JP2001321496A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 遊技機
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部電源と接続されて所定の駆動電圧を供給する電源手段を備えた遊技機において、
駆動電圧の供給が途絶えても記憶内容を保持する不揮発性の第1記憶手段と、
駆動電圧の供給が途絶えると記憶内容を喪失する揮発性の第2記憶手段と、
前記第1記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行うと共に、停電の発生時にその遊技の制御の終了処理を実行する第1制御手段と、
前記第2記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行う第2制御手段とを備えており、
前記電源手段は、前記第1制御手段および第1記憶手段へ駆動電圧を供給する第1電源手段と、前記第2制御手段および第2記憶手段へ駆動電圧を供給する第2電源手段とを有していることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記第1電源手段は、少なくとも停電発生後、前記第1制御手段による遊技の制御の終了処理が完了するまでの間、前記第1制御手段および第1記憶手段へ駆動電圧を供給するものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
停電の発生を検出する停電監視手段を備え、
その停電監視手段は、前記第1電源手段の駆動電圧の供給状態に基づいて停電の発生を認識するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記第1電源手段は、制御系回路へ駆動電圧を供給するものであり、一方、前記第2電源手段は、駆動系回路へ或いは駆動系回路および制御系回路へ駆動電圧を供給するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機に関し、特に、停電の発生時に遊技の制御の終了処理を行うものであって、電源をローコストに且つコンパクトに構成することができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ機などに代表される遊技機は、主に、遊技の制御を行う主制御基板と、その主制御基板から送信される各種コマンドに基づいて動作する払出制御基板や表示用制御基板、効果音制御基板、ランプ制御基板などと、これらに接続される表示装置や払出装置、遊技球の発射装置などの各種装置によって構成されている。発射装置によって遊技領域へ打ち込まれた遊技球が入賞口へ入賞すると、その入賞信号を主制御基板が検出して、主制御基板から払出制御基板へ賞球の払い出し個数が指示される。この指示により払出制御基板によって払出装置が制御され、賞球の払い出しが行われる。
【0003】
賞球の払い出しが完了する前に停電が発生すると、停電が解消しても、停電前の入賞に対する賞球の払い出しを行うことはできない。このため、遊技機の電源をバックアップして、停電時においても遊技機へ駆動電圧を供給し遊技機が継続して動作できるようにすることも考えられるが、長時間に及ぶ停電ではバックアップ電源もダウンするので、単に、遊技機の電源をバックアップするだけでは対応できない。
【0004】
これに対し、停電時における遊技状態を記憶しておき、停電が解消した場合にその記憶しておいた遊技状態を復帰して停電前の状態から遊技を続行させれば、停電前の入賞に対する賞球の払い出しを停電の解消後に行うことができる。しかし、遊技の制御は刻々と進行するので、1つの遊技状態を記憶するためには、制御の終了処理を行って、制御の進行を停止させなければならない。このためには、外部電源の電力供給が途絶えてから制御の終了処理が完了するまでの間、各制御基板へ正常動作範囲の駆動電圧を供給できるだけの電源回路が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、遊技機は、遊技球の発射モータや払出モータなどの複数のモータを駆動するだけでなく、LCDディスプレイや複数のランプなどの表示を行っている。これらの消費電力はいずれも大きいので、これらの機器がフルに駆動されている場合にも、制御の終了処理が完了するまでの間、各制御基板へ正常動作範囲の駆動電圧を供給しようとすると、電源回路が非常に大きなものとなって、その電源回路のコストアップと大型化とを招いてしまう。これは、遊技機のコストアップを招来し、そのコンパクト化を阻害するという問題点がある。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、停電の発生時に遊技の制御の終了処理を行うものであって、電源をローコストに且つコンパクトに構成することができる遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、外部電源と接続されて所定の駆動電圧を供給する電源手段を備え、更に、駆動電圧の供給が途絶えても記憶内容を保持する不揮発性の第1記憶手段と、駆動電圧の供給が途絶えると記憶内容を喪失する揮発性の第2記憶手段と、前記第1記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行うと共に、停電の発生時にその遊技の制御の終了処理を実行する第1制御手段と、前記第2記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行う第2制御手段とを備えており、前記電源手段は、前記第1制御手段および第1記憶手段へ駆動電圧を供給する第1電源手段と、前記第2制御手段および第2記憶手段へ駆動電圧を供給する第2電源手段とを有している。
【0008】
この請求項1記載の遊技機によれば、第1制御手段は、不揮発性の第1記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行い、第2制御手段は、揮発性の第2記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行っている。第1制御手段および第1記憶手段へは、第1電源手段により駆動電圧が供給され、第2制御手段および第2記憶手段へは、第2電源手段により駆動電圧が供給される。停電が発生すると、第1制御手段は、第1記憶手段のデータを正常に保持するために、遊技の制御の終了処理を実行するが、第2制御手段はその必要がない。よって、第2電源手段は、停電発生後の所定時間の間、正常動作範囲の駆動電圧を供給する必要が無く、また、第1電源手段は、停電発生後、第1制御手段による遊技の制御の終了処理が完了するまでの間、第1制御手段および第1記憶手段へ正常動作範囲の駆動電圧を供給すれば良い。従って、第1及び第2電源手段で構成される電源手段を、ローコストに且つコンパクトに製造することができる。
請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記第1電源手段は、少なくとも停電発生後、前記第1制御手段による遊技の制御の終了処理が完了するまでの間、前記第1制御手段および第1記憶手段へ駆動電圧を供給するものである。
請求項3記載の遊技機は、請求項1又は2に記載の遊技機において、停電の発生を検出する停電監視手段を備え、その停電監視手段は、前記第1電源手段の駆動電圧の供給状態に基づいて停電の発生を認識するものである。例えば、停電監視手段により第1電源手段の出力電圧を監視して、その出力電圧が所定電圧以下となった場合に、停電監視手段が停電の発生を検出するように構成しても良い。なお、第1電源手段の駆動電圧の供給状態とは、第1電源手段の内部における駆動電圧の供給状態を含むものである。
請求項4記載の遊技機は、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機において、前記第1電源手段は、制御系回路へ駆動電圧を供給するものであり、一方、前記第2電源手段は、駆動系回路へ或いは駆動系回路および制御系回路へ駆動電圧を供給するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。本実施例では、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチンコ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や、コイン遊技機、スロットマシン等の他の遊技機に用いることは、当然に可能である。
【0010】
図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤の正面図である。遊技盤1の周囲には、打球が入賞することにより5個から15個の球が払い出される複数の入賞口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶(LCD)ディスプレイ3が設けられている。このLCDディスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されており、3分割された各表示領域において、それぞれ右から左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行われる。
【0011】
LCDディスプレイ3の下方には、図柄作動口(第1種始動口)4が設けられ、打球がこの図柄作動口4を通過することにより、前記したLCDディスプレイ3の変動表示が開始される。図柄作動口4の下方には、特定入賞口(大入賞口)5が設けられている。この特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせの1つと一致する場合に、大当たりとなって、打球が入賞しやすいように所定時間(例えば、30秒経過するまで、あるいは、打球が10個入賞するまで)開放される。
【0012】
この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが設けられており、特定入賞口5の開放中に、打球がVゾーン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞口5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又は、特定入賞口5に打球が所定個数入賞するまで)開放される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与された状態(特別遊技状態)である。
【0013】
また、遊技盤1およびその周辺の各所には、複数のランプ7が配設されている。これらのランプ7は遊技の内容に応じて点灯又は消灯して、遊技の興趣を盛り上げると共に、遊技の進行状況を遊技者に表示する。
【0014】
図2は、パチンコ機Pの電気的な構成を概略的に示したブロック図である。図2に示すように、パチンコ機Pは、停電監視回路20を有すると共に、主制御基板Cに、複数の制御基板H,D,S,Lが接続されて構成されている。主制御基板Cは、遊技内容の制御を行うためのものであり、この主制御基板Cに接続された各種スイッチSWから出力される信号と、主制御基板C内に設けられるカウンタ値などとに基づいて、各制御基板H,D,S,Lへ制御コマンドを送信して遊技の制御を行っている。
【0015】
主制御基板Cには、ワンチップマイコンとしてのMPU11が搭載されている。MPU11は、演算装置としてのCPUと、制御プログラムを記憶するROMと、制御プログラムの実行時に各種のデータを書き替え可能に記憶するRAM12と、タイマ割り込み回路と、フリーランニングカウンタと、ウォッチドッグタイマと、チップセレクトロジックなどとの各種の回路をワンチップに内蔵したものであり、これらの回路の他に、パチンコ機Pの遊技の制御(大当たりの有無を決定する制御)に使用される乱数を発生するための乱数発生回路や、このMPU11に固有の識別番号(ID番号)を記憶してその識別番号を所定の操作により出力するID出力回路を有している。
【0016】
MPU11には、電源断時においてもバックアップ電圧が供給されている。よって、停電などの発生によって電源がオフされても、MPU11のRAM12のデータは保持(バックアップ)される。RAM12には、賞球の払い出し残数が記憶されるので、停電時においても賞球の払い出し残数を記憶し続けて、停電の解消後に残りの賞球の払い出しを行うことができる。なお、本実施例のRAM12は、その全データがバックアップされており、前記した賞球の払い出し残数以外のデータもバックアップされる。しかし、必ずしもRAM12の全データをバックアップする必要はなく、全データのバックアップに代えて、RAM12の一部分のデータのみをバックアップするように構成しても良い。
【0017】
払出制御基板Hは、各種スイッチSWから出力される信号や主制御基板Cから送信される制御コマンドに基づいて、賞球や貸し球の払出制御を行うものであり、主制御基板Cの他に、遊技盤1内の遊技領域へ球を発射するための発射モータ10を制御する発射制御基板Bと、賞球や貸し球を払い出すための払出モータ9とが接続されている。
【0018】
この払出制御基板HのRAM13には、電源断時においてもバックアップ電圧が供給されている。よって、停電などの発生によって電源がオフされた場合にも、RAM13のデータは保持(バックアップ)される。RAM13には、賞球や貸し球の払い出し残数が記憶されるので、停電時にもこれらを記憶し続けて、停電の解消後に残りの賞球や貸し球を払い出すことができる。なお、本実施例のRAM13は、前記したMPU11のRAM12の場合と同様に、その全データがバックアップされているので、賞球や貸し球の払い出し残数以外のデータもバックアップされる。しかし、必ずしもRAM13の全データをバックアップする必要はなく、全データのバックアップに代えて、RAM13の一部分のデータのみをバックアップするように構成しても良い。
【0019】
主制御基板Cおよび払出制御基板Hにバックアップされるデータは、パチンコ機Pの裏面側に設けられたクリアスイッチSW1を押下することにより、消去(クリア)することができる。なお、かかるバックアップデータのクリアは、そのクリアが誤って行われないように、クリアスイッチSW1が所定のタイミングで操作された場合に限り行われるようにされている。例えば、クリアスイッチSW1を操作した状態で電源が投入された場合や、クリアスイッチSW1を操作した状態で電源がオフされた場合、クリアスイッチSW1が所定時間内に複数回操作された場合、或いは、クリアスイッチSW1を2以上設け、そのクリアスイッチSW1が所定の順序で若しくは同時に操作された場合に、バックアップデータのクリアを行うようにしている。
【0020】
表示用制御基板Dは、主制御基板Cから送信される制御コマンドに基づいて、LCDディスプレイ3の変動表示を制御するためのものである。効果音制御基板Sは、主制御基板Cから送信される制御コマンドに基づいて、遊技の進行に合わせた効果音をスピーカ6から出力するためのものであり、ランプ制御基板Lは、主制御基板Cから送信される制御コマンドに基づいて、各ランプ7の点灯及び消灯を制御するためのものである。
【0021】
これら主制御基板Cと各制御基板H,D,S,Lとの間には、入力及び出力が固定的なバッファ8がそれぞれ接続されている(図2では1つのみ図示している)。よって、主制御基板Cと各制御基板H,D,S,Lとの送受信は、主制御基板Cから各制御基板H,D,S,Lへの一方向にのみ行われ、各制御基板H,D,S,Lから主制御基板Cへ行うことはできない。
【0022】
停電監視回路20は、電源のオフ時または停電の発生時に、停電信号21を主制御基板Cおよび払出制御基板Hへ出力すると共に、電源のオン時又は停電信号21の出力後の所定条件下においてリセット信号22を各制御基板C,H,D,S,L,Bへ出力するための回路である。主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、停電監視回路20から出力される停電信号21を入力すると、それぞれのRAM12,13に記憶されるバックアップデータを適切に保持するために、パチンコ機Pの遊技の制御の終了処理をそれぞれ開始する。後述するように、電源回路30から主制御基板Cおよび払出制御基板Hへ供給される制御系の駆動電圧(5ボルト)は、停電の発生後(又は電源のオフ後)においても、所定時間の間、正常動作範囲の電圧値を保つように構成されている。よって、主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、停電信号21の入力後に、遊技の制御の終了処理を開始しても、十分にその終了処理を完了することができるのである。
【0023】
次に、図3を参照して、このパチンコ機Pの各所への駆動電圧の供給経路について説明する。図3は、パチンコ機Pの電源回路30で生成された駆動電圧が各制御基板C,H,D,S,L,B等へ供給される経路を示した図である。電源回路30は、外部電源40から24ボルトの交流電圧(AC24V)を入力して、32ボルト(+32V)、24ボルト(+24V)、12ボルト(+12V)および5ボルト(+5V)の各直流電圧と、バックアップ用の電圧(VBB)とを生成して、各制御基板C,H,D,S,L,B等へ出力するためのものであり、第1から第4の4つの電源回路31〜34を有している。
【0024】
第1電源回路31は、外部電源40から出力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの直流電圧を生成する33ボルト生成回路31aと、その33ボルト生成回路31aから出力される33ボルトの直流電圧を入力して12ボルトの直流電圧を生成する12ボルト生成回路31bと、その12ボルト生成回路31bから出力される12ボルトの直流電圧を入力して5ボルトの直流電圧を生成する5ボルト生成回路31cと、その5ボルト生成回路31cから出力される5ボルトの直流電圧を入力して略5ボルトのバックアップ用電圧を生成するバックアップ電圧生成回路31dと、前述した停電監視回路20とを備えている。
【0025】
33ボルト生成回路31aの出力電圧は、12ボルト生成回路31bの他に、停電監視回路20へも出力されている。停電が発生(電源のオフを含む。以下同様)すると、外部電源40からの電力供給が途絶えるので、33ボルト生成回路31aの出力電圧は33ボルトから低下する。停電監視回路20では、この33ボルト生成回路31aの出力電圧が略22ボルト以下になった場合に停電が発生したとして、主制御基板Cおよび払出制御基板Hへ停電信号21を出力する。前述した通り、主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、この停電信号21を入力すると、遊技の制御の終了処理を開始する。
【0026】
また、停電監視回路20へは、5ボルト生成回路31cの出力電圧も供給されている。停電監視回路20では、停電の解消時又は電源のオン時に、33ボルト生成回路31aおよび5ボルト生成回路31cの出力電圧の状態により、各制御基板C,H,D,S,L,Bへリセット信号22を出力する。このリセット信号22の出力によって、各制御基板C,H,D,S,L,Bで遊技の制御が再開(又は開始)される。
【0027】
第1電源回路31の12ボルト生成回路31bの出力電圧は、主制御基板Cのスイッチ用の駆動電圧として、払出制御基板Hのスイッチ用および払出モータ駆動用の駆動電圧として、更に、発射制御基板Bのタッチセンサ用および発射スイッチ用の駆動電圧として、それぞれ供給される。また、第1電源回路31の5ボルト生成回路31cの出力電圧は、主制御基板C、払出制御基板Hおよび発射制御基板Bのロジック用(制御系)の駆動電圧として供給される。更に、バックアップ電圧生成回路31dの出力電圧は、主制御基板Cおよび払出制御基板Hの各RAM12,13のデータのバックアップ用の電圧として供給される。
【0028】
第2電源回路32は、外部電源40から出力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの直流電圧を生成する33ボルト生成回路32aと、その33ボルト生成回路32aから出力される33ボルトの直流電圧を入力して32ボルトの直流電圧を生成する32ボルト生成回路32bとを備えている。この32ボルト生成回路32bの出力電圧は、主制御基板Cのソレノイド用の駆動電圧として、また、発射制御基板Bのハンドルモータ用の駆動電圧として、それぞれ供給される。
【0029】
第3電源回路33は、外部電源40から出力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの直流電圧を生成する33ボルト生成回路33aと、その33ボルト生成回路33aから出力される33ボルトの直流電圧を入力して12ボルトの直流電圧を生成する12ボルト生成回路33bと、同じく33ボルト生成回路33aから出力される33ボルトの直流電圧を入力して5ボルトの直流電圧を生成する5ボルト生成回路33cとを備えている。
【0030】
12ボルト生成回路33bの出力電圧は、表示用制御基板DのLCD3のバックライト用の駆動電圧として、効果音制御基板Sのパワーアンプ用の駆動電圧として、更に、ランプ制御基板LのLED用の駆動電圧として、それぞれ供給される。また、5ボルト生成回路33cの出力電圧は、主制御基板Cのサブ制御基板インターフェイス用の駆動電圧として供給されるほか、表示用制御基板D、効果音制御基板Sおよびランプ制御基板Lのロジック用(制御系)の駆動電圧として、それぞれ供給される。
【0031】
第4電源回路34は、外部電源40から出力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの直流電圧を生成する33ボルト生成回路34aと、その33ボルト生成回路34aから出力される33ボルトの直流電圧を入力して24ボルトの直流電圧を生成する24ボルト生成回路34bとを備えている。この24ボルト生成回路34bの出力電圧は、ランプ制御基板Lのランプ用の駆動電圧として供給される。
【0032】
次に、上述した本実施例のパチンコ機Pにおいて、停電発生時における各所への駆動電圧の供給動作について説明する。停電が発生すると、外部電源40からの電力供給が途絶えるので、まずはじめに、第1〜第4電源回路31〜34の各33ボルト生成回路31a〜34aの出力電圧が低下していく。第1電源回路34では、この低下によって、33ボルト生成回路31aの出力電圧値が33ボルトから略22ボルト以下になると、停電信号21が停電監視回路20から主制御基板Cおよび払出制御基板Hへ出力される。
【0033】
主制御基板Cおよび払出制御基板Hのロジック用(制御系)駆動電圧を供給する5ボルト生成回路31cは、12ボルト生成回路31bの出力電圧に基づいて5ボルトの出力電圧を生成しているので、33ボルト生成回路31aの出力電圧が略22ボルトに低下しても、正常な5ボルトの電圧を出力している。よって、主制御基板Cおよび払出制御基板Hの制御系は、この時点において正常動作が可能であるので、停電信号21を入力すると、それぞれ遊技の制御の終了処理を開始することができる。
【0034】
その後、時間の経過に伴って、各生成回路31a〜31c,32a〜32b,33a〜33c,34a〜34bの出力電圧は、大きな電圧を出力するものから順に低下して、ダウンしていく(正常動作範囲の電圧を出力できなくなっていく)。
【0035】
ここで、遊技の制御の終了処理を実行している主制御基板Cおよび払出制御基板Hの駆動電圧は、第1電源回路31から供給されているが、この第1電源回路31からは、他に発射制御基板Bへ駆動電圧の供給が行われるのみであり、特に、主制御基板Cおよび発射制御基板Bの中でも比較的消費電力の大きなソレノイド用(主制御基板C)やハンドルモータ用(発射制御基板B)の駆動電圧に至っては、第1電源回路31ではなく、第2電源回路32によって供給されている。また、バックライトを含めたLCD3を駆動する表示用制御基板D、パワーアンプを含めたスピーカ6を駆動する効果音制御基板S、及び、ランプ7やLEDを駆動(点灯)するランプ制御基板Lの各駆動電圧は、第3および第4電源回路33,34から供給されている。更に、払出制御基板Hのサブ制御基板インターフェイス用の駆動電圧も、第1電源回路31ではなく、第3電源回路33によって供給されている。
【0036】
最短でも、停電の発生から主制御基板C及び払出制御基板Hによる遊技の制御の終了処理がそれぞれ完了するまでの間は、第1電源回路31の5ボルト生成回路31cの出力電圧を正常動作範囲の電圧に維持しなければならない。
【0037】
上述した通り、第1電源回路31は、第2〜第4電源回路32〜34と電気的に独立して構成されており、即ち、駆動電圧の生成元となる33ボルト生成回路31a〜34aが別個に構成されており、かつ、LCD3やモータなどの比較的消費電力の大きな装置への駆動電圧の供給は、第2〜第4電源回路32〜34により行われている。よって、第1電源回路31の容量を大きくしなくても、停電発生時のパチンコ機Pの作動状況と無関係に、第1電源回路31の5ボルト生成回路31cの出力電圧を、停電の発生から主制御基板Cおよび払出制御基板Hによる遊技の制御の終了処理がそれぞれ完了するまでの間、正常動作範囲の電圧に維持することができる。従って、本実施例のパチンコ機Pによれば、第1電源回路31をローコストかつコンパクトに製造することができるのである。
【0038】
また、第2〜第4電源回路32〜34は、比較的消費電力の大きな装置へ駆動電圧を供給しなければならないが、これらはデータのバックアップとは何ら無関係な部分へ駆動電圧を供給するものなので、停電の発生後、直ちに出力電圧がダウンしても構わない。よって、第2〜第4電源回路32〜34についても、その容量を大きくする必要がなく、ローコストかつコンパクトに製造することができるのである。
【0039】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0040】
例えば、上記実施例では、停電信号21は、停電時においてもデータを保持可能(バックアップ可能)に構成された主制御基板Cおよび払出制御基板Hへのみ出力されたが、この停電信号21を他の制御基板D,S,L,Bへ出力するようにしても良い。また、停電信号21の出力タイミングは、必ずしも、33ボルト生成回路31aの出力電圧が略22ボルト以下に低下した場合に限られるものではなく、22ボルト以外の他の電圧値以下となった場合に、停電監視回路20から停電信号21を出力するようにしても良い。
【0041】
更に、本実施例の電源回路30は、第1から第4の4つの電源回路31〜34に分割構成されたが、第1電源回路31と他の電源回路32〜34とが分割されるのであれば、第2〜第4電源回路32〜34を1又は2にまとめたものと第1電源回路31との2又は3つで電源回路を構成しても良いし、5以上の電源回路で構成しても良い。
【0042】
請求項1記載の第1制御手段としては、主制御基板Cや払出制御基板Hなどの制御系の素子のみならず、その制御基板自体であっても、その機能をソフト制御によって達成するものであっても良い。同様に、第2制御手段としては、表示用制御基板D、効果音制御基板S、ランプ制御基板Lおよび発射制御基板Bのみならず(発射制御基板Bにあっては駆動系素子のみ)、その機能をソフト制御によって達成するものであっても良い。
【0043】
本発明を上記実施例とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
【0044】
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0045】
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0046】
以下に本発明の変形例を示す。外部電源と接続されて所定の駆動電圧を供給する電源手段を備えた遊技機において、停電の発生時に停電信号を出力する停電監視回路と、駆動電圧の供給が途絶えても記憶内容を保持する不揮発性の第1記憶手段と、駆動電圧の供給が途絶えると記憶内容を喪失する揮発性の第2記憶手段と、前記第1記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行うと共に、前記停電監視回路から出力される停電信号を入力した場合にその遊技の制御の終了処理を実行する第1制御回路と、その第1制御回路とは別に構成され、前記第2記憶手段にデータを記憶させつつ遊技の制御を行う第2制御回路とを備え、前記電源手段は、前記第1制御回路および前記第1記憶手段へ駆動電圧を供給する第1電源手段と、その第1電源手段とは別に構成され、前記第2制御回路および第2記憶手段へ駆動電圧を供給する第2電源手段とを有していることを特徴とする遊技機1。
【0047】
なお、第1制御回路および第2制御回路は、電子部品で構成されたハード的な電子回路に限られるものではなく、その機能をソフト制御によって達成するものであっても良い。また、第1制御回路および第2制御回路により行われる遊技の制御としては、遊技の主な制御のみならず、その主な制御に派生する、例えば、効果音の出力制御や表示内容の表示制御、ランプの点灯或いは消灯制御などが含まれる。停電監視回路は、複数の電子部品を個々に組み合わせて構成しても良いし、それらを1チップに内蔵したICで構成しても良い。更に、第1電源手段及び第2電源手段は、それぞれ単数の電源(電源手段)として構成しても、或いは複数の電源(電源手段)として構成しても良い。
【0048】
遊技機1において、前記第1制御回路および第1記憶手段は、同一の制御基板に搭載されていることを特徴とする遊技機2。なお、第1制御回路および第1記憶手段が2以上ある場合には、その第1制御回路および第1記憶手段が搭載される制御基板も2以上存在し得る。
【0049】
遊技機1において、前記第1制御回路および第1記憶手段は、ワンチップのMPUに内蔵されていることを特徴とする遊技機3。第1制御回路および第1記憶手段が2以上ある場合には、その第1制御回路および第1記憶手段が内蔵されるMPUも2以上存在し得る。なお、このMPUは、プログラムメモリと演算装置と、第1記憶手段に相当するワークメモリとの他に、更にタイマ(カウンタタイマ、ウォッチドッグタイマ等)やフリーランニングカウンタなどのカウンタ、チップセレクトロジック、乱数発生回路、このMPUに固有の識別番号を出力するID出力回路、などの周辺回路を内蔵したものであっても良い。
【0050】
遊技機1から3のいずれかにおいて、前記第1電源手段は、少なくとも前記停電監視回路による停電信号の出力後前記第1制御回路による遊技の制御の終了処理が完了するまでの間、前記第1制御回路および第1記憶手段へ駆動電圧を供給するものであることを特徴とする遊技機4。
【0051】
遊技機1から4のいずれかにおいて、前記停電監視回路は、前記第1電源手段の駆動電圧の供給状態に基づいて停電の発生を認識するものであることを特徴とする遊技機5。例えば、停電監視回路により第1電源手段の出力電圧を監視して、その出力電圧が所定電圧以下となった場合に、停電監視回路から停電信号を出力するように構成しても良い。なお、第1電源手段の駆動電圧の供給状態とは、第1電源手段の内部における駆動電圧の供給状態を含むものである。
【0052】
遊技機1から5のいずれかにおいて、前記第1電源手段は、制御系回路へ駆動電圧を供給するものであり、一方、前記第2電源手段は、駆動系回路(および制御系回路)へ駆動電圧を供給するものであることを特徴とする遊技機6。第1電源手段は消費電力の大きな駆動系回路へは駆動電圧を供給しないので、停電の発生によって外部電源からの電力供給が途絶えても、その第1電源手段による駆動電圧の供給をより長く維持することができる。よって、停電の発生時における制御系回路の正常動作時間をより長くすることができるので、第1制御回路により実行される遊技の制御の終了処理を確実に終了させることができる。
【0053】
遊技機1から6のいずれかにおいて、図柄等を表示する表示装置と、有価価値(景品球やコインのみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)の払い出しを行う払出装置と、効果音を発する発音装置と、点灯し又は消灯するランプと、遊技の制御を行う主制御基板と、その主制御基板から送信されるコマンドに基づいて前記表示装置の表示を制御する表示用制御基板と、前記主制御基板から送信されるコマンドに基づいて前記払出装置を制御して有価価値の払い出しを行わせる払出制御基板と、前記主制御基板から送信されるコマンドに基づいて前記発音装置から効果音を発せさせる効果音制御基板と、前記主制御基板から送信されるコマンドに基づいて前記ランプの点灯又は消灯を制御するランプ制御基板とを備えており、前記第1制御回路は前記主制御基板(及び払出制御基板)で構成され、前記第2制御回路は、その主制御基板(及び払出制御基板)以外の前記表示用制御基板と前記効果音制御基板とランプ制御基板とで構成されていることを特徴とする遊技機7。なお、払出制御基板が第1制御回路とされない場合には、その払出制御基板は第2制御回路の一部とされる。
【0054】
遊技機7において、不揮発性の前記第1記憶手段は前記主制御基板(及び払出制御基板)に搭載されていることを特徴とする遊技機8。
【0055】
遊技機1から8のいずれかにおいて、不揮発性の前記第1記憶手段の内容をクリアするためのクリアスイッチを備えていることを特徴とする遊技機9。なお、かかるクリアスイッチによるバックアップデータのクリアは、例えば、次の場合に行うことができる。(1)クリアスイッチが操作された場合。(2)クリアスイッチを操作した状態で電源が投入された場合。(3)クリアスイッチを操作した状態で電源がオフされた場合。この場合には、終了処理においてバックアップデータのクリアが行われるか、或いは、終了処理においては電源オフ時にクリアスイッチが操作されたことを記憶しておき、次の電源投入時にバックアップデータをクリアするようにしても良い。(4)クリアスイッチが所定時間内に複数回操作された場合。(5)クリアスイッチを2以上設け、そのクリアスイッチが所定の順序で、或いは、同時に操作された場合。
【0056】
請求項1記載の遊技機または遊技機1から9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機10。中でも、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
【0057】
請求項1記載の遊技機または遊技機1から9のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機11。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0058】
請求項1記載の遊技機または遊技機1から9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機12。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
【0059】
【発明の効果】 本発明の遊技機によれば、停電が発生すると、第1制御手段は、第1記憶手段のデータを正常に保持するために、遊技の制御の終了処理を実行するが、第2制御手段はその必要がない。よって、第2制御手段へ駆動電圧を供給する第2電源手段は、停電発生後、その出力電圧が直ぐにダウンしても構わないので、ローコストに且つコンパクトに製造することができる。また、第1電源手段は、停電発生後、第1制御手段による遊技の制御の終了処理が完了するまでの間、第1制御手段および第1記憶手段へ正常動作範囲の駆動電圧を供給しなければならないが、第2制御手段および第2記憶手段への駆動電圧の供給は不要なので、第2電源手段と同様に、ローコストに且つコンパクトに製造することができる。従って、電源手段をローコストに且つコンパクトに製造することができるので、遊技機全体のコストアップを招来することなく、その遊技機をコンパクト化することができるという効果がある。
【0060】
また、第1電源手段は制御系回路へ駆動電圧を供給し、一方、第2電源手段は駆動系回路へ或いは駆動系回路および制御系回路へ駆動電圧を供給するように構成することにより、第1電源手段は消費電力の大きな駆動系回路へは駆動電圧を供給しないので、停電の発生によって外部電源からの電力供給が途絶えても、その第1電源手段による駆動電圧の供給をより長く維持することができる。よって、停電の発生時における制御系回路の正常動作時間をより長くすることができるので、第1制御手段により実行される遊技の制御の終了処理を確実に終了させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的な構成を概略的に示したブロック図である。
【図3】 電源回路で生成された駆動電圧の各制御基板等への供給経路を示した図である。
【符号の説明】
12,13 RAM(第1記憶手段)
20 停電監視回路(停電監視手段)
30 電源回路(電源手段)
31 第1電源回路(第1電源手段)
32 第2電源回路(第2電源手段)
33 第3電源回路(第2電源手段)
34 第4電源回路(第2電源手段)
40 外部電源
C 主制御基板(第1制御手段を搭載する)
H 払出制御基板(第1制御手段を搭載する)
D 表示用制御基板(第2制御手段及び第2記憶手段を搭載する)
S 効果音制御基板(第2制御手段及び第2記憶手段を搭載する)
L ランプ制御基板(第2制御手段及び第2記憶手段を搭載する)
B 発射制御基板
P パチンコ機(遊技機)
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