JP2001229928A - リチウム二次電池用正極活物質及びその製造方法 - Google Patents
リチウム二次電池用正極活物質及びその製造方法Info
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Abstract
を有するリチウム二次電池用正極活物質とその製造方法
を提供する。 【解決手段】 LixMn2-a-bCraMbO4+zに示されるリチウ
ム二次電池用正極活物質(x≧2、0.25<a<2、0<
b≦0.3、0≦z、Mはアルカリ土金属、遷移金属ま
たはこれらの混合物)。
Description
正極活物質及びその製造方法に係わり、より詳しくは容
量維持率に優れたリチウム二次電池用正極活物質及びそ
の製造方法に関するものである。
イオンの挿入及び脱離が可能な物質を正極及び負極とし
て使用し、前記正極と負極との間に有機電解液またはポ
リマー電解液を充填して製造し、リチウムイオンが正極
及び負極で挿入/脱離される時の酸化、還元反応によっ
て電気エネルギーを生成する。
チウム金属を使用されていたが、リチウム金属を使用す
る場合、デンドライト(dendrite)の形成による電池の短
絡によって爆発の危険性があり、リチウム金属の代わり
に非晶質炭素または結晶質炭素などの炭素系物質に代替
されていっている。
ogenide)化合物が用いられており、その例としてLiC
oO2、LiMn2O4、LiNiO2、LiNi
1-xCoxO2(0<x<1)、LiMnO2などの複合
金属酸化物が研究されている。
も、LiNiO2は最も値段が安く最も高い放電容量の
電池特性を示しているが、合成するのが難しい短所を有
している。
電池電圧、そして優れた電極特性を示し、現在Sony
社等で商業化されて市販されている代表的な正極活物質
があるが、価格が高く、高率充放電の際の安定性が悪い
という問題を有している。
系正極活物質は、合成が容易で値段が比較的に安く、環
境に対する汚染も少ないという長所がある、一方、Mn
系活物質は容量が小さいという短所がある。しかしなが
ら、電池システムの安定性、Mnの環境親和性などの観
点から、電気自動車(electric vehicle)の電力源とし
て、次世代大型電池で最も有望な正極活物質の材料とし
て挙げられている。
2は、LiMn2O4より容量が高く高温で容量維持率
(寿命特性)が優れているという長所がある。このLiM
nO 2は、初期容量が約30〜40mAh/gと非常に
低いが、20回充放電サイクル後には140mAh/g
(0.2C=0.4mA/cm2)となり容量が増加すると
いう特性を有し、充放電時に電圧が連続的に少しずつ減
少せずに多段階放電で急激に減少する問題があり、実質
的にリチウムイオン電池を構成する時、回路上でこの多
段階放電を止める回路が追加的に必要となる短所があ
る。
はLi2Mn2-xCrxO4が研究されている。この
物質の初期容量は100〜120mAh/g程度であ
り、容量減少が急激に起こらないが、高温容量維持率が
LiMnO2より低いという問題点がある(J.Electroc
hem.Soc.145(3)、851、1998)。
ものであって、本発明の目的は容量維持率に優れたリチ
ウム二次電池用正極活物質を提供することにある。本発
明の他の目的は、向上した初期容量を有するリチウム二
次電池用正極活物質を提供することにある。
性を示すリチウム二次電池用正極活物質の製造方法を提
供することにある。
ために本発明は、下記の化学式1のリチウム二次電池用
正極活物質を提供する。
0≦z、Mはアルカリ土類金属、遷移金属またはこれら
の混合物である)。
び金属塩を溶媒に溶解し;得られた溶液を400〜50
0℃で1次熱処理してクロムマンガン金属酸化物を形成
し;前記クロムマンガン金属酸化物とリチウム塩を混合
し;前記混合物を600〜800℃で2次熱処理する工
程を含む前記化学式1のリチウム二次電池用正極活物質
の製造方法を提供する。
する。
いて、Mnの一部をMに置換した下記の化学式1の正極
活物質を提供する。このように、LixMn2-aCr
aO 4おいてMnの一部をMに置換することによってL
ixMn2-aCraO4の向上した初期容量の特性は
維持しながら、高温及び常温で容量維持率に優れた特性
を有する。
0≦z、Mはアルカリ土類金属、遷移金属またはこれら
の混合物であり、もし0.5<a<1.5であれば、最終
活物質でα-NaFeO2型の構造、特に六方晶系(hexa
gonal)構造がさらに発達することになるので好ましい。
iMn2O4は立方晶系 (cubic type spinel)構造であ
り、LiMnO2は単斜晶系(monoclinic)構造である。
これに対し、本発明の正極活物質はα-NaFeO2型
の構造、特に六方晶系構造を有することによって容量が
増加する長所がある。
粒度を有し、0.2〜3×10−6g/m3の(0.2〜3g/c
c)タップ密度を有する。正極活物質の平均粒度とタッ
プ密度が前述した範囲を逸脱する場合には、正極活物
質、導電剤およびバインダーを混合してスラリーを製造
する際に、導電剤とバインダーの量が増加して正極のエ
ネルギー密度が減少する。
製造するためには、まず、クロム塩、マンガン塩及び金
属塩を一定の割合で溶媒に溶解する。前記クロム塩とし
ては、クロムアセテートを使用することができ、前記マ
ンガン塩としてはマンガンアセテート、マンガンジオキ
シドを使用することができ、前記溶媒としてはアルコー
ル、好ましくはメタノールまたは水を使用することがで
きる。
は遷移金属を含む酸化物、窒化物、炭化物、水酸化物を
一つ以上使用することができ、その代表的な例としては
コバルトアセテート、ニッケルアセテート、マグネシウ
ムアセテート、ストロンチウムアセテートを使用するこ
とができる。
1〜4時間、1次熱処理する。1次熱処理工程において
クロム塩、マンガン塩及び金属塩が分解されながら互い
に結合して、Mn2-a-bCraMbO4+zが製造さ
れる。好ましくは、1次熱処理工程の前に、得られた溶
液を150〜300℃で熱処理して溶媒を除去する工程
をさらに実施する。150〜300℃で予備熱処理して
溶媒を除去する工程をさらに実施することが、最終製造
された活物質を用いて電極を製造するのに容易であるの
で好ましい。
O4+zとリチウム塩を一定の割合で混合した後、この
混合物を600〜800℃で最大12時間、2次熱処理
し、前記化学式1のリチウム二次電池用正極活物質を製
造する。前記2次熱処理工程は3〜12時間実施するこ
とが好ましく、12時間を越える場合には、斜方晶系(o
rthorhombic)構造の活物質が形成されて容量が低下する
問題点が生じる。
ネート、リチウムナイトレート、リチウムヒドロキシド
を使用することができる。本発明は前述したクロム塩、
マンガン塩、金属塩及びリチウム塩に限られない。
電池を製造する代表的な方法は次の通りである。
リド(polyvinyl fluoride)などのバインダーと、カー
ボンブラックなどの導電剤とを混合した後、この混合物
をN-メチルピロリドンなどの有機溶媒に添加して、正
極活物質スラリーを製造する。この正極活物質スラリー
を、ドクターブレード(doctor-blade)を用いて、アルミ
ニウムホイルで形成された電流集電体に塗布した後、約
150℃で熱処理して有機溶媒を除去して正極を製造す
る。
方法によりリチウム二次電池を製造する。前記リチウム
二次電池は、通常用いられる炭素系物質を用いて負極を
製造し、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
トなどの電解液と、LiPF 6、LiAsF5、LiC
F3SO3、LiN(CF3SO2)3、LiBF6及び
LiClO4などのリチウム塩とを使用して、通常の方
法によってリチウムイオン二次電池を製造することがで
きる。
を記載する。しかし、下記の実施例は本発明の好ましい
一実施例だけであり、本発明が下記の実施例に限られる
わけではない。
ト及びMgアセテートを0.89:1.09:0.02の
モル比に定量した後、50mlのビーカーに入ったメタ
ノール溶液に溶かした。得られた溶液を溶液状態で19
0℃において2時間、予備熱処理した。これをさらに4
50℃、2時間、1次熱処理してMn0.89Cr
1.09Mg 0.02O4を合成した。LiOH:Mn
0.89Cr1.09Mg0.02O 4が3.1:1の
モル比になるように乳鉢で混合した。この混合物を70
0℃で3時間、2次熱処理した後、炉冷してリチウム二
次電池用正極活物質を製造した。
ト及びCrアセテートのモル比を0.04:0.87:
1.09に変更し、予備熱処理を200℃で4時間実施
してMg0.0 4Mn0.87Cr1.09O4を製造
したことを除いては前記実施例1と同一の方法で実施し
た。
ト及びCrアセテートを0.06:0.85:1.09の
モル比で混合し、この混合物を200℃で4時間予備熱
処理し、450℃で4時間1次熱処理してSr0.06
Mn0.85Cr1.09O4を製造したことを除いて
は前記実施例1と同一の方法で実施した。
ト及びCrアセテートのモル比を0.04:0.87:
1.09に変更してSr0.04Mn0.87Cr
1.09O4を製造したことを除いては前記実施例3と
同一の方法で実施した。
回折を利用した構造を確認した結果、六方晶系タイプの
構造を有することが確認できた。
トを0.91:1.09のモル比で定量して、50ml
ビーカーに入ったメタノール溶液に溶解した後、溶液状
態で200℃において4時間予備熱処理した。予備熱処
理した物質を450℃、2時間1次熱処理してMn
0.91Cr1.09O4を合成した。LiOH:Mn
0.91Cr 1.09O4が3.1:1のモル比になる
ように乳鉢で混合した。この混合物を700℃で3時間
2次熱処理した後、炉冷してリチウム二次電池用正極活
物質を製造した。
質粉末を、フッ化ビニリデン樹脂とカーボンブラックと
の比が、92:4:4の重量%になるよう混合した後、一
定量のN-メチルピロリドンを添加しながら均一なペー
ストになるまで混合した。このペーストを、ドクターブ
レードを用いて300μmの厚さでアルミニウムホイル
にコーティングした後、150℃でN-メチルピロリド
ンを完全に揮発させた後、一定の圧力で圧縮した。
形に切断した後、コイン電池缶に溶接した。対極である
リチウムホイルも正極と同一の大きさに切断した後、コ
イン電池キャップにニッケルホイルに圧縮して付けた。
セパレータとしてセルガード社の製品を使用し、電解質
としてはエチレンカーボネート/ジメチルカーボネート
とLiPF6を使用した。
期容量を評価した結果、実施例1は200mAh/g、
実施例2は190mAh/g、実施例3は195mAh/
g及び実施例4は184mAh/gであり、比較例1は
210mAh/gであった。また、製造されたリチウム
二次電池を1C(=180mA/g)、50℃で20回充放
電した後、容量維持率を測定してその結果を下記の表1
に示した。
維持率に関して、実施例1〜4の電池は比較例1より優
れていることが分かる。
は常温での初期容量は比較例1より多少低いが、50℃
での容量維持率が比較例1より非常に優れているので高
温でサイクル寿命特性が優れていることが分かる。
ト及びCrアセテートを0.02:0.89:1.09モ
ル比に混合し、この混合物を190℃で2時間予備熱処
理し、次に、450℃で2時間1次熱処理してCo
0.02Mn0.89Cr1.09O4を製造したこと
を除いては、前記実施例1と同一の方法で実施した。
ト及びCrアセテートのモル比を0.04:0.87:
1.09に変更し、予備熱処理を200℃で4時間実施
してCo0.0 4Mn0.87Cr1.09O4を製造
したことを除いては前記実施例1と同一の方法で実施し
た。
ト及びCrアセテートのモル比を0.06:0.85:
1.09に変更し、予備熱処理を200℃で4時間実施
してCo0.0 6Mn0.85Cr1.09O4を製造
したことを除いては、前記実施例1と同一の方法で実施
した。
ト及びCrアセテートを0.04:0.87:1.09の
モル比で混合し、この混合物を200℃で4時間予備熱
処理し、次に450℃で2時間1次熱処理してNi
0.04Mn0.87Cr1.09O4を製造したこと
を除いては、前記実施例1と同一の方法で実施した。
ッ化ビニリデン樹脂:カーボンブラックと92:4:4の
重量%で混合した後、一定量のN-メチルピロリドンを
添加しながら均一なペーストになるまで混合した。この
ペーストを、ドクター-ブレード器を用いて300μmの
厚さでアルミニウムホイルにコーティングした後、15
0℃でN-メチルピロリドンを完全に揮発させて一定圧
力で圧縮した。
形に切断した後、コイン電池缶に溶接した。対極である
リチウムホイルも正極と同一の大きさに切断した後、コ
イン電池キャップにニッケルホイルに圧縮して付けた。
セパレータとしてセルガード社の製品を使用し、電解質
としてはエチレンカーボネート/ジメチルカーボネート
とLiPF6を使用した。
放電した結果、実施例5は205mAh/g、実施例6
は202mAh/g、実施例7は195mAh/g及び実
施例8は180mAh/gの初期容量を示した。
池を用いて常温で1C(=180mA/g)、20回充放電
した後、容量維持率を測定して、その結果を表2に示し
た。
較例1の電池よりも常温において容量維持率が優れてい
ることが分かる。つまり、実施例5及び7の電池は、比
較例1の電池より初期容量は多少落ちるが、容量維持率
が優れているのでサイクル寿命特性が優れていることが
分かる。
ト及びCoアセテートを0.89:1.09:0.02の
モル比で定量した後、50mlのビーカーに入ったメタ
ノール溶液に溶かした。得られた溶液を溶液状態で19
0℃において2時間予備熱処理した。これをさらに45
0℃、2時間1次熱処理してMn0.89Cr1.09
Co0. 02O4を合成した。Mn0.89Cr
1.09Co0.02O4を:LiOHが1:2.7のモ
ル比になるように乳鉢で混合した。この混合物を700
℃で3時間2次熱処理した後、炉冷してLi2.7Mn
0.89Cr1.09Co0. 02O4のリチウム二次
電池用正極活物質を製造した。
製造されたMn0.89Cr1.0 9Co0.02O4
のSEM写真を、図1に示し、2次熱処理した後に製造
されたLi1.7Mn0.89Cr1.09Co
0.02O4のSEM写真を、図2に示した。図1及び
図2に示したように、2次熱処理の後に製造された物質
の表面は、より滑らかであることが分かる。
ート及びCoアセテートを0.89:1.09:0.02
のモル比で定量した後、50mlのビーカーに入ったメ
タノール溶液に溶かした。得られた溶液を溶液状態で2
00℃において4時間予備熱処理した。これをさらに4
50℃、2時間1次熱処理してMn0.89Cr
1.09Co0. 02O4を合成した。Mn0.89C
r1.09Co0.02O4:LiOHが1:2.9のモ
ル比になるように乳鉢で混合した。この混合物を700
℃で3時間2次熱処理した後、炉冷してLi2.9Mn
0.89Cr1.09Co0.0 2O4のリチウム二次
電池用正極活物質を製造した。
ート及びCoアセテートを0.89:1.09:0.02
のモル比で定量した後、50mlのビーカーに入ったメ
タノール溶液に溶かした。得られた溶液を溶液状態で2
00℃において4時間予備熱処理した。これをさらに4
50℃、2時間1次熱処理してMn0.89Cr
1.09Co0. 02O4を合成した。Mn0.89C
r1.09Co0.02O4:LiOHが1:3.1のモ
ル比になるように乳鉢で混合した。この混合物を700
℃で3時間2次熱処理した後、炉冷してLi3.1Mn
0.89Cr1.09Co0.0 2O4のリチウム二次
電池用正極活物質を製造した。
ート及びCoアセテートを0.89:1.09:0.02
のモル比で定量した後、50mlのビーカーに入ったメ
タノール溶液に溶かした。得られた溶液を溶液状態で2
00℃において4時間予備熱処理した。これを再び45
0℃、2時間1次熱処理してMn0.89Cr1.09
Co0.0 2O4を合成した。Mn0.89Cr
1.09Co0.02O4:LiOHが1:3.3のモル
比になるように乳鉢で混合した。この混合物を700℃
で3時間2次熱処理した後、炉冷してLi3.3Mn
0.89Cr1.09Co0.02O 4のリチウム二次
電池用正極活物質を製造した。
ート及びCoアセテートを0.87:1.09:0.04
のモル比で定量した後、50mlのビーカーに入ったメ
タノール溶液に溶かした。得られた溶液を溶液状態で2
00℃において4時間予備熱処理した。これをさらに4
50℃、2時間1次熱処理してMn0.87Cr
1.09Co0. 04O4を合成した。Mn0.87C
r1.09Co0.04O4:LiOHが1:2.0のモ
ル比になるように乳鉢で混合した。この混合物を700
℃で3時間2次熱処理した後、炉冷してLi2.0Mn
0.87Cr1.09Co0.0 4O4のリチウム二次
電池用正極活物質を製造した。
フッ化ビニリデン樹脂:カーボンブラックと92:4:4
の重量%で混合した後、一定の量のN-メチルピロリド
ンを添加しながら均一なペーストになるまで混合した。
このペーストを、ドクター-ブレードを用いて300μm
の厚さでアルミニウムホイルにコーティングした後、1
50℃でN-メチルピロリドンを完全に揮発させた後、
一定の圧力で圧縮した。
形に切断した後、コイン電池缶に溶接した。対極である
リチウムホイルも正極と同一の大きさに切断した後、コ
イン電池キャップにニッケルホイルに圧縮して付けた。
セパレータとしてセルガード社の製品を使用し、電解質
としてはエチレンカーボネート/ジメチルカーボネート
とLiPF6を使用した。
した後に初期容量を測定した結果、実施例9は170m
Ah/g、実施例10は182mAh/g、実施例11は
187mAh/g、実施例12は218mAh/g及び実
施例13は180mAh/gを示した。
池用正極活物質によると、高温及び常温での容量維持率
が向上し、従ってサイクル寿命が向上した電池を提供す
ることができる。
て製造された物質のSEM写真である。
て製造された物質のSEM写真である。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記の化学式1のリチウム二次電池用正
極活物質。 LixMn2-a-bCraMbO4+z (化学式1) (前記式で、x≧2、0.25<a<2、0<b≦0.3、
0≦z、Mはアルカリ土類金属、遷移金属またはこれら
の混合物である。) - 【請求項2】 0.5<a<1.5である請求項1に記載
のリチウム二次電池用正極活物質。 - 【請求項3】 前記正極活物質はα-NaFeO2型の
構造を有するものである請求項1に記載のリチウム二次
電池用正極活物質。 - 【請求項4】 前記正極活物質は1〜50μmの平均粒
度を有し、0.2〜3×10−6g/m3のタップ密度を
有するものである請求項1に記載のリチウム二次電池用
正極活物質。 - 【請求項5】 クロム塩、マンガン塩及び金属塩を溶媒
に溶解し;得られた溶液を400〜500℃で1次熱処
理してクロムマンガン金属酸化物を形成し;前記クロム
マンガン金属酸化物とリチウム塩を混合し;前記混合物
を600〜800℃で2次熱処理する工程を含む下記の
化学式1のリチウム二次電池用正極活物質の製造方法。 LixMn2-a-bCraMbO4+z (化学式1) (前記式で、x≧2、0.25<a<2、0<b≦0.3、
0≦z、Mはアルカリ土類金属、遷移金属またはこれら
の混合物である。) - 【請求項6】 前記金属塩はアルカリ土類金属または遷
移金属を含む酸化物、窒化物、炭化物及び水酸化物とか
らなる群より選択される化合物一つ以上である請求項5
に記載のリチウム二次電池用正極活物質の製造方法。 - 【請求項7】 前記1次熱処理工程の前に、得られた溶
液を150〜300℃で予備熱処理して溶媒を除去する
工程をさらに実施する請求項5に記載のリチウム二次電
池用正極活物質の製造方法。
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