JP2001232606A - 原木両木口マーク付け供給装置および原木両木口マーク付け供給方法 - Google Patents

原木両木口マーク付け供給装置および原木両木口マーク付け供給方法

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JP2001232606A
JP2001232606A JP2000380201A JP2000380201A JP2001232606A JP 2001232606 A JP2001232606 A JP 2001232606A JP 2000380201 A JP2000380201 A JP 2000380201A JP 2000380201 A JP2000380201 A JP 2000380201A JP 2001232606 A JP2001232606 A JP 2001232606A
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Yukinobu Kuno
幸伸 久野
Katsuya Matsumoto
勝哉 松本
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Meinan Machinery Works Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原木の両木口の旋削中心を演算し、該旋削中心
を次の所定位置に供給する行程に於いて、原木の長さが
変動しても、穴をあけてマークを付けるマーク機構に大
きなストロークを必要としない原木両木口マーク付け供
給装置および原木両木口マーク付け供給方法を提供す
る。 【解決手段】旋削中心7c、7dを演算した原木7を芯出
スピンドル5で図の手前側から向こう側のX方向での位
置補正を終了し、そして位置補正終了後の旋削中心7c、
7dの夫々に対応する位置に保持部材27、28を夫々下
降させた状態で、シリンダ25のロッドを縮小させて、ホ
ルダ23を互いに近接するZ方向に移動させることによ
り、保持部材27、28で原木7をチャッキングさせると
共に、マーク機構であるところのモータ台35、シリンダ
37、電動機41及びドリル39をホルダ23と一体的
にZ方向へ移動させることにより、原木のZ方向の長さが
大きく変動しても、保持部材27、28で原木をチャッキ
ングした状態では、該原木の木口に対するドリル39のZ
方向での位置はほとんど同じ距離になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、演算器により演
算して求めた原木の両木口の旋削中心に穴あけをする等
のマークを付けた後、該マークを検出し該両木口のマー
クを結ぶ仮想線と旋削加工する加工機の軸中心線を一致
させて保持し加工する場合の、原木両木口マーク付け供
給装置および原木両木口マーク付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原木の旋削中心にマーキング又は
穴あけする装置としては、例えば特公平4−31847
号公報に示すように、中空体で構成されていて原木を両
木口で支持する一対のスピンドルチャックと、前記スピ
ンドルチャックを回転又は停止させるスピンドル回転機
構と、支持した原木の長手方向適位置に配置した複数の
原木形状検出器と、前記スピンドルチャックの回転位置
検出器と、前記スピンドルチャックの中空部に具備され
ていて原木木口に原木中心を印すマーカーと、該マーカ
ーをスピンドルチャックの軸芯と直交する2方向に独立
して進退するマーカー横送り機構と、マーカーをスピン
ドルチャックの軸芯と平行に進退するマーカー縦送り機
構とを備え、更に前記スピンドルチャックで原木を回転
させた時の、前記原木形状検出器と回転位置検出器との
検出情報に基づいて原木中心の位置を演算し、前記検出
情報終了後に前記原木を停止し、前記スピンドルチャッ
クで支持した状態で、該演算結果に基づき前記マーカー
横送り機構を作動してマーカーを移動し、前記マーカー
縦送り機構を作動して原木木口に原木中心を印す制御を
行う演算制御装置を備えて構成した原木中心マーキング
装置が知られている。
【0003】この装置は、一対のスピンドルチャックで
挟持している原木を回転させて、原木中心を演算した
後、該演算結果に基づいてスピンドルチャックの中空部
に具備されているマーカーをマーカー横送り機構でスピ
ンドルチャックの軸芯と直交する2方向に移動させ、更
に該マーカーをマーカー縦送り機構でスピンドルチャッ
クの軸芯と平行に移動させて、原木木口に原木中心を印
している。
【0004】使用される原木の長さは作る製品の大きさ
により、例えば1830ミリ(6尺サイズ)から305
0ミリ(10尺サイズ)となる。それらに対応するには
スピンドルチャックの夫々は少なくとも610ミリは動
かねばならない。また原木を挿入するため、スピンドル
チャックを前記長さより多く後退させねばならないの
で、スピンドルチャックのストロークは約700ミリは
必要となる。いわゆるマーカー縦送り機構もマーカーを
約700ミリ移動させる機構が必要となる。また、スピ
ンドルチャックで原木を挟持したときの該スピンドルチ
ャックの夫々が移動した距離を測定する部材及びマーカ
ーをその測定値に対応する距離移動させる制御が必要と
なる。また、マーカーの代わりにドリルを使って原木中
心に穴をあける場合、長い原木に対しては短いドリルを
使用し、また短い原木に対しては長いドリルを使用す
る。いわゆる原木の長さに対応するドリルに交換するこ
とにより、ドリルを動かすストロークを一定にできる
が、長いドリルを使用すると少しの振れがドリル先端で
は倍増されるので、精度の良い穴をあけることが困難に
なる。よって、上記した装置は、大型化すると共に構造
が複雑化し、高コスト化していた。また、スピンドルチ
ャックにより原木を支持した状態で、演算された原木中
心の位置へマーカーを移動させ、次いでマーカを原木木
口へ向けて移動させ印をつけるので、この間は次の原木
の中心位置を演算することができず、生産性も悪かっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の欠点を解決するために発明されたものであり、その
課題とする処は、装置を小型化及び構造を簡易化して低
コスト化することができる原木両木口マーク付け供給装
置および原木両木口マーク付け供給方法を提供すること
にある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】このため、互いに近接
又は離間するZ方向に夫々移動自在、またZ方向に直交
する水平方向の成分を含むX方向に原木を挟持する位置
から原木の挟持を開放する位置までの間を一体的に移動
自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方
向に夫々移動自在な一対の挟持部材と、一対の挟持部材
のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々一体的に移動
し、またZ方向に夫々マークを付ける一対のマーク機構
と、長手方向がZ方向の成分を含む方向に待機している
原木の両木口の旋削中心を演算する演算器と、Z方向よ
り見た際、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向
に平行になるまで原木を作動させる方向補正機構と、Z
方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる制
御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給装
置。 1.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平
行になるまで、方向補正機構で前記原木を作動させる。 2.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、一対の挟持部材をX方向に移動させる。 3.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 4.前記挟持後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 5.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項
1)と、互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自
在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方向
に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置ま
での間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する水平
方向の成分を含むX方向に夫々移動自在な一対の挟持部
材と、一対の挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動
と夫々一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付け
る一対のマーク機構と、長手方向がZ方向の成分を含む
方向に待機している原木の両木口の旋削中心を演算する
演算器と、Z方向より見た際、両木口の旋削中心を通る
第1仮想線がX方向に平行になるまで原木を作動させる
方向補正機構と、Z方向より見た際、以下の順の制御を
少なくともさせる制御器と、で構成されている原木両木
口マーク付け供給装置。 1.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がX方向に平
行になるまで、方向補正機構で前記原木を作動させる。 2.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
行な第3仮想線が、X方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、一対の挟持部材をY方向に移動させる。 3.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 4.前記挟持後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 5.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項
2)と、互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自
在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方向
に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置ま
での間を移動自在の一対の基台と、各基台に設けられ、
Z方向に直交する垂直方向の成分を含むY方向に夫々移
動自在な一対の挟持部材と、各基台に設けられ、Z方向
に夫々マークを付ける一対のマーク機構と、Z方向に夫
々移動自在で、長手方向がZ方向の成分を含む方向にあ
る原木を両木口で保持する一対の保持体と、一対の保持
体で保持された原木の両木口の旋削中心を演算する演算
器と、Z方向より見た際、一対の保持体を一体に又は格
別に移動させる移動機構と、Z方向より見た際、以下の
順の各部材の制御を少なくともさせる制御器と、で構成
されている原木両木口マーク付け供給装置。 1.一対の保持体で原木を保持させる。 2.演算器で原木の両木口の旋削中心を演算させる。 3.演算させた原木の両木口の旋削中心に基づいて、両
木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平行になる
まで、移動機構により一対の保持体を移動させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、基台をX方向に移動させる。 5.一対の基台を互いに近接するZ方向へ夫々移動させ
て一対の挟持部材で原木を挟持させる。 6.一対の保持体を互いに遠ざかる方向に移動させ、原
木を開放させる。 7.基台の開放する位置へのX方向の移動を開始させ
る。 8.旋削中心の夫々がマーク機構のマーク中心線に一致
するまで、一対の挟持部材の夫々をY方向に移動させ
る。 9.夫々のマーク機構を作動させて夫々の旋削中心にマ
ークを付ける。 10.マーク付けが終了して基台が開放する位置へ到達
した後、一対の基台を互いに離間するZ方向へ夫々移動
させて、一対の挟持部材による原木の挟持を開放させ
る。(請求項3)と、互いに近接又は離間するZ方向に
夫々移動自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を
含むY方向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放
する位置までの間を移動自在の一対の基台と、各基台に
設けられ、Z方向に直交する水平方向の成分を含むX方
向に夫々移動自在な一対の挟持部材と、各基台に設けら
れ、Z方向に夫々マークを付ける一対のマーク機構と、
Z方向に夫々移動自在で、長手方向がZ方向の成分を含
む方向にある原木を両木口で保持する一対の保持体と、
一対の保持体で保持された原木の両木口の旋削中心を演
算する演算器と、Z方向より見た際、一対の保持体を一
体に又は格別に移動させる移動機構と、Z方向より見た
際、以下の順の各部材の制御を少なくともさせる制御器
と、で構成されている原木両木口マーク付け供給装置。 1.一対の保持体で原木を保持させる。 2.演算器で原木の両木口の旋削中心を演算させる。 3.演算させた原木の両木口の旋削中心に基づいて、両
木口の旋削中心を通る第1仮想線がX方向に平行になる
まで、移動機構により一対の保持体を移動させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
行な第2仮想線が、X方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、基台をY方向に移動させる。 5.一対の基台を互いに近接するZ方向へ夫々移動させ
て一対の挟持部材で原木を挟持させる。 6.一対の保持体を互いに遠ざかる方向に移動させ、原
木を開放させる。 7.基台の開放する位置へのY方向の移動を開始させ
る。 8.旋削中心の夫々がマーク機構のマーク中心線に一致
するまで、一対の挟持部材の夫々をX方向に移動させ
る。 9.夫々のマーク機構を作動させて夫々の旋削中心にマ
ークを付ける。 10.マーク付けが終了して基台が開放する位置へ到達
した後、一対の基台を互いに離間するZ方向へ夫々移動
させて、一対の挟持部材による原木の挟持を開放させ
る。(請求項4)と、互いに近接又は離間するZ方向に
夫々移動自在、またZ方向に直交する水平方向の成分を
含むX方向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放
する位置までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直
交する垂直方向の成分を含むY方向に夫々移動自在な一
対の挟持部材と、一対の挟持部材のZ方向及びX方向の
夫々の移動と夫々一体的に移動し、またZ方向に夫々マ
ークを付ける一対のマーク機構と、互いに軸芯方向に近
接又は離間するZ方向に移動自在、また回転駆動自在な
一対の芯出スピンドルと、一対の芯出スピンドルの少な
くとも一方の回転角を検出する回転角検出器と、芯出ス
ピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離離れ、
該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、前記回
転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前記距離
検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋削中心
を演算する演算器と、Z方向より見た際、以下の順の制
御を少なくともさせる制御器と、で構成されている原木
両木口マーク付け供給装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平
行になるまで、芯出スピンドルで前記原木を転させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、一対の挟持部材をX方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項
5)と、互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自
在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方向
に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置ま
での間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する水平
方向の成分を含むX方向に夫々移動自在な一対の挟持部
材と、一対の挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動
と夫々一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付け
る一対のマーク機構と、互いに軸芯方向に近接又は離間
するZ方向に移動自在、また回転駆動自在な一対の芯出
スピンドルと、一対の芯出スピンドルの少なくとも一方
の回転角を検出する回転角検出器と、芯出スピンドルの
軸芯延長線に直交する方向に一定距離離れ、該軸芯方向
に複数配備されている距離検出器と、前記回転角検出器
の一定回転角毎に出力される信号と前記距離検出器から
出力される信号に基づいて、原木の旋削中心を演算する
演算器と、Z方向より見た際、以下の順の制御を少なく
ともさせる制御器と、で構成されている原木両木口マー
ク付け供給装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がX方向に平
行になるまで、芯出スピンドルで前記原木を転させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
行な第3仮想線が、X方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、一対の挟持部材をY方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項
6)と、互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自
在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方向
に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置ま
での間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する垂直
方向の成分を含むY方向に夫々移動自在な一対の挟持部
材と、一対の挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動
と夫々一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付け
る一対のマーク機構と、互いに軸芯方向に近接又は離間
するZ方向に移動自在、また回転駆動自在、また一方が
X方向に移動自在な一対の芯出スピンドルと、一対の芯
出スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出する回転
角検出器と、芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方
向に一定距離離れ、該軸芯方向に複数配備されている距
離検出器と、前記回転角検出器の一定回転角毎に出力さ
れる信号と前記距離検出器から出力される信号に基づい
て、原木の旋削中心を演算する演算器と、Z方向より見
た際、以下の順の制御を少なくともさせる制御器と、で
構成されている原木両木口マーク付け供給装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平
行になるまで、一方の芯出スピンドルで前記原木をX方
向に移動させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、一対の挟持部材をX方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。8.前記位
置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向へ夫々移動
させて原木の挟持を開放させる。(請求項7)と、互い
に近接又は離間するZ方向に夫々移動自在、またZ方向
に直交する垂直方向の成分を含むY方向に原木を挟持す
る位置から原木の挟持を開放する位置までの間を一体的
に移動自在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含
むX方向に夫々移動自在な一対の挟持部材と、一対の挟
持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動と夫々一体的に
移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対のマーク
機構と、互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移
動自在、また回転駆動自在、また一方がY方向に移動自
在な一対の芯出スピンドルと、一対の芯出スピンドルの
少なくとも一方の回転角を検出する回転角検出器と、芯
出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離離
れ、該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、前
記回転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前記
距離検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋削
中心を演算する演算器と、Z方向より見た際、以下の順
の制御を少なくともさせる制御器と、で構成されている
原木両木口マーク付け供給装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がX方向に平
行になるまで、一方の芯出スピンドルで前記原木をY方
向に移動させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
行な第3仮想線が、X方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、一対の挟持部材をY方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項
8)と、互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自
在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方向
に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置ま
での間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する垂直
方向の成分を含むY方向に夫々移動自在な一対の挟持部
材と、一対の挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動
と夫々一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付け
る一対のマーク機構と、互いに軸芯方向に近接又は離間
するZ方向に移動自在、また回転駆動自在、またX方向
に夫々移動自在な一対の芯出スピンドルと、一対の芯出
スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出する回転角
検出器と、芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向
に一定距離離れ、該軸芯方向に複数配備されている距離
検出器と、前記回転角検出器の一定回転角毎に出力され
る信号と前記距離検出器から出力される信号に基づい
て、原木の旋削中心を演算する演算器と、Z方向より見
た際、以下の順の制御を少なくともさせる制御器と、で
構成されている原木両木口マーク付け供給装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線が、Y方向に
平行且つ所定位置に設定された第4仮想線に一致するま
で、夫々の芯出スピンドルで前記原木をX方向に移動さ
せる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
行な第2仮想線が、第4仮想線に一致するまで、一対の
挟持部材をX方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項
9)と、互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自
在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方向
に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置ま
での間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する水平
方向の成分を含むX方向に夫々移動自在な一対の挟持部
材と、一対の挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動
と夫々一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付け
る一対のマーク機構と、互いに軸芯方向に近接又は離間
するZ方向に移動自在、また回転駆動自在、またY方向
に夫々移動自在な一対の芯出スピンドルと、一対の芯出
スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出する回転角
検出器と、芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向
に一定距離離れ、該軸芯方向に複数配備されている距離
検出器と、前記回転角検出器の一定回転角毎に出力され
る信号と前記距離検出器から出力される信号に基づい
て、原木の旋削中心を演算する演算器と、Z方向より見
た際、以下の順の制御を少なくともさせる制御器と、で
構成されている原木両木口マーク付け供給装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線が、X方向に
平行且つ所定位置に設定された第5仮想線に一致するま
で、夫々の芯出スピンドルで前記原木をY方向に移動さ
せる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
行な第3仮想線が、第5仮想線に一致するまで、一対の
挟持部材をY方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項1
0)と、互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自
在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方向
に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置ま
での間を一体的に移動自在な一対の挟持部材と、一対の
挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々一体的
に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対のマー
ク機構と、Z方向より見た際、以下の順の制御を少なく
ともさせる制御器と、で構成されている原木両木口マー
ク付け供給装置。 1.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて、マーク機構のマーク中心線に原木の旋削中心が
一致している原木を挟持させる。 2.夫々のマーク機構を作動させて夫々の旋削中心にマ
ークを付けると共に前記原木を挟持状態の一対の挟持部
材をX方向の原木の挟持を開放する位置へ移動させる。 3.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項1
1)と、互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自
在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方向
に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置ま
での間を一体的に移動自在な一対の挟持部材と、一対の
挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動と夫々一体的
に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対のマー
ク機構と、Z方向より見た際、以下の順の制御を少なく
ともさせる制御器と、で構成されている原木両木口マー
ク付け供給装置。 1.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて、マーク機構のマーク中心線に原木の旋削中心が
一致している原木を挟持させる。 2.夫々のマーク機構を作動させて夫々の旋削中心にマ
ークを付けると共に前記原木を挟持状態の一対の挟持部
材をY方向の原木の挟持を開放する位置へ移動させる。 3.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。(請求項1
2)と、演算位置で原木両木口の旋削中心を演算する演
算器と、演算位置から開放位置まで、第2作動部材の作
動により移動させられる基台と、基台の定位置へ、原木
の各木口へ第3作動部材の作動により接離自在に備えら
れたマーク機構と、同じく基台に設けられ、第4作動部
材の作動により基台に対し移動自在の第2の一対の挟持
部材と、演算器により原木両木口の旋削中心を演算した
後、第2の一対の挟持部材の各々の作動により原木両木
口を挟持し、基台が前記開放位置に移動するまでに、原
木両木口の旋削中心と各マーク機構のマーク中心線とが
相対する様に第2の一対の挟持部材を各々移動させた
後、原木両木口にマーク機構の接離によりマークを付
け、基台が前記開放位置に移動した後、第2の一対の挟
持部材による原木の挟持を開放させるように、各第2作
動部材、第3作動部材及び第4作動部材の作動を制御す
る制御器と、を備えた原木両木口マーク付け供給装置。
(請求項13)と、演算位置で原木両木口の旋削中心を
演算する演算器と、演算位置から開放位置まで、第2作
動部材の作動により移動させられる基台と、基台の定位
置に備えられたマーク機構と、同じく基台に設けられ、
第4作動部材の作動により基台に対し移動自在の第2の
一対の挟持部材と、演算器により原木両木口の旋削中心
を演算した後、第2の一対の挟持部材の各々の作動によ
り原木両木口を挟持し、基台が前記開放位置に移動する
までに、原木両木口の旋削中心と各マーク機構のマーク
中心線とが相対する様に第2の一対の挟持部材を各々移
動させた後、原木両木口にマーク機構によりマークを付
け、基台が前記開放位置に移動した後、第2の一対の挟
持部材による原木の挟持を開放させるように、各第2作
動部材、第3作動部材及び第4作動部材の作動を制御す
る制御器と、を備えた原木両木口マーク付け供給装置。
(請求項14)と、演算位置で原木両木口の旋削中心を
演算する演算器と、演算された原木を、演算位置から、
第1作動部材の作動により原木を木口で挟持自在に備え
た第1の一対の挟持部材の受け渡し位置まで、第2作動
部材の作動により移動させる基台と、基台の定位置へ、
原木の各木口へ第3作動部材の作動により接離自在に備
えられたマーク機構と、同じく基台に設けられ、第4作
動部材の作動により基台に対し移動自在の第2の一対の
挟持部材と、演算器により原木両木口の旋削中心を演算
した後、第2の一対の挟持部材の各々の作動により原木
両木口を挟持し、基台が前記受け渡し位置に移動するま
でに、原木両木口の旋削中心と各マーク機構のマーク中
心線とが相対する様に第2の一対の挟持部材を各々移動
させた後、原木両木口にマーク機構の接離によりマーク
を付け、次いで原木の両木口の各旋削中心を結ぶ仮想線
と、第1の一対の挟持部材の軸中心線とが一致する様
に、第2の一対の挟持部材を各々移動させ、基台が前記
受け渡し位置に移動した後、第1の一対の挟持部材によ
り原木を両木口で挟持し次いで第2の一対の挟持部材に
よる原木の挟持を開放させ、第1の一対の挟持部材によ
り原木を両木口で挟持した状態で原木を加工した後に、
第1の一対の挟持部材による原木の挟持を開放するよう
に、各第1作動部材、第2作動部材、第3作動部材及び
第4作動部材の作動を制御する制御器と、を備えた原木
両木口マーク付け供給装置。(請求項15)と、演算位
置で原木両木口の旋削中心を演算する演算器と、演算さ
れた原木を、演算位置から、第1作動部材の作動により
原木を木口で挟持自在に備えた第1の一対の挟持部材の
受け渡し位置まで、第2作動部材の作動により移動させ
る基台と、基台の定位置に備えられたマーク機構と、同
じく基台に設けられ、第4作動部材の作動により基台に
対し移動自在の第2の一対の挟持部材と、演算器により
原木両木口の旋削中心を演算した後、第2の一対の挟持
部材の各々の作動により原木両木口を挟持し、基台が前
記受け渡し位置に移動するまでに、原木両木口の旋削中
心と各マーク機構のマーク中心線とが相対する様に第2
の一対の挟持部材を各々移動させた後、原木両木口にマ
ーク機構によりマークを付け、次いで原木の両木口の各
旋削中心を結ぶ仮想線と、第1の一対の挟持部材の軸中
心線とが一致する様に、第2の一対の挟持部材を各々移
動させ、基台が前記受け渡し位置に移動した後、第1の
一対の挟持部材により原木を両木口で挟持し次いで第2
の一対の挟持部材による原木の挟持を開放させ、第1の
一対の挟持部材により原木を両木口で挟持した状態で原
木を加工した後に、第1の一対の挟持部材による原木の
挟持を開放するように、各第1作動部材、第2作動部
材、第3作動部材及び第4作動部材の作動を制御する制
御器と、を備えた原木両木口マーク付け供給装置。(請
求項16)と、原木両木口の旋削中心を演算する演算工
程と、演算された両木口の各旋削中心に、一対の挟持部
材に各々備えたマ−ク機構のマーク中心線が相対する様
に、原木又は一対の挟持部材の少なくとも一方を移動さ
せる工程と、一対の挟持部材により原木を両木口で挟持
する工程と、前記原木を挟持した状態で一対の挟持部材
を所定位置まで移動させる工程と、所定位置で一対の挟
持部材による原木の挟持を開放する工程と、一対の挟持
部材により原木を両木口で挟持してから前記原木の挟持
を開放するまでに、原木両木口にマーク機構によりマー
クを付ける工程と、からなる原木両木口マーク付け供給
方法。(請求項17)と、原木両木口の旋削中心を演算
する演算工程と、演算された両木口の各旋削中心を結ぶ
仮想線と、次工程で原木木口を挟持し回転する第1の一
対の挟持部材の軸中心線とが平行となる様に原木を移動
させる工程と、、前記平行になった仮想線に第2の一対
の挟持部材に各々備えたマーク機構のマーク中心線が各
々相対する様に、原木又は第2の一対の挟持部材の少な
くとも一方を移動させる工程と、第2の一対の挟持部材
により原木を両木口で挟持する工程と、前記原木を挟持
した状態で第2の一対の挟持部材を、前記仮想線が前記
軸中心線と一致するまで移動させる工程と、前記一致す
るまで移動させた後、第1の一対の挟持部材により原木
を両木口で挟持し次いで第2の一対の挟持部材による原
木の挟持を開放する工程と、第2の一対の挟持部材によ
り原木を両木口で挟持してから前記原木の挟持を開放す
るまでに、原木両木口にマーク機構によりマークを付け
る工程と第1の一対の挟持部材により原木を両木口で挟
持した状態で原木を加工した後に、第1の一対の挟持部
材による原木の挟持を開放する工程と、からなる原木両
木口マーク付け供給方法。(請求項18)と、原木両木
口の旋削中心を演算する演算工程と、演算された両木口
の各旋削中心に、第2の一対の挟持部材に各々備えたマ
ーク機構のマーク中心線が各々相対する様に、原木又は
第2の一対の挟持部材の少なくとも一方を移動させる工
程と、第2の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持
する工程と、前記原木を挟持した状態で第2の一対の挟
持部材を、次工程で原木木口を挟持し回転する第1の一
対の挟持部材に受け渡す位置まで移動させると共に、該
受け渡す位置まで移動し終えるまでに前記両木口の各旋
削中心を結ぶ仮想線と、第1の一対の挟持部材の軸中心
線とが工程とが一致するように、第1の一対の挟持部材
を各々移動させる工程と、前記移動させた後、第1の一
対の挟持部材により原木を両木口で挟持し次いで第2の
一対の挟持部材による原木の挟持を開放する工程と、第
2の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持してから
前記原木の挟持を開放するまでに、原木両木口にマーク
機構によりマークを付ける工程と第1の一対の挟持部材
により原木を両木口で挟持した状態で原木を加工した後
に、第1の一対の挟持部材による原木の挟持を開放する
工程と、からなる原木両木口マーク付け供給方法。(請
求項19)と、原木両木口の旋削中心を演算し、次いで
各々基台の定位置にマーク機構が備えられ且つ基台に対
し各々移動自在に設けた第2の一対の挟持部材により原
木両木口を挟持し、次に次工程で原木木口を挟持し回転
する第1の一対の挟持部材に原木を受け渡す位置へ、基
台が移動するまでに、原木両木口の旋削中心と各マーク
機構のマーク中心線とが相対する様に第2の一対の挟持
部材を各々移動させた後、原木両木口にマーク機構によ
りマークを付け、次いで前記原木の両木口の各旋削中心
を結ぶ仮想線と、第1の一対の挟持部材の軸中心線とが
一致する様に、第2の一対の挟持部材を各々移動させ、
前記基台が移動した後、第1の一対の挟持部材により原
木を両木口で挟持し次いで第2の一対の挟持部材による
原木の挟持を開放し、第1の一対の挟持部材により原木
を両木口で挟持した状態で原木を加工した後に、第1の
一対の挟持部材による原木の挟持を開放すること、から
なる原木両木口マーク付け供給方法。(請求項20)
と、原木両木口の旋削中心を演算し、次いで各々基台の
定位置にマーク機構が備えられ且つ基台に対し各々移動
自在に設けた第2の一対の挟持部材により原木両木口を
挟持し、次に開放位置に向けて基台が移動し始めた後で
あって、基台が開放位置に到達した後、第2の一対の挟
持部材による原木の挟持を開放するまでに、原木両木口
の旋削中心と各マーク機構のマーク中心線とが相対する
様に第2の一対の挟持部材を各々移動させ、次いで原木
両木口にマーク機構によりマークを付ける、原木両木口
マーク付け供給方法。(請求項21)と、「互いに近接
又は離間するZ方向に夫々移動自在、またZ方向に直交
する水平方向の成分を含むX方向に原木を挟持する位置
から原木の挟持を開放する位置までの間を一体的に移動
自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方
向に夫々移動自在な一対の挟持部材と、一対の挟持部材
のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々一体的に移動
し、またZ方向に夫々穴あけ自在な一対のマーク機構
と、互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移動自
在、また回転駆動自在な一対の芯出スピンドルと、一対
の芯出スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出する
回転角検出器と、芯出スピンドルの軸芯延長線に直交す
る方向に一定距離離れ、該軸芯方向に複数配備されてい
る距離検出器と、前記回転角検出器の一定回転角毎に出
力される信号と前記距離検出器から出力される信号に基
づいて、原木の旋削中心を演算する演算器と、Z方向よ
り見た際、以下の順の制御を少なくともさせる制御器
と、で構成されている原木両木口マーク付け供給装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平
行になるまで、芯出スピンドルで前記原木を転させる。 4.マーク機構の穴あけ中心線と交差し且つY方向に平
行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
一致するまで、一対の挟持部材をX方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、一対の挟持部材の夫々をY方
向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構のマーク
中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動させ
て夫々の旋削中心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。」と、「互
いに近接又は離間するZ方向に夫々移動自在、またZ方
向に直交する水平方向の成分を含むX方向に原木を挟持
する位置から原木の挟持を開放する位置までの間を一体
的に移動自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を
含むY方向に夫々移動自在な一対の挟持部材と、一対の
挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々一体的
に移動し、またZ方向に夫々穴あけ自在な一対のマーク
機構と、互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移
動自在、また回転駆動自在、またX方向に夫々移動自在
な一対の芯出スピンドルと、一対の芯出スピンドルの少
なくとも一方の回転角を検出する回転角検出器と、芯出
スピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離離
れ、該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、前
記回転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前記
距離検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋削
中心を演算する演算器と、Z方向より見た際、以下の順
の制御を少なくともさせる制御器と、で構成されている
原木両木口マーク付け供給装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線が、Y方向に
平行且つ所定位置に設定された第4仮想線に一致するま
で、夫々の芯出スピンドルで前記原木をX方向に移動さ
せる。 4.マーク機構の穴あけ中心線と交差し且つY方向に平
行な第2仮想線が、第4仮想線に一致するまで、一対の
挟持部材をX方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
動させて開放するまでに、一対の挟持部材の夫々をY方
向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構のマーク
中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動させ
て夫々の旋削中心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。」と、を提
供する。尚、移動とは、直線に動く場合及び/又は揺動
等させて曲線に動く場合も含む。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1、2に従って説明する。図1は従来公知の原木をほぼ
円柱状に切削する荒剥きベニヤレース(以下、荒剥きレ
ースという)1を含む原木の両木口の旋削中心に穴をあ
けてマークを付ける原木両木口マーク付け供給装置の概
略側面図、図2は図1の荒剥きレース1を除くAA視図
である。
【0008】図1に示す3は荒剥きレース1に配備され
ていて、原木を挟持する爪(図示せず)を有する一対の
スピンドルであり、回転駆動自在(図示せず)且つ軸芯
P方向であるところのZ方向に夫々移動自在(図示せ
ず)に構成されている。
【0009】図2に示す5は原木を挟持する爪5aを有
する一対の芯出スピンドルであり、回転自在(図示せ
ず)且つ軸芯Q方向であるところのZ方向に夫々移動自
在(図示せず)に構成されている。また図1に示す6は
芯出スピンドル5を回転させる電動機としてのサーボモ
ータであり、該サーボモータ6には回転角検出器である
ところのロータリーエンコーダ6aが取り付けられてい
る。8は該位置より原木外周までの距離を検出する検出
器であり、芯出スピンドル5とほぼ一致する高さで、且
つ該スピンドル5から水平方向に所定の距離L1をおい
て軸芯Q方向に複数配備されている。
【0010】フレーム11には一対の水平フレーム13
が、スピンドル3側と芯出スピンドル5側とにわたる長
さでZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方向へ延
出して設けられている。該水平フレーム13には図2に
示すように芯出スピンドル5の軸芯Q方向と平行なZ方
向へ延出する可動フレーム15の両端部が、図1で示す
水平方向の成分を含むX方向へ移動自在に支持され、該
可動フレーム15の両端部は図2に示す送りねじ17、
18に螺合されている。また送りねじ17の一方は図1
に示すフレーム11に回転自在に支持され、他方は水平
フレーム13に取付けられた電動機であるところのサー
ボモータ19に連結されている。また該サーボモータ1
9には回転角検出器であるところのロータリーエンコー
ダ21が取り付けられている。また送りねじ18は送り
ねじ17と同時(図示せず)に同角度回転(図示せず)
されるべく連結(図示せず)されている。
【0011】図2に示す可動フレーム15には相対する
一対のホルダ23が可動フレーム15の長手方向のZ方
向へ夫々移動自在に支持され、各ホルダ23には可動フ
レーム15の中間部に垂設された取付け板15aに設け
られたシリンダ25が夫々連結されている。そして各ホ
ルダ23は対応する夫々のシリンダ25のロッドの伸縮
動作により、Z方向に近接又は離間する方向へ夫々移動
される。また一対のホルダ23の向き合う面には保持部
材27、28がZ方向に直交する垂直方向の成分を含む
Y方向へ夫々移動自在に支持され、また該保持部材2
7、28の下端部には原木を挟持する爪27a、28a
が設けられている。また該爪27a、28aは後述する
ドリル39、39の夫々の軸芯RからY方向の距離S1
上昇した位置に待機している。また、各ホルダ23に支
持されている電動機としてのサーボモータ29、30に
連結されている送りねじ31、32が保持部材27、2
8の夫々に螺合されている。またサーボモータ29、3
0には回転角検出器であるところのロータリーエンコー
ダ33、34の夫々が取り付けられている。
【0012】また、一対のホルダ23の夫々の下側には
マーク機構を構成するモータ台35がZ方向へ移動自在
に支持され、そして該モータ台35には各ホルダ23に
設けられているシリンダ37が夫々連結されている。ま
た、ドリル39を保持している電動機41は該ドリル3
9、39の軸芯Rの延長線が互いに一致すべくモータ台
35に取り付けられている。また、図1に示すように、
Z方向より見てドリル39の軸芯Rと交差し、且つY方
向に平行な仮想線VL1がホルダ23に設定されてい
る。
【0013】また、検出器8、ロータリーエンコーダ6
a、21、33、34からの信号により、一対の芯出ス
ピンドル5、サーボモータ6、19、29、30、シリ
ンダ25、25、37、37、電動機41、41を後述
するように制御する制御器(図示せず)とで構成されて
いる。
【0014】次に、原木の旋削中心を演算し、該旋削中
心に穴をあける作用を図3から図13に基づいて説明す
る。初期状態では図3に示すスピンドル3の軸芯P方向
であるところのZ方向より見て、可動フレーム15はホ
ルダ23の仮想線VL1がスピンドル3の軸芯Pと交差
する位置に待機されている。この状態にて、実線で示す
手前側の木口7aと破線で示す向こう側の木口7bとか
らなる原木7が一対の芯出スピンドル5間に供給される
と、制御器からの信号で一対の芯出スピンドル5を互い
に近接するZ方向へ移動させ、原木7をチャッキングさ
せる。
【0015】次に制御器からの信号で、図4に示すサー
ボモータ6を駆動して、芯出スピンドル5で原木7を矢
印方向に少なくとも1回転させる。そしてロータリーエ
ンコーダ6aからの信号により芯出スピンドル5の所定
回転角を判断し、その所定回転角毎に複数の検出器8か
ら原木7の外周までの距離L2に対応する信号の夫々が
制御器に入力される。
【0016】次に制御器は、前記夫々の信号及び距離L
1に基づき原木7の外周形状を演算し、図5に示すよう
に、木口7a側の旋削中心7c(実線で示す)と木口7
b側の旋削中心7d(破線で示す)を演算する。
【0017】次に制御器からの信号では、図6に示すサ
ーボモータ6を駆動して芯出スピンドル5を矢印方向に
回転させ、そして制御器は芯出スピンドル5の軸芯Q方
向であるところのZ方向より見て、前記旋削中心7c、
7dを共通に通る仮想線ML1がY方向に平行なホルダ
23の仮想線VL1に平行に成るまで芯出スピンドル5
が回転したことをロータリーエンコーダ6aからの信号
で判断し、サーボモータ6を停止させる。
【0018】次に制御器からの信号で、図7に示すサー
ボモータ19を駆動して送りねじ17、18を回転させ
て可動フレーム15をX方向の芯出スピンドル5に向か
う方向へ移動させ、そして制御器は軸芯Q方向であると
ころのZ方向より見て、前記平行になった仮想線ML1
にホルダ23の仮想線VL1が一致するまで可動フレー
ム15が移動したことをロータリーエンコーダ21から
の信号で判断し、サーボモータ19を停止させる。
【0019】次に制御器からの信号で、図8に示すサー
ボモータ29、30を駆動して送りねじ31、32を回
転させて保持部材27、28をY方向に下降させ、そし
て制御器は爪27aが旋削中心7cより距離S1上方の
位置に下降したことをロータリーエンコーダ33からの
信号で判断し、サーボモータ29を停止させると共に、
爪28aが旋削中心7dより距離S1上方の位置に下降
したことをロータリーエンコーダ34からの信号で判断
し、サーボモータ30を停止させる。
【0020】次に制御器からの信号で、図9に示すシリ
ンダ25、25を作動させてホルダ23を互いに近接す
るZ方向へ移動させ、保持部材27、28の爪27a、
28aを原木7の木口に圧接して該原木7をチャッキン
グさせる。この時、マーク機構であるところのモータ台
35、シリンダ37、電動機41及びドリル39はホル
ダ23と一体的にZ方向へ移動するので、原木のZ方向
の長さが大きく変動しても、保持部材27、28で原木
をチャッキングした状態では、該原木の木口に対するド
リル39のZ方向での位置はほとんど同じ距離になる。
【0021】前記チャッキングを完了するのに充分な時
間が経過後、制御器からの信号で図10に示す一対の芯
出スピンドル5を互いに離間するZ方向へ移動させて、
該芯出スピンドル5による原木7のチャッキングを解除
させる。
【0022】次に制御器からの信号で、図11に示すサ
ーボモータ29、30を駆動して送りねじ31、32を
回転させて保持部材27、28をY方向に上昇させ、そ
して制御器は保持部材27、28が初期状態に戻ったこ
とをロータリーエンコーダ33、34からの夫々の信号
で判断し、サーボモータ29、30の夫々を停止させ
る。この状態で、旋削中心7c、7dがドリル39の軸
芯Rに一致する。
【0023】次に制御器からの信号で、図12に示す電
動機41、41を駆動回転させると共に、シリンダ3
7、37を作動させて、回転しているドリル39、39
を互いに近接するZ方向へ一定距離移動させ、旋削中心
7c、7dに夫々Z方向に穴をあけてマークを付ける。
次に、穴を開け終わるのに十分な時間が経過後、制御器
からの信号で、シリンダ37、37を作動させて、ドリ
ル39、39を互いに離間する方向に移動させて、ドリ
ル39、39の先端が爪27a、28aより反原木側に
後退する元の位置へ戻す。そして電動機41、41を停
止させる。
【0024】次に制御器からの信号で、サーボモータ1
9を駆動して送りねじ17、18を回転させて可動フレ
ーム15をX方向のスピンドル3に向かう方向へ移動さ
せると共に、サーボモータ29、30を駆動して送りね
じ31、32を回転させて保持部材27、28をY方向
に下降させる。そして制御器はスピンドル3の軸芯P方
向であるところのZ方向より見て、ホルダ23の仮想線
VL1がスピンドル3の軸芯Pに交差するまで可動フレ
ーム15が移動したことをロータリーエンコーダ21か
らの信号で判断し、サーボモータ19を停止させる(図
13参照)と共に、原木7の旋削中心7c、7dがスピ
ンドル3の軸芯Pに一致するまで保持部材27、28の
夫々が下降したことをロータリーエンコーダ33、34
の夫々からの信号で判断し、サーボモータ29、30の
夫々を停止させる。
【0025】次に制御器からの信号で、スピンドル3を
互いに近接するZ方向へ移動させ、原木7をチャッキン
グさせる。前記チャッキングを完了するのに充分な時間
が経過後、制御器からの信号でホルダ23を互いに離間
するZ方向へ移動させて、保持部材27、28による原
木7のチャッキングを解除させる。
【0026】次に制御器からの信号で、サーボモータ2
9、30を駆動して送りねじ31、32を回転させて保
持部材27、28をY方向に上昇させ、そして制御器は
保持部材27、28が初期状態に戻ったことをロータリ
ーエンコーダ33、34からの夫々の信号で判断し、サ
ーボモータ29、30の夫々を停止させる。以上の繰り
返しで順次原木の旋削中心に穴をあける。
【0027】そして、荒剥きレースでは次工程での作業
効率を上げるために例えば原木の周面の凹凸を取り除く
様に略円柱に旋削した後、原木の旋削を中止して、スピ
ンドル3を互いに遠ざかる方向に移動させ、原木7を開
放し次工程へ適宜手段により移送する。次ぎの工程の例
えば本剥きベニヤレース(以下、本剥きレースという)
では、移送されてきた原木の両木口の穴を結ぶ仮想線と
本剥きレースのスピンドルの軸中心線とを、例えば目視
により一致する様に該スピンドルで保持し、旋削して単
板を生産するのである。
【0028】以上の様に前記実施の形態によれば、芯出
スピンドル5により挟持された原木の旋削中心を求めた
後、原木の両木口を一対のホルダ23に設けた保持部材
27、28により保持し、芯出スピンドル5による原木
の挟持を開放してからホルダ23を移動させ、保持部材
27、28による保持を開放するまでに、該旋削中心に
ドリル39により穴を開けるので、マーク機構に大きな
ストロークを必要とせず、またストロークを変える必要
もない。また、穴を開けるための作動を保持部材27、
28により保持した後に行うので、その間に次の原木の
旋削中心を求めるべく芯出ピスピンドル5で挟持するこ
とができ、生産性が上がる。
【0029】尚、実施の形態では両木口の旋削中心7
c、7dを演算後、Z方向より見て該旋削中心7c、7
dを共通に通る仮想線ML1をホルダ23の仮想線VL
1に平行にするのに芯出スピンドル5を回転させている
が、一対の芯出スピンドル5の一方をX方向に移動自在
に構成し、例えば図14に示す芯出スピンドル5の手前
側をX方向に移動自在とし、そして芯出スピンドル5の
軸芯Q方向であるところのZ方向より見て両木口の旋削
中心7c(手前側)、7d(向こう側)を演算した原木
7のX方向での旋削中心7c、7d間の距離L4とX方
向での旋削中心7dからVL1までの距離L3を演算さ
せ、次ぎに手前側の芯出スピンドル5を距離L4に匹敵
する分X方向に移動させて、図14(b)に示すように
旋削中心7c、7dを共通に通る仮想線ML1をホルダ
23の仮想線VL1に平行にさせても良い。
【0030】尚、実施の形態では両木口の旋削中心7
c、7dを演算後、Z方向より見て該旋削中心7c、7
dを共通に通る仮想線ML1をホルダ23の仮想線VL
1に平行にするのに芯出スピンドル5を回転させている
が、一対の芯出スピンドル5の夫々をX方向に移動自在
に構成し、そして図15に示すように、芯出スピンドル
5の軸芯Q方向であるところのZ方向より見てスピンド
ル3の軸芯Pに交差しているホルダ23の仮想線VL1
に対し、平行で且つX方向で所定距離L5離れている位
置に仮想線VL3を設定し、そして両木口の旋削中心7
c(手前側)、7d(向こう側)を演算した原木7のX
方向での旋削中心7cから仮想線VL3までの距離L6
とX方向での旋削中心7dからVL3までの距離L7を
演算させ、次に手前側の芯出スピンドル5を距離L6に
匹敵する分X方向(図15(b)において左方向)に移
動させ、また向こう側の芯出スピンドル5を距離L7に
匹敵する分X方向(図15(b)において右方向)に移
動させて、旋削中心7c、7dを仮想線VL3に一致さ
せても良い。
【0031】尚、実施の形態では、一対の芯出スピンド
ル5は荒剥きレース1のスピンドル3の水平方向である
ところのX方向配備され、また可動フレーム15はX方
向に移動自在に構成され、また一対の保持部材27、2
8はY方向に夫々移動自在に構成されているが、図16
に示すように、一対の芯出スピンドル5を荒剥きレース
1のスピンドル3の垂直方向上方に配備し、また可動フ
レーム15をY方向に移動自在に構成し、また一対の保
持部材27、28をX方向に夫々移動自在に構成しても
良い。そしてドリル39の軸芯Rと交差し且つ保持部材
27の移動方向であるところのX方向に平行な仮想線V
L4を保持部材27に設定する。次ぎに図17に示すよ
うに、芯出スピンドル5の軸芯Q方向であるところのZ
方向より見て演算後の原木の旋削中心7c、7dを共通
に通る仮想線ML1が保持部材27の仮想線VL4に平
行になるまで芯出スピンドル5を回転させ、次ぎに保持
部材27の仮想線VL4が前記平行になった仮想線ML
1に一致するまで可動フレーム15をY方向に上昇させ
る。次ぎに一対の保持部材27、28の夫々を前記平行
になった仮想線ML1上の旋削中心7c、7dの夫々に
対応する位置までX方向に移動させる。次にホルダ23
を互いに近接するZ方向へ移動させ、保持部材27、2
8を原木7の木口に圧接して該原木7をチャッキングさ
せる。次ぎに芯出スピンドル5を互いに離間するZ方向
へ移動させて、該芯出スピンドル5による原木7のチャ
ッキングを解除させる。次に保持部材27、28の夫々
をX方向に移動させて、旋削中心7c、7dの夫々をド
リル39の軸芯Rに一致させる。次に電動機41、41
を駆動回転させると共に、回転させたドリル39、39
を互いに近接するZ方向へ一定距離移動させ、木口7
a、7bの旋削中心7c、7dに夫々Z方向に穴をあけ
てマークを付ける。
【0032】尚、実施の形態では、可動フレーム15の
両端は送りネジ17、18に螺合され、そして可動フレ
ーム15はX方向に移動自在に構成されているが、図1
8に示すように、可動フレーム15の両端を軸部51で
構成し、そして軸受け52で回動自在に支持し、サーボ
モータ(図示せず)で回動駆動される構成であっても良
い。そして図19示すように、芯出スピンドル5の軸芯
Q方向であるところのZ方向より見て、ドリル39の軸
芯Rと交差し且つ保持部材27の移動方向であるところ
のY方向に平行な仮想線VL6がホルダ23に設定され
ていて、初期状態では前記仮想線VL6がスピンドル3
の軸芯Pに交差している。そして図20に示すように、
芯出スピンドル5の軸芯Q方向であるところのZ方向よ
り見て、旋削中心7c、7dを共通に通る仮想線ML1
とホルダ23の仮想線VL6が一致するまで、芯出スピ
ンドル5を矢印方向に回転させると共に可動フレーム1
5を回動させてホルダ23をX方向に揺動させる。次に
図21に示すように、旋削中心7c、7dに対応する位
置まで保持部材27、28をY方向に下降させる。次に
ホルダ23を互いに近接するZ方向へ移動させ、保持部
材27、28を原木7の木口に圧接して該原木7をチャ
ッキングさせる。次に芯出スピンドル5を互いに離間す
るZ方向へ移動させて、該芯出スピンドル5による原木
7のチャッキングを解除させる。次に、図22に示すよ
うに、旋削中心7c、7dの夫々がドリル39の軸芯R
に一致するまで保持部材27、28の夫々をY方向に上
昇させる。次に電動機41、41を駆動回転させると共
に、回転しているドリル39、39を互いに近接するZ
方向へ一定距離移動させ、木口7a、7bの旋削中心7
c、7dに夫々Z方向に穴をあけてマークを付ける。次
に図23に示すように、ホルダ23の仮想線VL6がス
ピンドル3の軸芯Pに交差するまで可動フレーム15を
X方向に揺動させると共に、旋削中心7c、7dがスピ
ンドル3の軸芯Pに一致するまで保持部材27、28の
夫々をY方向に下降させる。
【0033】尚、実施の形態では原木の両木口の旋削中
心に穴をあけた原木を荒剥きレースに供給しているが、
図24に示すように、荒剥きレース1のスピンドル3と
同じ構成のスピンドル3で、前記スピンドル3で原木7
を保持した場合と同様の作動で保持した後、スピンドル
3により原木7を回転させつつ、カッターKTにより原
木の外周を略円柱に加工する装置に供給しても良い。こ
の場合は、カッターKTにより加工した後、スピンドル
3による原木7の保持を開放し、原木7を本剥きレース
へ移送して、前記と同様に原木両木口の穴を結ぶ仮想線
と本剥きレースのスピンドルの軸中心線とを目視等によ
り一致する様にスピンドルで保持し、旋削して単板を生
産する。また本発明では、一対の挟持部材で保持した原
木の両木口の旋削中心に前記穴等のマークを付けた後、
前記保持した状態で荒剥きレース1やカッターKTを備
えた装置等に原木を供給して略円柱状に加工したが、次
の様に実施しても良い。即ち一対の挟持部材で保持した
原木の両木口の旋削中心に前記穴等のマークを付けた
後、原木を一対の挟持部材から開放し、適宜手段により
原木を本剥きレース等の原木木口を挟持し回転する第1
の一対の挟持部材を含む加工装置ヘ移送し、原木両木口
のマークを結ぶ仮想線と、該第1の一対の挟持部材の加
工する際の軸中心線とを、目視等により一致する様に該
一対の挟持部材で挟持する様にしても良い。
【0034】尚、実施の形態ではドリルで穴をあけてい
るが、発熱部材、高圧水等で穴をあけたり、円錐形の押
圧部材を押圧して塑性変形させて穴を形成させても良
い。
【0035】尚、マークを付ける手段として実施の形態
ではドリルで穴をあけているが、インクペン等の筆記具
や塗料でマークを付けるマーク機構であっても良いし、
釘打ち機により金属の釘やプラスチックの釘を打ち付け
るマーク機構であっても良い。また、前記釘打ち機で釘
を打ち付ける場合は、釘打ち機から原木の木口までの距
離が略一定でしかも近い位置に配備できるので、旋削中
心に正確に釘を打ち付けることができる。よって該釘打
ち機をZ方向に移動させず、定位置で釘をZ方向に飛ば
して打ち付けても良い。尚、原木木口の穴等のマークの
位置を検出する際、レンズを有する撮像装置と、撮像装
置からの情報を画像処理演算手段により演算することで
検出しても良い。また、次ぎ工程の適宜位置に供給して
も良い。
【0036】
【発明の効果】このため本発明は、この装置に使用され
る原木の長さが例えば1830ミリ(6尺サイズ)から
3050ミリ(10尺サイズ)であっても、マーク機構
に大きなストロークを必要とせず、またストロークを変
える必要もない。また、マーク機構の夫々が移動した距
離を測定する必要もない。よって、装置を小型化及び構
造を簡易化して低コスト化することができる。また、マ
ークを付けるための作動を一対の挟持部材の挟持を開放
する位置で開放するまでに行うので、その間に次の原木
の旋削中心を演算器で演算することができ、生産性が上
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 荒剥きレースを含む原木両木口マーク付け供
給装置の概略側面図である。
【図2】 図1のAA視図である。
【図3】 実施の形態の作動説明図である。
【図4】 実施の形態の作動説明図である。
【図5】 実施の形態の作動説明図である。
【図6】 実施の形態の作動説明図である。
【図7】 実施の形態の作動説明図である。
【図8】 実施の形態の作動説明図である。
【図9】 実施の形態の作動説明図である。
【図10】 実施の形態の作動説明図である。
【図11】 実施の形態の作動説明図である。
【図12】 実施の形態の作動説明図である。
【図13】 実施の形態の作動説明図である。
【図14】 実施の形態の変更説明図である。
【図15】 実施の形態の変更説明図である。
【図16】 実施の形態の変更説明図である。
【図17】 実施の形態の変更説明図である。
【図18】 実施の形態の変更説明図である。
【図19】 実施の形態の変更説明図である。
【図20】 実施の形態の変更説明図である。
【図21】 実施の形態の変更説明図である。
【図22】 実施の形態の変更説明図である。
【図23】 実施の形態の変更説明図である。
【図24】 実施の形態の変更説明図である。
【符号の説明】
1・・・・・・荒剥きレース 3・・・・・・
スピンドル 5・・・・・・芯出し用スピンドル 8・・・・・・
検出器 23・・・・・ホルダ 27、28・・
保持部材 39・・・・・ドリル 41・・・・・
電動機

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する垂
    直方向の成分を含むY方向に夫々移動自在な一対の挟持
    部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 長手方向がZ方向の成分を含む方向に待機している原木
    の両木口の旋削中心を演算する演算器と、 Z方向より見た際、両木口の旋削中心を通る第1仮想線
    がY方向に平行になるまで原木を作動させる方向補正機
    構と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
    いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平
    行になるまで、方向補正機構で前記原木を作動させる。 2.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
    行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
    一致するまで、一対の挟持部材をX方向に移動させる。 3.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて原木を挟持さ せる。 4.前記挟持後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
    動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
    方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
    ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
    させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 5.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  2. 【請求項2】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する水
    平方向の成分を含むX方向に夫々移動自在な一対の挟持
    部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 長手方向がZ方向の成分を含む方向に待機している原木
    の両木口の旋削中心を演算する演算器と、 Z方向より見た際、両木口の旋削中心を通る第1仮想線
    がX方向に平行になるまで原木を作動させる方向補正機
    構と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
    いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がX方向に平
    行になるまで、方向補正機構で前記原木を作動させる。 2.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
    行な第3仮想線が、X方向に平行になった第1仮想線に
    一致するまで、一対の挟持部材をY方向に移動させる。 3.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて原木を挟持さ せる。 4.前記挟持後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
    動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
    方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
    ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
    させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 5.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  3. 【請求項3】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を移動自在の一対の基台と、 各基台に設けられ、Z方向に直交する垂直方向の成分を
    含むY方向に夫々移動自在な一対の挟持部材と、 各基台に設けられ、Z方向に夫々マークを付ける一対の
    マーク機構と、 Z方向に夫々移動自在で、長手方向がZ方向の成分を含
    む方向にある原木を両木口で保持する一対の保持体と、 一対の保持体で保持された原木の両木口の旋削中心を演
    算する演算器と、 Z方向より見た際、一対の保持体を一体に又は格別に移
    動させる移動機構と、 Z方向より見た際、以下の順の各部材の制御を少なくと
    もさせる制御器と、で構成されている原木両木口マーク
    付け供給装置。 1.一対の保持体で原木を保持させる。 2.演算器で原木の両木口の旋削中心を演算させる。 3.演算させた原木の両木口の旋削中心に基づいて、両
    木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平行になる
    まで、移動機構により一対の保持体を移動させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
    行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
    一致するまで、基台をX方向に移動させる。 5.一対の基台を互いに近接するZ方向へ夫々移動させ
    て一対の挟持部材で原木を挟持させる。 6.一対の保持体を互いに遠ざかる方向に移動させ、原
    木を開放させる。 7.基台の開放する位置へのX方向の移動を開始させ
    る。 8.旋削中心の夫々がマーク機構のマーク中心線に一致
    するまで、一対の挟持部材の夫々をY方向に移動させ
    る。 9.夫々のマーク機構を作動させて夫々の旋削中心にマ
    ークを付ける。 10.マーク付けが終了して基台が開放する位置へ到達
    した後、一対の基台を互いに離間するZ方向へ夫々移動
    させて、一対の挟持部材による原木の挟持を開放させ
    る。
  4. 【請求項4】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を移動自在の一対の基台と、 各基台に設けられ、Z方向に直交する水平方向の成分を
    含むX方向に夫々移動自在な一対の挟持部材と、 各基台に設けられ、Z方向に夫々マークを付ける一対の
    マーク機構と、 Z方向に夫々移動自在で、長手方向がZ方向の成分を含
    む方向にある原木を両木口で保持する一対の保持体と、 一対の保持体で保持された原木の両木口の旋削中心を演
    算する演算器と、 Z方向より見た際、一対の保持体を一体に又は格別に移
    動させる移動機構と、 Z方向より見た際、以下の順の各部材の制御を少なくと
    もさせる制御器と、で構成されている原木両木口マーク
    付け供給装置。 1.一対の保持体で原木を保持させる。 2.演算器で原木の両木口の旋削中心を演算させる。 3.演算させた原木の両木口の旋削中心に基づいて、両
    木口の旋削中心を通る第1仮想線がX方向に平行になる
    まで、移動機構により一対の保持体を移動させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
    行な第2仮想線が、X方向に平行になった第1仮想線に
    一致するまで、基台をY方向に移動させる。 5.一対の基台を互いに近接するZ方向へ夫々移動させ
    て一対の挟持部材で原木を挟持させる。 6.一対の保持体を互いに遠ざかる方向に移動させ、原
    木を開放させる。 7.基台の開放する位置へのY方向の移動を開始させ
    る。 8.旋削中心の夫々がマーク機構のマーク中心線に一致
    するまで、一対の挟持部材の夫々をX方向に移動させ
    る。 9.夫々のマーク機構を作動させて夫々の旋削中心にマ
    ークを付ける。 10.マーク付けが終了して基台が開放する位置へ到達
    した後、一対の基台を互いに離間するZ方向へ夫々移動
    させて、一対の挟持部材による原木の挟持を開放させ
    る。
  5. 【請求項5】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する垂
    直方向の成分を含むY方向に夫々移動自在な一対の挟持
    部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移動自在、
    また回転駆動自在な一対の芯出スピンドルと、 一対の芯出スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出
    する回転角検出器と、 芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離
    離れ、該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、 前記回転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前
    記距離検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋
    削中心を演算する演算器と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
    芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
    検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
    口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
    いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平
    行になるまで、芯出スピンドルで前記原木を転させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
    行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
    一致するまで、一対の挟持部材をX方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
    動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
    動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
    方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
    ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
    させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  6. 【請求項6】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する水
    平方向の成分を含むX方向に夫々移動自在な一対の挟持
    部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移動自在、
    また回転駆動自在な一対の芯出スピンドルと、 一対の芯出スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出
    する回転角検出器と、 芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離
    離れ、該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、 前記回転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前
    記距離検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋
    削中心を演算する演算器と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
    芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
    検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
    口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
    いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がX方向に平
    行になるまで、芯出スピンドルで前記原木を転させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
    行な第3仮想線が、X方向に平行になった第1仮想線に
    一致するまで、一対の挟持部材をY方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
    動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
    動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
    方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
    ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
    させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  7. 【請求項7】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する垂
    直方向の成分を含むY方向に夫々移動自在な一対の挟持
    部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移動自在、
    また回転駆動自在、また一方がX方向に移動自在な一対
    の芯出スピンドルと、 一対の芯出スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出
    する回転角検出器と、 芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離
    離れ、該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、 前記回転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前
    記距離検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋
    削中心を演算する演算器と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
    芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
    検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
    口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
    いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がY方向に平
    行になるまで、一方の芯出スピンドルで前記原木をX方
    向に移動させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
    行な第2仮想線が、Y方向に平行になった第1仮想線に
    一致するまで、一対の挟持部材をX方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
    動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
    動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
    方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
    ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
    させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  8. 【請求項8】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する水
    平方向の成分を含むX方向に夫々移動自在な一対の挟持
    部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移動自在、
    また回転駆動自在、また一方がY方向に移動自在な一対
    の芯出スピンドルと、 一対の芯出スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出
    する回転角検出器と、 芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離
    離れ、該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、 前記回転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前
    記距離検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋
    削中心を演算する演算器と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
    芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
    検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
    口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
    いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線がX方向に平
    行になるまで、一方の芯出スピンドルで前記原木をY方
    向に移動させる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
    行な第3仮想線が、X方向に平行になった第1仮想線に
    一致するまで、一対の挟持部材をY方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
    動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
    動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
    方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
    ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
    させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  9. 【請求項9】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移動
    自在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX方
    向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位置
    までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する垂
    直方向の成分を含むY方向に夫々移動自在な一対の挟持
    部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移動自在、
    また回転駆動自在、またX方向に夫々移動自在な一対の
    芯出スピンドルと、 一対の芯出スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出
    する回転角検出器と、 芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離
    離れ、該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、 前記回転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前
    記距離検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋
    削中心を演算する演算器と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
    芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
    検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
    口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
    いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線が、Y方向に
    平行且つ所定位置に設定された第4仮想線に一致するま
    で、夫々の芯出スピンドルで前記原木をX方向に移動さ
    せる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つY方向に平
    行な第2仮想線が、第4仮想線に一致するまで、一対の
    挟持部材をX方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
    動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
    動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
    方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
    ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
    させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  10. 【請求項10】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移
    動自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY
    方向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位
    置までの間を一体的に移動自在、またZ方向に直交する
    水平方向の成分を含むX方向に夫々移動自在な一対の挟
    持部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 互いに軸芯方向に近接又は離間するZ方向に移動自在、
    また回転駆動自在、またY方向に夫々移動自在な一対の
    芯出スピンドルと、 一対の芯出スピンドルの少なくとも一方の回転角を検出
    する回転角検出器と、 芯出スピンドルの軸芯延長線に直交する方向に一定距離
    離れ、該軸芯方向に複数配備されている距離検出器と、 前記回転角検出器の一定回転角毎に出力される信号と前
    記距離検出器から出力される信号に基づいて、原木の旋
    削中心を演算する演算器と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.互いに近接するZ方向に移動させて原木を挟持した
    芯出スピンドルを少なくとも1回転させる。 2.回転角検出器から出力される信号と該信号毎に距離
    検出器から出力される信号に基づいて、前記原木の両木
    口の旋削中心を演算器に演算させる。 3.演算器で演算させた原木の両木口の旋削中心に基づ
    いて、両木口の旋削中心を通る第1仮想線が、X方向に
    平行且つ所定位置に設定された第5仮想線に一致するま
    で、夫々の芯出スピンドルで前記原木をY方向に移動さ
    せる。 4.マーク機構のマーク中心線と交差し且つX方向に平
    行な第3仮想線が、第5仮想線に一致するまで、一対の
    挟持部材をY方向に移動させる。 5.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて原木を挟持さ せる。 6.一対の芯出スピンドルを互いに離間するZ方向に移
    動させて前記原木の挟持を開放させる。 7.前記開放後、一対の挟持部材を開放する位置まで移
    動させて開放するまでに、 一対の挟持部材の夫々をY
    方向に移動させて、旋削中心の夫々をマーク機構の マ
    ーク中心線に一致させ、次いで夫々のマーク機構を作動
    させて夫々の旋削中 心にマークを付ける。 8.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  11. 【請求項11】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移
    動自在、またZ方向に直交する水平方向の成分を含むX
    方向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位
    置までの間を一体的に移動自在な一対の挟持部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びX方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて、マーク機構のマーク中心線に原木の旋削中心が
    一致している原木を挟持させる。 2.夫々のマーク機構を作動させて夫々の旋削中心にマ
    ークを付けると共に前記原木を挟持状態の一対の挟持部
    材をX方向の原木の挟持を開放する位置へ移動させる。 3.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  12. 【請求項12】互いに近接又は離間するZ方向に夫々移
    動自在、またZ方向に直交する垂直方向の成分を含むY
    方向に原木を挟持する位置から原木の挟持を開放する位
    置までの間を一体的に移動自在な一対の挟持部材と、 一対の挟持部材のZ方向及びY方向の夫々の移動と夫々
    一体的に移動し、またZ方向に夫々マークを付ける一対
    のマーク機構と、 Z方向より見た際、以下の順の制御を少なくともさせる
    制御器と、で構成されている原木両木口マーク付け供給
    装置。 1.一対の挟持部材を互いに近接するZ方向へ夫々移動
    させて、マーク機構のマーク中心線に原木の旋削中心が
    一致している原木を挟持させる。 2.夫々のマーク機構を作動させて夫々の旋削中心にマ
    ークを付けると共に前記原木を挟持状態の一対の挟持部
    材をY方向の原木の挟持を開放する位置へ移動させる。 3.前記位置で一対の挟持部材を互いに離間するZ方向
    へ夫々移動させて原木の挟持を開放させる。
  13. 【請求項13】演算位置で原木両木口の旋削中心を演算
    する演算器と、 演算位置から開放位置まで、第2作動部材の作動により
    移動させられる基台と、 基台の定位置へ、原木の各木口へ第3作動部材の作動に
    より接離自在に備えられたマーク機構と、 同じく基台に設けられ、第4作動部材の作動により基台
    に対し移動自在の第2の一対の挟持部材と、 演算器により原木両木口の旋削中心を演算した後、第2
    の一対の挟持部材の各々の作動により原木両木口を挟持
    し、基台が前記開放位置に移動するまでに、原木両木口
    の旋削中心と各マーク機構のマーク中心線とが相対する
    様に第2の一対の挟持部材を各々移動させた後、原木両
    木口にマーク機構の接離によりマークを付け、基台が前
    記開放位置に移動した後、第2の一対の挟持部材による
    原木の挟持を開放させるように、各第2作動部材、第3
    作動部材及び第4作動部材の作動を制御する制御器と、 を備えた原木両木口マーク付け供給装置。
  14. 【請求項14】演算位置で原木両木口の旋削中心を演算
    する演算器と、 演算位置から開放位置まで、第2作動部材の作動により
    移動させられる基台と、 基台の定位置に備えられたマーク機構と、 同じく基台に設けられ、第4作動部材の作動により基台
    に対し移動自在の第2の一対の挟持部材と、 演算器により原木両木口の旋削中心を演算した後、第2
    の一対の挟持部材の各々の作動により原木両木口を挟持
    し、基台が前記開放位置に移動するまでに、原木両木口
    の旋削中心と各マーク機構のマーク中心線とが相対する
    様に第2の一対の挟持部材を各々移動させた後、原木両
    木口にマーク機構によりマークを付け、基台が前記開放
    位置に移動した後、第2の一対の挟持部材による原木の
    挟持を開放させるように、各第2作動部材、第3作動部
    材及び第4作動部材の作動を制御する制御器と、を備え
    た原木両木口マーク付け供給装置。
  15. 【請求項15】演算位置で原木両木口の旋削中心を演算
    する演算器と、 演算された原木を、演算位置から、第1作動部材の作動
    により原木を木口で挟持自在に備えた第1の一対の挟持
    部材の受け渡し位置まで、第2作動部材の作動により移
    動させる基台と、 基台の定位置へ、原木の各木口へ第3作動部材の作動に
    より接離自在に備えられたマーク機構と、 同じく基台に設けられ、第4作動部材の作動により基台
    に対し移動自在の第2の一対の挟持部材と、 演算器により原木両木口の旋削中心を演算した後、第2
    の一対の挟持部材の各々の作動により原木両木口を挟持
    し、基台が前記受け渡し位置に移動するまでに、原木両
    木口の旋削中心と各マーク機構のマーク中心線とが相対
    する様に第2の一対の挟持部材を各々移動させた後、原
    木両木口にマーク機構の接離によりマークを付け、次い
    で原木の両木口の各旋削中心を結ぶ仮想線と、第1の一
    対の挟持部材の軸中心線とが一致する様に、第2の一対
    の挟持部材を各々移動させ、 基台が前記受け渡し位置に移動した後、第1の一対の挟
    持部材により原木を両木口で挟持し次いで第2の一対の
    挟持部材による原木の挟持を開放させ、 第1の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持した状
    態で原木を加工した後に、第1の一対の挟持部材による
    原木の挟持を開放するように、各第1作動部材、第2作
    動部材、第3作動部材及び第4作動部材の作動を制御す
    る制御器と、を備えた原木両木口マーク付け供給装置。
  16. 【請求項16】演算位置で原木両木口の旋削中心を演算
    する演算器と、 演算された原木を、演算位置から、第1作動部材の作動
    により原木を木口で挟持自在に備えた第1の一対の挟持
    部材の受け渡し位置まで、第2作動部材の作動により移
    動させる基台と、 基台の定位置に備えられたマーク機構と、 同じく基台に設けられ、第4作動部材の作動により基台
    に対し移動自在の第2の一対の挟持部材と、 演算器により原木両木口の旋削中心を演算した後、第2
    の一対の挟持部材の各々の作動により原木両木口を挟持
    し、基台が前記受け渡し位置に移動するまでに、原木両
    木口の旋削中心と各マーク機構のマーク中心線とが相対
    する様に第2の一対の挟持部材を各々移動させた後、原
    木両木口にマーク機構によりマークを付け、次いで原木
    の両木口の各旋削中心を結ぶ仮想線と、第1の一対の挟
    持部材の軸中心線とが一致する様に、第2の一対の挟持
    部材を各々移動させ、 基台が前記受け渡し位置に移動した後、第1の一対の挟
    持部材により原木を両木口で挟持し次いで第2の一対の
    挟持部材による原木の挟持を開放させ、 第1の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持した状
    態で原木を加工した後に、第1の一対の挟持部材による
    原木の挟持を開放するように、各第1作動部材、第2作
    動部材、第3作動部材及び第4作動部材の作動を制御す
    る制御器と、を備えた原木両木口マーク付け供給装置。
  17. 【請求項17】原木両木口の旋削中心を演算する演算工
    程と、 演算された両木口の各旋削中心に、一対の挟持部材に各
    々備えたマ−ク機構のマーク中心線が相対する様に、原
    木又は一対の挟持部材の少なくとも一方を移動させる工
    程と、 一対の挟持部材により原木を両木口で挟持する工程と、 前記原木を挟持した状態で一対の挟持部材を所定位置ま
    で移動させる工程と、 所定位置で一対の挟持部材による原木の挟持を開放する
    工程と、 一対の挟持部材により原木を両木口で挟持してから前記
    原木の挟持を開放するまでに、原木両木口にマーク機構
    によりマークを付ける工程と、からなる原木両木口マー
    ク付け供給方法。
  18. 【請求項18】原木両木口の旋削中心を演算する演算工
    程と、 演算された両木口の各旋削中心を結ぶ仮想線と、次工程
    で原木木口を挟持し回転する第1の一対の挟持部材の軸
    中心線とが平行となる様に原木を移動させる工程と、 、前記平行になった仮想線に第2の一対の挟持部材に各
    々備えたマーク機構のマーク中心線が各々相対する様
    に、原木又は第2の一対の挟持部材の少なくとも一方を
    移動させる工程と、 第2の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持する工
    程と、 前記原木を挟持した状態で第2の一対の挟持部材を、前
    記仮想線が前記軸中心線と一致するまで移動させる工程
    と、 前記一致するまで移動させた後、第1の一対の挟持部材
    により原木を両木口で挟持し次いで第2の一対の挟持部
    材による原木の挟持を開放する工程と、 第2の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持してか
    ら前記原木の挟持を開放するまでに、原木両木口にマー
    ク機構によりマークを付ける工程と 第1の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持した状
    態で原木を加工した後に、第1の一対の挟持部材による
    原木の挟持を開放する工程と、 からなる原木両木口マーク付け供給方法。
  19. 【請求項19】原木両木口の旋削中心を演算する演算工
    程と、 演算された両木口の各旋削中心に、第2の一対の挟持部
    材に各々備えたマーク機構のマーク中心線が各々相対す
    る様に、原木又は第2の一対の挟持部材の少なくとも一
    方を移動させる工程と、 第2の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持する工
    程と、 前記原木を挟持した状態で第2の一対の挟持部材を、次
    工程で原木木口を挟持し回転する第1の一対の挟持部材
    に受け渡す位置まで移動させると共に、該受け渡す位置
    まで移動し終えるまでに前記両木口の各旋削中心を結ぶ
    仮想線と、第1の一対の挟持部材の軸中心線とが工程と
    が一致するように、第1の一対の挟持部材を各々移動さ
    せる工程と、 前記移動させた後、第1の一対の挟持部材により原木を
    両木口で挟持し次いで第2の一対の挟持部材による原木
    の挟持を開放する工程と、 第2の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持してか
    ら前記原木の挟持を開放するまでに、原木両木口にマー
    ク機構によりマークを付ける工程と 第1の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持した状
    態で原木を加工した後に、第1の一対の挟持部材による
    原木の挟持を開放する工程と、からなる原木両木口マー
    ク付け供給方法。
  20. 【請求項20】 原木両木口の旋削中心を演算し、 次いで各々基台の定位置にマーク機構が備えられ且つ基
    台に対し各々移動自在に設けた第2の一対の挟持部材に
    より原木両木口を挟持し、 次に次工程で原木木口を挟持し回転する第1の一対の挟
    持部材に原木を受け渡す位置へ、基台が移動するまで
    に、 原木両木口の旋削中心と各マーク機構のマーク中心線と
    が相対する様に第2の一対の挟持部材を各々移動させた
    後、原木両木口にマーク機構によりマークを付け、 次いで前記原木の両木口の各旋削中心を結ぶ仮想線と、
    第1の一対の挟持部材の軸中心線とが一致する様に、第
    2の一対の挟持部材を各々移動させ、 前記基台が移動した後、第1の一対の挟持部材により原
    木を両木口で挟持し次 いで第2の一対の挟持部材による原木の挟持を開放し、
    第1の一対の挟持部材により原木を両木口で挟持した状
    態で原木を加工した後に、第1の一対の挟持部材による
    原木の挟持を開放すること、からなる原木両木口マーク
    付け供給方法。
  21. 【請求項21】原木両木口の旋削中心を演算し、 次いで各々基台の定位置にマーク機構が備えられ且つ基
    台に対し各々移動自在に設けた第2の一対の挟持部材に
    より原木両木口を挟持し、 次に開放位置に向けて基台が移動し始めた後であって、
    基台が開放位置に到達した後、第2の一対の挟持部材に
    よる原木の挟持を開放するまでに、 原木両木口の旋削中心と各マーク機構のマーク中心線と
    が相対する様に第2の一対の挟持部材を各々移動させ、 次いで原木両木口にマーク機構によりマークを付ける、
    原木両木口マーク付け供給方法。
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