JP2001227408A - アルミ合金製内燃機関用ピストン - Google Patents

アルミ合金製内燃機関用ピストン

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化や摺動抵抗の減少を図ることができ、
かつ耐久性に優れたアルミ合金製内燃機関用ピストンを
提供する。 【解決手段】 アルミ合金製内燃機関用ピストン10
は、スカート部20,25を対向する一対で構成し、ス
カート部20,25の対向する一端20a,25a同士
及び他端20b,25b同士を壁部30,32で連結す
ることで、壁部30,32とスカート部20,25とで
略矩形を形成させ、且つ壁部30,32の中央にピンボ
ス部35,37を膨出形成し、スカート部20,25の
外側表面21,26にりん酸塩並びにふっ化物を混合し
た電解液で陽極酸化皮膜50,50を備え、陽極酸化皮
膜50,50の微細な孔に潤滑剤を含浸させた部材であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミ合金で鋳造し
た内燃機関用のピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃費やエンジン出力を向上させ
るために、軽量化や摺動抵抗を減少させた内燃機関用の
ピストンが知られている。このピストンの代表的な例と
して、特開平6−346787号公報「内燃機関のピス
トン」が提案されている。この技術を、次図で詳しく説
明する。
【0003】図12は従来の内燃機関用ピストンの側面
図である。ピストン100は、スカート部102,10
2(奥側のスカート部102は図示せず)をピンボス部
104,104の両側に備え、スカート部102の長さ
L、ピストン100の外径Dおよびスカート部104の
投影面積(斜線で示した領域)Sの関係を、0.4>S
/(D・L)となるように設定したものである。このピ
ストン100によれば、スカート部102を全周にわた
って形成しなくてもよいので、スカート部102を小さ
くしてピストン100の軽量化を図り、かつピストン1
00の摺動面積を小さくしてピストン100の摺動抵抗
の減少を図ることが可能になる。
【0004】一方、スカート部102の投影面積Sを小
さくするとスカート部102の面圧が高くなり、万一油
膜切れが生じた場合にスカート部102にスカッフィン
グ(scuffing:摺動面が溶着を起こすこと)等の不具合
が発生することが考えられる。従って、油膜切れが生じ
た場合でも、スカート部102にスカッフィング等の不
具合が発生することを防ぐために、スカート部102の
表面に固体潤滑剤(例えば、二硫化モリブデン)をコー
ティングする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、固定潤滑剤は
樹脂ベースの潤滑剤であり耐摩耗性を十分に確保するこ
とが難しく、ピストンの耐久性を十分に高めることがで
きない。従って、軽量化や摺動抵抗の減少を図ることが
でき、かつ耐久性に優れたピストンが望まれていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、軽量化や摺動抵
抗の減少を図ることができ、かつ耐久性に優れたアルミ
合金製内燃機関用ピストンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、コンロッド側から見たときに、
スカート部を対向する一対で構成し、これら一対のスカ
ート部の対向する端部同士を壁部で連結することで、こ
れら壁部と前記スカート部とで略矩形を形成させ、且つ
前記壁部の中央にピンボス部を膨出形成したアルミ合金
製内燃機関用ピストンであって、前記スカート部の外側
表面にりん酸塩並びにふっ化物を混合した電解液で陽極
酸化皮膜を備え、陽極酸化皮膜の微細な孔に潤滑剤を含
浸させたことを特徴とする。
【0008】一対のスカート部の対向する端部同士を壁
部で連結して壁部及びスカート部で略矩形を形成するこ
とで、スカート部の幅をピンボス部の幅より小さくして
スカート部を幅狭まとする。従って、スカート部を軽量
にしてアルミ合金製内燃機関用ピストンの軽量化を図
る。また、スカート部及び壁部で略矩形を形成すること
により、スカート部を壁部で補強し、スカート部の剛性
を高める。
【0009】さらに、スカート部の外側表面にりん酸塩
並びにふっ化物を混合した電解液で陽極酸化皮膜を備
え、陽極酸化皮膜の微細な孔に潤滑剤を含浸させた。り
ん酸塩には陽極酸化皮膜の微細な孔の孔径を大きくする
作用があり、ふっ化物には陽極酸化皮膜を平坦にする作
用がある。従って、平坦な陽極酸化皮膜の微細な孔に多
量の潤滑剤を含浸させ、潤滑剤を孔内に確実に固着させ
る。このため、陽極酸化皮膜で耐摩耗性を高めるととも
に潤滑剤で摺動抵抗を減らすことができる。
【0010】請求項2において、ピンボス部の下端をス
カート部の下端より延したことを特徴とする。ピンボス
部の下端をスカート部の下端より延すことにより、スカ
ート部の形状をより小さく軽量にして、アルミ合金製内
燃機関用ピストンの軽量化を十分に図る。
【0011】請求項3において、壁部がスカート部に交
わる部位において、この部位の内壁を円弧状に形成した
ことを特徴とする。壁部がスカート部に交わる部位の閉
壁を円弧状に形成することで、スカート部の端部に応力
が集中することを防ぎ、スカート部の剛性をより高め
る。
【0012】請求項4において、スカート部の肉厚を壁
部の肉厚より薄くしたことを特徴とする。スカート部の
肉厚を壁部の肉厚より薄く設定することにより、スカー
ト部をより軽量にして、アルミ合金製内燃機関用ピスト
ンの軽量化を十分に図る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係るアルミ合金
製内燃機関用ピストン(第1実施の形態)の斜視図であ
る。アルミ合金製内燃機関用ピストン10は、Si(シ
リコン)系アルミニウム合金で形成した部材であって、
ピストン頭部12にピストンリング溝13,14及びオ
イルリング溝15を形成し、オイルリング溝15の下側
に一対のスカート部20,25を形成し、一対のスカー
ト部20,25の間に一対のピンボス部35,37(ピ
ンボス部37は図2参照)を形成した部材である。以
下、アルミ合金製内燃機関用ピストン10についてさら
に詳しく説明する。
【0014】図2は図1の2矢視図であり、アルミ合金
製内燃機関用ピストンをコンロッド側から見た状態を示
す。アルミ合金製内燃機関用ピストン10は、コンロッ
ド(図示しない)側から見たときに、一対のスカート部
20,25を対向する一対で構成し、これら一対のスカ
ート部20,25の対向する端部(一端)20a,25
a同士を壁部30で連結し、スカート部20,25の対
向する端部(他端)20b,25b同士を壁部32で連
結することで、これら壁部30,32とスカート部2
0,25とで略矩形を形成させ、且つ壁部30,32の
中央にピンボス部35,37を膨出形成したものであっ
て、スカート部20,25の外側表面21,26(網目
で示す領域)にりん酸塩並びにふっ化物を混合した電解
液で陽極酸化皮膜(特殊な陽極酸化皮膜)50,50を
備え、特殊な陽極酸化皮膜50の微細な孔に潤滑剤(図
4に示す)を含浸させた部材である。
【0015】加えて、アルミ合金製内燃機関用ピストン
10は、壁部30,32がスカート部20,25に交わ
る部位(すなわち、スカート部20,25の一端20
a,25a及び他端20b,25b)において、これら
の部位の内壁40〜43を円弧状に形成し、スカート部
20,25の肉厚t1を壁部30,32の肉厚t2より
薄く設定した。
【0016】スカート部20,25の対向する一端20
a,25aを壁部30で連結し、他端20b,25bを
壁部32で連結することで、壁部30,32及びスカー
ト部20,25で略矩形を形成する。このため、スカー
ト部20,25の幅Wをピンボス部35,37の幅W1
より小さくすることができる。従って、スカート部2
0,25を幅狭まとすることで、アルミ合金製内燃機関
用ピストン10の軽量化を図ることができる。また、ス
カート部20,25の肉厚t1を壁部30,32の肉厚
t2より薄く設定したので、アルミ合金製内燃機関用ピ
ストン10をより軽量にすることができる。
【0017】一方、スカート部20,25及び壁部3
0,32で略矩形を形成することにより、スカート部2
0,25を壁部30,32で補強することができる。従
って、スカート部20,25の剛性を高めることができ
る。また、壁部30,32がスカート部20,25に交
わるスカート部の一端20a,25a及び他端20b,
25bの内壁40〜43を円弧状に形成したので、スカ
ート部の一端20a,25a及び他端20b,25bに
応力が集中することを防ぐことができる。従って、スカ
ート部20,25の剛性をより高めることができる。
【0018】一対のスカート部20,25は、幅W及び
長さL(図1に示す)の網目で示した外側表面21,2
6に特殊な陽極酸化皮膜50,50を備え、特殊な陽極
酸化皮膜50,50の微細な孔に潤滑剤を含浸させたも
のである。なお、特殊な陽極酸化皮膜及び潤滑剤につい
ては図4でさらに詳しく説明する。
【0019】図3は図1の3矢視図であり、スカート部
20,25の下端22,27(下端27は図1に示す)
をピンボス部35,37の下端36,38より延した状
態を示す。スカート部20,25の下端22,27をピ
ンボス部35,37の下端36,38より延すことによ
り、アルミ合金製内燃機関用ピストン10がシリンダ内
を移動している際に、スカート部20,25をシリンダ
に接触させることでピストン10の姿勢を正規の状態に
容易に保つことができる。
【0020】図4は図3の4−4線断面図であり、スカ
ート部20の外側表面21に形成した特殊な陽極酸化皮
膜50を示す。なお、潤滑剤54として熱硬化性樹脂を
使用した例を説明する。特殊な陽極酸化皮膜50は、膜
厚t3が略一定で外側表面21を平坦に形成し、外側表
面21に微細な孔52・・・(・・・は複数個を示す。以下同
様。)を備えたものである。孔52・・・は孔径d1が比
較的大きい孔である。このため、孔52・・・に十分な量
の潤滑剤(熱硬化性樹脂)54を含浸することができ、
含浸した熱硬化性樹脂54を孔52・・・内に確実に固着
することができる。
【0021】このため、熱硬化性樹脂54を陽極酸化皮
膜50の微細な孔52・・・に固着させることで、陽極酸
化皮膜50で耐摩耗性を高めるとともに、潤滑剤で摺動
抵抗を減らすことができる。加えて、特殊な陽極酸化皮
膜50は、外側表面21を平坦にすることで、摺動抵抗
をさらに減らすことができる。
【0022】以下、図5で普通の陽極酸化皮膜の形成方
法を比較例として説明する。図5(a)〜(c)は内燃
機関用ピストンのスカート部に普通の陽極酸化皮膜を形
成した比較例を示す。(a)は、硫酸電解液で生成した
普通の陽極酸化皮膜を示す。母材としてのアルミ合金製
内燃機関用ピストンのスカート部100にSi粒111
・・・が分布し、そのうちの表面近傍のSi粒112・・・が
陽極酸化皮膜113に悪影響を及ぼして、陽極酸化皮膜
113が全体的に凹凸となっている。
【0023】(b)は、(a)の拡大図であり、たまた
ま表面に出ていたSi粒115の部分には陽極酸化皮膜
を形成できずに大きな窪みD1となり、また、表面にご
く近いSi粒116の部分には陽極酸化皮膜117が形
成できたけれども、膜厚は周囲の陽極酸化皮膜113と
比べると小さく、窪みD2ができている。すなわち、S
iを含むアルミニウム合金製ピストン100を硫酸電解
液で陽極酸化処理をしても、平坦な陽極酸化皮膜113
が得られないことが分かった。また、硫酸電解液では、
微細な孔118・・・の孔径をd2とすると、d2は一般
的に15nm程度と小さいことが分かった。
【0024】(c)は、液状の熱硬化性樹脂を微細な孔
118・・・に含浸させ、含浸した液状の熱硬化性樹脂を
加熱して硬化樹脂119・・・に変えた状態を示す。樹脂
は摩擦抵抗が小さいので、陽極酸化皮膜113,117
に硬化樹脂119・・・を含浸させることで、Si系アル
ミニウム合金製ピストンがシリンダ内を高速で往復移動
するときの摺動抵抗は比較的小さくなる。
【0025】しかし、(b)に示したように、陽極酸化
皮膜113に窪みD1,D2が発生して陽極酸化皮膜1
13を平坦に生成することが困難であり、また、陽極酸
化皮膜113に発生した微細な孔118・・・の孔径d2
が小さいので陽極酸化皮膜113に樹脂119を十分に
含有することができない。このため、陽極酸化皮膜11
3に樹脂119を含浸させても摩擦抵抗を所望の値まで
小さくすることはできない。
【0026】以下、図4の断面拡大図に示した特殊な陽
極酸化皮膜を形成する方法を説明する。図6は本発明に
係るアルミ合金製内燃機関用ピストン(第1実施の形
態)の特殊な陽極酸化皮膜処理方法を説明するフローチ
ャートであり、図中ST××はステップ番号を示す。 ST10;アルミ合金製内燃機関用ピストン(すなわ
ち、Si系アルミニウム合金としてのAC8Cアルミニ
ウム合金製ピストン)のスカート部の外側表面を脱脂す
る。 ST11;りん酸塩としてのりん酸3ナトリウム及びふ
っ化物としてのふっ化カリウムの混合水溶液中で電気分
解して、スカート部の外側表面に特殊な陽極酸化皮膜を
生成する。この陽極酸化皮膜の表面に微細な孔が生成す
る。
【0027】ST12;ふっ素樹脂を含有する液状の熱
硬化性樹脂を準備し、この液状の熱硬化性樹脂を陽極酸
化皮膜の微細な孔に含浸させる。 ST13;微細な孔に含浸した液状の熱硬化性樹脂を加
熱することにより硬化させる。これで、本発明に係るア
ルミニウム合金製ピストンの陽極酸化処理が完了する。
以下、Si系アルミニウム合金の陽極酸化処理方法のS
T10〜ST13を図7〜図8で詳しく説明する。
【0028】図7(a),(b)は本発明に係るアルミ
合金製内燃機関用ピストン(第1実施の形態)の特殊な
陽極酸化皮膜処理方法の第1説明図である。(a)は、
ST10(脱脂)後の状態を示す図であり、アルミ合金
製内燃機関用ピストンのスカート部20の外側表面21
aを脱脂した状態を示す。スカート部20の外側表面2
1aの近傍にはアルミニウムにSi粒55,56,57
が分散している。
【0029】(b)は、ST11(特殊な陽極酸化皮膜
処理)後の状態を示す図であり、りん酸3ナトリウム及
びふっ化カリウムの混合水溶液中で電気分解して陽極酸
化皮膜50を生成した状態を示す。りん酸3ナトリウム
の腐食作用でスカート部20の外側表面21a((a)
に示す)が溶解して、Si粒55,56,57が露出す
る。露出したSi粒55,56,57がふっ化カリウム
の作用で溶解して小さくなる。
【0030】このため、スカート部20の外側表面21
aにSi粒55,56,57が存在するにも拘らず、陽
極酸化皮膜50が良好に成長する。この結果、陽極酸化
皮膜50の外側表面21が揃うので、面粗度は小さくな
り、膜厚t3はほぼ一定となる。また、電解液にはりん
酸3ナトリウムを含むため、りん酸3ナトリウムの孔径
を大きくする作用で、微細な孔52・・・の孔径d1は略
100nmと十分に大きくなる。
【0031】図8(a),(b)は本発明に係るアルミ
合金製内燃機関用ピストン(第1実施の形態)の特殊な
陽極酸化皮膜処理方法の第2説明図である。(a)は、
ST12(樹脂含浸処理)後の状態を示す図であり、ふ
っ素樹脂を含有する液状の熱硬化性樹脂53を準備し、
この液状の熱硬化性樹脂53を陽極酸化皮膜50の孔5
2・・・に含浸した状態を示す。孔52・・・の孔径d1が1
00nmと大きいので、多量の熱硬化性樹脂53を孔5
2・・・内に含浸させることができる。なお、熱硬化性樹
脂53は溶媒希釈しなくても液状をなす樹脂である。
【0032】(b)は、ST13(樹脂硬化処理)後の
状態を示す図であり、オーブンのコイル58から矢印の
如く熱を伝えることにより液状の熱硬化性樹脂53を加
熱する。液状の熱硬化性樹脂53が硬化して熱硬化性樹
脂54となる。これで、図4に示す特殊な陽極酸化皮膜
50に熱硬化性樹脂53を含浸させた状態になる。
【0033】本発明によれば、りん酸3ナトリウムには
微細な孔52・・・の孔径を大きくする作用がある。この
ため、陽極酸化皮膜50の微細な孔52・・・を大きな孔
径d1にすることができる。従って、陽極酸化皮膜50
に多量の熱硬化性樹脂54を含浸することができ、且つ
含浸した熱硬化性樹脂54を孔52・・・内に確実に固着
することができる。この結果、摺動抵抗を減らすことが
でき、かつ耐久性を高めることができる。一方、ふっ化
カリウムにはSiを溶解する作用と増膜作用とがある。
このため、陽極酸化皮膜50の外側表面21を平坦にす
ることができるので、摺動抵抗をより減らすことができ
る。
【0034】さらに、熱硬化性樹脂54に含有したふっ
素樹脂は、耐摩耗性や耐熱性に優れており、熱硬化性樹
脂54を耐摩耗性や耐熱性に優れた樹脂にすることがで
きる。従って、熱硬化性樹脂54を、例えば100℃〜
300℃以上の高温において使用することができるの
で、ピストンのような高温状態で使用する部材に好適で
ある。
【0035】
【実施例】本発明に係る実施例及び比較例を表1、表2
及び図9に基づいて説明する。 共通条件: 供試材 AC8C(JIS H 5202 アルミニウム
合金鋳物) 成分は表1に示すが、約10%のSiを含む鋳物であ
る。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】実施例:アルミ合金製内燃機関用ピストン
のスカート部の外側表面を脱脂した後、0.4モル/l
りん酸3ナトリウム及び0.125モル/lふっ化カリ
ウムの混合電解液で、電解液温度を22℃、電圧を70
Vとして30分間電気分解して、スカート部の外側表面
に特殊な陽極酸化皮膜を生成した。特殊な陽極酸化皮膜
の微細な孔は孔径d1(図8(a)参照)が100nm
と大きく、陽極酸化皮膜の表面最大粗さRmaxは2〜
3μmと平坦である。なお、Rmaxは、JIS B 0
601で定義する表面粗さの最大高さであるが、便宜上
「表面最大粗さRmax」を表記した。
【0039】次に、生成した陽極酸化皮膜を10mmH
gの減圧状態で、パーフロロオクチルエチルメタクレー
ト(熱硬化性樹脂)液中に5分間浸漬した後、大気開放
して98℃の温水に10分間浸漬した。温水から取り出
した後、オーブンで5分間加熱してパーフロロオクチル
エチルメタクレートを硬化した。この結果、面圧30k
gf/cm2で摩擦係数μを0.006と小さくするこ
とができた。なお、摩擦係数μについては図9のグラフ
で詳しく説明する。なお、パーフロロオクチルエチルメ
タクレートの化学式は以下の通りである。
【0040】
【化1】
【0041】比較例:アルミ合金製内燃機関用ピストン
のスカート部の外側表面を脱脂した後、15%硫酸の電
解液で、電解液温度を0℃、電圧を15Vとして20分
間電気分解して、アルミニウム合金製ピストンの表面に
普通の陽極酸化皮膜を生成した。普通の陽極酸化皮膜の
微細な孔は孔径d2(図5(b)参照)が15nmと小
さく、陽極酸化皮膜の表面最大粗さRmaxは12〜1
3μmと凸凹である。
【0042】次に、生成した陽極酸化皮膜を10mmH
gの減圧状態でパーフロロオクチルエチルメタクレート
液中に5分間浸漬した後、大気開放して98℃の温水に
10分間浸漬した。温水から取り出した後、オーブンで
5分間加熱してパーフロロオクチルエチルメタクレート
を硬化した。この結果、面圧30kgf/cm2で摩擦
係数μは0.07であった。この摩擦係数μは実施例の
0.006と比較して大きい。なお、摩擦係数μについ
ては図9のグラフで詳しく説明する。
【0043】図9は本発明に係るアルミ合金製内燃機関
用ピストン(第1実施の形態)の特殊な陽極酸化皮膜の
摩擦係数を示すグラフであり、縦軸は摩擦係数μを示
し、横軸は面圧kgf/cm2を示す。実線は実施例の
グラフを示し、破線は比較例のグラフを示す。実施例お
いて、摩擦係数μは、面圧10kgf/cm2のとき
0.013、面圧20kgf/cm2のとき0.00
8、面圧30kgf/cm2のとき0.006、面圧4
0kgf/cm2のとき0.008、面圧50kgf/
cm2のとき0.006である。実施例によれば、面圧
が10〜50kgf/cm2の範囲で摩擦係数μを0.
013以下に小さくすることができる。従って、摺動抵
抗を十分に減少させることができる。
【0044】一方、比較例において、摩擦係数μは、面
圧10kgf/cm2のとき0.06、面圧20kgf
/cm2のとき0.069、面圧30kgf/cm2のと
き0.069、面圧40kgf/cm2のとき0.06
2、面圧50kgf/cm2のとき0.054である。
比較例によれば、面圧が10〜50kgf/cm2の範
囲で摩擦係数μは0.054以上になり、実施例の摩擦
係数μ0.013より大きくなる。従って、摺動抵抗を
十分に減少させることはできない。
【0045】次に、第2実施の形態および第3実施の形
態について説明する。なお、第1実施の形態と同一部材
については同一符号を付して説明を省略する。図10は
本発明に係るアルミ合金製内燃機関用ピストン(第2実
施の形態)の側面図である。アルミ合金製内燃機関用ピ
ストン60は、ピンボス部35の下端36及びピンボス
部37の下端38を一対のスカート部62(奥側のスカ
ート部は図示しない)の下端63よりδ寸法延したもの
である。このため、一対のスカート部62を、第1実施
の形態のスカート部20,25より小さくすることがで
きる。従って、アルミ合金製内燃機関用ピストン60を
よりアルミ合金製内燃機関用ピストン10より軽量にす
ることができる。
【0046】図11は本発明に係るアルミ合金製内燃機
関用ピストン(第3実施の形態)の側面図である。アル
ミ合金製内燃機関用ピストン70は、スカート部72を
略逆台形、すなわち下端73からピストン頭部74に向
けてスカート幅をW3からW4に徐々に大きく形成した
ものである。スカート部72を略逆台形に形成すること
により、スカート部72の剛性を高めることができる。
【0047】なお、前記実施の形態では、りん酸塩とし
てりん酸3ナトリウムを使用した例を示したが、その他
にりん酸ナトリウムなどを使用してもよい。また、ふっ
化物としてふっ化カリウムを使用した例を示したが、そ
の他にふっ化ナトリウムなどを使用してもよく、アルカ
リ金属系ふっ化物であれば同等の作用効果がある。
【0048】さらに、液状の熱硬化性樹脂としてパーフ
ロロオクチルエチルメタクレート液を使用した例を説明
したが、ふっ素を含んだその他の熱硬化性樹脂を使用し
てもよい。なお、潤滑剤として熱硬化性樹脂を使用した
例を説明したが、光硬化性樹脂などのその他の樹脂を使
用しても同様の効果を得ることができる。また、光硬化
性樹脂は、例えば紫外線硬化性樹脂や可視光硬化性樹脂
が該当する。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、一対のスカート部の対向する端部同
士を壁部で連結して壁部及びスカート部で略矩形を形成
することにより、スカート部の幅をピンボス部の幅より
小さくしてスカート部を幅狭まとすることができる。従
って、スカート部を軽量にすることができるので、アル
ミ合金製内燃機関用ピストンの軽量化を図ることができ
る。また、スカート部及び壁部で略矩形を形成すること
により、スカート部を壁部で補強することができる。従
って、スカート部の剛性を高めることができる。
【0050】さらに、スカート部の外側表面にりん酸塩
並びにふっ化物を混合した電解液で陽極酸化皮膜を備
え、陽極酸化皮膜の微細な孔に潤滑剤を含浸させた。り
ん酸塩には陽極酸化皮膜の孔を大きくする作用がある。
このため、陽極酸化皮膜の微細な孔に多量の潤滑剤を含
浸させることができ、かつ多量の潤滑剤を微細な孔に確
実に固着することができる。従って、陽極酸化皮膜で耐
摩耗性を高めるとともに潤滑剤で潤滑性を高めることが
できるので、摺動抵抗を確実に減少させて耐久性を高め
ることができる。加えて、ふっ化物には陽極酸化皮膜を
平坦にする作用がある。従って、スカート部の外側表面
を平坦にすることができるので、摺動抵抗をより減少さ
せることができる。
【0051】請求項2は、ピンボス部の下端をスカート
部の下端より延した。このため、スカート部をより小さ
く軽量にすることができる。従って、アルミ合金製内燃
機関用ピストンの軽量化を十分に図ることができる。
【0052】請求項3は、壁部がスカート部に交わる部
位において、この部位の内壁を円弧状に形成した。この
ため、スカート部の端部に応力が集中することを防ぐこ
とができる。従って、スカート部の剛性をより高めるこ
とができる。
【0053】請求項4は、スカート部の肉厚を壁部の肉
厚より薄くした。このため、スカート部をより軽量にす
ることができる。従って、アルミ合金製内燃機関用ピス
トンの軽量化を十分に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアルミ合金製内燃機関用ピストン
(第1実施の形態)の斜視図
【図2】図1の2矢視図
【図3】図1の3矢視図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】内燃機関用ピストンのスカート部に普通の陽極
酸化皮膜を形成した比較例
【図6】本発明に係るアルミ合金製内燃機関用ピストン
(第1実施の形態)の特殊な陽極酸化皮膜処理方法を説
明するフローチャート
【図7】本発明に係るアルミ合金製内燃機関用ピストン
(第1実施の形態)の特殊な陽極酸化皮膜処理方法の第
1説明図
【図8】本発明に係るアルミ合金製内燃機関用ピストン
(第1実施の形態)の特殊な陽極酸化皮膜処理方法の第
2説明図
【図9】本発明に係るアルミ合金製内燃機関用ピストン
(第1実施の形態)の特殊な陽極酸化皮膜の摩擦係数を
示すグラフ
【図10】本発明に係るアルミ合金製内燃機関用ピスト
ン(第2実施の形態)の側面図
【図11】本発明に係るアルミ合金製内燃機関用ピスト
ン(第3実施の形態)の側面図
【図12】従来の内燃機関用ピストンの側面図
【符号の説明】
10,60,70…アルミ合金製内燃機関用ピストン、
20,25,62,72…スカート部、20a,25a
…端部(一端)、20b,25b…端部(他端)、2
1,26…外側表面、30,32…壁部、35,37…
ピンボス部、36,38…ピンボス部の下端、40〜4
3…内壁、50…陽極酸化皮膜、52…微細な孔、54
…潤滑剤、63…スカート部の下端、t1…スカート部
の肉厚、t2…内壁の肉厚。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16J 1/01 F16J 1/01 1/08 1/08 (72)発明者 高田 亮太郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 丸井 勇治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J044 AA02 AA06 AA12 BA04 BB12 BB40 BC04 CA13 DA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンロッド側から見たときに、スカート
    部を対向する一対で構成し、これら一対のスカート部の
    対向する端部同士を壁部で連結することで、これら壁部
    と前記スカート部とで略矩形を形成させ、且つ前記壁部
    の中央にピンボス部を膨出形成したアルミ合金製内燃機
    関用ピストンであって、 前記スカート部の外側表面にりん酸塩並びにふっ化物を
    混合した電解液で陽極酸化皮膜を備え、陽極酸化皮膜の
    微細な孔に潤滑剤を含浸させたことを特徴とするアルミ
    合金製内燃機関用ピストン。
  2. 【請求項2】 前記ピンボス部の下端をスカート部の下
    端より延したことを特徴とする請求項1記載のアルミ合
    金製内燃機関用ピストン。
  3. 【請求項3】 前記壁部がスカート部に交わる部位にお
    いて、この部位の内壁を円弧状に形成したことを特徴と
    する請求項1記載のアルミ合金製内燃機関用ピストン。
  4. 【請求項4】 前記スカート部の肉厚を壁部の肉厚より
    薄くしたことを特徴とする請求項1記載のアルミ合金製
    内燃機関用ピストン。
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