JP2001229838A - ディスプレイ用部材およびディスプレイ - Google Patents
ディスプレイ用部材およびディスプレイInfo
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- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C14/00—Glass compositions containing a non-glass component, e.g. compositions containing fibres, filaments, whiskers, platelets, or the like, dispersed in a glass matrix
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Abstract
により反射率の高い隔壁を形成し、輝度、色純度が優れ
たディスプレイを提供する。 【解決手段】基板上に隔壁を形成したディスプレイ用部
材であって、隔壁が低融点ガラス材料を含有し、かつ隔
壁が平均粒子径0.003〜0.08μmの無機微粒子
により構成される粒子径0.3〜2μmの凝集粒子を含
有することを特徴とするディスプレイ用部材。
Description
レイ(PDP)、プラズマアドレス液晶ディスプレイ
(PALC)、電子放出素子(フィールドエミッショ
ン、FE)あるいは蛍光表示管素子(VFD)を用いた
ディスプレイ等のディスプレイに関する。
を用いたディスプレイは、液晶ディスプレイ(LCD)に
比べて明るい画像が得られると共に、視野角が広い、さ
らに大画面化、高精細化の要求に応えられることから、
そのニーズが高まりつつある。
極電子放出素子がある。冷陰極電子源を用いたディスプ
レイは、電子放出素子から放出される電子ビームを蛍光
体に照射して蛍光を発光させることで画像を表示するも
のである。この装置において、前面ガラス基板と背面ガ
ラス基板にそれぞれの機能を付与して用いるが、背面ガ
ラス基板には、複数の電子放出素子とそれらの素子の電
極を接続するマトリックス状の配線が設けられる。これ
らの配線は、電子放出素子の電極部分で交差することに
なるので絶縁するための絶縁層が設けられる。さらに両
基板の間で耐大気圧支持部材として隔壁(スペーサ)が
形成される。
機構は、CRTと異なりVFDでは数十Vの電圧による
数十mAの低速電子流で蛍光体を励起する。このような
VFD素子を用いたディスプレイにおいても、発光領域
を区切るため格子状などの隔壁が形成される。
板との間に設けられた隔壁で仕切られた放電空間内で対
向するアノード電極およびカソード電極間にプラズマ放
電を生じさせ、この空間内に封入されているガスから発
生する紫外線を放電空間内に塗布された蛍光体に当てる
ことによって表示を行う。
プレイは、TFT−LCDのTFT(薄膜トランジスタ
ー)アレイ部分をプラズマチャネルに置き換えたもの
で、プラズマ部分以外は基本的にTFT−LCDと同じ
構造である。プラズマ発生部分は、高さ200μm程
度、ピッチ480μm程度の隔壁で区切られている。
つまり上記の各種ディスプレイは、いずれも隔壁を必要
とする。以下、これらの各種ディスプレイを代表してP
DPについて記述する。PDPにおける隔壁は、従来、
絶縁ガラスペーストをスクリーン印刷法で形成している
が、この方法ではスクリーン版の伸縮による位置合わせ
の精度の問題上、PDPの大面積化、高解像度化に伴い
要求される、高アスペクト比で高精細の隔壁が得られな
い。このような問題を改良する方法として、感光性ペー
ストを用いてフォトリソグラフィ技術により隔壁を形成
する方法が知られている。
でなく、発光輝度、色純度などのディスプレイの表示特
性に影響を与えるものである。蛍光体層からの発光の効
率を向上するためには、隔壁の反射率を高くしたいとい
う要求がある。つまり、隔壁の光透過率が高く反射率が
低いと、隔壁側面や隔壁間の底面に塗布されている蛍光
体層から発光される表示光の反射が不足し、さらに、隣
の隔壁間の蛍光体層の表示光の洩れ込みが起こり、輝度
が高く色純度の良好なディスプレイを得ることができな
い。
の発光の効率を向上するための手段として、例えば特公
平6−44452号公報には、隔壁に酸化チタン等の白
色顔料を含有させることが開示されている。
は、感光性ペーストを用いたフォトリソグラフィ法によ
る隔壁形成において、白色顔料により光の透過性が阻害
されるため良好なパターニング性を得ることができな
い。
フォトリソグラフィ法の良好なパターニングにより形成
した隔壁を有し、さらに隔壁の反射率が高く、発光輝度
等の表示特性に優れたディスプレイを提供することを目
的とする。
上に隔壁を形成したディスプレイ用部材であって、隔壁
が低融点ガラス材料を含有し、かつ隔壁が平均粒子径
0.003〜0.08μmの無機微粒子により構成され
る粒子径0.3〜2μmの凝集粒子を含有することを特
徴とするディスプレイ用部材である。
を用いた各種のディスプレイである。
て説明するが、本発明は、プラズマアドレス液晶ディス
プレイならびに電子放出素子または蛍光表示管を用いた
ディスプレイにおいても、好ましく適用できる。
用ガラス基板(例えば、旭硝子社製“PD200”)が
用いられる。
を形成する。導電性金属としては、銀、銅、クロム、ア
ルミニウム、ニッケル、金などを用いることができる。
アドレス電極は幅20〜100μmのストライプ状に形
成される。次いで電極を被覆するように誘電体層を形成
するのが好ましい。
れた基板上に隔壁を形成する。本発明において隔壁は、
感光性ペーストを用いたフォトリソグラフィ法により形
成する。すなわち、感光性ペーストを塗布し、露光し、
露光部分と未露光部分の現像液に対する溶解度差を利用
して現像した後に焼成して隔壁を形成する。
均粒子径0.003〜0.08μm、好ましくは0.0
06〜0.08μm、さらに好ましくは0.008〜
0.08μmの極微小の無機微粒子(以下、このような
極微小の無機微粒子をナノ粒子と呼ぶ)により構成され
る0.3〜2μmの凝集粒子を含有することが重要であ
る。この構成を採ることにより、フォトリソグラフィ法
によるパターニングにおいては良好な光の透過性を示
し、焼成後の隔壁としては高い反射率を示すという矛盾
的に要求される特性を両立して得ることができる。
用いる紫外線光の波長350〜420nmよりも微細で
あり、また感光性ペーストおよびその塗布膜内において
は比較的均一に分散されているため、紫外線光の透過
性、すなわちパターニング性に影響を与えることなく露
光が可能である。
ナノ粒子は凝集して粒子径0.3〜2μmの凝集粒子を
構成する。するとこの凝集粒子は隔壁の反射率を向上さ
せ、蛍光体層からの発光の効率を向上することができ
る。凝集粒子としてより好ましいサイズは粒子径で0.
5〜1.0μmである。ここでいう凝集粒子の粒子径と
は、電子顕微鏡等による凝集粒の観察写真を画像処理
し、凝集粒子の見かけの面積と同面積の円に換算した際
の直径をいう。
を阻害しないよう充分小さいことが重要であり、具体的
には平均粒子径が0.08μm以下である。但し過度に
小さいと、感光性ペースト及びその塗布膜内においても
凝集し、露光光の透過を阻害することとなる。従って感
光性ペースト法によって形成される隔壁が含有するナノ
粒子の平均粒子径は、後述する焼結成長も考慮すると、
0.003μm以上となる。
ン、酸化セリウム、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸
化錫の群から選ばれた少なくとも一種を用いることが好
ましい。これらの酸化物を用いることにより、焼成によ
り凝集した際に、高い反射率を呈することができる。特
に、酸化チタンを少なくとも30重量%以上含有する酸
化チタン系微粒子が好ましい。
いて良好な光透過性を示し、焼成後の隔壁としては高い
反射性を示すという矛盾的に要求される特性を両立させ
ることができるためである好ましく用いられる。また、
上記の酸化チタン微粒子中に酸化ケイ素、酸化錫、酸化
アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化セリウムなどの
微粒子とを複合化することは、酸化チタン微粒子の凝集
を回避するのに効果がある場合があるため好ましい。
ノ粒子の隔壁形成材に対する含有量としては、5〜30
重量%、さらには10〜20重量%が好ましい。5重量
%以上とすることにより、添加による反射率向上の効果
を得ることができる。また、30重量%以下とすること
により、露光光の透過を阻害せずに、所望の隔壁パター
ンの形成を行うことができる。
有させるためには、感光性ペーストを調製する際に仕込
む段階(ペースト調製段階)でのナノ粒子のサイズを、
焼成後の隔壁において所望するナノ粒子のサイズよりも
やや小さめにすることが好ましい。というのは、ナノ粒
子は数μmオーダーの粒子に比べ低温でも焼結しやすい
という性質を有し、隔壁の焼成において焼結成長するこ
ともあるためである。仕込む段階でのナノ粒子として
は、平均粒子径が0.002〜0.06μm、さらには
0.005〜0.03μmであることが好ましい。仕込
む段階(ペースト調製段階)でのナノ粒子が小さすぎる
と感光性ペーストおよびその塗布膜において凝集を抑え
るのが困難な傾向にあり、大きすぎると、焼成後の凝集
の効率が低下する傾向にあり、さらに大きすぎると、露
光時のパターニング性を阻害する傾向にある。
は、界面活性剤により表面処理を施すことも好ましい。
そうすることにより、当該ナノ粒子が感光性樹脂成分や
有機溶媒と相互作用して凝集するのを防ぐことができ
る。
点ガラスを含有する。低融点ガラスを用いることによ
り、後述するように感光性有機成分との屈折率差の制御
が容易となり、露光時のパターニング性を阻害すること
がなく、また焼成により強固な隔壁を形成することがで
きる。
50℃、荷重軟化点450〜600℃であることが好ま
しい。荷重軟化点を450℃以上とすることで、ディス
プレイ形成の後工程において隔壁が変形することがな
く、荷重軟化点を600℃以下とすることで、焼成時に
溶融し強度の高い隔壁を得ることができる。
性ペーストにおける感光性有機成分の平均屈折率との整
合をとり、露光光の散乱を抑えるために、1.5〜1.
65の範囲内とすることが好ましい。このような特性を
満たす低融点ガラス粉末は、酸化物換算表記で以下の様
な組成であることが好ましい。 酸化リチウム、酸化ナトリウムまたは酸化カリウム3〜
15重量% 酸化ケイ素 5〜30重量% 酸化ホウ素 20〜45重量% 酸化バリウムまたは酸化ストロンチウム2〜15重量% 酸化アルミニウム 10〜25重量% 酸化マグネシウムまたは酸化カルシウム2〜15重量
%。
カリウムのアルカリ金属酸化物のうち少なくとも1種を
用い、その合計量が3〜15重量%、さらには3〜10
重量%であることが好ましい。
点、熱膨張係数のコントロールを容易にするのみなら
ず、ガラスの屈折率を低くすることができるため、感光
性有機成分との屈折率差を小さくすることが容易にな
る。アルカリ金属酸化物の合計量が3重量%以上とする
ことでガラスの低融点化の効果を得ることができ、15
重量%以下とすることでガラスの化学的安定性を維持す
ると共に熱膨張係数を小さく抑えることができる。アル
カリ金属としては、ガラスの屈折率を下げることやイオ
ンのマイグレーションを防止することを考慮するならリ
チウムを選択するのが好ましい。
ましく、より好ましくは10〜30重量%である。酸化
ケイ素は、ガラスの緻密性、強度や安定性の向上に有効
であり、また、ガラスの低屈折率化にも効果がある。熱
膨張係数をコントロールしてガラス基板とのミスマッチ
による剥離などを防ぐこともできる。5重量%以上とす
ることで、熱膨張係数を小さく抑えガラス基板に焼き付
けた時にクラックを生じない。また、屈折率を低く抑え
ることができる。30重量%以下とすることで、ガラス
転移点、荷重軟化点を低く抑え、ガラス基板への焼き付
け温度を低くすることができる。
いガラスにおいて低融点化のために必要な成分であり、
さらに低屈折率化にも有効であり、20〜45重量%、
さらには20〜40重量%の範囲で配合することが好ま
しい。20重量%以上とすることで、ガラス転移点、荷
重軟化点を低く抑えガラス基板への焼き付けを容易にす
る。また、45重量%以上とすることでガラスの化学的
安定性を維持することができる。
うち少なくとも1種を用い、その合計量が2〜15重量
%、さらには2〜10重量%であることが好ましい。こ
れらの成分は、ガラスの低融点化、熱膨張係数の調整に
有効であり、焼き付け温度の基板の耐熱性への適用、電
気絶縁性、形成される隔壁の安定性や緻密性の点でも好
ましい。2重量%以上とすることで低融点化の効果を得
ることができると共に結晶化による失透を防ぐこともで
きる。また、15重量%以下とすることにより、熱膨張
係数を小さく抑え、屈折率も小さく抑えることができ
る。またガラスの化学的安定性も維持できる。
ガラスを安定化する効果があり、ペーストのポットライ
フ延長にも有効である。10〜25重量%の範囲で配合
することが好ましく、この範囲内とすることでガラス転
移点、荷重軟化点を低く保ち、ガラス基板上への焼き付
けを容易とすることができる。
シウムは、ガラスを溶融しやすくすると共に熱膨張係数
を制御するために配合されることが好ましい。酸化カル
シウムおよび酸化マグネシウムは合計で2〜15重量%
配合するのが好ましい。合計量が2重量%以上とするこ
とで結晶化によるガラスの失透を防ぎ、15重量%以下
とすることでガラスの化学的安定性を維持することがで
きる。
が、酸化亜鉛はガラスの熱膨張係数を大きく変化させる
ことなく低融点化させる成分でありこれも配合されるこ
とが好ましい。多く配合しすぎると屈折率が大きくなる
傾向にあるので、1〜20重量%の範囲で配合するのが
好ましい。
は、ペースト形成時の充填性および分散性が良好で、ペ
ーストの均一な厚さでの塗布が可能であると共にパター
ン形成性を良好に保つためには、平均粒子径が1〜5μ
mであり、最大粒子径が35μm以下であることが好ま
しい。このような粒度分布を有するガラス粉末がペース
トへの充填性および分散性の点で優れているが、低融点
ガラス粉末の場合は焼成工程でその殆どが溶融し一体化
されるので、かなり大きな粒子径の粉末も許容される。
しかし、焼成工程での加熱温度以上の荷重軟化点または
融点を有するフィラー成分の場合は、そのまま隔壁中ま
たは隔壁表面に残留するので、その平均粒子径はより小
さいことが好ましく1.5〜4μmであることが適当で
ある。この範囲であれば、充填性および分散性を満足さ
せて、塗布性およびパターン形成性の優れた感光性ペー
ストを構成することができる。
ノ粒子やガラス材料の他に、平均粒子径1.5〜5μm
のフィラーを5〜30重量%含有しても良い。このフィ
ラーを含むことにより、焼成前のパターン形成性を維持
しつつ、焼成後の隔壁の強度を保持し、焼成収縮率を抑
制し、形状保持性を高める効果がある。さらに隔壁の誘
電率を下げるのに効果がある。
感光性ペーストにおける感光性有機成分や低融点ガラス
の平均屈折率との整合をとり、露光光の散乱を抑えるた
めに、平均屈折率が1.45〜1.65の範囲内にある
ことが好ましい。このフィラーの平均屈折率を上記の範
囲内とするために、組成を調整した高融点ガラス、結晶
化ガラス、セラミックスからなるフィラーやコーディエ
ライトが好ましく用いられる。
MgO・2Al2O3・5SiO2)、セルジアン(Ba
O・Al2O3・SiO2)、アノーサイト(CaO・A
l2O3・2SiO2)、ステアタイト(MgO−Si
O2)、スポジュウメン(LiO2・Al2O3・4Si
O2)、フォルステライト(2MgO・SiO2)、シリ
カ(石英)、高融点ガラスが好ましく用られる。
0〜1200℃、荷重軟化点550〜1200℃を有す
るものが好ましく、このような高融点ガラスは、酸化ケ
イ素および酸化アルミニウムをそれぞれ15重量%以上
含有する組成のものが好ましく、これらの含有量合計が
50重量%以上であることが必要な熱特性を得るのに有
効である。高融点ガラスの組成はこれに限定されるもの
ではないが、例えば以下のような酸化物換算組成のもの
を用いることができる。 酸化珪素 15〜50重量% 酸化ホウ素 5〜20重量% 酸化バリウム 2〜10重量% 酸化アルミニウム 15〜50重量%。
重量%、酸化ホウ素10重量%、酸化バリウム5重量
%、酸化アルミニウム36重量%で、その他の成分とし
て酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウムを少量
ずつ含有するガラス転移点625℃、荷重軟化点750
℃の高融点ガラスの平均屈折率は1.59であり、これ
は本発明で好ましく使用される低融点ガラスの平均屈折
率と同等である。
エライトの屈折率は1.58であり、本発明の成分とし
て好適である。
〜5μmの範囲が好ましい。1.5μm以上とすること
で形状保持性の効果を得ることができる。また、フィラ
ー成分は焼成工程で溶融することがないので5μmより
大きすぎると、形成された隔壁の頂部の凹凸が大きくな
りクロストークの原因となるなどの問題を生じる傾向に
ある。
点ガラス、ナノ粒子、フィラー、感光性有機成分等を所
定の組成となるように調合した後、3本ローラや混練機
で均質に混合分散することにより調製される。ペースト
の調製の際、ナノ粒子のペーストの段階からの凝集を回
避するために、感光性ポリマやモノマーなどの感光性樹
脂、光重合開始剤、無機材料から不純物イオンを除去し
ておくことが好ましい。有機成分に含まれる感光性モノ
マー、感光性オリゴマーもしくはポリマー、種々の添加
剤の熱分解特性とガラス粉末成分の熱特性が不釣り合い
になると、隔壁が褐色に着色したり、隔壁が基板から剥
がれたりする欠陥が発生する傾向にあるので、これらの
整合を図ることも肝要である。
1万〜20万cP(センチ・ポイズ)程度に調整して使
用される。この時使用される有機溶媒としては、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メ
チルエチルケトン、ジオキサン、アセトン、シクロヘキ
サノン、シクロペンタノン、イソブチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、テトラヒドロフラン、ジメチル
スルフォキシド、γ-ブチロラクトンなどやこれらのう
ちの1種以上を含有する有機溶媒混合物が挙げられる。
法、バーコーター法、ロールコータ法、ドクターブレー
ド法などの一般的な方法で行うことができる。塗布厚さ
は、所望の隔壁の高さとペーストの焼成による収縮率を
考慮して決めることができる。
マスクを介して露光を行って、隔壁パターンを形成す
る。露光の際、ペースト塗布膜とフォトマスクを密着し
て行う方法と一定の間隔をあけて行う方法(プロキシミ
ティ露光)のいずれを用いても良い。露光用の光源とし
ては、水銀灯やハロゲンランプが適当であるが、超高圧
水銀灯が最もよく使用される。超高圧水銀灯を光源とし
て、プロキシミティ露光を行うのが一般的である。露光
条件はペーストの塗布膜厚さによって異なるが、通常は
5〜30mW/cm2の出力の超高圧水銀灯を用いて2
0秒から10分間露光を行うのが適当である。
対する溶解度差を利用して、現像を行うが、この場合、
浸漬法、スプレー法、ブラシ法などが用いられる。本発
明で好ましく用いられる感光性ペーストの感光性有機成
分としては、側鎖にカルボキシル基を有するものが好ま
しく採用され、この場合にはアルカリ水溶液での現像が
可能になる。アルカリとしては、有機アルカリ水溶液を
用いた方が焼成時にアルカリ成分を除去し易いので好ま
しい。有機アルカリとしては、一般的なアミン化合物を
用いることができる。具体的には、テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキサイド、トリメチルベンジルアンモニウ
ムヒドロキサイド、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミンなどがあげられる。アルカリ水溶液の濃度は通
常0.05〜1重量%、より好ましくは0.1〜0.6
重量%である。アルカリ濃度が低すぎると可溶部が完全
に除去されない傾向にあり、アルカリ濃度が高すぎる
と、露光部のパターンが剥離したり、侵食したりする傾
向にある。現像時の温度は、20〜50℃で行うことが
工程管理上好ましい。
工程を経て形成した隔壁パターンを次に焼成炉で焼成
し、有機成分を熱分解して除去し、同時に無機成分中の
低融点ガラスを溶融させて隔壁を形成する。
特性によって異なるが、通常は、空気中で焼成される。
焼成炉としては、バッチ式の焼成炉やベルト式の連続型
焼成炉を用いることができる。バッチ式の焼成を行うに
は通常、隔壁パターンが形成されたガラス基板を室温か
ら500℃程度まで数時間掛けてほぼ等速で昇温した
後、焼成温度として設定した550〜600℃に30〜
120分間で上昇させて、約15〜30分間保持して焼
成を行う。焼成温度は用いるガラス基板のガラス転移点
より低くなければならないので、ガラス基板を用いる場
合には自ずから好ましい上限が存在する。焼成温度が高
すぎたり、焼成時間が長すぎたりすると隔壁の形状にダ
レなどの欠陥が発生する傾向にある。
率が50%以上、さらには60%以上、またさらには7
0%以上であることが好ましい。全光線反射率が高いこ
とにより、蛍光体層からの発光を高い割合で開口部から
外部に放射することになり輝度を高めると共に、また隣
合う他の発光色への影響を遮断することができ、それぞ
れの発光色の色純度を高めることができる。また、全光
線反射率は90%以下であることが好ましい。90%以
下とすることにより、外光の反射による非発光領域への
写り込みを防ぐことができる。全光線反射率は、例えば
実施例で用いた方法にて測定することができる。
2〜5%であることが好ましい。気孔率を8%以下とす
ることにより、緻密な構造の隔壁が形成され隔壁強度が
向上するとともに、下層部の密着性を高め、隔壁の倒れ
を防止することができる。また、気孔率をこの程度に抑
えることができれば、気孔はほとんど閉気孔の状態で存
在するため、輝度低下などの発光特性低下の原因となる
ガスや水分が放電時に気孔から排出されるのを防ぐこと
ができ、放電寿命や、輝度安定性も向上する。
り、熱や機械的な衝撃に対する緩衝効果を発揮する。つ
まり適度な気孔の存在が、熱や、衝撃による亀裂の伝搬
を分散させ、隔壁の破損を防ぐことができる。また適度
な気孔の存在は、隔壁の高反射率化にも寄与させること
ができる。気孔率は、例えば実施例で用いた方法にて測
定することができる。
光する蛍光体ペーストを塗布して必要に応じて焼成し、
本発明のディスプレイ用部材としてプラズマディスプレ
イパネル用の背面板を製造することができる。この背面
板と前面板とを張り合わせた後、封着、ガス封入して本
発明のディスプレイとしてプラズマディスプレイが作製
される。
ィスプレイならびに電子放出素子あるいは蛍光表示管を
用いたディスプレイにおいても、好ましく適用される。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、濃度(%)は特に断らない限り重量%である。
の測定 堀場製作所製の動的光散乱式粒径分布測定装置LB−5
00を用いて測定したが、実施例11〜15について
は、マイクロトラック粒度分析計UPA150MODE
L、No.9340(日機装株式会社)を用いて測定し
た。
鏡(TEM)を用いて2万倍に拡大して撮影し、その写
真の画像処理から凝集粒子を球(画像上は円)に近似
し、その直径を算出した。50個の凝集粒子について観
察・画像処理を行い、それらの平均値を凝集粒子の粒子
径とした。
の測定 上記(2)と同様にTEMを用いて対応箇所を50万倍
に拡大して撮影し、その写真の画像処理から平均粒子径
を算出した。
製作所製) スリット幅:7.5nm 測定速度:SLOW(約4points/sec) 光源:ハロゲンランプ(340nm以上) 検出器:PMT(860nm以下) 副白板:BaSO4 入射角:8度 測定に用いた試料は、ガラス基板にペーストをスクリー
ン印刷法で塗布し乾燥した後、590〜600℃で15
分間焼成した後の厚さ約30μm膜である。全光線反射
率(Rt)は入射角8度で入射した光の全反射を測定し
たものである。
ートトゥルーデンサーMAT−7000)を用いて測定
した。気孔率P(%)は、焼成膜を粉砕した微粉末での
値を真密度dth、焼成膜の形態での値を嵩密度dex
とした時、P={1−(dex/dth)}×100と
定義される。
じない程度の325メッシュ以下くらいまで粉砕して測
定する。一方、嵩密度は、塗布・焼成膜の一部を形状を
崩さないように削りとり、粉砕を行わないこと以外は真
密度の場合と同様にして計測した。
行った。感光性ペーストに含まれる各成分の量(重量
部)は、低融点ガラス56、ナノ粒子14(つまり低融
点ガラスとナノ粒子の混合比率は80:20)、感光性
ポリマー19、感光性モノマー7.5、光重合開始剤
2.4、増感剤2.4とした。
6.7%、酸化ケイ素22%、酸化ホウ素32%、酸化
バリウム3.9%、酸化アルミニウム19%、酸化亜鉛
2.2%、酸化マグネシウム5.5%、酸化カルシウム
4.1%の低融点ガラスを用いた。この低融点ガラスの
ガラス転移点は497℃、荷重軟化点は530℃、熱膨
張係数は75×10-7/K、屈折率は1.58、誘電率
8.1であった。ガラス成分は、予めアトラクターで微
粉末とし、平均粒子径2.6μmの非球状粉末として使
用した。
0.08重量部のアゾ系有機染料スダンIVをアセトンに
溶解し、分散剤を加えてホモジナイザーで均質に撹拌
し、この溶液中にガラス粉末を添加して均質に分散・混
合後、ロータリーエバポレーターを用いてアセトンを蒸
発させ、150〜200℃の温度で乾燥した。
ーを40%溶液になるように混合し、撹拌しながら60
℃まで加熱して全てのポリマーを溶解した。用いた感光
性ポリマーは、サイクロマーP(ダイセル化学製品AC
A210、分子量28,000、酸価120)を用い
た。室温の感光性ポリマー溶液に、感光性モノマー(M
GP400)、光重合開始剤(IC−369)および増
感剤(2,4−ジエチルチオキサントン)を加えた後
に、超音波攪拌器で30分間ほど攪拌して均一な1液の
状態となるように溶解させた。その後、この溶液を40
0メッシュのフィルターを用いて濾過し、有機ビヒクル
を作製した。
μm(5nm)の酸化チタンをγ−ブチロラクトンに単
分散に近い状態で分散した20%濃度の溶液を用いた。
ルおよび低融点ガラスをスパチュラーで混ぜ、3本ロー
ラで混合・分散して感光性ペーストを得た。
定用の試料を準備した。感光性ペーストを100mm角
ガラス基板上に325メッシュのスクリーンを用いたス
クリーン印刷により塗布した。塗布膜にピンホールなど
の発生を回避するために塗布・乾燥を数回繰り返し行
い、膜厚の調整を行った。途中の乾燥は80℃で10分
間行った。その後、80℃で1時間保持して乾燥した。
乾燥後の塗布膜厚さは50μmとした。これを600℃
で15分間焼成したところ、白色を呈し、全光線反射率
は70%、気孔率は6%であった。
子の平均粒子径は0.01μm、凝集粒子の粒子径は
0.53μmであった。図1に焼成後の凝集粒子のTE
M写真を示した。従って、後述するディスプレイ用部材
の隔壁においても、同等の全光線反射率、気孔率、焼成
後のナノ粒子の平均粒子径、凝集粒子の粒子径が得られ
ているものと推察される。
た。ガラス基板(旭硝子社製PD200)上に、感光性
銀ペーストを用いて、フォトリソグラフィ法により、線
幅40μm、ピッチ150μmの500本のアドレス電
極を形成した。
化チタン15%、エチルセルロース20%、溶媒15%
からなるガラスペーストをスクリーン印刷により塗布し
た後に、焼成して誘電体層を形成した。
形成と同様にして感光性ペーストを塗布し、乾燥後の厚
さ165μmの塗膜を形成した。
のネガ用のクロムマスクを用いて、上面から20mW/
cm2出力の超高圧水銀灯でプロキシミティ露光した。
露光量は600mJ/cm2とした。
ミンの0.2%水溶液をシャワーで300秒間かけるこ
とにより現像し、その後、シャワースプレーを用いて水
洗し、光硬化していないスペース部分を除去してガラス
基板上にストライプ状の隔壁パターンを形成した。
気中、600℃で15分間焼成して白色隔壁を形成し
た。形成された隔壁の断面形状を電子顕微鏡で観察した
ところ、高さ115μm、隔壁中央部の線幅30μm、
ピッチ150μmであった。
スプレイ用部材としてプラズマディスプレイ用の背面板
を得た。
た後、封着しガス封入し駆動回路を接続してプラズマデ
ィスプレイを作製した。このパネルに電圧を印加して表
示を行った。全面点灯時の輝度を大塚電子社製の測光機
MCPD−200を用いて測定した。輝度は420cd
/m2であった。
0.01μmの酸化チタンを用い、低融点ガラスの配合
量を59重量部、ナノ粒子の配合量を10重量部(すな
わち低融点ガラスとナノ微粒子との混合割合を85:1
5)とした以外は、実施例1を繰り返した。焼成後の測
定において、全光線反射率は60%であり、気孔率は5
%であった。また、焼成後の酸化チタンのナノ粒子の平
均粒子径は、0.02μm、凝集粒子の粒子径は0.5
μmであった。さらに、プラズマディスプレイの輝度は
380cd/m2であった。
0.03μmの酸化チタンを用い、低融点ガラスの配合
量を63重量部、ナノ粒子の配合量を7重量部(すなわ
ち 低融点ガラスとナノ粒子との混合割合を90:1
0)とし、隔壁の焼成温度を590℃とした以外は実施
例1を繰り返した。焼成後の測定において、全光線反射
率は55%であり、気孔率は4%であった。また、焼成
後の酸化チタンのナノ粒子の平均粒子径は0.05μ
m、凝集粒子の粒子径は0.7μmであった。さらに、
プラズマディスプレイ用の背面板において白色隔壁を形
成することができ、これを用いたプラズマディスプレイ
の輝度は350cd/m2であった。
換算組成が分析値で、酸化リチウム6.7%、酸化ケイ
素22%、酸化ホウ素32%、酸化バリウム3.9%、
酸化アルミニウム19%、酸化亜鉛2.2%、酸化マグ
ネシウム5.5%、酸化カルシウム4.1%ののものを
用いた。この低融点ガラスのガラス転移点は497℃、
荷重軟化点は530℃、熱膨張係数は75×10-7/
K、屈折率は1.58であった。ガラス成分は、予めア
トラクターで微粉末とし、平均粒子径2.6μmの非球
状粉末にして使用した。
5μmにある酸化チタンを用い、低融点ガラスとして下
記のものを用いた。
部、ナノ粒子の配合量を10重量部(すなわち低融点ガ
ラスとナノ微粒子との混合割合を85:15)とした。
後の測定において、全光線反射率は65%であり、気孔
率は5%であった。また、焼成後の酸化チタンのナノ粒
子の平均粒子径は、0.08μm、凝集粒子の粒子径は
1.0μmであった。さらに、プラズマディスプレイ用
の背面板において白色隔壁を形成することができ、これ
を用いたプラズマディスプレイの輝度は400cd/m
2であった。
組成が分析値で、酸化リチウム8.6%、酸化ケイ素2
0.1%、酸化ホウ素31%、酸化アルミニウム20.
6%、酸化バリウム3.8%、酸化マグネシウム5.9
%、酸化カルシウム4.2%、酸化亜鉛2.1%のもの
を用いた。この低融点ガラスのガラス転移点は472
℃、荷重軟化点は515℃、熱膨張係数は83×10-7
/K、平均屈折率は1.59であった。ガラス成分は、
予めアトラクターで微粉末とし、平均粒子径2.6μm
の非球状粉末にして使用した。
にある酸化アルミニウムを用た。
ナノ粒子の配合量を7重量部(すなわち 低融点ガラス
とナノ粒子との混合割合を90:10)とした。
酸40%、メチルメタクリレート30%およびスチレン
30%からなる共重合体のカルボキシル基に対して0.
4当量のグリシジルメタクリレートを付加反応させたも
ので、その重量平均分子量は43,000、酸価は95
のものを用いた。また隔壁の焼成温度を590℃とし
た。
後の測定において、全光線反射率は50%であり、気孔
率は4%であった。また、焼成後の酸化アルミニウムの
ナノ粒子の平均粒子径は、0.02μm、凝集粒子の粒
子径は0.4μmであった。さらに、プラズマディスプ
レイ用の背面板において白色隔壁を形成することがで
き、これを用いたプラズマディスプレイの輝度は330
cd/m2であった。
0.02μmの酸化ケイ素を用いた以外は実施例5を繰
り返した。
%であり、気孔率は5%であった。また、焼成後の酸化
ケイ素のナノ粒子の平均粒子径は、0.035μm、凝
集粒子の粒子径は0.5μmであった。さらに、プラズ
マディスプレイ用の背面板において白色隔壁を形成する
ことができ、これを用いたプラズマディスプレイの輝度
は340cd/m2であった。
0.02μmの酸化セリウムを用いた以外は実施例5を
繰り返した。
%であり、気孔率は4%であった。また、焼成後の酸化
セリウムのナノ粒子の平均粒子径は、0.045μm、
凝集粒子の粒子径は0.7μmであった。さらに、プラ
ズマディスプレイ用の背面板において白色隔壁を形成す
ることができ、これを用いたプラズマディスプレイの輝
度は330cd/m2であった。
プレイは、電子放出素子を作製した電子源を固定する背
面基板と、蛍光体層とメタルバックが形成された前面基
板を封着して作製した。前面基板と背面基板との間に
は、支持枠と耐大気圧支持部材として隔壁を作製した。
を形成した基板上に、実施例1で用いた感光性ペースト
をスクリーン印刷により全面塗布・乾燥し、これを繰り
返して乾燥厚みが約1mmの塗布膜を形成した。この塗
布膜に、幅2mmのストライプ状の開口部を1cmピッ
チで有するフォトマスクを密着させて、出力15mW/
cm2の超高圧水銀灯で紫外線露光した。露光量は1.
2J/cm2とした。次に、2回目の感光性ペーストの
塗布・乾燥を行って、最初と同様の厚みの2段目の塗布
膜を形成し、今度は開口部幅1.6mmのフォトマスク
を最初の露光部に対応するようにアライメントして同様
に露光した。この手法を3段目まで繰り返し、3段目に
は1.2mmの開口部を有するフォトマスクを使用し
た。このように露光処理の終わった塗布膜を実施例3と
同様の手段で現像・水洗して、断面が3段の雛壇状の高
さ2.3mmのストライプ状の隔壁パターンを形成し
た。これを空気中580℃で20分間焼成し、白色隔壁
を有する電子放出素子を用いたディスプレイ用の背面基
板を得た。ここで得られた隔壁の全光線反射率、気孔率
および凝集粒子のサイズは、実施例3の場合と同様と推
定することができる。
発光する蛍光体層を形成しメタルバックを設けた前面基
板を別途作製し、上記背面基板と封着して電子放出素子
を用いたディスプレイを得た。得られたディスプレイ
は、白色隔壁の効果により輝度が向上した。
用いて、プラズマアドレス液晶ディスプレイ用の隔壁を
形成した。実施例2と同様の白色隔壁が形成された。こ
れにより、ディスプレイの輝度および色純度が向上し
た。
を用いて、蛍光表示管を用いたディスプレイ用の隔壁を
形成した。実施例3と同様の白色隔壁が形成された。こ
れにより、ディスプレイの輝度および色純度が向上し
た。
タン微粒子およびフィラーとして高融点ガラス粉末から
なる無機成分それぞれをを75%、5%、20%の割合
で用いた。低融点ガラス粉末は、実施例1と同じ粉末を
用いた。酸化チタン微粒子(多木化学社製、“タイノッ
ク”、酸化チタン濃度18.5%)は、純度99%以上
で、平均粒子径は0.004μmであった。
物換算組成は、酸化ケイ素38%、酸化ホウ素10%、
酸化バリウム5%、酸化カルシウム4%、酸化アルミニ
ウム36%、酸化亜鉛2%、酸化マグネシウム5%であ
り、ガラス転移点652℃、荷重軟化点746℃を有
し、平均粒子径2.4μmで屈折率は1.59、誘電率
7.0であった。
用いた。 感光性ペーストの構成成分は、感光性ポリマ
ー15%、感光性モノマーGMPA7.2%、光重合開
始剤(チバ・ガイギー社製、2−ベンジル−2−ジメチ
ルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタノン
−1:IC369)3.6%、ベンゾトリアゾール(B
T)3.15%、ノプコスパース(サンノプコ社製)
0.5%、ハイドロキノンモノメチルエーテル(HQM
E)0.1%、スダンIV0.035%、フローノン(共
栄社化学社製)0.7%と無機成分70%つぃた。溶媒
にはγ−ブチロラクトンを用いた。ここで、GMPA
は、ビス(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシ
プロピル)イソプロピルアミン(以下、GMPAと略
記)で示されるモノマーである。この感光性ペーストを
用い、焼成条件をを590℃、30分保持とした以外は
実施例1を繰り返した。
2%であり、気孔率は3%であった。また、焼成後の酸
化チタンのナノ粒子の平均粒子径は、0.01μm、凝
集粒子の粒子径は0.5μmであった。さらに、プラズ
マディスプレイの輝度は430cd/m2であった。
ン系微粒子(触媒化成製、オプトレイク502)を用い
た。これは、酸化チタン42.8%、酸化錫37.1
%、酸化ケイ素21.1%から構成されており、その平
均粒子径は0.005μmであった。低融点ガラス粉
末、酸化チタン系微粒子およびフィラーとして高融点ガ
ラス粉末からなる無機成分それぞれをを77%、3%、
20%の割合で用いた以外は実施例11を繰り返した。
3%であり、気孔率は3%であった。また、焼成後の酸
化チタンのナノ粒子の平均粒子径は、0.02μm、凝
集粒子の粒子径は0.6μmであった。さらに、プラズ
マディスプレイの輝度は400cd/m2であった。
を用い、フィラーとして誘電率3.8の石英を用いた以
外は実施例11を繰り返した。
8%であり、気孔率は5%であった。また、焼成後の酸
化チタンのナノ粒子の平均粒子径は、0.01μm、凝
集粒子の粒子径は0.4μmであった。さらに、プラズ
マディスプレイの輝度は380cd/m2であった。
を用い、フィラーとして誘電率4.5のコーディエライ
トを用いた以外は実施例13を繰り返した。
0%であり、気孔率は5%であった。また、焼成後の酸
化チタンのナノ粒子の平均粒子径は、0.02μm、凝
集粒子の粒子径は0.5μmであった。さらに、プラズ
マディスプレイの輝度は380cd/m2であった。
ン系微粒子(触媒化成製、オプトレイク505)を用い
た。これは、酸化チタン41.8%、酸化錫37.1
%、酸化ケイ素21.1%から構成されており、その平
均粒子径は0.008μmであった。フィラーとして誘
電率6.3のセルジアン(BaO・Al2O3・Si
O2)を用いた以外は実施例13を繰り返した。
5%であり、気孔率は5%であった。また、焼成後の酸
化チタンのナノ粒子の平均粒子径は、0.02μm、凝
集粒子の粒子径は0.5μmであった。さらに、プラズ
マディスプレイの輝度は380cd/m2であった。
0.002μmの酸化チタンを用いた他は実施例1を繰
り返した。焼成後の測定において全光線反射率は65%
であるが、気孔率が10%となった。また、焼成後の酸
化チタンのナノ粒子の平均粒子径は、0.005μm、
凝集粒子の粒子径は0.2μmであった。一方、プラズ
マディスプレイの作製において感光性ペーストの塗布膜
を露光・現像したが、ナノ粒子が凝集して、パターン形
成が出来なかった。
替わりに平均粒子径が0.1μmの酸化チタンの酸化物
粉末を用いた他は実施例1を繰り返した。焼成後の測定
において全光線反射率は65%であり、気孔率は3%で
あった。また、焼成後の酸化チタンの粒子の平均粒子径
は0.2μm、凝集粒子の粒子径は0.4μmであっ
た。しかしながら、プラズマディスプレイの作製におい
て、感光性ペースト塗布膜を露光・現像したが、得られ
た隔壁パターンの形状が不適であり、良好な隔壁形成が
できなかった。
壁には、ナノ粒子が凝集して形成された粒子径0.3〜
2μmの凝集粒子が存在するため隔壁の全光線反射率が
高く、高輝度で、色純度に優れたディスプレイを得るこ
とができる。
過型電子顕微鏡による観察写真である。
Claims (10)
- 【請求項1】基板上に隔壁を形成したディスプレイ用部
材であって、隔壁が低融点ガラス材料を含有し、かつ隔
壁が平均粒子径0.003〜0.08μmの無機微粒子
により構成される粒子径0.3〜2μmの凝集粒子を含
有することを特徴とするディスプレイ用部材。 - 【請求項2】無機微粒子が、酸化チタン、酸化セリウ
ム、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化錫から選ばれ
る少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載
のディスプレイ用部材。 - 【請求項3】低融点ガラス材料が、ガラス転移点400
〜550℃、荷重軟化点450〜600℃であることを
特徴とする請求項1または2記載のディスプレイ用部
材。 - 【請求項4】低融点ガラス材料の平均屈折率が1.5〜
1.65であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か記載のディスプレイ用部材。 - 【請求項5】隔壁が、フィラーを含有することを特徴と
する請求項1〜4のいずれかに記載のディスプレイ用部
材。 - 【請求項6】フィラーが、コーディエライト、セルジア
ン、アノーサイト、ステアタイト、スポジュウメン、フ
ォルステライト、シリカ、高融点ガラスからなる群より
選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項
5記載のディスプレイ用部材。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか記載のディスプレ
イ用部材を用いたことを特徴とするプラズマディスプレ
イ。 - 【請求項8】請求項1〜6のいずれか記載のディスプレ
イ用部材を用いたことを特徴とするプラズマアドレス液
晶ディスプレイ。 - 【請求項9】請求項1〜6のいずれか記載のディスプレ
イ用部材を用いたことを特徴とする電子放出素子を用い
たディスプレイ。 - 【請求項10】請求項1〜6のいずれか記載のディスプ
レイ用部材を用いたことを特徴とする蛍光表示管素子を
用いたディスプレイ。
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