JP2001321496A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2001321496A
JP2001321496A JP2000140777A JP2000140777A JP2001321496A JP 2001321496 A JP2001321496 A JP 2001321496A JP 2000140777 A JP2000140777 A JP 2000140777A JP 2000140777 A JP2000140777 A JP 2000140777A JP 2001321496 A JP2001321496 A JP 2001321496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control board
power supply
game
voltage
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000140777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001321496A5 (ja
JP4608734B2 (ja
Inventor
Makoto Hoya
誠 保谷
Tatsunori Taketomi
辰徳 武臣
Hiromasa Suzuki
浩正 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2000140777A priority Critical patent/JP4608734B2/ja
Publication of JP2001321496A publication Critical patent/JP2001321496A/ja
Publication of JP2001321496A5 publication Critical patent/JP2001321496A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4608734B2 publication Critical patent/JP4608734B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電の発生時に遊技の制御の終了処理を行う
ものであって、電源をローコストに且つコンパクトに構
成することができる遊技機を提供すること。 【解決手段】 第1電源回路31は、第2〜第4電源回
路32〜34と駆動電圧の生成元となる33ボルト生成
回路31a〜34aが別個に構成されており、かつ、L
CD3やモータなどの比較的消費電力の大きな装置への
駆動電圧の供給は、第2〜第4電源回路32〜34によ
り行われている。よって、第1電源回路31の容量を大
きくしなくても、停電発生時のパチンコ機Pの作動状況
と無関係に、第1電源回路31の5ボルト生成回路31
cの出力電圧を、停電の発生から主制御基板Cおよび払
出制御基板Hによる遊技の制御の終了処理がそれぞれ完
了するまでの間、正常動作範囲の電圧に維持することが
できる。従って、第1電源回路31をローコストかつコ
ンパクトに製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンなどの遊技機に関し、特に、停電の発生時
に遊技の制御の終了処理を行うものであって、電源をロ
ーコストに且つコンパクトに構成することができる遊技
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ機などに代表される遊技機
は、主に、遊技の制御を行う主制御基板と、その主制御
基板から送信される各種コマンドに基づいて動作する払
出制御基板や表示用制御基板、効果音制御基板、ランプ
制御基板などと、これらに接続される表示装置や払出装
置、遊技球の発射装置などの各種装置によって構成され
ている。発射装置によって遊技領域へ打ち込まれた遊技
球が入賞口へ入賞すると、その入賞信号を主制御基板が
検出して、主制御基板から払出制御基板へ賞球の払い出
し個数が指示される。この指示により払出制御基板によ
って払出装置が制御され、賞球の払い出しが行われる。
【0003】賞球の払い出しが完了する前に停電が発生
すると、停電が解消しても、停電前の入賞に対する賞球
の払い出しを行うことはできない。このため、遊技機の
電源をバックアップして、停電時においても遊技機へ駆
動電圧を供給し遊技機が継続して動作できるようにする
ことも考えられるが、長時間に及ぶ停電ではバックアッ
プ電源もダウンするので、単に、遊技機の電源をバック
アップするだけでは対応できない。
【0004】これに対し、停電時における遊技状態を記
憶しておき、停電が解消した場合にその記憶しておいた
遊技状態を復帰して停電前の状態から遊技を続行させれ
ば、停電前の入賞に対する賞球の払い出しを停電の解消
後に行うことができる。しかし、遊技の制御は刻々と進
行するので、1つの遊技状態を記憶するためには、制御
の終了処理を行って、制御の進行を停止させなければな
らない。このためには、外部電源の電力供給が途絶えて
から制御の終了処理が完了するまでの間、各制御基板へ
正常動作範囲の駆動電圧を供給できるだけの電源回路が
必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、遊技
機は、遊技球の発射モータや払出モータなどの複数のモ
ータを駆動するだけでなく、LCDディスプレイや複数
のランプなどの表示を行っている。これらの消費電力は
いずれも大きいので、これらの機器がフルに駆動されて
いる場合にも、制御の終了処理が完了するまでの間、各
制御基板へ正常動作範囲の駆動電圧を供給しようとする
と、電源回路が非常に大きなものとなって、その電源回
路のコストアップと大型化とを招いてしまう。これは、
遊技機のコストアップを招来し、そのコンパクト化を阻
害するという問題点がある。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、停電の発生時に遊技の制御の終了
処理を行うものであって、電源をローコストに且つコン
パクトに構成することができる遊技機を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、外部電源と接続されて所
定の駆動電圧を供給する電源手段を備え、更に、駆動電
圧の供給が途絶えても記憶内容を保持する不揮発性の第
1記憶手段と、駆動電圧の供給が途絶えると記憶内容を
喪失する揮発性の第2記憶手段と、前記第1記憶手段に
データを記憶させつつ遊技の制御を行うと共に、停電の
発生時にその遊技の制御の終了処理を実行する第1制御
手段と、前記第2記憶手段にデータを記憶させつつ遊技
の制御を行う第2制御手段とを備えており、前記電源手
段は、前記第1制御手段および第1記憶手段へ駆動電圧
を供給する第1電源手段と、前記第2制御手段および第
2記憶手段へ駆動電圧を供給する第2電源手段とを有し
ている。
【0008】この請求項1記載の遊技機によれば、第1
制御手段は、不揮発性の第1記憶手段にデータを記憶さ
せつつ遊技の制御を行い、第2制御手段は、揮発性の第
2記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行って
いる。第1制御手段および第1記憶手段へは、第1電源
手段により駆動電圧が供給され、第2制御手段および第
2記憶手段へは、第2電源手段により駆動電圧が供給さ
れる。停電が発生すると、第1制御手段は、第1記憶手
段のデータを正常に保持するために、遊技の制御の終了
処理を実行するが、第2制御手段はその必要がない。よ
って、第2電源手段は、停電発生後の所定時間の間、正
常動作範囲の駆動電圧を供給する必要が無く、また、第
1電源手段は、停電発生後、第1制御手段による遊技の
制御の終了処理が完了するまでの間、第1制御手段およ
び第1記憶手段へ正常動作範囲の駆動電圧を供給すれば
良い。従って、第1及び第2電源手段で構成される電源
手段を、ローコストに且つコンパクトに製造することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や、コイン遊技
機、スロットマシン等の他の遊技機に用いることは、当
然に可能である。
【0010】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1の周囲には、打球が入賞する
ことにより5個から15個の球が払い出される複数の入
賞口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、
複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶
(LCD)ディスプレイ3が設けられている。このLC
Dディスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されてお
り、3分割された各表示領域において、それぞれ右から
左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行わ
れる。
【0011】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動口(第1種始動口)4が設けられ、打球がこの図柄作
動口4を通過することにより、前記したLCDディスプ
レイ3の変動表示が開始される。図柄作動口4の下方に
は、特定入賞口(大入賞口)5が設けられている。この
特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変動後の表示
結果が予め定められた図柄の組み合わせの1つと一致す
る場合に、大当たりとなって、打球が入賞しやすいよう
に所定時間(例えば、30秒経過するまで、あるいは、
打球が10個入賞するまで)開放される。
【0012】この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが
設けられており、特定入賞口5の開放中に、打球がVゾ
ーン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞
口5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に打球が所定個数入賞するまで)開放
される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
【0013】また、遊技盤1およびその周辺の各所に
は、複数のランプ7が配設されている。これらのランプ
7は遊技の内容に応じて点灯又は消灯して、遊技の興趣
を盛り上げると共に、遊技の進行状況を遊技者に表示す
る。
【0014】図2は、パチンコ機Pの電気的な構成を概
略的に示したブロック図である。図2に示すように、パ
チンコ機Pは、停電監視回路20を有すると共に、主制
御基板Cに、複数の制御基板H,D,S,Lが接続され
て構成されている。主制御基板Cは、遊技内容の制御を
行うためのものであり、この主制御基板Cに接続された
各種スイッチSWから出力される信号と、主制御基板C
内に設けられるカウンタ値などとに基づいて、各制御基
板H,D,S,Lへ制御コマンドを送信して遊技の制御
を行っている。
【0015】主制御基板Cには、ワンチップマイコンと
してのMPU11が搭載されている。MPU11は、演
算装置としてのCPUと、制御プログラムを記憶するR
OMと、制御プログラムの実行時に各種のデータを書き
替え可能に記憶するRAM12と、タイマ割り込み回路
と、フリーランニングカウンタと、ウォッチドッグタイ
マと、チップセレクトロジックなどとの各種の回路をワ
ンチップに内蔵したものであり、これらの回路の他に、
パチンコ機Pの遊技の制御(大当たりの有無を決定する
制御)に使用される乱数を発生するための乱数発生回路
や、このMPU11に固有の識別番号(ID番号)を記
憶してその識別番号を所定の操作により出力するID出
力回路を有している。
【0016】MPU11には、電源断時においてもバッ
クアップ電圧が供給されている。よって、停電などの発
生によって電源がオフされても、MPU11のRAM1
2のデータは保持(バックアップ)される。RAM12
には、賞球の払い出し残数が記憶されるので、停電時に
おいても賞球の払い出し残数を記憶し続けて、停電の解
消後に残りの賞球の払い出しを行うことができる。な
お、本実施例のRAM12は、その全データがバックア
ップされており、前記した賞球の払い出し残数以外のデ
ータもバックアップされる。しかし、必ずしもRAM1
2の全データをバックアップする必要はなく、全データ
のバックアップに代えて、RAM12の一部分のデータ
のみをバックアップするように構成しても良い。
【0017】払出制御基板Hは、各種スイッチSWから
出力される信号や主制御基板Cから送信される制御コマ
ンドに基づいて、賞球や貸し球の払出制御を行うもので
あり、主制御基板Cの他に、遊技盤1内の遊技領域へ球
を発射するための発射モータ10を制御する発射制御基
板Bと、賞球や貸し球を払い出すための払出モータ9と
が接続されている。
【0018】この払出制御基板HのRAM13には、電
源断時においてもバックアップ電圧が供給されている。
よって、停電などの発生によって電源がオフされた場合
にも、RAM13のデータは保持(バックアップ)され
る。RAM13には、賞球や貸し球の払い出し残数が記
憶されるので、停電時にもこれらを記憶し続けて、停電
の解消後に残りの賞球や貸し球を払い出すことができ
る。なお、本実施例のRAM13は、前記したMPU1
1のRAM12の場合と同様に、その全データがバック
アップされているので、賞球や貸し球の払い出し残数以
外のデータもバックアップされる。しかし、必ずしもR
AM13の全データをバックアップする必要はなく、全
データのバックアップに代えて、RAM13の一部分の
データのみをバックアップするように構成しても良い。
【0019】主制御基板Cおよび払出制御基板Hにバッ
クアップされるデータは、パチンコ機Pの裏面側に設け
られたクリアスイッチSW1を押下することにより、消
去(クリア)することができる。なお、かかるバックア
ップデータのクリアは、そのクリアが誤って行われない
ように、クリアスイッチSW1が所定のタイミングで操
作された場合に限り行われるようにされている。例え
ば、クリアスイッチSW1を操作した状態で電源が投入
された場合や、クリアスイッチSW1を操作した状態で
電源がオフされた場合、クリアスイッチSW1が所定時
間内に複数回操作された場合、或いは、クリアスイッチ
SW1を2以上設け、そのクリアスイッチSW1が所定
の順序で若しくは同時に操作された場合に、バックアッ
プデータのクリアを行うようにしている。
【0020】表示用制御基板Dは、主制御基板Cから送
信される制御コマンドに基づいて、LCDディスプレイ
3の変動表示を制御するためのものである。効果音制御
基板Sは、主制御基板Cから送信される制御コマンドに
基づいて、遊技の進行に合わせた効果音をスピーカ6か
ら出力するためのものであり、ランプ制御基板Lは、主
制御基板Cから送信される制御コマンドに基づいて、各
ランプ7の点灯及び消灯を制御するためのものである。
【0021】これら主制御基板Cと各制御基板H,D,
S,Lとの間には、入力及び出力が固定的なバッファ8
がそれぞれ接続されている(図2では1つのみ図示して
いる)。よって、主制御基板Cと各制御基板H,D,
S,Lとの送受信は、主制御基板Cから各制御基板H,
D,S,Lへの一方向にのみ行われ、各制御基板H,
D,S,Lから主制御基板Cへ行うことはできない。
【0022】停電監視回路20は、電源のオフ時または
停電の発生時に、停電信号21を主制御基板Cおよび払
出制御基板Hへ出力すると共に、電源のオン時又は停電
信号21の出力後の所定条件下においてリセット信号2
2を各制御基板C,H,D,S,L,Bへ出力するため
の回路である。主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、
停電監視回路20から出力される停電信号21を入力す
ると、それぞれのRAM12,13に記憶されるバック
アップデータを適切に保持するために、パチンコ機Pの
遊技の制御の終了処理をそれぞれ開始する。後述するよ
うに、電源回路30から主制御基板Cおよび払出制御基
板Hへ供給される制御系の駆動電圧(5ボルト)は、停
電の発生後(又は電源のオフ後)においても、所定時間
の間、正常動作範囲の電圧値を保つように構成されてい
る。よって、主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、停
電信号21の入力後に、遊技の制御の終了処理を開始し
ても、十分にその終了処理を完了することができるので
ある。
【0023】次に、図3を参照して、このパチンコ機P
の各所への駆動電圧の供給経路について説明する。図3
は、パチンコ機Pの電源回路30で生成された駆動電圧
が各制御基板C,H,D,S,L,B等へ供給される経
路を示した図である。電源回路30は、外部電源40か
ら24ボルトの交流電圧(AC24V)を入力して、32ボル
ト(+32V)、24ボルト(+24V)、12ボルト(+12V)および
5ボルト(+5V)の各直流電圧と、バックアップ用の電圧
(VBB)とを生成して、各制御基板C,H,D,S,L,
B等へ出力するためのものであり、第1から第4の4つ
の電源回路31〜34を有している。
【0024】第1電源回路31は、外部電源40から出
力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの
直流電圧を生成する33ボルト生成回路31aと、その
33ボルト生成回路31aから出力される33ボルトの
直流電圧を入力して12ボルトの直流電圧を生成する1
2ボルト生成回路31bと、その12ボルト生成回路3
1bから出力される12ボルトの直流電圧を入力して5
ボルトの直流電圧を生成する5ボルト生成回路31c
と、その5ボルト生成回路31cから出力される5ボル
トの直流電圧を入力して略5ボルトのバックアップ用電
圧を生成するバックアップ電圧生成回路31dと、前述
した停電監視回路20とを備えている。
【0025】33ボルト生成回路31aの出力電圧は、
12ボルト生成回路31bの他に、停電監視回路20へ
も出力されている。停電が発生(電源のオフを含む。以
下同様)すると、外部電源40からの電力供給が途絶え
るので、33ボルト生成回路31aの出力電圧は33ボ
ルトから低下する。停電監視回路20では、この33ボ
ルト生成回路31aの出力電圧が略22ボルト以下にな
った場合に停電が発生したとして、主制御基板Cおよび
払出制御基板Hへ停電信号21を出力する。前述した通
り、主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、この停電信
号21を入力すると、遊技の制御の終了処理を開始す
る。
【0026】また、停電監視回路20へは、5ボルト生
成回路31cの出力電圧も供給されている。停電監視回
路20では、停電の解消時又は電源のオン時に、33ボ
ルト生成回路31aおよび5ボルト生成回路31cの出
力電圧の状態により、各制御基板C,H,D,S,L,
Bへリセット信号22を出力する。このリセット信号2
2の出力によって、各制御基板C,H,D,S,L,B
で遊技の制御が再開(又は開始)される。
【0027】第1電源回路31の12ボルト生成回路3
1bの出力電圧は、主制御基板Cのスイッチ用の駆動電
圧として、払出制御基板Hのスイッチ用および払出モー
タ駆動用の駆動電圧として、更に、発射制御基板Bのタ
ッチセンサ用および発射スイッチ用の駆動電圧として、
それぞれ供給される。また、第1電源回路31の5ボル
ト生成回路31cの出力電圧は、主制御基板C、払出制
御基板Hおよび発射制御基板Bのロジック用(制御系)
の駆動電圧として供給される。更に、バックアップ電圧
生成回路31dの出力電圧は、主制御基板Cおよび払出
制御基板Hの各RAM12,13のデータのバックアッ
プ用の電圧として供給される。
【0028】第2電源回路32は、外部電源40から出
力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの
直流電圧を生成する33ボルト生成回路32aと、その
33ボルト生成回路32aから出力される33ボルトの
直流電圧を入力して32ボルトの直流電圧を生成する3
2ボルト生成回路32bとを備えている。この32ボル
ト生成回路32bの出力電圧は、主制御基板Cのソレノ
イド用の駆動電圧として、また、発射制御基板Bのハン
ドルモータ用の駆動電圧として、それぞれ供給される。
【0029】第3電源回路33は、外部電源40から出
力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの
直流電圧を生成する33ボルト生成回路33aと、その
33ボルト生成回路33aから出力される33ボルトの
直流電圧を入力して12ボルトの直流電圧を生成する1
2ボルト生成回路33bと、同じく33ボルト生成回路
33aから出力される33ボルトの直流電圧を入力して
5ボルトの直流電圧を生成する5ボルト生成回路33c
とを備えている。
【0030】12ボルト生成回路33bの出力電圧は、
表示用制御基板DのLCD3のバックライト用の駆動電
圧として、効果音制御基板Sのパワーアンプ用の駆動電
圧として、更に、ランプ制御基板LのLED用の駆動電
圧として、それぞれ供給される。また、5ボルト生成回
路33cの出力電圧は、主制御基板Cのサブ制御基板イ
ンターフェイス用の駆動電圧として供給されるほか、表
示用制御基板D、効果音制御基板Sおよびランプ制御基
板Lのロジック用(制御系)の駆動電圧として、それぞ
れ供給される。
【0031】第4電源回路34は、外部電源40から出
力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの
直流電圧を生成する33ボルト生成回路34aと、その
33ボルト生成回路34aから出力される33ボルトの
直流電圧を入力して24ボルトの直流電圧を生成する2
4ボルト生成回路34bとを備えている。この24ボル
ト生成回路34bの出力電圧は、ランプ制御基板Lのラ
ンプ用の駆動電圧として供給される。
【0032】次に、上述した本実施例のパチンコ機Pに
おいて、停電発生時における各所への駆動電圧の供給動
作について説明する。停電が発生すると、外部電源40
からの電力供給が途絶えるので、まずはじめに、第1〜
第4電源回路31〜34の各33ボルト生成回路31a
〜34aの出力電圧が低下していく。第1電源回路34
では、この低下によって、33ボルト生成回路31aの
出力電圧値が33ボルトから略22ボルト以下になる
と、停電信号21が停電監視回路20から主制御基板C
および払出制御基板Hへ出力される。
【0033】主制御基板Cおよび払出制御基板Hのロジ
ック用(制御系)駆動電圧を供給する5ボルト生成回路
31cは、12ボルト生成回路31bの出力電圧に基づ
いて5ボルトの出力電圧を生成しているので、33ボル
ト生成回路31aの出力電圧が略22ボルトに低下して
も、正常な5ボルトの電圧を出力している。よって、主
制御基板Cおよび払出制御基板Hの制御系は、この時点
において正常動作が可能であるので、停電信号21を入
力すると、それぞれ遊技の制御の終了処理を開始するこ
とができる。
【0034】その後、時間の経過に伴って、各生成回路
31a〜31c,32a〜32b,33a〜33c,3
4a〜34bの出力電圧は、大きな電圧を出力するもの
から順に低下して、ダウンしていく(正常動作範囲の電
圧を出力できなくなっていく)。
【0035】ここで、遊技の制御の終了処理を実行して
いる主制御基板Cおよび払出制御基板Hの駆動電圧は、
第1電源回路31から供給されているが、この第1電源
回路31からは、他に発射制御基板Bへ駆動電圧の供給
が行われるのみであり、特に、主制御基板Cおよび発射
制御基板Bの中でも比較的消費電力の大きなソレノイド
用(主制御基板C)やハンドルモータ用(発射制御基板
B)の駆動電圧に至っては、第1電源回路31ではな
く、第2電源回路32によって供給されている。また、
バックライトを含めたLCD3を駆動する表示用制御基
板D、パワーアンプを含めたスピーカ6を駆動する効果
音制御基板S、及び、ランプ7やLEDを駆動(点灯)
するランプ制御基板Lの各駆動電圧は、第3および第4
電源回路33,34から供給されている。更に、払出制
御基板Hのサブ制御基板インターフェイス用の駆動電圧
も、第1電源回路31ではなく、第3電源回路33によ
って供給されている。
【0036】最短でも、停電の発生から主制御基板C及
び払出制御基板Hによる遊技の制御の終了処理がそれぞ
れ完了するまでの間は、第1電源回路31の5ボルト生
成回路31cの出力電圧を正常動作範囲の電圧に維持し
なければならない。
【0037】上述した通り、第1電源回路31は、第2
〜第4電源回路32〜34と電気的に独立して構成され
ており、即ち、駆動電圧の生成元となる33ボルト生成
回路31a〜34aが別個に構成されており、かつ、L
CD3やモータなどの比較的消費電力の大きな装置への
駆動電圧の供給は、第2〜第4電源回路32〜34によ
り行われている。よって、第1電源回路31の容量を大
きくしなくても、停電発生時のパチンコ機Pの作動状況
と無関係に、第1電源回路31の5ボルト生成回路31
cの出力電圧を、停電の発生から主制御基板Cおよび払
出制御基板Hによる遊技の制御の終了処理がそれぞれ完
了するまでの間、正常動作範囲の電圧に維持することが
できる。従って、本実施例のパチンコ機Pによれば、第
1電源回路31をローコストかつコンパクトに製造する
ことができるのである。
【0038】また、第2〜第4電源回路32〜34は、
比較的消費電力の大きな装置へ駆動電圧を供給しなけれ
ばならないが、これらはデータのバックアップとは何ら
無関係な部分へ駆動電圧を供給するものなので、停電の
発生後、直ちに出力電圧がダウンしても構わない。よっ
て、第2〜第4電源回路32〜34についても、その容
量を大きくする必要がなく、ローコストかつコンパクト
に製造することができるのである。
【0039】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0040】例えば、上記実施例では、停電信号21
は、停電時においてもデータを保持可能(バックアップ
可能)に構成された主制御基板Cおよび払出制御基板H
へのみ出力されたが、この停電信号21を他の制御基板
D,S,L,Bへ出力するようにしても良い。また、停
電信号21の出力タイミングは、必ずしも、33ボルト
生成回路31aの出力電圧が略22ボルト以下に低下し
た場合に限られるものではなく、22ボルト以外の他の
電圧値以下となった場合に、停電監視回路20から停電
信号21を出力するようにしても良い。
【0041】更に、本実施例の電源回路30は、第1か
ら第4の4つの電源回路31〜34に分割構成された
が、第1電源回路31と他の電源回路32〜34とが分
割されるのであれば、第2〜第4電源回路32〜34を
1又は2にまとめたものと第1電源回路31との2又は
3つで電源回路を構成しても良いし、5以上の電源回路
で構成しても良い。
【0042】請求項1記載の第1制御手段としては、主
制御基板Cや払出制御基板Hなどの制御系の素子のみな
らず、その制御基板自体であっても、その機能をソフト
制御によって達成するものであっても良い。同様に、第
2制御手段としては、表示用制御基板D、効果音制御基
板S、ランプ制御基板Lおよび発射制御基板Bのみなら
ず(発射制御基板Bにあっては駆動系素子のみ)、その
機能をソフト制御によって達成するものであっても良
い。
【0043】本発明を上記実施例とは異なるタイプのパ
チンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりす
ると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当た
り状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表
示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要
条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施し
ても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマ
シンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施す
るようにしても良い。
【0044】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
【0045】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないも
のが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)
に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操
作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボ
タンの操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄
がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊
技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者に
は、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0046】以下に本発明の変形例を示す。外部電源と
接続されて所定の駆動電圧を供給する電源手段を備えた
遊技機において、停電の発生時に停電信号を出力する停
電監視回路と、駆動電圧の供給が途絶えても記憶内容を
保持する不揮発性の第1記憶手段と、駆動電圧の供給が
途絶えると記憶内容を喪失する揮発性の第2記憶手段
と、前記第1記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制
御を行うと共に、前記停電監視回路から出力される停電
信号を入力した場合にその遊技の制御の終了処理を実行
する第1制御回路と、その第1制御回路とは別に構成さ
れ、前記第2記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制
御を行う第2制御回路とを備え、前記電源手段は、前記
第1制御回路および前記第1記憶手段へ駆動電圧を供給
する第1電源手段と、その第1電源手段とは別に構成さ
れ、前記第2制御回路および第2記憶手段へ駆動電圧を
供給する第2電源手段とを有していることを特徴とする
遊技機1。
【0047】なお、第1制御回路および第2制御回路
は、電子部品で構成されたハード的な電子回路に限られ
るものではなく、その機能をソフト制御によって達成す
るものであっても良い。また、第1制御回路および第2
制御回路により行われる遊技の制御としては、遊技の主
な制御のみならず、その主な制御に派生する、例えば、
効果音の出力制御や表示内容の表示制御、ランプの点灯
或いは消灯制御などが含まれる。停電監視回路は、複数
の電子部品を個々に組み合わせて構成しても良いし、そ
れらを1チップに内蔵したICで構成しても良い。更
に、第1電源手段及び第2電源手段は、それぞれ単数の
電源(電源手段)として構成しても、或いは複数の電源
(電源手段)として構成しても良い。
【0048】遊技機1において、前記第1制御回路およ
び第1記憶手段は、同一の制御基板に搭載されているこ
とを特徴とする遊技機2。なお、第1制御回路および第
1記憶手段が2以上ある場合には、その第1制御回路お
よび第1記憶手段が搭載される制御基板も2以上存在し
得る。
【0049】遊技機1において、前記第1制御回路およ
び第1記憶手段は、ワンチップのMPUに内蔵されてい
ることを特徴とする遊技機3。第1制御回路および第1
記憶手段が2以上ある場合には、その第1制御回路およ
び第1記憶手段が内蔵されるMPUも2以上存在し得
る。なお、このMPUは、プログラムメモリと演算装置
と、第1記憶手段に相当するワークメモリとの他に、更
にタイマ(カウンタタイマ、ウォッチドッグタイマ等)
やフリーランニングカウンタなどのカウンタ、チップセ
レクトロジック、乱数発生回路、このMPUに固有の識
別番号を出力するID出力回路、などの周辺回路を内蔵
したものであっても良い。
【0050】遊技機1から3のいずれかにおいて、前記
第1電源手段は、少なくとも前記停電監視回路による停
電信号の出力後前記第1制御回路による遊技の制御の終
了処理が完了するまでの間、前記第1制御回路および第
1記憶手段へ駆動電圧を供給するものであることを特徴
とする遊技機4。
【0051】遊技機1から4のいずれかにおいて、前記
停電監視回路は、前記第1電源手段の駆動電圧の供給状
態に基づいて停電の発生を認識するものであることを特
徴とする遊技機5。例えば、停電監視回路により第1電
源手段の出力電圧を監視して、その出力電圧が所定電圧
以下となった場合に、停電監視回路から停電信号を出力
するように構成しても良い。なお、第1電源手段の駆動
電圧の供給状態とは、第1電源手段の内部における駆動
電圧の供給状態を含むものである。
【0052】遊技機1から5のいずれかにおいて、前記
第1電源手段は、制御系回路へ駆動電圧を供給するもの
であり、一方、前記第2電源手段は、駆動系回路(およ
び制御系回路)へ駆動電圧を供給するものであることを
特徴とする遊技機6。第1電源手段は消費電力の大きな
駆動系回路へは駆動電圧を供給しないので、停電の発生
によって外部電源からの電力供給が途絶えても、その第
1電源手段による駆動電圧の供給をより長く維持するこ
とができる。よって、停電の発生時における制御系回路
の正常動作時間をより長くすることができるので、第1
制御回路により実行される遊技の制御の終了処理を確実
に終了させることができる。
【0053】遊技機1から6のいずれかにおいて、図柄
等を表示する表示装置と、有価価値(景品球やコインの
みならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)
の払い出しを行う払出装置と、効果音を発する発音装置
と、点灯し又は消灯するランプと、遊技の制御を行う主
制御基板と、その主制御基板から送信されるコマンドに
基づいて前記表示装置の表示を制御する表示用制御基板
と、前記主制御基板から送信されるコマンドに基づいて
前記払出装置を制御して有価価値の払い出しを行わせる
払出制御基板と、前記主制御基板から送信されるコマン
ドに基づいて前記発音装置から効果音を発せさせる効果
音制御基板と、前記主制御基板から送信されるコマンド
に基づいて前記ランプの点灯又は消灯を制御するランプ
制御基板とを備えており、前記第1制御回路は前記主制
御基板(及び払出制御基板)で構成され、前記第2制御
回路は、その主制御基板(及び払出制御基板)以外の前
記表示用制御基板と前記効果音制御基板とランプ制御基
板とで構成されていることを特徴とする遊技機7。な
お、払出制御基板が第1制御回路とされない場合には、
その払出制御基板は第2制御回路の一部とされる。
【0054】遊技機7において、不揮発性の前記第1記
憶手段は前記主制御基板(及び払出制御基板)に搭載さ
れていることを特徴とする遊技機8。
【0055】遊技機1から8のいずれかにおいて、不揮
発性の前記第1記憶手段の内容をクリアするためのクリ
アスイッチを備えていることを特徴とする遊技機9。な
お、かかるクリアスイッチによるバックアップデータの
クリアは、例えば、次の場合に行うことができる。
(1)クリアスイッチが操作された場合。(2)クリア
スイッチを操作した状態で電源が投入された場合。
(3)クリアスイッチを操作した状態で電源がオフされ
た場合。この場合には、終了処理においてバックアップ
データのクリアが行われるか、或いは、終了処理におい
ては電源オフ時にクリアスイッチが操作されたことを記
憶しておき、次の電源投入時にバックアップデータをク
リアするようにしても良い。(4)クリアスイッチが所
定時間内に複数回操作された場合。(5)クリアスイッ
チを2以上設け、そのクリアスイッチが所定の順序で、
或いは、同時に操作された場合。
【0056】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機である
ことを特徴とする遊技機10。中でも、パチンコ機の基
本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドル
の操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技
領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作
動口を通過)することを必要条件として、表示装置にお
いて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停
止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生
時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞
装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞
可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみ
ならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が
付与されるものが挙げられる。
【0057】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンで
あることを特徴とする遊技機11。中でも、スロットマ
シンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識
別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可
変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定
識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、
遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態
発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒
体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0058】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とスロ
ットマシンとを融合させたものであることを特徴とする
遊技機12。中でも、融合させた遊技機の基本構成とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用
すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数
の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの
球が払い出されるように構成されている遊技機」とな
る。
【0059】
【発明の効果】 本発明の遊技機によれば、停電が発生
すると、第1制御手段は、第1記憶手段のデータを正常
に保持するために、遊技の制御の終了処理を実行する
が、第2制御手段はその必要がない。よって、第2制御
手段へ駆動電圧を供給する第2電源手段は、停電発生
後、その出力電圧が直ぐにダウンしても構わないので、
ローコストに且つコンパクトに製造することができる。
また、第1電源手段は、停電発生後、第1制御手段によ
る遊技の制御の終了処理が完了するまでの間、第1制御
手段および第1記憶手段へ正常動作範囲の駆動電圧を供
給しなければならないが、第2制御手段および第2記憶
手段への駆動電圧の供給は不要なので、第2電源手段と
同様に、ローコストに且つコンパクトに製造することが
できる。従って、電源手段をローコストに且つコンパク
トに製造することができるので、遊技機全体のコストア
ップを招来することなく、その遊技機をコンパクト化す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的な構成を概略的に示した
ブロック図である。
【図3】 電源回路で生成された駆動電圧の各制御基板
等への供給経路を示した図である。
【符号の説明】
12,13 RAM(第1記憶手段) 30 電源回路(電源手段) 31 第1電源回路(第1電源手段) 32 第2電源回路(第2電源手段) 33 第3電源回路(第2電源手段) 34 第4電源回路(第2電源手段) 40 外部電源 C 主制御基板(第1制御手段を搭載す
る) H 払出制御基板(第1制御手段を搭載す
る) D 表示用制御基板(第2制御手段及び第
2記憶手段を搭載する) S 効果音制御基板(第2制御手段及び第
2記憶手段を搭載する) L ランプ制御基板(第2制御手段及び第
2記憶手段を搭載する) B 発射制御基板 P パチンコ機(遊技機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 浩正 名古屋市千種区春岡通7丁目49番地 株式 会社ジェイ・ティ内 Fターム(参考) 2C088 BC58

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源と接続されて所定の駆動電圧を
    供給する電源手段を備えた遊技機において、 駆動電圧の供給が途絶えても記憶内容を保持する不揮発
    性の第1記憶手段と、 駆動電圧の供給が途絶えると記憶内容を喪失する揮発性
    の第2記憶手段と、 前記第1記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を
    行うと共に、停電の発生時にその遊技の制御の終了処理
    を実行する第1制御手段と、 前記第2記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を
    行う第2制御手段とを備えており、 前記電源手段は、前記第1制御手段および第1記憶手段
    へ駆動電圧を供給する第1電源手段と、前記第2制御手
    段および第2記憶手段へ駆動電圧を供給する第2電源手
    段とを有していることを特徴とする遊技機。
JP2000140777A 2000-05-12 2000-05-12 遊技機 Expired - Fee Related JP4608734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140777A JP4608734B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140777A JP4608734B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010094098A Division JP5120410B2 (ja) 2010-04-15 2010-04-15 遊技機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001321496A true JP2001321496A (ja) 2001-11-20
JP2001321496A5 JP2001321496A5 (ja) 2007-06-21
JP4608734B2 JP4608734B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=18648012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000140777A Expired - Fee Related JP4608734B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4608734B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085654A (ja) * 2000-09-11 2002-03-26 Takeya Co Ltd 遊技機の電源装置
JP2006061609A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Heiwa Corp 遊技機の電源装置
JP2010063735A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Daito Giken:Kk 遊技台

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06233867A (ja) * 1993-02-08 1994-08-23 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH0810390A (ja) * 1995-06-13 1996-01-16 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機の電源電圧供給装置
JPH08229192A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Sankyo Kk 遊技用装置
JPH11299968A (ja) * 1998-04-22 1999-11-02 Sansei パチンコ機
JP2000116915A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2000331089A (ja) * 1999-09-24 2000-11-30 Noboru Kawasaki 個人生活情報・行動管理装置及び方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06233867A (ja) * 1993-02-08 1994-08-23 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH08229192A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Sankyo Kk 遊技用装置
JPH0810390A (ja) * 1995-06-13 1996-01-16 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機の電源電圧供給装置
JPH11299968A (ja) * 1998-04-22 1999-11-02 Sansei パチンコ機
JP2000116915A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2000331089A (ja) * 1999-09-24 2000-11-30 Noboru Kawasaki 個人生活情報・行動管理装置及び方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085654A (ja) * 2000-09-11 2002-03-26 Takeya Co Ltd 遊技機の電源装置
JP2006061609A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Heiwa Corp 遊技機の電源装置
JP4485292B2 (ja) * 2004-08-30 2010-06-16 株式会社平和 遊技機の電源装置
JP2010063735A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Daito Giken:Kk 遊技台

Also Published As

Publication number Publication date
JP4608734B2 (ja) 2011-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010184153A (ja) 遊技機
JP5120410B2 (ja) 遊技機
JP2011177562A (ja) 遊技機
JP4797286B2 (ja) 遊技機
JP2002219226A (ja) 遊技機
JP4724897B2 (ja) 遊技機
JP4724898B2 (ja) 遊技機
JP4608734B2 (ja) 遊技機
JP6149196B2 (ja) 遊技機
JP2001321542A5 (ja)
JP5979287B2 (ja) 遊技機
JP2001321496A5 (ja)
JP5700002B2 (ja) 遊技機
JP5880600B2 (ja) 遊技機
JP4023486B2 (ja) 遊技機
JP4023175B2 (ja) 遊技機
JP5668747B2 (ja) 遊技機
JP5206832B2 (ja) 遊技機
JP5182335B2 (ja) 遊技機
JP5720645B2 (ja) 遊技機
JP2002011160A (ja) 遊技機
JP5854091B2 (ja) 遊技機
JP6090483B2 (ja) 遊技機
JP2018134552A (ja) 遊技機
JP2024055871A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070509

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4608734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees