JP2001235032A - 油圧走行駆動装置 - Google Patents

油圧走行駆動装置

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JP2001235032A
JP2001235032A JP2000047521A JP2000047521A JP2001235032A JP 2001235032 A JP2001235032 A JP 2001235032A JP 2000047521 A JP2000047521 A JP 2000047521A JP 2000047521 A JP2000047521 A JP 2000047521A JP 2001235032 A JP2001235032 A JP 2001235032A
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hydraulic
tilt
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signal
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Masanori Ikari
政典 碇
Nobuo Matsuyama
伸生 松山
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/4157Control of braking, e.g. preventing pump over-speeding when motor acts as a pump

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧モータがオーバランしない油圧走行駆動
装置を提供する。 【解決手段】 油圧モータの傾転量を制御して車両を駆
動する油圧走行駆動装置において、車両の車速を検出す
る車速検出手段と、油圧モータの傾転量を制御するサー
ボ弁と、前記車速検出手段により検出された車速が増速
時に第1所定値に達したとき、油圧モータの傾転量を所
定の制動力を発生する制動傾転量に増加する指令をサー
ボ弁に出力し、車速が第1所定値よりも小さい第2所定
値に低下したときに制動傾転量の増加指令を解除する指
令をサーボ弁に出力する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、ホイールロ
ーダ等の作業機械の油圧駆動装置で、油圧モータの吐出
量を制御して走行を制御する油圧走行駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の油圧モータの出力トルクを
クラッチを介して接続して駆動する車両の油圧走行駆動
装置においては、車速が所定値になったとき、クラッチ
の接続、遮断制御を行って出力トルク、車速等を制御す
る。図5は従来の油圧走行駆動装置の複数の油圧モータ
とクラッチの制御装置の制御回路図である。この制御回
路は、油圧ポンプ50、第1油圧モータ51、第2油圧
モータ52、クラッチ53、および、車速検出ポンプ5
4などにより構成される。第1油圧モータ51と第2油
圧モータ52はエンジン15により駆動される油圧ポン
プ50に並列に接続され、該油圧ポンプ50の吐出圧油
により駆動される。第1油圧モータ51の第1出力軸5
1aには第1モータ用歯車51bが固設されると共に、
第1モータ用歯車51bは車両を駆動する駆動軸55の
駆動軸用歯車55aと噛み合っている。第1油圧モータ
51の出力トルクは第1モータ用歯車51b、駆動軸用
歯車55aを介して、車両を駆動する駆動軸55に常に
伝達される。
【0003】第2油圧モータ52の第2出力軸52aに
はクラッチ53が設けられ、このクラッチ出力軸53a
には第2モータ用歯車53bが固設されると共に、第2
モータ用歯車53bは車両を駆動する駆動軸55の駆動
軸用歯車55aと噛み合っている。クラッチ53は、内
部にばね72を有していて、油室73に油圧が供給され
ていないときには、ばね72により第2出力軸52a及
びクラッチ出力軸53aが面Sで係合した状態になり、
油室73に油圧が供給されると、油圧力がばね72の付
勢力に打ち勝って面Sが離れ第2出力軸52a及びクラ
ッチ出力軸53aの係合が解除される。第2油圧モータ
52の出力トルクは、クラッチ53が係合されていると
きには、クラッチ53、第2モータ用歯車53b、及び
駆動軸用歯車55aを介して車両を駆動する駆動軸55
に伝達される。第1油圧モータ51の第1斜板65の一
端部には、第1サーボ弁61により制御される第1シリ
ンダ62のロッド先端部が取着されている。また、第2
油圧モータ52の第2斜板66の一端部には、第2サー
ボ弁63により制御される第1シリンダ64のロッド先
端部が取着されている。
【0004】駆動軸55に接続されている車速検出ポン
プ54の吐出油は、絞り32cを介してタンク71にド
レンされている。また、車速検出ポンプ54の吐出口
は、傾転固定制御弁58の受圧部及びクラッチ切換弁5
9の受圧部にそれぞれ接続されている。タンク71から
油を吸入して制御ポンプ56から吐出される油は、リリ
ーフ弁57により一定の油圧に設定され、傾転固定制御
弁58のポートP1に供給される。傾転固定制御弁58
のポートP2は、クラッチ切換弁59のポートP3に接
続されている。また、クラッチ切換弁59のポートP4
は、クラッチ53の油室73に接続され、ポートP5
は、タンク71に接続されている。傾転固定制御弁58
のポートP2は、0傾転固定弁60の受圧部に接続され
ている。そして、第2油圧モータ52を駆動する駆動圧
は、0傾転固定弁60のポートP6に供給され、ポート
P7は、第2サーボ弁63に接続されている。
【0005】次に、作動について説明する。アクセルペ
ダルを踏み込んで加速を開始したときの制御回路の状態
は、図5に示すようになっている。即ち、車速がゼロで
あるので、車速検出ポンプ54から出力される油圧はゼ
ロであるので、ばね67,68の付勢力により、傾転固
定制御弁58及びクラッチ切換弁59は共にa位置が作
動している。また、0傾転固定弁60もばね69の付勢
力によりa位置が作動している。なお、クラッチ53は
油室73の油圧がゼロであるので、ばね72の付勢力に
より面Sで係合している。一方、加速を開始したときに
は、第1サーボ弁61及び第2サーボ弁63からの指令
により、第1シリンダ62及び第2シリンダ64が伸縮
され、第1油圧モータ51及び第2油圧モータ52の第
1斜板65及び第2斜板66の傾転量は共に最大になっ
ている。
【0006】図6に傾転量を表わす吐出量Dと車速Vの
関係を示す。車速Vが大きくなってくるに従って減少す
る第2油圧モータ52の駆動圧が第2サーボ弁63に作
用して、第2斜板66の傾転量が図6のカーブAのよう
に小さくなるように制御される。車速Vが大きくなって
くると、車速検出ポンプ54の吐出量が大きくなり、絞
り32cの上流側の油圧も大きくなってくる。車速Vが
大きくなって、第2油圧モータ52の第2斜板66が略
ゼロの傾転量になったとき、即ち図6において車速V1
になったときに、傾転固定制御弁58がb位置に切り換
わる。すると、傾転固定制御弁58のポートP2から制
御ポンプ56の出力する一定油圧が0傾転固定弁60の
受圧部に供給され、ばね69の付勢力に打ち勝って0傾
転固定弁60のb位置が作動する。そして、0傾転固定
弁60のポートP7を介して第2油圧モータ52の駆動
圧が、第2サーボ弁63に供給される。供給された駆動
圧に基づいて第2サーボ弁63は第2シリンダ64の位
置を固定する指令を第2シリンダ64に出力して、第2
斜板66の傾転量を固定する。即ち、第2斜板66の傾
転量をゼロに固定する。一方、第1油圧モータ51で
は、傾転量が最大で固定されていた第1斜板65は、傾
転固定制御弁58がb位置に切り換わるときに出力する
油圧信号(図示せず)により最大傾転量の固定が解除さ
れる。そして、車速V1から高速になるに従って第1油
圧モータ51の小さくなる駆動圧に基づき図6のカーブ
Bに示すように第1斜板65の傾転量も小さくなる。
【0007】第2油圧モータ52の第2斜板66がゼロ
傾転量で固定された後も、車速は大きくなっているの
で、車速検出ポンプ54の出力する油圧は増加し続け、
車速V2になったときにクラッチ切換弁59のb位置が
作動する。クラッチ切換弁59のb位置が作動すると、
制御ポンプ56の出力する一定油圧が傾転固定制御弁5
8のポートP1,P2及びクラッチ切換弁59のポート
P3,P4を介してクラッチ53の油室73に供給され
る。そして、面Sが離れて、クラッチの係合が解除され
るので、その後は、第1油圧モータ51だけで車両が駆
動される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の油圧走行駆
動装置においては、下記の問題がある。アクセルペダル
を踏み込んで最高速度で走行中は、クラッチ53は係合
が解放されフリーになっており、傾転量が最小になって
いる第1油圧モータ51だけの駆動力により走行してい
る。この状態で降坂するときは、第1油圧モータ51の
制動力を効かせながら降坂する。しかしながら、傾転量
が最小になっている降坂時に、減速機4の減速比が大き
いブルドーザに比較してホイールローダのように減速比
が小さい車両では、第1油圧モータ51の制動力が車両
の制動力として十分発揮できない。そして、坂の勾配が
大きくなると制動力が不足して車速が保持できなくなり
第1油圧モータ51の回転速度がオーバランし、破損す
るという問題がある。
【0009】本発明は上記従来の問題点に着目し、油圧
モータがオーバランしない油圧走行駆動装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、第1発明は、油圧モータの傾転量を
制御して車両を駆動する油圧走行駆動装置において、車
両の車速を検出する車速検出手段と、油圧モータの傾転
量を制御するサーボ弁と、前記車速検出手段により検出
された車速が増速時に第1所定値に達したとき、油圧モ
ータの傾転量を所定の制動力を発生する制動傾転量に増
加する指令をサーボ弁に出力し、車速が第1所定値より
も小さい第2所定値に低下したときに前記制動傾転量の
増加指令を解除する制御手段とを備える構成としてい
る。
【0011】第1発明によれば、車両が増速時に、車速
が第1所定値に達したことを車速検出手段が検出する
と、制御手段は油圧モータの傾転量を制御するサーボ弁
に制動傾転量に増加する指令を出力する。これにより、
油圧モータの吐出量が大きくなり、車両の制動力が大き
くなって減速する。減速して、車速が第1所定値よりも
小さい第2所定値に低下すると制動傾転量の増加指令を
解除する。制動傾転量の増加指令が解除されると、制動
力が小さくなるので車速が大きくなる。車速が大きくな
ると、再度制動傾転量に増加されるので制動力が大きく
なり車速が小さくなる。これにより、車速が第1所定値
及び第2所定値間で保持されるので油圧モータのオーバ
ラン及び破損を防止できる。
【0012】第2発明は、請求項1記載の油圧走行駆動
装置に基づき、請求項1記載の油圧走行駆動装置におい
て、車速検出手段は、車両の駆動軸の回転速度に応じた
吐出量を吐出する車速検出ポンプと、車速検出ポンプの
吐出口及びタンク間に設けた絞りとを有し、絞りの車速
検出ポンプ側の油圧を車速信号圧として検出する油圧式
車速検出手段とし、制御手段は、前記油圧式車速検出手
段により検出した車速信号圧が増速時に第1所定圧に達
したときに油圧モータを制動傾転量に増加する油圧信号
をサーボ弁に出力し、車速信号圧が第1所定圧よりも小
さい第2所定圧に低下したときに制動傾転量の増加指令
を解除する油圧信号をサーボ弁に出力する傾転固定制御
弁とする構成としている。
【0013】第2発明によれば、車両の駆動軸の回転速
度に応じた油量を吐出する車速検出ポンプの吐出口及び
タンク間に絞りを設け、絞りの車速検出ポンプ側の油圧
を車速信号として検出する。傾転固定制御弁は、車速信
号圧をパイロット圧として作動位置が切り換わり、切り
換わる作動位置に基づいて油圧モータの制動傾転量を増
加させる油圧信号及び増加指令を解除する油圧信号をサ
ーボ弁に出力する。車速信号圧が第1所定圧に達したと
きに、傾転固定制御弁は制動傾転量を増加する油圧信号
をサーボ弁に出力すると、油圧モータの吐出量は大きく
なり、制動力が大きくなって減速する。車速が減速し
て、第1所定値よりも小さい第2所定値に低下すると、
傾転固定制御弁は制動傾転量の増加指令を解除する油圧
信号をサーボ弁に出力する。これにより、車速に応じた
車速検出圧が第1所定圧及び第2所定圧間で保持される
ので油圧モータのオーバラン及び破損を防止できる。
【0014】第3発明は、請求項1記載の油圧走行駆動
装置に基づき、車速検出手段は、車速を電気信号で検出
する車速検出器とし、制御手段は、前記車速検出器によ
り検出された車速が入力され、増速時に車速が第1所定
値に達したときにオン信号を、減速時に第1所定値より
も小さい第2所定値に低下したときにオフ信号をそれぞ
れ出力するコントローラと、前記オン信号が入力された
ときに油圧モータを制動傾転量に増加する油圧信号をサ
ーボ弁に出力し、前記オフ信号が入力されたときに制動
傾転量の増加指令を解除する油圧信号をサーボ弁にそれ
ぞれ出力する傾転固定電磁弁とを有する構成としてい
る。
【0015】第3発明によれば、車両の駆動軸の近傍等
に車速を電気的に検出する車速検出器を設け、検出した
車速をコントローラに入力する。コントローラは、車速
が増速して第1所定値に達したか否かを判断し、第1所
定値に達したときに、オン信号を傾転固定電磁弁に出力
して連通位置を作動させる。そして、連通位置を介して
一定制御圧の油圧信号がサーボ弁に供給され、油圧モー
タは制動傾転量に設定されるので吐出量が大きくなり、
制動力が増加して減速する。車速が減速して、第1所定
値よりも小さい第2所定値に低下すると、コントローラ
はオフ信号を傾転固定電磁弁に出力して遮断位置を作動
させる。遮断位置の作動によりサーボ弁は制動傾転量の
増加指令を解除する。これにより、車速が第1所定値及
び第2所定値間で保持され、油圧モータのオーバラン及
び破損を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態および実施例】以下に、本発明の第
1実施形態を図1,2により説明する。図1により、第
1実施形態の構成を説明する。エンジン15により駆動
される油圧ポンプ16の吐出油は、可変容量型の第1油
圧モータ1と可変容量型の第2油圧モータ2とに第1主
回路17と第2主回路18を介して並列に接続される。
第2油圧モータ2の出力軸は車両を駆動する駆動軸3に
減速機4を介して常時、連結され、第1油圧モータ1の
出力軸はクラッチ5と減速機4を介して駆動軸3に連結
される。クラッチ5は、内部にばね72を有していて、
油室73に油圧が供給されていないときには、ばね72
により面Sで係合した状態になり、油室73に油圧が供
給されると、油圧力がばね72の付勢力に打ち勝って面
Sが離れ係合が解放される。第1主回路17あるいは第
2主回路18の駆動側圧油は、図示しない前後進操作弁
(以後、FR操作弁という)からの油圧により切り換わ
るFR切換弁6を介して第1油圧モータ1の傾転量を制
御する第1傾転シリンダ7のロッド室7aと、第1サー
ボ弁8の第1パイロット受圧部8aと、第1サーボ弁8
のPポートとに接続され、第1サーボ弁8のAポートは
第1傾転シリンダ7のボトム室7bに接続される。
【0017】一方、シヤトル弁29を介して供給される
第1主回路17あるいは第2主回路18の圧油は、第2
油圧モータ2の傾転量を制御する第2傾転シリンダ27
のロッド室27aと、第2サーボ弁28の第1パイロッ
ト受圧部28aと、第2サーボ弁28のPポートとに接
続され、第2サーボ弁28のAポートは第2傾転シリン
ダ27のボトム室27bに接続される。
【0018】車速検出手段としての油圧式車速検出手段
32Aは、減速機4で駆動される車速検出ポンプ32a
と、車速検出ポンプ32aが回転方向に応じて吐出する
車速信号圧Pvを選択する高圧選択弁32bと、高圧選
択弁32bとタンク19とを結ぶ管路に介設された絞り
32cと、タンク19から車速検出ポンプ32aに油を
吸い込む吸込弁32dとを備える。油圧式車速検出手段
32Aは、車速検出ポンプ32aの吐出油が油圧選択弁
32bと絞り32cとを介してドレンするときに生じる
車速信号圧Pv(車速に比例)により車速を検出する。
【0019】0傾転固定弁11Aは、連通位置及び遮断
位置を有していて、連通位置では、シャトル弁9の出口
ポートをシャトル弁12の入口ポートに接続し、遮断位
置ではその接続を遮断する。シャトル弁12のもう一方
の入口ポートには、エンジン回転速度に応じた可変制御
圧Pmが接続され、シャトル弁12の出口ポートは、第
1サーボ弁8の受圧部8bに接続されている。
【0020】傾転固定制御弁11Bはa,b,c位置を
有していて、受圧部に供給されている車速信号圧Pvが
大きくなるに従ってa,b,c位置の順で切り換わるよ
うになっている。a位置では、制御ポンプ23の吐出圧
をリリーフ弁22により設定した一定制御圧Pcを第2
サーボ弁28の受圧部28bに供給し、0傾転固定弁1
1Aの各パイロット受圧部をタンク19に接続する。ま
た、b位置で一定制御圧Pcをクラッチ切換弁24A
と、0傾転固定弁11Aのパイロット受圧部とに供給
し、第2サーボ弁28の受圧部28bをタンク19に接
続する。さらに、c位置では、一定制御圧Pcをクラッ
チ切換弁24Aと、0傾転固定弁11Aのパイロット受
圧部と、第2サーボ弁28の受圧部28bとに供給す
る。
【0021】クラッチ切換弁24Aの受圧部には、車速
信号圧Pvが供給され、a位置では、クラッチ5の油室
73をタンク19に接続し、b位置では、クラッチ切換
弁24の入力ポートをクラッチ5の油室73に接続す
る。
【0022】図2(A)のグラフは横軸に車速をとり、
縦軸に第1、2油圧モータの傾転量を吐出容量(cc/
rev)で示し、車両を停止の状態からアクセルをフル
に操作した時における油圧ポンプの吐出量に対する車速
と各油圧モータの傾転量との関係を表しており、図2
(B)は(A)の横軸にとった車速に対する、図1に示
す傾転固定制御弁11B,0傾転固定弁11A,クラッ
チ切換弁24Aの作動位置と、第1油圧モータ1の0傾
転量のシーケンスと、クラッチ5の係合・解放との関係
を示す。
【0023】第1実施形態の作用を説明する。車両が走
行を開始して車速が第2車速Ve2に達するまでは、傾
転固定制御弁11Bは、図2(B)に示すようにa位置
が作動する。これにより、0傾転固定弁11Aは遮断位
置にあり、第1サーボ弁8の受圧部8bには駆動圧Pa
cが供給されないので第1油圧モータ1の0傾転固定は
解除されている。また、クラッチ5の油室73の油圧
は、傾転固定制御弁11Bのa位置を介してドレンする
ためクラッチ5が係合される。さらに、制御ポンプ23
の吐出圧の一定制御圧Pcは傾転固定制御弁11Bのa
位置を介して第2サーボ弁28の第2パイロット受圧部
28bに供給され、第2サーボ弁28のPポートとAポ
ートとを連通する第2開口が増加して第2油圧モータ2
は最大傾転量に固定されている。
【0024】車両が駆動され始めるときには、高圧とな
った第1主回路17の駆動圧Pacは、FR切換弁6の
F位置を経由して第1傾転シリンダ7のロッド室7a
と、第1サーボ弁8の第1パイロット受圧部8aと、第
1サーボ弁8のPポートとに供給される。また、図示し
ないアクセルペダル等によって制御されるエンジン回転
速度に比例する可変制御圧Pmは、FR切換弁6のF位
置、シヤトル弁12を介して第1サーボ弁8の第2パイ
ロット受圧部8bに供給される。これら第2パイロット
受圧部8bの可変制御圧Pmと第1パイロット受圧部8
aの駆動圧Pacおよびばね8cによる付勢力とがバラ
ンスする位置まで第1サーボ弁8が制御される。車両が
駆動され始めるときにはPm≪Pacであるため、第1
サーボ弁8のPポートとAポートを連通する第1開口が
小さくなる。そのため、Pポートの駆動圧Pacが減圧
されて第1傾転シリンダ7のボトム室7bに供給される
油圧が低いため、図2(A)に示すように、第1油圧モ
ータ1は最大傾転量となる。また、第2サーボ弁28の
第2開口は増加するためPポートの駆動圧Pacは減圧
されずに第2傾転シリンダ27のボトム室27bに供給
されるため、図2(A)に示すように、第2油圧モータ
2を最大傾転量に固定する。このため、二つの油圧モー
タ1,2は共に最大傾転量であるため、車両は最大トル
クで起動を開始する。
【0025】起動を開始した当初は駆動圧Pacの最高
圧を制限する図示しないリリーフ弁により大部分リリー
フするが、リリーフ流量が徐々に減少して各油圧モータ
1,2に供給される流量が増加する。このため、図2
(A)に示すように、車速が第1車速Ve1までは各油
圧モータ1,2の傾転量が一定でも増速する。その後、
車両の駆動トルクが徐々に減少して駆動圧Pacが低下
して、段々、(Pmの付勢力)>(Pacの付勢力)と
なり第1サーボ弁8の第1開口が大きくなるため、Aポ
ートから第1傾転シリンダ7のボトム室7bに供給され
る油圧が高くなる。このため、低下した駆動圧Pacは
第1ピストン7のロッド室7aにも送られるが、面積差
によりピストンロッド7cを左方向に移動させて、第1
油圧モータ1の傾転量(吐出容量D)を減少させる。
【0026】車速が第2車速Ve2に達すると、図2
(B)に示すように傾転固定制御弁11Bがb位置とな
り、0傾転固定弁11Aのパイロット受圧部に一定制御
圧Pcが供給される。従って、図2(B)に示すよう
に、0傾転固定弁11Aは連通位置に切り換わる。0傾
転固定弁11Aが連通位置になると、駆動圧Pacは、
シヤトル弁9と0傾転固定弁11Aの連通位置とシヤト
ル弁12を介して、第1サーボ弁8の第2パイロット受
圧部8bに供給されるが、第2パイロット受圧部8bの
受圧面積は第1パイロット受圧部8aより大きいので、
第1パイロット受圧部8aの駆動圧Pacによる付勢力
とばね8cによる付勢力に打ち勝って、第1サーボ弁8
の第1開口が最大になるまで制御する。このため、駆動
圧Pacは第1傾転シリンダ7のロッド室7aに送られ
るが、第1サーボ弁8のAポートから第1傾転シリンダ
7のボトム室7bにも送られると、ロッド室7aとボト
ム室7bの受圧面積差によりピストンロッド7cを左方
向に移動させる。そして、第1油圧モータ1の傾転量
(吐出容量)を略0に固定する。また、第2サーボ弁2
8の第2パイロット受圧部28bの油圧は傾転固定制御
弁11Bのb位置を介してドレンするため、図2(A)
に示すように、第2油圧モータ2の最大傾転量固定は解
除され、車速が大きくなるに従って傾転量は小さくな
る。
【0027】その後、車速が第3車速Ve3に達する
と、車速信号圧Pvがクラッチ切換弁24Aのb位置を
作動させる。すると、制御ポンプ23の吐出口がクラッ
チ5の油室73に接続されるのでクラッチはフリーにな
る。そして、図2(A)に示すように第2油圧モータ2
だけにより車両が駆動される。そして、アクセルペダル
を踏み込んだまま、増速してゆくと、駆動圧Pacが小
さくなってゆくので、第2油圧モータ2の傾転量は小さ
くなる。
【0028】次に本実施形態の効果を説明する。アクセ
ルペダルを踏み込んだまま車両が降坂する状態になる
と、ますます車速が大きくなるので、車速信号圧Pvは
さらに大きくなり、車速が第1所定値の第5車速Ve5
に対応する第1所定圧に達すると図2(B)に示すよう
に傾転固定制御弁11Bのc位置が作動する。ここで、
車速第5車速Ve5は、第2油圧モータ2がオーバラン
する手前の車速とする。傾転固定制御弁11Bがc位置
では、制御ポンプ23の吐出口が第2サーボ弁28の受
圧部28bに接続されるので、第2油圧モータ2の傾転
量は、図2(A)のカーブC1に示すように小さい傾転
量から最大傾転量に大きくなろうとする。このため、第
2油圧モータ2による制動力が大きくなり、車両が制動
される。なお、図示しない絞り等により、傾転固定制御
弁11Bのb位置及びc位置間の切換は、車速信号圧P
vが、車速が大きくなって第1所定値の第5車速Ve5
に応じた第1所定圧に達したらb位置からc位置に、車
速が第5車速Ve5から小さくなって第5車速Ve5よ
りも小さい第2所定値の第4車速Ve4に対応する第2
所定圧まで低下したらc位置からb位置に切り換わるよ
うに、図示しない絞り等により、ヒステリシス特性が設
けてある。車両が制動されると、車速が小さくなり、車
速が第4車速Ve4に低下すると、傾転固定制御弁11
Bのb位置が作動するので、図2(A)のカーブC2に
示すように、第2油圧モータ2の傾転量は小さくなって
車速は大きくなる。車速が大きくなって第5車速Ve5
に達したら、再度、傾転固定制御弁11Bのc位置が作
動して第2油圧モータ2の傾転量が大きくなって車両は
制動される。これにより、車速は第5車速Ve5より大
きくなることがなく、第2油圧モータ2はオーバランし
ない。
【0029】なお、本実施形態の第1,2,3,4,5
車速Ve1,Ve2,Ve3,Ve4,Ve5におい
て、第1車速Ve1が最も小さく、第1車速Ve1から
順に大きくなり、第5車速Ve5が最も大きい車速とす
る。
【0030】次に第2実施形態を図3,4により説明す
る。ここでは、図1に示す第1実施形態と異なる構成要
素を説明し、同一構成要素の説明は省略する。図3で
は、第1実施形態の構成である図1の傾転固定制御弁1
1B、クラッチ切換弁24A及び油圧式車速検出手段3
2Aを傾転固定電磁弁21及びクラッチ切換電磁弁24
に、0傾転固定弁11Aを0傾転固定電磁弁11にそれ
ぞれ置換している。そして、各弁を機械式から電磁式に
替えたので、電磁式の各弁にオンオフの切換信号を出力
するコントローラ30を設けている。さらに、車速を検
出する車速検出手段としての車速センサ32が設けら
れ、検出された車速はコントローラ30に入力されてい
る。
【0031】コントローラ30は、車速センサ32から
入力される車速に基づき0傾転固定電磁弁11、傾転固
定電磁弁21及びクラッチ切換電磁弁24に出力する各
切換信号のオンオフ及び出力時期を設定し、設定した切
換信号を各電磁弁に出力する。傾転固定電磁弁21は、
コントローラ30から出力されるオン信号により作動す
る連通位置により制御ポンプ23の吐出口を第2サーボ
弁28の受圧部28bに接続する。また、オフ信号のと
きに作動する遮断位置により制御ポンプ23の吐出口と
受圧部28bとの連通を遮断する。なお、傾転固定電磁
弁21及びコントローラ30を制御手段30Aと呼ぶ。
【0032】クラッチ切換電磁弁24は、コントローラ
30から出力されるオン信号により作動する連通位置に
より制御ポンプ23の吐出口をクラッチ5の油室73に
接続する。また、オフ信号のときに作動する遮断位置に
より制御ポンプ23の吐出口と油室73との連通を遮断
する。0傾転固定電磁弁11は、コントローラ30から
出力されるオン信号により作動する連通位置によりシャ
トル弁9の出口ポートをシャトル弁12の入力ポートに
接続する。また、オフ信号のときに作動する遮断位置に
よりシャトル弁9の出力ポートとシャトル弁12の入力
ポートとの連通を遮断する。
【0033】図4(A)のグラフは横軸に車速をとり、
縦軸に第1、2油圧モータの傾転量を吐出容量(cc/
rev)で示し、車両を停止の状態からアクセルをフル
に操作した時における油圧ポンプの吐出量に対する車速
と各油圧モータの傾転量との関係を表しており、図4
(B)は(A)の横軸にとった車速に対する、図3に示
す0傾転固定電磁弁11,傾転固定電磁弁21及びクラ
ッチ切換電磁弁24に出力されるオンオフ信号のシーケ
ンスと、各弁の作動位置と、第1油圧モータ1の0傾転
量と、第2油圧モータ2の最大傾転量と、クラッチ5の
係合・解放との関係を示す。
【0034】次に、第2実施形態の作用を説明する。車
速が第2車速Ve2よりも小さいときには、図4(B)
に示すように0傾転固定電磁弁11にオフ信号、傾転固
定電磁弁21にオン信号及びクラッチ切換電磁弁24に
オフ信号がコントローラ30からそれぞれ出力されてい
る。これにより、第1油圧モータ1の0傾転固定は解除
され、第2油圧モータ2は最大傾転に固定され、クラッ
チ5は係合している。アクセルペダルを踏み込んで、車
速Vが第2車速Ve2に達したときに、コントローラ3
0から0傾転固定電磁弁11にオン信号が出力されて、
連通位置が作動する。0傾転固定電磁弁11の連通位置
及びシャトル弁12を介して第1油圧モータ1の駆動圧
Pacが第1サーボ弁8の受圧部8bに供給されるの
で、第1油圧モータ1は0傾転量に固定される。一方、
傾転固定電磁弁21への信号はオン信号からオフ信号に
切り換わり、オフ信号により作動する傾転固定電磁弁2
1の遮断位置により第2サーボ弁28の受圧部28bに
供給されていた一定制御圧Pcが遮断されるので、第2
油圧モータ2の最大傾転量固定は解除される。さらに、
車速が大きくなって第3車速Ve3に達したときに、コ
ントローラ30から出力されるオン信号で作動するクラ
ッチ切換電磁弁24の連通位置を介して制御ポンプ23
の吐出口の一定制御圧Pcがクラッチ5の油室73に供
給される。そして、クラッチ5の係合が解放されてフリ
ーになり、第2油圧モータ2のみで車両は走行する。
【0035】次に、本実施形態の効果を説明する。アク
セルペダルを踏み込んだまま、増速してゆき、車両が降
坂する状態になると、ますます車速が大きくなり第5車
速Ve5に達すると、コントローラ30から傾転固定電
磁弁21に入力されていたオフ信号がオン信号に切り換
わり、傾転固定電磁弁21は遮断位置から連通位置に切
り換わる。このため、制御ポンプ23の吐出口が第2サ
ーボ弁28の受圧部28bに接続され、第2油圧モータ
2は図4(A)のカーブC3に示すように小さい傾転量
から最大傾転量に大きくなろうとする。このため、第2
油圧モータ2による制動力が大きくなり、車両が制動さ
れて車速が小さくなる。車速が小さくなって第4車速V
e4にまで低下したときにコントローラ30から傾転固
定電磁弁21に出力されていたオン信号はオフ信号に切
り換わるので、第2油圧モータ2は、図4(A)のカー
ブC4に示すように、オフ信号に切り換わったときの傾
転量から最小傾転量に変化し、制動力が小さくなるので
車速が大きくなる。車速が大きくなって第5車速Ve5
に達したら再度オフ信号からオン信号に切り換わって、
第2油圧モータ2による制動力が大きくなり、車両が制
動される。これにより、車速は第5車速Ve5より大き
くなることがなく、油圧モータがオーバランしない。
【0036】なお、第1,2実施形態では、複数の油圧
モータを有し、クラッチの係合及び解放により車両を駆
動する油圧走行駆動装置を例にして説明したが、油圧モ
ータが1個でクラッチを必要としない油圧走行駆動装置
においても同様の効果を発揮する。また、第1,2実施
形態では、車速が第1所定値に達したときに第2油圧モ
ータを最大傾転量に設定するとしたが、制動できる十分
の傾転量に設定してもよい。即ち、車速が第1所定値に
達したときに一定制御圧Pcを第2サーボ弁28の受圧
部28bに供給して最大傾転量に設定して最大の制動力
を発生しているが、制動時には、一定制御圧Pcよりも
小さい圧を受圧部28bに供給して必要十分な所定の制
動力を発生できる制動傾転量に設定するようにしても何
ら差し支えない。
【0037】以上本発明によれば、アクセルペダルを踏
み込んでいるときの増速時に、車速が第1所定値に達し
たことを車速検出手段が検出すると、制御手段は油圧モ
ータの傾転量を制御するサーボ弁に制動傾転量に増加す
る指令を出力する。これにより、油圧モータの吐出量が
大きくなり、車両の制動力が大きくなって減速する。減
速して、車速が第1所定値よりも小さい第2所定値に低
下すると制動傾転量の増加指令を解除する。制動傾転量
の増加指令が解除されると、制動力が小さくなるので車
速が大きくなる。車速が大きくなると、再度、制動傾転
量に増加されるので制動力が大きくなり車速が小さくな
る。これにより、車速が第1所定値及び第2所定値間で
保持されるので油圧モータのオーバラン及び破損を防止
できる。また、アクセルペダルを踏み込んだ状態で大き
な勾配の坂を降坂しているときでも、油圧モータがオー
バランする手前の所定の速度の近傍で車速が保持される
ので、オペレータが車両の制動に注意を払う必要がな
い。これにより、優れた走行感覚を有する油圧走行駆動
装置を得ることができると共に降坂時の作業能率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる制御回路図であ
る。
【図2】(A)は図1に示す各油圧モータの吐出容量と
車速との関係を示す図、(B)は各弁の作動位置と車速
との関係を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係わる制御回路図であ
る。
【図4】(A)は図3に示す各油圧モータの吐出容量と
車速との関係を示す図、(B)は各弁の作動位置と車速
との関係を示す図である。
【図5】複数の油圧モータとクラッチ制御装置の従来の
制御回路図である。
【図6】複数の油圧モータとクラッチ制御装置の吐出容
量と車速との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…第1油圧モータ、2…第2油圧モータ、3…駆動
軸、4…減速機、5…クラッチ、6…FR切換弁、7…
第1傾転シリンダ、8…第1サーボ弁、8c…ばね、9
…シヤトル弁、11…0傾転固定電磁弁、11A…0傾
転固定弁、11B…傾転固定制御弁、12…シヤトル
弁、15…エンジン、16…油圧ポンプ、17…第1主
回路、18…第2主回路、19…タンク、21…傾転固
定電磁弁、22…リリーフ弁、23…制御ポンプ、24
…クラッチ切換電磁弁、24A…クラッチ切換弁、27
…第2傾転シリンダ、28…第2サーボ弁、29…シヤ
トル弁、30…コントローラ、30A…制御手段、32
…車速センサ、32A…油圧式車速検出手段、32a…
車速検出ポンプ、32b…高圧選択弁、32c…絞り、
32d…吸込弁、73…油室、Pv…車速信号圧、Pa
c…駆動圧、Pbr…制動圧、Pc…一定制御圧、Pm
…可変制御圧。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータの傾転量を制御して車両を駆
    動する油圧走行駆動装置において、 車両の車速を検出する車速検出手段と、 油圧モータの傾転量を制御するサーボ弁と、 前記車速検出手段により検出された車速が増速時に第1
    所定値に達したとき、油圧モータの傾転量を所定の制動
    力を発生する制動傾転量に増加する指令をサーボ弁に出
    力し、車速が第1所定値よりも小さい第2所定値に低下
    したときに前記制動傾転量の増加指令を解除する制御手
    段とを備えることを特徴とする油圧走行駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧走行駆動装置におい
    て、 車速検出手段は、車両の駆動軸の回転速度に応じた吐出
    量を吐出する車速検出ポンプ(32a)と、車速検出ポンプ
    (32a)の吐出口及びタンク間に設けた絞り(32c)とを有
    し、絞り(32c)の車速検出ポンプ(32a)側の油圧を車速信
    号圧(Pv)として検出する油圧式車速検出手段(32A)と
    し、 制御手段は、前記油圧式車速検出手段(32A)により検出
    した車速信号圧(Pv)が増速時に第1所定圧に達したとき
    に油圧モータを制動傾転量に増加する油圧信号をサーボ
    弁に出力し、車速信号圧(Pv)が第1所定圧よりも小さい
    第2所定圧に低下したときに制動傾転量の増加指令を解
    除する油圧信号をサーボ弁に出力する傾転固定制御弁(1
    1B)とすることを特徴とする油圧走行駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の油圧走行駆動装置におい
    て、 車速検出手段は、車速を電気信号で検出する車速検出器
    (32)とし、 制御手段は、前記車速検出器(32)により検出された車速
    が入力され、増速時に車速が第1所定値に達したときに
    オン信号を、減速時に第1所定値よりも小さい第2所定
    値に低下したときにオフ信号をそれぞれ出力するコント
    ローラ(30)と、 前記オン信号が入力されたときに油圧モータを制動傾転
    量に増加する油圧信号をサーボ弁に出力し、前記オフ信
    号が入力されたときに制動傾転量の増加指令を解除する
    油圧信号をサーボ弁にそれぞれ出力する傾転固定電磁弁
    (21)とを有することを特徴とする油圧走行駆動装置。
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