JP2001233996A - ゴム系組成物 - Google Patents

ゴム系組成物

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JP2001233996A
JP2001233996A JP2000045804A JP2000045804A JP2001233996A JP 2001233996 A JP2001233996 A JP 2001233996A JP 2000045804 A JP2000045804 A JP 2000045804A JP 2000045804 A JP2000045804 A JP 2000045804A JP 2001233996 A JP2001233996 A JP 2001233996A
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rubber
monomer
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olefin
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JP2000045804A
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Hajime Nishihara
一 西原
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性(触感)、機械的強度に優れており、
かつ生産性が向上するために品質の安定化を可能にする
ゴム系組成物の提供。 【解決手段】 (A)架橋性ゴム状重合体と(B)熱可
塑性樹脂とからなる組成物において、(C)架橋開始
剤、多官能単量体、及び単官能単量体からなる架橋剤を
用いて得られたことを特徴とする部分的または完全に架
橋されたゴム系組成物、とりわけ(C)の架橋開始剤が
有機過酸化物であり、多官能単量体が複数個のビニル基
を有する単量体であり、単官能単量体がビニル単量体で
あるゴム系組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム系組成物に関
するものである。更に詳しくは、外観、機械的強度に優
れており、かつ生産性が向上するために品質の安定化を
可能にするゴム系組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジカル架橋性オレフィン系エラストマ
ー等のゴム状重合体とPP等のラジカル架橋性のないオ
レフィン系樹脂とをラジカル開始剤の存在下、押出機中
で溶融混練させながら架橋する、いわゆる動的架橋によ
る熱可塑性エラストマー組成物は、既に公知の技術であ
り、自動車部品等の用途に広く使用されている。このよ
うなオレフィン系エラストマーとして、エチレン−プロ
ピレン−ジエンゴム(EPDM)またはメタロセン触媒
により製造されたオレフィン系エラストマー(特開平8
−120127号公報、特開平9−137001号公
報)が知られている。しかしながら、上記組成物は外観
と機械的強度が必ずしも充分でなく、実用的使用に耐え
るゴム系組成物が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑み、上記のような問題点のない、即ち外観、機
械的強度に優れており、かつ生産性が向上するために品
質の安定化を可能にするゴム系組成物を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は機械的強度
に優れたゴム系組成物を鋭意検討した結果、ゴム系組成
物の製造の際に、特定の架橋剤を用いることにより、驚
くべきことに外観を保持しつつ、機械的強度を飛躍的に
向上せしめることを見出し、本発明を完成した。即ち本
発明は、(A)架橋性ゴム状重合体と(B)熱可塑性樹
脂とからなる組成物において、(C)架橋開始剤、多官
能単量体、及び単官能単量体からなる架橋剤を用いて得
られたことを特徴とする部分的または完全に架橋された
ゴム系組成物、とりわけ(C)の架橋開始剤が有機過酸
化物であり、多官能単量体が複数個のビニル基を有する
単量体であり、単官能単量体がビニル単量体であるゴム
系組成物を提供するものである。
【0005】以下、本発明に関して詳しく述べる。本発
明の組成物は、特定の(C)架橋剤を用いて得られた、
(A)架橋性ゴム状重合体と(B)熱可塑性樹脂とから
なる部分的または完全に架橋された熱可塑性ゴム系組成
物である。
【0006】ここで、架橋開始剤、多官能単量体、及び
単官能単量体を同時に用いることが必須である。(A)
と(B)からなる組成物を動的架橋する際に、有機過酸
化物等の架橋開始剤を用いることにより効率的に架橋反
応が開始される。そして、更に高度の架橋度を達成する
ためには、架橋助剤として多官能単量体を用いる必要が
あり、その結果(A)の架橋密度が高まる反面、架橋反
応が急激に起こり、外観を著しく低下させる。この時に
単官能単量体が存在することにより、急激な(A)の架
橋反応を抑制し、かつ架橋密度を制御する結果として、
優れた外観、機械的強度が発現するだけでなく、生産性
が向上するために品質の安定化が可能となることを見出
し、本発明を完成した。
【0007】以下に本発明の各成分について詳細に説明
する。本発明において(A)架橋性ゴム状重合体は、ガ
ラス転移温度(Tg)が−30℃以下であることが好ま
しく、このようなゴム状重合体は、例えば、ポリブタジ
エン、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(アクリロ
ニトリル−ブタジエン)等のジエン系ゴム及び上記ジエ
ンゴムを水素添加した飽和ゴム、イソプレンゴム、クロ
ロプレンゴム、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系ゴ
ム及びエチレン−プロピレ共重合体ゴム、エチレン−プ
ロピレンン−ジエンモノマー三元共重合体ゴム(EPD
M)、エチレンーオクテン共重合体ゴム等の架橋ゴムま
たは非架橋ゴム、並びに上記ゴム成分を含有する熱可塑
性エラストマー等を挙げることができる。
【0008】本発明において(A)架橋性ゴム状重合体
の中でも、特にエチレン・αーオレフィン共重合体が好
ましく、エチレンおよび炭素数が3〜20のα−オレフ
ィンが更に好ましい。上記炭素数3〜20のα−オレフ
ィンとしては、例えば、プロピレン、ブテン−1、ペン
テン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、ヘ
プテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、
ウンデセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。中でも
ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1
が好ましく、特に好ましくは炭素数6〜12のα−オレ
フィンであり、とりわけオクテン−1が最も好ましい。
オクテン−1は少量でも柔軟化する効果に優れ、得られ
た共重合体は機械的強度に優れている。
【0009】本発明において好適に用いられる(A)エ
チレン・α−オレフィン共重合体は、公知のメタロセン
系触媒を用いて製造することが好ましい。一般にはメタ
ロセン系触媒は、チタン、ジルコニウム等のIV族金属
のシクロペンタジエニル誘導体と助触媒からなり、重合
触媒として高活性であるだけでなく、チーグラー系触媒
と比較して、得られる重合体の分子量分布が狭く、共重
合体中のコモノマーである炭素数3〜20のα−オレフ
ィンの分布が均一である。
【0010】本発明において用いられる(A)エチレン
・α−オレフィン共重合体は、α−オレフィンの共重合
比率が1〜60重量%であることが好ましく、更に好ま
しくは10〜50重量%、最も好ましくは20〜45重
量%である。α−オレフィンの共重合比率が60重量%
を越えると、組成物の硬度、引張強度等の低下が大き
く、一方、1重量%未満では柔軟性、機械的強度が低下
する。(A)エチレン・α−オレフィン共重合体の密度
は0.8〜0.9g/cm3の範囲にあることが好まし
い。この範囲の密度を有するオレフィン系エラストマー
を用いることにより、柔軟性に優れ、硬度の低いエラス
トマー組成物を得ることができる。
【0011】本発明にて用いられる(A)エチレン・α
−オレフィン共重合体は、長鎖分岐を有していることが
望ましい。長鎖分岐が存在することで、機械的強度を落
とさずに、共重合されているα−オレフィンの比率(重
量%)に比して、密度をより小さくすることが可能とな
り、低密度、低硬度、高強度のエラストマーを得ること
ができる。長鎖分岐を有するオレフィン系エラストマー
としては、USP5278272等に記載されている。
【0012】また、(A)エチレン・α−オレフィン共
重合体は、室温以上にDSCの融点ピークを有すること
が望ましい。融点ピークを有するとき、融点以下の温度
範囲では形態が安定しており、取扱い性に優れ、ベタツ
キも少ない。また、本発明にて用いられる(A)のメル
トインデックスは、0.01〜100g/10分(19
0℃、2.16kg荷重)の範囲のものが好ましく用い
られ、更に好ましくは0.2〜10g/10分である。
【0013】100g/10分を越えると、組成物の架
橋性が不十分であり、また0.01g/10分より小さ
いと流動性が悪く、加工性が低下して望ましくない。本
発明にて用いられる(A)は、複数の種類のものを混合
して用いても良い。そのような場合には、加工性のさら
なる向上を図ることが可能となる。本発明において
(A)の中でも好ましい架橋性ゴム状重合体の一つとし
て、熱可塑性エラストマーがあるが、その中でも特にポ
リスチレン系熱可塑性エラストマ−が好ましく、芳香族
ビニル単位と共役ジエン単位からなるブロック共重合
体、または上記共役ジエン単位部分が部分的に水素添加
またはエポキシ変性されたブロック共重合体等が挙げら
れる。
【0014】上記ブロック共重合体を構成する芳香族ビ
ニル単量体は、例えば、スチレン、α−メチルスチレ
ン、パラメチルスチレン、p−クロロスチレン、p−ブ
ロモスチレン、2,4,5−トリブロモスチレン等であ
り、スチレンが最も好ましいが、スチレンを主体に上記
他の芳香族ビニル単量体を共重合してもよい。また、上
記ブロック共重合体を構成する共役ジエン単量体は、
1,3−ブタジエン、イソプレン等を挙げることができ
る。
【0015】そして、ブロック共重合体のブロック構造
は、芳香族ビニル単位からなる重合体ブロックをSで表
示し、共役ジエン及び/またはその部分的に水素添加さ
れた単位からなる重合体ブロックをBで表示する場合、
SB、S(BS)n、(但し、nは1〜3の整数)、S
(BSB)n、(但し、nは1〜2の整数)のリニア−
ブロック共重合体や、(SB)nX(但し、nは3〜6
の整数。Xは四塩化ケイ素、四塩化スズ、ポリエポキシ
化合物等のカップリング剤残基。)で示され、B部分を
結合中心とする星状(スタ−)ブロック共重合体である
ことが好ましい。なかでもSBの2型、SBSの3型、
SBSBの4型のリニア−ブロック共重合体が好まし
い。
【0016】本発明において、(A)のもう一つの好ま
しい上記水素添加共重合体は、主鎖および側鎖に二重結
合を有する重合体及び/またはランダム共重合体からな
る不飽和ゴムの全二重結合の50%以上が水素添加され
た水素添加ゴムである。上記水素添加ゴム中の全二重結
合は、50%以上であり、好ましくは90%以上、更に
好ましくは95%以上が水素添加され、そして主鎖の残
存二重結合が5%以下、側鎖の残存二重結合が5%以下
であることが好ましい。このようなゴムの具体例として
は、ポリブタジエン、ポリ(スチレン−ブタジエン)、
ポリ(アクリロニトリル−ブタジエン)、ポリイソプレ
ン、ポリクロロプレン等のジエン系ゴムを部分的または
完全に水素添加したゴム状重合体を挙げることができ、
特に水素添加ブタジエン系または水素添加イソプレン系
ゴムが好ましい。
【0017】このような水素添加ゴムは、上述のゴムを
公知の水素添加方法で部分水素添加することにより得ら
れる。例えば、F.L.Ramp,etal,J.Amer.Chem.Soc.,83,46
72(1961)記載のトリイソブチルボラン触媒を用いて水素
添加する方法、Hung Yu Chen,J.Polym.Sci.Polym.Lette
r Ed.,15,271(1977)記載のトルエンスルフォニルヒドラ
ジドを用いて水素添加する方法、あるいは特公昭42−
8704号公報に記載の有機コバルト−有機アルミニュ
ウム系触媒あるいは有機ニッケル−有機アルミニュウム
系触媒を用いて水素添加する方法等を挙げることができ
る。
【0018】ここで、特に好ましい水素添加の方法は、
低温、低圧の温和な条件下で水素添加が可能な触媒を用
いる特開昭59−133203号、特開昭60−220
147号公報あるいは不活性有機溶媒中にて、ビス(シ
クロペンタジエニル)チタニウム化合物と、ナトリウム
原子、カリウム原子、ルビジウム原子またはセシウム原
子を有する炭化水素化合物とからなる触媒の存在下に水
素と接触させる特開昭62−207303号公報に示さ
れる方法である。
【0019】また、水素添加ゴムの100℃で測定した
ムーニー粘度(ML)は20〜90、25℃における5
重量%スチレン溶液粘度(5%SV)は、20〜300
センチポイズ(cps)の範囲にあることが好ましい。
特に好ましい範囲は25〜150cpsである。そし
て、水素添加ゴムの結晶性の指標である吸熱ピーク熱量
の制御は、テトラヒドロフラン等の極性化合物の添加ま
たは重合温度の制御により行う。吸熱ピーク熱量の低下
は、極性化合物を増量するか、または重合温度を低下さ
せて、1,2−ビニル結合を増大させることにより達成
される。
【0020】本発明にて用いられる(A)は、複数の種
類のものを混合して用いても良い。そのような場合に
は、加工性のさらなる向上を図ることが可能となる。本
発明にて用いられる(A)は、複数の種類のものを混合
して用いても良い。そのような場合には、加工性のさら
なる向上を図ることが可能となる。本発明において
(B)熱可塑性樹脂は、(A)と相溶もしくは均一分散
し得るものであればとくに制限はない。たとえば、ポリ
スチレン系、ポリフェニレンエーテル系、ポリオレフィ
ン系、ポリ塩化ビニル系、ポリアミド系、ポリエステル
系、ポリフェニレンスルフィド系、ポリカーボネート
系、ポリメタクリレート系等の単独もしくは二種以上を
混合したものを使用することができる。特に熱可塑性樹
脂としてプロピレン系樹脂等のオレフィン系樹脂が好ま
しい。
【0021】本発明で最も好適に使用されるプロピレン
系樹脂を具体的に示すと、ホモのアイソタクチックポリ
プロピレン、プロピレンとエチレン、ブテン−1、ペン
テン−1、ヘキセン−1等の他のα−オレフィンとのア
イソタクチック共重合樹脂(ブロック、ランダムを含
む)等が挙げられる。これらの樹脂から選ばれる少なく
とも1種以上の(B)熱可塑性樹脂が、(A)と(B)
の合計100重量部中、1〜99重量部の組成比で用い
られる。好ましくは5〜90重量部、更に好ましくは2
0〜80重量部、最も好ましくは20〜70重量部であ
る。1重量部未満では組成物の流動性、加工性が低下
し、99重量部を越えると組成物の柔軟性が不十分であ
り、望ましくない。
【0022】また、本発明にて用いられるプロピレン系
樹脂のメルトインデックスは、0.1〜100g/10
分(230℃、2.16kg荷重)の範囲のものが好ま
しく用いられる。100g/10分を越えると、熱可塑
性エラストマー組成物の耐熱性、機械的強度が不十分で
あり、また0.1g/10分より小さいと流動性が悪
く、成形加工性が低下して望ましくない。本発明におい
て、(B)の中でも、エチレンとプロピレンとのランダ
ム共重合樹脂等のオレフィン系ランダム共重合樹脂また
はポリエチレン系樹脂と、オレフィン系ブロック共重合
樹脂またはポリプロピレン系樹脂との組み合わせが最も
好ましい。このような二種のオレフィン系樹脂を組み合
わせることにより更に機械的強度が向上する。
【0023】(A)と(B)からなる組成物100重量
部において、(B)は、1〜99重量部の組成比で用い
られる。好ましくは5〜90重量部、更に好ましくは2
0〜80重量部である。1重量部未満では組成物の流動
性、加工性が低下し、99重量部を越えると組成物の柔
軟性が不十分であり、望ましくない。本発明において用
いられる(C)架橋剤は、(C−1)架橋開始剤、(C
−2)多官能単量体、及び(C−3)単官能単量体から
なる。
【0024】上記(C)は、(A)と(B)からなる組
成物100重量部に対し0.01〜10重量部、好まし
くは0.05〜3重量部の量で用いられる。0.01重
量部未満では架橋が不十分であり、10重量部を越える
と組成物の外観、機械的強度が低下する。
【0025】ここで、好ましく使用される(C−1)架
橋開始剤は、有機過酸化物、有機アゾ化合物等のラジカ
ル開始剤等が挙げられ、の具体的な例として、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオ
キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,
1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカ
ン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキ
サン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)オクタ
ン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ブタン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)バレレート等のパーオキシケタール類;ジ−
t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t
−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン、
α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピ
ルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサンおよび2,5−ジメチル−
2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3等
のジアルキルパーオキサイド類;
【0026】アセチルパーオキサイド、イソブチリルパ
ーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイ
ルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、3,
5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ベン
ゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイドおよびm−トリオイルパーオキサイド等の
ジアシルパーオキサイド類;t−ブチルパーオキシアセ
テート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチ
ルパーオキシラウリレート、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレート、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、およびク
ミルパーオキシオクテート等のパーオキシエステル類;
【0027】ならびに、t−ブチルハイドロパーオキサ
イド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピル
ベンゼンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチルヘ
キサン−2,5−ジハイドロパーオキサイドおよび1,
1,3,3−テトラメチルブチルパーオキサイド等のハ
イドロパーオキサイド類を挙げることができる。
【0028】これらの化合物の中では、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミ
ルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンおよび2,5−ジメ
チル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン
−3が好ましい。上記(C−1)は、(C)成分中で好
ましくは1〜80重量%、更に好ましくは10〜50重
量%の量が用いられる。1重量%未満では架橋が不十分
であり、80重量%を越えると機械的強度が低下する。
【0029】本発明において、(C)架橋剤の一つの
(C−2)多官能単量体は、官能基としてラジカル重合
性の官能基が好ましく、とりわけビニル基がこのまし
い。官能基の数は2以上であるが、(C−3)との組み
合わせで特に3個以上の官能基を有する場合には有効で
ある。具体例としては、ジビニルベンゼン、トリアリル
イソシアヌレート、トリアリルシアヌレート、ダイアセ
トンジアクリルアミド、ポリエチレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジイ
ソプロペニルベンゼン、P−キノンジオキシム、P,
P’−ジベンゾイルキノンジオキシム、フェニルマレイ
ミド、アリルメタクリレート、N,N’−m−フェニレ
ンビスマレイミド、ジアリルフタレート、テトラアリル
オキシエタン、1,2−ポリブタジエン等が好ましく用
いられる。特にトリアリルイソシアヌレートが好まし
い。これらの多官能単量体は複数のものを併用して用い
てもよい。
【0030】上記(C−2)は、(C)成分中で好まし
くは1〜80重量%、更に好ましくは10〜50重量%
の量が用いられる。1重量%未満では架橋が不十分であ
り、80重量%を越えると機械的強度が低下する。本発
明において用いられる前記(C−3)は、架橋反応速度
を制御するために加えるビニル系単量体であり、ラジカ
ル重合性のビニル系単量体が好ましく、芳香族ビニル単
量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽
和ニトリル単量体、アクリル酸エステル単量体、メタク
リル酸エステル単量体、アクリル酸単量体、メタクリル
酸単量体、無水マレイン酸単量体、N−置換マレイミド
単量体等を挙げることができる。
【0031】上記(C−3)は、(C)成分中で好まし
くは1〜80重量%、更に好ましくは10〜50重量%
の量が用いられる。1重量%未満では架橋が不十分であ
り、80重量%を越えると機械的強度が低下する。上記
(D)は、パラフィン系、ナフテン系などのプロセスオ
イルが好ましい。これらは組成物の硬度、柔軟性の調整
用に、(A)と(B)からなる組成物100重量部に対
して、5〜500重量部、好ましくは10〜150重量
部用いる。5重量部未満では柔軟性、加工性が不足し、
500重量部を越えるとオイルのブリードが顕著となり
望ましくない。
【0032】本発明の組成物は、先に説明した(A)架
橋性ゴム状重合体、(B)オレフィン系樹脂等の熱可塑
性樹脂、(D)軟化剤を特定の組成比で組み合わせるこ
とにより、機械的強度と柔軟性、加工性のバランスが改
善され、好ましく用いることができる。
【0033】また、本発明の組成物には、その特徴を損
ねない程度に無機フィラーおよび可塑剤を含有すること
が可能である。ここで用いる無機フィラーとしては、例
えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、シリカ、カ
ーボンブラック、ガラス繊維、酸化チタン、クレー、マ
イカ、タルク、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム等が挙げられる。また、可塑剤としては、例えば、ポ
リエチレングリコール、ジオクチルフタレート(DO
P)等のフタル酸エステル等が挙げられる。また、その
他の添加剤、例えば、有機・無機顔料、熱安定剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、難燃剤、シリコンオ
イル、アンチブロッキング剤、発泡剤、帯電防止剤、抗
菌剤等も好適に使用される。
【0034】本発明の組成物の製造には、通常の樹脂組
成物、ゴム組成物の製造に用いられるバンバリーミキサ
ー、ニーダー、単軸押出機、2軸押出機、等の一般的な
方法を採用することが可能である。とりわけ効率的に動
的架橋を達成するためには2軸押出機が好ましく用いら
れる。2軸押出機は、(A)と(B)とを均一かつ微細
に分散させ、さらに他の成分を添加させて、架橋反応を
生じせしめ、本発明の組成物を連続的に製造するのに、
より適している。
【0035】本発明の組成物は、好適な具体例として、
次のような加工工程を経由して製造することができる。
すなわち、(A)と(B)とをよく混合し、押出機のホ
ッパーに投入する。(C)を、(A)と(B)とともに
当初から添加してもよいし、押出機の途中から添加して
もよい。またオイルを押出機の途中から添加してもよい
し、当初と途中とに分けて添加してもよい。(A)と
(B)の一部を押出機の途中から添加してもよい。押出
機内で加熱溶融し混練される際に、前記(A)と(C)
とが架橋反応し、さらに(D)軟化剤を添加して溶融混
練することにより架橋反応と混練分散とを充分させたの
ち押出機から取り出すことにより、本発明の組成物のペ
レットを得ることができる。
【0036】こうして得られたゴム系組成物は任意の成
形方法で各種成型品の製造が可能である。射出成形、押
出成形、圧縮成形、ブロー成形、カレンダー成形、発泡
成形等が好ましく用いられる。
【0037】
【発明の実施の態様】以下、本発明を実施例、比較例に
より更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。なお、これら実施例および比較例にお
いて、各種物性の評価に用いた試験法は以下の通りであ
る。
【0038】(1)引張破断強度[MPa] Tダイ押出シートから、JIS K6251に準じ、2
3℃にて評価した。(2)引張破断伸度[%] Tダイ押出シートから、JIS K6251に準じ、2
3℃にて評価した。 (3)外観 シート肌から以下の基準で外観評価を行った。
【0039】 ◎ 極めて良好 ○ 良好 △ 良好であるが、ややざらつく × 全体的にざらつく。光沢無し
【0040】(4)柔軟性(触感) シート肌から以下の基準で柔軟性評価を行った。
【0041】 ◎ 極めて柔軟性、触感が良好 ○ 良好 △ 良好であるが、やや硬さが感じられる × 全体的に硬く、触感が悪い
【0042】(5)押出安定性(品質の安定性) 溶融押出機を用い、樹脂組成物を10時間連続溶融押出
しを行い、1時間毎に得られた組成物の引張破断強度
(Tb)を測定し、その平均(Tb)0に対する最大
(Tb)1の変化率(%)から連続生産性(品質の安定
性)を評価した。 Tbの変化率(%)=100 × 〔(Tb)1−(T
b)0〕/(Tb)0 実施例、比較例で用いる各成分は以下のものを用いた。
【0043】(イ)ゴム状重合体 1)エチレンとオクテン−1との共重合体(TPE−
1) 特開平3−163088号公報に記載のメタロセン触媒
を用いた方法により製造した。共重合体のエチレン/オ
クテンー1の組成比は、72/28(重量比)である。
(TPEー1と称する) 2)エチレンとオクテン−1との共重合体(TPE−
2) 通常のチーグラー触媒を用いた方法により製造した。共
重合体のエチレン/オクテン−1の組成比は、72/2
8(重量比)である。(TPE−2と称する)
【0044】3)エチレン・プロピレン・ジシクロペン
タジエン共重合体(TPE−3) 特開平3ー163088号公報に記載のメタロセン触媒
を用いた方法により製造した。共重合体のエチレン/プ
ロピレン/ジシクロペンタジエンの組成比は、72/2
4/4(重量比)である。(TPE−3と称する) 4)スチレンーエチレンーブチレンースチレン共重合体
(SEBS) 旭化成工業(株)製〔商品名 タフテック(SEBSと
称する)〕 5)スチレンーブタジエン共重合体(SB) 旭化成工業(株)製〔商品名 タフプレン(SBと称す
る)〕
【0045】(ロ)オレフィン系樹脂 1)ポリプロピレン(PP−1) 日本ポリオレフィン(株)製、アイソタクチックホモポ
リプロピレン [MFR(30g/分)(ASTM D 1238に準じ、230
℃、2.16kg荷重)](PPー1と称する) 2)エチレン(ET)ープロピレン(PP)共重合樹脂(PP−
2) 日本ポリオレフィン(株)製、ランダムET-PP樹脂[ET/
PP=7/93(重量比)(商品名 PM940M)](PP−2と
称する)
【0046】(ハ)架橋剤 1)架橋開始剤(C−1) 日本油脂社製、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−
ブチルパーオキシ)ヘキサン( 商品名パーヘキサ25
B)(POXと称する) 2)多官能単量体(C−2) 和光純薬(株)製、ジビニルベンゼン(DVBと称す
る) 3)多官能単量体(C−2)
【0047】日本化成(株)製、トリアリルイソシアヌ
レート(TAICと称する) 4)単官能単量体(C−3) 旭化成工業(株)製、メタクリル酸メチル(MMAと称
する) 5)単官能単量体(C−3) 旭化成工業(株)製、スチレン(STと称する) (ニ)パラフィン系オイル 出光興産(株)製、ダイアナプロセスオイル PW−9
0(MOと称する)
【0048】
【実施例1〜12 比較例1〜4】押出機として、バレ
ル中央部に注入口を有した2軸押出機(40mmφ、L
/D=47)を用い、スクリューとしては注入口の前後
に混練部を有した2条スクリューを用いた。表1、2記
載の組成物において、シリンダー温度200℃で溶融押
出を行った。MOを用いる場合は、押出機の中央部にあ
る注入口からポンプにより注入し、溶融押出を行った。
【0049】このようにして得られた組成物からTダイ
押出機を用いて、200℃で2mm厚のシートを作製
し、各種評価を行った。その結果は表1、2に示されて
いる。本発明の要件を満足する組成物は、外観、機械的
強度に優れており、かつ生産性が向上するために品質の
安定化を可能にする熱可塑性ゴム系組成物であることが
分かる。また特に(A)として、メタロセン系触媒を用
いて製造された、エチレンとオクテン−1との共重合体
は卓越した機械的強度を付与する事が分かる。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】本発明のゴム系組成物は、柔軟性(触
感)、機械的強度に優れており、かつ生産性が向上する
ために品質の安定化を可能にする。本発明の組成物は、
自動車用部品、自動車用内装材、エアバッグカバー、機
械部品、電気部品、ケーブル、ホース、ベルト、玩具、
雑貨、日用品、建材、シート、フィルム等を始めとする
用途に幅広く使用可能であり、産業界に果たす役割は大
きい。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/08 C08L 23/08 101/00 101/00 Fターム(参考) 4J002 AC043 AC06W AC09W AC11W BB05W BB12X BB14X BB15W BB15X BC02X BD03X BG02X BG04W BP01W BP02X CF00X CG00X CH053 CH07X CL00X CN01X EA017 EA027 EA046 EF046 EF126 EH046 EH076 EH146 EK016 EK036 EK056 EK066 EK086 EP016 ES016 ET006 EU026 EU196 FD010 FD027 FD143 FD146 GC00 GL00 GM00 GM01 GN00 GQ00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)架橋性ゴム状重合体と(B)熱可
    塑性樹脂とからなる架橋されたゴム系組成物において、
    (C)架橋開始剤、多官能単量体、及び単官能単量体か
    らなる架橋剤を用いて得られたことを特徴とする架橋さ
    れたゴム系組成物。
  2. 【請求項2】 (C)の架橋開始剤が有機過酸化物であ
    り、多官能単量体が複数個のビニル基を有する単量体で
    あり、単官能単量体がビニル単量体である請求項1記載
    のゴム系組成物。
  3. 【請求項3】 (D)軟化剤を配合することを特徴とす
    る請求項1または2記載のゴム系組成物。
  4. 【請求項4】 (A)がエチレンと炭素数3〜20のα
    −オレフィンを含有するエチレン・αーオレフィン共重
    合体、または主鎖および側鎖に二重結合を有する単独重
    合体及び/またはランダム共重合体からなる不飽和ゴム
    の全二重結合の50%以上が水素添加された水素添加ゴ
    ムから選ばれる一種以上の架橋性ゴム状重合体であり、
    (B)がオレフィン系樹脂である請求項1〜3のいずれ
    か記載のゴム系組成物。
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