JP2001227617A - 流体式トルク伝達装置 - Google Patents

流体式トルク伝達装置

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JP2001227617A
JP2001227617A JP2000039181A JP2000039181A JP2001227617A JP 2001227617 A JP2001227617 A JP 2001227617A JP 2000039181 A JP2000039181 A JP 2000039181A JP 2000039181 A JP2000039181 A JP 2000039181A JP 2001227617 A JP2001227617 A JP 2001227617A
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clutch
torque
piston
front cover
connection portion
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JP2000039181A
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Takao Fukunaga
福永  孝夫
Kozo Mori
幸三 森
Shinichiro Matsushita
晋一郎 松下
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Exedy Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H2045/005Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches comprising a clutch between fluid gearing and the mechanical gearing unit
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックアップクラッチと動力遮断クラッチを
備えた流体式トルク伝達装置において、クラッチのトル
ク容量を十分に大きくする。 【解決手段】 トルクコンバータ1は、トーラス6と動
力遮断クラッチ7とロックアップクラッチ12とを備え
ている。トーラス6は、フロントカバー3に固定され流
体室を形成するインペラー4と、インペラー4に対向し
て配置されたタービン10とを有する。動力遮断クラッ
チ7はタービン10とメインドライブシャフト2との間
でトルクを伝達・遮断可能な環状のクラッチ部35を有
する。ロックアップクラッチ12は、フロントカバー3
とメインドライブシャフト2との間でトルクを伝達・遮
断可能な環状のクラッチ部36を有する。両クラッチ部
35,36はトーラス6より外周側に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体式トルク伝達
装置、特に、ロックアップクラッチと動力遮断用クラッ
チとを有するトルクコンバータ等の流体式トルク伝達装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータは、3種の羽根車(イ
ンペラー,タービン,ステータ)を内部に有し、内部の
流体によって動力を伝達する装置である。このようなト
ルクコンバータがマニュアルトランスミッションと共に
使用される場合には、トルクコンバータのトーラスと出
力回転部材との間に動力遮断クラッチが設けられる。よ
り具体的には、動力遮断クラッチは、トルクコンバータ
本体のタービンとトランスミッションから延びるメイン
ドライブシャフトとの間でトルク伝達するようになって
いる。動力遮断クラッチは、タービンシェルに固定され
た入力側部材と、メインドライブシャフトに相対回転不
能に係合する出力側部材と、入力側部材と出力側部材と
の間に配置された複数のプレートから構成されるクラッ
チ部と、クラッチ部に作用するピストンとから構成され
ている。
【0003】さらに、トルクコンバータには、その内部
にロックアップクラッチを設けたものが知られている。
ロックアップクラッチはフロントカバーからのトルクを
直接機械的にメインドライブシャフトに伝達するための
装置である。ロックアップクラッチの出力側の部材は、
動力遮断クラッチの入力部材にトルクを伝達するように
なっている。このようなトルクコンバータでは、発進時
のみトーラスによる流体による動力伝達を行い、例えば
時速10km程度になると以後はロックアップクラッチ
を連結させてトルクを機械的に伝達する。そして、マニ
ュアルトランスミッションのシフト時には動力遮断クラ
ッチでの連結を解除する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−98757
号、特開平1−206157号、特開昭51−2297
0号に示すトルクコンバータでは、ロックアップクラッ
チの摩擦連結部は動力遮断クラッチの外周側に配置され
ている。このように動力遮断クラッチがトルクコンバー
タの内周側に配置されているため、トルク容量が小さ
い。そのため、動力遮断用クラッチの摩擦面数を増やす
必要がある。
【0005】また、これらトルクコンバータでは、各ク
ラッチをのピストンを作動させるための油路及び油圧室
を各構成部材内に形成している。そのため各部材の構造
が複雑になるばかりではなく、トルクコンバータの軸方
向寸法が大きくなってしまう。本発明の目的は、ロック
アップクラッチと動力遮断クラッチを備えた流体式トル
ク伝達装置において、クラッチの摩擦面数増加以外の方
法でトルク容量を十分に大きくすることにある。
【0006】本発明の目的は、ロックアップクラッチと
動力遮断クラッチを備えた流体式トルク伝達装置の軸方
向寸法を小さくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の流体式
トルク伝達装置は、入力回転部材と出力回転部材との間
でトルクを伝達するための装置であり、フロントカバー
とトーラスと動力遮断用クラッチとロックアップクラッ
チとを備えている。フロントカバーにはトルクが入力さ
れる。トーラスは、フロントカバーに固定され共に流体
室を形成するインペラーと、流体室内でインペラーに対
向して配置されたタービンとを有する。ロックアップク
ラッチは、フロントカバーと出力回転部材との間でトル
クを伝達・遮断可能な環状の第1摩擦連結部を有する。
動力遮断クラッチは、前記流体室内に配置され、タービ
ンと出力回転部材との間でトルクを伝達・遮断可能な環
状の第2摩擦連結部を有する。第1摩擦連結部と第2摩
擦連結部は、トーラスより半径方向外方に配置されてい
る。
【0008】この流体式トルク伝達装置では、第1摩擦
連結部と第2摩擦連結部の両方がトーラスより外周側に
配置されているため、両クラッチにおけるトルク容量が
大きくなる。請求項2に記載の流体式トルク伝達装置で
は、請求項1において、第1摩擦連結部の平均半径と第
2摩擦連結部の平均半径は、トーラスの外半径より大き
い。
【0009】請求項3に記載の流体式トルク伝達装置で
は、請求項1又は2において、第1摩擦連結部と第2摩
擦連結部は、軸方向位置が異なり、少なくとも一部が軸
方向に重なっている。この流体式トルク伝達装置では、
第1摩擦連結部と第2摩擦連結部は軸方向に並んで配置
されているため、トルクコンバータの外径が必要以上に
大きくならない。
【0010】請求項4に記載の流体式トルク伝達装置
は、請求項1〜3のいずれかにおいて、ロックアップク
ラッチと動力遮断クラッチとを回転方向に弾性的に連結
するためのトーションスプリングを有するダンパー機構
をさらに備えている。この流体式トルク伝達装置では、
ダンパー機構のトーションスプリングによってロックア
ップクラッチ連結状態でエンジン側から入力されるトル
ク変動を吸収できる。
【0011】請求項5に記載の流体式トルク伝達装置で
は、請求項4において、トーションスプリングは第1摩
擦連結部と第2摩擦連結部より半径方向内側に配置され
ている。この流体式トルク伝達装置では、トーションス
プリングの位置によってトルクコンバータの軸方向寸法
を短くしている。
【0012】請求項6に記載の流体式トルク伝達装置で
は、請求項4又は5において、トーションスプリングは
トーラスの半径方向中心部付近に配置されている。請求
項7に記載の流体式トルク伝達装置は、入力回転部材と
出力回転部材との間でトルクを伝達するための装置であ
り、フロントカバーとトーラスとロックアップクラッチ
と動力遮断クラッチとダンパー機構とを備えている。フ
ロントカバーにはトルクが入力される。トーラスは、フ
ロントカバーに固定され共に流体室を形成するインペラ
ーと、流体室内でインペラーに対向して配置されたター
ビンとを有する。ロックアップクラッチは流体室内にお
いてフロントカバーとの間に第1摩擦連結部を形成して
いる。ロックアップクラッチは第1ピストンを有する。
第1ピストンはフロントカバーとの間に形成された油圧
室内の油圧変化によってフロントカバーに対して接近及
び離反可能である。動力遮断クラッチは、流体室内に配
置され、タービンと出力回転部材を連結及び連結解除可
能なクラッチである。動力遮断クラッチは、タービンに
連結された入力側部材と、出力回転部材に連結された出
力側部材と、入力側部材と出力側部材とを回転方向に断
続するための第2摩擦連結部と、第2摩擦連結部のフロ
ントカバー側に配置された第2ピストンとを有する。第
2ピストンは、タービン側の油圧室内の油圧変化によっ
て軸方向に移動することで、クラッチを連結及び連結解
除可能である。ダンパー機構は、第1ピストンと第2ピ
ストンの軸方向間に配置され、第1ピストンと入力側部
材とを回転方向に弾性的に連結している。
【0013】この流体式トルク伝達装置では、ダンパー
機構が第1ピストンと第2ピストンの軸方向間に配置さ
れているため、トルクコンバータの軸方向寸法を小さく
できる。請求項8に記載の流体式トルク伝達装置では、
請求項7において、動力遮断クラッチの油圧室の軸方向
両側は第2ピストンとタービンとによって形成されてい
る。
【0014】この流体式トルク伝達装置では、動力遮断
クラッチの油圧室を構成するためにタービンを用いてい
るため、特別な部材が不要になりさらに軸方向寸法が小
さくなる。請求項9に記載の流体式トルク伝達装置で
は、請求項7又は8において、ダンパー機構はトーショ
ンスプリングを有している。トーションスプリングは、
ロックアップクラッチの摩擦連結部及び動力遮断クラッ
チの摩擦連結部とは異なる半径方向に位置に配置されて
いる。
【0015】この流体式トルク伝達装置では、トーショ
ンスプリングが両摩擦連結部と軸方向に重なっていない
ため、装置全体の軸方向寸法が極端に大きくならない。
請求項10に記載の流体式トルク伝達装置では、請求項
9において、トーションスプリングはトーラスの半径方
向中心部付近に配置されている。請求項11に記載の流
体式トルク伝達装置では、請求項7〜10のいずれかに
おいて、ダンパー機構は、第1ピストンに堅く固定さ
れ、入力側部材に対して相対回転不能にかつ軸方向に移
動可能に係合している。
【0016】この流体式トルク伝達装置では、ダンパー
機構は第1ピストンと一体になっており、その状態で動
力遮断クラッチに対して軸方向に組み付け可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態として
のトルクコンバータ1の縦断面概略図を示し、図2にト
ルクコンバータ1の機械回路図を示す。図1のO−Oは
トルクコンバータ1の回転軸である。トルクコンバータ
1は、車輌のエンジンとマニュアルトランスミッション
との間に配置され、図1左側にあるエンジン(図示せ
ず)からマニュアルトランスミッション(図示せず)に
トルクを伝達するための装置である。より具体的には、
トルクコンバータ1は、エンジンのクランクシャフト
(図示せず)からトランスミッションのメインドライブ
シャフト2(出力回転部材)にトルクを伝達する。
【0018】トルクコンバータ1は、主に、トルクコン
バータ本体としてのトーラス6と、動力遮断クラッチ7
と、ロックアップ装置8とから構成されている。図2に
示すように、フロントカバー3のトルクは、トーラス6
に伝達され、さらに動力遮断クラッチ7を介してメイン
ドライブシャフト2に出力されるようになっている。ま
た、フロントカバー3と動力伝達クラッチ7との間で
は、トーラス6と並列にトルク伝達可能となるようにロ
ックアップ装置8が配置されている。
【0019】トルクコンバータ1では、フロントカバー
3とインペラーシェル23とによって、作動油が充填さ
れた環状の流体室が形成されている。フロントカバー3
はエンジン側に配置された概ね円板状の部材である。フ
ロントカバー3の内周部にはハブ15が溶接により固定
されている。ハブ15は中心部分15aとトランスミッ
ション側に延びる筒状部15bとから構成されている。
【0020】フロントカバー3の外周端には、軸方向ト
ランスミッション側に延びる筒状の外周壁18が形成さ
れている。外周壁18の先端にはインペラーシェル23
の外周縁に形成された筒状の外周壁22が固定されてい
る。また、外周壁18の内周側すなわち円板状部分の外
周側部分は平坦な環状部17となっている。環状部17
の軸方向トランスミッション側には平坦な環状の環状の
摩擦面19が形成されている。
【0021】インペラーシェル23の内側には複数のブ
レード24が円周方向に並んで設けられている。さら
に、インペラーシェル23の内周縁にはインペラーハブ
25が固定されている。このようにインペラー4は、主
に、インペラーシェル23、ブレード24及びインペラ
ーハブ25から構成されている。なお、インペラーハブ
25は軸方向トランスミッション側に延びる筒状部を有
している。また、インペラーブレード24はインペラー
シェル23の内周側寄りに固定されている。言い換える
と、インペラーシェル23は、ブレード24が固定され
た部分23aと、そこからさらに半径方向外方に延びる
環状部分23bを有している。環状部分23bはフロン
トカバー3の環状部17と軸方向に対向しており、その
間にトーラス6より外周側に位置する環状空間C(後
述)を確保している。
【0022】流体室内においてインペラー4と対向する
位置には、タービン10が配置されている。タービン1
0はタービンシェル26とそれに固定された複数のブレ
ード27とから構成されている。タービン10は後述の
動力遮断クラッチ7にトルクを出力するようになってい
る。タービンシェル26の内周部は複数のリベット69
によって、タービンハブ31に固定されている。タービ
ンハブ31は環状の部材であり、メインドライブシャフ
ト2によって回転自在に支持されている。
【0023】ステータ11は、インペラー4の内周部と
タービン10の内周部間に配置されている。ステータ1
1はタービン10からインペラー4に流れる作動油を整
流するためのものである。ステータ11は主にキャリア
28とそれに設けられた複数のブレード29とから構成
されている。ステータ11はワンウエイクラッチ30を
介して筒状シャフト100に支持されている。筒状シャ
フト100はトランスミッションのフロントカバー(図
示せず)に固定されメインドライブシャフト2の回りに
配置されている。
【0024】ステータ11のキャリア28やワンウエイ
クラッチ30は、インペラーハブ25とタービンハブ3
1との軸方向間に配置されている。これらステータ11
の内周部とタービンハブ31の間には第1スラストベア
リング32が配置され、インペラーハブ25と間には第
2スラストベアリング33が配置されている。これらス
ラストベアリング32,33においては半径方向に貫通
する油路が確保されている。この結果、ステータ11と
インペラーハブ25との間の油路はインペラーハブ25
と筒状シャフト100との間の第1ポート101に連通
している。さらに、ステータ11とタービンハブ31と
の間の油路は、固定シャフトとメインドライブシャフト
2との間の第2ポート102に連通している。第1及び
第2ポート101,102は、軸方向に延び、トルクコ
ンバータ1の流体室から作動油が排出されるための油路
であり、オイルポンプ、コントロールバルブや各種油路
からなる油圧作動機構(図示せず)に連通している。
【0025】以上に述べたように、インペラー4,ター
ビン10及びステータ11によって環状のトーラス6が
形成されている。したがって、流体室内は、トーラス6
からなる流体作動室と、トーラス6とフロントカバー3
との間の空間Aとに分かれている。空間A内は、さら
に、ピストン71とタービン10との軸方向間の内周側
環状空間Bと、環状部17と環状部分23bとの軸方向
間の外周側環状空間Cとに分かれている。
【0026】動力遮断クラッチ7は、概ねタービン10
の軸方向エンジン側に近接して配置されており、その外
周部はタービン10の外周縁よりさらに外周側に延びて
いる。動力遮断クラッチ7は、主に、入力側部材39
と、出力プレート40と、出力ハブ41と、ドライブプ
レート42と、ピストン43とから構成されている。入
力側部材39はタービンシェル26の最も半径方向外側
の部分に固定された環状の部材である。入力側部材39
は、環状の円板状部46と、円板状部46の外周縁から
軸方向エンジン側に延びる筒状部47とから構成されて
いる。円板状部46は内周縁が溶接によってタービンシ
ェル26に固定されている。また、円板状部46は軸方
向エンジン側に形成され後述のクラッチ部を受けるため
の平坦な環状の摩擦面を有している。
【0027】出力プレート40はタービンシェル26の
軸方向トランスミッション側に近接して配置された軸方
向厚みが薄い円板状の部材であり、入力側部材39の摩
擦面に近接して配置された環状部50と、その内周側の
円板状部51とから構成されている。環状部50の軸方
向両側には摩擦フェーシングが貼られている。また、円
板状部51の半径方向中間部には軸方向に貫通する複数
の孔53が形成されている。この孔53によって円板状
部51の軸方向両側間で作動油が連通可能である。出力
ハブ41はメインドライブシャフト2に直接トルクを出
力するための部材である。出力ハブ41はフロントカバ
ー3の内周部とタービンハブ31の軸方向間に配置され
ている。出力ハブ41は、メインドライブシャフト2の
先端外周面に形成されたスプラインに係合するスプライ
ン孔を有している。この係合により、出力ハブ41はメ
インドライブシャフト2と一体回転する。出力ハブ41
にはフランジ41aが形成されている。フランジ41a
には複数のリベット70によって出力プレート40の内
周部が固定されている。このように出力プレート40は
内周部が固定されているものの、外周側の部分は軸方向
にたわみ可能であり、したがって環状部50は軸方向に
移動可能である。
【0028】出力ハブ41とフロントカバー3の内周部
との間には第3スラストベアリング66が配置されてい
る。出力ハブ41の第3スラストベアリング66に当接
する面には半径方向に貫通する複数の溝が形成されてい
る。これら溝は、メインドライブシャフト2内に形成さ
れた油路に連通する第3ポート103を形成している。
また、出力ハブ41とタービンハブ31との軸方向間に
は第4スラストベアリング64が配置されている。ター
ビンハブ31において第4スラストベアリング64に当
接する側の面には半径方向に貫通する複数の溝が形成さ
れている。これら溝は、メインドライブシャフト2内に
形成された油路に連通する第4ポート104を形成して
いる。
【0029】ドライブプレート42は、出力プレート4
0の環状部50に対して軸方向エンジン側に近接して配
置された環状の部材である。ドライブプレート42は軸
方向両側に平坦な環状の摩擦面を有している。ドライブ
プレート42の外周縁には、入力側部材39の筒状部4
7の内周面に形成された複数の歯に係合する外周歯が形
成されている。この係合により、ドライブプレート42
は入力側部材39と一体回転するようにかつ軸方向に移
動可能となっている。なお、ドライブプレート42の外
周部と円板状部46の外周部との軸方向間にはウエーブ
スプリング54が配置されている。ウエーブスプリング
54は、クラッチ連結解除時にドライブプレート42を
環状部50から引き離すための部材である。
【0030】ピストン43(第2ピストン)は、半径方
向長さがトーラス6の半径方向長さより長い環状かつ円
板状の部材であり、出力プレート40の軸方向エンジン
側に配置されている。ピストン43の外周面は入力側部
材39の筒状部47の内周面に軸方向に移動可能に支持
されている。また、ピストン43の外周面には環状のO
リング56が設けられ、Oリング56は筒状部47の内
周面に当接している。これにより、ピストン43の外周
面と筒状部47の内周面とにおいて軸方向両側間での作
動油の流れが防止されている。また、ピストン43の内
周部59の内周面は出力ハブ41のフランジ41aの外
周面によって軸方向に移動可能に支持されている。ま
た、フランジ41aの外周面には環状のシールリング6
1が設けられ、シールリング61はピストン43の内周
面に当接している。これにより、ピストン43の内周面
と出力ハブ41の外周面との間において軸方向両側間で
の作動油の流れが防止されている。このようにして、ピ
ストン43とタービンシェル26との軸方向間には、外
周部及び内周部が密封された第2油圧室67が形成され
ている。第2油圧室67は前述の第4ポート104を介
して外部の油圧作動機構に連通している。
【0031】ピストン43の外周部には、筒状部47の
複数の係合部48に係合する複数の係合歯43aが形成
されている。この係合により、ピストン43は筒状部4
7に対して軸方向には移動可能であるが一体回転するよ
うになっている。さらに、ピストン43の外周部の軸方
向トランスミッション側には、押圧部43bが形成され
ている。押圧部43bは、他の部分より軸方向トランス
ミッション側に突出した環状の部分であり、ドライブプ
レート42に近接して配置されている。また、押圧部4
3bはドライブプレート42側に環状かつ平坦な押圧面
を有している。
【0032】ドライブプレート42とピストン43にお
いて押圧部43bより半径方向内側部分との間には、コ
ーンスプリング58が配置されている。コーンスプリン
グ58はクラッチ連結時に急激なトルク伝達を防止する
ための部材である。筒状部47の係合部48の内周面に
はスナップリング57が設けられている。スナップリン
グ57は筒状部47に対して軸方向に移動不能となって
いる。このスナップリング57はピストン43の外周部
の軸方向エンジン側面に当接するようになっており、そ
れによってピストン43の軸方向エンジン側への移動を
規制している。
【0033】以上に述べたように、入力側部材39と、
出力プレート40の環状部50と、ドライブプレート4
2と、ピストン43とによって、動力遮断クラッチ7の
クラッチ部35(第2摩擦連結部)が形成されている。
クラッチ部35は、概ね環状環状空間C内に配置され、
トーラス6よりさらに外周側に位置している。次に、ロ
ックアップ装置8について説明する。ロックアップ装置
8はロックアップクラッチ12とダンパー機構13とか
ら構成されている。ロックアップクラッチ12は具体的
にはピストン71とフロントカバー3とから構成されて
いる。ピストン71(第1ピストン)は、半径方向長さ
がトーラス6の半径方向長さより長い環状かつ円板状の
部材であり、フロントカバー3に近接して配置されてい
る。ピストン71はその外周部に環状かつ平坦な環状部
72を有している。環状部72の軸方向エンジン側には
環状の摩擦フェーシング73が貼られている。摩擦フェ
ーシング73は、フロントカバー3の摩擦面19に対し
て軸方向に対向している。以上に述べた摩擦フェーシン
グ73と摩擦面19とによってロックアップクラッチ1
2のクラッチ部36(第1摩擦連結部)が形成されてい
る。
【0034】ピストン71の外周端には、軸方向トラン
スミッション側に延びる外周筒状部74が形成されてい
る。外周筒状部74は筒状部47の回り特に複数の係合
部48の回りを覆うように延びている。さらに、ピスト
ン71の内周縁には軸方向トランスミッション側に延び
る内周筒状部76が形成されている。内周筒状部76の
内周面には筒状部材77が装着されている。筒状部材7
7は内周面が出力ハブ41の外周面80に当接してい
る。この結果、ピストン71は出力ハブ41によって相
対回転可能にかつ軸方向に移動自在に支持されている。
なお、外周面80には環状のシールリング78が設けら
れており、シールリング78は筒状部材77の内周面に
当接している。これにより、ピストン71の内周面と出
力ハブ41の外周面との間において、軸方向両側間で作
動油の流通が防止されている。なお、ピストン71の内
周筒状部76が出力ハブ41の軸方向エンジン側面に当
接することで制限される。
【0035】以上に述べたように、ピストン71とフロ
ントカバー3との間の空間は、内周部がシールされ、ク
ラッチ連結状態において外周部が遮断される第1油圧室
68となっている。また、第1油圧室68は第3ポート
103を介して外部の油圧作動機構に連通している。ダ
ンパー機構13はピストン71とピストン43との軸方
向間に配置されている。ダンパー機構13は、主に、入
力側プレート82,83と、出力側プレート84と、両
者を回転方向に連結する複数のトーションスプリング8
6とから構成されている。プレート82,83は、環状
かつ円板状の部材であり、その内周部は複数のリベット
89によってピストン71の内周部に固定されている。
入力側プレート82,83の半径方向中間部から外周部
は軸方向に互いに離れて配置されている。また、プレー
ト82,83にはそれぞれ軸方向外側に切り起こされた
ばね支持部90,91が形成されている。出力側プレー
ト84は環状かつ円板状の部材であり、その内周部は入
力側プレート82,83の軸方向間に配置されている。
また、出力側プレート84はばね支持部90,91に対
応する位置に窓孔88を有している。出力側プレート8
4の外周縁には、筒状部47の複数の係合部48に対し
て係合する外周歯93が形成されている。これにより、
出力側プレート84が入力側部材39と一体回転するよ
うになっている。なお、出力側プレート84は筒状部4
7に対して軸方向に移動可能であるが、前述のスナップ
リング57によって軸方向トランスミッション側への移
動が制限されている。これにより、ダンパー機構13と
ピストン43との接触が防止されている。ばね支持部9
0,91及び窓孔88内にはトーションスプリング86
が配置されている。トーションスプリング86は円周方
向に直線状又は弧状に延びるコイルスプリングであり、
その円周方向両端はばね支持部90,91及び窓孔88
の円周方向両端によって支持されている。また、トーシ
ョンスプリング86はばね支持部90,91によって軸
方向両側への移動が制限されている。出力側プレート8
4には、軸方向両側に突出する頭部を有するリベット9
2が固定されている。リベット92は入力側プレート8
2,83の外周縁に形成された切欠き内を延びており、
ダンパー機構13のストッパーを構成している。
【0036】以上に述べたように、ダンパー機構13
は、ピストン71に固く固定され、入力側部材39に対
して相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係合してい
る。このため、ダンパー機構13はピストン71と一体
になってロックアップ装置8を構成している。さらに、
ロックアップ装置8は動力遮断クラッチ7に対して軸方
向に組み付け及び分解することができる。このことか
ら、本件における動力遮断クラッチ7は、ロックアップ
装置8がある場合とない場合の両方に使用することがで
きる利点を有している。
【0037】ピストン71とピストン43について説明
する。このトルクコンバータ1では、ピストン71及び
ピストン43はともに環状の部材であり、半径方向長さ
がそれぞれトーラス6の半径(外半径Dと内半径dとの
差)より大きい円板状部材である。また、ピストン71
及びピストン43は軸方向に近接して配置され、互いに
離れる方向に移動することでそれぞれのクラッチを連結
させる。また、ピストン71及びピストン43はそれぞ
れトルクコンバータ1を構成する従来からの部材である
フロントカバー3及びタービン10との間に第1及び第
2油圧室68,67を形成している。言い換えると、各
クラッチにおいて、ピストンを駆動するための油路等を
構成するための特別な部材又は特別な油路が形成された
フロントカバー若しくはタービンを用いてないため、構
造が簡単な上に加えて、各クラッチを構成する部分の軸
方向寸法が短くなっている。特に、動力遮断クラッチ7
の第2油圧室67を構成するのにタービン10を用いて
いるため、特別な部材が不要になりさらにトルクコンバ
ータ1の軸方向寸法が小さくなる。
【0038】ダンパー機構13は、このようなピストン
71とピストン43の軸方向間に配置されているため、
トルクコンバータ1の軸方向寸法を小さくできる。特に
ダンパー機構13のトーションスプリング86は、ピス
トン71とピストン43との間で、かつ、両クラッチ部
35,36と異なる半径方向位置にあることで、トルク
コンバータ1の軸方向寸法を小さくできる。
【0039】次に、トルクコンバータ1の各部品及び機
構の寸法や配置位置について詳細に説明する。ロックア
ップ装置8のロックアップクラッチ12のクラッチ部3
6の平均半径Lは、トーラス6の外半径Dより大きい。
さらには、摩擦フェーシング73の内径もトーラス6の
外半径Dより大きい。このように、ロックアップ装置8
のクラッチ部35はトーラス6よりさらに外周側に配置
されている。また、動力遮断クラッチ7のクラッチ部3
5の平均半径Sは、クラッチ部36の平均半径Lより小
さいが、トーラス6の外半径Dより大きい。さらに、動
力遮断クラッチ7のクラッチ部35の内径はトーラス6
の外半径Dより僅かに小さい。このように動力遮断クラ
ッチ7は概ねトーラス6より外周側に配置されている。
以上の説明から明らかなように、ロックアップクラッチ
12のクラッチ部36及び動力遮断クラッチ7のクラッ
チ部35はトーラス6より外周側に配置され、それぞれ
の平均半径L,Sはそれぞれトーラス6の外半径Dより
大きい。この結果、両クラッチにおいて十分に大きなト
ルク容量を確保できる。このため、各クラッチにおいて
プレートの枚数を極端に増やす必要がない。
【0040】さらに言い換えると、ロックアップ装置8
のクラッチ部36と動力遮断クラッチ7のクラッチ部3
5は軸方向位置が異なっており、その一部が、具体的に
はクラッチ部36の内周部とクラッチ部35の外周部が
軸方向に重なる位置関係にある。このため、トルクコン
バータ1の外径があまり大きくならない。次に、図2に
示すトルクコンバータ1の機械回路図について説明す
る。図においては、インペラー4とタービン10との間
には第1粘性ダンパー96が、インペラー4とステータ
11との間には第2粘性ダンパー97が、タービン10
とステータ11との間には第3粘性ダンパー98がそれ
ぞれ示されている。
【0041】次に、トルクコンバータ1の動作について
説明する。エンジン始動時には、動力遮断クラッチ7は
ON状態でロックアップクラッチ12はOFF状態であ
る。より詳細には、第1油圧室68に第3ポート103
から供給された作動油は、外周側に流れ、さらに外周筒
状部74と外周壁18との間を通って軸方向トランスミ
ッション側に流れ、最後にインペラー出口とタービン入
り口との間からトーラス6内に流れ込む。トーラス6内
の作動油は、例えば、第2ポート102から外部に排出
される。また、第2油圧室67の作動油は第4ポート1
04から搬出されており、流体室内の油圧によってピス
トン43がクラッチ連結方向に移動している。以上の結
果、フロントカバー3に入力されたトルクは、トーラス
6及び動力遮断クラッチ7を介してメインドライブシャ
フト2に出力される。なお、このとき動力遮断クラッチ
7において出力プレート40及び出力ハブ41はタービ
ン10と一体回転するため、ピストン43と出力ハブ4
1との間で相対回転が生じない。また、ロックアップ装
置8においては、入力プレート82,83とピストン7
1はトーションスプリング86を介してタービン10等
と一体回転するため、ピストン71と出力ハブ41との
間には制限された角度範囲内でしか相対回転が生じな
い。
【0042】発進後例えば時速が10km程度になる
と、ロックアップクラッチ12がON状態になる。より
詳細には、第1油圧室68内の作動油が第3ポート10
3からドレンされることで、ピストン71が軸方向エン
ジン側に移動し、その摩擦フェーシング73が摩擦面1
9に密着する。また、作動油は、例えば、第1ポート1
01からトーラス6内に供給され、第2ポート102か
ら外部に排出される。この結果、フロントカバー3のト
ルクは、ロックアップ装置8、動力遮断クラッチ7の順
で伝達され、最後にメインドライブシャフト2に出力さ
れる。このとき、エンジンからのトルク変動はダンパー
機構13によって吸収される。なお、ダンパー機構13
において、入力プレート82,83と出力側プレート8
4とが制限された角度範囲で相対回転し、そのときに入
力プレート82,83と出力側プレート84との軸方向
面との間、及びピストン71の内周面と出力ハブ41の
外周面との間で摺動抵抗が発生する。
【0043】マニュアルトランスミッションのシフト時
には動力遮断クラッチ7がOFFになる。より詳細に
は、第4ポート104から第2油圧室67内へ作動油が
供給され、トルクコンバータ1内の油圧に打ち勝つこと
でピストン43が軸方向エンジン側に移動し、押圧部4
3b、ドライブプレート42、出力プレート40の環状
部50、及び円板状部46が互いに離れる。以上の結
果、フロントカバー3からのトルクはメインドライブシ
ャフト2に対して出力されない。なお、このときタービ
ン10,入力側部材39,ドライブプレート42及びド
ライブプレート42は、ダンパー機構13のトーション
スプリング86を介してフロントカバー3と一体回転
し、出力プレート40及び出力ハブ41に対して相対回
転する。したがって、ピストン43の内周面と出力ハブ
41のフランジ41aの外周面との間さらにはピストン
71の内周面と出力ハブ41の外周面との間で相対回転
が生じる。
【0044】本発明の実施形態は前記実施形態に限定さ
れない。各部材の構成,位置,個数などは本発明の範囲
内で変更可能である。例えば、ステータを有するトルク
コンバータの代わりにフルイド・カップリングに本発明
を採用してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る流体式トルク伝達装置で
は、第1摩擦連結部と第2摩擦連結部の両方がトーラス
より外周側に配置されているため、両クラッチにおける
トルク容量が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのトルクコンバータ
の縦断面概略図。
【図2】トルクコンバータの機械回路図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 2 メインドライブシャフト 3 フロントカバー 4 インペラー 6 トーラス 7 動力遮断クラッチ 8 ロックアップ装置 10 タービン 11 ステータ 12 ロックアップクラッチ 13 ダンパー機構

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力回転部材と出力回転部材との間でトル
    クを伝達するための流体式トルク伝達装置であって、 トルクが入力されるフロントカバーと、 前記フロントカバーに固定されともに流体室を形成する
    インペラーと、前記流体室内で前記インペラーに対向し
    て配置されたタービンとを有するトーラスと、 前記フロントカバーと前記出力回転部材との間でトルク
    を伝達・遮断可能な環状の第1摩擦連結部を有するロッ
    クアップクラッチと、 前記タービンと前記出力回転部材との間でトルクを伝達
    ・遮断可能な環状の第2摩擦連結部を有する動力遮断ク
    ラッチとを備え、 前記第1摩擦連結部と前記第2摩擦連結部は、前記トー
    ラスより半径方向外方に配置されていることを特徴とす
    る、流体式トルク伝達装置。
  2. 【請求項2】第1摩擦連結部の平均半径と前記第2摩擦
    連結部の平均半径は、前記トーラスの外半径より大き
    い、請求項1に記載の流体式トルク伝達装置。
  3. 【請求項3】前記第1摩擦連結部と前記第2摩擦連結部
    は、軸方向位置が異なり、少なくとも一部が軸方向に重
    なっている、請求項1又は2に記載の流体式トルク伝達
    装置。
  4. 【請求項4】前記ロックアップクラッチと前記動力遮断
    クラッチとを回転方向に弾性的に連結するためのトーシ
    ョンスプリングを有するダンパー機構をさらに備えてい
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の流体式トルク伝達
    装置。
  5. 【請求項5】前記トーションスプリングは前記第1摩擦
    連結部と前記第2摩擦連結部より半径方向内側に配置さ
    れている、請求項4に記載の流体式トルク伝達装置。
  6. 【請求項6】前記トーションスプリングは前記トーラス
    の半径方向中心部付近に配置されている、請求項4又は
    5に記載の流体式トルク伝達装置。
  7. 【請求項7】入力回転部材と出力回転部材との間でトル
    クを伝達するための流体式トルク伝達装置であって、 トルクが入力されるフロントカバーと、 前記フロントカバーに固定されともに流体室を形成する
    インペラーと、前記流体室内で前記インペラーに対向し
    て配置されたタービンとを有するトーラスと、 前記流体室内において前記フロントカバーとの間に第1
    摩擦連結部を有し、前記フロントカバーとの間に形成さ
    れた油圧室内の油圧変化によって前記フロントカバーに
    対して接近及び離反可能な第1ピストンを有するロック
    アップクラッチと、 前記流体室内に配置され前記タービンと前記出力回転部
    材を連結及び連結解除可能なクラッチであって、前記タ
    ービンに連結された入力側部材と、前記出力回転部材に
    連結された出力側部材と、前記入力側部材と前記出力側
    部材とを回転方向に断続するための第2摩擦連結部と、
    前記第2摩擦連結部の前記フロントカバー側に配置され
    前記タービン側の油圧室内の油圧変化によって軸方向に
    移動することで前記第2摩擦連結部を連結及び連結解除
    可能な第2ピストンを有する動力遮断クラッチと、 前記第1ピストンと前記第2ピストンの軸方向間に配置
    され、前記第1ピストンと前記入力側部材とを回転方向
    に弾性的に連結するダンパー機構と、を備えた流体式ト
    ルク伝達装置。
  8. 【請求項8】前記動力遮断クラッチの前記油圧室の軸方
    向両側は前記第2ピストンと前記タービンとによって形
    成されている、請求項7に記載の流体式トルク伝達装
    置。
  9. 【請求項9】前記ダンパー機構はトーションスプリング
    を有し、 前記トーションスプリングは、前記第1摩擦連結部及び
    前記第2摩擦連結部とは異なる半径方向に位置に配置さ
    れている、請求項7又は8に記載の流体式トルク伝達装
    置。
  10. 【請求項10】前記トーションスプリングは前記トーラ
    スの半径方向中心部付近に配置されている、請求項9に
    記載の流体式トルク伝達装置。
  11. 【請求項11】前記ダンパー機構は、前記第1ピストン
    に堅く固定され、前記入力側部材に対して相対回転不能
    にかつ軸方向に移動可能に係合している、請求項7〜1
    0のいずれかに記載の流体式トルク伝達装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1205688A3 (en) * 2000-11-13 2004-03-17 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Power transmitting apparatus with a torque converter
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