JPH06170058A - 遊技用媒体計数装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 遊技者が獲得した遊技用媒体を投入可能な投
入部２を、遊技台列Ｄの前面側の、遊技台Ａの上部近く
の高さ位置に配設した。 【効果】 遊技者による投入部への遊技用媒体の投入動
作が、遊技場の係員から良く見え、遊技用媒体の投入に
かかわる不正行為を効率よく監視できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ台やスロット
マシン等の遊技台がその遊技盤面を上下方向に沿わせる
姿勢で並設されている遊技台列の前面側に、遊技者が獲
得したパチンコ玉やメダル等の遊技用媒体を投入可能な
投入部が設けられている遊技用媒体計数装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】冒記遊技用媒体計数装置は、遊技用媒体
の投入部を遊技台列前面側に設けて、遊技者が獲得した
遊技用媒体をサービスカウンター等に設置してある遊技
用媒体計数装置まで運搬することなく、遊技台列前面側
に設けられている投入部に投入できるよう構成して、獲
得した遊技用媒体を遊技台列前面側で簡便に計数できる
よう構成したものであるが、従来、遊技用媒体の投入部
を遊技台の下側に設けている（例えば、特開平４−３０
８７５号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この為、多数の遊技者
が遊技台列に沿って並んで遊技しているような場合、遊
技用媒体の投入部が遊技中の遊技者の体で隠れてしまっ
て、遊技場の係員からは、遊技者による投入部への遊技
用媒体の投入動作が見えにくくなり、遊技者が電気的な
ノイズを発生させて計数装置の電子回路を誤作動させ、
計数値を不正に増大させる等の不正行為を効率よく監視
しにくい欠点がある。本発明は上記実情に鑑みてなされ
たものであって、遊技用媒体の投入部の配置を工夫する
ことにより、遊技場の係員が、遊技用媒体の投入にかか
わる不正行為を効率よく監視できるようにすることを目
的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本発明の特徴構成は、冒記遊技用媒体計数装置におい
て、前記投入部が、前記遊技台の上部近くの高さ位置に
配設されている点にあり、かかる構成から次の作用効果
を奏する。

【０００５】

【作用】遊技者による投入部への遊技用媒体の投入動作
が、遊技場の係員から良く見える。

【０００６】

【発明の効果】従って、遊技場の係員が、遊技用媒体の
投入にかかわる不正行為を効率よく監視できる。

【０００７】

【実施例】

〔第１実施例〕図１，図２は、多数のスロットマシンＡ
がその遊技盤面１を上下方向に沿わせる姿勢で並設して
遊技台列Ｄが構成され、隣合うスロットマシンＡ間に対
応させて配置する状態で、台間メダル貸機Ｂと、遊技者
Ｅが獲得した遊技用媒体としてのメダルを計数するメダ
ル計数装置Ｃとが交互に設けられているとともに、遊技
台列Ｄの上方に、遊技台列一端側から供給されるメダル
をスロットマシンＡとメダル貸機Ｂとに補給するメダル
補給用搬送装置Ｆが設けられ、遊技台列Ｄの下方に、ス
ロットマシンＡとメダル貸機Ｂ並びにメダル計数装置Ｃ
から排出されるメダルを遊技台列一端側に回収するメダ
ル回収用搬送装置Ｇが設けられている遊技設備を示す。
前記メダル計数装置Ｃは、遊技者Ｅが遊技用の椅子Ｈか
ら立ち上がって獲得メダルを投入可能なメダル投入部２
と、計数開始スイッチ３と、計数したメダル数を表示す
る計数表示部４と、計数したメダル数をレシートに印字
して発行するレシート発行部５とを操作パネル６に設け
るとともに、この操作パネル６を、遊技台列Ｄ上部を構
成している化粧板７に設けて、メダル投入部２がスロッ
トマシンＡの上部近くの高さ位置に配設されている。そ
して、遊技者Ｅが椅子Ｈから立ち上がって獲得メダルを
メダル投入部２に投入し、計数開始スイッチ３を操作す
ると計数が開始され、計数値が計数表示部４に逐一表示
されるとともに、所定時間に亘って計数値の増加がない
とき計数が完了したと判断して、レシート発行部５が、
計数したメダル数とともに、計数したメダル計数装置Ｃ
の識別記号とレシート発行時刻とをレシートに印字して
発行するよう構成されている。前記メダル投入部２に投
入されたメダルは計数が終わったものから順に、スロッ
トマシンＡ間に配設したいずれかの蛇腹式ダクト８，９
を介して自重で落下排出させるよう構成してあり、左右
いずれかのスロットマシンＡからのメダル要求信号が当
該メダル計数装置Ｃに入力されていると、第１ダクト８
を介してそのスロットマシンＡ内に設けられているメダ
ル貯留ホッパー（図外）に落下供給し、いずれのスロッ
トマシンＡからもメダル要求信号が入力されていない時
は、隣合うスロットマシンＡ間に設けた第２ダクト９を
介してメダル回収用搬送装置Ｇの搬送ベルト上に排出さ
せる、排出通路切換装置１０が設けられている。

【０００８】〔第２実施例〕図３は、メダル計数装置Ｃ
下側のスロットマシンＡ間に、メダル計数装置Ｃで計数
された後のメダルを貯留する貯留タンク１１が設けられ
ている実施例を示し、左右いずれかのスロットマシンＡ
からのメダル要求信号が当該メダル計数装置Ｃに入力さ
れると、貯留タンク１１に貯留されているメダルが第１
ダクト８を介してそのスロットマシンＡのメダル貯留ホ
ッパー（図外）に落下供給され、貯留タンク１１に貯留
されているメダルが所定量以上になると、余剰メダルが
第２ダクト９を介してメダル回収用搬送装置Ｇの搬送ベ
ルト上に排出させるよう構成してある。その他の構成は
第１実施例と同様である。

【０００９】〔第３実施例〕図４は、メダル計数装置Ｃ
のメダル投入部２が隣合うスロットマシンＡの間に配置
されている実施例を示し、メダル投入部２がスロットマ
シンＡ上部と略同じ高さ位置に配設されている。その他
の構成は第１実施例と同様である。

【００１０】〔その他の実施例〕 遊技用媒体計数装置は、遊技者が獲得したパチンコ
玉を計数するものであっても良い。 遊技用媒体計数装置は、遊技台に対して一体的に組
付けられているものであっても良い。 遊技用媒体計数装置は、遊技台一台毎に設けられる
ものであっても良い。 遊技用媒体を投入可能な投入部は、遊技台の上部に
配設されるものであっても良い。

【００１１】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】遊技設備の要部断面側面図

【図２】遊技設備の要部正面図

【図３】第２実施例を示す遊技設備の要部断面側面図

【図４】第３実施例を示す遊技設備の要部正面図

【符号の説明】

１ 遊技盤面 ２ 投入部 Ａ 遊技台 Ｄ 遊技台列

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技台（Ａ）がその遊技盤面（１）を上
   下方向に沿わせる姿勢で並設されている遊技台列（Ｄ）
   の前面側に、遊技者が獲得した遊技用媒体を投入可能な
   投入部（２）が設けられている遊技用媒体計数装置にお
   いて、前記投入部（２）が、前記遊技台（Ａ）の上部近
   くの高さ位置に配設されていることを特徴とする遊技用
   媒体計数装置。