JP2001232862A - 包装体用プリンタ - Google Patents

包装体用プリンタ

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JP2001232862A JP2000046366A JP2000046366A JP2001232862A JP 2001232862 A JP2001232862 A JP 2001232862A JP 2000046366 A JP2000046366 A JP 2000046366A JP 2000046366 A JP2000046366 A JP 2000046366A JP 2001232862 A JP2001232862 A JP 2001232862A
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

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  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を包装する包装体の表面に、物品を包装
した日時などの時間情報を記録することができる包装体
用プリンタを提供する。 【解決手段】 包装体用プリンタ1は、物品を包装する
包装体であるラップフィルム8を収容する包装体収容部
2と、時間を計時し、時間情報を生成する時計手段3
と、時間情報をラップフィルム8表面に記録する出力手
段4とを備える。包装体収容部2からラップフィルム8
が排出されるとき、出力手段4は、ラップフィルム8の
表面に時間情報を記録する。したがって、食品などの物
品を包装したラップフィルム8には、この食品を包装し
た日時などの時間情報が記録されているので、使用者は
確実に包装日時を確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装体表面上に情
報を記録するプリンタに関し、さらに詳しくは、食品な
どの包装に使用される透明なラップフィルム上に包装し
た日付および時刻などの時間情報を記録する包装体用プ
リンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭では、従来から食品の貯蔵には
冷蔵庫が主に使用されてきたが、特に近年では、この冷
蔵庫が大型化し、かつその性能が向上しているうえに、
さらに様々な機能が付与されるようになっている。しか
も、食品をガスバリア性に優れたラップフィルムで包装
して、冷蔵庫内に収納し、食品を冷蔵および冷凍保存す
ることが一般的であり、冷蔵庫の性能向上、機能拡大と
相俟って、大量の食品がより長期にわたって、保存され
るようになっている。
【0003】しかしながら、大量の食品が保存されるよ
うになると、各食品がいつから保存されているのかを記
憶しておくことが難しい。その結果、冷蔵庫に収納され
ている食品の賞味期限が過ぎてしまったり、食品が腐っ
てしまうなどといった不具合が生じ、食品を無駄にして
しまうことが多かった。
【0004】そこで、上記問題を解決するために、油性
のぺンなどで食品を包装しているラップフィルムなどの
包装体の表面に、冷蔵庫に入れた日付などを記入する対
策が考えられる。しかしながら上記対策では、油性ペン
を準備したり、カレンダーなどで日付を確認したりしな
ければならず、さらに日付などの情報の記入をいちいち
手作業で行う必要があるので実施者によっては煩雑であ
り、長続きしないという問題がある。また、油性ペンの
インクの匂いが食品に移ってしまい、食品衛生上も好ま
しくない。
【0005】そこで上記問題を解決するために、日付を
ラベルに印字し、これを食品を包装したラップフィルム
上に貼り付ける先行技術が、たとえば特開平5−149
670号公報および特開平11−170625号公報に
開示されている。特開平5−149670号公報に開示
される先行技術では、食品を収納する収納庫に日付情報
および時刻情報を印字できる印字部を設け、食品を保存
するとき、日付、時刻およびその他の情報を印字したラ
ベルを作成し、このラベルを包装体または食品容器に貼
り付けて、食品の正確な保存日時を認識するようになっ
ている。また、特開平11−170625号公報に開示
される先行技術では、冷蔵庫などに後から据え付けるこ
とができるプリンタが開示されており、上記公報と同様
に、ラベルを貼り付けて、保存日時を確認できる上、さ
らに記憶手段を備えているため、保存している食品類を
データベース化することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ラベルを貼り付ける先行技術では、あくまでも、使用者
が、これから食品を保存することを認識していなければ
充分に機能を発揮できないという問題点を残している。
すなわち、上記先行技術では、使用者が食品を保存する
とき、(1)保存のために食品をラップフィルムで包む
手順、(2)日付などの情報をラベルに印字する手順、
(3)印字されたラベルをラップフィルムまたは食品容
器に貼り付ける手順の少なくとも3つの手順が必要であ
る。したがって、使用者がラベルを貼り付けることを忘
れたまま、冷蔵庫に食品を収納してしまえば、上記
(2)、(3)の手順は全く実施されないことに成り、
日付認識機能が充分に生かされないことになる。
【0007】本発明は、上記問題点を鑑み、その主たる
目的は、上記の3つの手順を経ることなく、さらに使用
者が自らほとんど意識することなく、日常行われている
ラップフィルムなどの包装体で食品などの物品を包装す
る作業の(1)の手順で、包装体に保存日時を記録し、
冷蔵庫に収納した日付を確認することができる包装体用
プリンタを提供することである。
【0008】さらに、本発明の他の目的は、物品を包ん
だときに、時間情報が使用者にとって視認性の高い位置
に記録することができる包装体用プリンタを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、物品を包装す
る包装体を収容する包装体収容部と、時間を計時して時
間情報を生成する時計手段と、時間情報を包装体表面に
記録する出力手段とを備え、前記包装体収容部から包装
体が排出されるとき、出力手段が包装体表面に時間情報
を記録することを特徴とする包装体用プリンタである。
【0010】本発明に従えば、包装体収容部から包装体
が排出されるとき、時計手段で計時され、生成された時
間情報が、出力手段によって包装体表面に記録される。
したがって包装体で物品を包装したときに、油性ペンな
どで時間情報を記入したり、時間情報が記録されたラベ
ルを貼り付けるなどといった煩雑さを解消できる。さら
に、使用者が時間情報が記入されることを忘れていて
も、包装体には物品を包装した日時などの時間情報が確
実に記入されるので、使用者にとって、包装した日時が
わからなくなることはない。
【0011】また本発明は、前記包装体は、管状の芯体
に巻回され、前記包装体収容部には、前記芯体に巻回さ
れた包装体を回転可能に軸支する支持軸と、芯体が回転
することによって、包装体収容部から排出された包装体
を切断する切刃部とが設けられることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、包装体は、管状の芯体に
巻回された状態で、包装体収容部の支持軸に回転可能に
軸支され、物品の包装時には、使用者は芯体を回転させ
て、必要な長さの包装体を引き出して、切刃部で切断す
る。したがって、使用者は必要な長さの包装体のみを使
用して、物品を包装することができる。
【0013】また本発明は、電源部は、包装体を巻回す
る前記芯体中に収納されることを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、包装体を巻回する芯体中
に電源部が収納されているので、電源部の容積分の省ス
ペース化を図ることができ、装置全体を小さくすること
ができる。
【0015】また本発明は、前記出力手段は、包装体表
面にインクを噴射して時間情報を記録するインクジェッ
ト記録手段であることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、包装体表面にインクを噴
射するインクジェット記録手段によって、時間情報が記
録されるので、高品質な記録が実現できる。
【0017】また本発明は、前記インクジェット記録手
段で使用されるインクは、食用インクであることを特徴
とする。
【0018】本発明に従えば、食用インクを使用して、
時間情報を記録するので、特に包装される物品が食品で
ある場合には、安全性がより一層向上する。
【0019】また本発明は、前記インクジェット記録手
段は、背景色と文字色との少なくとも2色のインクを使
用して時間情報を包装体表面に記録することを特徴とす
る。
【0020】本発明に従えば、背景色と文字色との少な
くとも2色のインクを使用して、時間情報を記録するの
で、特に、ラップフィルムのような透明な包装体である
場合には、文字色で記録された時間情報の周囲に背景色
で記録された背景を配置することによって、時間情報が
より認識しやすくなる。
【0021】また本発明は、前記インクジェット記録手
段は、白色インクを使用することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、特に包装される物品が食
品である場合には、食品には白色のものが少ないので、
白色で記録された時間情報がより認識しやすくなる。
【0023】また本発明は、前記インクジェット記録手
段は、吸熱量の小さい色のインクを使用することを特徴
とする。
【0024】本発明に従えば、吸熱量の少ない色のイン
クを使用することによって、食品を包装体ごと冷蔵庫か
ら取り出して、そのまま、電子レンジで加熱したとして
も、局部的な加熱が生じることなく、熱によって包装体
に穴が空いてしまうといった不具合を防止できる。
【0025】また本発明は、前記インクジェット記録手
段は、前記包装体の材質と親和性の高いインクを使用す
ることを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、包装体の材質と親和性の
高いインクを使用しているので、包装体に記録した時間
情報がこすれたりして、かすれることが防止され、安定
した時間情報の記録が可能となる。
【0027】また本発明は、前記包装体は管状の芯体に
巻回され、前記インクジェット記録手段で使用されるイ
ンクを収容するインクタンクは、前記包装体を巻回する
芯体中に収納されることを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、包装体を巻回する芯体中
にインクを収容するインクタンクが収納されているの
で、インクタンクの容積分の省スペース化を図ることが
でき、装置全体を小さくすることができる。
【0029】また本発明は、前記出力手段は、包装体表
面に対して熱を加えることによって時間情報を記録する
発熱記録手段であることを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、出力手段は、包装体の表
面に熱を加えることによって、時間情報を記録する発熱
記録手段であるので、時間情報を記録するとき、インク
またはインクリボンを使用する必要がなく、低コスト化
が実現できる。また、包装される物品が食品である場合
には、インクによって、食品に悪影響を及ぼされること
がないので、食品の安全を損なうことはない。
【0031】また本発明は、必要な長さの包装体を包装
体収容部から排出する包装体排出手段を備えることを特
徴とする。
【0032】本発明に従えば、所定長さの包装体を排出
する包装体排出手段を有するので、使用者が手動で包装
体を排出する手間を省くことができる。
【0033】また本発明は、前記包装体用収容部から排
出された包装体の長さが、所定の長さになったとき、前
記出力手段が、包装体表面に時間情報を記録することを
特徴とする。
【0034】本発明に従えば、包装体収容部から排出さ
れた包装体が、所定長さになったとき、出力手段は包装
体表面に時間情報を記録する。すなわち、手動で包装体
を排出するときのように、包装体の排出速度が一定でな
い場合でも、包装体の所定の位置に時間情報を記録する
ことができる。したがって、時間情報の記録品位を向上
させることができる。
【0035】また本発明は、前記出力手段は、前記包装
体の一表面のみに時間情報を記録し、包装体の他表面
は、包装体によって包装される物品に直接接触する側の
面であることを特徴とする。
【0036】本発明に従えば、包装体の物品に直接接触
しない側の表面に時間情報が記録されるので、記録方法
がいかなる方法であっても、包装後の物品に悪影響を及
ぼすことが防止される。特に、包装される物品が食品で
ある場合には、出力手段がインクを使用して記録を行う
方法であっても、このインクが食品に悪影響をおよぼす
ことがなく、食品の安全を損なわず、かつ食品衛生上に
も好ましい。
【0037】また本発明は、前記包装体は、食品を包装
する樹脂製のラップフィルムであることを特徴とする。
【0038】本発明に従えば、包装体は、食品を包装す
る樹脂製のラップフィルムであり、出力手段は、このラ
ップフィルムに時間情報を記録するので、使用者は、食
品を包装した日時を確実に確認することができる。した
がって、使用者が食品の包装日時を忘れて、保存中の食
品の賞味期限が経過してしまったり、食品が腐ったりす
るなどの食品の無駄を防止できる。
【0039】また本発明は、前記出力手段は、包装体が
物品を包装したときに視認性の高い位置に、時間情報を
包装体表面に記録することを特徴とする。
【0040】本発明に従えば、時間情報は、包装体の視
認性の高い位置に記録されるので、物品を包装し保存し
ているとき、使用者は、物品を取り出したり、ひっくり
返したりすることなく、時間情報を確認することができ
る。
【0041】また本発明は、前記出力手段は、包装体が
包装体収容部から排出される排出方向に対して平行にな
るように、包装体表面に時間情報を記録することを特徴
とする。
【0042】本発明に従えば、時間情報は、包装体が包
装体収容部から排出される排出方向に平行に記録される
ので、出力手段を小さくすることができ、省スペース化
および低コスト化が実現できる。
【0043】また本発明は、前記出力手段は、包装体が
包装体収容部から排出される排出方向に所定の間隔をあ
けて、同じ時間情報を包装体表面に複数回記録すること
を特徴とする。
【0044】本発明に従えば、包装体の排出方向に沿っ
て、包装体表面に所定の間隔をあけて、同じ時間情報が
複数回記録されるので、包装の仕方にかかわらず視認性
の高い位置に必ず時間情報が配置されるように、物品を
包装することができる。
【0045】また本発明は、前記出力手段は、包装体表
面の包装体の排出方向に垂直な幅方向中央部に時間情報
を記録することを特徴とする。
【0046】本発明に従えば、包装体の幅方向中央部に
時間情報が記録されるので、包装の仕方にかかわらず、
視認性の高い位置に必ず時間情報が配置されるように、
物品を包装することができる。
【0047】また本発明は、前記出力手段は、包装体収
容部から包装体が所定の長さを排出されたとき、包装体
表面に時間情報を記録することを特徴とする。
【0048】本発明に従えば、包装体収容部から包装体
が所定長さを排出されたとき、時間情報が記録されるの
で、包装されたときに重なりあって視認性の低くなる包
装体の端部に時間情報が記録されることはない。
【0049】また本発明は、包装体収容部から排出され
る包装体のサイズを選択するサイズ選択手段を備え、前
記出力手段は、サイズ選択手段で選択された包装体のサ
イズに応じて、排出される包装体の表面の中央部に時間
情報を記録することを特徴とする。
【0050】本発明に従えば、サイズ選択手段によっ
て、包装体のサイズが選択でき、さらに選択されたサイ
ズの包装体の中央部に時間情報が記録されるので、使用
者は視認性の高い位置に確実に時間情報が配置されるよ
うに、物品を包装することができ、かつ包装体の無駄を
省くことができる。さらに、時間情報を複数回記録する
必要がないので、インクなどの消耗品のコストを低減す
ることができる。
【0051】また本発明は、前記時計手段で計時された
時間情報を表示する表示手段を備えることを特徴とす
る。
【0052】本発明に従えば、時間情報を表示する表示
手段が設けられているので、包装した日時の確認が可能
となり、かつ時間情報が正確に記録されているか否かを
確認することができる。
【0053】また本発明は、前記時計手段で計時される
時間情報は、日付情報とこの日付における時刻情報であ
って、前記表示手段は、前記日付情報と時刻情報とを表
示し、前記出力手段は、前記日付情報と時刻情報とを包
装体表面に記録することを特徴とする。
【0054】本発明に従えば、時計手段は、日付情報と
その日付における時刻情報とを計時し、日付情報と時刻
情報とを含む時間情報を生成し、表示手段は、これらの
情報を表示し、出力手段は包装体表面に時間情報を記録
する。したがって、使用者は、より詳細な時間情報を把
握することができる。
【0055】また本発明は、前記表示手段は、日付情報
よりも時刻情報を大きく表示し、前記出力手段は、時刻
情報よりも日付情報を大きく記録することを特徴とす
る。
【0056】本発明に従えば、表示手段は日付情報より
も時刻情報を大きく表示する。したがって、使用者にと
っては、現在の時刻が認識しやすくなり、包装体用プリ
ンタを時計代わりに使用することができる。また、出力
手段は時刻情報よりも日付情報を大きく記録する。した
がって、使用者にとって、もっとも重要な物品を包装し
て保存した日付が認識しやすくなる。
【0057】また本発明は、所定の情報を入力する入力
手段を備え、前記出力手段は、前記入力手段によって入
力された所定の情報を包装体表面に記録することを特徴
とする。
【0058】本発明に従えば、所定の情報を入力する入
力手段を備えているので、包装体に時間情報以外の所定
の情報も記録することができる。
【0059】また本発明は、前記所定の情報は、物品を
包装した包装者の名前または物品の所有者の名前である
ことを特徴とする。
【0060】本発明に従えば、包装体に、物品を包装し
た包装者の名前または物品の所有者の名前を記録するこ
とができるので、包装された物品の所有者が誰であるか
を容易に確認することができる。すなわち1台の包装体
用プリンタを複数人で使用したとしても、包装した物品
の所有者が誰であるかが判らなくなることがない。
【0061】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態の包
装体用プリンタ1を示す斜視図であり、図2は包装体用
プリンタ1の断面図であり、図3は蓋部15を開いた状
態の包装体用プリンタ1の断面図であり、図4は図2の
切断面線IV−IVから見た断面図である。包装体用プ
リンタ1は、物品を包装する包装体の表面に種々の情報
を記録する装置であり、さらに詳しくは、食品を包装す
る透明のラップフィルム8の表面に、日付といった日付
情報およびこの日付けにおける時刻といった時刻情報な
どの時間情報を記録する装置である。包装体用プリンタ
1は、冷蔵庫に収納され、保存期限を確認することが好
ましい食品を包装して、保存するときに好適に使用され
る。
【0062】包装体用プリンタ1は、少なくとも包装体
であるラップフィルム8を収容する包装体収容部2と、
時間を計時して、時間情報を生成する時計手段3と、こ
の時間情報を包装体表面に記録する出力手段4とを含ん
で構成される。
【0063】ラップフィルム8は、従来から食品の包装
用に用いられている家庭用または業務用のものであり、
通常、紙製の管状の芯体14に巻回されている。このラ
ップフィルム8の材質として、たとえば、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、およびこれらの樹
脂に他の樹脂成分および添加剤を混合してから成る樹脂
組成物などが挙げられる。なお、ラップフィルム8は、
上記材質のものに限定されるものではない。
【0064】包装体収容部2は、長手箱状の部材であ
り、蓋部15と基部16とを幅方向一端部(図2の右
方)で、ヒンジ17よって開閉自在に接続されて形成さ
れる。包装体収容部2の長手方向(図4の左右方向)両
側壁には、長手方向に平行に、かつ内部に突出する第1
および第2支持軸12,13が形成される。ラップフィ
ルム8を包装体収容部2の内部に装着するとき、まず図
3に示すように蓋部15を開き、次に図4に示すように
芯体14内部に上記第1および第2支持軸12,13を
挿通して、ラップフィルム8を回転自在に軸支する。こ
のとき、芯体14は、包装体収容部2の長手方向一方側
端部に設けられたばね部材18によって、長手方向他方
側(図4の右方)にばね付勢されるので、ラップフィル
ム8が、包装体収容部2の内部で不必要に動いたり、芯
体14が、第1および第2支持軸12,13から抜けて
しまうことが防止される。その後、蓋部16を閉じ、ラ
ップフィルム8の引出し端部を、蓋部15および基部1
6に設けられた一対の第1および第2ローラ19,20
で挟むことによって、引出したラップフィルム8の巻取
りを防止して、ラップフィルム8の装着が完了する。
【0065】包装体収容部2の幅方向他端部(図2の左
方)には、わずかな隙間から成るラップフィルム8の排
出口21が形成される。また、蓋部15の幅方向他端部
には、長手方向(図2の紙面に垂直な方向)に延びる切
刃部9が設けられる。この切刃部9は、芯体14が第1
および第2支持軸12,13の軸線まわりに図2から見
て反時計方向に回転することによって、巻回された状態
から排出口21を経て、包装体収容部2の外部にまで引
出されたラップフィルム8を切断する。
【0066】包装体収容部2には、壁または冷蔵庫の壁
面などに、包装体収容部2を取付けるための取付手段1
1が備えられていてもよい。この取付手段11は、特に
限定されるものではないが、たとえば冷蔵庫の壁面に取
付ける場合には、図2に示すように、基部16の底面部
に磁石を設ける構成によって実現される。
【0067】包装体収容部2の内部には、引出されたラ
ップフィルム8の長さまたはラップフィルム8の引出し
速度を検知する検知手段10が備えられていてもよい。
出力手段4は、この検知手段10によって検知されたラ
ップフィルム8の引き出し長さまたは引出し速度に基づ
き、ラップフィルム8上の位置に時計手段3で計時され
た時間情報を記録する。すなわち、使用者が手でラップ
フィルム8を引出すとき、その引出し速度は一定でない
ため、出力手段4が、所定の記録タイミングでラップフ
ィルム8表面に時間情報を記録したとしても、使用者が
認識可能に時間情報を記録することは困難であるが、検
知手段10によって検知された引き出し長さまたは引出
し速度に基づいて、記録タイミングを決定し、この記録
タイミングで時間情報を記録すれば、時間情報の記録品
位が向上する。
【0068】図5は、検知手段10を示す図である。上
記検知手段10の具体的な構成は、特に限定されるもの
ではないが、たとえば、図5に示すロータリエンコーダ
によって好適に実現される。図4および図5に示すよう
に、蓋部15の第2ローラ19の長手方向一方側端部
に、エンコーダホイール26と光学センサ27とが設け
られる。このエンコーダホイール26は、第2ローラ2
0に同軸に取付けられる。
【0069】図6は、光学センサ27の出力する検出信
号と、出力手段4の記録タイミングとを示す図である。
ラップフィルム8が引出されると、第2ローラ20およ
びエンコーダホイール26は、軸線まわりに図5から見
て時計方向に回転する。光学センサ27は、このエンコ
ーダホイール26の回転数を読取って、検出信号を出力
する。これによって、ラップフィルム8の引出し速度ま
たは引出し長さを把握することができる。したがって、
図6に示すように、出力手段4の記録タイミングを、光
学センサ27の記録信号に同期させることによって、時
間情報の記録品位が向上する。すなわち、所定の回転角
度ごとにパルス信号を出力し、つまり、所定の長さ引き
出されるごとにパルス信号が出力されるので、図6に示
すように、このパルス信号に同期して記録することによ
って、引き出し速度にかかわらず、一定の間隔で記録で
きる。
【0070】また、包装体収容部2には、所定長さのラ
ップフィルム8を自動的に引出して排出する包装体排出
手段が備えられていてもよい。この包装体排出手段の構
成は、特に限定されるものではなく、モータおよび駆動
ローラから成る機構によって実現される。
【0071】また、包装体収容部2の幅方向他方側(図
1の左方)の傾斜面には、上記の包装体排出手段が包装
体収容部2から排出するラップフィルム8のサイズを選
択するためのサイズ選択手段6が設けられていてもよ
い。サイズ選択手段6は、たとえば複数個のキー6a〜
6cから成り、使用者がキー6aを押圧している間は、
包装体排出手段は、ラップフィルム8を排出し続ける構
成であってもよい。また、他のキー6b,6cには、包
装体排出手段がラップフィルム8を排出する長さが、予
め設定されており、使用者が目的のキー6b,6cのい
ずれか1つを押圧すると、包装体排出手段は、押圧され
たキーに対応する予め設定されている長さのラップフィ
ルム8を排出する構成であってもよい。
【0072】上記のように、包装体排出手段によって、
自動的にラップフィルム8が排出される構成では、出力
手段4が、包装体排出手段のラップフィルム8の排出動
作に同期して、時間情報を記録するように設定すること
によって、記録の品位が向上する。
【0073】出力手段4は、ラップフィルム8の表面に
安定して時間情報を記録できるものであれば、特に限定
されるものではなく、たとえばラップフィルム8の表面
にインクを噴射して記録するインクジェット記録手段4
aによって実現される。
【0074】出力手段4がインクジェット記録手段4a
であるとき、ラップフィルム8の表面に時間情報を高品
質に記録することができる。図4に示すように、インク
ジェット記録手段4aは、包装体8の表面にインクを噴
射するインクジェットヘッド22と、インクを収容する
インクタンク24と、インクジェットヘッド22とイン
クタンク24とを接続するインクパイプ23とによって
構成される。このインクジェット記録手段4aで使用さ
れるインクは、ラップフィルム8に対して悪影響を及ぼ
さず、かつ物品の包装に伴う様々な効果を阻害しない材
質であれば、特に限定されることはなく、たとえば食用
インクによって好適に実現される。食用インクは、食用
の素材から構成されるインクであるため、誤って口に入
れたり、皮膚に付着しても毒性がない。したがって、包
装される物品が、特に食品である場合には、安全性をよ
り一層向上することができる。また、食品以外を包装す
る場合であっても、幼児などが誤って口に入れたりした
ときの危険性が回避できる。
【0075】上記食用インクとしては、従来から使用さ
れているインクジェット用食用インクを好適に使用する
ことができる。この食用インクは、一般的に食用色素
と、可食性溶媒とから構成され、さらに必要に応じて、
可食性安定剤および可食性樹脂などを含んで構成され
る。さらに、着香料、防腐剤、消泡剤、殺菌剤および界
面活性剤などの上記以外の可食性添加剤を含んでいても
よい。
【0076】上記食用色素としては、たとえばタール系
合成食用色素、天然色素誘導体合成食用色素、天然系合
成食用色素、アントシアニン系天然色素、カロチノイド
系天然色素、キノン系天然色素、フラボノイド系天然色
素、ベタイン系天然色素、モナスカス色素、あるいはウ
コン色素、クサギ色素、クチナシ赤色素、スピルリナ青
色素などのその他の天然色素といった、従来から使用さ
れている食用色素を挙げることができる。
【0077】上記タール系合成食用色素としては、食用
赤色2号、食用赤色3号、食用赤色40号、食用赤色1
02号、食用赤色104号、食用赤色105号、食用赤
色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1
号、食用青色2号、食用赤色2号アルミニウムレーキ、
食用赤色3号アルミニウムレーキ、食用赤色40号アル
ミニウムレーキ、食用黄色4号アルミニウムレーキ、食
用黄色5号アルミニウムレーキ、食用青色1号アルミニ
ウムレーキ、および食用青色2号アルミニウムレーキな
どが挙げられる。
【0078】上記天然色素誘導体合成食用色素として
は、銅クロロフィル、銅クロロフィリンナトリウムおよ
びノルビキシンカリウムなどが挙げられる。
【0079】上記天然系合成食用色素としては、β−カ
ロチンおよびリボフラビンなどが挙げられる。
【0080】上記アントシアニン系天然色素としては、
赤ダイコン色素、赤キャベツ色素、エルダーベリー色
素、カウベリー色素、グーズベリー色素、クランベリー
色素、サーモンベリー色素、シソ色素、スィムブルーベ
リー色素、ストロベリー色素、ダークスイートチェリー
色素、チェリー色素、ハイビスカス色素、ハクルベリー
色素、ブドウ果汁色素、ブドウ果皮色素、ブラックカー
ラント色素、ブラックベリー色素、ブルーベリー色素、
プラム色素、ホワートルベリー色素、ボイセンベリー色
素、マルベリー色素、ムラサキイモ色素、ムラサキトウ
モロコシ色素、ムラサキヤマイモ色素、ラズベリー色
素、レッドカーラント色素およびローガンベリー色素な
どが挙げられる。
【0081】上記カロチノイド系天然色素としては、ア
ナトー色素およびクチナシ黄色素などが挙げられる。
【0082】上記キノン系天然色素としては、コチニー
ル色素、シコン色素およびラック色素などが挙げられ
る。
【0083】上記フラボノイド系天然色素としては、ベ
ニバナ黄色素、コウリャン色素、タマネギ色素などが挙
げられる。
【0084】上記ベタイン系天然色素としては、ビート
レッド色素などが挙げられる。
【0085】上記モナスカス色素としては、ベニコウジ
色素、ベニコウジ黄色素などが挙げられる。
【0086】上記可食性溶媒としては、水、エタノー
ル、グリセリンおよびプロピレングリコールなどを挙げ
ることができ、これらは1種類あるいは2種類以上組合
わせて使用される。
【0087】インクジェット記録手段4aは、ラップフ
ィルム8の表面に、背景色および文字色の少なくとも2
色のインクを使用して、時間情報を記録することが好ま
しい。したがって、包装体がラップフィルム8のような
透明な材質であるときには、1色のインクのみを用いて
時間情報を記録すると、包装される物品の色によって
は、記録される時間情報が認識しにくくなるが、時間情
報の周囲に、背景色のインクで背景を記録することによ
って、この時間情報の認識が容易となる。
【0088】ラップフィルム8のように、透明で、かつ
食品類を包装するような包装体のときには、インクジェ
ット記録手段4aは、白色インクを使用して、時間情報
を記録することが好ましい。すなわち、食品には、白色
のものが少ないので、白色で記録された時間情報は、認
識が容易となる。
【0089】上記の食用の白色インクとしては、特に限
定されるものではないが、たとえば、特開平8−113
746号公報に開示されるインク組成物が好ましい。こ
のインク組成物は、水性キャリアに対して、粒度が0.
1〜3.0μmの二酸化チタン顔料が4.0〜16.0
%、バインダーが2.0〜10.0%であり、かつ顔料
/バインダーの比率が0.4〜8.0のものである。
【0090】さらに、インクジェット記録手段4aは、
白色インクも含めて、吸熱量の小さい色のインクを使用
して時間情報を記録することが好ましい。包装体が、ラ
ップフィルム8であるときには、包装した食品を冷蔵庫
などで保存した後、冷蔵庫から取出して、そのまま電子
レンジで加熱するといった使用状況が頻繁に行われる
が、このとき、情報を記録しているインクの色が、吸熱
量の小さいものであれば、局部的な加熱を招くことな
く、熱によってラップフィルム8に穴があいてしまうと
いった不具合を防止することができる。上記の吸熱量の
小さい色のインクとしては、特に限定されるものではな
いが、少なくとも黒色インクを除いたものであればよ
い。
【0091】さらに、インクジェット記録手段4aで使
用されるインクは、包装体、すなわちラップフィルム8
に用いられている材質と、親和性の高いものであること
が好ましい。すなわち、インクと包装体との親和性が低
いと、記録した情報がこすれたりして、かすれて見にく
くなったり、安定した情報の記録ができなくなるといっ
た問題があるが、親和性が高いインクを使用すると、安
定した情報の記録が可能となり、使用者は、時間情報の
確認を容易に行うことができる。たとえば、包装体がラ
ップフィルム8であるときには、ラップフィルム8に使
用されている樹脂の材質と、親和性が高い親油性のイン
クを用いることが好ましい。たとえば、ラップフィルム
8に対して水性インクを使用すると、インクの乾燥に時
間がかかったり、水分と接触すると乾燥されて定着した
インクが溶けてしまったりするので、食品などを包装す
るラップフィルム8のインクとしてはあまり好適に使用
することができない。さらに、インクジェット記録手段
4aで使用されるインクは、常温で液体のインクより、
常温で固体であり、使用時に加熱溶融して噴射するイン
クが好ましい。
【0092】図7はインクジェットヘッド22を示す図
であり、図8はラップフィルム8にインクを吐出した状
態のインクジェットヘッド22を示す図である。インク
ジェットヘッド22は、図7に示すように、ヘッドケー
ス30と、このヘッドケース30内に設けられたノズル
31と、このノズル31の壁部に形成された開口部に配
設された圧電素子32と、ヘッドケース30の上面に設
けられたヒータ33とから構成される。ノズル31内に
は、インクタンク24から加熱溶融されたインク34が
供給されて充填されている。ヒータ33は、ノズル31
内のインクを加熱し、このインク34が、ノズル31内
で固化されることはない。
【0093】圧電素子32は、CPUによって、駆動回
路を介して、通断電制御される。このとき、圧電素子3
2に通電して、所定の電圧を印加すると、図8に示すよ
うに、圧電素子32が変形し、これによって、ノズル3
1内のインク34に圧力が加わり、ノズル31の先端か
らインクが小さな粒状となってラップフィルム8に噴射
される。この噴射されたインクが、ラップフィルム8上
に付着し、1ドットの印字が実行される。なお、インク
ジェットヘッド22は、圧電素子32に印加する電圧を
調整することによって、ノズル31から噴射する1ドッ
ト単位のインクの量を増減調整することができ、すなわ
ち印加する電圧の大きさを大きくすると、圧電素子32
の変形量が大きくなり、噴射されるインク量が多くな
る。
【0094】上述の時計手段3、出力手段4および検知
手段10の電力は、コンセント(交流両用電源)から供
給される構成でもよいが、包装体収容部2の内部に収容
される電池25から供給されることが好ましい。これに
よって、包装体用プリンタ1の設置場所の自由度が向上
し、持ち運びすることができる。さらに、上記電池25
は、図4に示すように、ラップフィルム8を巻回する芯
体14を支持する第1支持軸12内に、収容される。な
お、第1支持軸12の長手方向一方側のカバー28は、
着脱自在に設けられているので、電池25を交換すると
き、包装体用プリンタ1の蓋部15を開けることなく、
上記カバー28を取外し、電池25のみを交換すること
ができ、作業効率がよい。
【0095】インクジェット記録手段4aのインクタン
ク24は、図4に示すように、ラップフィルム8を巻回
する芯体14を支持する第2支持軸13内に収納され
る。なお、第2支持軸13の、長手方向他端部のカバー
29は、着脱自在に設けられているので、インクタンク
24内のインクがなくなったとき、包装体用プリンタ1
の蓋部15を開けることなく、上記カバー29を取り外
し、インクタンク24のみを交換することができ、作業
効率がよい。
【0096】したがって、第1および第2支持軸12,
13内に、電池25およびインクタンク24が収納され
ているので、この電池25およびインクタンク24の容
積分だけ、包装体用プリンタ1を省スペース化すること
ができるので、装置全体を小さくすることができる。こ
れによっても、包装体用プリンタ1の設置場所の自由度
が向上する。
【0097】本発明の包装体用プリンタ1の出力手段4
は、ラップフィルム8で物品を包装したときに、視認性
の高い位置に時間情報を記録することができる。さらに
詳しくは、本発明の包装体用プリンタ1は、少なくとも
以下で説明する第1〜第4の記録方式を備える。
【0098】図9は第1〜第4の記録方式を併用して、
時間情報を記録したラップフィルム8を示す図であり、
図10は第2〜第4の記録方式を併用して、時間情報を
記録したラップフィルム8を示す図である。
【0099】上記第1の記録方式は、図9に示すよう
に、ラップフィルム8が包装体収容部2から排出される
排出方向39に対して平行になるように包装体表面に時
間情報を記録する方式である。この第1の記録方式によ
れば、ラップフィルム8の排出に伴って、1字ずつ時間
情報を記録するので、出力手段4、すなわちインクジェ
ット記録手段のインクジェットヘッド22のサイズを小
さくすることができ、さらにこのインクジェットヘッド
22の稼働範囲を小さくすることができる。したがっ
て、出力手段4全体の構成を小型化することができる。
【0100】上記第2の記録方式は、図9および図10
に示すように、包装体表面に、包装体の排出方向39に
所定の間隔をあけて同じ時間情報を複数回記録する方式
である。この第2の記録方式によれば、ラップフィルム
8のサイズにかかわらず、周期的に同じ時間情報が複数
回記録されるので物品を包装したときに、使用者にとっ
て視認性の高い位置に、確実に時間情報の記載部分を配
置することができる。なお、この第2の記録方式は、特
にラップフィルム8の使用面積が大きいときに特に有効
である。
【0101】上記第3の記録方式は、図9および図10
に示すように、包装体の幅方向中央部に、時間情報を記
録する方式である。この第3の記録方式によれば、ラッ
プフィルム8の幅方向の中央位置に、時間情報が記録さ
れるので、物品を記録したとき、使用者にとって視認性
の高い位置に、確実に時間情報の記載部分を配置するこ
とができる。なお、この第3の記録方式は、ラップフィ
ルム8の使用面積が小さいときに特に有効である。
【0102】上記第4の記録方式は、図9および図10
に示すように、包装体収容部2から包装体が所定長さ排
出された時点で、時間情報を記録する方式である。すな
わち、ラップフィルム8を引出してから、所定の時間が
経過した後、時間情報を記録する。通常、ラップフィル
ム8が引き出されるとき、はじめに引出される部位は、
包装時には端部となってしまうので、この端部に時間情
報を記録すると、使用者にとって視認性の低い位置とな
るが、この第4の記録方式によれば、物品を包装したと
きに、使用者にとって視認性の低い位置ラップフィルム
8の引き出し端部に時間情報が記録されるといった不具
合がなくなる。したがって、無駄な記録を行うことがな
くなり、インクなどの消耗品のコストが低減する。な
お、上記第1〜第4の記録方式は、特に、ラップフィル
ム8を、使用者が手動で引出す場合について好適に実施
される記録方式である。
【0103】本発明の包装体用プリンタ1は、さらに第
5の記録方式を備える。図11は第5の記録方式で時間
情報が記録された使用面積の小さいラップフィルム8を
示す図であり、図12は第5の記録方式で時間情報が記
録された使用面積の大きいラップフィルム8を示す図で
ある。上記第5の記録方式は、サイズ選択手段6によっ
て選択された包装体のサイズに応じて、排出される包装
体表面の中央部に、時間情報を記録する方式である。
【0104】上記第5の記録方式によれば、サイズ選択
手段6によって選択されたサイズに応じて、ラップフィ
ルム8の中央部に情報が記録されるので、物品を包装し
たとき、使用者にとって視認性の高い位置に時間情報の
記載部分を確実に配置することができる。さらに、時間
情報を複数回記録する必要がないので、消耗品コストを
抑えることができる。なお、ラップフィルム8が、包装
体排出手段によって自動的に引出されるとき、上記第5
の記録方式は好適に実施される。
【0105】また、上記第1〜第4の記録方式は、使用
者が手動でラップフィルム8を引出す場合に限らず、包
装体排出手段によってラップフィルム8が自動的に引出
されるときにも、適用できる。また、上記第5の記録方
式は、包装体排出手段によってラップフィルム8を自動
的に引出す場合に限らず、使用者が手動でラップフィル
ムを引出すときにも、適用できる。
【0106】さらに、本実施形態のように、包装体がラ
ップフィルム8であるような場合には、このラップフィ
ルム8で包装される物品は食品であることが多いため、
出力手段4は、ラップフィルム8によって食品を包装し
たときに、食品に直接接触しない側の一表面に時間情報
を記録することが好ましい。すなわち、食品の上でラッ
プフィルム8を引き出し、そのまま下におろして包装す
るので、蓋部15側、すなわち上面側が、食品に接触し
ない表面となり、この表面に記録する。このように食品
に直接接触しない側の一表面に時間情報が記録されるの
で、出力手段4の記録方法にかかわらず、包装された食
品に種々の影響を与えるといったことが回避される。本
実施形態のように出力手段4が、インクジェット記録手
段4aであるような場合でも、このインクによって食品
に悪影響が及ぼされることがないので、食品の安全を損
なうことがなく、かつ食品衛生的にも好ましい。
【0107】図1および図2に示すように、本実施形態
の包装体用プリンタ1は、さらに時計手段3で計時され
た時間情報を表示する表示手段5を備えていてもよい。
この表示手段5は、包装体収容部2の幅方向他方側(図
2の左方)の傾斜面上に設けられる。なお、上記表示手
段の具体的構成としては、特に限定されるものではない
が、好ましくは液晶表示部で実現される。液晶表示部で
あれば、小型で高品質な表示が可能であるとともに、消
費電力が少なくなる。この表示手段5は、出力手段4が
包装体、たとえばラップフィルム8に記録する時間情報
と同一の時間情報を表示するので、使用者は包装した日
時の確認を行うことができ、さらに表示手段5が表示す
る時間情報と、出力手段4が記録する時間情報とが合致
しているか否かを確認することができる。
【0108】上記表示手段5に表示され、かつ出力手段
4によって記録される時間情報は、日付といった日付情
報とこの日付における時刻といった時刻情報とを含んで
構成される。すなわち、時計手段3は、時間情報として
少なくとも日付情報およびこの日付における時刻情報を
計時する。したがって、使用者はより細かい時間情報を
把握することができる。
【0109】上記表示手段5は、図1に示すように、日
付情報よりも時刻情報を大きく表示することが好まし
い。物品を包装するとき以外は、包装体用プリンタ1
は、冷蔵庫の壁面または壁などに設置することができる
ので、表示手段5が、時刻情報および日付情報を含む時
間情報を表示することによって、包装体用プリンタ1を
通常の時計と同様に使用することができる。したがっ
て、日常的に目視する可能性が高い表示手段5は、時間
情報を確認する頻度が高いため、この時刻情報を大きく
表示する。その結果、使用者にとって時刻情報の確認が
容易となる。
【0110】また、出力手段4は、図1に示すように、
時刻情報よりも日付情報を大きく表示することが好まし
い。すなわち、包装体がラップフィルム8である場合に
は、食品を保存するときに時間情報を記録するので、包
装した時刻よりも包装して保存した日付の方が重要とな
り、日付情報を大きく記録する。
【0111】図1に示すように、本発明の包装体用プリ
ンタ1は、さらに所定の情報を入力する入力手段40を
備える構成であってもよい。このとき、前記出力手段4
は、入力手段40によって入力された所定の情報を記録
することができる。したがって、ラップフィルム8表面
に、時間情報以外の情報をも記録することができる。
【0112】上記の入力手段40によって、入力される
情報は、たとえば物品を包装した包装者の名前、または
物品の所有者の名前であることが好ましい。これによっ
て、出力手段4がラップフィルム8の表面に、物品を包
装した包装者の名前または物品の所有者の名前を記録す
るので、包装されて保存または収納されている物品の所
有者が誰であるかを容易に確認することができる。した
がって、包装体用プリンタ1を複数人で使用したとして
も、包装された物品の所有者が判らなくなるといった不
具合を防止することができる。
【0113】なお、入力手段40は、種々の情報を入力
できるように構成されていてもよいが、予め定める簡単
な情報のみを入力できるように構成されていることが好
ましい。これによって、使用者が複雑な情報を入力する
手間を省くことができる。
【0114】上述の物品を包装した包装者の名前または
物品の所有者の名前を入力する方法としては、たとえ
ば、複数人の物品の所有者毎に、それぞれ個別に対応す
る複数個のボタン(図示せず)を包装体収容部2に設
け、この各ボタンに、それぞれ個別に対応する物品の所
有者の名前を登録しておくといった構成が挙げられる。
上記構成によれば、物品の所有者がそれぞれ対応するボ
タンを押すことによって、自分の名前情報が入力され、
出力手段4はこの名前情報をラップフィルム8表面に記
録する。
【0115】また、他の入力方法として、包装体収容部
2に1つのボタン(図示せず)を設け、このボタンを押
す回数によって、所有者の名前を選択できるように予め
設定しておくといった構成が挙げられる。たとえば、ボ
タンを1回押すとママの名前、ボタンを2回押すとパパ
の名前、ボタンを3回押すと子供の名前が表示手段5に
表示され、物品の所有者は、この表示手段5に表示され
た名前情報を参照しながら、自分に対応する名前を選択
して入力する。その後、出力手段4は、この入力された
名前情報をラップフィルム8表面に記録する。
【0116】以上のように、日付情報および時刻情報な
どの時間情報とともに、所有者が判る情報(名前、図
形、あるいは記号など)がラップフィルム8表面に記録
されるので、特に、家庭の冷蔵庫のように複数人で1つ
の冷蔵庫を共同で使用する場合に、本発明の入力手段4
0を備えた包装体用プリンタ1は好適に使用される。
【0117】図13は、本発明の実施の他の形態の包装
体用プリンタの出力手段である発熱記録手段4bを示す
図である。なお、図13において、前述の実施の形態と
同一の作用および効果を有する部材については、同一の
参照符を付し、説明は省略する。発熱記録手段4bは、
たとえば、サーマルヘッド35によって実現される。
【0118】サーマルヘッド35は、たとえば厚さ1m
mのセラミック基板36の表面に、発熱体としての厚膜
発熱抵抗体37が幅1mm、厚さ20μmで帯状に形成
されているとともに、その両端に電極が形成されてい
る。さらに、表面性を良好にし、かつ対摩耗性を向上す
るために、結晶化ガラスによる保護層38が形成され
る。この厚膜発熱抵抗体37に電極を介して電力を供給
することにより、所定位置の厚膜発熱抵抗体37を発熱
させる。すると、このサーマルヘッド35に接触しなが
ら移動するラップフィルム8に対して熱エネルギが与え
られ、ラップフィルム8の表面に、時間情報が記録され
る。なお、本実施形態では、発熱体として厚膜発熱抵抗
体37を使用しているが、薄膜発熱抵抗体を用いても、
同様に記録することができる。なお、本件発明者は、サ
ーマルヘッド35を用いて、ラップフィルム8の表面に
文字出力をさせた結果、透明のラップフィルム8上に白
濁した文字が形成されることを確認している。
【0119】以上のように、出力手段に発熱記録手段4
bを用いた場合は、サーマルヘッド35による加熱によ
って、ラップフィルム8などの包装体を変形または変質
させて時間情報を記録するため、インクまたはインクリ
ボンなどといった消耗品を使用することがない。したが
って、低コスト化が実現される。また、包装される物品
が食品であるような場合には、インクまたはインクリボ
ンを用いて、時間情報を記録すると、その安全性を考慮
する必要があるが、本実施形態のように、発熱記録手段
4bで記録する場合には、ラップフィルム8そのものを
変形または変質させるのみであるため、安全性を考慮す
る必要がない。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、時間情報を記録するの
で、油性ペンなどで時間情報を記入したり、ラベルを貼
付ける手間がなくなる。さらに、包装体には、時間情報
が確実に記入されるので、包装日時が判らなくなること
がない。
【0121】また本発明によれば、必要な長さの包装体
のみを使用して、物品を包装できる。
【0122】また本発明によれば、電源部が芯体内に収
納されるので、電源部の容積分の省スペース化を図るこ
とができ、装置の小型化が可能となる。
【0123】また本発明によれば、出力手段がインクジ
ェット記録手段であるので、高品質な時間情報の記録が
行える。
【0124】また本発明によれば、食用インクを使用す
るので、食品の包装時には、安全性が一層向上する。
【0125】また本発明によれば、背景が記録されるの
で、時間情報が認識しやすくなる。
【0126】また本発明によれば、白色のインクを使用
するので、包装される物品が食品である場合には、時間
情報が認識しやすくなる。
【0127】また本発明によれば、吸熱量の小さい色の
インクを使用するので、熱によって包装体に穴が空くこ
とが防止できる。
【0128】また本発明によれば、包装体と親和性の高
いインクが使用されるので、記録された時間情報がかす
れたりすることが防止できる。
【0129】また本発明によれば、インクタンクが芯体
内に収納されるので、インクタンクの容積分の省スペー
ス化を図ることができ、装置の小型化が可能となる。
【0130】また本発明によれば、発熱記録手段は、時
間情報を記録するとき、インクまたはインクリボンなど
の消耗品を使用しないので、低コスト化が実現できる。
【0131】また本発明によれば、包装体排出手段を備
えるので、使用者が手動で包装体を排出する手間を省く
ことができる。
【0132】また本発明によれば、手動で包装体を排出
するときのように、包装体の排出速度が一定でない場合
でも、包装体の所定の位置に時間情報を記録できる。し
たがって、時間情報の記録品位が向上する。
【0133】また本発明によれば、物品に直接接触しな
い側の表面に時間情報が記録されるので、時間情報の記
録方法がいかなる方法であっても、包装後の物品に悪影
響が及ぼされることがない。
【0134】また本発明によれば、包装体がラップフィ
ルムであるので、使用者が食品の包装日時を忘れて、食
品の賞味期限が過ぎてしまったり、食品が腐ってしまう
などといった無駄を防止できる。
【0135】また本発明によれば、視認性の高い位置に
時間情報を記録するので、物品を収納庫から取出した
り、ひっくり返したりすることなく時間情報を確認でき
る。
【0136】また本発明によれば、包装体の排出方向に
平行に時間情報を記録するので、出力手段を小さくする
ことができ、省スペース化および低コスト化が実現す
る。
【0137】また本発明によれば、時間情報が複数回記
録されるので、使用者にとって、視認性の高い位置に必
ず時間情報が配置されるように、物品を包装できる。
【0138】また本発明によれば、包装体の幅方向中央
部に時間情報が記録されるので、物品を包装したとき、
使用者にとって、視認性の高い位置に時間情報が配置さ
れる。
【0139】また本発明によれば、包装体が所定長さを
排出されてから時間情報を記録するので、使用者にとっ
て、視認性の低い端部に時間情報が記録されることがな
い。
【0140】また本発明によれば、包装体の中央部に時
間情報を記録するので、包装体の無駄を省くとともに、
視認性の高い位置に時間情報が記録される。また、時間
情報を複数回記録しないので、インクなどの消耗品のコ
ストを低減することができる。
【0141】また本発明によれば、表示手段を備えてい
るので、物品を包装した日時の確認が可能となり、かつ
包装体に正確な時間情報が記録されているか否かを確認
できる。
【0142】また本発明によれば、日付情報と時刻情報
とを計時するので、使用者は物品を包装した日付をより
正確に把握できる。
【0143】また本発明によれば、表示手段は、日付情
報を大きく表示するので、包装体用プリンタを時計代り
に使用できる。また、出力手段は時刻情報を大きく記録
するので、物品を包装した日時も認識しやすくなる。
【0144】また本発明によれば、包装体に時間情報以
外の情報も記録できる。
【0145】また本発明によれば、1台の包装体用プリ
ンタを複数人で使用しても、包装した物品の使用者が判
らなくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の包装体用プリンタ1の
斜視図である。
【図2】包装体用プリンタ1の断面図である。
【図3】蓋部15を開いた状態の包装体用プリンタ1の
断面図である。
【図4】図2の切断面線IV−IVから見た断面図であ
る。
【図5】検知手段10を示す図である。
【図6】光学センサ27の出力する検出信号と、出力手
段4の記録タイミングとを示す図である。
【図7】出力手段であるインクジェット記録手段4aを
示す図である。
【図8】インクを吐出した状態のインクジェット記録手
段4aを示す図である。
【図9】第1〜第4の記録方式を併用して時間情報が記
録されたラップフィルム8を示す図である。
【図10】第2〜第4記録方式を併用して時間情報が記
録されたラップフィルム8を示す図である。
【図11】第5の記録方式で時間情報が記録された使用
面積の小さいラップフィルム8を示す図である。
【図12】第5の記録方式で時間情報が記録された使用
面積の大きいラップフィルム8を示す図である。
【図13】発熱記録手段4bを示す図である。
【符号の説明】
1 包装体用プリンタ 2 包装体収容部 3 時計手段 4 出力手段 5 表示手段 6 サイズ選択手段 8 ラップフィルム 9 切刃部 10 検知手段 12 第1支持軸 13 第2支持軸 14 芯体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 15/04 B65H 16/06 B 2C062 29/38 35/06 3F052 B65H 16/06 B41J 3/00 F 35/06 3/04 101Z Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 CC03 CC05 EE00 EE10 2C056 EA23 EB38 EC28 FA03 FB01 FC01 KC04 2C058 AC07 AE07 AF06 AF51 LA03 LA10 LA24 LB03 LB17 LC11 2C060 BA04 BC04 BC12 BC38 2C061 AP10 AQ04 AQ05 AS06 AS11 HK11 HN15 2C062 RA01 RA03 3F052 AA03 AB05 BA02 BA16 BA19 CA02 DA01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を包装する包装体を収容する包装体
    収容部と、時間を計時して時間情報を生成する時計手段
    と、時間情報を包装体表面に記録する出力手段とを備
    え、 前記包装体収容部から包装体が排出されるとき、出力手
    段が包装体表面に時間情報を記録することを特徴とする
    包装体用プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記包装体は、管状の芯体に巻回され、 前記包装体収容部には、前記芯体に巻回された包装体を
    回転可能に軸支する支持軸と、芯体が回転することによ
    って、包装体収容部から排出された包装体を切断する切
    刃部とが設けられることを特徴とする請求項1記載の包
    装体用プリンタ。
  3. 【請求項3】 電源部は、包装体を巻回する前記芯体中
    に収納されることを特徴とする請求項2記載の包装体用
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、包装体表面にインクを
    噴射して時間情報を記録するインクジェット記録手段で
    あることを特徴とする請求項1記載の包装体用プリン
    タ。
  5. 【請求項5】 前記インクジェット記録手段で使用され
    るインクは、食用インクであることを特徴とする請求項
    4記載の包装体用プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記インクジェット記録手段は、背景色
    と文字色との少なくとも2色のインクを使用して時間情
    報を包装体表面に記録することを特徴とする請求項4ま
    たは5記載の包装体用プリンタ。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット記録手段は、白色イ
    ンクを使用することを特徴とする請求項4〜6のいずれ
    か1つに記載の包装体用プリンタ。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット記録手段は、吸熱量
    の小さい色のインクを使用することを特徴とする請求項
    4〜7のいずれか1つに記載の包装体用プリンタ。
  9. 【請求項9】 前記インクジェット記録手段は、前記包
    装体の材質と親和性の高いインクを使用することを特徴
    とする請求項4〜8のいずれか1つに記載の包装体用プ
    リンタ。
  10. 【請求項10】 前記包装体は管状の芯体に巻回され、
    前記インクジェット記録手段で使用されるインクを収容
    するインクタンクは、前記包装体を巻回する芯体中に収
    納されることを特徴とする請求項4〜9のいずれか1つ
    に記載の包装体用プリンタ。
  11. 【請求項11】 前記出力手段は、包装体表面に対して
    熱を加えることによって時間情報を記録する発熱記録手
    段であることを特徴とする請求項1記載の包装体用プリ
    ンタ。
  12. 【請求項12】 必要な長さの包装体を包装体収容部か
    ら排出する包装体排出手段を備えることを特徴とする請
    求項1〜11のいずれか1つに記載の包装体用プリン
    タ。
  13. 【請求項13】 前記包装体用収容部から排出された包
    装体の長さが、所定の長さになったとき、前記出力手段
    が、包装体表面に時間情報を記録することを特徴とする
    請求項1〜12のいずれか1つに記載の包装体用プリン
    タ。
  14. 【請求項14】 前記出力手段は、前記包装体の一表面
    のみに時間情報を記録し、包装体の他表面は、包装体に
    よって包装される物品に直接接触する側の面であること
    を特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の包
    装体用プリンタ。
  15. 【請求項15】 前記包装体は、食品を包装する樹脂製
    のラップフィルムであることを特徴とする請求項1〜1
    4のいずれか1つに記載の包装体用プリンタ。
  16. 【請求項16】 前記出力手段は、包装体が物品を包装
    したときに視認性の高い位置に、時間情報を包装体表面
    に記録することを特徴とする請求項1〜15のいずれか
    1つに記載の包装体用プリンタ。
  17. 【請求項17】 前記出力手段は、包装体が包装体収容
    部から排出される排出方向に対して平行になるように、
    包装体表面に時間情報を記録することを特徴とする請求
    項1〜16のいずれか1つに記載の包装体用プリンタ。
  18. 【請求項18】 前記出力手段は、包装体が包装体収容
    部から排出される排出方向に所定の間隔をあけて、同じ
    時間情報を包装体表面に複数回記録することを特徴とす
    る請求項1〜17のいずれか1つに記載の包装体用プリ
    ンタ。
  19. 【請求項19】 前記出力手段は、包装体表面の包装体
    の排出方向に垂直な幅方向中央部に時間情報を記録する
    ことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1つに記載
    の包装体用プリンタ。
  20. 【請求項20】 前記出力手段は、包装体収容部から包
    装体が所定の長さを排出されたとき、包装体表面に時間
    情報を記録することを特徴とする請求項1〜19のいず
    れか1つに記載の包装体用プリンタ。
  21. 【請求項21】 包装体収容部から排出される包装体の
    サイズを選択するサイズ選択手段を備え、前記出力手段
    は、サイズ選択手段で選択された包装体のサイズに応じ
    て、排出される包装体の表面の中央部に時間情報を記録
    することを特徴とする請求項1〜20のいずれか1つに
    記載の包装体用プリンタ。
  22. 【請求項22】 前記時計手段で計時された時間情報を
    表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜
    21のいずれか1つに記載の包装体用プリンタ。
  23. 【請求項23】 前記時計手段で計時される時間情報
    は、日付情報とこの日付における時刻情報であって、 前記表示手段は、前記日付情報と時刻情報とを表示し、 前記出力手段は、前記日付情報と時刻情報とを包装体表
    面に記録することを特徴とする請求項22記載の包装体
    用プリンタ。
  24. 【請求項24】 前記表示手段は、日付情報よりも時刻
    情報を大きく表示し、前記出力手段は、時刻情報よりも
    日付情報を大きく記録することを特徴とする請求項23
    記載の包装体用プリンタ。
  25. 【請求項25】 所定の情報を入力する入力手段を備
    え、 前記出力手段は、前記入力手段によって入力された所定
    の情報を包装体表面に記録することを特徴とする請求項
    1〜24のいずれか1つに記載の包装体用プリンタ。
  26. 【請求項26】 前記所定の情報は、物品を包装した包
    装者の名前または物品の所有者の名前であることを特徴
    とする請求項25記載の包装体用プリンタ。
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