JP2001231071A - 非同期式広帯域の直接シーケンスコード分割多重接続受信機のセル探索装置及びその受信機における各セル固有のコード獲得方法 - Google Patents

非同期式広帯域の直接シーケンスコード分割多重接続受信機のセル探索装置及びその受信機における各セル固有のコード獲得方法

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JP2001231071A
JP2001231071A JP2001003213A JP2001003213A JP2001231071A JP 2001231071 A JP2001231071 A JP 2001231071A JP 2001003213 A JP2001003213 A JP 2001003213A JP 2001003213 A JP2001003213 A JP 2001003213A JP 2001231071 A JP2001231071 A JP 2001231071A
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康 ▲民▼ 李
Ji-Yong Chun
智 ▲庸▼ 全
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非同期式広帯域の直接シーケンスコード分割
多重接続受信機のセル探索装置及び各セル固有のコード
獲得方法を提供する。 【解決手段】 非同期広帯域の直接シーケンスコード分
割多重接続信号からセルを探索する受信機のセル探索装
置で、同期チャネルと内部で発生される主同期コードと
の間の周波数エラーと同期チャネルが経たチャネルとを
各々推定して補償し、補償された同期チャネルと発生可
能な副同期コードとの間の相関関係を求めてコードグル
ープを認識するコードグループ認識部260及び副同期
コードが示すコードグループに属する複数のスクランブ
リングコードとデータチャネルとの間の相関関係を求め
て各セル固有のスクランブリングコードを探し出すスク
ランブリングコード認識部270を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期式広帯域の
直接シーケンスコード分割多重接続(DC/CDMA)
受信機のセル探索装置、及び非同期式広帯域の直接シー
ケンスコード分割多重接続受信機における各セル固有の
コード獲得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非同期式広帯域DS/CDMA(Dir
ect Sequence/CodeDivision
Multiple Access)システムは、IM
T−2000(International Mobi
le Telecommunications−200
0;国際移動体通信―2000)によって提唱されてい
る標準システムの一つであり、次世代移動体通信の重要
な部分を占めるようになると予想されている。このDS
/CDMAシステムには、同期式システムと非同期式シ
ステムとがある。これら二つのシステムの間の大きな違
いは、前記同期式システムが広域側位システムのような
外部タイミングソースを利用して各セル間で時間を同期
させるものであるのに対して、前記非同期式システムの
場合にはセル間の同期を行わないということである。
【0003】このようなDS/CDMAシステムにおい
て、それぞれのセルはスプレディングコードによって区
分される。前記同期式システムではセル間で行われる同
期を制御することができるため、各セルに対してスプレ
ディングコードの位相だけを別にしてコードが付与され
る。すなわち、固有の一つのスプレディングコードのみ
が使用される。一方、前記非同期式システムでは利用可
能な時間情報が存在しないため各セルに相異なるスプレ
ディングコードが付与される。
【0004】前記DS/CDMAシステムにおけるセル
探索の過程は、移動局(MS)と基地局(BS)との間
で通信を開始するに際し、MSから最適のセルを探し出
し、そのセルに付与されたスプレディングコード及びコ
ードの同期を獲得するものである。前記非同期式システ
ムにおいては、同期式システムに比べ、一般的に前記セ
ル探索の過程で行われる作業が複雑なため比較的長時間
を要する。
【0005】その理由として、前記同期式システムの場
合には、あらゆるセルに割り当てられたスプレディング
コードが同一であるため、コードの位相のみを探し出す
のみでよいのに対し、前記非同期式システムでは、スプ
レディングコードの位相はもちろんのこと、スプレディ
ングコードシーケンス自体を探し出す必要があって、そ
のため前記セル探索の過程で行われる作業が複雑化する
ことが挙げられる。このような理由から、前記非同期式
システムの広帯域CDMAシステムでは、セル探索の過
程が非常に複雑となり、そのため前記非同期式システム
の広帯域CDMAシステムの特性を決定する重要な過程
となっている。
【0006】広帯域CDMAシステムによって各セルを
区分するスプレディングコードを「スクランブリングコ
ード」という。このスクランブリングコードは全部で5
12存在する。もしもセル探索時にこの512全てを探
索する必要があるとすれば、非常に長い時間と非常に多
くの手間とを要する。このような問題点を解決するため
に、広帯域CDMAシステムでは「コードグループ」と
「同期チャネル(SCH)」の概念が適用されている。
【0007】前記コードグループとは、前記スクランブ
リングコードをいくつのグループに分けたものである。
各セルにはそのセル固有のコードグループが付与され、
その結果として、セル探索時にMSが探索しなければな
らないスクランブリングコードの数を減らすことが可能
となる。広帯域CDMAシステムでは64のコードグル
ープが存在し、各グループに8つのスクランブリングコ
ードが割り当てられる。従って、セル探索時にコードグ
ループを一度検出すれば、探索すべきスクランブリング
コードの数を8つに減らすことができる。そして、各セ
ルに割り当てられるコードグループはSCHによって決
定される。
【0008】また、前記SCHはセル探索のために用い
られる基地局(BS)から移動局(MS)への下り方向
で物理的に割り当てられたチャネルであって、主共通制
御チャネル(p−CCPCH)という一種の制御チャネ
ルでスロットごとに時間多重されて伝送される。このよ
うなSCHは主同期コード(PSC)と副同期コード
(SSC)とから構成され、各スロットごとにPSCと
SSCとが同時に伝送される。
【0009】図1(a)、(b)、(c)は同期チャネ
ルの構造を階層的に図示したものである。図1(a)
は、72のフレームから構成される一つのスーパフレー
ムを示す。この一つのスーパフレームの進行時間は72
0msである。図1(b)は、15のスロットから構成
される一つのフレームを示す。この一つのフレームの進
行時間は10msである。図1(c)は、9つのシンボ
ルから構成されるp−CCPCH、それぞれ一つのシン
ボルより構成されるPSC(Cp)及びSSC(Cs i
から構成される一つのスロットを示す。この一つのスロ
ットの維持時間は0.667msであり、前記一つのシ
ンボルは256チップから構成されている。
【0010】PSCとSSCはそれぞれ256チップ長
さのコードシーケンスであり、あらゆるセルに共通の一
つの固有PSCとスロットごとに変わる16のSSCと
が存在する。さらに、PSCとSSCとの間には直交関
係が備わっている。
【0011】そして、セル探索はSCHを使用して行わ
れる。すなわち、まずスロットの同期化を通じてスロッ
トの境界を探し出し、SSCと受信信号との間の相関関
係によってコードグループを認識する。次に、このよう
にしてコードグループが認識された後、各セルに割り当
てられた前記スクランブリングコードを探し出す。
【0012】従って、前記コードグループを認識する際
に、各スロットのSCHを通じて伝送されたSSCを正
確に探し出す必要がある。理想的な使用環境であれば、
受信された前記15のスロットのSCH信号に対して1
6のSSCとそれぞれ相関関係を求め、その中で最大値
を示すようなSSCを探し出す。しかし、実際の使用状
況では、さまざまな要因によって性能の劣化が生じる。
この性能の劣化の主要因としては、ノイズ、移動体にお
けるチャネルの変化、送信端の発信器と受信端の受信器
との間の周波数の不一致による周波数エラーなどが挙げ
られる。
【0013】これらの性能の劣化の主要因のうち、周波
数エラーは通信システムにおけるデバイスの物理的特性
によって不可避的に生じる現象であり、通信システムの
性能に大きな劣化をもたらす。特に、広帯域DS/CD
MAシステムにおける種々の重要な問題のうち、一つの
セル探索は受信信号と各種コードとの間の相関関係を求
めて行われるものであるが、もしも前記周波数エラーが
存在する場合には受信信号とSSCとの間の相関関係の
特性に悪い影響を及ぼし、その結果、セル探索の確率が
低くなってセル探索時間が増大するという問題が生じ
る。
【0014】このような原因によって生じる性能の劣化
を最小限にとどめるために、まず、さまざまなフレーム
にわたって受信信号とSSCとの間の相関関係の結果を
結合することが行われる。この結合方法としてはコヒー
レント結合とノン・コヒーレント結合とが挙げられる。
これらの結合方式には、それぞれ一長一短があるが、前
記コヒーレント結合はノイズに比較的強いという長所を
有するものの、その一方でチャネルの変化が激しく、し
かも周波数エラーがある場合には、性能の劣化がより激
しくなるという短所がある。これとは反対に、ノン・コ
ヒーレント結合はチャネルの変化や周波数エラーには比
較的強いという長所を有する一方で、ノイズが多く、し
かも信号対ノイズ比(SNR)が悪化すると深刻な性能
の劣化が生じるという短所を有する。
【0015】チャネルが理想的な状態にあり、しかも周
波数エラーが発生しないような加法的ホワイト・ガウシ
アン・ノイズ(Additive white Gau
ssian noise;AWGN)チャネルでは、コ
ヒーレント結合の性能がノン・コヒーレント結合の性能
に比べて約3dB程度優れている。従って、受信信号に
おいて周波数エラーとチャネルの影響を除去してコヒー
レント結合を行うことが望ましいとされている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記問題点に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、周波数エラーとチャネ
ルとをそれぞれ推定することによって受信された信号に
対して推定値を補償し、前記周波数エラーとチャネルと
が補償された信号とSSCとの間の相関関係の結果をコ
ヒーレント結合によって結合させて、セルを探索する非
同期式広帯域DS/CDMA受信機のセル探索装置及び
この受信機における各セル固有のコード獲得方法を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る非同期式広帯域の直接シー
ケンスコード分割多重接続受信機のセル探索装置は、あ
らゆるセル共通の主同期コード、各セル固有のコードグ
ループを示す副同期コードより構成される同期チャネル
及びデータチャネルが含まれて受信される非同期広帯域
の直接シーケンスコード分割多重接続信号からセルを探
索する受信機のセル探索装置において、前記同期チャネ
ルと内部から発生される主同期コードとの間の周波数エ
ラーを推定して補償し、前記同期チャネルが経たチャネ
ルを推定して補償し、補償がなされた同期チャネルと発
生可能な副同期コードとの間の相関関係を求めて前記コ
ードグループを認識するコードグループ認識部と、前記
副同期コードが示すコードグループに属する複数のスク
ランブリングコードと前記データチャネルとの間の相関
関係を求めて各セル固有のスクランブリングコードを探
し出すスクランブリングコード認識部とを含むことを特
徴とする。
【0018】また、前記課題を解決するために、本発明
の請求項2に係る非同期式広帯域の直接シーケンスコー
ド分割多重接続受信機のセル探索装置は、請求項1にお
いて、前記コードグループ認識部は、主同期コード発生
器と、前記同期チャネルと前記主同期コード発生器から
発生された主同期コードとの間の周波数エラーを推定し
て前記同期チャネルに関して推定されたエラーを補償す
る周波数エラー補償器と、周波数エラーが補償された同
期チャネルからチャネル特性を推定し、前記周波数エラ
ーが補償された同期チャネルに関して推定されたチャネ
ル特性を補償するチャネル補償器と、チャネルが補償さ
れた同期チャネルと前記複数の副同期コードとの間の相
関関係の結果を結合して前記コードグループを認識する
コードグループ認識器とを含むことを特徴する。
【0019】さらに、前記課題を解決するために、本発
明の請求項3に係る非同期式広帯域の直接シーケンスコ
ード分割多重接続受信機のセル探索装置は、請求項2に
おいて、前記周波数エラー補償器は、一側の前記同期チ
ャネルを受信するように連結するスイッチと、前記スイ
ッチの他側に連結されて前記同期チャネルと前記主同期
コード発生器から発生された主同期コードとの間の位相
差を求め、前記位相差を周波数エラーに変換する周波数
エラー推定器と、前記周波数エラーに該当する複素余弦
波を発生する数値制御発振器と、前記スイッチの他側に
連結して前記スイッチを通じて入る前記同期チャネルに
前記複素余弦波を掛ける乗算器とを具備して構成される
ことを特徴とする。
【0020】さらにまた、前記課題を解決するために、
本発明の請求項4に係る非同期式広帯域の直接シーケン
スコード分割多重接続受信機のセル探索装置は、請求項
3において、前記周波数エラー推定器は、所定間隔で等
分された同期チャネルと前記主同期コード発生器から発
生された主同期コードとの間でそれぞれの相関関係を求
める複数の部分相関器と、前記部分相関器の出力のうち
所定チップ時間ほど離隔された二つの出力値を割る割算
器と、前記割算器の出力から位相を求める位相演算器
と、前記位相演算器の出力を前記時間で割って周波数に
変換する乗算器とを具備して構成されることを特徴とす
る。
【0021】そして、前記課題を解決するために、本発
明の請求項5に係る非同期式広帯域の直接シーケンスコ
ード分割多重接続受信機のセル探索装置は、請求項4に
おいて、前記周波数エラー推定器は、前記割算器の出力
を所定回数足して前記回数で平均する平均器をさらに具
備して構成されることを特徴とする。
【0022】そしてまた、前記課題を解決するために、
本発明の請求項6に係る非同期式広帯域の直接シーケン
スコード分割多重接続受信機のセル探索装置は、請求項
2において、前記コードグループ認識器は、前記チャネ
ル補償器の出力と前記複数の副同期コードとの間の相関
関係を求める複数の相関器と、前記相関器の出力を全て
足して自乗するコヒーレント結合器と、前記コヒーレン
ト結合器の出力が所定値以上になるときの副同期コード
を選択する選択手段とを具備して構成されることを特徴
とする。
【0023】前記課題を解決するために、本発明の請求
項7に係る非同期式広帯域の直接シーケンスコード分割
多重接続受信機における各セル固有の獲得方法は、あら
ゆるセル共通の主同期コード、各セル固有のコードグル
ープを示す副同期コードより構成される同期チャネル及
びデータチャネルが含まれて受信される非同期広帯域の
直接シーケンスコード分割多重接続信号から前記コード
グループに含まれたスクランブリングコードを獲得する
方法において、(a)前記同期チャネルと主同期コード
発生器から発生される主同期コードとの間の周波数エラ
ーを推定して補償する段階と、(b)前記同期チャネル
が経たチャネルを推定して補償する段階と、(c)補償
がなされた同期チャネルと発生可能な副同期コードとの
間の相関関係を求めて前記同期チャネルに含まれた副同
期コードを認識する段階と、(d)前記副同期コードが
示すコードグループに属する複数のスクランブリングコ
ードと前記データチャネルとの間の相関関係を求めて各
セル固有のスクランブリングコードを探し出す段階とを
含むことを特徴とする。
【0024】また、前記課題を解決するために、本発明
の請求項8に係る非同期式広帯域の直接シーケンスコー
ド分割多重接続受信機における各セル固有のコード獲得
方法は、請求項7において、前記(a)段階は、(a
1)各スロットごとに前記同期チャネルを所定間隔で等
分し、等分された同期チャネルと前記主同期コード発生
器から発生された主同期コードとの間でそれぞれの相関
関係を求める段階と、(a2)前記段階の相関関係の結
果の出力値のうち、所定チップ時間ほど離隔された二つ
の出力値を割る段階と、(a3)前記段階で割った結果
から位相を求める段階と、(a4)求められた位相を前
記時間で割って周波数に変換する段階と、(a5)前記
同期チャネルに対して前記周波数ほど補償する段階とを
具備して構成されることを特徴とする。
【0025】さらに、前記課題を解決するために、本発
明の請求項9に係る非同期式広帯域の直接シーケンスコ
ード分割多重接続受信機における各セル固有のコード獲
得方法は、請求項8において、前記(a1)段階で前記
同期チャネルの等分間隔は、16倍数のチップ長さであ
ることを特徴とする。
【0026】そして、前記課題を解決するために、本発
明の請求項10に係る非同期式広帯域の直接シーケンス
コード分割多重接続受信機における各セル固有のコード
獲得方法は、請求項8において、前記(a2)段階の時
間は、前記同期チャネルチップ長さの1/2であること
を特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の実施の形態をより詳細に説明する。なお、本発明
はこの実施の形態のみに限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づく限りにおいて適宜に変更するこ
とが可能である。図2は、本発明に係る広帯域DS/C
DMA受信機のブロック図である。図2に示すように、
本発明に係る広帯域DS/CDMA受信機は、アンテナ
200、無線周波数(RF)受信機210、ダウンコン
バータ220、低域通過フィルタ(LPF)230、ア
ナログデジタル変換器(ADC)240、スロット同期
化部250、コードグループ認識部260、スクランブ
リングコード認識部270及び復調部280を含んで構
成される。
【0028】スロット同期化部250は、相関器25
1、PSC発生器252、PSC同期検出器253、検
証器254及びPSC同期調整器255を具備して構成
される。また、コードグループ認識部260は、周波数
エラー補償器261、チャネル補償器262、コードグ
ループ認識器263を具備して構成される。スクランブ
リングコード認識部270は、コード同期調整器27
1、スクランブリングコード発生器272、相関器27
3及びスクランブリングコード認識器274を具備して
構成される。
【0029】前記した構成による広帯域DS/CDMA
受信機の動作は、次の通りである。まず、RF受信機2
10がアンテナ200を通じ入るRF信号を受信して中
間周波数(IF)信号に変換する。そして、ダウンコン
バータ220、LPF230及びADC240は、IF
信号を基底帯域の不連続信号に変換する。
【0030】スロット同期化部250は、ADC240
から出力されるSCHからスロットの境界を探し出すこ
とによって、スロットを同期化する。すなわち、PSC
に対する整合フィルタの出力でピークが出現した時点
が、スロットが同期した時点である。相関器251は、
PSC発生器252から出力されたPSCとADC24
0から出力されたSCHとの間の相関関係を求め、PS
C同期検出器253は、相関器251の出力からスロッ
トの同期信号を検出する。
【0031】PSC同期調整器255は、PSC同期検
出器253から出力されたスロットの同期信号が受信信
号の同期信号と合うように調節し、その結果をPSC発
生器252から出力させる。検証器254は、PSC同
期検出器253におけるスロット同期信号の獲得の可否
を検証し、その結果を相関器251から出力させる。
【0032】コードグループ認識部260は、ADC2
40から出力されたSCHに対して周波数エラー及びチ
ャネルを補償し、コードグループを認識する。そして、
このコードグループはSSCによって決定される。一つ
のフレームは、15のスロットから構成される。そし
て、各スロットごとに16のSSCのうちの一つのSS
CがPSCと同時に伝送される。すなわち、1フレーム
に15のSSCが伝送される。コードグループは1フレ
ームに伝送された連続的な15のSSCによって決定さ
れる。
【0033】また、コードグループ認識部260は、ス
ロット同期化部250において探し出したスロット同期
情報及び16のSSCとADC240から出力されたS
CHとの間の相関関係を求めることによって、伝送され
たSSCを検出し、その結果としてコードグループを認
識してフレーム同期を獲得することができるようにな
る。
【0034】周波数エラー補償器261は、PSC発生
器252から発生されたPSCとADC240から出力
されたSCHとの間の周波数エラーを推定し、この推定
された周波数エラーをADC240から出力されたSC
Hに対して補償する。ADC240から出力されたSC
Hには、送信端と受信端との間の発振周波数の不一致に
よる周波数エラーωが含まれている。
【0035】チャネル補償器262は、周波数エラー補
償器261の出力信号から複素チャネルの特性を推定す
る。そして、このように推定された複素チャネルの特性
を周波数エラー補償器261の出力信号に対して補償す
る。コードグループ認識器263は、チャネル補償器2
62の出力信号と16のSSCとの間の相関関係を求
め、その結果をフレームごとにコヒーレント結合させて
SSCを検出し、フレーム同期信号を獲得する。
【0036】スクランブリングコード認識部270は、
コードグループ認識部260にて決定されたコードグル
ープに属している8つのスクランブリングコードとAD
C240から出力されたデータとの間の相関関係を求め
て、各セルに割り当てられたスクランブリングコードを
探し出す。コード同期調整器271は、コードグループ
認識器263によって獲得されたフレーム同期信号を使
用してスクランブリングコードの同期を調節する。
【0037】スクランブリングコード発生器272は、
コード同期調整器271によって調整された同期信号に
よって、コードグループ認識器263において認識され
たコードグループに属する8つのスクランブリングコー
ドを発生させる。相関器273は、ADC240から出
力されたデータとスクランブリングコード発生器272
から発生された8つのスクランブリングコードのそれぞ
れとの間の相関関係を求める。スクランブリングコード
認識器274は、相関器273の結果に基づいてスクラ
ンブリングコードを認識する。復調部280は、通常の
レイク処理(RAKE processing)及び復
調を行ってデータを出力させる。
【0038】図3は、図2に示すコードグループ認識部
260に対する詳細なブロック図である。このコードグ
ループ認識部は、図3に示すように周波数エラー補償器
261、チャネル補償器262及びコードグループ認識
263を含む。周波数エラー補償器261は、スイッチ
301、周波数エラー推定器302、数値制御発振器
(NCO)303及び乗算器304を具備して構成され
る。チャネル補償器262は、チャネル推定器311、
複素共役器312及び乗算器313を具備して構成され
る。コードグループ認識器263は、相関器321、コ
ヒーレント結合器322及びコードグループ認識器及び
フレーム同期化器323を具備して構成される。
【0039】前記した構成による動作は次の通りであ
る。周波数エラー補償器261は、ADC240から出
力されたSCHに対する周波数エラーを推定して補償す
る。周波数エラー推定器301は、スイッチ301を通
じて入力されたADC240から出力されたSCHとP
SC発生器252から発生されたPSCとの間の周波数
エラーωに関して推定値ω´を出力させる。NCO30
3は、このω´に相当する複素余弦波を発生させる。乗
算器304は、NCO303から出力された複素余弦波
とADC240から出力されたSCHとを掛け合わせて
周波数エラーを補償する。この周波数エラーの推定につ
いては図5を参照しながらより詳細に説明する。
【0040】図2示すチャネル補償器262は、ADC
240から出力されたSCHに含まれているチャネル特
性を推定し、この推定された特性をADC240から出
力されたSCHに補償する。チャネル推定器311は、
通常の方法でチャネル特性を推定し、チャネルの推定に
必要なパラメータは、乗算器304によって周波数エラ
ーが補償された信号とPSCとの間の相関関係を利用し
て各スロットごとに更新される。
【0041】図3に示す複素共役器312は、推定され
たチャネル値に対する複素共役を求める。乗算器313
は、乗算器304から出力された信号と複素共役器31
2の出力とを掛け合わせてチャネルを補償することによ
り、ADC240から出力されたSCHに対して周波数
エラー及びチャネルの影響を除去するものである。
【0042】図2示すコードグループ認識器263は、
ADC240から出力されたSCHに含まれるコードグ
ループを認識し、フレーム同期信号を獲得するものであ
る。図3に示す相関器321は、乗算器313から出力
された信号と16のSSCとの間の相関関係を求める。
このとき、相関器321は、16ポイントの高速ハダマ
ード変換を行う。コヒーレント結合器322は、フレー
ム単位で相関器321から出力された結果をコヒーレン
ト結合させる。ここでは、すでに周波数エラーとチャネ
ルの影響とが除去されているのでコヒーレント結合を行
うのが望ましい。
【0043】図3に示すコードグループ認識及びフレー
ム同期化器323は、コヒーレント結合器322から出
力された値が所定の臨界値より大きい場合、あるいはそ
れぞれの出力値を比較して最大値であるときのSSCを
最終的に検出することによって、一つのフレームに伝送
された15のSSCを検出する。さらに、このようにし
て検出されたSSCの値からコードグループを認識して
フレーム同期信号を獲得する。
【0044】図4は、図3に示すコヒーレント結合器3
22の詳細なブロック図である。このコヒーレント結合
器は、図4に示すように、複数の加算器401、40
2、…、403及び掛け算器410を具備して構成され
る。相関器321の各出力値をZ1、Z2、…、ZLとす
れば、加算器401、402、…、403は、各々の相
関関係の値を全て加算する。掛け算器410は、全ての
相関関係の値が加算された値を自乗して下記式(1)の
ようなコヒーレント結合値Zを出力する。
【0045】
【数1】
【0046】図5は、図3に示す周波数エラー推定器3
02をより詳細に説明するブロック図である。この周波
数エラー推定器は、図5に示すように、複数の部分相関
器500、510、520、複数の割算器501、51
1、521、平均器530、位相演算器540及び掛け
算器550を具備して構成される。
【0047】前記周波数エラー推定器の動作は次の通り
である。部分相関器500、510、520が、ADC
240から出力されたSCHにおいて、各スロットにあ
る256チップ長さのSCHをM等分し、図2示すPS
C発生器252から発生されたPSCの複素共役とこの
M等分されたSCHとの間の部分相関関係を求める。す
なわち、SCHとPSCとの間の256のチップ全体に
対しての相関関係を求めるのではなく、PSCを16倍
数のチップ長さを有する数であるMの区間で割り、それ
ぞれに対する部分区間の相関関係を求める。なお、この
Mは、2、4、8及び16のうちのいずれか一つの値で
ある。そして、部分相関器500、510、520は、
整合フィルタまたは能動相関器で構成すると都合がよ
い。なお、部分相関器500、510、520からの出
力は位相値で行われる。
【0048】これをさらに詳細に説明すれば次のように
なる。本発明に係る非同期式広帯域の直接シーケンスコ
ード分割多重接続受信機のセル探索装置に含まれる周波
数エラーの推定は、PSCとSSCが下記式(2)に示
すように16のチップ単位で直交関係を有するという相
関関係の特性を利用して行われる。
【0049】
【数2】
【0050】上記式(2)中、nはSSCのインデック
スを示し、1、2、…、16の値である。また、Iは0
以上の正数であり、Jは(I+J)≦16を満たす1以
上の正数である。すなわち、本発明は、PSCとSSC
の一周期である256のチップの間で全体区間にわたっ
ての相関関係を求めるのではなく、16倍数のチップの
間のみで部分区間の相関関係を求めても直交関係を維持
することができるという特徴を備えている。
【0051】ここで、一つのスロットのSCH区間で受
信されたチップ単位の複素信号をr(n)とする。い
ま、フラットフェーディング環境、すなわち多重経路が
ないと仮定すると、このr(n)は下記式(3)のよう
に表わされる。
【0052】
【数3】
【0053】上記式(3)中、x(n)は送信された複
素SCH信号として下記式(4A)、(4B)、(4
C)のように表わされる。
【0054】
【数4】
【0055】また、上記式(3)中、h(n)はSCH
区間で信号が経た複素チャネルであり、N(n)は複素
ガウシアン・ノイズである。ここで、周波数エラーfe
がある場合、r(n)は下記式(5)で表されるように
変化する。
【0056】
【数5】
【0057】上記式(5)中、Tcはチップ区間であ
り、φは[0、2π]区間で均等な分布を有する任意の
位相である。SCH区間で受信された信号を16Nのチ
ップ長さの数であるMのブロックで割る。なお、このN
は、1、2、4、8のうちのいずれか一つの値を取り、
このNに対応してMは、M=16/Nの値を取る。SC
H区間で受信された信号を16Nのチップ長さで割る理
由は、PSCとSSCとが最小16チップ単位で直交関
係を有するという特性を利用するためである。
【0058】本発明の実施の形態では、周波数エラーの
推定のために2種類の仮定を行った。すなわち、第一の
仮定はSCH区間でチャネルを変えないことである。第
二の仮定は、数Mのブロックのうち、一つのブロックの
一つの区間における周波数エラーによる位相はφ0
φ1、…φM-1であってそれぞれ一定であり、φM/2+m
φ m=2πfe(128Tc)なる関係を有することであ
る。
【0059】前記第一の仮定は実際の使用状況を鑑みて
妥当なものであり、前記第二の仮定は一つのブロックに
属する信号の位相は全て同一で128チップ離れたブロ
ック間同士の位相差は周波数エラーによる位相変化と同
一であるということを意味している。
【0060】ここで、数Mのブロックに相当するSCH
信号をそれぞれ、r0(n)、r1(n)、…、r
M-1(n)とすれば、前記第二の仮定によって、r
m(n)(m=0、1、…、M−1)は下記式(6)の
ように表わされる。
【0061】
【数6】
【0062】上記式(6)中、n=0、1、…、16N
−1であり、m=0、1、…、M−1である。また、h
は複素チャネルの大小を表す。
【0063】前記した方法でADC240(図2参照)
から出力されたSCHをモデリングすれば、一つの区間
で受信されたSCH信号は送信信号に複素定数が掛けら
れた後にノイズが過度となった信号であると見なすこと
ができるので、PSCとSSCとの間の相関関係の特性
を利用することができる。すなわち、数Mのブロック別
に受信された信号とPSCとの間で相関関係を求める
と、その結果として得られるYm(m=0、1、…、M
−1)は下記式(7)のように表わされる。
【0064】
【数7】
【0065】上記式(7)中、kは正数であり、Nm
PSCとSSCとの間の相関関係を求めた後にノイズに
よって生じた成分である。ここで、数MのYmからM/
2の128チップの間の位相変化を求めることができる
ため、数Mのブロックに対してYmを求めると次のよう
になる。すなわち、位相変化は、割算器501、51
1、521、平均器530及び位相演算器540によっ
て求められる(図5参照)。
【0066】すなわち、図5に示す割算器501、51
1、521は、各部分相関器500、510、520か
ら出力された結果のうち128チップ長さほど離れた二
つの値であるYM/2+mとYmとの組み合わせにおいて、割
算YM/2+m/Ymを実行する。平均器530は、割算器5
01、511、521から出力された値を平均する。位
相演算器540は、平均器530から出力された結果に
対する位相を求める。このとき、割算器501、51
1、521の各出力値に対する位相を求めれば、このよ
うにして求められた位相を平均して位相変化Δφを求め
ることも可能である。これらの結果を式で表わせば、各
々下記式(8A)、(8B)のようになる。
【0067】
【数8】
【0068】乗算器550は、位相変化Δφに1/[2
π(ΔT)]を掛けて周波数エラーの推定値を出力す
る。本発明の実施の形態にあっては、ΔTは128Tc
である。周波数エラー推定値f´は下記(9)式のよう
に表される。
【0069】
【数9】
【0070】
【発明の効果】以上説明した通りに構成される本発明に
係る非同期式広帯域の直接シーケンスコード分割多重接
続受信機のセル探索装置及び各セル固有のコード獲得方
法によれば、周波数エラーを推定して補償することによ
って、セル探索の性能を向上させることが可能となり、
窮極的にはセル探索時間を縮めることができる。
【0071】また、本発明に係る非同期式広帯域の直接
シーケンスコード分割多重接続受信機のセル探索装置及
び各セル固有のコード獲得方法を適用する際、簡単な演
算のみを追加してセル探索を行うので、追加的なハード
ウェアに対する負担を減らすことが可能となる。
【0072】さらに、本発明に含まれる周波数エラーを
推定して補償する方法は、自動周波数制御やソフトウェ
ア無線システムにおけるNCO制御にも適用することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)、(B)、(c)は、同期チャネル
の構造を階層的に示した図面である。
【図2】本発明に係る広帯域DS/CDMA受信機のブ
ロック図である。
【図3】図2に示すコードグループ認識部の詳細なブロ
ック図である。
【図4】図3に示すコヒーレント結合器の詳細なブロッ
ク図である。
【図5】図3に示す周波数エラー推定器をより詳細に説
明するブロック図である。
【符号の説明】
200 アンテナ 210 無線周波数受信機 220 ダウンコンバータ 230 低域通過フィルタ 240 アナログデジタル変換器 250 スロット同期化部 260 コードグループ認識部 270 スクランブリングコード認識部 280 復調部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらゆるセル共通の主同期コード、各セ
    ル固有のコードグループを示す副同期コードより構成さ
    れる同期チャネル及びデータチャネルが含まれて受信さ
    れる非同期広帯域の直接シーケンスコード分割多重接続
    信号からセルを探索する受信機のセル探索装置におい
    て、 前記同期チャネルと内部から発生される主同期コードと
    の間の周波数エラーを推定して補償し、前記同期チャネ
    ルが経たチャネルを推定して補償し、補償がなされた同
    期チャネルと発生可能な副同期コードとの間の相関関係
    を求めて前記コードグループを認識するコードグループ
    認識部と、 前記副同期コードが示すコードグループに属する複数の
    スクランブリングコードと前記データチャネルとの間の
    相関関係を求めて各セル固有のスクランブリングコード
    を探し出すスクランブリングコード認識部とを含むこと
    を特徴とする非同期式広帯域の直接シーケンスコード分
    割多重接続受信機のセル探索装置。
  2. 【請求項2】 前記コードグループ認識部は、 主同期コード発生器と、 前記同期チャネルと前記主同期コード発生器から発生さ
    れた主同期コードとの間の周波数エラーを推定して前記
    同期チャネルに関して推定されたエラーを補償する周波
    数エラー補償器と、 周波数エラーが補償された同期チャネルからチャネル特
    性を推定し、前記周波数エラーが補償された同期チャネ
    ルに関して推定されたチャネル特性を補償するチャネル
    補償器と、 チャネルが補償された同期チャネルと前記複数の副同期
    コードとの間の相関関係の結果を結合して前記コードグ
    ループを認識するコードグループ認識器とを含むことを
    特徴する請求項1に記載の非同期式広帯域の直接シーケ
    ンスコード分割多重接続受信機のセル探索装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数エラー補償器は、 一側の前記同期チャネルを受信するように連結するスイ
    ッチと、 前記スイッチの他側に連結されて前記同期チャネルと前
    記主同期コード発生器から発生された主同期コードとの
    間の位相差を求め、前記位相差を周波数エラーに変換す
    る周波数エラー推定器と、 前記周波数エラーに該当する複素余弦波を発生する数値
    制御発振器と、 前記スイッチの他側に連結して前記スイッチを通じて入
    る前記同期チャネルに前記複素余弦波を掛ける乗算器と
    を具備して構成されることを特徴とする請求項2に記載
    の非同期式広帯域の直接シーケンスコード分割多重接続
    受信機のセル探索装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数エラー推定器は、 所定間隔で等分された同期チャネルと前記主同期コード
    発生器から発生された主同期コードとの間でそれぞれの
    相関関係を求める複数の部分相関器と、 前記部分相関器の出力のうち所定チップ時間ほど離隔さ
    れた二つの出力値を割る割算器と、 前記割算器の出力から位相を求める位相演算器と、 前記位相演算器の出力を前記時間で割って周波数に変換
    する乗算器とを具備して構成されることを特徴とする請
    求項3に記載の非同期式広帯域の直接シーケンスコード
    分割多重接続受信機のセル探索装置。
  5. 【請求項5】 前記周波数エラー推定器は、 前記割算器の出力を所定回数足して前記回数で平均する
    平均器をさらに具備して構成されることを特徴とする請
    求項4に記載の非同期式広帯域の直接シーケンスコード
    分割多重接続受信機のセル探索装置。
  6. 【請求項6】 前記コードグループ認識器は、 前記チャネル補償器の出力と前記複数の副同期コードと
    の間の相関関係を求める複数の相関器と、 前記相関器の出力を全て足して自乗するコヒーレント結
    合器と、 前記コヒーレント結合器の出力が所定値以上になるとき
    の副同期コードを選択する選択手段とを具備して構成さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の非同期式広帯域
    の直接シーケンスコード分割多重接続受信機のセル探索
    装置。
  7. 【請求項7】 あらゆるセル共通の主同期コード、各セ
    ル固有のコードグループを示す副同期コードより構成さ
    れる同期チャネル及びデータチャネルが含まれて受信さ
    れる非同期広帯域の直接シーケンスコード分割多重接続
    信号から前記コードグループに含まれたスクランブリン
    グコードを獲得する方法において、 (a)前記同期チャネルと主同期コード発生器から発生
    される主同期コードとの間の周波数エラーを推定して補
    償する段階と、 (b)前記同期チャネルが経たチャネルを推定して補償
    する段階と、 (c)補償がなされた同期チャネルと発生可能な副同期
    コードとの間の相関関係を求めて前記同期チャネルに含
    まれた副同期コードを認識する段階と、 (d)前記副同期コードが示すコードグループに属する
    複数のスクランブリングコードと前記データチャネルと
    の間の相関関係を求めて各セル固有のスクランブリング
    コードを探し出す段階とを含むことを特徴とする非同期
    式広帯域の直接シーケンスコード分割多重接続受信機に
    おける各セル固有のコード獲得方法。
  8. 【請求項8】 前記(a)段階は、 (a1)各スロットごとに前記同期チャネルを所定間隔
    で等分し、等分された同期チャネルと前記主同期コード
    発生器から発生された主同期コードとの間でそれぞれの
    相関関係を求める段階と、 (a2)前記段階の相関関係の結果の出力値のうち、所
    定チップ時間ほど離隔された二つの出力値を割る段階
    と、 (a3)前記段階で割った結果から位相を求める段階
    と、 (a4)求められた位相を前記時間で割って周波数に変
    換する段階と、 (a5)前記同期チャネルに対して前記周波数ほど補償
    する段階とを具備して構成されることを特徴とする請求
    項7に記載の非同期式広帯域の直接シーケンスコード分
    割多重接続受信機における各セル固有のコード獲得方
    法。
  9. 【請求項9】 前記(a1)段階で前記同期チャネルの
    等分間隔は、 16倍数のチップ長さであることを特徴とする請求項8
    に非同期式広帯域の直接シーケンスコード分割多重接続
    受信機における各セル固有のコード獲得方法。
  10. 【請求項10】 前記(a2)段階の時間は、 前記同期チャネルチップ長さの1/2であることを特徴
    とする請求項8に記載の非同期式広帯域の直接シーケン
    スコード分割多重接続受信機における各セル固有のコー
    ド獲得方法。
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