JP2001233915A - 眼用レンズ用ポリマーの製造法および眼用レンズ - Google Patents

眼用レンズ用ポリマーの製造法および眼用レンズ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高い酸素透過性を有するとともに
表面の水濡れ性に優れた眼用レンズ用ポリマーを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 オルガノシロキサン基および重合可能な
炭素炭素不飽和結合を有する基を有するモノマー(a)
を必須重合成分とするポリマーを、親水性成分(b)と
反応させる眼用レンズ用ポリマーの製造方法であって、
該モノマー(a)と該親水性成分(b)とが互いに反応
可能な基を有することを特徴とする眼用レンズ用ポリマ
ーの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトレン
ズ、眼内レンズおよび人工角膜などの眼用レンズに好適
に用いられる眼用レンズ用ポリマーの製造法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年高い酸素透過性を有する眼用レンズ
用ポリマーとして、トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ルプロピルメタクリレートなどのシロキサニル基含有メ
タクリレートや変性ポリシロキサンを一成分とするポリ
マーが開発され利用されている(特開昭60−1423
24号公報および特開昭54−24047号公報)。
【0003】しかしながら、これらのモノマーないしマ
クロマーからなるポリマーは、酸素透過性を向上させる
目的で導入されているシロキサニル基ないしポリシロキ
サン成分の影響で、表面の水濡れ性が悪く、眼用レンズ
用ポリマーとしては好ましいものではなかった。
【0004】また、その水濡れ性を向上させるために、
(メタ)アクリル酸(またはその金属塩)のような吸水
性の高いモノマーと前記モノマーないしマクロマーとを
共重合させたポリマーの場合には、含水率が極端に上が
り、結果として酸素透過性が低下するという欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の欠点を解決しようとするものであり、高い酸素透
過性を有するとともに表面の水濡れ性に優れた眼用レン
ズ用ポリマーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の眼用レンズ用ポ
リマーの製造方法は、オルガノシロキサン基および重合
可能な炭素炭素不飽和結合を有する基を有するモノマー
(a)を必須重合成分とするポリマーを、親水性成分
(b)と反応させる眼用レンズ用ポリマーの製造方法で
あって、該モノマー(a)と該親水性成分(b)とが互
いに反応可能な基を有することを特徴とする眼用レンズ
用ポリマーの製造方法である。
【0007】また、本発明の眼用レンズは、一般式
(I)で表される群から選ばれた少なくとも1種のモノ
マー(a)を必須重合成分とするポリマーと、酸無水
物、一般式(III)で表される化合物および一般式(I
V)で表される化合物から選ばれた少なくとも1種の親
水性成分(b)とが化学結合したポリマーを含有するこ
とを特徴とする眼用レンズである。
【0008】
【化5】
【0009】[式(I)中、Xは重合可能な炭素炭素不
飽和結合を有する基を、Rはエーテル結合を含んでいて
も良く置換されていても良いアルキル基を表す。A1
11はそれぞれが互いに独立にH、置換されていてもよ
いアルキル基、置換されていてもよいアリール基を表
す。kは0〜10の整数を表し、a、b、cはそれぞれ
が互いに独立に0〜10の整数を表すが、k=a=b=
c=0は除く。またdは1または2の整数を表す。]
【0010】
【化6】
【0011】[式(III)および(IV)中、rは0〜5
00の整数、R41は水素または置換されていてもよいア
ルキル基、mは1〜500の整数、Yは2官能以上のイ
ソシアナート化合物からNCO基を除いた残基、R42
置換されていてもよいアルキル基を表す。]
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の眼用レンズ用ポリマーの製造方法は、オ
ルガノシロキサン基および重合可能な炭素炭素不飽和結
合を有する基を有するモノマー(a)を必須重合成分と
するポリマーを、親水性成分(b)と反応させることを
特徴とする。また、本発明のモノマー(a)と親水性成
分(b)とは、互いに反応可能な基を有することを特徴
とする。
【0013】本発明に用いるモノマー(a)としては、
下記式(I)で示される化合物が好適である。
【0014】
【化7】
【0015】[式(I)中、Xは重合可能な炭素炭素不
飽和結合を有する基を、Rはエーテル結合を含んでいて
も良く置換されていても良いアルキル基を表す。A1
11はそれぞれが互いに独立にH、置換されていてもよ
いアルキル基、置換されていてもよいアリール基を表
す。kは0〜10の整数を表し、a、b、cはそれぞれ
が互いに独立に0〜10の整数を表すが、k=a=b=
c=0は除く。またdは1または2の整数を表す。] 一般式(I)中の重合可能な炭素炭素不飽和結合を有す
る基Xは、重合可能な基であれば何でもよく、(メタ)
アクリル酸誘導体、スチレン誘導体、(メタ)アクリル
アミド誘導体、ビニルエステル誘導体等があげられる
が、中でも下記一般式(x1)、(x2)で示される基
が好適に用いられる。
【0016】
【化8】
【0017】[式(x1)および(x2)中、R1はH
またはメチル基を、R11は、−COO−、−CONHC
ONR31−および−CONR31−を表す。またR21は、
直接結合、−CONR31−を表し、R31は、水素原子、
置換されていてもよいアルキル基および置換されていて
もよいアリール基から選ばれた置換基を表す。] R31の置換されていてもよいアルキル基としては直鎖状
であっても分枝状であっても特に限定されるものではな
いが、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ベンジル基、フ
ェネチル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロ
ピル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、2−ヒドロ
キシブチル基、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキ
シペンチル基、5−ヒドロキシペンチル基、2−ヒドロ
キシヘキシル基、6−ヒドロキシヘキシル基、3−メト
キシ−2−ヒドロキシプロピル基、3−エトキシ−2−
ヒドロキシプロピル基、3−[トリス(トリメチルシロ
キシ)シリル]プロピル基、3−[ビス(トリメチルシロ
キシ)メチルシリル]プロピル基、3−[トリメチルシ
ロキシジメチルシリル]プロピル基、シアノエチル基を
挙げることができる。これらのうち、水酸基を有する置
換基は、親水性成分(b)との反応の点から好ましく用
いられる。
【0018】置換されていてもよいアリール基としては
特に限定されるものではないが、炭素数6〜20のもの
が好ましく、具体的にはフェニル基、ナフチル基、4−
ヒドロキシフェニル基、2−ヒドロキシフェニル基など
が挙げられる。
【0019】式(I)中のRは、下記一般式(II)で表
される基が好適に用いられる。
【0020】
【化9】
【0021】[式(II)中、gは0〜3の整数、lは0
〜1の整数、iは0〜10の整数を表す。] 中でも、直接結合、−CH2−CH(OH)CH2O−
(CH23−、−(CH23−が好ましく用いられる。
【0022】オルガノシロキサン基中のA1〜A11はそ
れぞれが互いに独立にH、置換されていてもよいアルキ
ル基、置換されていてもよいアリール基から選ばれた置
換基を表すが、その好適な例としてはH、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、デシル基、ウ
ンデシル基、ドデシル基、オクタデシル基、シクロヘキ
シル基、ベンジル基、フェニル基、ナフチル基および下
記一般式(V)で表される基などである。
【0023】
【化10】
【0024】[式(V)中、pは0〜10の整数、qは
0〜200の整数、R51は水素原子または炭素数1〜1
0アルキル基を表す。] 中でも好ましいのはH、メチル基、エチル基、フェニル
基、(CH23OH、(CH23O(CH2CH2O)H
である。
【0025】式(I)中のkは0〜10の整数を表し、
a、b、cはそれぞれが互いに独立に0〜10の整数を
表すが、k=a=b=c=0は除く。特に好適に用いら
れるオルガノシロキサン基は、k=a=b=c=1のト
リス(トリメチルシロキシ)シリル基、トリス(ジメチ
ルシロキシ)シリル基、トリス(ヒドロキシプロピルジ
メチルシロキシ)シリル基、トリス(ヒドロキシエトキ
シプロピルジメチルシロキシ)シリル基や、a=0、k
=b=c=1のビス(トリメチルシロキシ)メチルシリ
ル基、ビス(ジメチルシロキシ)メチルシリル基、ビス
(ヒドロキシプロピルジメチルシロキシ)メチルシリル
基、ビス(ヒドロキシエトキシプロピルジメチルシロキ
シ)メチルシリル基である。
【0026】モノマー(a)と親水性成分(b)とが、
互いに反応可能な基を有するとは、例えばいずれか一方
が水酸基やチオール基の様な活性水素を有する基を有
し、他方がイソシアナート基や酸無水物基を有している
場合、あるいは一方が−SiH基を有し、他方がヒドロ
シリル化反応が可能なアリル基等を有している場合があ
げられる。、中でもモノマー(a)が水酸基や−SiH
基を有している場合が好ましい。モノマー(a)にこれ
らを導入するために、式(I)中のRとして−CH2
CH(OH)CH2O−(CH23−、式(I)中のA1
〜A11としてHや(CH23OH、(CH23O(CH
2CH2O)Hを、また式(x1)および(x2)中のR
31として水酸基を有する置換基を好適に用いることがで
きる。
【0027】上記で表されるモノマー(a)の中でも、
酸素透過性や水濡れ性改良のバランスの点で好適なもの
を例示すると、下記式(m1)〜(m12)で表される
モノマーである。これらのなかでもより好適なものは式
(m1)〜(m4)および(m10)〜(m12)で表
されるモノマーである。
【0028】
【化11】
【0029】
【化12】
【0030】
【化13】
【0031】[式(m1)〜(m12)中、R61はHま
たはメチル基を表す。R62はH、置換されていてもよい
アルキル基および置換されていてもよいアリール基から
選ばれた置換基を表す。hは1〜3の整数を、fは1〜
10の整数を表す。] R62の好適な具体例としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、デシ
ル基、ウンデシル基、ドデシル基、オクタデシル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、ベンジル基、ヒド
ロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロ
キシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、2,3−
ジヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基、4
−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシペンチル基、5
−ヒドロキシペンチル基、2−ヒドロキシヘキシル基、
6−ヒドロキシヘキシル基、3−メトキシ−2−ヒドロ
キシプロピル基、3−エトキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル基、フェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2−ヒ
ドロキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−メ
トキシフェニル基が挙げられるが、水酸基を有する置換
基は、親水性成分(b)との反応の点から好ましく用い
られる。
【0032】本発明に用いるポリマーは、前記モノマー
(a)の他に、親水性成分(b)との反応が可能な活性
基を含まず、オルガノシロキサン基および重合可能な炭
素炭素不飽和結合のみを有する基とを有する化合物を構
成成分として含んでいても良い。この様な成分の好適な
例として、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピ
ル(メタ)アクリレートやビス(トリメチルシロキシ)
メチルシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリス
(トリメチルシロキシ)シリルスチレン、ビス(トリメ
チルシロキシ)メチルシリルスチレンをあげることがで
きる。さらに、本発明に用いるポリマーは、シロキサン
マクロモノマーを構成成分として含むことも可能であ
る。
【0033】さらに、本発明に用いるポリマーは、モノ
マー(a)や、他のオルガノシロキサン基含有成分以外
のモノマーを構成成分として含んでもよい。その場合の
モノマーとしては、共重合さえ可能であれば何ら制限は
なく、(メタ)アクリロイル基、スチリル基、アリル基、
ビニル基およびその他の重合可能な炭素炭素不飽和結合
を有するモノマーを使用することができる。以下、その
例をいくつか挙げるがこれらに限定されるものではな
い。(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、桂
皮酸、ビニル安息香酸、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレ
ート類、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテ
ル(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールビ
ス(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
ス(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
キス(メタ)アクリレートなどの多官能(メタ)アクリ
レート類、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、ヘ
キサフルオロイソプロピル(メタ)アクリレートなどのハ
ロゲン化アルキル(メタ)アクリレート類、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレートなどの水酸基を有するヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート類、N,N−ジメチル
アクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、
N,N−ジ−n−プロピルアクリルアミド、N,N−ジ
イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジ−n−ブチル
アクリルアミド、N−アクリロイルモルホリン、N−ア
クリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジン、
N−メチル(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アク
リルアミド類、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
ピリジンなどの芳香族ビニルモノマー、マレイミド類、
N−ビニルピロリドンなどのヘテロ環ビニルモノマー、
N−ビニルカルボン酸アミドなどである。これらは複数
種類を同時に使用してもよい。
【0034】本発明に用いるポリマーにおいては、良好
な機械物性が得られ、消毒液や洗浄液に対する良好な耐
性が得られるという意味で、1分子中に2個以上の重合
可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマーを構成成分
として含むことが好ましい。1分子中に2個以上の重合
可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマーの共重合比
率は0.01重量%〜10重量%が好ましい。
【0035】本発明に用いるポリマー中におけるモノマ
ー(a)および他のオルガノシロキサン基含有モノマー
の合計の共重合比率は、高酸素透過性と高親水性、水濡
れ性を両立させるという点から、好ましくは30重量%
〜99重量%、より好ましくは50重量%〜98重量
%、最も好ましくは60重量%〜95重量%である。こ
のうち、モノマー(a)は、全体の0.1〜50重量%
が望ましい。なおこのモノマー(a)や他のオルガノシ
ロキサン基含有モノマーは複数種類を同時に使用しても
よい。
【0036】本発明に用いるポリマーにおいて、親水性
モノマーを共重合させた場合には、含水することによっ
て柔軟な物性を有するヒドロゲルが得られる。共重合モ
ノマーとして、疎水性のモノマーを用いた場合には、硬
質でかつ酸素透過性に優れる素材が得られる。
【0037】本発明に用いるポリマーは、紫外線吸収剤
や色素、着色剤などを含むものでもよい。また重合性基
を有する紫外線吸収剤や色素、着色剤を、共重合した形
で含有してもよい。
【0038】本発明に用いるポリマーを重合により得る
際は、重合をしやすくするために過酸化物やアゾ化合物
に代表される熱重合開始剤や、光重合開始剤を添加する
ことが好ましい。熱重合を行う場合は、所望の反応温度
に対して最適な分解特性を有するものを選択して使用す
る。一般的には10時間半減期温度が40〜120℃の
アゾ系開始剤および過酸化物系開始剤が好適である。光
重合開始剤としてはカルボニル化合物、過酸化物、アゾ
化合物、硫黄化合物、ハロゲン化合物、および金属塩な
どを挙げることができる。これらの重合開始剤は単独ま
たは混合して用いられ、およそ1重量%くらいまでの量
で使用される。
【0039】本発明に用いるポリマーを重合により得る
際は、重合溶媒を使用することができる。溶媒としては
有機系、無機系の各種溶媒が適用可能であり特に制限は
無い。例を挙げれば、水、メチルアルコール、エチルア
ルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、ノルマルブチルアルコール、イソブチルア
ルコール、tert−ブチルアルコール等のアルコール
系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、イソプ
ロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、
トリエチレングリコールジメチルエーテル等のグリコー
ルエーテル系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、乳酸エチル、安息香酸メチル等のエステル系溶剤、
ノルマルヘキサン、ノルマルヘプタン、ノルマルオクタ
ン等の脂肪族炭化水素系溶剤、シクロヘキサン、エチル
シクロヘキサン等の脂環族炭化水素系溶剤、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素系溶剤、石油系溶剤等各種のものであり、これら
は単独あるいは混合して使用することができる。
【0040】本発明に用いるポリマーの重合方法、成形
方法としては、公知の方法を使用することができる。例
えば、一旦、丸棒や板状等に重合、成形しこれを切削加
工等によって所望の形状に加工する方法、モールド重合
法、およびスピンキャスト重合法などである。
【0041】本発明の眼用レンズ用ポリマーの製造方法
は、上記の様にして得られたモノマー(a)を構成成分
として含有するポリマーを、モノマー(a)中に含まれ
る活性基との反応が可能な基を有する親水性成分(b)
と反応させることによって、水濡れ性に優れた眼用レン
ズ用ポリマーを得る方法である。
【0042】本発明に用いられる親水性成分(b)は、
酸無水物、一般式(III)で表される化合物および一般
式(IV)で表される化合物から選択される少なくとも1
種が好ましい。
【0043】
【化14】
【0044】[式(III)および(IV)中、rは0〜5
00の整数、nは1または2の整数、R41は水素または
置換されていてもよいアルキル基、Yは2官能以上のイ
ソシアナート化合物からNCO基を除いた残基、mは1
〜500の整数、R42は置換されていてもよいアルキル
基を表す。] 酸無水物としては、環状の酸無水物が水酸基等と反応し
てエステルを形成すると共に、もう一つのカルボキシル
基を形成するので、水濡れ性が大きく改良されるため好
ましく用いられる。好適な環状酸無水物の例をあげれ
ば、コハク酸無水物、マレイン酸無水物、グルタル酸無
水物、フタル酸無水物などである。
【0045】式(III)で示される親水性成分として
は、(アルコキシ)ポリエチレングリコールのモノアリ
ルエーテルが好ましく用いられ、ヒドロシリル化反応の
触媒である白金化合物の存在下で、−SiH基と反応さ
せて、良好な水濡れ性を得ることが可能である。
【0046】また式(IV)で示される親水性成分として
の好ましい例としては、イソホロンジイソシアナートや
キシリレンジイソシアナートの様な二官能以上のイソシ
アナート化合物と、(アルコキシ)ポリエチレングリコ
ールとを反応させ、一つのイソシアナート基を残存させ
た化合物をあげることができる。
【0047】これらの親水性成分(b)を反応を妨害し
ない溶媒に溶解または分散させた溶液に、モノマー
(a)を含有するポリマーを接触させることによって、
親水化処理を行い、眼用レンズ用ポリマーを製造するこ
とができる。そのより具体的な方法としては、例えば親
水性成分(b)を含有する溶液にポリマーを浸漬する方
法、ポリマーに該溶液を噴霧する方法、ポリマーに該溶
液をヘラ、刷毛等で塗布する方法、ポリマーに該溶液を
スピンコート法やディップコート法で塗布する方法など
を挙げることができる。最も簡便に大きな改質効果が得
られる方法は、ポリマーを親水性成分(b)を含有する
該溶液に浸漬する方法である。
【0048】ポリマーを親水性成分(b)を含有する溶
液に浸漬する際の温度は特に限定されないが、通常−5
0℃〜200℃程度の温度範囲内で行われる。作業性を
考えれば−10℃〜150℃の温度範囲がより好まし
く、−5℃〜80℃が最も好ましい。
【0049】ポリマーを該溶液に浸漬する時間について
は、温度によっても最適時間は変化するが、一般には1
00時間以内が好ましく、24時間以内がより好まし
く、12時間以内が最も好ましい。接触時間が長すぎる
と、作業性および生産性が悪くなるばかりでなく、酸素
透過性の低下などの悪影響が出る場合がある。
【0050】該溶液の溶媒としては、反応を妨害しない
ものであれば何でも良い。また完全に溶解しなくても分
散した状態でもよく、各種溶媒が使用できる。例えばメ
タノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノー
ル、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、グリセリンなどの各
種アルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
各種芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、
デカン、石油エーテル、ケロシン、リグロイン、パラフ
ィンなどの各種脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトンなどの各種ケトン
類、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フタル
酸ジオクチルなどの各種エステル類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコ
ールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアル
キルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエー
テル、テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、
ポリエチレングリコールジアルキルエーテルなどの各種
エーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルイミダゾ
リジノン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、ジメ
チルスルホキシドなどの各種非プロトン性極性溶媒、塩
化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタントリクロロ
エタン、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶媒、お
よびフロン系溶媒などである。これらの中でもジエチレ
ングリコールジアルキルエーテルなどのエーテル化合物
や、イソプロピルアルコールなどのアルコール化合物
が、水と混和しやすく後の工程で除去しやすいことか
ら、好ましく用いられる。溶媒としては、2種類以上の
物質の混合物も使用可能である。
【0051】上記の処理において使用される親水性成分
(b)含有溶液は、親水性成分(b)および溶媒以外の
成分を含んでいてもよい。
【0052】ポリマーは、該溶液処理の後、洗浄によ
り、モノマー(a)と反応していない余剰の親水性成分
(b)を除くことができる。洗浄溶媒としては、無機、
有機の各種溶媒が使用できる。例えば、水、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブ
タノール、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリンなどの各種ア
ルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの各種
芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカ
ン、石油エーテル、ケロシン、リグロイン、パラフィン
などの各種脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどの各種ケトン類、酢
酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フタル酸ジオ
クチルなどの各種エステル類、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジア
ルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエー
テル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、テ
トラエチレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチ
レングリコールジアルキルエーテルなどの各種エーテル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N
−メチル−2−ピロリドン、ジメチルイミダゾリジノ
ン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、ジメチルス
ルホキシドなどの各種非プロトン性極性溶媒、塩化メチ
レン、クロロホルム、ジクロロエタントリクロロエタ
ン、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶媒、および
フロン系溶媒などである。洗浄溶媒としては、2種類以
上の溶媒の混合物を使用することもできる。洗浄溶媒
は、溶媒以外の成分、例えば無機塩類、界面活性剤、お
よび洗浄剤を含有してもよい。
【0053】本発明のポリマーを眼用レンズとして使用
する場合は、水濡れ性は純水に対する動的接触角(前進
時、浸漬速度0.1mm/sec)が110゜以下が好
ましく、90゜以下がより好ましく、80゜以下が最も
好ましい。ソフトコンタクトレンズの様なヒドロゲルの
眼用レンズの場合には、含水率は5%〜70%が好まし
く、10%〜65%がより好ましく、20%〜60%が
最も好ましい。酸素透過性は、酸素透過係数[(cm2
/sec)(mLO2/(mL・hPa))]45×1
-11以上が好ましく、50×10-11以上がより好まし
く、60×10-11以上が最も好ましい。ヒドロゲルの
眼用レンズの場合には柔軟性が重視されることから引張
弾性率は0.1〜2MPaが好ましい。
【0054】本発明の眼用レンズ用ポリマーの製造方法
は、特に水濡れ性と酸素透過性に優れたコンタクトレン
ズ、眼内レンズ、人工角膜などの眼用レンズ用ポリマー
の製造に特に好適である。
【0055】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。 〔測定方法〕本実施例における各種測定は、以下に示す
方法で行った。 (1)プロトン核磁気共鳴スペクトル 日本電子社製のEX270型を用いて測定した。溶媒に
クロロホルム−dを使用した。 (2)赤外吸収スペクトル BIORAD社製のFTS−7型を用いて測定した。岩
塩板による液膜法で測定した。 (3)動的接触角 サンプルとして、コンタクトレンズ形状のものから切り
出した5mm×10mm×0.2mm程度のサイズのフ
ィルム状のものを使用し、レスカ社製のWET−600
0型を用いて、純水に対する前進時の動的接触角を測定
した。浸漬速度は0.1mm/秒、浸漬深さは7mmと
した。 (4)酸素透過係数 理化精機工業社製の製科研式フィルム酸素透過率計を用
いて35℃の水中にて酸素透過係数を測定した。 (5)弾性率(引張弾性率) 規定の打抜型を用いてコンタクトレンズ形状のものから
切り出したサンプル〔幅(最小部分)5mm、長さ14
mm、厚さ0.2mm程度〕を使用し、オリエンテック
社製のテンシロンRTM−100型を用いて測定した。
引張速度は100mm/minとし、つかみ間距離は5
mmとした。 (6)含水率 サンプルとしてコンタクトレンズ形状のものを使用し
た。サンプルを真空乾燥器で40℃、16時間乾燥し、
サンプルの重量(Wd)を測定した。その後、純水に浸
漬して40℃恒温槽に一晩以上おいて含水させた後、表
面水分をキムワイプで拭き取って重量(Ww)を測定し
た。次式にて含水率を求めた。
【0056】 含水率(%)=100×(Ww−Wd)/Ww 〔合成例1〕冷却管、撹拌装置および滴下ロートを備え
た200ml三ツ口フラスコに、式(J1)の化合物
(信越化学工業社製、101.0g)、ハイドロキノン
(0.24g)および水酸化カリウム(1.95g)を
入れ、ここへ窒素雰囲気下、室温で撹拌しながらメタク
リル酸(51.7g)を約30分間かけて滴下した。滴
下終了後撹拌しながら100℃で8時間反応を行った。
一晩放置した後、ヘキサン(50ml)を加えて室温で
2時間撹拌した。不溶物をろ過で除き、ヘキサン溶液を
0.5M水酸化ナトリウムで数回洗浄後、さらに飽和食
塩水で3回洗浄した。無水硫酸マグネシウムを加えて脱
水を行った後、硫酸マグネシウムを濾過で除き、ロータ
リーバキュームエバポレーターによって溶媒を留去し
た。さらに減圧下60℃で4時間かけて揮発成分を除去
し、無色透明液体(57.7g)を得た。プロトン核磁
気共鳴スペクトルを測定し分析した結果、0.1ppm
付近(21H)、0.4ppm付近(2H)、1.6p
pm付近(2H)、1.9ppm付近(3H)、2.6
ppm付近(1H)、3.3〜4.3ppm付近(7
H)、5.6ppm付近(1H)および6.1ppm付
近(1H)にピークが検出されたことから主成分は式
(M1)で表されるケイ素基含有モノマーであることを
確認した。
【0057】
【化15】
【0058】〔合成例2〕撹拌装置および滴下ロートを
備えた1l三ツ口フラスコに、ヘキサン(50g)、メ
タノール(50g)および水(100g)を入れた。フ
ラスコを氷浴に浸漬し、スリーワンモーターでフラスコ
内を激しく攪拌しつつ、3−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン(J2)(74.5g)およびジメチ
ルクロロシラン(170g)からなる混合物を約1時間
かけて滴下した。滴下終了後、5〜20℃において3時
間攪拌を続けた。水(約200ml)を加えると2層に
分かれたので、分液ロートにより上層を分取した。これ
を飽和炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液および飽和食塩水を、この順に用い
て洗浄した。無水硫酸ナトリウムにより脱水を行った
後、ロータリーバキュームエバポレーターで溶媒を留去
した。減圧蒸留により精製し、無色透明液体(106.
4g)を得た。プロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し
分析した結果、主成分は式(M2)で表される3−メタ
クリロキシプロピルトリス(ジメチルシロキシ)シラン
であることを確認した。
【0059】
【化16】
【0060】〔合成例3〕攪拌装置および環流コンデン
サーを備えた500ml三ツ口フラスコに、上記合成例
2で得られた式(M2)を主成分とする化合物(40
g)、エチレングリコールモノアリルエーテル(40
g)、イソプロピルアルコール(100g)、酢酸カリ
ウムの10%エタノール溶液(1g)、塩化白金酸の
0.5%イソプロピルアルコール溶液(1g)を入れ
た。イソプロピルアルコールを環流させつつ、7時間加
熱した。ロータリーバキュームエバポレーターによりイ
ソプロピルアルコールを留去した後、酢酸エチル200
mlと飽和食塩水を加えると2層に分かれたので分液ロ
ートにより、上層を分取した。これを飽和食塩水で5回
洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより脱水した。さらにロ
ータリーバキュームエバポレーターにて溶媒を留去し
て、無色透明な液体(32.6g)を得た。赤外吸収ス
ペクトルにより、2200cm-1付近の−SiHによる
吸収が消滅していることを確認し、式(M3)で表され
る化合物が主成分であることを確認した。
【0061】
【化17】
【0062】〔合成例4〕攪拌装置および環流コンデン
サーを備えた1l三ツ口フラスコに、式(J3)で示さ
れるイソホロンジイソシアナート(17.6g)、分子
量約2000のメトキシポリエチレングリコール(16
0g)、モレキュラーシーブで脱水したジエチレングリ
コールジメチルエーテル(240g)およびラウリン酸
ジブチルスズ0.035gを入れ、窒素雰囲気下で60
℃、12時間加熱して反応させ、式(M4)で示される
化合物を得た。赤外吸収スペクトルにより、2290c
-1付近のイソシアナート基による吸収が半減している
ことを確認し、イソホロンジイソシアナートとメトキシ
ポリエチレングリコールが反応したことを確認した。
【0063】
【化18】
【0064】〔実施例1〕合成例1で得たオルガノシロ
キサン基含有モノマー(30重量部)、トリス(トリメ
チルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート(30重
量部)N、N−ジメチルアクリルアミド(40重量
部)、ポリエチレングリコールジメタクリレート(日本
油脂社製”ブレンマー”PDE600、1重量部)およ
びジエチレングリコールジメチルエーテル(20重量
部)を均一に混合し、重合開始剤として”ダロキュア”
1173(CIBA社製、0.5重量部)を添加した
後、このモノマー混合物をアルゴン雰囲気下で脱気し
た。窒素雰囲気のグローブボックス中で透明樹脂(ポリ
4−メチルペンテン−1)製のコンタクトレンズ用モー
ルドに注入し、捕虫灯を用いて光照射(1mW/c
2、30分間)して重合し、レンズ状サンプルを得
た。
【0065】得られたレンズ状サンプルを、合成例4で
得られた溶液中に浸漬し、60℃にて12時間加熱し
た。反応終了後、順次濃度を低下させたジエチレングリ
コールジメチルエーテルの水溶液に浸漬し、最後に純水
に浸漬してヒドロゲルレンズを得た。これを、ホウ酸緩
衝液(pH7.1〜7.3)を満たしたバイアル瓶中に
密封し、121℃で30分間煮沸処理した。放冷後、レ
ンズ状サンプルをバイアル瓶から取出し、純水に浸漬し
た。得られたサンプルと未処理のサンプルの物性値を下
表に示す。未処理に比べ、接触角が低減し、改良効果が
みられることがわかった。
【0066】
【表1】
【0067】〔実施例2〕合成例1で得たオルガノシロ
キサン基含有モノマー(40重量部)、トリス(トリメ
チルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート(20重
量部)N、N−ジメチルアクリルアミド(20重量
部)、ポリエチレングリコールジメタクリレート(日本
油脂社製”ブレンマー”PDE600、1重量部)およ
びジエチレングリコールジメチルエーテル(20重量
部)を均一に混合し、実施例1と同様にしてレンズ状サ
ンプルを得た。
【0068】得られたレンズ状サンプルを、トリエチル
アミン20g、無水コハク酸0.4gおよびピリジン
0.16gの混合液中に浸漬し、室温で9時間、ゆっく
り攪拌した。反応終了後、実施例1と同様にして順次液
を置換してヒドロゲルレンズを得、同様に121℃で3
0分間煮沸処理した。得られたサンプルと未処理のサン
プルの物性値を下表に示す。未処理に比べ、接触角が大
きく低減し、顕著な改良効果がみられることがわかっ
た。
【0069】
【表2】
【0070】〔実施例3〕合成例2で得られたオルガノ
シロキサン基含有モノマー(10重量部)、トリス(ト
リメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート(5
5重量部)N、N−ジメチルアクリルアミド(35重量
部)、トリエチレングリコールジメタクリレート(0.
5重量部)およびジエチレングリコールジメチルエーテ
ル(20重量部)を均一に混合し、実施例1と同様にし
てレンズ状サンプルを得た。
【0071】得られたレンズ状サンプルを、分子量が約
1500のポリエチレングリコールモノアリルエーテル
20g、モレキュラーシーブで脱水したジエチレングリ
コールジメチルエーテル80gおよび塩化白金酸0.0
2gの混合液中に浸漬し、60℃で9時間反応させた。
反応終了後、実施例1と同様にして順次液を置換してヒ
ドロゲルレンズを得、同様に121℃で30分間煮沸処
理した。得られたサンプルと未処理のサンプルの物性値
を下表に示す。未処理に比べ、接触角が大きく低減し、
顕著な改良効果がみられることがわかった。また、他の
物性とのバランスも優れていることがわかった。
【0072】
【表3】
【0073】〔実施例4〕合成例3で得られたオルガノ
シロキサン基含有モノマー(10重量部)、トリス(ト
リメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート(5
5重量部)N、N−ジメチルアクリルアミド(35重量
部)、トリエチレングリコールジメタクリレート(0.
5重量部)およびジエチレングリコールジメチルエーテ
ル(20重量部)を均一に混合し、実施例1と同様にし
てレンズ状サンプルを得た。
【0074】得られたレンズ状サンプルを、実施例1と
同様に、合成例4で得られたイソホロンジイソシアナー
トと分子量約2000のメトキシポリエチレングリコー
ルモノメタクリレートとの等モル付加物のジエチレング
リコールジメチルエーテル溶液中にラウリン酸ジブチル
スズを0.035g追加した後に浸漬し、60℃にて7
時間加熱した。反応終了後、実施例1と同様にして順次
液を置換してヒドロゲルレンズを得ると共に、30分間
煮沸処理した。得られたサンプルと未処理のサンプルの
物性値を下表に示す。未処理に比べ、接触角が大きく低
減し、顕著な改良効果がみられることがわかった。ま
た、他の物性とのバランスも優れていることがわかっ
た。
【0075】
【表4】
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、高酸素透過性であっ
て、かつ水濡れ性に優れた眼用レンズ用ポリマーを得る
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H006 BB01 BB03 BB05 BB07 4C081 AB22 AB23 BA03 BB01 BB02 CA271 CB041 CC01 CC04 DA12 EA05 4J100 AB07P AL08P AM21P BA02P BA03P BA20P BA34P BA37P BA77P BA81P CA04 CA31 DA36 DA37 DA49 HA11 HC09 HC10 HC13 HC28 HC30 HC51 HE05 JA33 JA34 JA51

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オルガノシロキサン基および重合可能な炭
    素炭素不飽和結合を有する基を有するモノマー(a)を
    必須重合成分とするポリマーを、親水性成分(b)と反
    応させる眼用レンズ用ポリマーの製造方法であって、該
    モノマー(a)と該親水性成分(b)とが互いに反応可
    能な基を有することを特徴とする眼用レンズ用ポリマー
    の製造方法。
  2. 【請求項2】モノマー(a)が、下記一般式(I)で表
    される群から選ばれた少なくとも1種のモノマーである
    請求項1に記載の眼用レンズ用ポリマーの製造方法。 【化1】 [式(I)中、Xは重合可能な炭素炭素不飽和結合を有
    する基を、Rはエーテル結合を含んでいても良く置換さ
    れていても良いアルキル基を表す。A1〜A11はそれぞ
    れが互いに独立にH、置換されていてもよいアルキル
    基、置換されていてもよいアリール基を表す。kは0〜
    10の整数を表し、a、b、cはそれぞれが互いに独立
    に0〜10の整数を表すが、k=a=b=c=0は除
    く。またdは1または2の整数を表す。]
  3. 【請求項3】一般式(I)中のXが、下記(x1)また
    は(x2)である請求項2に記載の眼用レンズ用ポリマ
    ーの製造方法。 【化2】 [式(x1)および(x2)中、R1はHまたはメチル
    基を、R11は、−COO−、−COO(CH22NHC
    ONR31−、−CONHCONR31−および−CONR
    31−を表す。またR21は、直接結合、−CONR31−を
    表し、R31は、水素原子、置換されていてもよいアルキ
    ル基および置換されていてもよいアリール基から選ばれ
    た置換基を表す。]
  4. 【請求項4】一般式(I)中のRが、下記一般式(II)
    で表される請求項2または3に記載の眼用レンズ用ポリ
    マーの製造方法。 【化3】 [式(II)中、gは0〜3の整数、lは0〜1の整数、
    iは0〜10の整数を表す。]
  5. 【請求項5】親水性成分(b)が、酸無水物、一般式
    (III)で表される化合物および一般式(IV)で表され
    る化合物から選ばれた少なくとも1種である請求項1〜
    4のいずれかに記載の眼用レンズ用ポリマーの製造方
    法。 【化4】 [式(III)および(IV)中、rは0〜500の整数、
    41は水素または置換されていてもよいアルキル基、m
    は1〜500の整数、Yは2官能以上のイソシアナート
    化合物からNCO基を除いた残基、R42は置換されてい
    てもよいアルキル基を表す。]
  6. 【請求項6】上記一般式(I)で表される群から選ばれ
    た少なくとも1種のモノマー(a)を必須重合成分とす
    るポリマーと、酸無水物、上記一般式(III)で表され
    る化合物および上記一般式(IV)で表される化合物から
    選ばれた少なくとも1種の親水性成分(b)とが化学結
    合したポリマーを含有することを特徴とする眼用レン
    ズ。
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