JP3924778B2 - 直接スペクトル拡散通信レシーバにおける周波数オフセット推定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直接スペクトル拡散通信に関する。より詳細には、本発明は、移動レシーバにおけるローカル信号の周波数オフセットを推定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話システムにおいては、ネットワーク基地局からの信号伝送のタイミングと周波数の精度は、極めて安定した高精度の基準発振器に依存する。ネットワーク基地局と通信するための移動局を提供する競争市場においては、低価格であることが移動機器の潜在消費者により要求されている。従って、低価格の基準発振器、例えば、電圧制御式液晶発振器(VCXO)が、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)ネットワークに使用されるような移動局の基準発振器として選択されることが一般的である。
【0003】
このような低コストの基準発振器の周波数精度、例えば、5ppmは、基地局に使用される基準発振器の周波数精度(例えば、0.05ppm)よりもかなり劣る。この結果として生じる周波数差、すなわち、基地局伝送信号の周波数と、移動局において周波数を低くする際に使用される局所的に発生した搬送周波数との間の周波数差(いわゆる周波数オフセット)のために同期化に伴う問題が発生することになる。さらに、移動局の移動によって発生するドップラーシフトのために、移動局において周波数誤差が発生し得る。
【0004】
移動局に電力が供給されると、基地局との同期化作業が開始される(初期セルサーチ)。次世代移動通信システム(UMTS)の特徴と、本明細書の以下の記載に関連する初期セルサーチの手順が欧州移動通信標準化機関(ETSI)発行のTR101 146バージョン3.0.0次世代移動通信システム、コンセプト評価に記載されている。本分野の当業者にとっては明白であるように、本発明は、UMTSに関連して使用することには制限されず、別のWCDMA方式に適用することも可能である。本発明に対する従来技術の一部として、リュー(Liu)に付与された米国特許第5,982,809号を参照する。
【0005】
移動局による初期セルサ−チは3段階により実行される。第1段階は、フェージング伝搬経路を介して移動局の受信機に最も強い信号を与える基地局の伝送信号に対するスロット同期化を獲得することである。図1を参照すると、基地局同報通信伝送の概略が図示されており、1は基地局伝送信号、2が伝送チャネル、そして、3が移動局受信機を表している。図1では、1例として、2つの基地局(BTS1及びBTS2)のみからの伝送信号を図示している。
【0006】
これらの基地局伝送信号は相互に同期化されておらず、スロットと呼ばれる共通の一定長さの時間間隔と、フレームと呼ばれる共通の一定長さのフレーミング間隔とにわたって、伝送され続ける。1フレームは15スロットからなる。図1においては、第2基地局(BTS2)からの伝送に関するスロットの開始が第1基地局(BTS1)からの伝送に関するスロットの開始よりも任意の長さのt秒だけ遅れた状態で図示されている。
【0007】
基地局伝送信号は、スロット境界と整列する同期化チャネル(SCH)と一次共通制御物理チャネル(PCCPCH)とを含む。同期化チャネルは、図2に図示するように、一次同期化コード(PSC)と二次同期化コード(SSC)とからなる。一次同期化コード(Cp)として伝送されるコードは、全基地局によって、各スロットの開始時に反復される。
【0008】
レシーバ3への基地局からの伝送信号はチャネル2により処理される。第2基地局BTS2からの伝送信号が3経路(複数パス)チャネルを介して受信され、第1基地局BTS1からの伝送信号が2経路チャネルを介して受信されるものとして図示されている。第1基地局BTS1と第2基地局BTS2からの信号は、レシーバ3に達する前に、チャネル2において効率的に合成される。レシーバに記録されている予想一次同期化コードと受信した信号との相関関係には、多数の相関ピークがある。検出されるピークの中で最も大きいピークがネットワークの基地局(検出された基地局)に対応しており、これにレシーバが同期することになる。
【0009】
初期セルサーチの第2段階では、フレーム同期化を確立し、第1段階において捜し出された基地局(検出基地局)のコード群を識別する。初期セルサーチの第3段階では、検出基地局に割り当てられたスクランブルコードを決定する。簡潔にするために、初期セルサーチの第2及び第3段階に関するより詳細な説明については本明細書において記載せず、上記のETSI出版のTR101 146を参照する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
直接スペクトル拡散通信レシーバにおける周波数オフセットを推定する方法を改善することが本発明の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、直接スペクトル拡散通信レシーバにおいて周波数オフセットを推定するための方法であって、該方法は、前記レシーバにおいて低周波数に変換することによって、ラジオチャネルを介して受信された同期化コードの一部に対して生じる位相差を算出する段階を備えており、前記位相差は、前記受信された同期化コードの一部と、前記レシーバ内に記録されている同期化コードとの一連の部分相関から算出されるものであり、前記一連の部分相関が実行される期間は前記記録された同期化コードの長さより小さいものであり、前記一連の部分相関の各々は、前記受信された同期化コードの一部であって、前記一連の部分相関の中の別の相関に共通する同期化コードの一部を含み、第1の一連の部分相関から算出された出力位相の値は、次に続く複数の一連の部分相関から算出された出力位相の値と合計され、これら合計の平均値は周波数オフセットの推定値として使用され、前記一連の部分相関は、長さXチップのコード上で実行され、また、前記一連の部分相関は、前記コードの最初のX−aチップの第1相関期間と、前記コードの最後のX−aチップの第2の相関期間とからなり、aは前記コードのチップ数であり、X/2よりも小さい数であることを特徴とする周波数オフセット推定方法が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図を参照して説明する。
【0013】
本明細書に記載した本発明に係る方法は、UMTSネットワークにおける周波数分割複式(FDD)モードで動作する移動局において実施される初期セルサーチに対して適用することができる。
【0014】
UMTSセルサーチの性能は、搬送周波数及びサンプリングクロック周波数のオフセットにより劣化し得る。実際には、搬送周波数とサンプリングクロック周波数の両者はともに基準発振器(通常はVCXO)の周波数から得られる。搬送周波数(fc)とサンプリングクロック周波数(fsmp)を式(1)及び(2)にそれぞれ表す。これらの式におけるK1とK2は定数を表しており、fxは移動局の基準発振器により与えられた基準周波数である。
【0015】
fc=K1×fx (1)
fsmp=K2×fx (2)
式(1)及び(2)は、水晶発振器によって生じた基準周波数における不精度が搬送周波数及びサンプリングクロック周波数における不精度に変わることを示している。百万分率単位(ppm)で表す場合、同一の不精度が3つの周波数fx、fc及びfsmpにそれぞれ適用される。例えば、2GHzの所望の搬送周波数と15.36MHzのサンプリングクロック周波数について、(fxにおける)1ppmの不精度が、搬送周波数においては2kHzのオフセットを表し、サンプリング周波数においては、15.36Hzのオフセットを表すことになる。
【0016】
WCDMAセルサーチにおいては、搬送周波数オフセットに起因して、受信した複合信号の位相が連続的に変化する。サンプリングクロック周波数のオフセットは、重要なシステムのタイミング段階の検出を不正確なものにする場合がある。サンプリングクロック周波数のオフセットのいかなる影響も、多数のスロットの信号処理後にのみ観察することができる。搬送周波数におけるオフセットにより生じる位相の回転の結果として、信号電力と雑音および干渉電力との間の比が減少することになり、このために、タイミングを誤って検出する可能性が増大することになる。従って、搬送周波数及びサンプリングクロック周波数の両者のオフセットのために、UMTSセルサーチプロセスの3つの段階全てにおいて性能が劣化することになる。
【0017】
周波数の不精度により生じるセルサーチにおける性能損失は、セルサーチプロセスの第1段階においては明らかである。サンプリングクロック周波数のオフセットは、スロット境界の検出における誤りの原因となることがある。すなわち、スロット境界が誤った位置に配置されることになる。スロット境界の位置を求める際の誤りが1チップ周期よりも大きい場合には、まだ行われていないセルサーチの各段階により得られる結果もまた誤りとなる。しかしながら、実際的な周波数不精度に関していえば、サンプリングクロックの不精度によって生じる1チップのずれは、長期間にわたって、観察される。
【0018】
このように、サンプリングクロックの不精度は、搬送周波数におけるオフセットに比較すると、あまり重要ではない。搬送周波数におけるオフセットの影響は即座に認識することができるので、これらの影響を測定し、基準周波数を修正するために使用することができる。基準周波数の不精度が減少すれば、搬送周波数及びサンプリングクロック周波数の両者におけるオフセットも減少することになる。本明細書に記載した方法は、低周波数への変換に使用される局部発振器周波数における誤差によって、受信した一次同期化コードに対して低周波数変換時に付与される差分位相オフセットに基づく。この結果得られる位相オフセットの測定値が基準発振器周波数を修正するために使用される。
【0019】
基地局により伝送される複合ベースバンド信号は、
St=A(t).еjθ(t)
と表される。ここでA(t)とθ(t)は、信号の大きさと位相とをそれぞれ表している。フェージング伝搬経路を介して受信された伝送信号は、
Sr=β(t).St.еj(Δωt+φ(t)+σ(t))……(3)
と、表される。ここで、Δωは、ラジアン/秒単位の搬送周波数オフセットであり、φ(t)はドップラーシフトによるランダム位相(ラジアン単位)であり、σ(t)は、雑音及び干渉によるランダム位相である。信号エンベロープの変数をβ(t)で表す。
【0020】
UMTSセルサーチの第1段階において、受信信号の同相(I)成分と直交(Q)成分が一次同期化コードと相関関係にある。局部一次同期化コードが、受信されたPCCPCH+SCHタイムスロットの最初の記号と整合すると(すなわち、スロット境界において)、伝送信号は、
St=M.еj・π/4……(4)
と表される。ここで、Mは定数である。この伝送信号に対応する受信信号と、レシーバに記録された局部一次同期化コードとの相関関係を式(5)に示しており、この式においてTは相関期間である。
【0021】
【数1】
【0022】
式(5)は、スロット境界における局部一次同期化コードと受信された信号との相関関係を表している。一次同期化コードは既知の信号であるので、搬送周波数オフセットは受信された一次同期化コードの位相における変化を測定することによって推定できる。ドップラー効果と雑音および干渉による信号成分の影響について以下に説明する。わかりやすくするために、これらを式(5)から削除すると、次のようになる。
【0023】
【数2】
【0024】
搬送周波数のオフセットによる位相を求めるために、上述の積分では多数の区間にわたり(すなわち、部分相関を使用することによって)数値を求めればよい。この結果としての差分位相は搬送周波数オフセットに正比例する成分を含むことになる。このプロセスは、2区間が使用される場合の以下の式に示されている。2つの重なりあっていない部分相関を使用することも図4に図示されている。
【0025】
【数3】
【0026】
【数4】
【0027】
この2つの計算結果の間の差分位相は次式により与えられる。
【0028】
ΔΦ=∠C2−∠C1=(Δω)T/2 ……(7)
次いで、搬送周波数オフセットが、
Δω=2ΔΦ/T ……(8)
から計算されることになる。
【0029】
N個の部分相関を利用することによって、(N−1)個の差分位相値が得られ、それぞれが、
Δω=(ΔΦ)N/T ……(9)
の搬送周波数オフセットを表している。
ここで、ΔΦは、
ΔΦ=∠Ci−∠Ci-1 ……(10)
ここで、Ciは、i番目の部分相関を表している。
【0030】
差分位相の複数の値は、式(10)から得られた個々の結果に対して平均化を行うことによって、加法性白色ガウス雑音(AWGN)、マルチパス及びマルチユーザ状態における搬送周波数オフセットの数値を求めるために使用することができる。
【0031】
【数5】
【0032】
差分位相値が、部分相関を用いて、チャネルのコヒーレンス時間よりもかなり短い期間の間に確実に得られるようにすることによって、ドップラー効果を最小にすることができる。コヒーレンス時間とは、フェージング信号サンプル間に高程度の相関関係があるような期間であり、これは、ドップラー周波数の逆数にほぼ等しい。
【0033】
500km/hの移動速度及び2GHzの公称搬送周波数に対しては、ドップラー周波数は約925Hzである。これに対応するコヒーレンス時間の値は約1×10-3秒である。上述したような差分位相値の推定は、コヒーレンス時間よりもかなり短い単一のPCCPCH+SCH記号周期(すなわち、67×10-6秒以下)の時間内で行われる。
【0034】
ドップラー効果による位相変化は通常小さいものと推定され、このため、上述した計算に深刻な影響を与えることはない。しかしながら、複数のスロットにわたって周波数オフセットの1組の値を計算することにより、搬送周波数オフセットの改善された推定値を得ることができる。次に、平均化プロセスを適用する。次の式が平均化プロセスを表している。
【0035】
【数6】
【0036】
ここで、Δωikは、k番目のスロットのi番目の相関関係の周波数オフセット推定値を表す。Mは平均化プロセスにおいて使用されるスロット数である。次いで、周波数オフセットは、各スロット内の一連の部分相関から複数のスロットにわたって取られた平均値から求められる。
【0037】
様々な要因が、上述のプロセスにおいて使用されるべき、一次同期化コード一個あたりの部分相関の数の選択に影響を与える。一連の相関関係における部分相関の数が増大すると、相関期間は(コヒーレンス時間に対して)さらに短くなる。相関期間が短くなるにつれて、ドップラー効果による位相変化が小さくなることが期待できる。しかしながら、より短くなった相関期間を利用することによって、検出される信号電力が降下し、ひいては、信号電力と雑音及び干渉電力との間の比が減少することになる。信号/雑音比が小さくなると、検出された差分位相値に及ぼすAWGN及び干渉の影響がより深刻なものになる。一次同期化コード一個当たりについて2つの部分相関があれば、搬送周波数オフセットの推定値を得るのに十分であることがわかった。
【0038】
最小の検出可能な周波数オフセットは、信号電力と雑音及び干渉との間の比と、部分相関期間中のドップラー効果による信号位相の変化とに依存している。実験結果によれば、80キロメートル/時間(km/h)で移動する移動局については、本明細書で記載した方法は、95%以上の搬送周波数オフセットを検出することができ、検出速度は、500km/hについては、75%以上の値を維持している。
【0039】
相関関係が増大すれば、部分相関の間で重なり合う相関強さを利用してもよい。このことは、一連の相関における各相関が、その一連の相関における別の相関と共通する同期化コードの一部を含むことを意味する。図5を参照すると、2つの重なりあった部分相関が単一のスロット内で生じたものとして図示されている。UMTSにおいて、一次同期化コードXは256チップの長さである。1番目の部分相関PC1は最初の(256−a)チップで実行され、2番目の部分相関PC2は、最後の(256−a)チップで実行される。この一連の相関においては、256−2aのチップはPC1及びPC2の両者に共通している。1番目及び2番目の重なり合う部分相関は次のように表されるのが一般的である。
【0040】
【数7】
【0041】
【数8】
【0042】
各部分相関期間の長さが増大することにより、図5に図示した構造は、重なっていない構造から得られる相関強さよりも大きい相関強さを与える。これに対応する差分位相は(Δω.a.T)/Xにより得られる。ここで、Xは一次同期化コード内の全チップ数であり、Tは、秒単位で表した一次同期化コードの長さであり、aは部分相関プロセスで使用されない一次同期化コードのチップ数である。
【0043】
この例において示すように、1ppmの搬送周波数オフセット、2GHzの搬送周波数、a=64チップの場合には、部分相関の公称相関ピークは、完全な256チップコードとの相関によって得られた値よりも約2.5dB小さい。a=64チップとの重なりを利用して得られた公称差分位相は12度であり、この差は、図3のアルゴリズムを用いて検出するのには十分な大きさである。
【0044】
重なり合う部分相関を使用することによって得られる利点は、上述の例(a=64チップ)と部分相関の重なりのない構造との比較により、証明することができる。a=128チップであり、2つの部分相関が単一のスロット内で実行される場合、部分相関ピークは、完全相関(a=0)の場合よりも6dB小さくなる。雑音及び干渉が比較的高レベルにあるときには、重なった部分相関関係を用いて部分相関ピークにおける相関強さを増大させることができ、これにより、許容できない性能の劣化を回避することができる。
【0045】
一般的に、aの適切な値は、算出された差分位相がシステムの検出範囲内であって、重なり合う相関力が最大となるような値である。本発明は、本分野において公知の標準ディジタル技術によって実行することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基地局からの伝送状態の概略図である。
【図2】 基地局からの伝送信号の構成を表す図である。
【図3】 搬送周波数オフセット推定値を求める方法を表すフローチャートである。
【図4】 単一スロット内の一連の部分的相関期間を表す図である。
【図5】 単一スロット内の重なり合う一連の部分的相関期間を表す図である。
Claims (1)
- 直接スペクトル拡散通信レシーバにおいて周波数オフセットを推定するための方法であって、該方法は、前記レシーバにおいて低周波数に変換することによって、ラジオチャネルを介して受信された同期化コードの一部に対して生じる位相差を算出する段階を備えており、前記位相差は、前記受信された同期化コードの一部と、前記レシーバ内に記録されている同期化コードとの一連の部分相関から算出されるものであり、前記一連の部分相関が実行される期間は前記記録された同期化コードの長さより小さいものであり、前記一連の部分相関の各々は、前記受信された同期化コードの一部であって、前記一連の部分相関の中の別の相関に共通する同期化コードの一部を含み、第1の一連の部分相関から算出された出力位相の値は、次に続く複数の一連の部分相関から算出された出力位相の値と合計され、これら合計の平均値は周波数オフセットの推定値として使用され、前記一連の部分相関は、長さXチップのコード上で実行され、また、前記一連の部分相関は、前記コードの最初のX−aチップの第1相関期間と、前記コードの最後のX−aチップの第2の相関期間とからなり、aは前記コードのチップ数であり、X/2よりも小さい数であることを特徴とする周波数オフセット推定方法。
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