JP2001233319A - 紙製カップ状容器 - Google Patents

紙製カップ状容器

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JP2001233319A
JP2001233319A JP2000045993A JP2000045993A JP2001233319A JP 2001233319 A JP2001233319 A JP 2001233319A JP 2000045993 A JP2000045993 A JP 2000045993A JP 2000045993 A JP2000045993 A JP 2000045993A JP 2001233319 A JP2001233319 A JP 2001233319A
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JP
Japan
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opening
paper cup
container
heat
paper
Prior art date
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JP2000045993A
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English (en)
Inventor
Junya Suzuki
淳也 鈴木
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】内容物の取出しにおいて、中身を傷付けること
なく、プラスチック製のカップ状容器並みの取扱い易さ
を有し、比較的容易に作製可能な、かつ使用後の廃棄処
理が容易な紙製カップ状容器を提供すること。 【解決手段】内面にヒートシール可能な樹脂層を有する
複合シートで造られた、紙製カップ状容器の底部12に
開口孔14を穿設し、該開口孔14を覆うように紙製カ
ップの外側からプルタブテープ15をつまみ部16とな
る一部未シール部を残して熱融着させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリン、ゼリー等
の柔軟でかつ一定の形状を有する食品の容器として適す
る紙製のカップ状容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の容器としてプラスチック
製のカップ状容器が知られている。この容器は、底部に
薄肉部とこの薄肉部から突出する引起こし用舌片を設け
て、内容物取り出しの際には容器を倒立させ、前記引起
こし用舌片を折ることにより底部に通気孔を形成し、こ
の通気孔からの通気によって内容物を自動的に落下させ
るようにしたものである。
【0003】このプラスチック製のカップ状容器は、そ
の取扱上きわめて便利な利点を有するが、素材がプラス
チックであるため、使用後の廃棄処理等に問題が残る。
【0004】一方、使用後の廃棄処理が容易な素材であ
る紙を主要材料とした紙カップを用いて上記目的を達し
ようとしたカップ状容器としては、例えば、実開昭55
−6253号公報に記載されている考案など多数の構成
が提案されている。
【0005】実開昭55−6253号公報に記載されて
いる考案は、図5(a)、(b)に示すように、地紙形
状の原形紙の両端縁を重合接着して形成する容器側壁1
01の上記重合部位置105で而も底部近傍位置の内側
壁板に開口部111を形成する一方外側壁板107に側
方に突出し而も該外側壁板107の延長部からなる摘み
舌片114とこの摘み舌片114の上下縁に連なる剥離
線116、116を形成し、これら剥離線116、11
6間の外側壁板重合部117によって上記開口部111
を閉塞してなる紙容器としたものである。
【0006】このように上記提案は、カップ状容器の胴
部に摘み舌片114を設け、この摘み舌片を水平方向に
引っ張ると胴部は剥離線116から破れて開口部111
が露呈し、この開口部から内容物と容器の間に空気が入
り、内容物が取り出せるというものである。
【0007】しかしながら、胴部を円周方向に引き裂こ
うとするため、紙がきれいに裂けず、引き裂き途上で内
容物に触れて内容物が傷つき、見栄えが悪くなったり、
比較的複雑な加工を施さなければならないという問題が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紙製のカッ
プ状容器に関する以上のような問題点に着目してなされ
たもので、プラスチック製のカップ状容器並みの取扱い
易さを持ち、比較的容易に作製可能な紙製のカップ状容
器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
紙を基材とし、内面にヒートシール可能な樹脂層を有す
る複合シートを構成材料とし、胴部と底部とからなり、
開口部周縁が外方にカールした偏平な口縁部を有する紙
製カップの、口縁部と、開口部を覆うように載置される
蓋材とを口縁部周縁で密封シールした紙製カップ状容器
において、前記底部には開口孔が穿設され、該開口孔を
覆うように、紙製カップの外側からプルタブテープがつ
まみ部となる開封開始部の一部未シール部を残して熱融
着されていることを特徴とする紙製カップ状容器であ
る。
【0010】このように、底部には開口孔が穿設され、
該開口孔を覆うように、紙製カップの外側からプルタブ
テープがつまみ部となる開封開始部の一部未シール部を
残して熱融着されているので、蓋材を開封後、容器を倒
立させ、プルタブテープをつまみ部を持って引っ張る
と、開口孔が露呈し、この開口孔から内容物である例え
ばプリンと容器の間に空気が入り込み、容器を持ち上げ
ると、内容物であるプリンはきれいに取り出せる。
【0011】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記紙製カップの底部の内側に開口孔を覆うように
前記プルタブテープの裏側から内貼りテープを熱融着し
たことを特徴とする紙製カップ状容器である。
【0012】このように、紙製カップの底部の内側に開
口孔を覆うようにプルタブテープの裏側から内貼りテー
プを熱融着したので、底部の開口孔との端縁はプルタブ
テープで開口孔を露呈させるまでは内容物に触れること
がなく、底部の端縁は保護される。
【0013】また、第3の発明は、紙を基材とし、内面
にヒートシール可能な樹脂層を有する複合シートを構成
材料とし、胴部と底部とからなり、開口部周縁が外方に
カールした偏平な口縁部を有する紙製カップの、口縁部
と、開口部を覆うように載置される蓋材とを口縁部周縁
で密封シールされた紙製カップ状容器において、前記底
部には、外側から半切れ線により開口予定孔が区画さ
れ、該開口予定孔を覆うように紙製カップの外側からプ
ルタブテープがつまみ部となる開封開始部の一部未シー
ル部を残して熱融着されていることを特徴とする紙製カ
ップ状容器である。
【0014】このように、底部には、外側から半切れ線
により開口予定孔が区画され、該開口予定孔を覆うよう
に紙製カップの外側からプルタブテープがつまみ部とな
る開封開始部の一部未シール部を残して熱融着されてい
るので、蓋材を開封後、容器を倒立させ、プルタブテー
プをつまみ部を持って引っ張ると、底部に区画されてい
る開口予定孔は半切れ線から切れてプルタブテープと共
に底部から剥がれ、開口孔が露呈し、この開口孔から内
容物である例えばプリンと容器の間に空気が入り込み、
容器を持ち上げると、プリンはきれいに取り出せる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。本発明の紙製カップ状容器は、例えば、図1
に示すように、胴部11と底部12とからなり、開口部
周縁が外方にカールした偏平な口縁部13を有する紙製
カップ10の、口縁部と、開口部を覆うように載置され
る蓋材20とを口縁部周縁で密封シールされる紙製カッ
プ状容器において、底部13には開口孔14が穿設さ
れ、この開口孔を覆うように、紙製カップの外側から内
側に熱融着層を形成するプルタブテープ15がつまみ部
16となる開封開始部の一部未シール部を残して熱融着
により密封シールされた構造を有している。
【0016】偏平な口縁部13を有する紙製カップ10
は、胴部11を構成する胴部材、底部12を構成する底
部材とも、坪量が150〜350g/m2 程度の紙カッ
プ原紙の両面または片面に低密度ポリエチレン樹脂を1
0〜50μm程度塗布したポリエチレン加工紙を一般的
な紙カップ成形機にセットして作製することができる。
【0017】底部13への開口孔14の穿設とその部分
へのプルタブテープ15の取り付けは、紙製カップの成
形と同時に、例えば、次のようにして行うことができ
る。
【0018】すなわち、底部材用ポリエチレン加工紙を
所定の幅寸法にスリットした底部材巻取りから、ほぼ円
形の底部材12aをタイミングをとりながら打抜く際、
打抜きと同時に所定の位置に開口孔14を穿設する。
【0019】つぎの工程で、開口孔が穿設された底部材
12aの外側から開口孔14を覆うように、後記するプ
ルタブテープ15をつまみ部16となる一部未シール部
を残して底部材12aの外側から底部材に熱融着させ
る。
【0020】あるいは、紙製カップに成形後、プルタブ
テープ15をつまみ部16となる一部未シール部を残し
て紙製カップの底部13の外側から開口孔14を覆うよ
うに熱融着させても良い。
【0021】偏平な口縁部13は、縦断面形状が円形状
の口縁部を有する紙製カップ(図示せず)を作製後、円
形状の口縁部を、例えば、超音波シール法等の手段によ
り、口縁部の上下を熱融着等することにより上下方向か
ら押しつぶして作製することができる。
【0022】なお、図3(a)、(b)に示すように、
開口孔が穿設された底部材12aの内側に開口孔を覆う
ように内貼りテープ17を熱融着等の方法で接着させて
も良い。この場合には、内貼りテープ17により開口孔
の端縁が内容物から保護される。
【0023】また、開口孔を最初から設けずに、例え
ば、図4(a)、(b)に示すように、ほぼ円形の底部
材12aを打ち抜く際に、開口予定孔18を半切れ線m
により区画しておき、つぎの工程で、開口予定孔18が
区画された底部材の外側から開口予定孔18を覆うよう
に、後記するプルタブテープ15をつまみ部16となる
一部未シール部を残して底部材の外側から底部材に熱融
着させても良い。
【0024】プルタブテープ15の材質は、容器底部の
外側と熱融着可能な材質であれば特に限定されず、底部
材の外側材質に合わせて、例えば、〔容器外側〕ポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PET)/紙/ポリエ
チレン〔容器内側〕、〔容器外側〕アルミニウム箔(A
l)/ポリエチレン〔容器内側〕、〔容器外側〕Al/
ヒートシールラッカー〔容器内側〕等の複合構成からな
るテープが好ましく使用できる。
【0025】内貼りテープ17の材質は、底部材の内側
およびプルタブテープの内側と熱融着可能で、かつ、プ
ルタブテープを容器から引き剥がした際、開口孔部分の
内貼りテープはプルタブテープと共に、容器底部から容
易に剥がれることが必要なため、比較的薄手のポリエチ
レンフィルム等が使用される。
【0026】蓋材20は、紙製カップの開口部を覆い、
開口部周縁の口縁部と熱融着により密封シールされるも
ので、〔容器外側〕PET(印刷層)/Al/ポリエチ
レン〔容器内側〕、〔容器外側〕(印刷層)紙/Al/
ポリエチレン〔容器内側〕等各種の複合材料からなる構
成が考えられる。
【0027】プルタブテープが底部に熱融着された紙製
カップにプリン等の内容物が充填され、蓋材で開口部を
密封した本発明の紙製カップ状容器から内容物を取り出
すには、先ず、容器から蓋材を剥がし、ついで、プリン
等内容物の入った紙製カップ状容器の上下を反転させて
皿等の器に載せ、最後に、紙製カップ状容器の底部に熱
融着されているプルタブテープの開封開始部を持って引
っ張ると、プルタブテープが容器底部から剥がれ、底部
の開口孔が露呈する(図2(b)、(c)参照)。する
と、この開口孔から容器とプリンとの間に空気が入り込
み、容器を持ち上げると内容物であるプリンは皿等の器
に綺麗に移すことができる。
【0028】
【発明の効果】上記のように本発明の紙製カップ状容器
を使用することにより、底部に熱融着されたプルタブテ
ープを引き剥がすのみで、内容物を容器から綺麗に取り
出すことができる。また、カップ成形と同時に開口部の
穿設やプルタブテープの底部への熱融着が行え、比較的
容易に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙製カップ状容器の一実施例を示す、
部分断面説明図である。
【図2】本発明の紙製カップ状容器の一実施例を示す、
(a)は底部の平面説明図であり、(b)は(a)のA
−A’線断面説明図であり、(c)は(b)においてプ
ルタブテープを引き剥がし、開口孔が露呈した状態を示
す断面説明図である。
【図3】本発明の紙製カップ状容器の別の実施例を示
す、(a)は底部の断面説明図であり、(b)は(a)
においてプルタブテープを引き剥がし、開口孔が露呈し
た状態を示す断面説明図である。
【図4】本発明の紙製カップ状容器のさらに別の実施例
を示す、(a)は底部の断面説明図であり、(b)は
(a)においてプルタブテープを引き剥がし、開口孔が
露呈した状態を示す断面説明図である。
【図5】紙製カップ状容器の従来例を示す、(a)は全
体図であり、(b)は要部拡大説明図である。
【符号の説明】
10‥‥偏平な口縁部を有する紙製カップ 11‥‥胴部 12‥‥底部 12a‥底部材 13‥‥偏平な口縁部 14‥‥開口孔 15‥‥プルタブテープ 16‥‥つまみ部 17‥‥内貼りテープ 18‥‥開口予定孔 20‥‥蓋材 m‥‥半切れ線 101‥‥容器側壁 105‥‥重合部位置 107‥‥外側壁板 111‥‥開口部 114‥‥摘み舌片 116‥‥剥離線 117‥‥外側壁板重合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を基材とし、内面にヒートシール可能な
    樹脂層を有する複合シートを構成材料とし、胴部と底部
    とからなり、開口部周縁が外方にカールした偏平な口縁
    部を有する紙製カップの、口縁部と、開口部を覆うよう
    に載置される蓋材とを口縁部周縁で密封シールした紙製
    カップ状容器において、前記底部には開口孔が穿設さ
    れ、該開口孔を覆うように、紙製カップの外側からプル
    タブテープがつまみ部となる開封開始部の一部未シール
    部を残して熱融着されていることを特徴とする紙製カッ
    プ状容器。
  2. 【請求項2】前記紙製カップの底部の内側に開口孔を覆
    うように前記プルタブテープの裏側から内貼りテープを
    熱融着したことを特徴とする請求項1記載の紙製カップ
    状容器。
  3. 【請求項3】紙を基材とし、内面にヒートシール可能な
    樹脂層を有する複合シートを構成材料とし、胴部と底部
    とからなり、開口部周縁が外方にカールした偏平な口縁
    部を有する紙製カップの、口縁部と、開口部を覆うよう
    に載置される蓋材とを口縁部周縁で密封シールされた紙
    製カップ状容器において、前記底部には、外側から半切
    れ線により開口予定孔が区画され、該開口予定孔を覆う
    ように紙製カップの外側からプルタブテープがつまみ部
    となる開封開始部の一部未シール部を残して熱融着され
    ていることを特徴とする紙製カップ状容器。
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