JP2001231916A - メダル簡易補給装置およびそれを用いたメダル補給回収システム - Google Patents

メダル簡易補給装置およびそれを用いたメダル補給回収システム

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JP2001231916A
JP2001231916A JP2000109840A JP2000109840A JP2001231916A JP 2001231916 A JP2001231916 A JP 2001231916A JP 2000109840 A JP2000109840 A JP 2000109840A JP 2000109840 A JP2000109840 A JP 2000109840A JP 2001231916 A JP2001231916 A JP 2001231916A
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type gaming
spinning
gaming machine
housing
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Katsumi Kuboi
克己 久保井
Toshiharu Okazaki
敏治 岡崎
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HOTSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技客を離席させずにメダルを手動補給し得
る、安価で簡単な構造のメダル簡易補給装置およびそれ
を用いたメダル補給回収システムを提供する。 【解決手段】 回胴式遊技機1間に設置されるメダル簡
易補給装置2は、直方体状の筺体11と、開放時に筺体
11の前面上端部にメダル投入口16を形成する補給扉
12と、補給扉12の上端部から筺体11の裏面に向か
って下降する傾斜面を形成する傾斜部材14と、筺体1
1の裏面上部に結合され、メダル投入口16から投入さ
れて前記傾斜面を経て流入するメダルを左右何れか一方
に25°の傾斜角度で流出させる振り分けシャッタ装置
17と、一端を振り分けシャッタ装置17の左右両側面
にそれぞれ結合され、他端を認定補給器具24にそれぞ
れ結合される補給接続器具21と、振り分けシャッタ装
置17の動作方向を左右何れか一方に切り換えるシャッ
タ切換ダイヤル20とを具備して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回胴式遊技機の右
側面または左側面もしくは隣接する回胴式遊技機間の空
間内、あるいは台間上部の空間内に設置されるメダル簡
易補給装置および、該メダル簡易補給装置を用いて構成
したメダル補給回収システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】回胴式遊技機においては、貸し出された
メダルを用いて遊技客が遊技を行うが、入賞に応じてメ
ダルが払い出されるため、回胴式遊技機の内部に設けら
れた払い出し装置(ホッパ)にメダル不足が生じること
がある。この場合、当該回胴式遊技機内への「メダルの
補給」を行う必要がある。また、回胴式遊技機内に投入
されたメダルの量が多いと、払い出し装置(ホッパ)内
が満杯になることがある。この場合、払い出し装置内の
メダル量を規定量まで減らす「メダルの回収」を行う必
要がある。
【0003】回胴式遊技機に対しメダルの補給やメダル
の回収を行う従来技術としては、例えば以下のものがあ
る。 (1)パチンコ店等の従業員(以下、単に、従業員とい
う)が回胴式遊技機の扉を開いて、手動でメダルの補給
や回収を行う、手動補給/手動回収方式。 (2)多数の回胴式遊技機を設置した遊技機群(一般
に、島と呼ばれている)の内部にメダルの補給/回収を
行うための機構(メカトロニクス構造)を設けて自動化
した、自動補給/自動回収システム。 (3)多数の回胴式遊技機を設置した遊技機群の内部に
メダルの回収を行うための機構(メカトロニクス構造)
を設けてメダル回収のみを自動化した、手動補給/自動
回収システム。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(1)
は、従業員がメダルの手動補給/手動回収作業を行うも
のであり、メダルの補給/回収を行うための機構を設け
ていないため、パチンコ店等の投資は最も安価になる
が、手動補給/手動回収作業のための人件費の増大を招
く。また、回胴式遊技機の扉を開かないと手動補給/手
動回収作業を行えないため、その都度遊技客に離席して
もらう必要があり、遊技客へのサービスの観点から見る
と好ましくない。
【0005】また、上記従来技術(2)は、メダルの補
給/回収を完全に自動化した全自動システムであり、従
業員の手間が省けるとともに遊技客の離席も必要無く最
も好ましいが、ベルトコンベア等を用いるメダル補給回
収装置を遊技機群(島)の内部全域に亘って設置する必
要があるため、パチンコ店等は高額の投資を必要とする
ことになる。また、上記メダル補給回収装置はメダルの
補給/回収のための複雑な構造を有しているため、故障
等による修理や日々のメンテナンスのために多大な労力
および時間が必要になる。
【0006】また、上記従来技術(3)は、メダルの回
収のみを自動化した半自動システムであり、メダルの回
収のために遊技客が離席する必要が無い上に、パチンコ
店等の投資が上記従来技術(2)よりも格段に安価にな
り好ましいが、メダルの補給は従業員が回胴式遊技機の
扉を開いて手動で行うため、メダル補給のために遊技客
に離席してもらう必要があり、著しく中途半端なシステ
ムとなっている。
【0007】なお、回胴式遊技機は法的な検査機関の検
査を通った場合に許認可されて流通する機器であるた
め、その回胴式遊技機にメダル補給/回収装置を後付け
する場合には、回胴式遊技機とメダル補給/回収装置と
の間を接続する部品として、許認可を受けた「認定補給
器具」や「認定回収器具」を必ず使用しなければならな
い、という制約条件がある。
【0008】本発明は、遊技客を離席させずに回胴式遊
技機内へメダルを手動補給し得るとともに認定補給器具
への接続が可能な、安価で簡単な構造のメダル簡易補給
装置を提供することを第1の目的とする。本発明は、遊
技客を離席させずに回胴式遊技機内へメダルを手動補給
し得るとともに認定補給器具への接続が可能な、安価で
簡単な構造のメダル簡易補給装置を用いて構成した、メ
ダル補給回収システムを提供することを第2の目的とす
る。本発明は、遊技客を離席させずに回胴式遊技機内へ
メダルを手動補給し得るとともに認定補給器具への接続
が可能な、安価で簡単な構造の、メダル貸出機を統合し
たメダル簡易補給装置を提供することを第3の目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的のため、
請求項1に記載の第1発明は、回胴式遊技機の右側面ま
たは左側面もしくは隣接する回胴式遊技機間の空間内に
設置されるメダル簡易補給装置であって、回胴式遊技機
とほぼ同一の奥行きを有する直方体状の筺体と、開放時
に前記筺体の前面上端部にメダル投入口を形成する補給
扉と、前記補給扉の上端部から前記筺体の裏面に向かっ
て下降する傾斜面を形成する傾斜部材と、前記筺体の裏
面上部に結合され、前記メダル投入口から投入されて前
記傾斜面を経て流入するメダルを左右何れか一方に20
〜30°間の所定傾斜角度で流出させる振り分けシャッ
タ装置と、一端を前記振り分けシャッタ装置の左右両側
面にそれぞれ結合されるとともに、他端を前記筺体の左
右に隣接する回胴式遊技機内に設けられた認定補給器具
にそれぞれ結合される補給接続器具と、前記振り分けシ
ャッタ装置の動作方向を左右何れか一方に切り換えるシ
ャッタ切換部材とを具備して成ることを特徴とする。
【0010】上記第1の目的のため、請求項2に記載の
第2発明は、隣接する回胴式遊技機の台間上部の空間内
に設置されるメダル簡易補給装置であって、回胴式遊技
機とほぼ同一の奥行きを有する直方体状の筺体と、開放
時に前記筺体の前面上端部にメダル投入口を形成する補
給扉と、前記補給扉の上端部から前記筺体の裏面に向か
って下降する傾斜面を形成する傾斜部材と、前記筺体の
裏面上部に結合され、前記メダル投入口から投入されて
前記傾斜面を経て流入するメダルを左右何れか一方に2
0〜30°間の所定傾斜角度で流出させる振り分けシャ
ッタ装置と、一端を前記振り分けシャッタ装置の左右両
側面にそれぞれ結合されるとともに、他端を前記筺体の
左右に隣接する回胴式遊技機内に設けられた認定補給器
具にそれぞれ結合される補給接続器具と、前記振り分け
シャッタ装置の動作方向を左右何れか一方に切り換える
シャッタ切換部材とを具備して成ることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の第3発明は、第1または
第2発明において、隣接する回胴式遊技機の内部払い出
し装置のメダル払い出し状況をそれぞれ検出するセンサ
を設けるとともに、該センサからの情報に基づき当該回
胴式遊技機のメダル不足状況を表示する表示部を前記筺
体の前面上部に設けたことを特徴とする。
【0012】上記第2の目的のため、請求項4に記載の
第4発明は、第1、第2または第3発明のメダル簡易補
給装置とメダル貸出機とを隣接する回胴式遊技機間に交
互に設置するとともに、各回胴式遊技機に亘ってメダル
回収機構を設けて成ることを特徴とする。
【0013】上記第3の目的のため、請求項5に記載の
第5発明は、回胴式遊技機の右側面または左側面もしく
は隣接する回胴式遊技機間の空間内に設置されるメダル
簡易補給装置であって、回胴式遊技機とほぼ同一の奥行
きおよび高さを有する直方体状の筺体と、開放時に前記
筺体の前面上端部にメダル投入口を形成する補給扉と、
前記補給扉の上端部から前記筺体の裏面に向かって下降
する傾斜面を形成する傾斜部材と、前記筺体の裏面上部
に結合され、前記メダル投入口から投入されて前記傾斜
面を経て流入するメダルを左右何れか一方に20〜30
°間の所定傾斜角度で流出させる振り分けシャッタ装置
と、一端を前記振り分けシャッタ装置の左右両側面にそ
れぞれ結合されるとともに、他端を前記筺体の左右に隣
接する回胴式遊技機内に設けられた認定補給器具にそれ
ぞれ結合される補給接続器具と、前記振り分けシャッタ
装置の動作方向を左右何れか一方に切り換えるシャッタ
切換部材と、前記傾斜部材および振り分けシャッタ装置
間に前後方向移動可能に支持されるスライド部材と、前
記スライド部材を手前側にストロークさせることにより
前記傾斜部材および振り分けシャッタ装置間に開口を形
成するスライド部材駆動部と、一端が前記開口に連通す
るメダル落下部と、前記振り分けシャッタ装置の下方に
配置され前記メダル落下部の他端に一端が連通するメダ
ル収納部と、該メダル収納部の他端からメダルを所定傾
斜角度で流出させるメダル流出部とから成るメダル流路
と、前記メダル流路を経てメダルを流入されるメダル払
い出し装置を有し前記筺体の下部に収納されるメダル貸
出機とを具備して成ることを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の第6発明は、第5発明に
おいて、隣接する回胴式遊技機の内部払い出し装置のメ
ダル払い出し状況をそれぞれ検出するセンサを設けると
ともに、該センサからの情報に基づき当該回胴式遊技機
のメダル不足状況を表示する表示部を前記筺体の前面上
部に設けたことを特徴とする。
【0015】上記第2の目的のため、請求項7に記載の
第7発明は、第5または第6発明のメダル簡易補給装置
を隣接する回胴式遊技機間に1つおきに設置するととも
に、各回胴式遊技機に亘ってメダル回収機構を設けて成
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】第1発明においては、パチンコ店等の従
業員が回胴式遊技機内にメダルを手動補給する際に、回
胴式遊技機の右側面または左側面もしくは隣接する回胴
式遊技機間の空間内に設置されるメダル簡易補給装置
の、回胴式遊技機とほぼ同一の奥行きを有する直方体状
の筺体に設けられた補給扉を開放したときに前記筺体の
前面上端部に形成されるメダル投入口からメダルを投入
すると、傾斜部材により前記補給扉の上端部から前記筺
体の裏面に向かって下降する傾斜面が形成されているた
め、前記メダル投入口から投入されたメダルは前記傾斜
面を経て前記筺体の裏面上部に結合された振り分けシャ
ッタ装置に流入する。ここで、シャッタ切換部により前
記振り分けシャッタ装置の動作方向が左右何れか一方に
切り換えられていると、前記振り分けシャッタ装置は切
り換えられた方向に20〜30°間の所定傾斜角度でメ
ダルを流出させる。前記振り分けシャッタ装置から流出
したメダルは、一端を前記振り分けシャッタ装置の左右
両側面にそれぞれ結合されるとともに他端を前記筺体の
左右に隣接する回胴式遊技機内に設けられた認定補給器
具にそれぞれ結合される補給接続器具の一方に導かれた
後に、前記認定補給器具を経て当該回胴式遊技機内に到
達する。したがって、遊技客を離席させずに回胴式遊技
機内へメダルを手動補給し得るとともに認定補給器具へ
の接続が可能な、安価で簡単な構造のメダル簡易補給装
置を提供することができる。
【0017】第2発明においては、パチンコ店等の従業
員が回胴式遊技機内にメダルを手動補給する際に、隣接
する回胴式遊技機の台間上部の空間内に設置されるメダ
ル簡易補給装置の、回胴式遊技機とほぼ同一の奥行きを
有する直方体状の筺体に設けられた補給扉を開放したと
きに前記筺体の前面上端部に形成されるメダル投入口か
らメダルを投入すると、傾斜部材により前記補給扉の上
端部から前記筺体の裏面に向かって下降する傾斜面が形
成されているため、前記メダル投入口から投入されたメ
ダルは前記傾斜面を経て前記筺体の裏面上部に結合され
た振り分けシャッタ装置に流入する。ここで、シャッタ
切換部により前記振り分けシャッタ装置の動作方向が左
右何れか一方に切り換えられていると、前記振り分けシ
ャッタ装置は切り換えられた方向に20〜30°間の所
定傾斜角度でメダルを流出させる。前記振り分けシャッ
タ装置から流出したメダルは、一端を前記振り分けシャ
ッタ装置の左右両側面にそれぞれ結合されるとともに他
端を前記筺体の左右に隣接する回胴式遊技機内に設けら
れた認定補給器具にそれぞれ結合される補給接続器具の
一方に導かれた後に、前記認定補給器具を経て当該回胴
式遊技機内に到達する。したがって、遊技客を離席させ
ずに回胴式遊技機内へメダルを手動補給し得るとともに
認定補給器具への接続が可能な、安価で簡単な構造のメ
ダル簡易補給装置を提供することができる。
【0018】第3発明においては、隣接する回胴式遊技
機の内部払い出し装置のメダル払い出し状況をそれぞれ
検出するセンサを設けるとともに、該センサからの情報
に基づき当該回胴式遊技機のメダル不足状況を表示する
表示部を前記筺体の前面上部に設けたため、当該簡易補
給装置によりメダルを補給すべき左右の回胴式遊技機の
どちらがメダル不足になっているかをパチンコ店等の従
業員に通知することができる。
【0019】第4発明においては、第1、第2または第
3発明のメダル簡易補給装置とメダル貸出機とを、隣接
する回胴式遊技機間に交互に設置するとともに、各回胴
式遊技機に亘ってメダル回収機構を設けたため、遊技客
を離席させずに回胴式遊技機内へメダルを手動補給し得
るとともにメダルを手動または自動で回収し得る、メダ
ル補給回収システムを提供することができる。
【0020】第5発明においては、パチンコ店等の従業
員が回胴式遊技機内にメダルを手動補給する際に、回胴
式遊技機の右側面または左側面もしくは隣接する回胴式
遊技機間の空間内に設置されるメダル簡易補給装置の、
回胴式遊技機とほぼ同一の奥行きおよび高さを有する直
方体状の筺体に設けられた補給扉を開放したときに前記
筺体の前面上端部に形成されるメダル投入口からメダル
を投入すると、傾斜部材により前記補給扉の上端部から
前記筺体の裏面に向かって下降する傾斜面が形成されて
いるため、前記メダル投入口から投入されたメダルは、
後述するメダル貸出機へのメダル補給時以外は、前記傾
斜面を経て前記筺体の裏面上部に結合された振り分けシ
ャッタ装置に流入する。ここで、シャッタ切換部により
前記振り分けシャッタ装置の動作方向が左右何れか一方
に切り換えられていると、前記振り分けシャッタ装置は
切り換えられた方向に20〜30°間の所定傾斜角度で
メダルを流出させる。前記振り分けシャッタ装置から流
出したメダルは、一端を前記振り分けシャッタ装置の左
右両側面にそれぞれ結合されるとともに他端を前記筺体
の左右に隣接する回胴式遊技機内に設けられた認定補給
器具にそれぞれ結合される補給接続器具の一方に導かれ
た後に、前記認定補給器具を経て当該回胴式遊技機内に
到達する。
【0021】一方、メダル貸出機へのメダル補給時に
は、前記傾斜部材および振り分けシャッタ装置間に前後
方向移動可能に支持されるスライド部材をスライド部材
駆動部によって手前側にストロークさせることにより前
記傾斜部材および振り分けシャッタ装置間に開口を形成
しておくと、前記メダル投入口から投入されたメダル
は、前記傾斜面を経て前記開口から下方に落下する。そ
の後、メダルは、一端が前記開口に連通するメダル落下
部と、前記振り分けシャッタ装置の下方に配置され前記
メダル落下部の他端に一端が連通するメダル収納部と、
該メダル収納部の他端からメダルを所定傾斜角度で流出
させるメダル流出部とから成るメダル流路を経て、前記
筺体の下部に収納されるメダル貸出機のメダル払い出し
装置(ホッパ)に流入する。したがって、遊技客を離席
させずに回胴式遊技機内へメダルを手動補給し得るとと
もに認定補給器具への接続が可能な、安価で簡単な構造
の、メダル貸出機を統合したメダル簡易補給装置を提供
することができる。
【0022】第6発明においては、隣接する回胴式遊技
機の内部払い出し装置のメダル払い出し状況をそれぞれ
検出するセンサを設けるとともに、該センサからの情報
に基づき当該回胴式遊技機のメダル不足状況を表示する
表示部を前記筺体の前面上部に設けたため、当該簡易補
給装置によりメダルを補給すべき左右の回胴式遊技機の
どちらがメダル不足になっているかをパチンコ店等の従
業員に通知することができる。
【0023】第7発明においては、第5または第6発明
のメダル簡易補給装置を隣接する回胴式遊技機間に1つ
おきに設置するとともに、各回胴式遊技機に亘ってメダ
ル回収機構を設けたため、遊技客を離席させずに回胴式
遊技機内へメダルを手動補給し得るとともにメダルを手
動または自動で回収し得る、メダル補給回収システムを
提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
のメダル簡易補給装置の構成を示す分解斜視図であり、
図2は本発明のメダル簡易補給装置を用いて構成したメ
ダル補給回収システムの全体構成を例示する図であり、
図3は本発明のメダル簡易補給装置を用いて構成したメ
ダル補給回収システムの詳細図である。
【0025】まず、図2を用いてメダル補給回収システ
ムの全体構成を説明する。図2に示すメダル補給回収シ
ステムは、多数の回胴式遊技機1を島状に配置した遊技
機群を背中合わせにした両島構造になっている。なお、
図2では両島構造としたが、両島構造の一方のみを設置
して片島構造とすることも可能である。この両島構造に
おいて、隣接する回胴式遊技機1間には、本実施形態の
メダル簡易補給装置2と、メダル貸出機3とが交互に設
置されている。なお、この設置形態は、一般的に、パチ
ンコ店等においては、2台の回胴式遊技機に対して1台
の割合でメダル貸出機3が設置されており、回胴式遊技
機1に対してメダル貸出機3の設置空間とは反対側に位
置する空間は回胴式遊技機同士の間隔を確保するための
空間となっているので、その空間を本実施形態のメダル
簡易補給装置2の設置空間に利用したものである。な
お、その空間部分には回胴式遊技機の設置のための台
(島)を構成する柱が立っている場合もあるが、その場
合には、本実施形態のメダル簡易補給装置2は必要にし
て十分の強度を有しているので、その柱を取り外して、
本実施形態のメダル簡易補給装置2を柱の代わりに施工
および設置することができる。
【0026】なお、本実施形態では、図2に示すよう
に、最も手前(図示左前方)の回胴式遊技機1を基準と
して見た場合にメダル簡易補給装置2を回胴式遊技機1
の左側面に設けているが、メダル簡易補給装置2を回胴
式遊技機1の右側面に設けるようにメダル簡易補給装置
2およびメダル貸出機3を入れ換えてもよい。また、本
実施形態のメダル簡易補給装置2は、必ずしも回胴式遊
技機1の左右側面に当接させる必要はなく、例えば隣接
する回胴式遊技機1間の空間に十分な余裕がある場合に
は、その空間内の任意の位置に設置することができる。
【0027】上記メダル補給回収システムにはさらに、
回胴式遊技機1の内部および島を透視した状態を表わす
図3に示すように、各回胴式遊技機1に亘って設置され
たメダル回収機構4を有している。このメダル回収機構
4は、メダルの自動回収を行うためのメカトロニクス機
構を有するメダル自動回収システムとして構成されてお
り、回胴式遊技機1の内部払い出し装置(ホッパ)5内
が満杯になった場合にオーバーフローしたメダルを下方
に流出させる認定回収器具6と、認定回収器具6から流
入したメダルをメダル回収箱8まで搬送するベルトコン
ベア部7とから成る。なお、本実施形態ではメダル回収
機構4としてメダル自動回収システムを用いたが、メダ
ル回収機構4としてメダル手動回収システムを用いる構
成も可能である。
【0028】次に、図1および図3を用いて、本実施形
態のメダル簡易補給装置2の構成を詳細に説明する。本
実施形態のメダル簡易補給装置2は、回胴式遊技機1と
ほぼ同一の奥行きを有する直方体状の筺体11を有して
おり、この筺体11の前面上端部には補給扉12が設け
られている。補給扉12の表面上部には鍵13が設けら
れており、補給扉12の裏面上部には傾斜部材である押
し出し傾斜板14の一端が回動可能に支持されており、
押し出し傾斜板14の他端はリンク部材15上に摺動可
能に支持されている。この補給扉12は、鍵13を開け
ると図中二点鎖線で示す開放状態となり、筺体11の前
面上端部にメダル投入口16を形成する。このとき、押
し出し傾斜板14は、図中一点鎖線で示すように、補給
扉12の上端部から筺体11の裏面に向かって下降する
傾斜面を形成する。なお、本実施形態では押し出し傾斜
板14をリンク部材15により移動可能に支持している
が、押し出し傾斜板14を上記傾斜面を形成するように
補給扉12の裏面下端部近傍および筺体11の裏面間に
直接的に固定してもよい。
【0029】上記筺体11の裏面上部には、振り分けシ
ャッタ装置17が結合されており、筺体11および振り
分けシャッタ装置17の結合面のリンク部材15の図示
左端部よりも上の部分にはそれぞれ連通穴11a,17
aが形成されている。シャッタ装置17の底面には中央
部から左右両端部に向かってそれぞれ20〜30°間の
所定傾斜角度(本実施形態では25°とする)の傾斜面
を形成する底面部材17eが設けられている。振り分け
シャッタ装置17内において連通穴17aの下部に位置
する部分には、シャッタ板18が軸18aを中心に揺動
可能に支持されている。このシャッタ板18の軸18a
の端部は上記底面部材の頂点に配置された連結部材19
に結合されており、この連結部材19は、筺体11の補
給扉12の下端近傍に設けられたシャッタ切換ダイヤル
(シャッタ切換部材)20の軸20aにも結合されてい
る。このシャッタ切換ダイヤル20を右回りに回転させ
ると、軸20a、連結部材19および軸18aを介して
シャッタ板18が図示左側に駆動されて底面部材17e
により形成される右側傾斜面の延長線上に停止して、2
0〜30°間の所定傾斜角度(本実施形態では25°と
する)で下降するメダル流路を形成し、シャッタ切換ダ
イヤル20を左回りに回転させると、軸20a、連結部
材19および軸18aを介して振り分けシャッタ板18
が図示右側に駆動されて底面部材17eにより形成され
る左側傾斜面の延長線上に停止して、20〜30°間の
所定傾斜角度(本実施形態では25°とする)で下降す
るメダル流路を形成するようになっている。
【0030】上記振り分けシャッタ装置17の左右側面
にはそれぞれ、上記メダル流路に連通する開口部17
b、17cが形成されている。これら開口部17b、1
7cにはそれぞれ、補助接続器具21の上部開放端が結
合されている(図1には左側の補助接続器具21のみを
示す)。この補助接続器具21の振り分けシャッタ装置
17への結合は、ピン22および穴17d間のピン結合
ならびに補助接続器具21の下端部21aの受け23へ
の嵌合により行う。
【0031】上記補助接続器具21の下部開放端に向か
って下降する部分は、バネ等の可撓性を有する部材より
成るバネ部21bとなっている。このバネ部21bは、
上記所定傾斜角度とほぼ同一の角度で下降するように支
持されており、このバネ部21bの下端部は認定補給器
具24の上端部に接続し得る構造になっている。上記認
定補給器具24の下端部は、図3に示すように、回胴式
遊技機1の裏面に設けられた穴25を経て回胴式遊技機
1の内部に引き込まれて、内部払い出し装置(ホッパ)
5の上方に位置するようになっている。
【0032】また、各回胴式遊技機1の内部払い出し装
置(ホッパ)5の上端部には、当該内部払い出し装置の
メダル払い出し状況を検出するセンサ26が設けられて
いる。さらに、このセンサからの情報に基づき当該回胴
式遊技機1のメダル不足状況を表示する表示部27が筺
体11の前面上部(補給扉12の下端近傍)に設けられ
ている。なお、必要に応じて、図3に示すように両島構
造の遊技機群の図示左右端部にそれぞれ「どの島のどの
台がメダル不足になっているか」を表示する表示装置2
8を設けてもよい。この場合、各回胴式遊技機1内に設
けたセンサ26からの情報が入力されるようにハーネス
等で各センサ26および表示装置28間を結線しておく
ものとする。
【0033】次に、本実施形態のメダル簡易補給装置に
おける手動補給動作を説明する。図2に示すような両島
構造の遊技機群の内の、何れかの回胴式遊技機1におい
てメダル不足が発生すると、当該回胴式遊技機1の内部
払い出し装置(ホッパ)5のメダル払い出し状況を検出
するセンサ26からの情報に基づいて、対応するメダル
簡易補給装置2の表示部27が点灯して、回胴式遊技機
1本体においてメダル不足エラー表示が出力される前
に、メダル不足をパチンコ店等の従業員に通知する。そ
れと同時に、図3に示すような表示装置28を設けた場
合には、当該回胴式遊技機が属する島の表示装置28が
点灯して、両島構造のどの列にメダル不足が発生したか
をパチンコ店等の従業員に通知する。このとき、パチン
コ店等の従業員は、まず、表示装置28の点灯を見て当
該遊技機群にメダル不足が発生したことを認識して、当
該遊技機群の各メダル簡易補給装置2の表示部27を見
に行く。次に、表示部27が点灯しているメダル簡易補
給装置2を見つけてメダル不足が発生した回胴式遊技機
1を確認し、当該メダル簡易補給装置2のシャッタ切換
ダイヤル20をメダル不足が発生した方の回胴式遊技機
1側に回転させておく。
【0034】次に、鍵13を開けて補給扉12を図1に
二点鎖線で示すように開放したときに形成されるメダル
投入口16から持参したメダルを内部に投入する。その
際、傾斜部材14により補給扉12の上端部から筺体1
1の裏面に向かって下降する傾斜面が形成されているた
め、メダル投入口16から投入されたメダルは前記傾斜
面を経て筺体11の裏面上部に結合された振り分けシャ
ッタ装置17内に流入する。このとき、シャッタ切換ダ
イヤル20により振り分けシャッタ装置17の動作方向
がメダルを補給すべき回胴式遊技機側に切り換えられて
いるため、振り分けシャッタ装置17のシャッタ板18
および底面部材17eにより形成されるメダル流路は切
り換えられた方向に25°の傾斜角度でメダルを流出さ
せる。
【0035】振り分けシャッタ装置17から流出したメ
ダルは、一端を振り分けシャッタ装置17の左右両側面
17b,17cにそれぞれ結合されるとともに他端を筺
体11の左右に隣接する回胴式遊技機1内に設けられた
認定補給器具24にそれぞれ結合される補給接続器具2
1の一方に導かれ、その後、認定補給器具24を経て当
該回胴式遊技機内に到達する。
【0036】本実施形態によれば、回胴式遊技機1の扉
を開けたり遊技客を離席させたりせずに回胴式遊技機1
内へメダルを手動補給することができる、安価なメダル
簡易補給装置を提供することができる。また、本実施形
態のメダル簡易補給装置は、認定補給器具への接続が可
能であるとともに、簡単な構造となるため、メダル手動
補給システムとしての設置工事も簡単である。また、本
実施形態のメダル簡易補給装置は、複雑なメカトロニク
ス機構や電子制御を使用していないため、パチンコ店等
の投資が高額になることはなく、故障やメンテナンスの
心配もない。
【0037】また、本実施形態のメダル簡易補給装置2
とメダル貸出機3とを、隣接する回胴式遊技機1間に交
互に設置するとともに、各回胴式遊技機1に亘ってメダ
ル回収機構4を設けることにより、回胴式遊技機1の扉
を開けたり遊技客を離席させたりせずに回胴式遊技機1
内へメダルを手動補給し得る「メダル手動(簡易)補給
/自動回収システム」を構築することができる。
【0038】図4は本発明の第2実施形態のメダル簡易
補給装置の構成を示す分解斜視図である。本実施形態の
メダル簡易補給装置31は、上記第1実施形態のメダル
簡易補給装置2に対し、以下の2つの変更を加えたもの
であり、それ以外の部分は上記第1実施形態と同様に構
成されているため、第1実施形態と同一の符号を付けて
説明を省略する。
【0039】第1の変更点は、設置位置の変更である。
すなわち、本実施形態のメダル簡易補給装置31は、図
5に示すように、回胴式遊技機1の台間上部の空間内に
設置するように変更されており、それに伴い第1実施形
態のメダル簡易補給装置2の不要部分(何も収容してい
ない下部空間)をカットした形状に変更した筺体32を
用いている。なお、本実施形態のメダル簡易補給装置3
1を用いてメダル補給回収システムを構築する際には、
回胴式遊技機1の上部空間(欄間部)の改造が必要であ
る。第2の変更点は、シャッタ板18の軸18aの端部
とシャッタ切換ダイヤル20の軸20aとの間を結合す
る部材として、第1実施形態の連結部材19に代えてギ
ヤ機構33を用いたことである。なお、このギヤ機構3
3によるシャッタ板18の切換動作は連結部材19を用
いる場合と同様である。
【0040】本実施形態によれば、上記第1実施形態の
作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。第1
に、隣接する回胴式遊技機1間の空間をメダル簡易補給
装置31の設置に使用しないため、回胴式遊技機1間の
空間が他の装置(メダル貸出機、両替機、棚等)に占拠
されていて第1実施形態のメダル簡易補給装置2が設置
できないような既存の島構造であっても、第1実施形態
と同様のメダル補給回収システムを構築することがで
き、その場合、島構造内にどのような装置を設置するか
に関する設計の自由度が高くなる。第2に、メダル投入
口が台間よりも上部に位置するため、回胴式遊技機のメ
ダル投入口との落差が大きくなり、様々な形態の回胴式
遊技機に対応可能である。第3に、第1実施形態のメダ
ル簡易補給装置2の不要部分をカットした構造であるた
め、第1実施形態よりも小型で安価なものとなる。
【0041】なお、本実施形態ではメダル簡易補給装置
31とメダル貸出機3とを隣接する回胴式遊技機間に交
互に設置したが、回胴式遊技機の全台に対し本実施形態
のメダル簡易補給装置31を1台ずつ設置するように構
成した場合には、メダル流路の振り分けのためのシャッ
タ装置等が不要になるため、より簡単な構造になり、コ
ストダウンすることができる。
【0042】図6は本発明の第3実施形態のメダル簡易
補給装置の構成を示す分解斜視図である。本実施形態の
メダル簡易補給装置41は、上記第1実施形態のメダル
簡易補給装置2に対し、以下の3つの変更を加えたもの
であり、それ以外の部分は上記第1実施形態と同様に構
成されているため、第1実施形態と同一の符号を付けて
説明を省略する。
【0043】第1の変更点は、上記第2実施形態と同一
の変更点であり、シャッタ板18の軸18aの端部とシ
ャッタ切換ダイヤル20の軸20aとの間を結合する部
材として、第1実施形態の連結部材19に代えてギヤ機
構33を用いたことである。なお、このギヤ機構33に
よるシャッタ板18の切換動作は連結部材19を用いる
場合と同様である。第2の変更点は、回胴式遊技機1と
ほぼ同一の奥行きおよび高さを有する直方体状の筺体4
2内のメダル簡易補給装置41の下部に位置する空間に
メダル貸出機(図示せず)を収納して、「メダル簡易補
給装置およびメダル貸出機一体型装置」として構成した
ことである。なお、この変更に伴い、筺体42の前面に
メダル貸出機の構成要素である、紙幣挿入口43、表示
部44、メダルトレイ45等を設けている。
【0044】第3の変更点は、左右の回胴式遊技機1に
加えて、筺体42内に収納したメダル貸出機にもメダル
を補給し得るようにしたことである。すなわち、押し出
し傾斜板14を摺動可能に支持するリンク部材15の押
し出し傾斜板14および振り分けシャッタ装置17間に
はメダル落下口46が形成されており、このメダル落下
口46は、押し出し傾斜板14および振り分けシャッタ
装置17間に前後方向移動可能に支持されるスライド部
材47によって通常時(スライド部材47の振り分けシ
ャッタ装置17側への移動時;左右回胴式遊技機補給
時)は覆われているが、スライド部材駆動部48を構成
する軸48aの手前側端部に結合されたスライドツマミ
48bを引っ張ることによりスライド部材47を手前側
にストロークさせたとき(メダル貸出機補給時)にはメ
ダル落下口46が露出し、そこからメダルが落下するこ
とになる。
【0045】さらに、筺体42の裏面側には、一端がメ
ダル落下口46に連通するメダル落下部49aと、振り
分けシャッタ装置17の下方に配置されメダル落下部4
9aの他端に一端が連通するメダル収納部49bと、メ
ダル収納部49bの他端からメダルを所定傾斜角度で流
出させるメダル流出部49cとから成るメダル流路49
が設けられており、このメダル流路49を経て、メダル
落下口46から落下したメダルがメダル貸出機のメダル
払い出し装置(ホッパ;図示せず)に流入することにな
る。ここで、メダル収納部49bを図示のように筺体4
2の裏面から張り出すように構成した理由は、メダル収
納部49bを筺体42の内部に設けるとメダル払い出し
装置のメダル容量が減少して好ましくないからである。
なお、上記のようにメダル流路49を構成したことに伴
い、筺体42の裏面にはメダルを通過させるための穴5
0,51が設けられている。
【0046】図7は第3実施形態のメダル簡易補給装置
を用いて構成したメダル補給回収システムの全体構成を
例示する図である。このメダル補給回収システムは、多
数の回胴式遊技機1を島状に配置した遊技機群を背中合
わせにした両島構造になっているが、両島構造の一方の
みを設置して片島構造とすることも可能である。この両
島構造において、隣接する回胴式遊技機1間には1つお
きに本実施形態のメダル簡易補給装置41が設置されて
いる。なお、上記メダル補給回収システムには、図示し
ていないが、上記第1引用例と同様に、各回胴式遊技機
1に亘ってメダル回収機構4が設けられるとともに、各
回胴式遊技機1の内部払い出し装置(ホッパ)5の上端
部に当該内部払い出し装置のメダル払い出し状況を検出
するセンサ26が設けられている。また、必要に応じ
て、両島構造の遊技機群の図示左右端部にそれぞれ「ど
の島のどの台がメダル不足になっているか」を表示する
表示装置28を設けるものとする。
【0047】本実施形態によれば、上記第1実施形態の
作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。第1
に、「メダル簡易補給装置およびメダル貸出機一体型装
置」としたため設置工事が簡略化され、メダル補給回収
システム全体の設置コストが低減される。第2に、隣接
する回胴式遊技機1間の空間の内の1つおきの空間を本
実施形態のメダル簡易補給装置の設置に使用しないた
め、両替機や棚等を設置することができ、島構造内にど
のような装置を設置するかに関する設計の自由度が高く
なる。
【0048】なお、本実施形態では、回胴式遊技機1間
に1つおきにメダル簡易補給装置41を設置したが、回
胴式遊技機の全台に対しメダル簡易補給装置41を1台
ずつ設置するように構成した場合には、メダル補給先の
切り換えは当該回胴式遊技機およびメダル簡易補給装置
41だけでよいため、メダル流路の振り分けのための振
り分けシャッタ装置等が不要になるため、より簡単な構
造になり、コストダウンすることができる。また、本実
施形態では、第1実施形態のシャッタ装置17を流用し
たため、メダル簡易補給装置41へのメダル補給のため
にスライド部材47やスライド部材駆動部48等の追加
を含む変更が必要になったが、シャッタ装置17に代え
て、メダルを左右直下の何れかに選択的に流出させる3
段切換式のシャッタ装置を用いるようにすれば、より簡
単な構造になり、コストダウンすることができる。ま
た、本実施形態では、メダル簡易補給装置41の下部の
空間にメダル貸出機を収納したが、代わりに両替機能を
有する機器等の他の装置を収納するようにした一体型装
置としてもよい。
【0049】さらに、上記第1〜第3実施形態ではメダ
ル手動補給システムとしているが、以下のように構成す
れば、メダル自動補給システムとすることも可能であ
る。例えば、第1〜第3実施形態の何れかのメダル簡易
補給装置2の内部にメダル払い出し装置(ホッパ)を設
けて、該メダル払い出し装置から払い出されるメダルを
筺体11の上部の振り分けシャッタ装置17へ持ち上げ
るようにするとともに、振り分けシャッタ装置17のメ
ダル左右振り分け動作および前記メダル払い出し装置の
メダル払い出し動作をセンサ26からの情報に基づいて
自動的に制御する制御機構を設けて、メダル不足が発生
した回胴式遊技機1にメダルを自動的補給するようにす
る。このメダル自動補給システムは、上記第1〜第3実
施形態のメダル手動補給システムよりもさらにメダル補
給の効率化を図ることができる。また、このメダル自動
補給システムは、上記第1〜第3実施形態のメダル手動
補給システムに対し、メダル手動補給操作およびシャッ
タ切換ダイヤル20の手動切換操作の部分のみを自動化
しただけに変更を止めているので、少ないコストアップ
で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のメダル簡易補給装置
の構成を示す分解斜視図である。
【図2】 第1実施形態のメダル簡易補給装置を用いて
構成したメダル補給回収システムの全体構成を例示する
図である。
【図3】 第1実施形態のメダル簡易補給装置を用いて
構成したメダル補給回収システムの詳細図である。
【図4】 本発明の第2実施形態のメダル簡易補給装置
の構成を示す分解斜視図である。
【図5】 第2実施形態のメダル簡易補給装置を用いて
構成したメダル補給回収システムの部分構成を例示する
図である。
【図6】 本発明の第3実施形態のメダル簡易補給装置
の構成を示す分解斜視図である。
【図7】 第3実施形態のメダル簡易補給装置を用いて
構成したメダル補給回収システムの全体構成を例示する
図である。
【符号の説明】
1 回胴式遊技機 2 メダル簡易補給装置 3 メダル貸出機 4 メダル回収機構 5 内部払い出し装置(ホッパ) 6 認定回収器具 7 ベルトコンベア部 8 メダル回収箱 11 筺体 11a 連通穴(筺体側) 12 補給扉 13 鍵 14 押し出し傾斜板(傾斜部材) 15 リンク部材 16 メダル投入口 17 振り分けシャッタ装置 17a 連通穴(振り分けシャッタ側) 17b、17c 開口部 17d 穴 17e 底面部材 18 シャッタ板 18a 軸 19 連結部材 20 シャッタ切換ダイヤル(シャッタ切換部材) 20a 軸 21 補助接続器具 21a 下端部 22 ピン 23 受け 24 認定補給器具 25 穴 26 センサ 27 表示部 28 表示装置 31 メダル簡易補給装置 32 筺体 33 ギヤ機構 41 メダル簡易補給装置 42 筺体 43 紙幣挿入口 44 表示部 45 メダルトレイ 46 メダル落下口 47 スライド部材 48 スライド部材駆動部 48a 軸 48b スライドツマミ 49 メダル流路 49a メダル落下部 49b メダル収納部 49c メダル流出部 50,51 穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回胴式遊技機の右側面または左側面もし
    くは隣接する回胴式遊技機間の空間内に設置されるメダ
    ル簡易補給装置であって、 回胴式遊技機とほぼ同一の奥行きを有する直方体状の筺
    体と、 開放時に前記筺体の前面上端部にメダル投入口を形成す
    る補給扉と、 前記補給扉の上端部から前記筺体の裏面に向かって下降
    する傾斜面を形成する傾斜部材と、 前記筺体の裏面上部に結合され、前記メダル投入口から
    投入されて前記傾斜面を経て流入するメダルを左右何れ
    か一方に20〜30°間の所定傾斜角度で流出させる振
    り分けシャッタ装置と、 一端を前記振り分けシャッタ装置の左右両側面にそれぞ
    れ結合されるとともに、他端を前記筺体の左右に隣接す
    る回胴式遊技機内に設けられた認定補給器具にそれぞれ
    結合される補給接続器具と、 前記振り分けシャッタ装置の動作方向を左右何れか一方
    に切り換えるシャッタ切換部材とを具備して成ることを
    特徴とするメダル簡易補給装置。
  2. 【請求項2】 隣接する回胴式遊技機の台間上部の空間
    内に設置されるメダル簡易補給装置であって、 回胴式遊技機とほぼ同一の奥行きを有する直方体状の筺
    体と、 開放時に前記筺体の前面上端部にメダル投入口を形成す
    る補給扉と、 前記補給扉の上端部から前記筺体の裏面に向かって下降
    する傾斜面を形成する傾斜部材と、 前記筺体の裏面上部に結合され、前記メダル投入口から
    投入されて前記傾斜面を経て流入するメダルを左右何れ
    か一方に20〜30°間の所定傾斜角度で流出させる振
    り分けシャッタ装置と、 一端を前記振り分けシャッタ装置の左右両側面にそれぞ
    れ結合されるとともに、他端を前記筺体の左右に隣接す
    る回胴式遊技機内に設けられた認定補給器具にそれぞれ
    結合される補給接続器具と、 前記振り分けシャッタ装置の動作方向を左右何れか一方
    に切り換えるシャッタ切換部材とを具備して成ることを
    特徴とするメダル簡易補給装置。
  3. 【請求項3】 隣接する回胴式遊技機の内部払い出し装
    置のメダル払い出し状況をそれぞれ検出するセンサを設
    けるとともに、該センサからの情報に基づき当該回胴式
    遊技機のメダル不足状況を表示する表示部を前記筺体の
    前面上部に設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載のメダル簡易補給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項記載のメダル
    簡易補給装置とメダル貸出機とを隣接する回胴式遊技機
    間に交互に設置するとともに、各回胴式遊技機に亘って
    メダル回収機構を設けて成ることを特徴とするメダル補
    給回収システム。
  5. 【請求項5】 回胴式遊技機の右側面または左側面もし
    くは隣接する回胴式遊技機間の空間内に設置されるメダ
    ル簡易補給装置であって、 回胴式遊技機とほぼ同一の奥行きおよび高さを有する直
    方体状の筺体と、 開放時に前記筺体の前面上端部にメダル投入口を形成す
    る補給扉と、 前記補給扉の上端部から前記筺体の裏面に向かって下降
    する傾斜面を形成する傾斜部材と、 前記筺体の裏面上部に結合され、前記メダル投入口から
    投入されて前記傾斜面を経て流入するメダルを左右何れ
    か一方に20〜30°間の所定傾斜角度で流出させる振
    り分けシャッタ装置と、 一端を前記振り分けシャッタ装置の左右両側面にそれぞ
    れ結合されるとともに、他端を前記筺体の左右に隣接す
    る回胴式遊技機内に設けられた認定補給器具にそれぞれ
    結合される補給接続器具と、 前記振り分けシャッタ装置の動作方向を左右何れか一方
    に切り換えるシャッタ切換部材と、 前記傾斜部材および振り分けシャッタ装置間に前後方向
    移動可能に支持されるスライド部材と、 前記スライド部材を手前側にストロークさせることによ
    り前記傾斜部材および振り分けシャッタ装置間に開口を
    形成するスライド部材駆動部と、 一端が前記開口に連通するメダル落下部と、前記振り分
    けシャッタ装置の下方に配置され前記メダル落下部の他
    端に一端が連通するメダル収納部と、該メダル収納部の
    他端からメダルを所定傾斜角度で流出させるメダル流出
    部とから成るメダル流路と、 前記メダル流路を経てメダルを流入されるメダル払い出
    し装置を有し前記筺体の下部に収納されるメダル貸出機
    とを具備して成ることを特徴とするメダル簡易補給装
    置。
  6. 【請求項6】 隣接する回胴式遊技機の内部払い出し装
    置のメダル払い出し状況をそれぞれ検出するセンサを設
    けるとともに、該センサからの情報に基づき当該回胴式
    遊技機のメダル不足状況を表示する表示部を前記筺体の
    前面上部に設けたことを特徴とする請求項5記載のメダ
    ル簡易補給装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のメダル簡易補給
    装置を隣接する回胴式遊技機間に1つおきに設置すると
    ともに、各回胴式遊技機に亘ってメダル回収機構を設け
    て成ることを特徴とするメダル補給回収システム。
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