JP2001231244A - リニアモータ用シャフト - Google Patents

リニアモータ用シャフト

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JP2001231244A
JP2001231244A JP2000034069A JP2000034069A JP2001231244A JP 2001231244 A JP2001231244 A JP 2001231244A JP 2000034069 A JP2000034069 A JP 2000034069A JP 2000034069 A JP2000034069 A JP 2000034069A JP 2001231244 A JP2001231244 A JP 2001231244A
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JP
Japan
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linear motor
shaft
sleeve
shaped
magnetic
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JP2000034069A
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English (en)
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Kotaro Takebe
浩太郎 武部
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で寸法精度が高いリニアモータ用
シャフトを提供する。 【解決手段】 AlあるいはSUS等の非磁性金属から
成るスリーブ11の内壁11a側に、外周面のそれぞれ
がN極あるいはS極に着磁された円弧状のボンド磁石か
ら成る磁極片12a,12bを、上記互いに隣接する磁
極同士が異なるように順次埋設してリニアモータ用シャ
フトを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータのス
テータとして用いられるリニアモータ用シャフトに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】CDの光ヘッドやプリンタの印字ヘッド
などの直線運動を要求される部品を移送する移送機構と
して、リニアモータが多く使用されている。図4
(a),(b)は、従来のリニアモータの概略を示す図
で、(a)図は平面図、(b)図は側面図である。リニ
アモータ20は、ステータ部である円筒状のガイドシャ
フト21と、このガイドシャフト21に嵌合支持され、
上記ガイドシャフト21の長手方向に往復運動する可動
部であるスライダー22とから構成される。スライダー
22は、図4(b)に示すように、上面に光ヘッド等の
直線上を移送する部品Sを搭載するための平板状のステ
ージ23と、このステージ23の下方に設けられた駆動
部24とから成り、この駆動部24内には、ガイドシャ
フト21の長手方向に沿って配列されたそれぞれにコイ
ル25が巻かれた複数のボビン26が設けられている。
なお、図4(c)に示すように、上記ガイドシャフト2
1はボビン26に巻かれた各コイル25を貫通するよう
に配置されている。また、スライダー22のガイドシャ
フト21の外周部近傍には、図示しない磁気センサが配
置されている。
【0003】ガイドシャフト21は、例えば、図5
(a)に示すように、Mn−Al焼結体から成る中空円
筒状の磁性体で、外周部の長手方向には、図5(b)に
示すような、互いに隣接する磁極同士が異なる着磁パタ
ーンが所定のピッチPで着磁されている。また、この径
方向に関しては、図5(c)に示すように、駆動用の着
磁パターンPAと位置検出用の着磁パターンPBとが、
約180度の区間にそれぞれ着磁されている。なお、セ
ンサレスのリニアモータの場合には、上記着磁パターン
PBは不用である。リニアモータ20は、周知のよう
に、スライダー22に設けられた複数個のコイル25の
それぞれに所定の通電パターンの電流を流し、上記コイ
ル25がガイドシャフト21の磁性体から推力を受ける
ことにより、スライダー22をガイドシャフト21の長
手方向に移動させる。このとき、磁気センサにより、位
置検出用の着磁パターンPBを読み取り、スライダー2
2の位置をフィードバック制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記Mn−
Alの円筒形磁性体は、通常、粉体冶金法の1つである
熱間押し出し法により形成され、その後所定の磁化パタ
ーンに着磁される。しかしながら、これをガイドシャフ
ト21として使用するためには、例えば軸受けの内,外
輪などの中空部品を研削するセンタレス研磨を行ってそ
の外周面を仕上げ加工する必要があるため、製作工程が
多くなり高価であった。また、Mn−Al磁性体等の焼
結体は一般に硬くて脆く加工性がよくないので、外周面
の寸法精度が十分でないといった問題点があった。
【0005】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、簡単な構成で寸法精度が高いリニアモータ用シ
ャフトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のリニアモータ用シャフトは、スリーブ状のシャフトの
内壁に、互いに隣接する磁極同士が異なる、スリーブ状
または円弧状の複数個の磁石を上記スリーブの長手方向
に渡って配設して構成したものである。
【0007】請求項2に記載のリニアモータ用シャフト
は、上記磁石を、樹脂バインダに磁性粉を分散させた磁
石組成物を成形して作製したものである。
【0008】請求項3に記載のリニアモータ用シャフト
は、上記磁性粉を希土類合金としたものである。
【0009】請求項4に記載のリニアモータ用シャフト
は、上記磁性粉を、異方性Sm−Fe−N合金としたも
のである。
【0010】請求項5に記載のリニアモータ用シャフト
は、スリーブ状のシャフトの内壁に、互いに隣接する磁
極同士が異なるように着磁された、スリーブ状または円
弧状または半円状の長尺磁石を配設して構成したもので
ある。
【0011】請求項6に記載のリニアモータ用シャフト
は、上記長尺磁石をスリーブとほぼ同一の長さとしたも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1(a),(b)は本実
施の形態に係わるリニアモータ用シャフトの構成を示す
図で、(a)図は縦断面図、(b)図は横断面図であ
る。本実施の形態のリニアモータ用シャフト10は、A
lあるいはSUS等の非磁性金属から成るスリーブ11
の内壁11a側に円弧状の駆動用磁石12を配設したも
ので、この駆動用磁石12は、外周面がN極の磁極片1
2aと外周面がS極に着磁された磁極片12bとを、ス
リーブ11の内壁11aの長手方向に渡って交互に直列
に配設して作製される。上記円弧状の磁極片12a,1
2bは、周長がスリーブ11の内壁11aの半周程度の
長さを有し、かつ外周の曲率がスリーブ11の内周の曲
率と同じである。上記円弧状の磁極片12a,12bの
作製方法について説明する。はじめに、例えば、Sm−
Fe−N合金等の希土類合金の粉末(磁性粉)をナイロ
ン等のバインダと混練した樹脂磁石組成物のペレットを
作製し、これを射出成形あるいは圧縮成形により、図2
(a)に示すような、円弧状のボンド磁石の長尺体12
Lを得る。次に、上記長尺体12Lを着磁装置により円
弧の頂点の方向X(図2の破線で示す矢印の方向)に、
その外周面の磁極がN極あるいはS極になるように着磁
する。その後、上記着磁された長尺体12Lを所定のピ
ッチPと同じ長さの複数の磁極片に切断することによ
り、外周面がそれぞれがN極あるいはS極であるボンド
磁石の磁極片12a,12bを得る。なお、ボンド磁石
は、可撓性に富み加工性もよいので、上記長尺体12L
からは容易に複数の磁極片12a,12bを切断して得
ることができる。
【0013】上記スリーブ11は非磁性材料であるの
で、リニアモータ用シャフト10の磁化パターンは、上
記磁極片12a,12bの配列で決定される。したがっ
て、スリーブ11の内壁11a側に、上記ピッチPと同
じ長さのボンド磁石磁極片12a,12bを、互いに隣
接する磁極同士が異なるように順次埋設して駆動用磁石
12とすれば、長手方向に対して、上記図5(b)に示
すような従来の磁化パターンと同様の磁化パターンを有
するリニアモータ用シャフト10を作製することができ
る。また、本実施の形態のリニアモータ用シャフト10
は、Mn−Al磁石よりも高磁力の異方性Sm−Fe−
Nボンド磁石を用いているので、磁化パターンを急峻に
でき、ピッチの細かい磁化パターンを必要とするリニア
モータ用シャフトにも対応可能である。また、リニアモ
ータ用シャフト10の外周部を構成するスリーブ11
は、加工性に優れたAlあるいはSUS等の金属材料か
ら成るので、スリーブ11の外周面の仕上げ精度を向上
させることができ、リニアモータの走行性を安定させる
ことができる。更に、金属性のスリーブ11は汎用性が
あるため安価であるので、リニアモータ用シャフト10
の製造コストを低減することができる。
【0014】なお、上記実施の形態では、長尺体12L
を着磁した後に切断したが、長尺体12LをピッチPと
同じ長さの複数の磁極片に切断した後着磁を行ってもよ
い。また、図3(a)に示すように、円弧状の所定の長
さQの長尺体12cに、交互にN極あるいはS極に外周
面を着磁した磁石を複数個、スリーブ11の内壁11a
側に固着してもよい。また、図3(b)に示すように、
スリーブ11と同一の長さの長尺体12Zに、交互にN
極あるいはS極に外周面を着磁して形成した磁石をスリ
ーブ11の内壁11a側に固着してもよい。また、ボン
ド磁石を構成する磁性粉としては、異方性Sm−Fe−
N合金に限るものではなく、例えば、Sm−Co合金等
の他の高磁力を有す磁性粉を用いてもよい。なお、駆動
用磁石12は円弧状に限らず、スリーブ状として形成し
てもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、スリーブ状のシャフトの内壁に、互いに
隣接する磁極同士が異なる、スリーブ状または円弧状の
複数個の磁石を上記スリーブの長手方向に渡って配設し
て構成したので、簡単な構成で寸法精度が高いリニアモ
ータ用シャフトを得ることできる。
【0016】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記磁石を、樹脂バインダに磁性粉を分散させた磁石組成
物を成形して作製したので、安価で加工性のよい磁石を
得ることができる。請求項3に記載の発明によれば、上
記磁性粉を、希土類合金とすることにより、ボンド磁石
の磁力を高めたので、磁化パターンを急峻にでき、ピッ
チの細かい磁化パターンを必要とするリニアモータ用シ
ャフトにも対応できる。請求項4に記載の発明によれ
ば、上記磁性粉を、異方性Sm−Fe−N合金としたの
で、ボンド磁石の磁力を確実に高めることができる。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、スリーブ
状のシャフトの内壁に、互いに隣接する磁極同士が異な
るように着磁された、スリーブ状または円弧状もしくは
半円状の長尺磁石を配設して構成したので、簡単な構成
で寸法精度が高いリニアモータ用シャフトを得ることで
きる。また、請求項6に記載の発明によれば、上記長尺
磁石をスリーブとほぼ同一の長さとしたので、磁石片配
列することなくリニアモータ用シャフトを作製すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるリニアモータ用
シャフトの構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態に係わる磁極片の形状以上を示
す図である。
【図3】 本実施の形態に係わるリニアモータ用シャフ
トの他の構成を示す図である。
【図4】 従来のリニアモータの構成を示す図である。
【図5】 従来のリニアモータ用シャフトの構成を示す
図である。
【符号の説明】
10 リニアモータ用シャフト、11 スリーブ、11
a スリーブの内壁、12 駆動用磁石、12L,12
c,12z 長尺体、12a,12b 磁極片。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ状のシャフトの内壁に、互いに
    隣接する磁極同士が異なる、スリーブ状または円弧状の
    複数個の磁石を上記スリーブの長手方向に渡って配設し
    て成ることを特徴とするリニアモータ用シャフト。
  2. 【請求項2】 上記磁石は、樹脂バインダに磁性粉を分
    散させた磁石組成物を成形して成ることを特徴とする請
    求項1記載のリニアモータ用シャフト。
  3. 【請求項3】 上記磁性粉は、希土類合金であることを
    特徴とする請求項2記載のリニアモータ用シャフト。
  4. 【請求項4】 上記磁性粉は、異方性Sm−Fe−N合
    金であることを特徴とする請求項3記載のリニアモータ
    用シャフト。
  5. 【請求項5】 スリーブ状のシャフトの内壁に、互いに
    隣接する磁極同士が異なるように着磁された、スリーブ
    状または円弧状もしくは半円状の長尺磁石を配設して成
    ることを特徴とするリニアモータ用シャフト。
  6. 【請求項6】 上記長尺磁石はスリーブとほぼ同一の長
    さであることを特徴とする請求項5記載のリニアモータ
    用シャフト。
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JP2005328586A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Iai:Kk リニアモータ

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