JP2001232002A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001232002A JP2000157631A JP2000157631A JP2001232002A JP 2001232002 A JP2001232002 A JP 2001232002A JP 2000157631 A JP2000157631 A JP 2000157631A JP 2000157631 A JP2000157631 A JP 2000157631A JP 2001232002 A JP2001232002 A JP 2001232002A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有価物体の払い出し残数をバックアップしつ
つ、そのバックアップした内容をクリアすることができ
ると共に、誤操作によるクリアを防止して未払いの有価
物体の払い出しを確実に行うことができる遊技機を提供
すること。 【解決手段】 賞球の払い出し残数を記憶する払出制御
基板の残賞球数カウンタの値は、バックアップ用のコン
デンサによって、パチンコ機の電源が切断された後も保
持される。よって、停電等の発生によりパチンコ機の電
源が突然切断された場合にも、未払いの賞球数を記憶し
て、パチンコ機の電源が再投入された後に、それらを確
実に払い出すことができる。一方、この残賞球数カウン
タの値はクリアすることができるが、かかるクリアは、
2つのクリアスイッチ51a,51bが所定条件下で押
下された場合に限り行われるので、誤操作によるクリア
を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンに代表される遊技機に関し、特に、有価物
体の払い出し残数をバックアップしつつ、そのバックア
ップした内容をクリアすることができると共に、誤操作
によるクリアを防止して未払いの有価物体の払い出しを
確実に行うことができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ機の遊技の制御は、主に主制
御基板により行われる。この主制御基板には、賞球や貸
し球の払い出し制御を行う払出制御基板や、効果音の出
力制御を行う効果音制御基板、図柄の変動表示等の表示
制御を行う表示用制御基板などが接続されている。これ
ら各制御基板の制御は、主制御基板から各制御基板へ一
方向に送信されるコマンドにより行われる。
【0003】賞球の払い出しは、停電等の発生によって
パチンコ機の電源が突然切断された場合にも確実に行う
必要がある。そこで、本願出願人は、払出制御基板のデ
ータをパチンコ機の電源が切断された後も保持して(バ
ックアップして)、電源が再投入された後に未払い分の
賞球を払い出すことを試みた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、パチ
ンコ機は各種のテストが行われた後で工場から出荷され
るので、払出制御基板のデータをバックアップしている
と、パチンコ機をホール(遊技場)に設置したときに、
テストで残った未払いの賞球が払い出されてしまうとい
う問題点がある。
【0005】そこで、クリアスイッチを設けて、そのク
リアスイッチが操作された場合に、かかるバックアップ
データをクリアすることが考えられる。しかし、一旦ク
リアしたバックアップデータを復帰させることはできな
いので、クリアスイッチを設けた場合、テストで残った
未払いの賞球等以外の、本来払い出さなければならない
未払いの賞球数データが誤ってクリアされてしまうのを
防止しなければならないという問題点を併有している。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、有価物体の払い出し残数をバック
アップしつつ、そのバックアップした内容をクリアする
ことができると共に、誤操作によるクリアを防止して未
払いの有価物体の払い出しを確実に行うことができる遊
技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、遊技の制御を行う主制御
手段と、その主制御手段から送信されるコマンドに基づ
いて所定の有価価値を有する有価物体を払い出す払出制
御手段とを備え、更に、前記払出制御手段は、前記主制
御手段から指示された有価物体の払い出し残数を記憶す
る残数記憶手段と、その残数記憶手段の内容を電源の切
断後においても保持するバックアップ手段とを備えてお
り、前記払出制御手段の残数記憶手段の内容をクリアす
る2以上のスイッチ手段で構成されたクリア手段を備え
ている。
【0008】この請求項1記載の遊技機によれば、主制
御手段から払出制御手段へ有価物体の払い出しに関する
コマンドが送信されると、そのコマンドにより指示され
た有価物体の払い出し数が、残数記憶手段に加算されて
記憶され、その残数記憶手段に記憶される数の有価物体
が払出制御手段によって払い出される。残数記憶手段の
内容は、バックアップ手段によって遊技機の電源切断後
も保持されるので、停電などの発生によって遊技機の電
源が突然切断されても、未払い分の有価物体の数を記憶
して、電源の再投入後に払い出すことができる。
【0009】しかも、残数記憶手段の内容は、クリア手
段によってクリアすることができるので、遊技機の工場
出荷前のテストなどによって未払いの有価物体が残って
いても、それをクリアすることにより、遊技機の設置時
などに余分な有価物体を払い出さないようにすることが
できる。更に、クリア手段は2以上のスイッチ手段によ
り構成されるので、そのスイッチ手段の誤操作によるク
リア手段の作動を回避して、未払いの有価物体の払い出
しを確実に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や、コイン遊技
機、スロットマシン等の他の遊技機に用いることは、当
然に可能である。
【0011】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1の周囲には、球が入賞するこ
とにより5個から15個の球が払い出される複数の入賞
口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、複
数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶(L
CD)ディスプレイ3が設けられている。このLCDデ
ィスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されており、
3分割された各表示領域において、それぞれ右から左へ
横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行われ
る。
【0012】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動口(第1種始動口)4が設けられ、球がこの図柄作動
口4を通過することにより、前記したLCDディスプレ
イ3の変動表示が開始される。図柄作動口4の下方に
は、特定入賞口(大入賞口)5が設けられている。この
特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変動後の表示
結果が予め定められた図柄の組み合わせの1つと一致す
る場合に、大当たりとなって、球が入賞しやすいように
所定時間(例えば、30秒経過するまで、あるいは、球
が10個入賞するまで)開放される。
【0013】この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが
設けられており、特定入賞口5の開放中に、球がVゾー
ン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞口
5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に球が所定個数入賞するまで)開放さ
れる。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
【0014】図2は、パチンコ機Pの電気的構成を示し
たブロック図であり、特に、パチンコ機Pの遊技内容の
制御を行う主制御基板Cと、賞球や貸し球の払出制御を
行う払出制御基板Hとの電気的構成を示したブロック図
である。
【0015】パチンコ機Pの主制御基板Cは、演算装置
であるMPU11と、そのMPU11により実行される
各種の制御プログラムや固定値データ等を記憶したRO
M12と、ワークメモリ等として使用されるRAM13
とを備えている。図4のフローチャートに示すプログラ
ムは、制御プログラムの一部としてROM12内に記憶
されている。またRAM13には、賞球バッファ13a
と、賞球ポインタ13bと、残賞球数カウンタ13cと
が設けられている。
【0016】賞球バッファ13aは、遊技領域1へ打ち
込まれた球が普通入賞口2等へ入賞した場合に、払い出
される賞球数を記憶するバッファである。払い出される
賞球数は入賞した球毎に賞球バッファ13aへ記憶され
るので、賞球バッファ13aは複数バイトで構成されて
いる。賞球バッファ13aに記憶された賞球数のデータ
は、賞球コマンドとして払出制御基板Hへ送信される
と、賞球バッファ13aから消去される。具体的には、
0番目の賞球バッファ13aに記憶される賞球数を払出
制御基板Hへ送信した後、1番目以降の賞球バッファ1
3aの値を小さいアドレス側へ順に1バイトずつシフト
することにより、0番目の賞球バッファ13aの値が消
去される。
【0017】なお、賞球コマンドとは、払い出される賞
球数を払出制御基板Hへ指示するためのコマンドであ
り、1回の入賞に対する最大の賞球数が15球であるの
で、その最大賞球数に対応した「01H」〜「0FH」
の15種類の賞球コマンドが用意されている。
【0018】賞球ポインタ13bは、賞球数を記憶させ
る賞球バッファ13aの位置を示すポインタであり、払
い出される賞球数は、賞球ポインタ13bの値番目の賞
球バッファ13aへ記憶される。この賞球ポインタ13
bの値は、賞球バッファ13aへ賞球数を書き込むこと
により「1」加算され、逆に、0番目の賞球バッファ1
3aの値が払出制御基板Hへ送信されることにより
「1」減算される。
【0019】残賞球数カウンタ13cは、未払いの賞球
数を記憶するカウンタであり、払出制御基板Hによって
払い出される賞球数を主制御基板Cで管理するためのカ
ウンタである。残賞球数カウンタ13cの値は、主制御
基板Cが払出制御基板Hへ賞球の払い出しを指示する毎
に、その指示した数が加算され、逆に、払出制御基板H
によって賞球の払い出しが行われて、その払い出された
賞球を賞球カウントスイッチ22が検出する毎に「1」
ずつ減算される。
【0020】これらMPU11、ROM12、RAM1
3は、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスラ
イン14を介して相互に接続されている。バスライン1
4は、また、入出力ポート15にも接続されている。入
出力ポート15は、入力および出力が固定的なバッファ
(インバータゲート)16,37を介して払出制御基板
Hと接続されるほか、複数の普通入賞スイッチ17と、
第1種始動口スイッチ18と、Vカウントスイッチ19
と、10カウントスイッチ20と、賞球カウントスイッ
チ22と、他の入出力装置25と、それぞれ接続されて
いる。
【0021】普通入賞スイッチ17は、遊技領域1内の
複数の普通入賞口2へ入賞した球をそれぞれ検出するた
めのスイッチであり、各普通入賞口2の入口近傍に設け
られている。第1種始動口スイッチ18は、図柄作動口
(第1種始動口)4を通過した球を検出するためのスイ
ッチであり、図柄作動口4の近傍に設けられている。普
通入賞スイッチ17のいずれか又は第1種始動口スイッ
チ18によって球が検出されると、払出制御基板Hによ
って6個の賞球が払い出される。Vカウントスイッチ1
9は、特定入賞口5内のVゾーン5aへ入賞した球を検
出するためのスイッチであり、また、10カウントスイ
ッチ20は、特定入賞口5内のVゾーン5a以外へ入賞
した球を検出するためのスイッチである。Vカウントス
イッチ19又は10カウントスイッチ20により球が検
出されると、払出制御基板Hによって15個の賞球が払
い出される。
【0022】賞球カウントスイッチ22は、賞球払出用
モータ21によって払い出された賞球を検出するための
スイッチであり、賞球払出用モータ21と共に賞球払出
ユニットSに搭載されている。賞球払出用モータ21は
賞球を払い出すためのモータであり、賞球払出用モータ
21の駆動は、払出制御基板Hによって制御される。
【0023】前記した通り主制御基板Cは、入力および
出力が固定的なバッファ(インバータゲート)16,3
7を介して、払出制御基板Hと接続されている。このた
め主制御基板Cと払出制御基板Hとの間における賞球コ
マンド等の送受信は、主制御基板Cから払出制御基板H
への一方向にのみ行われ、払出制御基板Hから主制御基
板Cへ行うことはできない。なお、主制御基板Cと払出
制御基板Hとは、8本のデータ線と1本のストローブ線
とにより接続されており、ストローブ線のデータがアク
ティブになった時に、8本のデータ線上に出力されてい
るデータが主制御基板Cから払出制御基板Hへコマンド
として送信される。
【0024】払出制御基板Hは賞球や貸し球の払出制御
を行うものであり、演算装置であるMPU31と、その
MPU31により実行される制御プログラムや固定値デ
ータ等を記憶したROM32と、ワークメモリ等として
使用されるRAM33とを備えている。図5及び図6に
示すフローチャートのプログラムは、制御プログラムの
一部としてROM32内に記憶されている。
【0025】払出制御基板HのRAM33は、残賞球数
カウンタ33aを備えると共に、バックアップ用のコン
デンサ33bが接続されてバックアップ可能に構成され
ている。よって、RAM33の残賞球数カウンタ33a
の値は、パチンコ機Pの電源が切断された場合にも保持
されるのである。
【0026】残賞球数カウンタ33aは、前述した主制
御基板Cの残賞球数カウンタ13cと同様に、未払いの
賞球数を記憶するカウンタである。残賞球数カウンタ3
3aの値は、賞球コマンドによって主制御基板Cから払
出制御基板Hへ賞球の払い出しが指示される毎に、指示
された賞球数が加算される。逆に、賞球カウントスイッ
チ22が払い出された賞球を検出する毎に「1」ずつ減
算される。前記した通り、この残賞球数カウンタ33a
の値はコンデンサ33bによってバックアップされるの
で、賞球の払い出し途中でパチンコ機Pの電源が切断さ
れた場合にも、そのパチンコ機Pの電源を再投入するこ
とにより、払出制御基板Hは、残りの賞球(未払い分の
賞球)を正確に払い出すことができるのである。
【0027】これらMPU31、ROM32及びRAM
33は、アドレスバス及びデータバスで構成されるバス
ライン35により互いに接続されている。バスライン3
5は、また、入出力ポート36にも接続されている。入
出力ポート36は、前述した入力および出力が固定的な
バッファ(インバータゲート)16,37を介して主制
御基板Cと接続されるほか、賞球払出ユニットSの賞球
払出用モータ21および賞球カウントスイッチ22と、
7セグメントLED34と、リセットスイッチ38と、
球抜きスイッチ39と、他の入出力装置40とにそれぞ
れ接続されている。
【0028】ここで、図3を参照して、7セグメントL
ED34と、リセットスイッチ38と、球抜きスイッチ
39とについて説明する。図3は、パチンコ機Pの裏面
図である。図3に示すように、主制御基板Cは主制御ボ
ックスCB内に、払出制御基板Hは払出制御ボックスH
B内に、それぞれ収納されている。払出制御基板Hを収
納する払出制御ボックスHBには複数の開口が形成され
ており、それら各開口から7セグメントLED34、リ
セットスイッチ38、球抜きスイッチ39がそれぞれ露
出されている。
【0029】7セグメントLED34は、払出制御基板
Hの状態を表示するための表示装置であり、払出制御基
板Hの状態に応じて、数字やアルファベット等を表示す
る。この7セグメントLED34に表示すべき状態が2
以上ある場合には、各状態を示す数字等が所定時間ずつ
順に表示される。
【0030】リセットスイッチ38は、払出制御基板H
で発生しているエラーの解除と、バックアップされてい
る残賞球数カウンタ33aの値のクリアとを指示するた
めのスイッチである。このリセットスイッチ38が1秒
以上継続して押下されると、払出制御基板Hで発生して
いるエラーが解除されると共に、リセットスイッチ38
の押下者にそのエラーの解除を報せるべく、7セグメン
トLED34に「E」の表示が行われる。また、リセッ
トスイッチ38が5秒以上継続して押下されると、残賞
球数カウンタ33aの値が「0」クリアされると共に、
リセットスイッチ38の押下者にそのクリアを報せるべ
く、7セグメントLED34に「C」の表示が行われ
る。
【0031】リセットスイッチ38の押下部(押圧部)
は、蓋体38aにより覆われているので、蓋体38aを
開放しなければリセットスイッチ38を押下することが
できない。よって、パチンコホールの店員等によるリセ
ットスイッチ38の誤押下を防止して、不用意な残賞球
数カウンタ33aの値のクリアを回避することができ
る。なお、リセットスイッチの誤押下を防止するため
に、リセットスイッチの押下部をパチンコ機Pの側面方
向に向けて配設するようにしても良い。このようにリセ
ットスイッチを配設すれば、パチンコ機Pの裏面視に対
して、リセットスイッチの押下部を隠すことができるの
で、かかるリセットスイッチの誤押下を防止することが
できるのである。
【0032】球抜きスイッチ39は、賞球払出ユニット
Sとその賞球払出ユニットSへの供給経路中にある球を
排出するためのスイッチであり、この球抜きスイッチ3
9が押下されると、かかる球が遊技台の上皿(又は下
皿)(図示せず)へすべて排出される。
【0033】次に、図4を参照して、主制御基板Cで行
われるリセット割込処理について説明する。図4は、主
制御基板Cで2ms毎に実行されるリセット割込処理の
フローチャートである。このリセット割込処理では、ま
ず、その処理が電源投入後、最初に実行された処理であ
るか否かを調べ(S1)、最初に実行された処理であれ
ば(S1:Yes)、RAM13の内容を一旦「0」ク
リアした後に初期値を設定する等といった初期化処理を
実行する(S2)。S2の処理の実行後は、次のリセッ
ト割込処理が発生するまで処理の実行を待機する。
【0034】S1の処理において電源投入後2回目以降
に実行されたリセット割込処理であると判断された場合
には(S1:No)、いずれかの普通入賞スイッチ17
又は第1種始動口スイッチ18により、球が検出された
否かを確認する(S3)。いずれかのスイッチ17,1
8によって球が検出された場合には(S3:Yes)、
6個の賞球を払い出すために、賞球ポインタ13bの値
番目の賞球バッファ13aへ「6」を書き込み(S
4)、賞球ポインタ13bの値を「1」加算する(S
5)。一方、いずれのスイッチ17,18によっても球
が検出されない場合には(S3:No)、S4およびS
5の処理をスキップして、S6の処理へ移行する。
【0035】S6の処理では、Vカウントスイッチ19
又は10カウントスイッチ20により球が検出された否
かを確認する(S6)。いずれかのスイッチ19,20
によって球が検出された場合には(S6:Yes)、1
5個の賞球を払い出すために、賞球ポインタ13bの値
番目の賞球バッファ13aへ「15」を書き込み(S
7)、賞球ポインタ13bの値を「1」加算する(S
8)。一方、いずれのスイッチ19,20によっても球
が検出されない場合には(S6:No)、S7およびS
8の処理をスキップして、S9の処理へ移行する。
【0036】S9の処理では、賞球ポインタ13bの値
が「0」であるか否かを調べる(S9)。賞球ポインタ
13bの値が「0」でなければ(S9:No)、払い出
すべき賞球数のデータが賞球バッファ13aに記憶され
ているということなので、0番目の賞球バッファ13a
の値を賞球コマンドとして払出制御基板Hへ送信する
(S10)。賞球コマンドの送信後は、その賞球コマン
ドによって送信した賞球数データである、0番目の賞球
バッファ13aの値を残賞球数カウンタ13cへ加算す
る(S11)。そして、1番目以降の賞球バッファ13
aの値を小さいアドレス側へ順に1バイトずつシフトし
て(S12)、賞球バッファ13aの値を更新すると共
に、送信した0番目の賞球バッファ13aの値を消去
し、更に、賞球ポインタ13bの値を「1」減算する
(S13)。一方、S9の処理において、賞球ポインタ
13bの値が「0」であれば(S9:Yes)、払い出
すべき賞球数のデータは賞球バッファ13aに記憶され
ていないので、S10〜S13の各処理をスキップして
処理をS14へ移行する。
【0037】S14の処理では、賞球カウントスイッチ
22がオンされたか否かを判断する(S14)。賞球カ
ウントスイッチ22のオンが検出された場合には(S1
4:Yes)、賞球が1個払い出されたということなの
で、残賞球数カウンタ13cの値を確認し(S15)、
その値が「0」でなければ(S15:No)、払い出さ
れた賞球に対応して残賞球数カウンタ13cの値を
「1」減算する(S16)。一方、賞球カウントスイッ
チ22のオンが検出されない場合には(S14:N
o)、賞球は払い出されていないので、また、賞球カウ
ントスイッチ22のオンが検出されても残賞球数カウン
タ13cの値が「0」であれば(S14:Yes,S1
5:Yes)、残賞球数カウンタ13cの値を減算する
ことはできないので、S16の処理をスキップして、処
理をS17へ移行する。
【0038】S17の処理では、主制御基板Cにおいて
遊技の進行を制御するための各処理(S17)を実行
し、その各処理(S17)の実行後は、次のリセット割
込処理が発生するまで処理の実行を待機する。
【0039】次に、図5及び図6を参照して、払出制御
基板Hで行われるコマンド受信処理およびメイン処理に
ついて説明する。図5は、払出制御基板Hの割込処理で
実行されるコマンド受信処理のフローチャートである。
主制御基板Cから送信されたコマンドを払出制御基板H
が受信すると、その度に割り込みが発生し、このコマン
ド受信処理が実行される。
【0040】コマンド受信処理では、まず、受信したコ
マンドが賞球コマンドであるか否かを判断する(S2
1)。受信したコマンドが賞球コマンドであれば(S2
1:Yes)、その賞球コマンドで指示される賞球数を
残賞球数カウンタ33aへ加算する(S22)。一方、
受信したコマンドが賞球コマンドでない場合には(S2
1:No)、受信したコマンドに応じた処理を実行して
(S23)、このコマンド受信処理を終了する。
【0041】図6は、払出制御基板Hのメイン処理のフ
ローチャートである。このメイン処理により賞球の払い
出し等の払出制御基板Hで必要な各処理が実行される。
このメイン処理では、まず、残賞球数カウンタ33aの
値を調べ(S31)、その値が「0」でなければ(S3
1:No)、未払いの賞球が残っているので、賞球払出
用モータ21を駆動して賞球を1個払い出す(S3
2)。一方、残賞球数カウンタ33aの値が「0」であ
れば(S31:Yes)、未払いの賞球は残っていない
ので、S32の賞球の払い出し処理をスキップする。
【0042】S33の処理において、賞球カウントスイ
ッチ22のオンが検出されれば(S33:Yes)、賞
球の払い出しが行われたということである。よって、か
かる場合には、残賞球数カウンタ33aの値を確認し
(S34)、その値が「0」でなければ(S34:N
o)、払い出された賞球に対応して残賞球数カウンタ3
3aの値を「1」減算する(S35)。一方、賞球カウ
ントスイッチ22のオンが検出されない場合や(S3
3:No)、賞球カウントスイッチ22のオンが検出さ
れても(S33:Yes)、残賞球数カウンタ33aの
値が「0」であれば(S34:Yes)、S35の処理
をスキップする。
【0043】S36及びS37の各処理では、リセット
スイッチ38の押下状態を確認する。リセットスイッチ
38が押下されていなかったり、押下されていてもその
押下時間が1秒未満であれば(S36:No,S37:
No)、払出制御基板Hの状態を7セグメントLED3
4に表示する(S38)。リセットスイッチ38が押下
されており、且つ、その押下時間が1秒以上5秒未満で
あれば(S36:No,S37:Yes)、払出制御基
板Hで発生しているエラーを解除し(S39)、かかる
エラーの解除が行われたことをリセットスイッチ38の
押下者(例えばパチンコホールの店員)に対して報せる
べく、7セグメントLED34に「E」を表示する(S
40)。
【0044】また、リセットスイッチ38の押下時間が
5秒以上であれば(S36:Yes)、残賞球数カウン
タ33aの値を「0」クリアして(S41)、未払い分
の賞球数の記憶を消去し、かかる消去が行われたことを
リセットスイッチ38の押下者に対して報せるべく、7
セグメントLED34に「C」を表示する(S42)。
なお、リセットスイッチ38の押下時間の計測は、この
メイン処理と共に、払出制御基板Hにおいて並列に実行
されているタイマ割り込み処理によって行われる。
【0045】S38,S40,S42の処理の実行後
は、払出制御基板Hで必要な各処理を実行し(S4
3)、その後は再び処理をS31へ移行する。なお、球
抜きスイッチ39が押下された場合等の処理は、この各
処理(S43)の中で実行される。
【0046】以上説明したように、本実施例のパチンコ
機Pによれば、賞球の払い出し残数を記憶する払出制御
基板Hの残賞球数カウンタ33aの値は、バックアップ
用のコンデンサ33bによって、パチンコ機Pの電源が
切断された後も保持される。よって、停電などの発生に
よってパチンコ機Pの電源が突然切断された場合にも、
未払いの賞球数を記憶しておき、パチンコ機Pの電源が
再投入された後に、それらを確実に払い出すことができ
る。しかも、残賞球数カウンタ33aの値は、リセット
スイッチ38を押下することによりクリアすることがで
きるので、例えばパチンコ機Pの工場出荷前のテストに
よって未払いの賞球が残っていても、それをクリアし
て、パチンコ機Pのホール設置時に余分な賞球を払い出
さないようにすることができる。
【0047】また、残賞球数カウンタ33aの値のクリ
アは、リセットスイッチ38が5秒以上継続して押下さ
れた場合にのみ行われるので、ホールの店員等が誤操作
によってリセットスイッチ38に触れても、残賞球数カ
ウンタ33aの値をクリアすることなく保持することが
できる。更に、リセットスイッチ38は払出制御基板H
で発生しているエラーを解除するためのエラー解除スイ
ッチと兼用されており、かかるエラーの解除はリセット
スイッチ38を1秒以上継続して押下することにより行
われる。即ち、リセットスイッチ38の継続押下によ
り、まず、エラーの解除が行われ、なおも継続してリセ
ットスイッチ38が押下され続けた場合に始めて残賞球
数カウンタ33aの値がクリアされる。しかも、エラー
の解除が行われると、7セグメントLED34には
「E」が表示されるので、リセットスイッチ38の押下
者は、かかる表示により、押下中のリセットスイッチ3
8の開放タイミングを容易に認識することができる。従
って、リセットスイッチ38の不用意な押下によって、
残賞球数カウンタ33aの値を誤ってクリアすることを
回避できるのである。
【0048】次に、図7及び図8を参照して変形例を説
明する。上記実施例では、払出制御基板Hに設けられた
リセットスイッチ38が5秒以上継続して押下された場
合に、バックアップされている残賞球数カウンタ33a
の値がクリアされた。これに対し、図7(a)〜(c)
に示す変形例では、かかるリセットスイッチ38に代わ
るクリアスイッチ51を電源基板Dに設けて、そのクリ
アスイッチ51が押下された場合に、残賞球数カウンタ
13c,33aの値をクリアするように構成している。
【0049】図7(a)は、第1変形例を図示したブロ
ック図である。第1変形例では、払出制御基板Hのみな
らず、主制御基板Cにおいても、残賞球数カウンタ13
c,33aの値をバックアップしており、これらの値を
電源基板Dに設けられたクリアスイッチ51を押下(操
作)することによりクリアするものである。電源基板D
のクリアスイッチ51が押下されると、電源基板Dから
主制御基板Cおよび払出制御基板Hへクリア信号52が
入出力ポートを介してそれぞれ出力される。主制御基板
Cおよび払出制御基板Hが、このクリア信号52を入力
すると、各制御基板C,Hにおいて、それぞれ残賞球数
カウンタ13c,33aの値が「0」クリアされる。
【0050】なお、この第1変形例のように、主制御基
板Cにおいて残賞球数カウンタ13cの値や他の値をバ
ックアップする場合には、主制御基板Cの処理を、図4
のリセット割込処理に代えて、割込優先順位がNMI割
込(ノンマスカブル割込)よりも低い他の割り込み(例
えば、INT割込)や、割り込み以外のメイン処理で行
うようにする。これにより、停電時におけるバックアッ
プ処理、即ち停電発生時におけるバックアップデータの
保存処理をNMI割込により行う場合、そのバックアッ
プ処理を確実に実行することができる。後述する第2以
降の変形例においても、同様である。
【0051】図7(b)は、第2変形例を図示したブロ
ック図である。第2変形例でも、第1変形例と同様に、
払出制御基板Hのみならず主制御基板Cにおいても、残
賞球数カウンタ13c,33aの値をバックアップして
おり、これらの値を電源基板Dに設けられたクリアスイ
ッチ51を押下(操作)することによりクリアするもの
である。電源基板Dのクリアスイッチ51が押下される
と、まず、電源基板Dから主制御基板Cへクリア信号5
2が入出力ポートを介して出力される。主制御基板Cで
は、このクリア信号52を入力すると、残賞球数カウン
タ13cの値を「0」クリアすると共に、払出制御基板
Hへクリアコマンド53を送信する。クリアコマンド5
3は、前述した実施例の賞球コマンドと同様に、入力お
よび出力が固定的なバッファ(インバータゲート)1
6,37を介して、主制御基板Cから払出制御基板Hへ
一方向に送信される。払出制御基板Hが、このクリアコ
マンド53を受信すると、バックアップしている残賞球
数カウンタ33aの値を「0」クリアする。
【0052】図7(c)は、第3変形例を図示したブロ
ック図である。第3変形例では、主制御基板Cの残賞球
数カウンタ13cの値はバックアップせず、払出制御基
板Hの残賞球数カウンタ33aの値のみをバックアップ
しており、その残賞球数カウンタ33aの値を電源基板
Dに設けられたクリアスイッチ51を押下(操作)する
ことによりクリアするものである。電源基板Dのクリア
スイッチ51が押下されると、電源基板Dから払出制御
基板Hへクリア信号52が入出力ポートを介して出力さ
れ、このクリア信号52を払出制御基板Hが入力する
と、払出制御基板Hにおいて残賞球数カウンタ33aの
値が「0」クリアされる。なお、バックアップデータの
ない主制御基板Cには、クリア信号52は出力されな
い。
【0053】図8(a)及び(b)に示す変形例では、
クリアスイッチ51を電源基板Dに設けて、そのクリア
スイッチ51が押下された場合に、残賞球数カウンタ1
3c,33aの値をクリアすると共に、主制御基板C、
払出制御基板Hおよび他の制御基板Oをリセットして初
期状態に復帰するように構成している。
【0054】図8(a)は、第4変形例を図示したブロ
ック図である。第4変形例では、前記した第1変形例と
同様に、払出制御基板Hのみならず、主制御基板Cにお
いても残賞球数カウンタ13c,33aの値をバックア
ップしており、これらの値を電源基板Dに設けられたク
リアスイッチ51を押下(操作)することによりクリア
すると共に、主制御基板C、払出制御基板Hおよび他の
制御基板Oをリセットするものである。電源基板Dのク
リアスイッチ51が押下されると、電源基板Dから主制
御基板C、払出制御基板H及び他の制御基板Oへクリア
信号52が入出力ポートを介してそれぞれ出力される。
主制御基板Cおよび払出制御基板Hが、このクリア信号
52を入力すると、それぞれ残賞球数カウンタ13c,
33aの値を「0」クリアすると共に、実行中のプログ
ラムをリセットして初期状態に復帰する。また、クリア
信号52を入力した他の制御基板Oは、実行中のプログ
ラムをリセットして初期状態に復帰する。
【0055】このように、電源基板Dのクリアスイッチ
51によって、バックアップデータ13c,33aのク
リアと、各制御基板C,H,Oのリセットとを行うこと
ができるので、何らかの原因でパチンコ機Pの制御プロ
グラムが暴走し誤動作した場合にも、クリアスイッチ5
1を操作するだけで、その暴走を停止することができ
る。制御プログラムの暴走時にはRAMの内容は破壊さ
れるので、暴走により残賞球数カウンタ13c,33a
の値も破壊されて誤った値が書き込まれている可能性が
ある。しかし、この第4変形例では、電源基板Dのクリ
アスイッチ51の押下により、各制御基板C,H,Oを
リセットするだけでなく、バックアップデータ13c,
33aをもクリアしているので、リセットにより各制御
基板C,H,Oを初期状態に復帰した後、パチンコ機P
を正常に動作させることができる。なお、バックアップ
データ13c,33aのクリアと各制御基板C,H,O
のリセットとは、その実行の順を逆にしても良い。
【0056】図8(b)は、第5変形例を図示したブロ
ック図である。第5変形例では、前記した第2変形例と
同様に、払出制御基板Hのみならず主制御基板Cにおい
ても、残賞球数カウンタ13c,33aの値をバックア
ップしており、これらの値を電源基板Dに設けられたク
リアスイッチ51を押下(操作)することによりクリア
すると共に、主制御基板C、払出制御基板Hおよび他の
制御基板Oをリセットして初期状態に復帰するものであ
る。
【0057】電源基板Dのクリアスイッチ51が押下さ
れると、まず、電源基板Dから主制御基板Cへクリア信
号52が入出力ポートを介して出力される。主制御基板
Cでは、このクリア信号52を入力すると、残賞球数カ
ウンタ13cの値を「0」クリアすると共に、払出制御
基板Hへクリアコマンド53およびリセットコマンド5
4を送信する。両コマンド53,54は、前述した実施
例の賞球コマンドと同様に、入力および出力が固定的な
バッファ(インバータゲート)16,37を介して、主
制御基板Cから払出制御基板Hへ一方向に送信される。
払出制御基板Hは、クリアコマンド53を受信すると、
バックアップしている残賞球数カウンタ33aの値を
「0」クリアし、また、リセットコマンド54を受信す
ると、実行中のプログラムをリセットして初期状態に復
帰する。
【0058】主制御基板Cは、また、他の制御基板Oを
リセットさせるために、他の制御基板Oへリセットコマ
ンド55を送信する。このリセットコマンド55も、主
制御基板Cから払出制御基板Hへ一方向に送信される。
他の制御基板Oは、リセットコマンド55を受信する
と、実行中のプログラムをリセットして初期状態に復帰
する。リセットコマンド55の送信後、主制御基板C
は、自ら実行中のプログラムをリセットして初期状態に
復帰する。
【0059】このように第5変形例においても、電源基
板Dのクリアスイッチ51によって、バックアップデー
タ13c,33aのクリアと、各制御基板C,H,Oの
リセットとを行うことができる。なお、主制御基板Cに
おけるバックアップデータ13cのクリアと、各制御基
板H,Oへのクリアコマンド53,リセットコマンド5
4,55の送信の順は上記説明に限定されるものではな
く、その順を変更しても良いのである。
【0060】ここで、第1から第5変形例におけるクリ
アスイッチ51の押下(操作)方式について説明する。
クリアスイッチ51bの誤操作によってバックアップデ
ータを誤クリアしないように、クリアスイッチ51が次
のように押下(操作)された場合に限って、電源基板D
からクリア信号52を出力するように構成している。
【0061】第1の押下方式としては、クリアスイッチ
51を押下した状態で電源基板Dの電源が投入(オン)
された場合に限りクリア信号52を出力するものであ
り、逆に、第2の押下方式としては、クリアスイッチ5
1を押下した状態で電源基板Dの電源がオフされた場合
に限りクリア信号52を出力するものである。
【0062】例えば、主制御基板Cや払出制御基板Hの
暴走時に、クリア信号52や各コマンド53〜55を送
信しても、これを正常に受信できない場合がある。しか
し、電源の投入(オン)時には各制御基板C,H,Oが
暴走していることはなく、また、電源のオフ時には、各
制御基板C,H,Oが暴走時していても、バックアップ
データ13c,33aを正常に保存するためのバックア
ップ処理を実行するため、強制割込であるNMI割込が
発生するので、このNMI割込処理の中で、暴走時にお
いてもクリア信号52や各コマンド53〜55を正常に
受信することができる。よって、電源のオン(投入)又
はオフを契機としてクリア信号52を出力することによ
り、各制御基板C,H,Oにクリア信号52や各コマン
ド53〜55を正常に受信させて、バックアップデータ
13c,33aのクリア処理やリセットによる初期状態
への復帰を確実に行わせることができるのである。
【0063】また、第3の押下方式としては、クリアス
イッチ51が所定時間(例えば5秒)以上継続して押下
された場合に限りクリア信号52を出力するものであ
り、第4の押下方式としては、パーソナルコンピュータ
等で頻繁に使われている所謂ダブルクリックを用いるも
のであり、即ち、クリアスイッチ51が所定時間以内に
複数回押下された場合(例えば2秒以内に2回押下され
た場合)に限りクリア信号52を出力するものである。
【0064】単にクリアスイッチ51が押下された場合
にクリア信号52を出力するのではなく、第1から第4
の押下方式のように所定条件下(所定の押下方式)でク
リアスイッチ51が押下された場合に限り、電源基板D
から主制御基板Cまたは払出制御基板Hへクリア信号5
2を出力して、バックアップデータの誤クリアを防止し
ている。なお、逆に、クリア信号52は、クリアスイッ
チ51を押下した場合に必ず出力されるように構成し、
主制御基板C等におけるソフト制御によって、そのクリ
ア信号52が前記第1から第4の押下方式に従って出力
された場合に、各押下方式の実行と判断して、上述した
各処理を実行するようにしても良い。かかる構成を採用
すれば、クリア信号52の出力タイミングを、クリアス
イッチ51の押下タイミングに合わせることができるの
で、クリア信号52の出力回路のハード構成を簡略化し
て、装置コストを低減することができるのである。
【0065】当然のことながら前記第1から第4の押下
方式は、第1から第5のいずれの変形例にも用いること
ができる押下方式であり、第1から第5のいずれの変形
例に用いても良いものである。
【0066】また、クリアスイッチ51は、必ずしも電
源基板Dに直接に設ける必要はない。例えば、電源基板
Dの上流側に電源基板Dをオンオフさせる電源スイッチ
ユニットが設けられている場合には、その電源スイッチ
ユニット上にクリアスイッチ51を設けるようにしても
良い。即ち、主制御基板Cや払出制御基板Hへ信号を出
力できる電気的に上流側の位置であれば、クリアスイッ
チ51を電源基板D以外の他の場所に設けるようにして
も良いのである。なお、請求項1における「電源基板」
に代えて、電源スイッチユニット等のように、主制御基
板Cや払出制御基板Hへ信号を出力できる電気的に上流
側の基板に「クリア作動手段」を設けるように構成して
も良い。
【0067】次に、図9から図13を参照して更に別の
変形例を説明する。上記各実施例では1つのクリアスイ
ッチ51を電源基板Dに設け、そのクリアスイッチ51
が押下された場合に、残賞球数カウンタ13c,33a
の値がクリアされた。これに対し、図9から図13に示
す変形例では、クリアスイッチ51の誤押下により残賞
球数カウンタ13c,33aの値が誤ってクリアされる
ことをより確実に防止するために、2つのクリアスイッ
チ51a,51bを設けて、これらクリアスイッチ51
a,51bが所定条件下で押下された場合に限り、残賞
球数カウンタ13c,33aの値をクリアするように構
成している。
【0068】図9(a)〜(c)は、電源基板Dに2つ
のクリアスイッチ51a,51bを並列に設けた場合の
例である。図9(a)は、第6変形例を示したブロック
図である。第6変形例では、払出制御基板Hのみなら
ず、主制御基板Cにおいても、残賞球数カウンタ13
c,33aの値をバックアップしており、これらの値を
電源基板Dに設けられたクリアスイッチ51a,51b
を押下(操作)することによりクリアするものである。
【0069】電源基板Dの一方のクリアスイッチ51a
が押下されると、電源基板Dから主制御基板C及び払出
制御基板Hへ、クリア信号52aが入出力ポート15,
36を介してそれぞれ出力される。また、他方のクリア
スイッチ51bが押下されると、電源基板Dから主制御
基板C及び払出制御基板Hへ、別のクリア信号52bが
入出力ポート15,36を介してそれぞれ出力される。
主制御基板C及び払出制御基板HのMPU11,31
は、両クリア信号52a,52bの入力タイミングによ
り、両クリアスイッチ51a,51bが所定条件で押下
されたか否かを判断し、両クリアスイッチ51a,51
bが所定条件で押下された場合に限り、それぞれのRA
M14,33に記憶される残賞球数カウンタ13c,3
3aの値を「0」クリアし、且つ、実行中のプログラム
をリセットして初期状態に復帰する。
【0070】ここで、残賞球数カウンタ13c,33a
の値を「0」クリアする場合のクリアスイッチ51a,
51bの押下条件について説明する。例えば、2つのク
リアスイッチ51a,51bが次の条件下で押下された
場合に、残賞球数カウンタ13c,33aの値をクリア
する(と共に、主制御基板Cおよび払出制御基板Hのみ
ならず、他のすべての制御基板を初期化する)。電源
投入時または電源遮断時に両クリアスイッチ51a,5
1bが押下された場合。両クリアスイッチ51a,5
1bが同時に押下された場合。2つのクリアスイッチ
51a,51bが所定時間内に所定の順番で押下された
場合。なお、の条件と、又はの条件とを組み合わ
せて所定条件としても良い。これらクリアスイッチ51
a,51bの押下条件は、後述する変形例についても同
様に用いられる。
【0071】このように、2つのクリアスイッチ51
a,51bが所定条件下で押下された場合に限り、残賞
球数カウンタ13c,33aの値を「0」クリアするよ
うに構成しているので、クリアスイッチ51a,51b
の誤押下による残賞球数カウンタ13c,33aの値が
誤ってクリアされることをより確実に防止することがで
きるのである。
【0072】図9(b)は、第7変形例を示したブロッ
ク図である。第7変形例では、第6変形例と同様に、払
出制御基板Hのみならず、主制御基板Cにおいても、残
賞球数カウンタ13c,33aの値をバックアップして
おり、これらの値を電源基板Dに設けられたクリアスイ
ッチ51a,51bを押下(操作)することによりクリ
アするものである。
【0073】電源基板Dの一方のクリアスイッチ51a
が押下されると、電源基板Dから主制御基板Cへクリア
信号52aが入出力ポート15を介して出力され、ま
た、他方のクリアスイッチ51bが押下されると、電源
基板Dから主制御基板Cへ、別のクリア信号52bが入
出力ポート15を介して出力される。主制御基板Cは、
両クリア信号52a,52bを前述した所定条件下で入
力すると、残賞球数カウンタ13cの値を「0」クリア
し、実行中のプログラムをリセットして初期状態に復帰
すると共に、払出制御基板Hへクリアコマンド53及び
リセットコマンド55を送信する。
【0074】両コマンド53,55は、前述した実施例
の賞球コマンドと同様に、入力および出力が固定的なバ
ッファ(インバータゲート)16,37を介して、主制
御基板Cから払出制御基板Hへ一方向に送信される。払
出制御基板Hは、クリアコマンド53を受信すると、バ
ックアップしている残賞球数カウンタ33aの値を
「0」クリアし、また、リセットコマンド55を受信す
ると、実行中のプログラムをリセットして初期状態に復
帰する。なお、当然のことながら、主制御基板Cの残賞
球数カウンタ13cの値はバックアップせず、払出制御
基板Hの残賞球数カウンタ33aの値をバックアップす
る場合にも、この第7変形例を使用することができる。
【0075】図9(c)は、第8変形例を示したブロッ
ク図である。第8変形例では、第6及び第7変形例と異
なり、主制御基板Cの残賞球数カウンタ13cの値はバ
ックアップせずに、払出制御基板Hの残賞球数カウンタ
33aの値をバックアップしており、この値を電源基板
Dに設けられたクリアスイッチ51a,51bを押下
(操作)することによりクリアするものである。
【0076】電源基板Dの一方のクリアスイッチ51a
が押下されると、電源基板Dから払出制御基板Hへクリ
ア信号52aが入出力ポート36を介して出力され、ま
た、他方のクリアスイッチ51bが押下されると、電源
基板Dから払出制御基板Hへ、別のクリア信号52bが
入出力ポート36を介して出力される。払出制御基板H
は、両クリア信号52a,52bを前述した所定条件下
で入力すると、残賞球数カウンタ33aの値を「0」ク
リアする。なお、この場合、払出制御基板Hは、実行中
のプログラムをリセットして初期状態に復帰することは
しない。クリアスイッチ51a,51bの押下を認識す
ることができない主制御基板Cでは、クリアスイッチ5
1a,51bの押下のタイミングで、実行中のプログラ
ムをリセットして初期状態に復帰することができないか
らである。
【0077】図10(a)〜(c)は、電源基板Dに2
つのクリアスイッチ51a,51bを直列に設けた場合
の例である。図10(a)は、第9変形例を示したブロ
ック図である。第9変形例は、第6変形例で並列に設け
られた2つのクリアスイッチ51a,51bを直列に設
けたものである。この第9変形例では、払出制御基板H
のみならず、主制御基板Cにおいても、残賞球数カウン
タ13c,33aの値をバックアップしており、これら
の値を電源基板Dに設けられたクリアスイッチ51a,
51bを押下(操作)することによりクリアするもので
ある。
【0078】電源基板Dの2つのクリアスイッチ51
a,51bが同時に押下されると、電源基板Dから主制
御基板C及び払出制御基板Hへ、クリア信号52が入出
力ポート15,36を介してそれぞれ出力される。主制
御基板C及び払出制御基板HのMPU11,31は、ク
リア信号52を入力することにより、両クリアスイッチ
51a,51bが同時に押下されたと判断して、それぞ
れのRAM14,33に記憶される残賞球数カウンタ1
3c,33aの値を「0」クリアし、且つ、実行中のプ
ログラムをリセットして初期状態に復帰する。なお、電
源投入時または電源遮断時にのみ、両クリアスイッチ5
1a,51bが同時に押下された場合に限り、残賞球数
カウンタ13c,33aの値を「0」クリアするように
構成しても良い。
【0079】図10(b)は、第10変形例を示したブ
ロック図である。第10変形例は、第7変形例で並列に
設けられた2つのクリアスイッチ51a,51bを直列
に設けたものである。この第10変形例では、第9変形
例と同様に、払出制御基板Hのみならず、主制御基板C
においても、残賞球数カウンタ13c,33aの値をバ
ックアップしており、これらの値を電源基板Dに設けら
れたクリアスイッチ51a,51bを押下(操作)する
ことによりクリアするものである。
【0080】電源基板Dの2つのクリアスイッチ51
a,51bが同時に押下されると、電源基板Dから主制
御基板Cへクリア信号52が入出力ポート15を介して
出力される。主制御基板Cは、クリア信号52を入力す
ると、残賞球数カウンタ13cの値を「0」クリアし、
実行中のプログラムをリセットして初期状態に復帰する
と共に、払出制御基板Hへクリアコマンド53及びリセ
ットコマンド55を送信する。
【0081】両コマンド53,55は、前述した実施例
の賞球コマンドと同様に、入力および出力が固定的なバ
ッファ(インバータゲート)16,37を介して、主制
御基板Cから払出制御基板Hへ一方向に送信される。払
出制御基板Hは、クリアコマンド53を受信すると、バ
ックアップしている残賞球数カウンタ33aの値を
「0」クリアし、また、リセットコマンド55を受信す
ると、実行中のプログラムをリセットして初期状態に復
帰する。
【0082】なお、当然のことながら、主制御基板Cの
残賞球数カウンタ13cの値はバックアップせず、払出
制御基板Hの残賞球数カウンタ33aの値をバックアッ
プする場合にも、この第10変形例を使用することがで
きる。また、電源投入時または電源遮断時にのみ、両ク
リアスイッチ51a,51bが同時に押下された場合に
限り、残賞球数カウンタ13c,33aの値を「0」ク
リアするように構成しても良い。
【0083】図10(c)は、第11変形例を示したブ
ロック図である。第11変形例は、第8変形例で並列に
設けられた2つのクリアスイッチ51a,51bを直列
に設けたものである。第11変形例では、主制御基板C
の残賞球数カウンタ13cの値はバックアップせずに、
払出制御基板Hの残賞球数カウンタ33aの値をバック
アップしており、この値を電源基板Dに設けられたクリ
アスイッチ51a,51bを押下(操作)することによ
りクリアするものである。
【0084】電源基板Dの2つのクリアスイッチ51
a,51bが同時に押下されると、電源基板Dから払出
制御基板Hへクリア信号52が入出力ポート36を介し
て出力される。払出制御基板Hは、クリア信号52を入
力すると、残賞球数カウンタ33aの値を「0」クリア
する。なお、この場合、払出制御基板Hは、実行中のプ
ログラムをリセットして初期状態に復帰することはしな
い。クリアスイッチ51a,51bの押下を認識するこ
とができない主制御基板Cでは、クリアスイッチ51
a,51bの押下のタイミングで、実行中のプログラム
をリセットして初期状態に復帰することができないから
である。また、払出制御基板HのMPU31は、電源投
入時または電源遮断時にのみ、両クリアスイッチ51
a,51bが同時に押下された場合に限り、残賞球数カ
ウンタ33aの値を「0」クリアするように構成しても
良い。
【0085】図11は、第12変形例を示したブロック
図である。第12変形例は、2つのクリアスイッチ51
a,51bを、電源基板Dに代えて、主制御基板Cに並
列に設けたものであり、払出制御基板Hのみならず、主
制御基板Cにおいても、残賞球数カウンタ13c,33
aの値をバックアップしており、これらの値を主制御基
板Cに設けられたクリアスイッチ51a,51bを押下
(操作)することによりクリアするものである。
【0086】まず、一方のクリアスイッチ51aが押下
されると、その押下信号が入出力ポート15を介して、
主制御基板CのMPU11に入力される。同様に、他方
のクリアスイッチ51bが押下されると、その押下信号
が入出力ポート15を介して、MPU11に入力され
る。両クリアスイッチ51a,51bの押下信号が、前
述した所定条件下でMPU11に入力されると、MPU
11は、残賞球数カウンタ13cの値を「0」クリア
し、実行中のプログラムをリセットして初期状態に復帰
すると共に、払出制御基板Hへクリアコマンド53及び
リセットコマンド55を送信する。
【0087】両コマンド53,55は、前述した実施例
の賞球コマンドと同様に、入力および出力が固定的なバ
ッファ(インバータゲート)16,37を介して、主制
御基板Cから払出制御基板Hへ一方向に送信される。払
出制御基板Hは、クリアコマンド53を受信すると、バ
ックアップしている残賞球数カウンタ33aの値を
「0」クリアし、また、リセットコマンド55を受信す
ると、実行中のプログラムをリセットして初期状態に復
帰する。
【0088】なお、当然のことながら、主制御基板Cの
残賞球数カウンタ13cの値はバックアップせず、払出
制御基板Hの残賞球数カウンタ33aの値をバックアッ
プする場合にも、この第12変形例を使用することがで
きる。また、この第12変形例を更に変形し、2つのク
リアスイッチ51a,51bを直列に設けるように構成
しても良い。この場合には、2つのクリアスイッチ51
a,51bが、同時に押下された場合に限り、スイッチ
の押下信号が入出力ポート15を介して、MPU11へ
入力される。
【0089】図12は、第13変形例を示したブロック
図である。第13変形例は、2つのクリアスイッチ51
a,51bを、払出制御基板Hに並列に設けたものであ
る。この第13変形例では、主制御基板Cの残賞球数カ
ウンタ13cの値はバックアップせず、払出制御基板H
の残賞球数カウンタ33aの値をバックアップしてお
り、この値を払出制御基板Hに設けられたクリアスイッ
チ51a,51bを押下(操作)することによりクリア
するものである。
【0090】まず、一方のクリアスイッチ51aが押下
されると、その押下信号が入出力ポート36を介して、
払出制御基板HのMPU31に入力される。同様に、他
方のクリアスイッチ51bが押下されると、その押下信
号が入出力ポート36を介して、MPU31に入力され
る。両クリアスイッチ51a,51bの押下信号が、前
述した所定条件下でMPU31に入力されると、MPU
31は、残賞球数カウンタ33aの値を「0」クリアす
る。なお、この場合、払出制御基板Hは、実行中のプロ
グラムをリセットして初期状態に復帰することはしな
い。クリアスイッチ51a,51bの押下を認識するこ
とができない主制御基板Cでは、クリアスイッチ51
a,51bの押下のタイミングで、実行中のプログラム
をリセットして初期状態に復帰することができないから
である。
【0091】また、この第13変形例を更に変形し、2
つのクリアスイッチ51a,51bを払出制御基板Hに
直列に設けるように構成しても良い。この場合には、2
つのクリアスイッチ51a,51bが、同時に押下され
た場合に限り、スイッチの押下信号が入出力ポート36
を介して、MPU31へ入力される。この場合、払出制
御基板HのMPU31は、電源投入時または電源遮断時
にのみ、両クリアスイッチ51a,51bが同時に押下
された場合に限り、残賞球数カウンタ33aの値を
「0」クリアするように構成しても良い。
【0092】図13(a)〜(e)は、電源基板Dと主
制御基板Cと払出制御基板Hとの3つの基板のうち2つ
の基板に、2つのクリアスイッチ51a,51bをそれ
ぞれ1つずつ設けた場合の例である。
【0093】図13(a)は、第14変形例を示したブ
ロック図である。第14変形例は、1つのクリアスイッ
チ51aを電源基板Dに設け、もう1つのクリアスイッ
チ51bを主制御基板Cに設けたものである。この第1
4変形例では、主制御基板Cおよび払出制御基板Hの残
賞球数カウンタ13c,33aの値をバックアップして
おり、2つのクリアスイッチ51a,51bが所定条件
下で押下(操作)された場合に、これらの値をクリアす
るものである。
【0094】電源基板Dに設けられたクリアスイッチ5
1aが押下されると、電源基板Dから主制御基板Cへ、
その押下を知らせるクリア信号52が出力される。この
クリア信号52は、主制御基板Cの入出力ポート15を
介して、MPU11に入力される。また、主制御基板C
に設けられたクリアスイッチ51bが押下されると、そ
の押下信号は、入出力ポート15を介してMPU11に
入力される。MPU11は、クリア信号52及び押下信
号によって、両クリアスイッチ51a,51bが前述し
た所定条件下で押下されたと判断すると、残賞球数カウ
ンタ13cの値を「0」クリアし、実行中のプログラム
をリセットして初期状態に復帰すると共に、払出制御基
板Hへクリアコマンド53及びリセットコマンド55を
送信する。
【0095】両コマンド53,55は、前述した実施例
の賞球コマンドと同様に、入力および出力が固定的なバ
ッファ(インバータゲート)16,37を介して、主制
御基板Cから払出制御基板Hへ一方向に送信される。払
出制御基板Hは、クリアコマンド53を受信すると、バ
ックアップしている残賞球数カウンタ33aの値を
「0」クリアし、また、リセットコマンド55を受信す
ると、実行中のプログラムをリセットして初期状態に復
帰する。なお、当然のことながら、主制御基板Cの残賞
球数カウンタ13cの値はバックアップせず、払出制御
基板Hの残賞球数カウンタ33aの値をバックアップす
る場合にも、この第14変形例を使用することができ
る。
【0096】図13(b)は、第15変形例を示したブ
ロック図である。第15変形例は、前記した第14変形
例と同様に、1つのクリアスイッチ51aを電源基板D
に設け、もう1つのクリアスイッチ51bを主制御基板
Cに設けたものであるが、主制御基板Cの残賞球数カウ
ンタ13cの値はバックアップせずに、払出制御基板H
の残賞球数カウンタ33aの値をバックアップしてい
る。2つのクリアスイッチ51a,51bが所定条件下
で押下(操作)されると、払出制御基板Hの残賞球数カ
ウンタ33aの値がクリアされる。
【0097】電源基板Dに設けられたクリアスイッチ5
1aが押下されると、電源基板Dから払出制御基板H
へ、その押下を知らせるクリア信号52が出力される。
このクリア信号52は、払出制御基板Hの入出力ポート
36を介して、MPU31に入力される。一方、主制御
基板Cに設けられたクリアスイッチ51bが押下される
と、その押下信号は、入出力ポート15を介して主制御
基板CのMPU11に入力され、MPU11により、主
制御基板Cから払出制御基板Hへクリアコマンド53が
送信される。払出制御基板HのMPU31は、クリア信
号52及びクリアコマンド53を入力すると、両クリア
スイッチ51a,51bが前述した所定条件下で押下さ
れたか否かを判断し、所定条件下で押下されていれば、
バックアップしている残賞球数カウンタ33aの値を
「0」クリアする。
【0098】なお、この場合、払出制御基板Hは、実行
中のプログラムをリセットして初期状態に復帰すること
はしない。電源基板Dに設けられるクリアスイッチ51
aの押下を認識することができない主制御基板Cでは、
両クリアスイッチ51a,51bが所定条件下で押下さ
れたか否かを認識することができないからである。
【0099】図13(c)は、第16変形例を示したブ
ロック図である。第16変形例は、1つのクリアスイッ
チ51aを電源基板Dに設け、もう1つのクリアスイッ
チ51bを払出制御基板Hに設けたものであり、主制御
基板Cの残賞球数カウンタ13cの値はバックアップせ
ずに、払出制御基板Hの残賞球数カウンタ33aの値を
バックアップしている。2つのクリアスイッチ51a,
51bが所定条件下で押下(操作)されると、払出制御
基板Hの残賞球数カウンタ33aの値がクリアされる。
【0100】電源基板Dに設けられたクリアスイッチ5
1aが押下されると、電源基板Dから主制御基板Cへ、
その押下を知らせるクリア信号52が出力される。この
クリア信号52は、主制御基板Cの入出力ポート15を
介して、MPU11に入力される。MPU11は、クリ
ア信号52を入力すると、払出制御基板Hへクリアコマ
ンド53を送信する。
【0101】一方、払出制御基板Hに設けられたクリア
スイッチ51bが押下されると、その押下信号は、入出
力ポート36を介して払出制御基板HのMPU31に入
力される。MPU31は、かかる押下信号及びクリアコ
マンド53の入力タイミングにより、両クリアスイッチ
51a,51bが前述した所定条件下で押下されている
か否かを判断し、所定条件下で押下されていれば、バッ
クアップしている残賞球数カウンタ33aの値を「0」
クリアする。
【0102】なお、この場合、払出制御基板Hは、実行
中のプログラムをリセットして初期状態に復帰すること
はしない。主制御基板Cでは、両クリアスイッチ51
a,51bが所定条件下で押下されたか否かを認識する
ことができないからである。
【0103】図13(d)は、第17変形例を示したブ
ロック図である。第17変形例は、前記した第16変形
例と同様に、1つのクリアスイッチ51aを電源基板D
に設け、もう1つのクリアスイッチ51bを払出制御基
板Hに設けたものであり、主制御基板Cの残賞球数カウ
ンタ13cの値はバックアップせずに、払出制御基板H
の残賞球数カウンタ33aの値をバックアップしてい
る。2つのクリアスイッチ51a,51bが所定条件下
で押下(操作)されると、払出制御基板Hの残賞球数カ
ウンタ33aの値がクリアされる。
【0104】電源基板Dに設けられたクリアスイッチ5
1aが押下されると、電源基板Dから払出制御基板H
へ、その押下を知らせるクリア信号52が出力される。
このクリア信号52は、払出制御基板Hの入出力ポート
36を介して、MPU31に入力される。また、払出制
御基板Hに設けられたクリアスイッチ51bが押下され
ると、その押下信号は、入出力ポート36を介して払出
制御基板HのMPU31に入力される。MPU31は、
かかる押下信号及びクリア信号52により、両クリアス
イッチ51a,51bが前述した所定条件下で押下され
たか否かを判断し、所定条件下で押下されていれば、バ
ックアップしている残賞球数カウンタ33aの値を
「0」クリアする。
【0105】なお、この場合、払出制御基板Hは、実行
中のプログラムをリセットして初期状態に復帰すること
はしない。主制御基板Cでは、両クリアスイッチ51
a,51bが所定条件下で押下されたか否かを認識する
ことができないからである。
【0106】図13(e)は、第18変形例を示したブ
ロック図である。第18変形例は、1つのクリアスイッ
チ51aを主制御基板Cに設け、もう1つのクリアスイ
ッチ51bを払出制御基板Hに設けたものであり、主制
御基板Cの残賞球数カウンタ13cの値はバックアップ
せずに、払出制御基板Hの残賞球数カウンタ33aの値
をバックアップしている。2つのクリアスイッチ51
a,51bが所定条件下で押下(操作)されると、払出
制御基板Hの残賞球数カウンタ33aの値がクリアされ
る。
【0107】主制御基板Cに設けられたクリアスイッチ
51aが押下されると、その押下信号は、入出力ポート
15を介して主制御基板CのMPU11に入力され、M
PU11により、主制御基板Cから払出制御基板Hへク
リアコマンド53が送信される。また、払出制御基板H
に設けられたクリアスイッチ51bが押下されると、そ
の押下信号は、入出力ポート36を介して払出制御基板
HのMPU31に入力される。MPU31は、かかる押
下信号及びクリアコマンド53により、両クリアスイッ
チ51a,51bが前述した所定条件下で押下されたか
否かを判断し、所定条件下で押下されていれば、バック
アップしている残賞球数カウンタ33aの値を「0」ク
リアする。
【0108】なお、この場合、払出制御基板Hは、実行
中のプログラムをリセットして初期状態に復帰すること
はしない。主制御基板Cでは、払出制御基板Hに設けら
れるクリアスイッチ51bの押下を認識することができ
ないので、両クリアスイッチ51a,51bが所定条件
下で押下されたか否かを認識することができないからで
ある。
【0109】以上、図9から図13を参照して、2つの
クリアスイッチ51a,51bが設けられた場合の変形
例を説明したが、クリアスイッチ51a,51bは必ず
しも2つに限られるものではなく、3以上設けるように
しても良い。例えば、図14(a)及び(b)に示すよ
うに、電源基板Dと主制御基板Cと払出制御基板Hとの
3つの基板のそれぞれに、3つのクリアスイッチ51a
〜51cをそれぞれ1つずつ設けるようにしても良い。
図14(a)に示す例では、電源基板Dのクリアスイッ
チ51aが押下されると、電源基板Dから主制御基板C
へクリア信号52が出力され、一方、図14(b)に示
す例では、電源基板Dのクリアスイッチ51aが押下さ
れると、電源基板Dから払出制御基板Hへクリア信号5
2が出力される。また、図14(a)及び(b)のいず
れも場合にも、主制御基板Cのクリアスイッチ51bの
押下により、主制御基板Cから払出制御基板Hへクリア
コマンド53が送信される。
【0110】なお、当然のことながら、各基板D,C,
Hのクリアスイッチ51a〜51cは、必ずしも1個で
ある必要はなく、各基板D,C,Hのそれぞれ或いはい
ずれかのクリアスイッチ51a〜51cを、2以上のク
リアスイッチで構成し、これらを直列又は並列に接続す
るようにしても良いのである。更に、上記各変形例にお
けるクリアスイッチ51a〜51cとしては、押しボタ
ンスイッチ、ロック付き押しボタンスイッチ、スライド
スイッチ、トグルスイッチ等を使用することができる。
【0111】上記実施例において、請求項1記載の所定
の有価価値を有する有価物体としては払出制御基板Hに
よって払い出される賞球が、クリア手段としては、図6
のS41の処理が、それぞれ該当する。
【0112】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0113】例えば、上記実施例では、払出制御基板H
のRAM33の内容は、バックアップ用のコンデンサ3
3bによって、残賞球数カウンタ33aの値に限らず、
すべてバックアップされた。しかし、かかるコンデンサ
33bによって、残賞球数カウンタ33aの値のみをバ
ックアップするように構成しても良い。
【0114】また、リセットスイッチ38が1秒以上継
続して押下されることにより、払出制御基板Hで発生し
ているすべてのエラーを解除するのではなく、払出制御
基板Hで発生しているエラーのうち、払出制御基板Hに
特有のエラーのみを解除するようにしても良い。前記し
た通り、主制御基板Cと払出制御基板Hとの送受信は、
主制御基板Cから払出制御基板Hへの一方向にのみ行わ
れるので、払出制御基板Hのリセットスイッチ38が1
秒以上押下されても、払出制御基板Hのエラーを解除す
ることはできるが、主制御基板Cのエラーを解除するこ
とはできない。払出制御基板Hで発生するエラーの中に
は、払い出される賞球数が不足する賞球未検知エラーや
逆に払い出される賞球数が多すぎる賞球オーバーエラー
等のように、主制御基板Cと払出制御基板Hとの双方で
管理しているエラーがある。かかるエラーを払出制御基
板Hでのみ解除すると、主制御基板Cと払出制御基板H
との状態に不一致を生じて、制御に支障を来してしまう
からである。
【0115】本発明を上記実施例とは異なるタイプのパ
チンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりす
ると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当た
り状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表
示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要
条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施し
ても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマ
シンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施す
るようにしても良い。
【0116】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
【0117】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないも
のが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)
に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操
作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボ
タンの操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄
がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊
技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者に
は、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0118】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、前記主制御手段は、有価物体の払
出残数を記憶する主残数記憶手段と、その主残数記憶手
段の内容を電源の切断後においても保持する主バックア
ップ手段とを備えており、前記クリア手段は、前記払出
制御手段の残数記憶手段の内容のみならず、前記主制御
手段の主残数記憶手段の内容をもクリアするものである
ことを特徴とする遊技機1。
【0119】請求項1記載の遊技機、又は、遊技機1に
おいて、前記クリア手段の2以上のスイッチ手段は並列
に設けられていることを特徴とする遊技機2。
【0120】請求項1記載の遊技機、又は、遊技機1に
おいて、前記クリア手段の2以上のスイッチ手段は直列
に設けられていることを特徴とする遊技機3。
【0121】請求項1記載の遊技機、又は遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記主制御手段および払出制御
手段へ駆動電力を供給する電源手段を備えており、前記
クリア手段の2以上のスイッチ手段は、前記電源手段、
主制御手段又は払出制御手段のうち1又は2以上の手段
に設けられていることを特徴とする遊技機4。なお、2
以上のスイッチ手段を、電源手段、主制御手段又は払出
制御手段に、それぞれ1又は2以上設けるように構成し
ても良い。
【0122】請求項1記載の遊技機、又は遊技機1から
4のいずれかにおいて、前記クリア手段は、そのクリア
手段の2以上のスイッチ手段が押下された場合に、前記
電源手段から前記払出制御手段(又は主制御手段)へク
リア信号を出力し、そのクリア信号により前記払出制御
手段(又は前記主制御手段)の残数記憶手段(又は主残
数記憶手段)の内容をクリアするものであることを特徴
とする遊技機5。
【0123】請求項1記載の遊技機、又は遊技機1から
4のいずれかにおいて、前記クリア手段は、そのクリア
手段の2以上のスイッチ手段が押下された場合に、(前
記主制御手段の主記憶手段の内容をクリアすると共
に、)前記主制御手段から前記払出制御手段へクリア信
号を出力し、そのクリア信号により前記払出制御手段の
残数記憶手段の内容をクリアするものであることを特徴
とする遊技機6。
【0124】請求項1記載の遊技機、又は遊技機1から
4のいずれかにおいて、前記クリア手段は、そのクリア
手段の2以上のスイッチ手段が押下された場合に、前記
電源手段から前記主制御手段へクリア信号を出力し、
(そのクリア信号により前記主制御手段の主記憶手段の
内容をクリアすると共に、)前記主制御手段から前記払
出制御手段へクリアコマンドを送信させて、その払出制
御手段の残数記憶手段の内容をクリアするものであるこ
とを特徴とする遊技機7。
【0125】請求項1記載の遊技機、又は遊技機1から
7のいずれかにおいて、前記クリア手段は、そのクリア
手段の2以上のスイッチ手段が押下された場合に、前記
残数記憶手段(又は主残数記憶手段)の内容をクリアす
ると共に、前記払出制御手段(又は主制御手段)をリセ
ットして、その払出制御手段(又は主制御手段)を初期
状態に復帰させるものであることを特徴とする遊技機
8。なお、この場合、他の制御手段をも同時にリセット
して、遊技機全体を初期状態に復帰させるようにしても
良い。
【0126】請求項1記載の遊技機、又は遊技機1から
8のいずれかにおいて、前記クリア手段は、そのクリア
手段の2以上のスイッチ手段が所定の条件下で押下され
た場合に作動するものであることを特徴とする遊技機
9。なお、2以上のスイッチ手段が所定の条件下で押下
されたか否かの判断は、主制御手段又は払出制御手段で
行われる。また、所定条件としては、例えば、次に示す
場合がある。(1)スイッチ手段を操作した状態で電源
が投入された場合。(2)スイッチ手段を操作した状態
で電源がオフされた場合。この場合には、電源のオフに
より制御系の回路が動作できなくなるまでの間に記憶手
段(又は主記憶手段)の内容のクリアが行われるか、或
いは、電源のオフにより制御系の回路が動作できなくな
るまでの間に電源オフ時にスイッチ手段が操作されたこ
とを記憶しておき、次の電源投入時に記憶手段(又は主
記憶手段)の内容をクリアするようにする。(3)スイ
ッチ手段が所定時間内に、所定の順序で、或いは、同時
に、1回又は複数回操作された場合。
【0127】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機である
ことを特徴とする遊技機10。中でも、パチンコ機の基
本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドル
の操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技
領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作
動口を通過)することを必要条件として、表示装置にお
いて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停
止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生
時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞
装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞
可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみ
ならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が
付与されるものが挙げられる。
【0128】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンで
あることを特徴とする遊技機11。中でも、スロットマ
シンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識
別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可
変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定
識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、
遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態
発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒
体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0129】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とスロ
ットマシンとを融合させたものであることを特徴とする
遊技機12。中でも、融合させた遊技機の基本構成とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用
すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数
の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの
球が払い出されるように構成されている遊技機」とな
る。
【0130】
【発明の効果】 本発明の遊技機によれば、有価物体の
払い出し残数を記憶する残数記憶手段の内容は、バック
アップ手段によって遊技機の電源切断後も保持される。
よって、停電などの発生によって遊技機の電源が突然切
断された場合にも、未払い分の有価物体の数を記憶し
て、電源の再投入後に確実に払い出すことができるとい
う効果がある。しかも、残数記憶手段の内容はクリア手
段によってクリアすることができるので、遊技機の工場
出荷前のテストなどによって未払いの有価物体が残って
いても、それをクリアすることにより、遊技機の設置時
などに余分な有価物体を払い出さないようにすることが
できるという効果がある。更に、クリア手段は2以上の
スイッチ手段で構成されるので、そのスイッチ手段の誤
操作によるクリア手段の作動を回避して、未払いの有価
物体の払い出しを確実に行うことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
【図3】 パチンコ機の裏面図である。
【図4】 主制御基板で実行されるリセット割込処理の
フローチャートである。
【図5】 払出制御基板の受信割込処理で実行されるコ
マンド受信処理のフローチャートである。
【図6】 払出制御基板で実行されるメイン処理のフロ
ーチャートである。
【図7】 本実施例の変形例を示したブロック図であ
り、(a)は第1変形例を、(b)は第2変形例を、
(c)は第3変形例を、それぞれ図示している。
【図8】 本実施例の変形例を示したブロック図であ
り、(a)は第4変形例を、(b)は第5変形例を、そ
れぞれ図示している。
【図9】 2つのクリアスイッチを電源基板に並列に設
けた場合の本実施例の変形例を示したブロック図であ
り、(a)は第6変形例を、(b)は第7変形例を、
(c)は第8変形例を、それぞれ図示している。
【図10】 2つのクリアスイッチを電源基板に直列に
設けた場合の本実施例の変形例を示したブロック図であ
り、(a)は第9変形例を、(b)は第10変形例を、
(c)は第11変形例を、それぞれ図示している。
【図11】 2つのクリアスイッチを主制御基板に並列
に設けた場合の本実施例の第12変形例を示したブロッ
ク図である。
【図12】 2つのクリアスイッチを払出制御基板に並
列に設けた場合の本実施例の第13変形例を示したブロ
ック図である。
【図13】 2つのクリアスイッチを2つの基板に設け
た場合の本実施例の変形例を示したブロック図であり、
(a)は第14変形例を、(b)は第15変形例を、
(c)は第16変形例を、(d)は第17変形例を、
(e)は第18変形例を、それぞれ図示している。
【図14】 3つのクリアスイッチを3つの基板に設け
た場合の本実施例の変形例を示したブロック図であり、
(a)は第19変形例を、(b)は第20変形例を、そ
れぞれ図示している。
【符号の説明】
17 普通入賞スイッチ 21 賞球払出用モータ 22 賞球カウントスイッチ 33 払出制御基板のRAM 33a 払出制御基板の残賞球数カウ
ンタ(残数記憶手段) 33b バックアップ用コンデンサ
(バックアップ手段) 34 7セグメントLED 38 リセットスイッチ 51 クリアスイッチ(スイッチ手
段) 51a,51b,51c クリアスイッチ(スイッチ手
段) 52 クリア信号 52a,52b クリア信号 53 クリアコマンド 54,55 リセットコマンド C 主制御基板(主制御手段) D 電源基板 H 払出制御基板(払出制御手
段) P パチンコ機(遊技機) S 賞球払出ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 哲也 名古屋市千種区春岡通7丁目49番地 株式 会社ジェイ・ティ内 Fターム(参考) 2C088 BA32 BC58 EB55

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の制御を行う主制御手段と、その主
    制御手段から送信されるコマンドに基づいて所定の有価
    価値を有する有価物体を払い出す払出制御手段とを備え
    た遊技機において、 前記払出制御手段は、前記主制御手段から指示された有
    価物体の払い出し残数を記憶する残数記憶手段と、その
    残数記憶手段の内容を電源の切断後においても保持する
    バックアップ手段とを備えており、 前記払出制御手段の残数記憶手段の内容をクリアする2
    以上のスイッチ手段で構成されたクリア手段を備えてい
    ることを特徴とする遊技機。
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