記録再生装置。
  12. 【請求項12】 上記データ圧縮手段は、無音フレーム
    のデータに加えて、有音フレームのデータも圧縮し、有
    音フレームのデータの圧縮率は無音フレームのデータの
    圧縮率より低い、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10又は11記載の音声記録再生装置
  13. 【請求項13】上記第1のフレーム判別手段は、有音フ
    レーム直後の所定数の無音フレームを有音フレームとし
    て処理する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11又は12記載の音声記録再生装置。
  14. 【請求項14】上記第2のフレーム判別手段は、記録対
    象無音フレーム直後の所定数の記録対象外無音フレーム
    を記録対象無音フレームとして処理する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12又は13記載の音声記録再生
    装置。
  15. 【請求項15】 上記第2のフレーム判別手段は、連続
    する無音フレームの数に応じて、該連続する無音フレー
    ムに含まれる一部の記録対象外無音フレームを記録対象
    無音フレームとして処理する。ことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2、13又は14記載の音声記録再生装置。
  16. 【請求項16】 第2のフレーム判別手段において記録
    対象か記録対象外かを判定する基準となるしきい値を調
    整した場合、この調整の度合いに応じて第1のフレーム
    判別手段のしきい値が自動的に調整されることを特徴と
    する請求項10記載の音声記録再生装置。
  17. 【請求項17】 入力音声信号をしきい値により判別す
    る判別手段を複数具備する音声記録再生装置において、 上記判別手段のうち少なくともひとつの判別手段は、し
    きい値を外部より調整可能な調整手段を具備しており、 上記調整手段によって上記少なくともひとつの判別手段
    のしきい値が調整されるのに対応して、他の判別手段の
    しきい値も連動して変化することを特徴とする音声記録
    再生装置。
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JP2001236095A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Olympus Optical Co Ltd 音声記録装置

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