JP2001230261A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2001230261A
JP2001230261A JP2000038334A JP2000038334A JP2001230261A JP 2001230261 A JP2001230261 A JP 2001230261A JP 2000038334 A JP2000038334 A JP 2000038334A JP 2000038334 A JP2000038334 A JP 2000038334A JP 2001230261 A JP2001230261 A JP 2001230261A
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collector
emitter
base
electrode
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JP2000038334A
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Koji Azuma
晃司 東
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ベース・コレクタ間の容量を低減化
できる半導体装置及びその製造方法を提供することを課
題とする。を提供することを課題とする。 【解決手段】 エミッタ電極2が、コレクタ電極3とベ
ース電極1との間に設けられていることによって上記課
題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(以
下、適宜「HBT」という。)とはエミッタ/ベース接
合が異種の半導体材料で構成されるバイポーラトランジ
スタをいう。HBTは、エミッタ層の禁制帯幅(バンド
ギャップエネルギー)をベース層の禁制帯幅よりも大き
くすることにより、ベース層内の多数キャリアがエミッ
タ層内に逆注入される「ベースリーク電流」を抑えるこ
とができる。従って、HBTは通常のホモ接合バイポー
ラトランジスタに比べてエミッタ注入効率(全エミッタ
電流に対するベースへの注入電流の比)を大きくするこ
とができる。
【0003】このようなデバイス特性を有するヘテロ接
合バイポーラトランジスタにおいて、ベース・コレクタ
間の容量の低減化については考慮されておらず、HBT
の動作速度の向上が図られていなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】以下に図7(a)、図7(b)、及び図8(a)を
参照してベース・コレクタ間の容量を大きくさせる原因
について説明する。図7(a)は従来のヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタを示す平面図であり、図7(b)は図7
(a)のB−B’線断面図である。また、図8(a)は図7
(a)のヘテロ接合バイポーラトランジスタの寸法を示す
図である。図7(a)に示すように、HBTは中央に設け
られたエミッタ電極2と、エミッタ電極2の両側に設け
られたベース電極1と、ベース電極1の両側に設けられ
たコレクタ電極3とを備えて構成される。また、図7
(b)に示すように、HBTは半絶縁性基板10上に順次
に形成されたバッファ層9、サブコレクタ層8、コレク
タ層4、ベース層5、エミッタ層6、及びキャップ層7
を備えて構成され、エミッタ電極2、ベース電極1、コ
レクタ電極3はそれぞれキャップ層7、ベース層5、サ
ブコレクタ層8の上に形成されている。
【0005】通常、ベース電極1を形成するには、コレ
クタ電極3を形成するためにベース層5及びコレクタ層
4をウェットエッチングしてサブコレクタ層8の一部を
面出しする。その後、ウェットエッチングされなかった
ベース層5及び面出しされたコレクタ層4の表面にエッ
チングレジスト(図示せず)を塗布し、レジストの一部
に設けた開口部(図示せず)に露呈するベース層5の上
にベース電極1を形成する。ここで、通常、図7(b)に
示すコレクタ層4の厚さはベース層5、エミッタ層6、
又はキャップ層7の厚さに比べて厚く、例えば、コレク
タ層4の厚さは800〜900nm(8000〜900
0Å)である。従って、ベース層5の表面とサブコレク
タ層8の表面との間に800〜900nm以上の大きな
段差があるので、エッチングレジスト塗布膜の厚さ、露
光時の目ずれ量、ウェットエッチング時のサイドエッチ
ング幅等のばらつきが大きくなる。このようなばらつき
によってベース電極1が不完全に形成されることを避け
るため、図8(a)に示すように、ベース電極1の外部に
必要なベース電極外マージンWbmoが大きくなる。こ
れにより、実効的にベース層5とコレクタ層4とが接合
する面積が大きくなり、ベース・コレクタ間の容量が大
きくなっているという問題があった。
【0006】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、ベース・コレクタ間の容量
を低減化できる半導体装置及びその製造方法を提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明は、半絶縁性基板上に形成されるバッファ
層と、前記バッファ層の上に形成されるサブコレクタ層
と、前記サブコレクタ層の上に形成されるコレクタ層
と、前記コレクタ層の上に形成されるベース層と、前記
ベース層の上に形成されるエミッタ層と、前記エミッタ
層の上に形成されるキャップ層と、前記キャップ層の表
面に形成されるエミッタ電極と、一部を面出しされた前
記サブコレクタ層の表面に形成されるコレクタ電極と、
一部を面出しされた前記ベース層の表面に形成されるベ
ース電極とを備えて構成される半導体装置であって、前
記エミッタ電極が、前記コレクタ電極と前記ベース電極
との間に設けられていることを特徴とする半導体装置で
ある。
【0008】また本出願第2の発明は、半絶縁性基板上
に形成されるバッファ層と、前記バッファ層の上に形成
されるサブコレクタ層と、前記サブコレクタ層の上に形
成されるコレクタ層と、前記コレクタ層の上に形成され
るベース層と、前記ベース層の上に形成されるエミッタ
層と、前記エミッタ層の上に形成されるキャップ層と、
前記キャップ層の表面に形成され且つ互いに対向する二
のエミッタ電極と、一部を面出しされた前記サブコレク
タ層の表面に形成され且つ互いに対向する二のコレクタ
電極と、一部を面出しされた前記ベース層の表面に形成
されるベース電極とを備えて構成される半導体装置であ
って、互いに対向する二の前記エミッタ電極が、互いに
対向する二の前記コレクタ電極の間に設けられ、且つ前
記ベース電極が、互いに対向する二の前記エミッタ電極
の間に設けられていることを特徴とする半導体装置であ
る。
【0009】また本出願第3の発明は、半絶縁性基板上
に形成されるバッファ層と、前記バッファ層の上に形成
されるサブコレクタ層と、前記サブコレクタ層の上に形
成されるコレクタ層と、前記コレクタ層の上に形成され
るベース層と、前記ベース層の上に形成されるエミッタ
層と、前記エミッタ層の上に形成されるキャップ層と、
前記キャップ層の表面に形成されるエミッタ電極と、一
部を面出しされた前記サブコレクタ層の表面に形成され
且つ互いに対向する二のコレクタ電極と、一部を面出し
された前記ベース層の表面に形成されるベース電極とを
備えて構成される半導体装置であって、前記エミッタ電
極が、互いに対向する二の前記コレクタ電極の間に設け
られ、且つ前記エミッタ電極が、前記ベース電極を取り
囲むように設けられていることを特徴とする半導体装置
である。
【0010】従って、本出願第1の発明から本出願第3
の発明の何れか一の発明の半導体装置によれば、ベース
電極を形成する時にベース層の表面とエミッタ層の表面
との間に小さな段差があることになる。これにより、エ
ッチングレジスト塗布膜の厚さ、露光時の目ずれ量、ウ
ェットエッチング時のサイドエッチング幅等のばらつき
が小さくなり、ベース電極の外部に必要なベース電極外
マージンWbmoが小さくなる。結果として、実効的に
ベース層とコレクタ層とが接合する面積が小さくなり、
ベース・コレクタ間の容量を低減化できる。尚、本出願
第1の発明から本出願第3の発明に係るバッファ層、サ
ブコレクタ層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層、及
びキャップ層の働きについては、段落19に後述する。
【0011】また本出願第4の発明は、半絶縁性基板上
に形成されるバッファ層と、前記バッファ層の上に形成
されるサブコレクタ層と、前記サブコレクタ層の上に形
成されるコレクタ層と、前記コレクタ層の上に形成され
るベース層と、前記ベース層の上に形成されるエミッタ
層と、前記エミッタ層の上に形成されるキャップ層とか
らなる半導体ウェハの最表面である前記キャップ層の一
部にエミッタ電極を形成する第1の工程と、第1の前記
工程後に前記エミッタ電極の周辺のキャップ層をウェッ
トエッチングして前記エミッタ層の一部を面出しする第
2の工程と、第2の前記工程後に一部を面出しされた前
記エミッタ層をウェットエッチングして前記ベース層の
一部を面出しする第3の工程と、第3の前記工程後に一
部を面出しされた前記ベース層の表面にベース電極を形
成する第4の工程と、第4の前記工程後に一部を面出し
された前記エミッタ層と前記ベース層と前記コレクタ層
とをウェットエッチングして前記サブコレクタ層の一部
を面出しする第5の工程と、第5の前記工程後に一部を
面出しされた前記サブコレクタ層の表面にコレクタ電極
を形成する第6の工程とを備えて構成され、前記エミッ
タ電極が、前記コレクタ電極と前記ベース電極との間に
設けられていることを特徴とする半導体装置の製造方法
である。
【0012】また本出願第5の発明は、半絶縁性基板上
に形成されるバッファ層と、前記バッファ層の上に形成
されるサブコレクタ層と、前記サブコレクタ層の上に形
成されるコレクタ層と、前記コレクタ層の上に形成され
るベース層と、前記ベース層の上に形成されるエミッタ
層と、前記エミッタ層の上に形成されるキャップ層とか
らなる半導体ウェハの最表面である前記キャップ層の一
部に対向する二のエミッタ電極を形成する第1の工程
と、第1の前記工程後に前記エミッタ電極の周辺のキャ
ップ層をウェットエッチングして前記エミッタ層の一部
を面出しする第2の工程と、第2の前記工程後に一部を
面出しされた前記エミッタ層をウェットエッチングして
前記ベース層の一部を面出しする第3の工程と、第3の
前記工程後に一部を面出しされた前記ベース層の表面に
ベース電極を形成する第4の工程と、第4の前記工程後
に一部を面出しされた前記エミッタ層と前記ベース層と
前記コレクタ層とをウェットエッチングして前記サブコ
レクタ層の一部を面出しする第5の工程と、第5の前記
工程後に一部を面出しされた前記サブコレクタ層の表面
に対向する二のコレクタ電極を形成する第6の工程とを
備えて構成され、互いに対向する二の前記エミッタ電極
が、互いに対向する二の前記コレクタ電極の間に設けら
れ、且つ前記ベース電極が、互いに対向する二の前記エ
ミッタ電極の間に設けられていることを特徴とする半導
体装置の製造方法である。
【0013】また本出願第6の発明は、半絶縁性基板上
に形成されるバッファ層と、前記バッファ層の上に形成
されるサブコレクタ層と、前記サブコレクタ層の上に形
成されるコレクタ層と、前記コレクタ層の上に形成され
るベース層と、前記ベース層の上に形成されるエミッタ
層と、前記エミッタ層の上に形成されるキャップ層とか
らなる半導体ウェハの最表面である前記キャップ層の一
部にエミッタ電極を形成する第1の工程と、第1の前記
工程後に前記エミッタ電極の周辺のキャップ層をウェッ
トエッチングして前記エミッタ層の一部を面出しする第
2の工程と、第2の前記工程後に一部を面出しされた前
記エミッタ層をウェットエッチングして前記ベース層の
一部を面出しする第3の工程と、第3の前記工程後に一
部を面出しされた前記ベース層の表面にベース電極を形
成する第4の工程と、第4の前記工程後に一部を面出し
された前記エミッタ層と前記ベース層と前記コレクタ層
とをウェットエッチングして前記サブコレクタ層の一部
を面出しする第5の工程と、第5の前記工程後に一部を
面出しされた前記サブコレクタ層の表面に対向する二の
コレクタ電極を形成する第6の工程とを備えて構成さ
れ、前記エミッタ電極が、互いに対向する二の前記コレ
クタ電極の間に設けられ、且つ前記エミッタ電極が、前
記ベース電極を取り囲むように設けられていることを特
徴とする半導体装置の製造方法である。
【0014】従って、本出願第4の発明から本出願第6
の発明の何れか一の発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、ベース電極を形成する第4の工程前の第3の工程に
おいて、エミッタ層をウェットエッチングしてベース層
の一部を面出しする、即ちベース層の表面とエミッタ層
の表面との間に小さな段差があることになる。これによ
り、ベース電極の外部に必要なベース電極外マージンW
bmoを小さくすることができるので、実効的にベース
層とコレクタ層とが接合する面積が小さくなり、ベース
・コレクタ間の容量を低減化できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の半導
体装置及びその製造方法につき図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は本発明の実施の形態のヘテロ接合バ
イポーラトランジスタを示す平面図である。図2は図1
のA−A’線断面図である。図3は半導体ウェハの断面
構造図である。図1及び図2に示すように、本発明の実
施の形態のヘテロ接合バイポーラトランジスタは、半絶
縁性基板10上に形成されるバッファ層9と、バッファ
層9の上に形成されるサブコレクタ層8と、サブコレク
タ層8の上に形成されるコレクタ層4と、コレクタ層4
の上に形成されるベース層5と、ベース層5の上に形成
されるエミッタ層6と、エミッタ層6の上に形成される
キャップ層7と、キャップ層7の表面に形成され且つ互
いに対向する二のエミッタ電極2と、一部を面出しされ
たサブコレクタ層8の表面に形成され且つ互いに対向す
る二のコレクタ電極3と、一部を面出しされたベース層
5の表面に形成されるベース電極1とを備えて構成さ
れ、以下の条件1及び条件2を満たしている。条件1:
互いに対向する二のエミッタ電極2が、互いに対向する
二のコレクタ電極3の間に設けられいること。条件2:
ベース電極1が、互いに対向する二のエミッタ電極2の
間に設けられていること。
【0017】また、図1及び図2に示すヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタは、二のコレクタ電極3のうち何れ
か一のコレクタ電極3について換言すれば、以下の条件
を満たしている。条件:エミッタ電極2がコレクタ電極
3とベース電極1との間に設けられていること。
【0018】先ず、図1及び図2に示すヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタの構造を得るための前提となる半導
体ウェハの製造方法につき、図3を参照して説明する。
図3に示す半導体ウェハは、半絶縁性基板10の上にバ
ッファ層9と、サブコレクタ層8と、コレクタ層4と、
ベース層5と、エミッタ層6と、キャップ層7とをMB
E(Molecular Beam Epitaxy)法又はMOVPE(Metal O
rganic Vapor Phase Epitaxy)法を用いて上述に示した
層を順次に結晶成長させることによって得られる。ここ
で、通常、図7(b)に示すコレクタ層4の厚さはベース
層5、エミッタ層6、又はキャップ層7の厚さに比べて
厚く、例えば、コレクタ層4の厚さは800〜900n
mである。一方、例えば、ベース層5は80nm、エミ
ッタ層6は60nm、キャップ層7は200nmであ
る。尚、ベース層5が薄い理由は、ベース層5で電子が
減少するのを防ぐためである。通常、動作時に電子はエ
ミッタで電極2からベース層5を通ってコレクタ電極3
に移動するので、その電子はベース層5内で正孔(ホー
ル)と結合し、コレクタ電極3に流れる電子が減少して
しまう。また、ベース層5が薄い理由を換言すれば、エ
ミッタ接地直流増幅率(コレクタ電流/ベース電流)を
大きくするためである。また、エミッタ層6が薄い理由
は、エミッタ層6及びキャップ層7の寄生抵抗小さくす
るためである。これらに対し、ベース層5が厚い理由
は、ベース・コレクタ間の容量を小さくするためであ
る。
【0019】また、図3に示す半絶縁性基板10には、
例えば、GaAs基板が用いられ、半絶縁性基板10の
上に安定して結晶成長させるためにバッファ層9として
GaAsを結晶成長させる。サブコレクタ層8はGaA
sに高濃度の不純物をドープしてn型GaAs層とする
ことによって、後にサブコレクタ層8に形成されるコレ
クタ電極3とオーミックに接触できる。次に、トランジ
スタの動作層であるコレクタ層4と、ベース層5とにそ
れぞれ不純物をドープして、n型GaAs、p型GaA
s層とする。次に、エミッタは、ベース層5とは異種の
半導体材料であるAlGaAsに不純物をドープしてn
型AlGaAs層とする。最後に、キャップ層7は、高
濃度の不純物をドープしてn型AlGaAs層とするこ
とによって、後にキャップ層7に形成されるエミッタ電
極2とオーミックに接触できる。尚、コレクタ層/ベー
ス層/エミッタ層はn型層/p型層/n型層ではなく、
p型層/n型層/p型層であってもよい。
【0020】このように結晶成長させた半導体ウェハを
基に、エミッタ電極2、ベース電極1、及びコレクタ電
極3を形成してヘテロ接合バイポーラトランジスタを得
る。図4は本発明の実施の形態のヘテロ接合バイポーラ
トランジスタの製造方法を示す工程図である。先ず、図
4(a)に示すような構造を得るために、半導体ウェハの
最表面であるキャップ層7の一部にエミッタ電極2を形
成する。ここで、電極を形成する方法には、例えば、ス
パッタリング法等があり、エミッタ電極2にはTi/M
o/Au合金等を用いることができる。その後、エミッ
タ電極2の周辺のキャップ層7をウェットエッチングし
てエミッタ層6の一部を面出しする。(エミッタ電極2
が形成されたキャップ層7以外のキャップ層7、若しく
はエミッタ電極2を残すようにキャップ層7をウェット
エッチングしてエミッタ層6の一部を面出しする。)
【0021】次に、図4(b)に示すような構造を得るた
めに、一部を面出しされたエミッタ層6をウェットエッ
チングしてベース層5の一部を面出しする。その後、一
部を面出しされたベース層5の表面にベース電極1を形
成する。ベース電極1には、例えば、Ti/Mo/Au
合金等を用いることができる。次に、図4(c)に示すよ
うな構造を得るために、一部を面出しされたエミッタ層
6とベース層5とコレクタ層4とをウェットエッチング
してサブコレクタ層8の一部を面出しする。その後、一
部を面出しされたサブコレクタ層8の表面にコレクタ電
極3を形成する。コレクタ電極3には、例えば、AuG
e/Ni/Au合金等を用いることができる。
【0022】次に、図4(d)に示すような構造を得るた
めに、不要なエミッタ層6とベース層5とコレクタ層4
とサブコレクタ層8とバッファ層9と、半絶縁性基板1
0とにイオン注入を行って絶縁層11を形成する。最後
に、半導体ウェハの最表面に保護膜(図示せず)を形成
し、保護膜にスルーホール(図示せず)を明けて各電極
(エミッタ電極2、ベース電極1、コレクタ電極3)を
配線してヘテロ接合バイポーラトランジスタを形成す
る。
【0023】次に本発明の実施の形態のヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタの動作について説明する。エミッタ
電極2を接地し、コレクタ電極3とエミッタ電極2との
間に一定の電圧を印加した状態で、ベース電極1とコレ
クタ電極3との間に電圧を印加して所望のコレクタ電流
に調節することができる。尚、ベース電極1の両側に設
けたエミッタ電極2の直下の領域が動作層となる。
【0024】上述したように、本発明の実施の形態のヘ
テロ接合バイポーラトランジスタ及びその製造方法は、
ベース電極1を形成する時にベース層5の表面とエミッ
タ層6の表面との間に小さな段差があることになる。こ
れにより、エッチングレジスト塗布膜の厚さ、露光時の
目ずれ量、ウェットエッチング時のサイドエッチング幅
等のばらつきが小さくなり、ベース電極1の外部に必要
なベース電極外マージンWbmoが小さくなる(図8
(b)参照)。結果として、実効的にベース層5とコレク
タ層4とが接合する面積が小さくなり、ベース・コレク
タ間の容量を低減化できる。
【0025】次に図8を参照しながらベース・コレクタ
間の容量を数式を用いて計算し、ベース・コレクタ間の
容量の低減量を見積もることにする。図8(a)は従来の
ヘテロ接合バイポーラトランジスタの寸法を示す図であ
り、図8(b)は本発明のヘテロ接合バイポーラトランジ
スタの寸法を示す図である。図8中に示す記号について
は、以下の通りとする。Wbmo:ベース電極外マージ
ン、Wbmi:ベース電極内マージン、Wemo:エミ
ッタ電極外マージン、Wemi:エミッタ電極内マージ
ン、Wb:ベース電極幅、We:エミッタ電極幅、Wb
c:ベース層・コレクタ層間の接合幅 尚、エミッタ電極外マージン(Wemo)及びエミッタ
電極内マージン(Wemi)は、露光時の目ずれ量及び
ウェットエッチング時のサイドエッチング幅のばらつき
によるマージンのほか、ヘテロガードリング幅を含んで
いるものとする。即ち、エミッタ電極外マージン(We
mo)及びエミッタ電極内マージン(Wemi)は少な
くともヘテロガードリング幅以上(実験的には0.3μ
m以上)である必要がある。ここで、ヘテロガードリン
グには、保護層(図示せず)を介してベース電極1から
エミッタ電極2に流れる表面再結合電流(ベースリーク
電流)を抑制する役割がある。
【0026】また、図1(a)及び図7(a)に示す記号につ
いては、以下の通りとする。 Le:エミッタ長さ、 Lbc:ベース層・コレクタ層間の接合長さ
【0027】図8(b)中に示す本発明のヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタの寸法は、図8(a)中に示す従来の
ヘテロ接合バイポーラトランジスタの寸法に比べて、W
b(ベース電極幅)、We(エミッタ電極幅)、Le
(エミッタ長さ)、及びLbc(ベース層・コレクタ層
間の接合長さ)は同じであると設定して、ベース・コレ
クタ間の容量を数式を用いて計算する。尚、図8(a)及
び図8(b)中に示すWe(エミッタ電極幅)が同じであ
ると設定するので、図8(b)中に示す本発明のヘテロ接
合バイポーラトランジスタの一本分のエミッタ電極幅は
従来のものに比べて半分とする(We/2)。従って、
図8(b)中に示すWbc(ベース層・コレクタ層間の接
合幅)は2倍のWemo(エミッタ電極外マージン)分
だけ増加する。また、図8(a)及び図8(b)中に示す一本
分のWb(ベース電極幅)が同じである、即ち図8(b)
中に示す本発明の全ベース電極幅は従来のものに比べて
半分である。従って、図8(b)中に示すWbc(ベース
層・コレクタ層間の接合幅)は一本分のWb(ベース電
極幅)分と2倍のWbmo(ベース電極外マージン)分
とだけ減少する。
【0028】図8(a)を参照するに、従来のベース・コ
レクタ間の容量Cbc(従来)は Cbc(従来)=Wbc(従来)×Lbc ={2×(Wbmo+Wb+Wbmi)+(Wemi+We+Wemi)}× Lbc ---式(1) である。
【0029】図8(b)を参照するに、本発明のベース・
コレクタ間の容量Cbc(本発明)は Cbc(本発明)=Wbc(本発明)×Lbc ={2×(Wemo+We/2+Wemi)+(Wbmi+Wb+Wbmi) }×Lbc ---式(2) である。
【0030】次に、例えば、Wbmo=0.5μm、W
b=2.0μm、Wbmi=0.2μm、Wemi=
0.3μm、Wemo=0.3μmとして式(1)及び式
(2)に代入する。 Cbc(従来)={2×(0.5+2.0+0.2)+(0.3+We+0. 3)}×Lbc =(6.0+We)×Lbc ---式(3) Cbc(本発明)={2×(0.3+We/2+0.3)+(0.2+2.0 +0.2)}×Lbc =(3.6+We)×Lbc ---式(4)
【0031】ここで、We=3.0μm、式(3)及び式
(4)より、容量低減の割合ΔCbc(%)は ΔCbc=Cbc(本発明)/Cbc(従来)×100 =(3.6+3.0)/(6.0+3.0)×100 〜73(%) ---式(5) である。従って、本発明によれば、ベース・コレクタ間
の容量を約27%だけ低減化できると見積もれる。
【0032】次に、ベース・コレクタ間の容量の低減化
について考察する。上述したように、ベース・コレクタ
間の容量の低減化は以下の(1)及び(2)に起因して
いる。 (1)一本のWb(ベース電極幅)分の低減 (2)電極外マージンの減少分の低減 (1)については、言うまでもないので、以下に、
(2)について説明する。電極外マージンの減少分と
は、2倍のWbmo(ベース電極外マージン)−2倍の
Wemo(エミッタ電極外マージン)をいう。即ち、電
極外マージンの減少は、従来のベース電極外マージン
(Wbmo=0.5μm)よりも本発明のエミッタ電極
外マージン(Wemo=0.3μm)の方が小さいこと
に起因している。
【0033】従来、ベース電極1を形成するには、コレ
クタ電極3を形成するためにベース層5及びコレクタ層
4をウェットエッチングしてサブコレクタ層8の一部を
面出しする。従って、ベース層5の表面とサブコレクタ
層8の表面との間に大きな段差があるので、ベース電極
外マージン(Wbmo=0.5μm)が大きくなる。一
方、本発明によれば、最初にエミッタ電極2を形成する
(図4(a))。従って、には、半導体ウェハの最表面で
あるキャップ層7には段差がないので、エミッタ電極外
マージン(Wemo=0.3μm)が小さくなる。換言
すれば、段差が与えるエッチングレジスト塗布膜の厚さ
のばらつきによるマージンを考慮する必要がないので、
エミッタ電極外マージン(Wemo=0.3μm)は、
露光時の目ずれ量及びウェットエッチング時のサイドエ
ッチング幅のばらつきによるエミッタ電極内マージン
(Wemi=0.3μm)と等しくなる。
【0034】次に、結晶方位の違いによるサイドエッチ
ング幅のばらつきについて、図5を参照して考察する。
図5(a)及び図5(b)は半絶縁性基板10の(0,0,1)
結晶方位(図中の矢印13)を同じくした時のヘテロ接
合バイポーラトランジスタを配置した図である。結晶方
位の違いによりウェットエッチング速度が異なるので、
サイドエッチング幅も変化する。従って、サイドエッチ
ング幅の変化を考慮して、従来のベース電極外マージン
(Wbmo=0.5μm)を最適化する必要がある。こ
こで、従来のベース電極外マージン(Wbmo)には段
差が与えるエッチングレジスト塗布膜の厚さのばらつき
も同時に考慮するので、最適化が複雑となる。同様に、
サイドエッチング幅の変化を考慮して、本発明のエミッ
タ電極外マージン(Wemo=0.3μm)を最適化す
る必要がある。ここで、本発明のエミッタ電極外マージ
ン(Wemo=0.3μm)には段差が与えるエッチン
グレジスト塗布膜の厚さのばらつきを考慮する必要がな
いので、最適化が簡単となる。
【0035】他の実施の形態の構成として、図6に示す
構成としても、本発明は実施できる。即ち、本発明の実
施の形態のヘテロ接合バイポーラトランジスタは、半絶
縁性基板10上に形成されるバッファ層9と、バッファ
層9の上に形成されるサブコレクタ層8と、サブコレク
タ層8の上に形成されるコレクタ層4と、コレクタ層4
の上に形成されるベース層5と、ベース層5の上に形成
されるエミッタ層6と、エミッタ層6の上に形成される
キャップ層7と、キャップ層7の表面に形成されるエミ
ッタ電極2と、一部を面出しされたサブコレクタ層8の
表面に形成され且つ互いに対向する二のコレクタ電極3
と、一部を面出しされたベース層5の表面に形成される
ベース電極1とを備えて構成され、以下の条件1及び条
件2を満たしている。下の条件1及び条件2を満たして
いてもよい。条件1:エミッタ電極2が、互いに対向す
る二のコレクタ電極3の間に設けられていること。条件
2:エミッタ電極2が、ベース電極1を取り囲むように
設けられていること。エミッタ電極2がコレクタ電極3
とベース電極1との間に設けられてさえすればよい。
【0036】尚、図6に示すヘテロ接合バイポーラトラ
ンジスタは、図1に示すヘテロ接合バイポーラトランジ
スタに比べて、エミッタ面積に対するベース層・コレク
タ層間の接合面積が小さいので、ベース・コレクタ間の
容量を更に低減化できる。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明は、エミッタ電極が
コレクタ電極とベース電極との間に設けられている。従
って、ベース電極を形成する時にベース層の表面とエミ
ッタ層の表面との間に小さな段差があることになる。こ
れにより、エッチングレジスト塗布膜の厚さ、露光時の
目ずれ量、ウェットエッチング時のサイドエッチング幅
等のばらつきが小さくなり、ベース電極の外部に必要な
ベース電極外マージンWbmoが小さくなる。結果とし
て、実効的にベース層とコレクタ層とが接合する面積が
小さくなり、ベース・コレクタ間の容量を低減化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態のヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタを示す平面図である。
【図2】 図2は図1のA−A’線断面図である。
【図3】 図3は半導体ウェハの断面構造図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態のヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタの製造方法を示す工程図である。
【図5】 図5は半絶縁性基板の結晶方位を示す図であ
る。
【図6】 図6は本発明の他の実施の形態のヘテロ接合
バイポーラトランジスタを示す平面図である。
【図7】 図7(a)は従来のヘテロ接合バイポーラトラ
ンジスタを示す平面図であり、図7(b)は図7(a)のB−
B’線断面図である。
【図8】 図8(a)は図7(a)のヘテロ接合バイポーラト
ランジスタの寸法を示す図である。図8(b)は図2のヘ
テロ接合バイポーラトランジスタの寸法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース電極 2 エミッタ電極 3 コレクタ電極 4 コレクタ層 5 ベース層 6 エミッタ層 7 キャップ層 8 サブコレクタ層 9 バッファ層 10 半絶縁性基板 11 絶縁層 13 矢印

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半絶縁性基板上に形成されるバッファ層
    と、前記バッファ層の上に形成されるサブコレクタ層
    と、前記サブコレクタ層の上に形成されるコレクタ層
    と、前記コレクタ層の上に形成されるベース層と、前記
    ベース層の上に形成されるエミッタ層と、前記エミッタ
    層の上に形成されるキャップ層と、前記キャップ層の表
    面に形成されるエミッタ電極と、一部を面出しされた前
    記サブコレクタ層の表面に形成されるコレクタ電極と、
    一部を面出しされた前記ベース層の表面に形成されるベ
    ース電極とを備えて構成される半導体装置であって、前
    記エミッタ電極が、前記コレクタ電極と前記ベース電極
    との間に設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半絶縁性基板上に形成されるバッファ層
    と、前記バッファ層の上に形成されるサブコレクタ層
    と、前記サブコレクタ層の上に形成されるコレクタ層
    と、前記コレクタ層の上に形成されるベース層と、前記
    ベース層の上に形成されるエミッタ層と、前記エミッタ
    層の上に形成されるキャップ層と、前記キャップ層の表
    面に形成され且つ互いに対向する二のエミッタ電極と、
    一部を面出しされた前記サブコレクタ層の表面に形成さ
    れ且つ互いに対向する二のコレクタ電極と、一部を面出
    しされた前記ベース層の表面に形成されるベース電極と
    を備えて構成される半導体装置であって、互いに対向す
    る二の前記エミッタ電極が、互いに対向する二の前記コ
    レクタ電極の間に設けられ、且つ前記ベース電極が、互
    いに対向する二の前記エミッタ電極の間に設けられてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 半絶縁性基板上に形成されるバッファ層
    と、前記バッファ層の上に形成されるサブコレクタ層
    と、前記サブコレクタ層の上に形成されるコレクタ層
    と、前記コレクタ層の上に形成されるベース層と、前記
    ベース層の上に形成されるエミッタ層と、前記エミッタ
    層の上に形成されるキャップ層と、前記キャップ層の表
    面に形成されるエミッタ電極と、一部を面出しされた前
    記サブコレクタ層の表面に形成され且つ互いに対向する
    二のコレクタ電極と、一部を面出しされた前記ベース層
    の表面に形成されるベース電極とを備えて構成される半
    導体装置であって、前記エミッタ電極が、互いに対向す
    る二の前記コレクタ電極の間に設けられ、且つ前記エミ
    ッタ電極が、前記ベース電極を取り囲むように設けられ
    ていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 半絶縁性基板上に形成されるバッファ層
    と、前記バッファ層の上に形成されるサブコレクタ層
    と、前記サブコレクタ層の上に形成されるコレクタ層
    と、前記コレクタ層の上に形成されるベース層と、前記
    ベース層の上に形成されるエミッタ層と、前記エミッタ
    層の上に形成されるキャップ層とからなる半導体ウェハ
    の最表面である前記キャップ層の一部にエミッタ電極を
    形成する第1の工程と、第1の前記工程後に前記エミッ
    タ電極の周辺のキャップ層をウェットエッチングして前
    記エミッタ層の一部を面出しする第2の工程と、第2の
    前記工程後に一部を面出しされた前記エミッタ層をウェ
    ットエッチングして前記ベース層の一部を面出しする第
    3の工程と、第3の前記工程後に一部を面出しされた前
    記ベース層の表面にベース電極を形成する第4の工程
    と、第4の前記工程後に一部を面出しされた前記エミッ
    タ層と前記ベース層と前記コレクタ層とをウェットエッ
    チングして前記サブコレクタ層の一部を面出しする第5
    の工程と、第5の前記工程後に一部を面出しされた前記
    サブコレクタ層の表面にコレクタ電極を形成する第6の
    工程とを備えて構成され、前記エミッタ電極が、前記コ
    レクタ電極と前記ベース電極との間に設けられているこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半絶縁性基板上に形成されるバッファ層
    と、前記バッファ層の上に形成されるサブコレクタ層
    と、前記サブコレクタ層の上に形成されるコレクタ層
    と、前記コレクタ層の上に形成されるベース層と、前記
    ベース層の上に形成されるエミッタ層と、前記エミッタ
    層の上に形成されるキャップ層とからなる半導体ウェハ
    の最表面である前記キャップ層の一部に対向する二のエ
    ミッタ電極を形成する第1の工程と、第1の前記工程後
    に前記エミッタ電極の周辺のキャップ層をウェットエッ
    チングして前記エミッタ層の一部を面出しする第2の工
    程と、第2の前記工程後に一部を面出しされた前記エミ
    ッタ層をウェットエッチングして前記ベース層の一部を
    面出しする第3の工程と、第3の前記工程後に一部を面
    出しされた前記ベース層の表面にベース電極を形成する
    第4の工程と、第4の前記工程後に一部を面出しされた
    前記エミッタ層と前記ベース層と前記コレクタ層とをウ
    ェットエッチングして前記サブコレクタ層の一部を面出
    しする第5の工程と、第5の前記工程後に一部を面出し
    された前記サブコレクタ層の表面に対向する二のコレク
    タ電極を形成する第6の工程とを備えて構成され、互い
    に対向する二の前記エミッタ電極が、互いに対向する二
    の前記コレクタ電極の間に設けられ、且つ前記ベース電
    極が、互いに対向する二の前記エミッタ電極の間に設け
    られていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半絶縁性基板上に形成されるバッファ層
    と、前記バッファ層の上に形成されるサブコレクタ層
    と、前記サブコレクタ層の上に形成されるコレクタ層
    と、前記コレクタ層の上に形成されるベース層と、前記
    ベース層の上に形成されるエミッタ層と、前記エミッタ
    層の上に形成されるキャップ層とからなる半導体ウェハ
    の最表面である前記キャップ層の一部にエミッタ電極を
    形成する第1の工程と、第1の前記工程後に前記エミッ
    タ電極の周辺のキャップ層をウェットエッチングして前
    記エミッタ層の一部を面出しする第2の工程と、第2の
    前記工程後に一部を面出しされた前記エミッタ層をウェ
    ットエッチングして前記ベース層の一部を面出しする第
    3の工程と、第3の前記工程後に一部を面出しされた前
    記ベース層の表面にベース電極を形成する第4の工程
    と、第4の前記工程後に一部を面出しされた前記エミッ
    タ層と前記ベース層と前記コレクタ層とをウェットエッ
    チングして前記サブコレクタ層の一部を面出しする第5
    の工程と、第5の前記工程後に一部を面出しされた前記
    サブコレクタ層の表面に対向する二のコレクタ電極を形
    成する第6の工程とを備えて構成され、前記エミッタ電
    極が、互いに対向する二の前記コレクタ電極の間に設け
    られ、且つ前記エミッタ電極が、前記ベース電極を取り
    囲むように設けられていることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6943387B2 (en) 2002-04-10 2005-09-13 Renesas Technology Corp. Semiconductor device, manufacturing thereof and power amplifier module
JP2007036138A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイポーラトランジスタ及び電力増幅器
US7256433B2 (en) 2003-04-28 2007-08-14 Renesas Technology Corp. Bipolar transistor and a method of manufacturing the same
JP2021506114A (ja) * 2017-12-07 2021-02-18 クアルコム,インコーポレイテッド Rf用途向けのヘテロ接合バイポーラトランジスタ用のメッシュ構造
WO2023112486A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 株式会社村田製作所 バイポーラトランジスタ及び半導体装置

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