JP2001227362A - 内燃機関のスロットル制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル制御装置

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JP2001227362A
JP2001227362A JP2000042685A JP2000042685A JP2001227362A JP 2001227362 A JP2001227362 A JP 2001227362A JP 2000042685 A JP2000042685 A JP 2000042685A JP 2000042685 A JP2000042685 A JP 2000042685A JP 2001227362 A JP2001227362 A JP 2001227362A
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JP
Japan
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opener
throttle
spring
gear
internal combustion
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JP2000042685A
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Toru Sakurai
徹 櫻井
Tsutomu Nishitani
勤 西谷
Takashi Tsuge
隆司 柘植
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープナの両面をスラストストッパーの当接
面として、スロットルシャフトの位置決め機構の簡素化
を図ることを課題とする。 【解決手段】 スロットルシャフト18にオープナ22が回
転及び摺動可能に嵌合され、オープナ22の内側にバック
スプリング33が配置されるとともにオープナの外側にリ
リーフスプリング34が配置されている。スロットルギヤ
23がスロットルシャフト18に嵌合して固定され、内燃機
関の運転時にはスロットルギヤ23の回転角度に応じてオ
ープナ22が内方又は外方に移動される。オープナ22の内
側面がスロットルボディ本体10に当接することによりオ
ープナ22の内方移動が停止され、オープナ22の外側面が
スロットルギヤ23の内側面に当接することによりオープ
ナ22の外方移動が停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸入空
気量を制御するためのスロットル制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ECU(Electronic Control Unit )か
らの信号に従って回動する制御モータにより、減速歯車
機構を介してスロットルバルブを開閉させてエンジン回
転数を制御するスロットル制御装置として、特開平3−
271528号公報記載のものが知られている。この従
来技術では、エンジン停止状態でスロットルバルブを所
定位置に固定するためのオープナレバー(リリーフレバ
ー)がスロットルシャフトに回転自在に支持され、オー
プナレバーとスロットルボディ本体との間にバックスプ
リングが装着され、オープナレバーとスロットルレバー
との間にリリーフスプリングが装着されている。リリー
フスプリングはスロットルバルブを全開方向に付勢し、
バックスプリングはスロットルバルブを全閉方向に付勢
している。スロットルバルブには、全開位置F、全閉位
置(最小開度位置)S、それらの間のオープナ開度位置
Nがある。
【0003】エンジン停止時にスロットルバルブが常に
全閉位置にされると、例えば寒冷地等の低温下において
スロットルシャフトやスロットルバルブが凍結し、エン
ジンが始動不良となる可能性がある。このような問題に
対処するため、エンジン停止時にスロットルバルブを全
閉位置から所定量開いた位置に維持するオープナ開度位
置Nが存在する。この従来技術において、オープナレバ
ーの当接片がオープナストッパーに当接したとき、スロ
ットルバルブがオープナ開度位置Nに維持され、スロッ
トルレバーの当接片が全閉ストッパーに当接したとき、
全閉位置Sとなる。全開位置Fは、制御モータの全開方
向の回転力ががスロットルレバーを介してバックスプリ
ングに作用し、バックスプリングの付勢力と制御モータ
の回転力とがバランスした位置となっている。
【0004】この従来技術では、スロットルバルブの位
置決めのために2個のストッパーを必要とするので、部
品数が多く、部品及び組み立てのための手数及びコスト
を要するという欠点がある。また、スロットルシャフト
の一方にオープナ等が収容する室と、制御モータに連結
された減速歯車機構を収容するギヤ室とが別々に形成さ
れているので、効率が悪く、一つの室にオープナ等と減
速歯車機構等を収容したいという要請がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、内燃機関の
スロットル制御装置において、オープナと減速歯車機構
とを同室に収容し、オープナの両面をスラストストッパ
ーの当接面として、スロットルシャフトの位置決め機構
の簡素化を図ることを第1課題とし、かつスロットルバ
ルブを閉方向に付勢するバックスプリングと、スロット
ルバルブを開方向に付勢するリリーフスプリングとの釣
り合い位置をオープナ開度位置Nとすることを第2課題
とし、オープナの両面のスラストストッパーの当接面を
半径の小さい部位に形成して摺動抵抗を低減させること
を第3課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気通路のス
ロットルバルブの開度が制御モータによって制御され、
制御モータの回転が減速ギヤ機構を介してスロットルバ
ルブに伝達され、スロットルシャフトにオープナが回転
及び摺動可能に嵌合され、オープナの内側にバックスプ
リングが配置されるとともにオープナの外側にリリーフ
スプリングが配置され、バックスプリングがスロットル
バルブを閉方向に付勢するとともにリリーフスプリング
がスロットルバルブを開方向に付勢する内燃機関のスロ
ットル制御装置において、スロットルギヤがスロットル
シャフトに嵌合して固定され、内燃機関の運転時にはス
ロットルギヤの回転角度に応じてオープナが内方又は外
方に移動され、オープナの内側面がスロットルボディ本
体に当接することによりオープナの内方移動が停止さ
れ、オープナの外側面がスロットルギヤの内側面に当接
することによりオープナの外方移動が停止されることを
第1構成とする。なお、ここでリリーフスプリングの付
勢力をバックスプリングの付勢力よりも大きく設定し、
リリーフスプリング及びバックスプリングの付勢力を制
御モータの駆動トルクよりも小さくすることができる。
本発明は、第1構成において、内燃機関の停止時に、バ
ックスプリングがスロットルバルブを閉方向に付勢し、
同時にリリーフバルブがスロットルバルブを開方向に付
勢して、スロットルバルブが全閉位置から所定量開いた
オープナ開度位置Nに維持されることを第2構成とす
る。本発明は、第1,第2構成において、オープナの内
方移動は、スロットルボディ本体の第1円筒部の先端面
とオープナの内側平坦面とが当接することにより停止
し、オープナの外方移動は、オープナのボスの外側端面
とスロットルギヤの小径平坦面とが当接することにより
停止することを第3構成とする。本発明は、第1〜第3
構成において、バックスプリングの内側端部はスロット
ルボディ本体のばね挿入孔に係合され、バックスプリン
グの外側端部はオープナの内側ばね溝に係合され、リリ
ーフスプリングの内側端部はオープナの外側ばね溝に係
合され、リリーフスプリングの外側端部はスロットルギ
ヤの大径平坦面の内周壁に係合されたことを第4構成と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明の内燃機関の
スロットル制御装置の実施の形態を示す。図1,図2に
おいて、スロットルボデー本体10の中央に吸気通路11が
形成され、吸気通路11を挟んで対向する径方向の両側
に、2個の挿通孔、第1円筒部12(図1では吸気通路11
の右側)及び第2円筒部13(図1では吸気通路11の左
側)が形成されている。第1円筒部12の半径方向内側に
は軸受(ボール軸受)15、抜け止めリング16が装着さ
れ、第2円筒部13の半径方向内側には軸受(ニードル軸
受)17が装着され、第2円筒部13はプラグ14で密封され
ている。挿通孔に挿通されたスロットルシャフト18が、
軸受15、17により回転自在に軸支され、スロットルシャ
フト18に係合されたスロットルバルブ19はボルトにより
固定されている。スロットルシャフト18の先端(図1で
は右端)側には、大径部に隣接して中径部及び小径部18
Aが形成され、スロットルシャフト18の大径部の先端に
は略円板状のオープナ22が回転及び摺動可能の状態に嵌
合されている。スロットルシャフト18の中径部にはスロ
ットルギヤ23が相互回転不能状態に嵌合され、スロット
ルギヤ23はナットの螺合により固定されている。
【0008】オープナ22の内側(図1では左側)の外周
部近傍には環状の内側ばね溝24が形成され、内側ばね溝
24の底部外周壁(大径筒状部59)にバックスプリング33
用の外側係合孔29が形成されている。オープナ22の外側
(図1では右側)の半径方向中間部(内側ばね溝24の半
径方向内側)には環状の外側ばね溝25が形成され、外側
ばね溝25の底部内周壁(小径筒状部60)にリリーフスプ
リング34用の内側係合孔30が形成されている。スロット
ルボディ本体10には、第1円筒部12の半径方向外側で内
側ばね溝24と対向する位置に、環状のばね挿入溝26が形
成され、ばね挿入溝26の底部外周壁にバックスプリング
33用の内側係合孔28が形成されている。スロットルギヤ
23の内側には、オープナ22の外側ばね溝25と概ね対向す
る位置に環状の大径平坦面52が形成され、大径平坦面52
の半径方向内側に内周壁が隣接しており、大径平坦面52
の内周壁にリリーフスプリング34用の外側係合孔31が形
成されている。
【0009】バックスプリング33及びリリーフスプリン
グ34は、ねじりコイルばねの機能を有し、その端部は半
径方向外側又は内側に所定長さだけ延びている。ここで
リリーフスプリング34の付勢力をバックスプリング33の
付勢力よりも大きく設定し、リリーフスプリング34及び
バックスプリング33の付勢力を制御モータ36の駆動トル
クよりも小さくする。スロットルボディ本体10のばね挿
入溝26とオープナ22の内側ばね溝24にバックスプリング
33が挿入され、半径方向外側に屈曲されたバックスプリ
ング33の内側端部は内側係合孔28に係合され、半径方向
外側に屈曲されたバックスプリング33の外側端部は外側
係合孔29に係合されている。同様に、オープナ22の外側
ばね溝25とスロットルギヤ23の大径平坦面52との間にリ
リーフスプリング34が配置され、半径方向外側に屈曲さ
れたリリーフスプリング34の内側端部は内側係合孔30に
係合され、半径方向内側に屈曲されたリリーフスプリン
グ34の外側端部は外側係合孔31に係合されている。
【0010】バックスプリング33はスロットルバルブ19
を閉方向(図1,2の右側からみて右ねじ方向)へ付勢
し、リリーフスプリング34はスロットルバルブ19を開方
向へ付勢する。スロットルギヤ23の回転によりバックス
プリング33及びリリーフスプリング34は巻き込まれたり
巻き戻されたりして、バックスプリング33及びリリーフ
スプリング34の全長が変化し、オープナ22は内外方向
(図1,図2の左右方向)に移動する。ここでは、スロ
ットルバルブ19閉方向にスロットルギヤ23を回転させる
と、リリーフスプリング34が伸びバックスプリング33が
縮んでオープナ22は内方(図1,2の左方)に移動し、
スロットルバルブ19開方向にスロットルギヤ23を回転さ
せると、リリーフスプリング34が縮みバックスプリング
33が伸びてオープナ22は外方(図1,2の右方)に移動
することとする。なお、バックスプリング33及びリリー
フスプリング34の捩じり方向が逆になれば、全長の移動
方向が逆になる。
【0011】スロットルボディ本体10の第1円筒部12の
先端面とオープナ22の内側平坦面53とが対向しており、
第1円筒部12の先端面とオープナ22の内側平坦面53との
間の距離をAとする。同様に、スロットルボディ本体10
の外側段状面56とオープナ22の内側の大径筒状部59の内
端面とが対向しており、外側段状面56とオープナ22の内
側の大径筒状部59の内端面との間の距離をBとする。そ
して、前記の隙間の距離はA<Bであり、第1円筒部12
の先端面とオープナ22の内側平坦面53との当接面は、ス
ロットルボディ本体10の外側段状面56及びオープナ22の
内側の大径筒状部59の内端面よりも、半径方向内側に位
置している。オープナ22が内方に移動すると、第1円筒
部12の先端面とオープナ22の内側平坦面53とが当接し、
オープナ22の内方への移動が停止する。
【0012】オープナ22のボス61の外側端面とスロット
ルギヤ23の小径平坦面51とが対向しており、オープナ22
のボス61の外側端面とスロットルギヤ23の小径平坦面51
との間の距離をCとする。同様に、オープナ22の外側面
にある環状の中径突出部62とスロットルギヤ23の大径平
坦面52とが対向しており、オープナ22の中径突出部62と
スロットルギヤ23の大径平坦面52との間の距離をDとす
る。そして、前記の隙間の距離はC<Dであり、オープ
ナ22のボス61の外側端面とスロットルギヤ23の小径平坦
面51との当接面は、オープナ22の中径突出部62及びスロ
ットルギヤ23の大径平坦面52よりも、半径方向内側に位
置している。オープナ22が外方に移動すると、オープナ
22のボス61の外側端面とスロットルギヤ23の小径平坦面
51とが当接し、オープナ22の外方への移動が停止する。
【0013】スロットルボデー本体10には、スロットル
シャフト18の軸心に平行に制御モータ36が装着され、制
御モータ36の出力回転軸の先端部には駆動ギア37が固定
されている。駆動ギヤ37とスロットルギヤ23との間の位
置にカウンタギヤ38が配設され、カウンタギヤ38の中心
孔に回転自在に挿入された支持軸39は、その内方端(図
1では左方端)がスロットルボデー本体10の支持孔に圧
入固定され、外方端(図1では右方端)は後述のギヤカ
バー40の支持孔に装着されている。駆動ギア37はカウン
タギヤ38の大径歯車に噛み合い、カウンタギヤ38の小径
歯車はスロットルギヤ23に噛み合っている。前記各ギア
23,38,37、オープナ22、各スプリング33,34等をギヤ
カバー40が覆い、ギヤカバー40の開口端41はスロットル
ボディ本体10の開口端42に当接され固定されている。ギ
ヤカバー40の開口端41には水溜まり溝43が形成されてい
る。
【0014】スロットルシャフト18の小径部18Aはギヤ
カバー40の挿通孔から外方へ突出し、ギヤカバー40と小
径部18Aとの間はダストシールにより密封されている。
スロットルシャフト18の小径部18Aにはセンサレバー44
が嵌合されて固定され、導電性弾性体のブラシ45がセン
サレバー44に固定されている。ブラシ45はセンサレバー
44の外側(図1では右側)に外に向かって配置されてい
る。ブラシ45の対向位置にセンサ基板46が組み付けら
れ、センサ基板46に4個の抵抗体(図示せず)が埋め込
まれている。抵抗体の形状はブラシ45の回動軌跡に対応
した円弧状をしており、4個のブラシ45の先端が各抵抗
体を常に押圧し接触している。
【0015】センサ基板46の外周部内側はギヤカバー40
の段部に当接され、センサ基板46の外周部外側は、弾性
を有するパッキン47、センサカバー48が順次に当接さ
れ、センサカバー48はギヤカバー40の開口端の内側への
変形により固定されている。ブラシ45及びセンサ基板46
等から成るセンサ部は、ギヤカバー40とセンサカバー48
との間に形成されるセンサ室49内に収容され、ギヤカバ
ー40のセンサ室壁50によりセンサ室49とギアトレーン室
21とが隔離されている。
【0016】本発明の実施の形態の作用について説明す
る。制御モータ36への電気信号が停止されると(運転停
止時)、バックスプリング33がスロットルバルブ19を閉
方向に付勢し、同時にリリーフスプリング34がスロット
ルバルブ19を開方向に付勢する。その結果、スロットル
バルブ19は全閉位置から所定量開いたオープナ開度位置
Nに維持される。エンジンはオープナ開度位置Nで始動
待ちの状態となる。オープナ開度位置Nに維持すること
により、寒冷地等でスロットルバルブ,スロットルシャ
フトの凍結を未然に防止し、エンジンの始動不良を防止
することができる。
【0017】オープナ開度位置Nでエンジンが始動さ
れ、アイドリング状態のとき、ECUから制御モータ36
へスロットルバルブ19全閉位置(最小開度位置,アイド
リング位置)Sの信号が伝送され、制御モータ36は全閉
位置へ回転する。リリーフスプリング34の付勢力に抗し
てスロットルギヤ23が全閉位置へ回転し、オープナ22が
外方に移動し、オープナ22のボス61の外側端面とスロッ
トルギヤ23の小径平坦面51とが当接し、オープナ22の外
方への移動が停止する。そして、オープナ22のボス61の
外側端面とスロットルギヤ23の小径平坦面51との当接面
は、オープナ22の中径突出部61及びスロットルギヤ23の
大径平坦面52よりも、半径方向内側に位置しているの
で、摺動抵抗が低減している。
【0018】アクセルペダルが踏み込まれると、ECU
から制御モータ36へスロットルバルブ19開の信号が伝送
され、制御モータ36は信号に応じて開方向(スロットル
域)へ移動する。バックスプリング33の付勢力に抗して
スロットルギヤ23が開方向へ回転し、オープナ22は内方
に移動する。アクセルペダルが更に踏み込まれ、制御モ
ータ36が全開位置へ移動すると、スロットルギヤ23が全
開位置へ回転し、オープナ22がさらに内方に移動し、第
1円筒部12の先端面とオープナ22の内側平坦面53とが当
接し、オープナ22の内方への移動が停止する。第1円筒
部12の先端面とオープナ22の内側平坦面53との当接面
は、スロットルボディ本体10の外側段状面56及びオープ
ナ22の内側の大径筒状部59の内端面よりも、半径方向内
側に位置しているので、摺動抵抗が低減している。
【0019】
【発明の効果】請求項1のものは、スロットルギヤがス
ロットルシャフトに嵌合して固定され、内燃機関の運転
時にはスロットルギヤの回転角度に応じてオープナが内
方又は外方に移動され、オープナの内側面がスロットル
ボディ本体に当接することによりオープナの内方移動が
停止され、オープナの外側面がスロットルギヤの内側面
と当接することによりオープナの外方移動が停止され
る。従って、オープナと減速歯車機構とは同室に収容さ
れ、オープナの両面をスラストストッパーの当接面とし
て、スロットルシャフトの位置決め機構の簡素化が図ら
れ、部品数と組付工数を少なくしてコストを低減するこ
とができる。請求項2のものは、請求項1の構成に加え
て内燃機関の停止時に、バックスプリングがスロットル
バルブを閉方向に付勢し、同時にリリーフスプリングが
スロットルバルブを開方向に付勢して、スロットルバル
ブが全閉位置から所定量開いたオープナ開度位置Nに維
持される。従って、請求項1の効果に加えて、スロット
ルバルブを閉方向に付勢するバックスプリングと、スロ
ットルバルブを開方向に付勢するリリーフスプリングと
の釣り合い位置をオープナ開度位置Nとすることができ
る。請求項3のものは、オープナの内方移動が、スロッ
トルボディ本体の第1円筒部の先端面とオープナの内側
平坦面とが当接することにより停止し、オープナの外方
移動は、オープナのボスの外側端面とスロットルギヤの
小径平坦面とが当接することにより停止する。このよう
に、オープナの両面のスラストストッパーの当接面を半
径の最も小さい部位に形成され、摺動抵抗が低減してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関のスロットル制御装置の実施
の形態を示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
10:スロットルボデー本体 11:吸気通路 12:第1円筒部 18:スロットルシャフト 19:スロットルバルブ 22:オープナ 23:スロットルギヤ 33:バックスプリング 34:リリーフスプリング 36:制御モータ 51:小径平坦面 53:内側平坦面 61:ボス
フロントページの続き (72)発明者 柘植 隆司 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 Fターム(参考) 3G065 CA23 DA05 DA06 DA15 GA46 HA12 HA15 HA21 HA22 KA15 KA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路のスロットルバルブの開度が制
    御モータによって制御され、制御モータの回転が減速ギ
    ヤ機構を介してスロットルバルブに伝達され、スロット
    ルシャフトにオープナが回転及び摺動可能に嵌合され、
    オープナの内側にバックスプリングが配置されるととも
    にオープナの外側にリリーフスプリングが配置され、バ
    ックスプリングがスロットルバルブを閉方向に付勢する
    とともにリリーフスプリングがスロットルバルブを開方
    向に付勢する内燃機関のスロットル制御装置において、
    スロットルギヤがスロットルシャフトに嵌合して固定さ
    れ、内燃機関の運転時にはスロットルギヤの回転角度に
    応じてオープナが内方又は外方に移動され、オープナの
    内側面がスロットルボディ本体に当接することによりオ
    ープナの内方移動が停止され、オープナの外側面がスロ
    ットルギヤの内側面に当接することによりオープナの外
    方移動が停止されることを特徴とする内燃機関のスロッ
    トル制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の停止時に、バックスプリング
    がスロットルバルブを閉方向に付勢し、同時にリリーフ
    バルブがスロットルバルブを開方向に付勢して、スロッ
    トルバルブが全閉位置から所定量開いたオープナ開度位
    置Nに維持される請求項1の内燃機関のスロットル制御
    装置。
  3. 【請求項3】 オープナの内方移動は、スロットルボデ
    ィ本体の第1円筒部の先端面とオープナの内側平坦面と
    が当接することにより停止し、オープナの外方移動は、
    オープナのボスの外側端面とスロットルギヤの小径平坦
    面とが当接することにより停止する請求項1又は2の内
    燃機関のスロットル制御装置。
  4. 【請求項4】 バックスプリングの内側端部はスロット
    ルボディ本体のばね挿入孔に係合され、バックスプリン
    グの外側端部はオープナの内側ばね溝に係合され、リリ
    ーフスプリングの内側端部はオープナの外側ばね溝に係
    合され、リリーフスプリングの外側端部はスロットルギ
    ヤの大径平坦面の内周壁に係合された請求項1ないし3
    のいずれか1つに記載された内燃機関のスロットル制御
    装置。
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Cited By (5)

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