JP2001228397A - ズームレンズ - Google Patents
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Abstract
画角が70°を越え、変倍比が10倍程度を越えても十
分な結像性能を維持する小型のズームレンズと、そのレ
ンズ群の移動による像移動を補償する方式。 【解決手段】 正の第1群G1、負の第2群G2、正の
第3群G3、負の第4群G4、正の第5群G5で構成さ
れ、広角端から望遠端への変倍時に、第1群G1から第
5群G5までの各々のレンズ群が移動し、第1群と第2
群及び第3群と第4群の間隔が大きくなるように、第1
群及び第3群が物体側へ移動し、少なくとも第3群、第
4群又は第5群が非線形移動することで像面位置の変動
を補償し、第1〜5群G1〜G5各々のパワー配置を規
定する条件式を満足し、第2群を光軸と略垂直に移動す
ることにより全系の移動によって発生する像移動を補正
する。
Description
し、特に、カメラ等に最適な小型で高性能な広角高倍率
ズームレンズに関するものである。
ジオにおけるテレビカメラ用やシネカメラ用途で比較的
古くから開発が行われてきた。また、ビデオカメラが普
及してからは、業務用又は家庭用において開発が行われ
てきた。また、高倍率であって広角側の画角が70°以
上となると、光学設計も非常に高度な水準が要求される
ことは知られている。古くはその構成が、物体側より順
に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ
群、正屈折力の第3レンズ群及び正屈折力の第4レンズ
群にて構成するタイプが普及した。例えば特公平2−4
8087号のものがある。これは、変倍時に第1レンズ
群と第4レンズ群が固定されていることに特徴がある。
ントコンバータを配置する考え方で開発された方式もあ
る。例えば米国特許3,682,534号のものがあ
る。これらはレンズ構成枚数が多く、大型であった。
の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の
第3レンズ群及び正屈折力の第4レンズ群にて構成する
タイプであって、第2レンズ群から第4レンズ群までが
変倍時に可動であり、第4レンズ群でフォーカスすると
いう方式の広角高倍率ズームレンズが提案されている。
例えば特開平6−148520号のものがある。
の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、負屈折力の
第3レンズ群及び正屈折力の第4レンズ群にて構成する
タイプがあるが、現在まで本出願で考える広角高倍率ズ
ームレンズに近いものとして、特開平9−5628号の
もの等がある。
力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力
の第3レンズ群及び正屈折力の第4レンズ群にて構成す
るタイプであって、変倍時に第1レンズ群以下が可動で
あるタイプとして、特開平7−20381号のものがあ
る。
が、今後の結像素子の高画素化に対応するには、課題が
あった。これらのズームレンズタイプは、むしろ従来の
銀塩フィルムを使用するカメラにおいて、開発が始めら
れたものである。例えば、構成が、物体側より順に、正
屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈
折力の第3レンズ群及び正屈折力の第4レンズ群にて構
成するタイプであって、各々のレンズ群が移動するズー
ム方式で、広角端の画角が80°を越えるものとして、
米国特許第4,299,454号のものがある。
約5倍の変倍比を持つものとして提案されたのが特公昭
58−33531号のものである。
屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈
折力の第3レンズ群及び負屈折力の第4レンズ群及び正
屈折力の第5レンズ群にて構成するタイプであって、第
1レンズ群と第2レンズ群を一体とするフォーカシング
方法に特色があった。また、画角74°程度から8.3
°程度まで包括するズームレンズとして、米国特許第
4,896,950号のものがある。これは、構成が、
物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の
第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群及び負屈折力の
第4レンズ群及び正屈折力の第5レンズ群にて構成する
タイプであって、第5レンズ群が変倍中に固定である。
題がなかったが、今後にデジタルカメラ用のCCDに使
用されているマイクロレンズを含めた開口率を損なわな
い光学系として用いるには、そのままで使用することは
できない。また、色収差を含めた色むらの問題を考慮し
た場合に、軸外主光線の射出角度を十分に考え、像面照
度まで考慮した光学設計が必要であると言わざるを得な
い状況である。
うに、広角を含みながら望遠端が超望遠域まで含む高倍
率ズームレンズにおいては、手持ち撮影時に手振れが起
きやすく、結像性能を損なう場合があり、その場合の補
償機構が必要な場合がある。こうした目的で、手振れ等
による結像面での像移動を打ち消す方向に像を移動させ
る方法が提案されている。例えば特開昭63−2027
14号は、撮像レンズの一部を補正レンズ系として光学
系に想定される光軸を基準と考えた場合に、垂直方向に
移動する方法をとっている。
おいては、広角高倍率ズームレンズとしての提案がある
が、高画素の結像素子に対応する光学性能の光学系の提
案がなされていない。また、銀塩カメラ用では、光学性
能及びCCD等の特性への親和性という点では未だ課題
が多かった。
素子と色収差によるアライアジング等の影響を考慮する
と、従来のビデオカメラ用のズームレンズの方式であっ
て、ある程度テレセントリック性を有した光学系である
ことが望まれる。従来のビデオカメラ用のズームレンズ
を基にした光学設計では、非常に大きなズームレンズと
なり、実用上で大きな問題になることがある。
みてなされたものであり、その目的は、カメラ等に最適
な広角高倍率ズームレンズを提供することであり、特
に、比較的大きな結像素子に適用でき、広角端の画角が
70°を越え、変倍比が10倍程度を越えても十分な結
像性能を維持する小型のズームレンズを提供することで
ある。また、このようなズームレンズに最適なレンズ群
の移動による像移動を補償する方式を提供することを目
的とするものである。
明のズームレンズは、物体側より順に、正屈折力の第1
レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レ
ンズ群、負屈折力の第4レンズ群、及び、正屈折力の第
5レンズ群で構成し、広角端から望遠端への変倍時に、
第1レンズ群から第5レンズ群までの各々のレンズ群が
移動し、第1レンズ群と第2レンズ群及び第3レンズ群
と第4レンズ群の間隔が大きくなるように、第1レンズ
群及び第3レンズ群が、前記の変倍の過程で物体側へ移
動し、少なくとも第3レンズ群、第4レンズ群又は第5
レンズ群が非線形移動することで変倍に伴う像面位置の
変動を補償し、以下の条件式を満足することを特徴とす
るものである。
ンズ群の焦点距離、f3は第3レンズ群の焦点距離、f
4 は第4レンズ群の焦点距離、f5 は第5レンズ群の焦
点距離、fW は広角端での全系の焦点距離、fT345は望
遠端における第3レンズ群から第5レンズ群までの焦点
距離である。
と作用について説明する。
能な広角高倍率ズームレンズを提供することにある。従
来、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折
力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群及び正屈折
力の第4レンズ群から構成されたズームレンズが、銀塩
フィルム用カメラでは主流となっており、高倍率ズーム
レンズでは、第1レンズ群以降が可動であることが普通
になっている。また、第3レンズ群と第4レンズ群の移
動は、変倍以外に変倍時の像面歪曲の変動を補正するた
めに必要であり、基本的にはこれらの群は1つの群であ
ると考えられる場合さえある。しかしながら、さらに広
画角とさらに大きな変倍比を達成しようとする場合に
は、正レンズ群以外に1つの負レンズ群を設け移動させ
ることで、収差補正上からも、変倍から考えても有利と
なる。特に、本発明のように、例えば変倍比が10倍程
度以上になると、非常に優位性が明確になった。一般的
には、レンズ群数が増すと各レンズ群で色収差補正が必
要であると言う考え方があり、レンズ構成枚数が増える
と考えられる。
に活用し、歪曲収差補正を第2レンズ群で解決し、後ろ
のレンズ群でコマ収差等を十分に補正できるように非球
面を活用している。
1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3
レンズ群、負屈折力の第4レンズ群、及び、正屈折力の
第5レンズ群で構成し、広角端から望遠端への変倍時
に、第1レンズ群から第5レンズ群までの各々のレンズ
群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群及び第3レン
ズ群と第4レンズ群の間隔が大きくなるように、第1レ
ンズ群及び第3レンズ群が、前記の変倍の過程で物体側
へ移動し、少なくとも第3レンズ群、第4レンズ群又は
第5レンズ群が非線形移動することで変倍に伴う像面位
置の変動を補償し、条件式(1)〜(5)を満足するこ
とを特徴とするズームレンズである。
でも十分に対応でき、高い結像性能を有するズームレン
ズを提供することが大きな目的である。このため、ズー
ム方式として、物体側から、正屈折力の第1レンズ群、
負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、負
屈折力の第4レンズ群及び正屈折力の第5レンズ群で構
成し、条件式(1)〜(5)に適った適切なパワー配置
を見出し、これに最適な実際のレンズ構成を配すること
で、実現できたものである。また、広角高倍率ズームレ
ンズにありがちな、大型化や性能低下という問題を解決
したものである。
置を規定するものである。第1レンズ群は、本発明の如
きズーム方式であれば、変倍時に移動するため、その移
動量と前玉径の増大に注意しながら結像性能を維持でき
るようにすることが重要である。条件式(1)の上限値
8.0を越えると、第1レンズ群としての収差残存量が
減り、収差補正上で有利となるが、変倍時の移動量が増
し、また、レンズ外径も増すために、全体として大型の
傾向となるために望ましくない。また、下限値2.0を
越える場合には、小型化の方向であり、前玉径も変倍時
の移動量も減る傾向が出るが、収差補正上から好ましい
とは言えない。
のパワー配置を決める条件式である。第2レンズ群は、
第1レンズ群のパワー決定にも関係がある。第2レンズ
群が小さなパワーであれば第1レンズ群も同様となり、
大型化する傾向を有することになる。条件式(2)で、
上限値1.0を越える場合、レンズ構成も少なくて済
み、収差補正上の利点があるが、第2レンズ群以外に第
1レンズ群のパワーも小さくなり、第1レンズ群の前玉
径の増大、変倍時の移動量の増大を招く等、課題が多く
派生するために望ましくない結果となる。一方で、下限
値0.4を越える場合には、レンズ径の小型化を意図す
ることができるが、収差補正上で困難が生じ、歪曲収差
の発生、軸外コマ収差の発生が顕著になる。また、本条
件式内であっても、適切なレンズ構成とすることによっ
てのみレンズ径の小型化と高い結像性能を得ることがで
きるものである。
定に関する条件式である。このズーム方式では、第3レ
ンズ群から第5レンズ群によって結像部を構成してお
り、ズーミング方式から鑑みれば独立した3つのレンズ
群で構成しているということができる。これまでの多く
のズーム方式である第3レンズ群が正屈折力、そして第
4レンズ群が正屈折力である方式とその変倍方法を異に
するものである。この第3レンズ群は強い発散性のパワ
ーの第2レンズ群からの光束を収斂し、球面収差や軸外
収差を補正する役割を有する。また、軸上球面収差の補
正を良好に行うという役割を有している。条件式(3)
の上限値1.2を越えると、第3レンズ群の収差補正面
では非常に有利であるが、第3レンズ群の変倍時の移動
量が増し、好ましくない。また、下限値0.3を越える
と、変倍時の移動量が減り、小型化には望ましいが、収
差補正という観点から観ると球面収差補正が困難となる
ばかりでなく、軸外コマ収差の補正が困難となり、望ま
しくない結果となる。
のパワーを決める条件式である。条件式(4)の上限値
5.0を越えると、第4レンズ群の移動量が増し、第3
レンズ群及び第5レンズ群の間を移動するために変倍比
を大きくとることが難しくなる。また、下限値0.6を
越える場合、その変倍時の移動量が減るが、収差補正の
観点では難しくなるため、この範囲以下の数値をとるの
は望ましくない。また、本発明においては、第1レンズ
群から第4レンズ群で特に広角端付近ではアフォーカル
に近い光束を構成する。
決める条件式である。このレンズ群は、軸外光束の主光
線の制御上で重要な役割を果たす。特に、CCD撮像素
子等の仕様においては、軸外主光線にある程度テレセン
トリック性を持たせる役割がある点では、大きな役割を
持っている。この条件式の上限値4.0を越えると、第
5レンズ群の収差補正は容易になるが、変倍時の移動量
が増すので好ましくない。また、下限値0.5を越える
と、軸外収差の補正が難しくなると同時に、レンズ構成
を増やさないと、収差補正が困難となる。さらに、この
レンズ群はレンズ構成が増すとレンズ系全体の大型化に
繋がるために、望ましい結果が得られない場合が多い。
きる限り簡単にすることで小型化も意図している。こう
した場合には、上記の各レンズ群の屈折力配置が重要で
あり、各群のレンズ構成ばかりではなく、変倍時のレン
ズ群の移動量にも関係している。
ら広角端が70°程度以上を包括することを意図してお
り、従来の先行発明に比較して構成が簡素である高度な
光学系を提案するものである。
の焦点距離が、光学系の結像面又は撮像素子の有効対角
長より短いことを特徴とするズームレンズである。
に、CCDを撮像素子として考えた場合も含め、結像面
でのアライアジング等やシェーディング等の色の問題を
鑑みて、ある程度のテレセントリック性を維持できる光
学系を提案している。
下の条件式に基づいて決められることを特徴とするズー
ムレンズである。
軸上距離、Yは、結像面での実際の最大像高、LW は、
広角端での第1レンズ群の最も物体側面の頂点から結像
面までの光軸上距離である。
ーな画像を得ることが可能な条件を満たすことができる
ものである。
以下の関係を満足することを特徴とするズームレンズで
ある。
での変倍時の移動量、Δ 3Tは、広角端基準の第3レンズ
群の望遠端までの変倍時の移動量である。
倍時の広角端から望遠端までに変倍時の移動量を規制す
る条件式である。また、(8)式が、第3レンズ群の変
倍時の広角端から望遠端までに変倍時の移動量を規制す
る条件式である。条件式(7)は、第1レンズ群の変倍
時の移動量を適切にし、小型化を意図した条件式であ
る。(7)式の上限値5.0を越えると、広角端の全長
が比較的に短くとも、望遠端に移動する際に大きな移動
量となるために、鏡胴構造を含めた小型化が難しくな
る。また、下限値1.6を越えると、移動量が十分とな
らず、変倍比を大きくとることができなくなり望ましく
ない。条件式(8)の上限値4.0を越えると、第3レ
ンズ群の移動量が増し、大型化して望ましくない。ま
た、下限値1.0を越えると、本方式以外のズーム方式
で実現することが可能である。
ズームレンズにおいては、構成する5群全体が変倍時に
移動することが特徴である。また、広角端から望遠端に
移動する場合に、第2レンズ群が以下の関係で変倍し、
大きな変倍作用を有している。また、この第2レンズ群
自体は変倍中に固定することも可能なレンズ群である。
を満足して変倍する。
2Tは第2レンズ群の望遠端での結像倍率である。
いては、本発明で提案したズームレンズについて最適な
方式は以下の方式である。特に第2レンズ群又は第4レ
ンズ群を移動する方式は、これらのレンズ群ではレンズ
群を移動したときの像の移動が小さい(感度が小さい)
ので、補償機構として適している。
レンズ群を光軸と略垂直方向に移動することにより、全
系の結像点のずれを補正するようにする方法、第3レン
ズ群を光軸と略垂直方向に移動することにより、全系の
結像点のずれを補正するようにする方法、第4レンズ群
を光軸と略垂直方向に移動することにより、全系の結像
点のずれを補正するようにする方法、第5レンズ群を光
軸と略垂直方向に移動することにより、全系の結像点の
ずれを補正するようにする方法、がある。
ける移動レンズ群の倍率が異なり、結像面での像移動を
補償するために光軸に対して垂直に移動する量は異なっ
ている。実際には、レンズ群を移動する制御を行うため
には、その移動が簡単である方がより望ましいことは言
うまでもない。また、ズームレンズに新たなレンズ要素
を付加して像移動を補償する方法も考えられているが、
光学系が大きくなり望ましくない。後記の実施例では、
第3レンズ群や第4レンズ群が単体レンズにて構成され
ており、レンズ群での残存収差量においてはさらに小さ
くすることで、レンズ群の移動時における収差変動を抑
えることが可能になる。ただし、軸外収差の中でも色収
差の補正をできる限り考える場合には、複数のレンズ群
による収差補正が望ましいということが言える。
く、かつ、有する結像倍率が大きいために、像面におけ
る像移動が手振れ等により起きた場合に、これを補償す
るための第2レンズ群のシフト量は小さくなる。一方
で、第4レンズ群はパワーが大きく結像倍率が比較的小
さい。この場合、補償のためのレンズシフト量が増すこ
とになる。結像倍率の関係で、望遠側での移動量は、焦
点距離が長い程同じ手振れに対する像移動量も増し、シ
フト量が大きくなることになる。
がカメラ全体として手振れを発生させた状況において、
特定のレンズ群を光軸に略垂直方向に移動することで、
発生する像劣化を補償する方法をとる。その補正量には
適性量があり、この量を必要以上に大きくすると、基準
状態の結像性能が低下することがあり、注意が必要であ
る。本発明の後記の実施例では、0.5°程度を想定し
た手振れに対するシフト量を与えた実例を多く示してい
る。
少なくとも1面の非球面を使用することにより、歪曲収
差の補正及びコマ収差の補正が容易になる。特に、負メ
ニスカスレンズの第1面に使用すると、歪曲収差とコマ
収差のバランス関係を比較的容易に補正できる。
球面を使用した場合、球面収差の補正が非常に容易にな
る。第4レンズ群に少なくとも1面の非球面を使用する
と、微妙な像面歪曲収差の補正が可能になる。
球面を使用する場合、ある程度のテレセントリック性を
維持して、かつ、周辺光量を維持した光学系を実現する
ことが可能となる。
第3レンズ群が略線形的な変倍移動をするが、これら以
外のレンズ群については、変倍時の倍率関係は、第4レ
ンズ群の関係以外は、一般に広角端から望遠端への移動
について言えばその倍率の絶対値は増倍の方向性を維持
するものである。これにより、効率的な変倍が可能とな
っている。
本発明のような広角高倍率ズームレンズでは、過去のズ
ームレンズで使用された第1レンズ群移動による方法は
大型化や収差変動等実用的ではなく、第1レンズ群と第
2レンズ群を共に移動する方がむしろよい。また、収差
変動の観点では、近接撮影に使用するのであれば、第2
レンズ群の移動等も使用できる。また、第3レンズ群よ
り後ろの少なくとも1つのレンズ群を移動することによ
ってもフォーカシングを実現できる。
ムレンズはもちろん、画角70°程度を越える広角を含
む高倍率ズームレンズが可能である。このために、適切
なズーム方式とパワー配置、適切なレンズ構成、並び
に、非球面の効果的使用方法を実現することができた。
施例1〜4について説明する。実施例1〜4の広角端
(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図
をそれぞれ図1〜図4に示す。なお、各実施例の数値デ
ータは後記する。
36〜140.5mmで、Fナンバーが3.6〜4.4
の広角高倍率ズームレンズである。図1に示すように、
広角端から望遠端への変倍時には、第1レンズ群G1は
物体側に移動する。第2レンズ群G2は僅かに移動す
る。第3レンズ群G3は開口絞りと共に物体側に移動す
る。第4レンズ群G4は広角端位置を基準とした場合に
像側へ後退する。また、第5レンズ群G5はここでは非
線型に移動する。
った負メニスカスレンズと物体側に強い曲率を持った両
凸レンズの接合レンズと、物体側に強い曲率を持った正
メニスカスレンズで構成されている。ここでは、第1レ
ンズ群G1には非球面を使用していない。第2レンズ群
G2は、物体側より像側に非常に強い曲率を持った負メ
ニスカスレンズと、両凹レンズと、僅かな空気レンズを
隔てて、両凸レンズ、及び、両凹レンズにて構成されて
いる。また、第3レンズ群G3は、開口絞りに続く両凸
レンズにて構成されている。第4レンズ群G4は、両凹
レンズ1枚の構成である。
ンズの接合レンズ、及び、両凸レンズにて構成されてい
る。
の第1面及び第2レンズの物体側面に使用することで、
歪曲収差の補正とコマ収差の補正のバランスをとってい
る。特に広角系になる程歪曲収差の補正が困難となるた
め、この非球面の使用は大きな効果を持っている。ま
た、第3レンズ群G3の両凸レンズの物体側面に非球面
を使用して、球面収差の補正を良好にしている。さら
に、第5レンズ群G5の最も像側の両凸レンズの両面に
非球面を使用して、軸外収差の補正とテレセントリック
性を持たせながら収差を良好にする作用をさせており、
大きな効果が得られている。
広角端から望遠端に変倍する際に、略線形に物体側へ移
動する。また、第2レンズ群G2は、移動量は比較的少
ないが、物体側に移動している。一方で、第4レンズ群
G4と第5レンズ群G5の移動は非線形に移動する。
振れ等により起きた場合にこれを補償するため、略0.
5°の手振れに対して第2レンズ群G2を光軸に垂直に
シフトδi させて像面で補正するようにしている。
36〜140.5mmで、Fナンバーが3.5〜4.1
の広角高倍率ズームレンズである。仕様は実施例1と略
同じである。すなわち、図2に示すように、広角端から
望遠端への変倍時には、第1レンズ群G1は物体側に移
動する。第2レンズ群G2は僅かに移動する。第3レン
ズ群G3は開口絞りと共に物体側に移動する。第4レン
ズ群G4は広角端位置を基準とした場合に像側へ後退す
る。また、第5レンズ群G5はここでは非線型に移動す
る。
った負メニスカスレンズと物体側に強い曲率を持った両
凸レンズの接合レンズと、物体側に強い曲率を持った正
メニスカスレンズで構成されている。ここでは、第1レ
ンズ群G1には非球面を使用していない。第2レンズ群
G2は、物体側より像側に非常に強い曲率を持った負メ
ニスカスレンズと、両凹レンズと、僅かな空気レンズを
隔てて、両凸レンズ、及び、両凹レンズにて構成されて
いる。また、第3レンズ群G3は、開口絞りに続く両凸
レンズにて構成されている。第4レンズ群G4は、両凹
レンズ1枚の構成である。
ンズの接合レンズ、及び、両凸レンズにて構成されてい
る。
の物体側面に及び第2レンズの物体側面、第3レンズ群
G3の両凸レンズの両面、第5レンズ群G5の最も像側
の両凸レンズの両面に使用している。
広角端から望遠端に変倍する際に、略線形に物体側へ移
動する。また、第2レンズ群G2は、移動量は比較的少
ないが、物体側に移動している。一方で、第4レンズ群
G4と第5レンズ群G5の移動は非線形に移動する。
振れ等により起きた場合にこれを補償するため、略0.
5°の手振れに対して第4レンズ群G4を光軸に垂直に
シフトδi させて像面で補正するようにしている。この
レンズ群G4を移動することで、比較的に安定した性能
を得ることが可能である。
画角が70°を越えるズームレンズで、変倍比を10倍
程度有し、ある程度までテレセントリック性を有してい
る。これらの有する結像性能のポテンシャルも非常に優
れている。また、望遠端側の焦点距離をより長くとり、
変倍比を拡張することは比較的容易である。
36〜140.5mmで、Fナンバーが3.5〜4.3
6の広角高倍率ズームレンズである。仕様は実施例1と
略同じである。すなわち、図3に示すように、広角端か
ら望遠端への変倍時には、第1レンズ群G1は物体側に
移動する。第2レンズ群G2は僅かに移動する。第3レ
ンズ群G3は開口絞りと共に物体側に移動する。第4レ
ンズ群G4は広角端位置を基準とした場合に像側へ後退
する。また、第5レンズ群G5はここでは非線型に移動
する。
った負メニスカスレンズと物体側に強い曲率を持った両
凸レンズの接合レンズと、物体側に強い曲率を持った正
メニスカスレンズで構成されている。ここでは、第1レ
ンズ群G1には非球面を使用していない。第2レンズ群
G2は、物体側より像側に非常に強い曲率を持った負メ
ニスカスレンズと、両凹レンズと、僅かな空気レンズを
隔てて、両凸レンズ、及び、両凹レンズにて構成されて
いる。また、第3レンズ群G3は、開口絞りに続く両凸
レンズにて構成されている。第4レンズ群G4は、両凹
レンズ1枚の構成である。
に強い曲率を持った負メニスカスレンズの接合レンズ、
及び、両凸レンズにて構成されている。
の物体側面に及び第2レンズの物体側面、第3レンズ群
G3の両凸レンズの両面、第5レンズ群G5の最も像側
の両凸レンズの両面に使用している。
広角端から望遠端に変倍する際に、略線形に物体側へ移
動する。また、第2レンズ群G2は、移動量は比較的少
ないが、物体側に移動している。一方で、第4レンズ群
G4と第5レンズ群G5の移動は非線形に移動する。
振れ等により起きた場合にこれを補償するため、略0.
5°の手振れに対して第5レンズ群G5を光軸に垂直に
シフトδi させて像面で補正するようにしている。
36〜140.5mmで、Fナンバーが3.25〜4.
43の広角高倍率ズームレンズである。仕様は実施例1
と略同じである。すなわち、図4に示すように、広角端
から望遠端への変倍時には、第1レンズ群G1は物体側
に移動する。第2レンズ群G2は僅かに移動する。第3
レンズ群G3は開口絞りと共に物体側に移動する。第4
レンズ群G4は広角端位置を基準とした場合に像側へ後
退する。また、第5レンズ群G5はここでは非線型に移
動する。
った負メニスカスレンズと物体側に強い曲率を持った両
凸レンズの接合レンズと、物体側に強い曲率を持った正
メニスカスレンズで構成されている。ここでは、第1レ
ンズ群G1には非球面を使用していない。第2レンズ群
G2は、物体側より像側に非常に強い曲率を持った負メ
ニスカスレンズと、両凹レンズと、僅かな空気レンズを
隔てて、両凸レンズ、及び、両凹レンズにて構成されて
いる。また、第3レンズ群G3は、開口絞りに続く両凸
レンズにて構成されている。第4レンズ群G4は、両凹
レンズ1枚の構成である。
に強い曲率を持った負メニスカスレンズの接合レンズ、
及び、両凸レンズにて構成されている。
の物体側面に及び第2レンズの物体側面、第3レンズ群
G3の両凸レンズの両面、第5レンズ群G5の最も像側
の両凸レンズの両面に使用している。
広角端から望遠端に変倍する際に、略線形に物体側へ移
動する。また、第2レンズ群G2は、移動量は比較的少
ないが、物体側に移動している。一方で、第4レンズ群
G4と第5レンズ群G5の移動は非線形に移動する。
振れ等により起きた場合にこれを補償するため、略0.
5°の手振れに対して第3レンズ群G3を光軸に垂直に
シフトδi させて像面で補正するようにしている。
が、記号は上記の外、fは全系焦点距離、2ωは画角、
FNOはFナンバー、FBはバックフォーカス、WEは広
角端、STは中間状態、TEは望遠端、r1 、r2 …は
各レンズ面の曲率半径、d1、d2 …は各レンズ面間の
間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、
νd2…は各レンズのアッベ数である。なお、非球面形状
は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と
直交する方向にとると、下記の式にて表される。
1)(y/r)2 }1/2 ]+A4y4 +A6y6 +A8y8 +
A10y10 ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6、
A8、A10 はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面
係数である。 実施例1 r1 = 92.732 d1 = 1.000 nd1 =1.84666 νd1 =23.78 r2 = 47.739 d2 = 8.300 nd2 =1.60311 νd2 =60.64 r3 = -488.337 d3 = 0.100 r4 = 42.637 d4 = 4.700 nd3 =1.49700 νd3 =81.54 r5 = 227.099 d5 = D1 r6 = 96.419 (非球面) d6 = 0.850 nd4 =1.80440 νd4 =39.59 r7 = 14.529 d7 = 5.956 r8 = -26.923 (非球面) d8 = 0.850 nd5 =1.56384 νd5 =60.67 r9 = 39.191 d9 = 0.100 r10= 24.863 d10= 4.700 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -37.221 d11= 1.721 r12= -20.880 d12= 0.750 nd7 =1.77250 νd7 =49.60 r13= 49.565 d13= D2 r14= ∞(絞り) d14= 0.850 r15= 21.783 (非球面) d15= 3.750 nd8 =1.48749 νd8 =70.23 r16= -23.450 d16= D3 r17= -38.194 d17= 0.800 nd9 =1.77250 νd9 =49.60 r18= 221.672 d18= D4 r19= 41.619 d19= 4.980 nd10=1.49700 νd10=81.54 r20= -20.464 d20= 0.700 nd11=1.72047 νd11=34.71 r21= 187.998 d21= 0.100 r22= 47.492 (非球面) d22= 4.200 nd12=1.60311 νd12=60.64 r23= -26.561 (非球面) 非球面係数 第6面 K = 0.0000 A4 = 6.7898 ×10-6 A6 =-9.2108 ×10-9 A8 = 1.4640 ×10-10 A10= 0.0000 第8面 K = 0.0000 A4 =-8.2805 ×10-6 A6 =-5.3194 ×10-8 A8 =-2.6611 ×10-10 A10= 1.0752 ×10-12 第15面 K = 0.0000 A4 =-3.4825 ×10-5 A6 =-1.6376 ×10-8 A8 = 2.1716 ×10-10 A10=-1.6667 ×10-12 第22面 K = 0.0000 A4 =-1.3153 ×10-5 A6 = 2.2004 ×10-9 A8 =-2.3448 ×10-11 A10=-3.2741 ×10-14 第23面 K = 0.0000 A4 = 8.3246 ×10-6 A6 =-3.4485 ×10-9 A8 =-4.3878 ×10-11 A10= 0.0000 ズームデータ WE ST TE f (mm) 14.360 45.500 140.500 FNO 3.610 3.856 4.412 2ω (°) 74.3 24.5 8.0 FB (mm) 36.325 51.559 54.452 D1 0.900 20.817 35.000 D2 19.062 6.427 1.122 D3 1.926 10.865 35.040 D4 15.928 9.416 0.200 。
〜(9)の値を以下に示す: (1) (2) (3) (4) (5) 実施例1 4.7735 0.7553 0.8162 1.4436 1.0996 実施例2 4.5699 0.6463 0.6327 1.4135 0.9675 実施例3 4.6404 0.6414 0.6853 1.3684 0.9988 実施例4 4.6593 0.6673 0.6590 0.9687 0.8219 (6) (7) (8) (9) 実施例1 14.8712 3.5984 2.4800 3.6144 実施例2 14.8712 1.2623 2.9388 4.0074 実施例3 13.6554 3.9717 2.4819 3.8190 実施例4 15.3941 4.0162 2.4156 3.8034 。
ように構成することができる。
レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レ
ンズ群、負屈折力の第4レンズ群、及び、正屈折力の第
5レンズ群で構成し、広角端から望遠端への変倍時に、
第1レンズ群から第5レンズ群までの各々のレンズ群が
移動し、第1レンズ群と第2レンズ群及び第3レンズ群
と第4レンズ群の間隔が大きくなるように、第1レンズ
群及び第3レンズ群が、前記の変倍の過程で物体側へ移
動し、少なくとも第3レンズ群、第4レンズ群又は第5
レンズ群が非線形移動することで変倍に伴う像面位置の
変動を補償し、以下の条件式を満足することを特徴とす
るズームレンズ。
ンズ群の焦点距離、f3は第3レンズ群の焦点距離、f
4 は第4レンズ群の焦点距離、f5 は第5レンズ群の焦
点距離、fW は広角端での全系の焦点距離、fT345は望
遠端における第3レンズ群から第5レンズ群までの焦点
距離である。
像面又は撮像素子の有効対角長より短いことを特徴とす
る上記1記載のズームレンズ。
の条件式に基づいて決められることを特徴とする上記1
又は2記載のズームレンズ。
軸上距離、Yは、結像面での実際の最大像高、LW は、
広角端での第1レンズ群の最も物体側面の頂点から結像
面までの光軸上距離である。
に以下の関係を満足することを特徴とする上記1から3
の何れか1項記載ののズームレンズ。
での変倍時の移動量、Δ 3Tは、広角端基準の第3レンズ
群の望遠端までの変倍時の移動量である。
の関係を満足することを特徴とする上記1から4の何れ
か1項記載ののズームレンズ 2.5<β2T/β2W<7 ・・・(9) ただし、β2Wは第2レンズ群の広角端での結像倍率、β
2Tは第2レンズ群の望遠端での結像倍率である。
に移動することにより、全系の移動によって発生する像
移動を補正するようにしたことを特徴とする上記1から
5の何れか1項記載のズームレンズ。
に移動することにより、全系の移動によって発生する像
移動を補正するようにしたことを特徴とする上記1から
5の何れか1項記載のズームレンズ。
に移動することにより、全系の移動によって発生する像
移動を補正するようにしたことを特徴とする上記1から
5の何れか1項記載のズームレンズ。
に移動することにより、全系の移動によって発生する像
移動を補正するようにしたことを特徴とする上記1から
5の何れか1項記載のズームレンズ。
に適用でき、単なる高倍率ズームレンズはもちろん、広
角端の画角が70°を越え、変倍比が10倍程度を越え
ても十分な結像性能を維持する小型のズームレンズを提
供することができる。また、このようなズームレンズに
おいて最適なレンズ群の移動による像移動を補償する方
式を提供することができる。
(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図
である。
のレンズ断面図である。
のレンズ断面図である。
のレンズ断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 物体側より順に、正屈折力の第1レンズ
群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ
群、負屈折力の第4レンズ群、及び、正屈折力の第5レ
ンズ群で構成し、広角端から望遠端への変倍時に、第1
レンズ群から第5レンズ群までの各々のレンズ群が移動
し、第1レンズ群と第2レンズ群及び第3レンズ群と第
4レンズ群の間隔が大きくなるように、第1レンズ群及
び第3レンズ群が、前記の変倍の過程で物体側へ移動
し、少なくとも第3レンズ群、第4レンズ群又は第5レ
ンズ群が非線形移動することで変倍に伴う像面位置の変
動を補償し、以下の条件式を満足し、第2レンズ群を光
軸と略垂直方向に移動することにより、全系の移動によ
って発生する像移動を補正するようにしたことを特徴と
するズームレンズ。 2.0<f1 /fW <8.0 ・・・(1) 0.4<|f2 /fW |<1.0 ・・・(2) 0.3<f3 /fT345<1.2 ・・・(3) 0.6<|f4 |/fT345<5.0 ・・・(4) 0.5<f5 /fT345<4.0 ・・・(5) ただし、f1 は第1レンズ群の焦点距離、f2 は第2レ
ンズ群の焦点距離、f3は第3レンズ群の焦点距離、f
4 は第4レンズ群の焦点距離、f5 は第5レンズ群の焦
点距離、fW は広角端での全系の焦点距離、fT345は望
遠端における第3レンズ群から第5レンズ群までの焦点
距離である。 - 【請求項2】 物体側より順に、正屈折力の第1レンズ
群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ
群、負屈折力の第4レンズ群、及び、正屈折力の第5レ
ンズ群で構成し、広角端から望遠端への変倍時に、第1
レンズ群から第5レンズ群までの各々のレンズ群が移動
し、第1レンズ群と第2レンズ群及び第3レンズ群と第
4レンズ群の間隔が大きくなるように、第1レンズ群及
び第3レンズ群が、前記の変倍の過程で物体側へ移動
し、少なくとも第3レンズ群、第4レンズ群又は第5レ
ンズ群が非線形移動することで変倍に伴う像面位置の変
動を補償し、以下の条件式を満足し、第4レンズ群を光
軸と略垂直方向に移動することにより、全系の移動によ
って発生する像移動を補正するようにしたことを特徴と
するズームレンズ。 2.0<f1 /fW <8.0 ・・・(1) 0.4<|f2 /fW |<1.0 ・・・(2) 0.3<f3 /fT345<1.2 ・・・(3) 0.6<|f4 |/fT345<5.0 ・・・(4) 0.5<f5 /fT345<4.0 ・・・(5) ただし、f1 は第1レンズ群の焦点距離、f2 は第2レ
ンズ群の焦点距離、f3は第3レンズ群の焦点距離、f
4 は第4レンズ群の焦点距離、f5 は第5レンズ群の焦
点距離、fW は広角端での全系の焦点距離、fT345は望
遠端における第3レンズ群から第5レンズ群までの焦点
距離である。
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