JP2001228258A - センシング装置 - Google Patents

センシング装置

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JP2001228258A
JP2001228258A JP2000039381A JP2000039381A JP2001228258A JP 2001228258 A JP2001228258 A JP 2001228258A JP 2000039381 A JP2000039381 A JP 2000039381A JP 2000039381 A JP2000039381 A JP 2000039381A JP 2001228258 A JP2001228258 A JP 2001228258A
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signal
timing signal
timing
detection signal
unit
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JP2000039381A
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Hajime Oda
肇 織田
Aijiro Gohara
愛二郎 郷原
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Seiko Precision Inc
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Seiko Precision Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機から送信するタイミング信号の種類に応
じて、各子機のセンサの動作周期等を変更可能にする。 【解決手段】 親機MSから複数種類のタイミング信号
Tpmのうちの1つを所定の周期t0で送信し、複数の
子機BRkは受信したタイミング信号の種類に応じてセ
ンサSNSの動作周期と検出信号Pbkの送信周期を変
更する。親機MSは第1のタイミング信号Tpm1を送
信した際に、子機から検出信号Pbkを受信したら、そ
れがどの子機から送信されたものかを認識し、第1の警
告信号を出力し、第2のタイミング信号Tpm2を送信
する。子機は第2のタイミング信号を受信したら、セン
サSNSを第1のタイミング信号Tpm1を受信した時
よりも短い周期tfで動作させて検出信号を送信する。
検出信号を送信する子機が順次切り換わっていく場合に
は、警告度の高い第4の警告信号を出力し、第2のタイ
ミング信号Tpm2の送信を断続的に継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの親機に対し
て複数台の子機を有し、センサが検出対象を検出した際
に、当該検出対象を見失うことなく継続的に検出を続け
ることが可能なセンシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、屋敷内の敷地や、美術館
の広い床などを、複数のエリヤに分割して、各エリヤに
人体検出用のセンサを配置してその結果を集中コントロ
ール装置に送り、どのエリヤに侵入者または見学者がい
るか等を検出する装置がある。
【0003】人体検出センサとしては、例えば、物体に
パルス光を投光し、物体からの反射光を投光部より所定
の基線長だけ離れて配置された受光部により受光して測
距を行なう光投射型の測距センサや超音波センサがあ
る。
【0004】センサ(子機)が多数ある場合、複数のセ
ンサに対して親機MSは各センサに測定許可信号を送
り、順番にセンサを動作させるなどの制御を行なう必要
があるが、この制御を有線で行なおうとすると、コント
ロールは比較的簡単であるが接続が面倒であり配線費用
が莫大となる。またセンサを電池駆動とし、無線通信を
使用するのが便利であるが、この場合には、電池の電流
消費をできるだけ少なくし、電池寿命を延ばす必要があ
る。このためにセンサを比較的長いゆっくりした周期で
間欠的に動作させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように比較的ゆっ
くりとした周期で間欠的にセンサを動作させていると、
1つのエリヤの子機が侵入者を検出しても、他の子機が
同じゆっくりとした周期で間欠的にセンサを動作させて
いると、侵入者が他のエリヤを素早く通過した場合に侵
入者を追跡して検出できない場合が発生する。また、侵
入者がどのエリヤに向かうか判らないので、1つのエリ
ヤで侵入者を検出してもその後検出されないと、先の検
出が誤動作であったかどうか判別できないことになる。
【0006】そこで本発明は、簡単な方法で検出対象を
検出し、一旦検出した検出対象は他の多数の子機のセン
サにより間違いなく検出されるように動作するセンシン
グ装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のセンシング装置
は、センサと、前記センサが検出対象を検出した際に検
出信号を送信する第1の送信部と、第1の受信部と、第
1の制御回路とを備える複数の子機と、所定時に複数種
類のタイミング信号の中から所望の種類のタイミング信
号を送信する第2の送信部と、前記子機からの信号を受
信する第2の受信部と、前記受信した信号に基づき前記
複数の子機のうちのどの子機が前記検出信号を送信した
かを認識し第1の警告信号を出力する第2の制御回路と
を備える親機とを含んでいる。前記第1の受信部は、前
記第2の送信部から送信される所望の種類のタイミング
信号を受信するものであり、前記第1の制御回路は、前
記受信したタイミング信号の種類に応じて前記センサの
動作周期と前記検出信号の送信周期を変更する。このよ
うに構成することで、親機からの送信動作を低減でき、
省電力化が達成できる。
【0008】また、前記第2の送信部を、前記第2の受
信部が前記検出信号を受信する前は第1のタイミング信
号を送信し、前記第2の受信部が前記検出信号を受信し
た後は前記第1のタイミング信号とは種類が異なる第2
のタイミング信号を送信するものとし、前記第1の制御
回路を、前記第2のタイミング信号が前記第1の受信部
で受信された際、前記第1のタイミング信号が前記第1
の受信部で受信された際よりも短い周期で前記センサを
動作および前記検出信号の送信を行わせるものとすれ
ば、いずれかの子機が一旦検出対象を検出したら、全て
の子機は短い周期で動作して検出対象を確実に追跡する
ことができる。
【0009】また、前記第1の制御回路を、同一子機内
の前記第1の送信部により前記検出信号が送信された際
に、同一子機内の前記センサの動作周期および前記検出
信号の送信周期を短くするものとすれば、一旦検出対象
を検出したら、親機からのタイミング信号を待たずに当
該子機は短い周期で動作して検出対象を追跡し見失うこ
とがないようにできる。
【0010】また、前記第2の送信部を、前記第2のタ
イミング信号を送信してから所望時間の間に前記いずれ
の子機からも前記検出信号の送信が前記第2の制御回路
によって認識されない場合、前記第2のタイミング信号
の代わりに前記第1のタイミング信号を送信するものと
すれば、もしも検出信号が子機の誤動作によるものであ
った場合に、早急に通常状態に復帰させ、短い周期で動
作を続けることによる不経済を解消できる。
【0011】また、前記親機を、前記各子機に対応した
複数の誤動作カウンタをさらに含み、前記いずれかの子
機からの検出信号の送信を認識した後いずれの子機から
も検出信号を受信しなかった場合、前記受信した検出信
号を送信した子機に対応する前記誤動作カウンタのカウ
ント値がカウントアップするものとすれば、子機の誤動
作監視が確実にできる。
【0012】また、前記第2の制御回路を、前記複数の
誤動作カウンタのうちの少なくとも1つのカウンタのカ
ウント値が所定値を超えた際に前記第1の警告信号とは
異なる第2の警告信号を発生するものとすることが好ま
しい。
【0013】また、前記第2のタイミング信号の最初の
立ち上がりから最後の立下がりまでの時間を、前記第1
のタイミング信号のパルス幅時間を超えないように設定
すれば、親機からのタイミング信号の時間領域が規定さ
れ、子機の第1の受信部の最大動作時間を前記第1のタ
イミング信号のパルス幅時間に応じた時間とでき、この
時間内に確実に前記タイミング信号を入力可能となるの
で、子機の受信部を間欠駆動させることが可能となり、
省電力化が図れる。
【0014】また、前記第2のタイミング信号を複数種
類用意し、前記第1の制御回路を、前記受信した第2の
タイミング信号の種類に応じて前記センサの動作周期と
前記検出信号の送信周期を変更するものとすれば、子機
に対するきめ細かな制御が可能になる。
【0015】また、前記第2の制御回路を、前記いずれ
かの子機からの検出信号の送信を認識した後、所望時間
の間前記受信した前記検出信号を送信した子機のみが前
記検出信号を送信し続けている場合、前記第1および第
2の警告信号とは異なる第3の警告信号を発生するもの
とすれば、当該子機の誤動作の原因を調べるなどの対処
が可能になる。
【0016】また、前記第2の制御回路は、前記いずれ
かの子機からの検出信号の送信を認識した後、所望時間
の間前記受信した前記検出信号を送信した子機のみが前
記検出信号を送信し続けている場合、前記第1および第
2の警告信号とは異なる第3の警告信号を発生するとと
もに前記第2のタイミング信号の代わりに前記第1のタ
イミング信号を送信するものであることが好ましい。こ
の構成によって子機の誤動作により、短い周期で動作を
続けることによる不経済を解消して早急に通常状態に復
帰させることができる。
【0017】また、前記各子機が前記第2のタイミング
信号によって前記センサの動作周期を短くした後、前記
検出信号を送信する子機が順次切り換わっていく場合、
前記第2の制御回路は前記第1乃至第3の警告信号より
も警告度の高い第4の警告信号を出力するとともに、前
記第2の送信回路は前記第2のタイミング信号の送信を
断続的に継続するものとすれば、一旦検出した検出対象
を見逃すことなく監視を続けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明について、屋敷内へ進入す
る侵入者の有無を検出する侵入者検出用のセンシング装
置の場合を例示して説明する。図3に示すように、屋敷
の塀Wに囲まれた敷地内に家Hがあり、家の中に親機M
Sが設置してある。家の周りの敷地を破線のごとく小エ
リヤに区切って各エリヤにセンサBR1〜BRnを配置
する。センサはここでは光投射式のものを示しており、
光を投光反射させる検知方向を、丸形の子機から線を突
出させて示している。
【0019】図1および図2に基づいて全体の概略構成
を説明する。複数の子機BRkは、図1のごとくそれぞ
れセンサSNSと、このセンサが検出対象を検出した際
に検出信号Pbkを送信する第1の送信部TRbと、第
1の受信部REbと、第1の制御回路CPU1とを備え
ている。本例において、子機BR及び検出信号Pbなど
子機に関連するものに添え字「k」を付して簡略に示し
ている。この「k」は、n個の子機の通し番号1〜nに
応じたものであり、例えば、1番の子機はBR1であ
り、1番の子機BR1の検出信号はPb1である旨を意
味している。
【0020】図2に示したように親機MSは、所定時に
複数種類のタイミング信号Tpmの中から所望の種類の
タイミング信号を送信する第2の送信部TRmと、子機
BRkからの信号を受信する第2の受信部REmと、受
信した信号に基づき複数の子機のうちのどの子機が検出
信号を送信したかを認識し出力端子O1〜Onから第1
の警告信号を出力する第2の制御回路CPU2と、AC
電源から電源を受け、親機MSの各回路等に電源を供給
する電源回路PW等を備えている。図1に戻って、第1
の受信部REbは、第2の送信部TRmから送信される
所望の種類のタイミング信号Tpmを受信するものであ
り、第1の制御回路CPU1は、受信したタイミング信
号の種類に応じてセンサの動作周期と検出信号の送信周
期を変更するものである。
【0021】図1を参照して子機BRkの構成の詳細に
ついて説明する。子機BRk(BR1〜BRn)はそれ
ぞれ同様な構成であり、各々識別情報としての通し番号
(1〜n)を(k)と表示してBRの後に付与し、以下
にその構成を説明する。
【0022】子機BRkは、所望時間の間動作する物体
検出用のセンサSNSを含むとともに、センサの検出結
果を示す検出信号Pbkを送信するもので、第1の送信
部(受信回路)TRb、第1の受信部(受信回路)RE
b、第1の制御回路CPU1、センサの動作タイミング
その他の設定等を行なうスイッチSW1〜SWnからな
る設定部、及び電池電源E等からなる。制御回路CPU
1からの制御信号Dsk、Drk、Dtk等により電池
電源Eからの電圧がスイッチ回路SWs、SWr、SW
tを介してセンサSNS、受信回路REb、送信回路T
Rbに供給されることにより動作状態となる。
【0023】制御回路CPU1は、CPU、ROM、R
AM等からなるとともにタイマーTM1、タイミング信
号判定回路TPDTおよびデータテーブルDATATA
BLEを含み、水晶発振子等の発振器X1から入力する
基準クロックおよび内部のROMに記憶された動作プロ
グラムに基づき種々の動作を制御する。データテーブル
は、受信したタイミング信号Tpmの種類に応じてセン
サSNSの動作周期と検出信号Pbkの送信周期を変え
るためのデータを対応させて記憶している。例えば、第
1のタイミング信号には第1の動作周期および第1の送
信周期を対応させ、第2のタイミング信号には第2の動
作周期および第2の送信周期を対応させるというよう
に、送信されたタイミング信号と、動作周期および送信
周期とを対応させたデータテーブルを記憶するものであ
る。また子機の通信ポートCNTbは親機の通信ポート
CNTmに接続可能である。
【0024】CPU1はタイマーTM1に設定されてい
る動作タイミングで制御信号を各回路へ供給し、各回路
の動作を制御するもので、タイマーTM1に動作タイミ
ングを設定するためにスイッチSW1〜SWnが用いら
れる。即ち、これらのスイッチによりセンサSNSを動
作させるタイミング、検出信号Pbkを親機MSへ送信
するタイミング、親機からのタイミング信号Tpmを受
信するためのタイミング等が設定される。図5に示すよ
うに、センサSNSの動作タイミングDsk(図5では
Ds1〜Dsn)は、親機MSから送信されるタイミン
グ信号Tpmの受信タイミングTpk(図5ではTp1
〜Tpn)から第1の遅延時間tck(図5ではtc1
〜tcn)経過した後に動作するものとし、検出信号P
bk(図5ではPb1〜Pbn)を親機側に送信する送
信タイミングDtk(図5ではDt1〜Dtn)は、親
機MSから送信されるタイミング信号Tpmの受信タイ
ミングTpk(図5ではTp1〜Tpn)から第2の遅
延時間tdk(図5ではtd1〜tdn)経過した後に
送信するものとしている。
【0025】受信回路REbは、スイッチ回路SWrを
介して電池電源Eの電圧が供給され、親機MSから無線
送信されるタイミング信号Tpmを受信する。受信回路
REbに電圧が供給される時間は、図5に示すように、
CPU1からの動作タイミングDrkに応じて設定さ
れ、タイミング信号Tpmのパルス幅時間taを中心と
して前後に幅広の受信時間tbに設定されている。
【0026】センサSNSは、スイッチ回路SWsを介
して電池電源Eの電圧が供給され、検出対象を検出する
とCPU1に検出信号Sbkを供給する。センサSNS
に電圧が供給される時間は、図5に示すように、CPU
1からの動作タイミングDskにより制御され、先に説
明したように、受信タイミングTpkから第1の遅延時
間tck経過した後の所定時間である。センサSNS
は、投受光式光センサや超音波センサのような所望の検
出波の投射部とその検出波を受ける受信部を有するセン
サを用いる。
【0027】送信回路TRbは、スイッチ回路SWtを
介して電池電源Eの電圧が供給され、センサSNSの検
出信号SbkがCPU1に入力した際にCPU1から出
力される検出信号Pbkを上述したタイミングで親機M
Sへ送信する。送信回路TRbに電圧が供給される時間
は、図5に示すように、制御回路CPU1からの送信タ
イミングDtkにより制御され、先に説明したように、
受信タイミングTpkから第2の遅延時間tdk経過し
た後の所定時間である。
【0028】第1の遅延時間tckと第2の遅延時間t
dk、及びセンサが動作する所定時間および送信回路が
送信する所定時間等の設定は、本装置を実際に動作させ
る前に予め規定されるもので、全ての子機BRkにおい
てセンサSNSの動作タイミングDskおよび送信タイ
ミングDtkが同じ時刻に重ならないように、さらに複
数の動作タイミングが連続しないようにそれぞれの動作
時間の間にはすき間の時間が設けられ、子機ごとにタイ
マーTM1にスイッチSW1〜SWnを用いて、または
通信ポートCNTmおよびCNTbを介して親機から送
信することにより規定してある。
【0029】次に図2を参照して親機MSの構成の詳細
について説明する。親機MSは、第2の送信部(送信回
路)TRm、第2の受信部(受信回路)REm、制御回
路CPU2及びAC電源から電力を得る電源回路PW等
からなり、AC電源からの電力により送信回路TRm、
受信回路REm、制御回路CPU2等が常時動作状態と
なる。親機MSは、所定時に複数のタイミング信号Tp
mの中から所望のタイミング信号を送信するとともに複
数の子機BRk(BR1〜BRn)からの検出信号Pb
k(Pb1〜Pbn)を受信し、受信した検出信号に基
づいて子機のうちのどの子機から受信した検出信号が送
信されてきたかを認識して警告信号O1〜Onを出力す
る。
【0030】送信回路TRmは、子機BRkに対し後述
するタイミング信号Tpmを無線送信し、受信回路RE
mは、子機BRkから無線送信される後述する検出信号
Pbkを受信し、この検出信号Pbkを受信パルスPr
mkとして信号線Prmに出力する。
【0031】制御回路CPU2は、CPU、ROM、R
AM等からなるとともにタイマーTM2、第1のタイミ
ング信号発生回路PG1、第2のタイミング信号発生回
路PG2、各子機に対応する誤動作カウンタCNTRお
よび通信ポートCNTmを含み、水晶発振子等の発振器
X2から入力する基準クロックおよび内部のROMに記
憶された動作プログラムに基づき種々の動作を制御す
る。また、子機のうちのどの子機が検出信号Pbkを送
信したかを認識する認識回路を含んでいる。また通信ポ
ートCNTmは、子機BRkのそれぞれに設けてある通
信ポートCNTbに接続可能である。
【0032】タイマーTM2はタイミング信号Tpmの
周期t0等を設定スイッチSWによりタイマー時間が規
定されるもので、時間t0をカウントするごとにカウン
トアップ信号Cupを出力するとともにリセットされ、
リセットされるごとに再度時間t0のカウントを行う。
【0033】制御回路CPU2はタイマーTM2からの
カウントアップ信号Cupの発生ごとに定期的にタイミ
ング信号Tpmを出力し、送信回路TRmはこのタイミ
ング信号Tpmを無線送信する。
【0034】図4を参照してタイミング信号について説
明する。タイミング信号Tpmは、子機に対してセンサ
SNSの動作周期と検出信号Pbkの送信周期を変更す
るものであり、第1のタイミング信号Tpm1と第2の
タイミング信号Tpm2とは種類が異なっており、それ
ぞれ第1のタイミング信号発生回路PG1と第2のタイ
ミング信号発生回路PG2により作られる。第2のタイ
ミング信号Tpm2はTpm2−aからTpm2−nま
で複数種類用意してもよく、本例ではそれぞれパルス幅
やパルスの個数を異にしてある。例えば、第2のタイミ
ング信号Tpm2−aを受信した子機はセンサSNSの
動作周期と検出信号Pbkの送信周期を第1のタイミン
グ信号Tpm1の2分の1の周期に変更し、第2のタイ
ミング信号Tpm2−bを受信した子機はセンサSNS
の動作周期と検出信号Pbkの送信周期を第1のタイミ
ング信号Tpm1の3分の1に変更する等のようにして
もよい。いずれの第2のタイミング信号も、最初の立ち
上がりから最後の立下がりまでの時間は、第1のタイミ
ング信号Tpm1のパルス幅時間taを超えないように
設定してある。
【0035】図5のタイミング図を参照して第1の制御
回路CPU1の動作について具体的に説明する。先ず親
機MSから第1のタイミング信号Tpm1が送信され
る。各子機はCPU1からの動作タイミングDrkによ
り受信回路REbがオンしているので、タイミング信号
Tpmを受信タイミングTpkとして受信する。各セン
サSNSのうち、この受信タイミングTpkから1番短
い第1の遅延時間tc1が設定してある子機BR1のセ
ンサから動作タイミングDs1に入る。ここではセンサ
の動作期間の間に侵入者は無く検出信号Sb1はCPU
1に供給されない。従って、動作期間が終了して時間t
e経過し、第2の遅延時間td1である送信タイミング
Dt1に入っても、第1の送信回路TRbは動作タイミ
ング(点線図示)になっていても送信すべき検出信号P
b1が無いために送信は行われない。なお、検出信号S
b1がCPU1に供給されないときは、送信回路TRb
に電源を供給しない。よって、送信回路TRbヘの不要
な電源供給を低減でき、省電力化が図れる。次に2番目
に短い第1の遅延時間tc2である子機BR2のセンサ
が動作タイミングDs2に入る。このたびも同様に侵入
者は無く送信は行なわれない。このように次々に第1の
遅延時間の短い順番に子機のセンサが動作し、遂に子機
BRnが第1の遅延時間tcn経過した動作タイミング
Dsnに入るが、この度も侵入者の検出はなく、送信は
行われない。このように、第1回の第1のタイミング信
号Tpm1による周期t0内の子機内のセンサ動作の際
には、侵入者が無かったので親機に対する送信は行なわ
れない。
【0036】次に、所定の周期t0が経過する直前に子
機BR1のエリヤに侵入者があった場合の動作を説明す
る。侵入者があった後に第2回目の第1のタイミング信
号Tpm1が親機MSから送信され、同様にして第1の
遅延時間の短い子機BR1内のセンサが動作し、この度
はセンサにより侵入者を検出したのでCPU1に検出信
号Sb1を供給する。そこで今度は受信タイミングTp
kから1番短い第2の遅延時間td1である子機BR1
の送信回路TRbが送信タイミングDt1に入り、CP
U1から検出信号Pb1を得て親機に送信する。第1の
制御回路CPU1は、子機BR1内の送信回路TRbに
より検出信号Pb1を送信したので、同じ子機BR1に
おけるセンサSNSの動作周期および検出信号Pb1の
送信周期を短い周期tfに変え、センサ動作と送信動作
を頻繁に行うように制御する。センサからの検出信号S
b1は継続してCPU1へ供給されているので、検出信
号Pb1は親機へ短い周期で送信を継続する。他の子機
は第1のタイミング信号Tpm1にしたがってセンサに
より動作を行なうが、侵入者を検出することは無く、親
機に対する送信もない。
【0037】その後所定の周期t0が経過して、親機が
第3回目のタイミング信号を出力する際は、前記のよう
に親機MSの第2の受信回路PEmが検出信号Pb1を
受信した後である。親機MSは、第2の制御回路CPU
2で子機からの検出信号Pb1を受信すると、検出信号
Pb1の受信タイミングとタイミング信号Tpm1の送
信タイミングとの時間差に基づき、どの子機から検出信
号が送られてきたかを認識回路により認識し、出力端子
O1〜Onから第1の警告信号を出力する。そして今度
は、第2のタイミング信号Tpm2を送信する。全ての
子機BRkはこの第2のタイミング信号Tpm2を第1
の受信回路REbで受信すると、第1の制御回路CPU
1は、タイミング信号判定回路TPDTによってそれが
第2のタイミング信号Tpm2であると判断し、第1の
タイミング信号Tpm1を受信した際よりも短い周期t
fでセンサを動作および検出信号の送信を行うように制
御する。子機BR1は侵入者を検出している間検出信号
Pb1を送信するが侵入者を検出しなくなったら送信は
停止される。このとき侵入者は子機BR2のエリヤに移
動していたので、今度は子機BR2のセンサが侵入者を
検出し、検出信号Pb2を送信し始める。このように第
2のタイミング信号Tpm2によってセンサの動作周期
を短くした後、検出信号Pbkを送信する子機が順次切
り換わっていく場合には、侵入者がエリヤ内を移動して
いると考えられるので、第2の制御回路CPU2は警告
度の最も高い第4の警告信号を端子O1〜Onへ出力す
るとともに、第2の送信回路TRmから第2のタイミン
グ信号Tpm2の送信を断続的に継続する。この場合、
複数の第2のタイミング信号Tpm2−aからTpm2
−cなどが備わっている場合、断続的に送信が続けられ
る第2のタイミング信号の種類を順次変えて、例えば、
周期を次第に短いものにするように、タイミング信号T
pm2−a、Tpm2−b、Tpm2−cというように
変更して送信しても良い。
【0038】次に図6のタイミング図を参照して第2の
制御回路CPU2の動作について具体的に説明する。先
ず親機MSから第1のタイミング信号Tpm1が送信さ
れる。各子機BRkは先の場合と同様にセンサによる動
作を行うが侵入者を検出せず、送信も行われない。周期
t0が経過して第2回目の第1のタイミング信号Tpm
1が送信された時に、子機BR1のセンサSNSが何か
を検出して検出信号Sb1をCPU1に供給し、子機B
R1の送信回路TRbから検出信号Pb1を親機MSに
送信する。この送信により先に説明したと同様に、当該
子機BR1のCPU1によりセンサの動作周期および検
出信号の送信周期が短い周期tfに変えられ、センサ動
作と送信動作が頻繁に行なわれる。親機MSはこの検出
信号Pb1を受信して、先と同様にしてどの子機からの
送信であるかを認識回路により認識する。この周期t0
が経過して第3回目のタイミング信号を送信する際に
は、第2のタイミング信号Tpm2を送信する。
【0039】全ての子機BRkは,この第2のタイミン
グ信号Tpm2を受信して、CPU1によりセンサの動
作周期および検出信号の送信周期が短い周期tfに変え
られ、センサ動作と送信動作が頻繁に行なわれるように
なる。しかしこの度は、いずれの子機のセンサも何も検
出せず、したがって送信も行われない。このように第2
のタイミング信号Tpm2を送信してから所望時間の間
に、いずれの子機からも検出信号の送信が第2の制御回
路CPU2によって認識されない場合には、次の第4回
目のタイミング信号を送信する際には、第2の送信回路
TRmは、第2のタイミング信号Tpm2の代わりに第
1のタイミング信号Tpm1を送信する。そして、親機
MSは、先に受信した検出信号Pb1を送信した子機B
R1の誤動作によるものと判断し、子機BR1の誤動作
カウンタCNTRのカウント値をカウントアップする。
また、親機MSの第2の制御回路CPU2は、複数の誤
動作カウンタのうちの少なくとも1つのカウンタのカウ
ント値が所定値を超えた際に、第1の警告信号とは異な
る第2の警告信号を発生するものである。さらに、第2
の制御回路CPU2は、いずれかの子機BRkからの検
出信号Pbkの送信を認識した後、所望時間の間、受信
した検出信号を送信した子機のみが検出信号を送信し続
けている場合には、侵入者が移動せずにいるかこの子機
の誤動作と判断されるので、第1および第2の警告信号
とは異なる第3の警告信号を発生させ、その上で、次の
タイミング信号を送信する際には、第2のタイミング信
号Tpm2の代わりに第1のタイミング信号Tpm1を
送信して通常の状態に復帰させる。上記第3の警告信号
を発生させることにより、親機の監視者が子機や現場の
状況を調べれば、適切な対応が可能となる。
【0040】
【発明の効果】このように本発明によれば、受信したタ
イミング信号の種類に応じて子機はセンサの動作周期と
検出信号の送信周期を変更するので、通常は比較的ゆっ
くりした周期で動作することにより子機の省電力化が図
れ、例えば子機を電池駆動とした場合電池寿命を延ば
せ、一旦検出対象が検出されたときには短い周期で動作
することにより確実に検出対象を追跡して検出の精度を
向上できる。もしも送信された検出信号が子機の誤動作
によるものと親機が判断した際には直ちに元の通常のタ
イミング信号に戻すことにより、無駄な電力の消耗を回
避できる。誤動作カウンタにより誤動作する子機が確認
できるので警告を発して対処することができる。複数の
警告信号を発することにより警告の内容の把握が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における子機を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の子機と親機を示すブロック図である。
【図3】本発明を侵入者検出に適用した場合の親機と子
機の配置の状態を示す平面図である。
【図4】第1および第2のタイミング信号の波形図であ
る。
【図5】動作を説明するためのタイミング図である。
【図6】誤動作検出を説明するためのタイミング図であ
る。
【符号の説明】
BRk 子機 CPU1 子機の制御回路 SNS センサ Pbk 検出信号 TRb 第1の送信部(送信回路) REb 第1の受信部(受信回路) t0 周期 tf 短い周期 MS 親機 CPU2 親機の制御回路 Tpm タイミング信号 Tpm1 第1のタイミング信号 Tpm2 第2のタイミング信号 TRm 第2の送信部(送信回路) PEm 第2の受信部(受信回路) CNTR 誤動作カウンタ O1〜On 警告信号の出力部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサと、前記センサが検出対象を検出
    した際に検出信号を送信する第1の送信部と、第1の受
    信部と、第1の制御回路とを備える複数の子機と、 所定時に複数種類のタイミング信号の中から所望の種類
    のタイミング信号を送信する第2の送信部と、前記子機
    からの信号を受信する第2の受信部と、前記受信した信
    号に基づき前記複数の子機のうちのどの子機が前記検出
    信号を送信したかを認識し第1の警告信号を出力する第
    2の制御回路とを備える親機とを含み、 前記第1の受信部は、前記第2の送信部から送信される
    所望の種類のタイミング信号を受信するものであり、 前記第1の制御回路は、前記受信したタイミング信号の
    種類に応じて前記センサの動作周期と前記検出信号の送
    信周期を変更するものであることを特徴とするセンシン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の送信部
    は、前記第2の受信部が前記検出信号を受信する前は第
    1のタイミング信号を送信し、前記第2の受信部が前記
    検出信号を受信した後は前記第1のタイミング信号とは
    種類が異なる第2のタイミング信号を送信するものであ
    り、 前記第1の制御回路は、前記第2のタイミング信号が前
    記第1の受信部で受信された際、前記第1のタイミング
    信号が前記第1の受信部で受信された際よりも短い周期
    で前記センサを動作および前記検出信号の送信を行わせ
    るものであることを特徴とするセンシング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第1の
    制御回路は、同一子機内の前記第1の送信部により前記
    検出信号が送信された際に、同一子機内の前記センサの
    動作周期および前記検出信号の送信周期を短くするもの
    であることを特徴とするセンシング装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記第2の
    送信部は、前記第2のタイミング信号を送信してから所
    望時間の間に前記いずれの子機からも前記検出信号の送
    信が前記第2の制御回路によって認識されない場合、前
    記第2のタイミング信号の代わりに前記第1のタイミン
    グ信号を送信するものであることを特徴とするセンシン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前
    記親機は、前記各子機に対応した複数の誤動作カウンタ
    をさらに含み、前記いずれかの子機からの検出信号の送
    信を認識した後いずれの子機からも検出信号を受信しな
    かった場合、前記受信した検出信号を送信した子機に対
    応する前記誤動作カウンタのカウント値がカウントアッ
    プすることを特徴とするセンシング装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第2の制御回路
    は、前記複数の誤動作カウンタのうちの少なくとも1つ
    のカウンタのカウント値が所定値を超えた際に前記第1
    の警告信号とは異なる第2の警告信号を発生するもので
    あることを特徴とするセンシング装置。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれかにおいて、前
    記第2のタイミング信号の最初の立ち上がりから最後の
    立下がりまでの時間は、前記第1のタイミング信号のパ
    ルス幅時間を超えないように設定されていることを特徴
    とするセンシング装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至7のいずれかにおいて、前
    記第2のタイミング信号は複数種類用意してあり、前記
    第1の制御回路は、前記受信した第2のタイミング信号
    の種類に応じて前記センサの動作周期と前記検出信号の
    送信周期を変更するものであることを特徴とするセンシ
    ング装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかにおいて、前
    記第2の制御回路は、前記いずれかの子機からの検出信
    号の送信を認識した後、所望時間の間前記受信した前記
    検出信号を送信した子機のみが前記検出信号を送信し続
    けている場合、前記第1および第2の警告信号とは異な
    る第3の警告信号を発生するものであることを特徴とす
    るセンシング装置。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至8のいずれかにおいて、
    前記第2の制御回路は、前記いずれかの子機からの検出
    信号の送信を認識した後、所望時間の間前記受信した前
    記検出信号を送信した子機のみが前記検出信号を送信し
    続けている場合、前記第1および第2の警告信号とは異
    なる第3の警告信号を発生するとともに前記第2のタイ
    ミング信号の代わりに前記第1のタイミング信号を送信
    するものであることを特徴とするセンシング装置。
  11. 【請求項11】 請求項2乃至10のいずれかにおい
    て、前記各子機が前記第2のタイミング信号によって前
    記センサの動作周期を短くした後、前記検出信号を送信
    する子機が順次切り換わっていく場合、前記第2の制御
    回路は前記第1乃至第3の警告信号よりも警告度の高い
    第4の警告信号を出力するとともに、前記第2の送信回
    路は前記第2のタイミング信号の送信を断続的に継続す
    るものであることを特徴とするセンシング装置。
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