JP2001234226A - ステンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法 - Google Patents
ステンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法Info
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Abstract
ラグ中の酸化クロムを効率良く還元して溶鉄にクロムを
回収し、スラグ中に含まれるクロム量を低減すると共に
スラグの膨張性を改善して資源化を図ることができるス
テンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法を提供する。 【解決手段】 ステンレス溶鋼の脱炭精錬によって生成
されたスラグ12、12aを受滓した容器13に溶鉄1
1を投入した後、スラグ12、12aにアルミ含有物質
を添加し、スラグ12、12aを攪拌しながら加熱し
て、スラグ12、12a中の酸化クロムを還元して溶鉄
11中にクロムを回収する。
Description
脱炭精錬の際に生成され酸化クロムを含有するスラグか
らクロムを回収してスラグの資源化を図るステンレス溶
鋼の精錬スラグの処理方法に関する。
て、上底吹き転炉や電気炉等の精錬炉を用いて脱炭精錬
を行ってステンレス溶鋼を溶製する際に、酸化クロム
(Cr2 O3)を多量に含むスラグが発生する。このス
ラグ中に含まれるクロムは、高価な金属であるため、F
e−Si等の合金を添加して酸化クロムを還元して、ス
テンレス溶鋼中に回収することが行われている。しか
し、スラグ中の酸化クロムの還元は、Fe−Si等の還
元剤の使用コストとスラグ中に未還元で残留する酸化ク
ロムとのコストバランスで決まるため、クロム濃度とし
て0.6〜3重量%程度がスラグ中に残留し、一部微量
の金属クロムがスラグに存在する状態になる。更に、ス
テンレス溶鋼の脱炭精錬を行った際に生成したスラグ
は、土木用埋め立て材や路盤材として資源化が推進され
ているが、膨張による崩壊性(粉化)が大きいため、そ
の用途に制約を受けたり、使用できない等の問題があ
る。この対策として、特開昭52−147512号公報
に記載されているように、上吹き転炉や上底吹き転炉、
電気炉等の精錬炉を用いて大気下で炭素濃度が0.2〜
0.3重量%程度になるまで吹酸による脱炭を行った
後、このステンレス溶鋼を真空取鍋精錬装置に移し、取
鍋底部から不活性ガスを吹き込んでステンレス溶鋼とス
ラグを混合攪拌し、スラグ中に含まれる酸化クロムを炭
素により還元して、クロム歩留りを高めて低炭素のステ
ンレス溶鋼を溶製することが行われている。また、特開
平9−165238号公報、特開平11−61219号
公報に記載されているように、ステンレス溶鋼の製造過
程で発生するスラグにほう酸(B2 O 5 )を添加して、
ダイカルシウムシリケート(2CaO・SiO2 )内に
ほう酸を拡散して固溶させ、α’2CaO・SiO2
(C2 S)からγ2CaO・SiO2 (C2 S)への相
転移を抑制し、膨張に起因する粉化を防止するか、ある
いは特開平8−188813号公報に記載されているよ
うに、ほう酸とリン酸を混合して添加し、α’C2 Sか
らγC2 Sへの相転移を抑制することが行われている。
52−147512号公報に記載された方法では、スラ
グ中の酸化クロムの還元に限界があり、精錬を終了した
後のスラグ中に残存する酸化クロムが多くなり、フェロ
クロム等の合金の使用量が増加して、製造コストが高く
なる。しかも、スラグの崩壊性を改善することができな
いため、土木埋め立て材や路盤材として使用する際に問
題がある。また、特開平9−165238号公報、特開
平11−61219号公報及び特開平8−188813
号公報に記載された方法では、スラグにほう酸、あるい
はほう酸とリン酸を添加するため、スラグの処理コスト
が高くなる。しかも、スラグにほう素(B)やリン酸を
加えることになり、スラグ量の増加を招き、スラグの処
理費用等を含めた経済性や環境上から好ましくない。更
に、精錬を終了した後のスラグ中に残存する酸化クロム
を還元してステンレス溶鋼中に回収できないため、クロ
ムの損失を招き、フェロクロム等の合金の使用量が増加
して、製造コストが高くなる等の問題がある。
で、ステンレス溶鋼の脱炭精錬の際に生成するスラグ中
の酸化クロムを効率良く還元して溶鉄にクロムを回収
し、スラグ中に含まれるクロム量を低減すると共にスラ
グの膨張性を改善して資源化を図ることができるステン
レス溶鋼の精錬スラグの処理方法を提供することを目的
とする。
係るステンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法は、ステン
レス溶鋼の脱炭精錬によって生成されたスラグを受滓し
た容器に溶鉄を投入した後、前記スラグにアルミ含有物
質を添加し、前記スラグを攪拌しながら加熱して、前記
スラグ中の酸化クロムを還元して前記溶鉄中にクロムを
回収する。この方法により、スラグにアルミ含有物質を
添加して、攪拌しながら加熱して熱を与えるので、アル
ミ含有物質中のアルミニウム(Al)によるスラグ中の
酸化クロムの還元反応が促進され、溶鉄中へのクロム回
収効率を高めることができる。そして、処理後のスラグ
中のクロム濃度を低下することができ、同時に酸化クロ
ムの還元に作用して生成したAl2 O3 によりスラグの
膨張性を抑制でき、スラグを土木埋め立て材や路盤材と
して活用することができる。なお、アルミ含有物質と
は、金属Al、Al合金、アルミドロス等である。更
に、容器は、取鍋あるいは溶銑鍋、LF(Ladle・
Furnace)精錬鍋等をいう。
スラグを未還元スラグ又は還元スラグとしても良い。こ
れにより、未還元スラグ、あるいは還元スラグのどちら
の場合においても、アルミ含有物質中のアルミニウム
(Al)により、スラグ中の酸化クロムを十分に還元し
て溶鉄中に回収することができ、処理後のスラグ中のク
ロム濃度を低下させ、スラグの膨張性を抑制することが
できる。
行うと良い。電気アークを用いるので、スラグの昇熱を
簡単に行うことができ、しかも、添加したアルミ含有物
質の損失を抑制し、アルミ含有物質中のアルミニウムに
よる酸化クロムの還元反応を促進することができる。
グ組成は塩基度に対するAl2 O3 の濃度比を10以上
にすることが好ましい。なお、塩基度はスラグ中の含ま
れるSiO2 濃度に対するCaO濃度の比(CaO/S
iO2 )である。アルミ含有物質により還元した後のス
ラグの膨張を安定して防止でき、土木埋め立て材や路盤
材等の資源化を図ることができる。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。図1は本発明の第1及び第2の実施
の形態に係るステンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法に
適用されるスラグ処理装置の断面図である。図1に示す
ように、本発明の第1の実施の形態に係るステンレス溶
鋼の精錬スラグの処理方法に適用されるスラグ処理装置
10は、溶鉄11及びスラグ12を投入する容器の一例
である取鍋13と、取鍋13の開口した上部を覆う鍋蓋
15とを有している。取鍋13の底部には、溶鉄11と
スラグ12を攪拌する不活性ガスの一例であるアルゴン
ガスを吹き込むポーラスプラグ14を備え、鍋蓋15に
は、図示しない電源に連通して溶鉄11及びスラグ12
に熱を供給する電極16a、16b、16cと、取鍋1
3内にアルミ含有物質を添加するシュート17を取付け
ている。
の精錬スラグの処理方法について説明する。図示しない
上底吹き転炉に炭素2重量%以上の溶鉄とFe−Cr合
金、生石灰等の副原料を入れて、吹酸することにより炭
素濃度が0.2〜0.7重量%となるまで脱炭精錬を行
いステンレス溶鋼を溶製した。そして、酸化クロム濃度
が約30重量%のスラグが約23トン生成したので、F
e−Siを2300kg添加してスラグ中の酸化クロム
の還元処理を行い、還元されたクロムをステンレス溶鋼
に回収した。その結果、スラグ中の酸化クロム濃度が約
4重量%に低減できたので、上底吹き転炉内のステンレ
ス溶鋼を出鋼し、残留したスラグ(還元スラグ)12を
取鍋13に排滓した。更に、炭素2重量%以上の溶鉄1
1を入れた後、ポーラスプラグ14からアルゴンガスを
700NL/分吹き込み、溶鉄11とスラグ12の攪拌
を行いながら、鍋蓋15で取鍋13の上部を覆い、同時
にシュート17から取鍋13内にアルミ含有物質の一例
であるアルミドロスを5000kg添加した。そして、
鍋蓋15に取付けた電極16a、16b、16cに電源
から通電して、電極16a、16b、16cと混合され
たスラグ12と溶鉄11の表面との間にアーク放電を行
わせ、全体(溶鉄11とスラグ12)を1400〜14
50℃に加熱を行った。この加熱によって、スラグ12
の滓化が促進され、(1)式の反応により酸化クロムの
還元反応が大幅に向上でき、還元されたクロム(Cr)
は、溶鉄11中に回収することができる。Cr2 O3 +
2Al→2Cr+Al2 O3 ・・・・・(1)クロ
ムを回収した溶鉄11は、次の新しい脱炭精錬用の上底
吹き転炉に用いるので、上底吹き転炉にて添加するFe
−Cr合金を節減でき、製造コストを低減することがで
きる。更に、この還元反応は、Alを用いるため、酸化
クロムを確実に還元することができ、処理を行った後の
スラグ12中に含まれる酸化クロム及び金属クロム(以
下、総クロムという)を普通溶鋼の溶製時のスラグ(総
クロムが0.5重量%以下)と遜色ないレベルにするこ
とができ、総クロム量に起因する環境上の制約を解消す
ることができる。しかも、酸化クロムの還元を行った際
に生成したAl2 O3 を活用して、スラグ組成をダイカ
ルシウムシリケート(2CaO・SiO2 )が生成しな
い組成にすることができ、α’2CaO・SiO2 (C
2 S)からγ2CaO・SiO2 (C2 S)への相転移
するのを防止することができ、スラグの膨張性が無くな
り、土木埋め立て材、あるいは路盤材等の資源として活
用することができる。このスラグ12は、スラグの塩基
度(CaO/SiO2 )に対するAl2 O3 の濃度比を
10以上にすることにより、ダイカルシウムシリケート
の生成を確実に抑制でき、より安定して膨張性の低いス
ラグにすることができる。
るステンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法について説明
する。図示しない上底吹き転炉に炭素2重量%以上の溶
鉄とFe−Cr合金、生石灰等の副原料を入れて、吹酸
することにより炭素濃度が0.2〜0.7重量%となる
まで脱炭精錬を行いステンレス溶鋼を溶製した。スラグ
中の酸化クロム濃度としは約30重量%の高濃度であ
り、上底吹き転炉内のステンレス溶鋼を出鋼し、残留し
たスラグ(未還元スラグ)12aを前記したスラグ処理
装置10の取鍋13に排滓した。更に、炭素2重量%以
上の溶鉄11を入れた後、ポーラスプラグ14からアル
ゴンガスを700NL/分吹き込み攪拌を行いながら、
鍋蓋15で取鍋13の上部を覆い、同時にシュート17
からアルミ含有物質の一例であるアルミドロスを100
00kg、不足する量として金属Alを200kg添加
した。この添加量は、スラグ12aに含まれるCr2 O
3 を全て還元する化学量論的に必要な量以上に相当す
る。そして、鍋蓋15に取付けた電極16a、16b、
16cに電源から通電して、スラグ12aと溶鉄11が
混合している表面にアークを飛ばして加熱し、前記還元
スラグを用いた実施の形態と同様に、スラグ12aの滓
化が促進し、酸化クロムの還元を行い、還元されたクロ
ム(Cr)を溶鉄11中に回収した。従って、添加する
Fe−Cr合金を節減でき、製造コストを低減すること
ができる。このようにして脱炭精錬を行った後のスラグ
からクロムを回収した溶鉄11を上底吹き転炉に装入
し、不足するクロム量に相当するFe−Cr合金と副材
を添加して吹酸してステンレス溶鋼を溶製し、連続鋳造
を用いて鋳片を製造した。
法の実施例について説明する。上底吹き転炉に炭素2重
量%以上の溶鉄とFe−Cr合金、生石灰等の副原料を
入れて吹酸し、炭素濃度が0.5重量%となるまで脱炭
精錬を行いステンレス溶鋼を溶製した。脱炭精錬の際に
生成した約23トンのスラグにFe−Si合金を添加し
た還元スラグ、あるいは添加しない未還元スラグを用
い、スラグの還元剤としてアルミドロス、又はアルミド
ロスと金属Alを添加し、ポーラスプラグからアルゴン
ガスを700NL/分吹き込み攪拌を行いながら、電極
に通電して電気アークによる加熱を行い、クロムの溶鉄
への回収と、スラグの改質を行った。そして、クロムの
回収効率、スラグの膨張性の良否、従来の精錬炉内でF
e−Si合金による還元のみの場合を指数1とした場合
の製造コスト指数、総合評価について調査した。その結
果を表1に示す。実施例1は、脱炭精錬を行った後にF
e−Si合金を添加してスラグを還元処理したものをL
F鍋に受け、アルミドロスを添加した場合であり、クロ
ムの回収効率が98.3%、スラグの膨張性が低く、製
造コスト指数が0.95となり、総合評価として優れた
(○)結果が得られた。実施例2は、脱炭精錬を行って
からFe−Si合金を添加しないで未還元のスラグをL
F鍋に受け、アルミドロスと金属Alを添加した場合で
あり、クロムの回収効率が99.1%、スラグの膨張性
が低く、製造コスト指数が0.85となり、総合評価と
して優れた(○)結果が得られた。
を使用したアルミ含有物質を添加せず加熱を行わなかっ
た例であり、従来例1は、クロムの一部がスラグに残存
して回収効率が83.8%と悪く、スラグ組成からダイ
カルシウムシリケート(2CaO・SiO2 )が生成し
て相転移により膨張して、製造コスト指数も高く、総合
評価として悪い(×)結果となった。従来例2は、ほう
酸を添加した場合であり、クロムの一部がスラグに残存
して回収効率が83.9%と悪く、スラグの膨張は抑え
られたが、製造コスト指数が1.05と高くなり、総合
評価として悪い(×)結果となった。
本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨
を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。例えば、アルミドロスあるいは金属Alの添加は、
スラグの上方から投入するか、又は、ランスを用いてイ
ンゼクション(吹き込み)を行うことができる。更に、
脱炭精錬炉としては、上吹き転炉、上底吹き転炉、電気
炉の他にAOD(Argon・Oxygen・Deca
rbonization)やVOD(Vacuum・O
xygen・Decarbonization)等の二
次脱炭精錬スラグにも適用することができる。また、還
元剤であるアルミドロス、あるいは金属Al等に炭材を
混合して添加して、酸化クロムを還元することもでき
る。
錬スラグの処理方法は、アルミ含有物質を添加して攪拌
しながらスラグに熱を与えるので、スラグ中の酸化クロ
ムの還元反応が促進され、溶鉄中へのクロム回収効率を
高め、同時にスラグ中に含まれるクロム量が低減し、ス
ラグの膨張性を改善して土木埋め立て材や路盤材等の資
源化を図ることができる。
錬スラグの処理方法は、未還元スラグ又は還元スラグを
用いるので、アルミ含有物質により、スラグ中の酸化ク
ロムを十分に還元して溶鉄中に回収することができ、高
価な合金の使用量を節減して製造コストを低減すること
ができる。
グの処理方法は、スラグの加熱は電気アークで行うの
で、添加したアルミ含有物質の損失を抑制し、アルミ含
有物質中のアルミニウムによる酸化クロムの還元反応を
促進することができ、スラグ中の総クロム量を低減する
ことができ、安定して土木埋め立て材や路盤材等の資源
化を図ることができる。
グの処理方法は、酸化クロムを還元した後のスラグ組成
が塩基度に対するAl2 O3 の濃度比を10以上にする
ので、アルミ含有物質により還元した後のスラグの膨張
性がより安定し、土木埋め立て材や路盤材等の品質を向
上することができる。
ンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法に適用されるスラグ
処理装置の断面図である。
2a:スラグ、13:取鍋、14:ポーラスプラグ、1
5:鍋蓋、16a:電極、16b:電極、16c:電
極、17:シュート
Claims (4)
- 【請求項1】 ステンレス溶鋼の脱炭精錬によって生成
されたスラグを受滓した容器に溶鉄を投入した後、前記
スラグにアルミ含有物質を添加し、前記スラグを攪拌し
ながら加熱して、前記スラグ中の酸化クロムを還元して
前記溶鉄中にクロムを回収することを特徴とするステン
レス溶鋼の精錬スラグの処理方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のステンレス溶鋼の精錬ス
ラグの処理方法において、前記脱炭精錬によって生成さ
れたスラグは未還元スラグ又は還元スラグであることを
特徴とするステンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のステンレス溶鋼の
精錬スラグの処理方法において、前記スラグの加熱は、
電気アークによって行われることを特徴とするステンレ
ス溶鋼の精錬スラグの処理方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のス
テンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法において、前記酸
化クロムを還元した後のスラグ組成は塩基度に対するA
l2 O3 の濃度比を10以上にしていることを特徴とす
るステンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000047289A JP4189112B2 (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | ステンレス溶鋼の精錬スラグの処理方法 |
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JP4189112B2 JP4189112B2 (ja) | 2008-12-03 |
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Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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JP2008163463A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Posco | 含酸化クロムスラグからのクロム金属還元方法 |
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JP2013234099A (ja) * | 2012-05-10 | 2013-11-21 | Jfe Steel Corp | ステンレス鋼スラグの冷却方法 |
-
2000
- 2000-02-24 JP JP2000047289A patent/JP4189112B2/ja not_active Expired - Fee Related
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