JP2001233287A - 接岸装備のなされていない海岸線での陸揚げ／船積み用船舶 - Google Patents
接岸装備のなされていない海岸線での陸揚げ／船積み用船舶Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/02—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
- B63B1/10—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls
- B63B1/12—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
接岸装備のなされていない海岸線で迅速に陸揚げ／船積
みするための双胴船タイプの船舶に関する。 【解決手段】 双胴船の２つの左右の胴体１０，１２の
間に水密の箱状の可動プラットホーム１５を設け、この
プラットホーム１５の上部は、走行面を形成して積荷を
支持し、前記プラットホーム１５の両端部には展開可能
なランプが設けられ、前記プラットホーム１５と展開さ
れた位置にある前記ランプは２つの胴体の間の間隔と等
しい均一な巾の積載通路を構成し、前記可動プラットホ
ーム１５の位置を変えることにより、船舶が双胴船の船
体だけによるか、または、前記プラットホーム１５と胴
体の全領域によるかのいずれかにより船舶が浮くことが
できる機構を有している。
みするための双胴船タイプの船舶に関する。 【解決手段】 双胴船の２つの左右の胴体１０，１２の
間に水密の箱状の可動プラットホーム１５を設け、この
プラットホーム１５の上部は、走行面を形成して積荷を
支持し、前記プラットホーム１５の両端部には展開可能
なランプが設けられ、前記プラットホーム１５と展開さ
れた位置にある前記ランプは２つの胴体の間の間隔と等
しい均一な巾の積載通路を構成し、前記可動プラットホ
ーム１５の位置を変えることにより、船舶が双胴船の船
体だけによるか、または、前記プラットホーム１５と胴
体の全領域によるかのいずれかにより船舶が浮くことが
できる機構を有している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、積荷、特には人員
及び／又は民生用あるいは軍事用の乗物のような積荷
を、接岸装備のなされていない海岸線で迅速に陸揚げ／
船積みし、同時に例えば海上の船舶と海岸の間を迅速に
航行（トランジット）するための船舶に関する。
及び／又は民生用あるいは軍事用の乗物のような積荷
を、接岸装備のなされていない海岸線で迅速に陸揚げ／
船積みし、同時に例えば海上の船舶と海岸の間を迅速に
航行（トランジット）するための船舶に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、船舶から海浜への陸揚げは、上陸
用舟艇タイプの船舶、ホバークラフト又はヘリコプター
を使用して行なわれている。
用舟艇タイプの船舶、ホバークラフト又はヘリコプター
を使用して行なわれている。
【０００３】上陸用舟艇タイプの上陸用船舶は、浅い喫
水を有しているため、緩やかな傾斜の海岸に上陸するこ
とができるが、その形状故に速度が遅い、及び喫水が浅
く非常に重量があるが故に制限された動きしかできない
という欠点を有する。
水を有しているため、緩やかな傾斜の海岸に上陸するこ
とができるが、その形状故に速度が遅い、及び喫水が浅
く非常に重量があるが故に制限された動きしかできない
という欠点を有する。
【０００４】高速船は、必然的に、喫水が深いため、緩
やかな傾斜の海岸に接近することが出来ない。
やかな傾斜の海岸に接近することが出来ない。
【０００５】また、船舶から乗物を陸揚げさせるために
ヘリコプターを使用すると、プラットホームを備えた特
殊船舶が必須となり、その上、その輸送可能荷重は制限
される。この点が、上陸用装甲車、特に戦車、を陸揚げ
する場合には、大きな欠点となる。
ヘリコプターを使用すると、プラットホームを備えた特
殊船舶が必須となり、その上、その輸送可能荷重は制限
される。この点が、上陸用装甲車、特に戦車、を陸揚げ
する場合には、大きな欠点となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一方
では高速で航行できること、また他方では積荷を緩やか
な傾斜の海岸に陸揚げすることができることに特徴を有
する上陸用舟艇を製造することにおいている。
では高速で航行できること、また他方では積荷を緩やか
な傾斜の海岸に陸揚げすることができることに特徴を有
する上陸用舟艇を製造することにおいている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の主
題は、積荷、特には人員及び／又は乗物を、接岸装備の
なされていない海岸線で迅速に陸揚げ／船積みするため
の双胴船タイプの船舶にあり、以下の点に特徴を有す
る。即ち、本発明の船舶は、 −前記双胴船の２つの左右の胴体の間に可動プラットホ
ームを有し、このプラットホームは水密の箱の形に造ら
れており、この箱の上部は、走行面を形成することによ
り積荷を支持し、前記プラットホームのそれぞれの端部
には展開可能なランプが設けられ、前記プラットホーム
と展開された位置にある前記ランプは２つの胴体の間の
間隔に等しい均一な巾の積載通路を構成し、また −前記可動プラットホームと双胴船の前記胴体との相対
位置を変える機構を備えており、相対位置を変えること
により、双胴船の胴体だけによるか、または、前記プラ
ットホームと胴体の全領域によるかのいずれかにより船
舶が浮くことができる。
題は、積荷、特には人員及び／又は乗物を、接岸装備の
なされていない海岸線で迅速に陸揚げ／船積みするため
の双胴船タイプの船舶にあり、以下の点に特徴を有す
る。即ち、本発明の船舶は、 −前記双胴船の２つの左右の胴体の間に可動プラットホ
ームを有し、このプラットホームは水密の箱の形に造ら
れており、この箱の上部は、走行面を形成することによ
り積荷を支持し、前記プラットホームのそれぞれの端部
には展開可能なランプが設けられ、前記プラットホーム
と展開された位置にある前記ランプは２つの胴体の間の
間隔に等しい均一な巾の積載通路を構成し、また −前記可動プラットホームと双胴船の前記胴体との相対
位置を変える機構を備えており、相対位置を変えること
により、双胴船の胴体だけによるか、または、前記プラ
ットホームと胴体の全領域によるかのいずれかにより船
舶が浮くことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の一つによれば、
前記機構は以下の様に製造される。すなわち、 −前記双胴船の左右の２つの胴体は、その上部及びそれ
らの各端部で梁により連結され、また −昇降手段を有し、この手段により前記プラットホーム
がそれぞれ上昇すなわち航行位置、及び下降すなわち陸
揚げ／船積み位置にもたらされることが可能になり、こ
の下降すなわち陸揚げ／船積み位置で前記プラットホー
ムは追加の浮力を供給し、それにより船舶の喫水を浅く
することが可能となる。
前記機構は以下の様に製造される。すなわち、 −前記双胴船の左右の２つの胴体は、その上部及びそれ
らの各端部で梁により連結され、また −昇降手段を有し、この手段により前記プラットホーム
がそれぞれ上昇すなわち航行位置、及び下降すなわち陸
揚げ／船積み位置にもたらされることが可能になり、こ
の下降すなわち陸揚げ／船積み位置で前記プラットホー
ムは追加の浮力を供給し、それにより船舶の喫水を浅く
することが可能となる。
【０００９】本発明によれば、２つの胴体は、底部で形
状化された、好ましくは翼の形状の、交差部材又は梁に
より連結することもでき、前記可動プラットホームを構
成するボックスは、下降位置では前記交差部材が前記ボ
ックスの下側に入れ子状に収まる様に製造される。また
本発明によれば、可動フラップが前記形状化された交差
部材の中に配置されて、重心と海の状態によって、航行
中の船舶の平衡状態（トリム）を調整することができ、
これらフラップが、荒海で高速移動するための安定装置
として使用されることもまた可能である。
状化された、好ましくは翼の形状の、交差部材又は梁に
より連結することもでき、前記可動プラットホームを構
成するボックスは、下降位置では前記交差部材が前記ボ
ックスの下側に入れ子状に収まる様に製造される。また
本発明によれば、可動フラップが前記形状化された交差
部材の中に配置されて、重心と海の状態によって、航行
中の船舶の平衡状態（トリム）を調整することができ、
これらフラップが、荒海で高速移動するための安定装置
として使用されることもまた可能である。
【００１０】本発明のその他の形態によれば、プラット
ホームの昇降手段は、連接アームによる、機械的にガイ
ドされるタイプの手段であり、それは、上昇又は下降位
置でロック可能で、また両方向に作動可能のものであ
る。
ホームの昇降手段は、連接アームによる、機械的にガイ
ドされるタイプの手段であり、それは、上昇又は下降位
置でロック可能で、また両方向に作動可能のものであ
る。
【００１１】本発明によれば、可動プラットホームのガ
イド手段は、レール上の機械的ガイドシステムの形で製
造しても、又はチェーン又は他の適切なシステムを用い
た形で製造しても良い。
イド手段は、レール上の機械的ガイドシステムの形で製
造しても、又はチェーン又は他の適切なシステムを用い
た形で製造しても良い。
【００１２】本発明によれば、プラットホームは、格納
され得るピン又はブラケットのシステム、又は機械的ラ
ッチ式のシステムを用いて、上昇又は下降位置でロック
される。
され得るピン又はブラケットのシステム、又は機械的ラ
ッチ式のシステムを用いて、上昇又は下降位置でロック
される。
【００１３】本発明の他の特徴または利点は、一実施例
を示す添付図面を参照して説明される以下の記載から明
らかとなるが、本発明は、これには全く限定されない。
図面において、 −図１及び図２は、それぞれ航行位置と陸揚げ位置での
本発明の船舶を説明する模式的立面図であり、 −図３及び図４は、それぞれ航行位置と陸揚げ位置での
本発明の船舶を示す斜視図であり、 −図５は、図３及び図４に類似する、可動プラットホー
ムを除いた船舶を示す斜視図であり、 −図６は、本発明の船舶の正面図である。
を示す添付図面を参照して説明される以下の記載から明
らかとなるが、本発明は、これには全く限定されない。
図面において、 −図１及び図２は、それぞれ航行位置と陸揚げ位置での
本発明の船舶を説明する模式的立面図であり、 −図３及び図４は、それぞれ航行位置と陸揚げ位置での
本発明の船舶を示す斜視図であり、 −図５は、図３及び図４に類似する、可動プラットホー
ムを除いた船舶を示す斜視図であり、 −図６は、本発明の船舶の正面図である。
【００１４】添付図面によれば、本発明の船舶は双胴船
形状であり、その左右の胴体１０及び１２はその各端部
で且つ上部において、梁１１及び１３により連結されて
いる。この構造により、組立体は、以下に述べる可動プ
ラットホーム１５から独立して堅固に維持されることが
出来る。図面に示される実施例において、２つの胴体１
０及び１２はまた、その低部及びそれらの各端部におい
て、胴体１０及び１２の形状化された竜骨（キール）領
域で底部交差部材１６及び１７により連結され、これら
交差部材１６及び１７は好ましくは翼形状であり、比較
的高速を保証する部分的押し上げ効果を高めることが出
来る。これら交差部材１６及び１７は、図６に示される
様に、可動フラップ２１が備えられ、その結果、走行中
の船舶の平衡状態は重心と海の状態によって調整され得
る。これらフラップはまた、特に荒海で、高速航行用の
安定装置として使用することが出来る。
形状であり、その左右の胴体１０及び１２はその各端部
で且つ上部において、梁１１及び１３により連結されて
いる。この構造により、組立体は、以下に述べる可動プ
ラットホーム１５から独立して堅固に維持されることが
出来る。図面に示される実施例において、２つの胴体１
０及び１２はまた、その低部及びそれらの各端部におい
て、胴体１０及び１２の形状化された竜骨（キール）領
域で底部交差部材１６及び１７により連結され、これら
交差部材１６及び１７は好ましくは翼形状であり、比較
的高速を保証する部分的押し上げ効果を高めることが出
来る。これら交差部材１６及び１７は、図６に示される
様に、可動フラップ２１が備えられ、その結果、走行中
の船舶の平衡状態は重心と海の状態によって調整され得
る。これらフラップはまた、特に荒海で、高速航行用の
安定装置として使用することが出来る。
【００１５】可動プラットホーム１５は、水密ボックス
に製造され、胴体１０及び１２の間に位置し、その上部
は、図１〜図４に装甲車として示され、図６にはトラッ
クとして示される積荷を支持する走行面を形成する。可
動プラットホーム１５の端部のそれぞれには展開可能な
ランプ１８、１９があるため、プラットホーム１５及び
ランプ１８、１９は２つの胴体１０及び１２間の間隔と
等しい均一な幅の積載通路を構成する（図４参照）。好
ましくは、ランプは展開式二重折りタイプのものであ
る。ランプは、折り畳まれた位置では、船舶によって輸
送される積荷を波やしぶきから保護する（図３参照）。
に製造され、胴体１０及び１２の間に位置し、その上部
は、図１〜図４に装甲車として示され、図６にはトラッ
クとして示される積荷を支持する走行面を形成する。可
動プラットホーム１５の端部のそれぞれには展開可能な
ランプ１８、１９があるため、プラットホーム１５及び
ランプ１８、１９は２つの胴体１０及び１２間の間隔と
等しい均一な幅の積載通路を構成する（図４参照）。好
ましくは、ランプは展開式二重折りタイプのものであ
る。ランプは、折り畳まれた位置では、船舶によって輸
送される積荷を波やしぶきから保護する（図３参照）。
【００１６】胴体１０及び１２は、底部で１６及び１７
の様な交差部材により連結される場合（図６参照）、こ
の交差部材は、可動プラットホーム１５が下降位置にあ
るとき、プラットホームの下側に入れ子状に収まり、
“接岸”時にそれらを保護する（図２参照）。
の様な交差部材により連結される場合（図６参照）、こ
の交差部材は、可動プラットホーム１５が下降位置にあ
るとき、プラットホームの下側に入れ子状に収まり、
“接岸”時にそれらを保護する（図２参照）。
【００１７】この船舶はまた、２０及び２０’として概
略的に示される昇降手段を有し、昇降手段は、プラット
ホーム１５がそれぞれ上昇すなわち航行位置及び下降す
なわち陸揚げ／船積み位置にもたらされることが出来る
ように設計され、後者の位置でプラットホームを構成す
るボックスは、追加の浮力を供給し、それにより喫水が
浅くなり、接岸できる。
略的に示される昇降手段を有し、昇降手段は、プラット
ホーム１５がそれぞれ上昇すなわち航行位置及び下降す
なわち陸揚げ／船積み位置にもたらされることが出来る
ように設計され、後者の位置でプラットホームを構成す
るボックスは、追加の浮力を供給し、それにより喫水が
浅くなり、接岸できる。
【００１８】これら昇降手段の一実施例によれば、これ
らは連接アームにより機械的にガイドされるタイプであ
り、上昇及び下降位置でロック可能で、また、双方向に
作動可能であり得る。この２方向作動は、例えば、複動
ラムを用いて、またはウォームアンドラックタイプのシ
ステムを用いて達成することも出来る。プラットホーム
の動きは、ブリッジから制御される。
らは連接アームにより機械的にガイドされるタイプであ
り、上昇及び下降位置でロック可能で、また、双方向に
作動可能であり得る。この２方向作動は、例えば、複動
ラムを用いて、またはウォームアンドラックタイプのシ
ステムを用いて達成することも出来る。プラットホーム
の動きは、ブリッジから制御される。
【００１９】図６に示される実施例では、２４は可動プ
ラットホーム５をガイドするためのシステムを示し、こ
のシステムは、レール上の機械的ガイドシステム、又は
前記した連接アーム、又はそれらの代わりにチェーンま
たはその他の適宜の装置であり得る。この図６は、上昇
位置２２又は下降位置２３の可動プラットホーム１５を
ロックするための装置を模式的に示している。これら装
置は、ピン、格納式のブラケット、機械的ラッチ又はそ
の他の適宜のシステムで製造することが出来る。
ラットホーム５をガイドするためのシステムを示し、こ
のシステムは、レール上の機械的ガイドシステム、又は
前記した連接アーム、又はそれらの代わりにチェーンま
たはその他の適宜の装置であり得る。この図６は、上昇
位置２２又は下降位置２３の可動プラットホーム１５を
ロックするための装置を模式的に示している。これら装
置は、ピン、格納式のブラケット、機械的ラッチ又はそ
の他の適宜のシステムで製造することが出来る。
【００２０】本発明によれば、図６の２５で模式的に示
される前記２方向作動機構は、可動プラットホーム１５
に直接作用するか又は前記した連接アームを介して作用
する復動ラム、それに換えてラックを介するもの、ケー
ブルを操作するウィンチ、更にはチェーンを駆動するギ
ア式モーター装置の形態とすることができる。この目的
を達成するためには、前記システムの組み合わせ又は２
方向にパワーを提供するその他の手段を用いても良い。
される前記２方向作動機構は、可動プラットホーム１５
に直接作用するか又は前記した連接アームを介して作用
する復動ラム、それに換えてラックを介するもの、ケー
ブルを操作するウィンチ、更にはチェーンを駆動するギ
ア式モーター装置の形態とすることができる。この目的
を達成するためには、前記システムの組み合わせ又は２
方向にパワーを提供するその他の手段を用いても良い。
【００２１】推進力は、好ましくは、優れた操縦性と極
めて短い停止距離を提供すべく、方向性を有するノズル
と反転器噴射口を備えたハイドロジェットにより提供さ
れる。これらハイドロジェット（図示せず）は、２つの
胴体１０及び１２に、それらの底のかなり上方に、左右
対称に配置されている。胴体の前部に左右の反動推進エ
ンジン（thrusters）を設け、船舶を左右方向により容
易に制御することも可能である。
めて短い停止距離を提供すべく、方向性を有するノズル
と反転器噴射口を備えたハイドロジェットにより提供さ
れる。これらハイドロジェット（図示せず）は、２つの
胴体１０及び１２に、それらの底のかなり上方に、左右
対称に配置されている。胴体の前部に左右の反動推進エ
ンジン（thrusters）を設け、船舶を左右方向により容
易に制御することも可能である。
【００２２】航行中（図１及び３）には、本発明の船舶
は、波立つ海でも高速を維持する、形状化された２つの
胴体１０及び１２で航行するための外形を有している。
積荷は、胴体の頂部に位置するプラットホーム１５上で
運ばれ、船首と船尾のランプ１８及び１９により保護さ
れる。
は、波立つ海でも高速を維持する、形状化された２つの
胴体１０及び１２で航行するための外形を有している。
積荷は、胴体の頂部に位置するプラットホーム１５上で
運ばれ、船首と船尾のランプ１８及び１９により保護さ
れる。
【００２３】海岸に接近すると（図２及び４）、プラッ
トホーム１５が胴体１０及び１２の下部まで下げられ、
この位置ではプラットホームは船舶に追加の浮力を供給
し、この浮力により喫水を充分な値にまで浅くして海岸
の縁に接近することができ、接近後、ランプ１８が展開
され、従来の方法で人員や乗物を陸揚げできる。
トホーム１５が胴体１０及び１２の下部まで下げられ、
この位置ではプラットホームは船舶に追加の浮力を供給
し、この浮力により喫水を充分な値にまで浅くして海岸
の縁に接近することができ、接近後、ランプ１８が展開
され、従来の方法で人員や乗物を陸揚げできる。
【００２４】プラットホーム１５とそのランプ１８及び
１９は、均一な幅の積載通路を構成し、輸送上陸用舟艇
の浮き台（ラフト）となるべく直線状に配置される設備
として適していることが分かる。
１９は、均一な幅の積載通路を構成し、輸送上陸用舟艇
の浮き台（ラフト）となるべく直線状に配置される設備
として適していることが分かる。
【００２５】本発明の装置は、海又は川による人員、設
備、乗物の高速輸送の、例えば以下に記載のような、ど
のようなものにも使用することが出来る。即ち、 −民生用保護設備を海岸線又は河岸のどの様な地点にも
運ぶことができる環境保護設備の輸送用； −接岸装備のない海岸線に沿った人道的目的での輸送
用； −軍事設備及び人員の輸送及び陸揚げ用； −港湾設備がないか又はあっても限られているか又は非
常に（喫水の）浅い設備の場合の河川又は海洋輸送用； −沖に停泊中の船舶から、港湾設備がないか又はあって
も非常に浅い設備の海岸線又は河岸への製品の輸送用、
の様な場合である。
備、乗物の高速輸送の、例えば以下に記載のような、ど
のようなものにも使用することが出来る。即ち、 −民生用保護設備を海岸線又は河岸のどの様な地点にも
運ぶことができる環境保護設備の輸送用； −接岸装備のない海岸線に沿った人道的目的での輸送
用； −軍事設備及び人員の輸送及び陸揚げ用； −港湾設備がないか又はあっても限られているか又は非
常に（喫水の）浅い設備の場合の河川又は海洋輸送用； −沖に停泊中の船舶から、港湾設備がないか又はあって
も非常に浅い設備の海岸線又は河岸への製品の輸送用、
の様な場合である。
【００２６】
【発明の効果】本発明の船舶により与えられる利点は、
特に以下の通りである。即ち、 −プラットホームが上昇位置にあるとき、荒海でも重要
な航行速度が得られる能力； −水面より上にある走行面を有する積載プラットホーム
を下降位置にすることにより、海岸に非常に接近するこ
とができる重要な喫水の低減、前部ランプの存在によ
り、切り抜けるべき水量をさらに低減することができ
る； −航行位置での及び陸揚げ位置での優れた機動性； −重心に高い感度を与え、積荷が配送される方法に非常
に大きな柔軟性を与えるための“接岸”モードにおける
広い浮力面；及び −形状化された下部の交差部材１６及び１７中のフラッ
プ２１を提供する可能性、これらフラップは重心と海の
状態により航行中の船舶の平衡状態を調整するように形
状化されており、これらフラップは安定装置として使用
可能、である。
特に以下の通りである。即ち、 −プラットホームが上昇位置にあるとき、荒海でも重要
な航行速度が得られる能力； −水面より上にある走行面を有する積載プラットホーム
を下降位置にすることにより、海岸に非常に接近するこ
とができる重要な喫水の低減、前部ランプの存在によ
り、切り抜けるべき水量をさらに低減することができ
る； −航行位置での及び陸揚げ位置での優れた機動性； −重心に高い感度を与え、積荷が配送される方法に非常
に大きな柔軟性を与えるための“接岸”モードにおける
広い浮力面；及び −形状化された下部の交差部材１６及び１７中のフラッ
プ２１を提供する可能性、これらフラップは重心と海の
状態により航行中の船舶の平衡状態を調整するように形
状化されており、これらフラップは安定装置として使用
可能、である。
【００２７】本発明は、前述のおよび／又は図示された
実施例に限定されることなく、それら全ての代替物を含
む。
実施例に限定されることなく、それら全ての代替物を含
む。
【図１】航行位置での本発明の船舶を説明する模式的立
面図である。
面図である。
【図２】陸揚げ位置での本発明の船舶を説明する模式的
立面図である。
立面図である。
【図３】航行位置での本発明の船舶を説明する斜視図で
ある。
ある。
【図４】陸揚げ位置での本発明の船舶を説明する斜視図
である。
である。
【図５】図３及び図４に類似の、可動プラットホームを
除いた船舶を示す斜視図である。
除いた船舶を示す斜視図である。
【図６】本発明の船舶の正面図である。
１０，１２…胴体 １１．１３…梁 １５…プラットホーム １６，１７…交差部材 １８，１９…ランプ ２０，２０’…昇降手段 ２１…フラップ ２２…上昇位置 ２３…下降位置 ２４…プラットホームガイドシステム ２５…２方向作動機構
フロントページの続き (72)発明者 アンリ オーベール フランス国、エフ−83110 サナリ、シュ マーン デュ ランサーン 599 (72)発明者 イヴ マーチン フランス国、エフ−83500 ラ サイヌ シュール メール、タマリ、アヴニュ チ ェリー、ヴィラ ベル エール（番地な し)
Claims (11)
- 【請求項１】 積荷、特には人員及び／又は乗物を接岸
装備のなされていない海岸線で迅速に陸揚げ／船積みす
るための双胴船タイプの船舶であり、この船舶は −前記双胴船の左右の２つの胴体の間に設けられた可動
プラットホームを有し、このプラットホームは水密の箱
に製造されており、この箱の上部は走行面を形成するこ
とにより積荷を支持し、前記プラットホームのそれぞれ
の端部には展開可能なランプが設けられ、前記プラット
ホームと展開された位置にある前記ランプは２つの胴体
の間の間隔と等しい均一な積載通路を構成し、また −可動プラットホームと双胴船の前記胴体の相対位置を
変えることにより、船舶が双胴船の胴体だけによるか、
または、前記プラットホームと胴体の全領域によるかの
いずれかにより船舶が浮くことができる機構を有してい
ることを特徴とする、積荷の陸揚げ／船積み用船舶。 - 【請求項２】 前記双胴船の左右の胴体は、その上部且
つその各端部で梁により連結され、また昇降手段を備
え、この昇降手段により前記プラットホームがそれぞれ
上昇すなわち航行位置及び下降すなわち陸揚げ／船積み
位置にもたらされることが可能になり、後者の位置で前
記プラットホームは追加の浮力を供給し、それにより船
舶の喫水が浅くなることが可能となることを特徴とす
る、請求項１に記載の積荷の陸揚げ／船積み用船舶。 - 【請求項３】 胴体が、翼状の交差部材により底部で連
結されており、前記可動プラットホームを構成する箱
は、前記交差部材が下降位置で前記箱の下側に入れ子状
に収まる様な態様で製造されていることを特徴とする、
請求項１に記載の積荷の陸揚げ／船積み用船舶。 - 【請求項４】 前記交差部材が形状化された可動フラッ
プが備えられていることを特徴とする、請求項３に記載
の積荷の陸揚げ／船積み用船舶。 - 【請求項５】 可動プラットホームの昇降手段が、機械
的にガイドされる２方向作動タイプのものであり、上昇
及び下降位置でロック可能で、また双方向に作動可能で
あることを特徴とする、請求項２に記載の積荷の陸揚げ
／船積み用船舶。 - 【請求項６】 可動プラットホームのガイド手段が、レ
ール上の機械的ガイド、連接アーム又はチェーンを有す
るシステムからなることを特徴とする、請求項５に記載
の積荷の陸揚げ／船積み用船舶。 - 【請求項７】 可動プラットホームが、好ましくは格納
式のピン又はブラケットのシステム、又は機械的ラッチ
式のシステムを用いて、上昇位置又は下降位置でロック
されることを特徴とする、請求項５に記載の積荷の陸揚
げ／船積み用船舶。 - 【請求項８】 昇降手段の２方向作動が、複動ラム、ケ
ーブルを操作するウィンチ、又はそれらの代わりにギア
式モーター装置により駆動されるチェーンを用いて提供
されることを特徴とする、請求項５に記載の積荷の陸揚
げ／船積み用船舶。 - 【請求項９】 昇降手段の２方向作動が、これにはウォ
ームアンドラックシステムを用いて提供されることを特
徴とする、請求項５に記載の積荷の陸揚げ／船積み用船
舶。 - 【請求項１０】 ２つの胴体中に左右対称に配置された
ハイドロジェットタイプの推進システムを有することを
特徴とする、請求項１に記載の積荷の陸揚げ／船積み用
船舶。 - 【請求項１１】 ２つの胴体のぞれぞれ前部にさらに設
けられた補助の反動推進エンジンを有することを特徴と
する、請求項１０に記載の積荷の陸揚げ／船積み用船
舶。
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