JP2001227315A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置

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JP2001227315A
JP2001227315A JP2000040474A JP2000040474A JP2001227315A JP 2001227315 A JP2001227315 A JP 2001227315A JP 2000040474 A JP2000040474 A JP 2000040474A JP 2000040474 A JP2000040474 A JP 2000040474A JP 2001227315 A JP2001227315 A JP 2001227315A
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cam
link
valve
rocker arm
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Seinosuke Hara
誠之助 原
Makoto Nakamura
信 中村
Yoshihiko Yamada
吉彦 山田
Keisuke Takeda
敬介 武田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブリフトを可変制御しつつ作動時の偏荷
重によるロッカアームなどの倒れを抑制して偏摩耗の発
生を防止する。 【解決手段】 ドライブシャフト13に一体に有する駆
動カムの回転によりリンクアーム19とロッカアーム1
8及びリンクロッド20を介して揺動する揺動カム17
を備えている。この揺動カムの揺動により吸気弁12,
12を開閉作動させると共に、制御手段22によってサ
ポートアーム21を上下方向へ回動させることにより、
バルブリフトを可変にする。前記ロッカアームの両端部
18a,b及び基部18cを中央にU字形溝を有する二
股部43a〜45bを設けて、該各二股部及び各連結ピ
ン23,26,27を介してリンクアームとリンクロッ
ド及びサポートアームとを両持状態に支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸・排気弁の開閉
時期及びバルブリフト量を機関運転状態に応じて可変に
できる内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機関低速低負荷時における燃費の改善や
安定した運転性並びに高速高負荷時における吸気の充填
効率の向上による十分な出力を確保する等のために、吸
気・排気弁の開閉時期とバルブリフト量を機関運転状態
に応じて可変制御する動弁装置は従来から種々提供され
ており、その一例として特開平11−107725号の
公報に記載されたものがある。
【0003】図10及び図11に基づいて概略を説明す
れば、シリンダヘッド51に図外のバルブガイドを介し
て摺動自在に設けられた一対の吸気弁52と、シリンダ
ヘッド51上部の軸受53に回転自在に支持されて、機
関のクランク軸から回転力が伝達される駆動軸54と、
該駆動軸54の軸心に対して中心を所定量偏心させて固
定された2つの駆動カム55と、同じく駆動軸54に揺
動自在に支持されて、各吸気弁52の上端部に設けられ
たバルブリフター56の上面に摺接して各吸気弁52を
バルブスプリング57のばね力との相対圧で開閉作動さ
せる揺動カム58と、該揺動カム58と駆動カム55と
の間に介装されて駆動カム55の偏心回転を揺動カム5
8に伝達して揺動させる伝達機構59と、該伝達機構5
9を介して揺動カム58のバルブリフター上面に対する
揺動位置を変化させてバルブリフト特性を可変にする可
変機構60とを備えている。
【0004】前記伝達機構59は、ほぼ円環状の基端部
61aの嵌合孔61cが駆動カム55の外周面に回転自
在に嵌合したリンクアーム61と、前記軸受53の上端
部に制御軸67を介して揺動自在に支持され、中央側基
部62aの前端の一側部に突設された一端部62bが連
結ピン63によってリンクアーム61の突出端部61b
に相対回転自在に連結されたロッカアーム62と、両端
部64a,64bがロッカアーム62の一端部62bと
対角線位置にある他端部62cと揺動カム58のカムノ
ーズ部58aに夫々ピン65,66を介して相対回転自
在に連結されたリンクロッド64とから構成されてい
る。
【0005】また、可変機構60は、図外のアクチュエ
ータによって回転位置を制御される前記制御軸67と、
該制御軸67の外周に中心P1を制御軸67の軸心P2
から所定量α偏心した状態で固定されて、ロッカアーム
62の基部62aのカム孔62d内に摺動自在に設けら
れた偏心制御カム68とから構成されている。
【0006】そして、機関の始動とともに駆動軸54及
び駆動カム55が回転し始めると、該駆動カム55の偏
心回転力によりリンクアーム61が上下動し、これによ
ってロッカアーム62がカム孔62dを介して制御カム
68を支点として揺動し、この揺動力がリンクロッド6
4に伝達されて揺動カム58を図中上下方向へ揺動させ
ることによりカム面58bでバルブリフター56を下方
へ押圧あるいは押圧を解除して吸気弁52を開閉作動さ
せるようになっている。
【0007】また、機関運転状態の変化に伴い制御軸6
7が所定量回転して制御カム68を偏心回動させること
によりロッカアーム62の揺動支点P1を変化させる。
これによって、揺動カム58は、リンクロッド64を介
してバルブリフター56の上面上での揺動支点位置が図
中左あるいは右方向へ変化し、これによって吸気弁52
のバルブリフト特性を大小可変するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の動弁装置にあっては、ロッカアーム62が、図11
に示すように平面ほぼクランク状に折曲されて、両端部
62b,62cが中央基部62aの前後端の対角線位置
に形成されていると共に、該各端部62b,62cに連
結ピン63、65を介してリンクアーム61の他端部6
1bとリンクロッド64の一端部64aがそれぞれ片持
ち状態に支持されている。したがって、吸気弁52の開
作動中に駆動カム55からリンクアーム61を介してロ
ッカアーム62の一端部62bに伝達された入力荷重は
図11に示すA点位置となり、一方、閉作動中にバルブ
スプリング57からバルブリフター56と揺動カム58
及びリンクロッド64を介してロッカアーム62の他端
部62cに伝達された入力荷重は図11に示すB点位置
になる。
【0009】このため、この両点A,Bを結んだ線分と
ロッカアーム62の揺動支点となる制御カム68中心と
の交点Cが支点の荷重点になるが、この荷重点Cは、ロ
ッカアーム基部62aの荷重幅長Wの内で駆動カム55
寄りの外側端側に片寄った位置になっている。
【0010】したがって、前記各入力荷重がロッカアー
ム62の各端部62b,cに作用すると、基部62aに
荷重点cを中心とした倒れ現象が発生して、カム孔62
dの荷重点C側の孔縁が、制御カム68の外周面に肩当
たりしてかかる偏荷重により、両者間に焼き付きや摩耗
などが発生する虞れがある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の可
変動弁装置の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請
求項1記載の発明は、機関のクランク軸によって回転駆
動し、外周に駆動カムが固定されたドライブシャフト
と、バルブリフター上面上を摺動して、機関弁を開作動
させる揺動カムと、一端部が前記駆動カムにリンクアー
ムを介して回転自在に連係しかつ他端部がリンクロッド
を介して揺動カムの端部に連係したロッカアームと、機
関の巾方向に沿ってほぼ横方向に配置され、基端部が前
記ドライブシャフトに回転自在に支持されかつ先端部が
ロッカアームの揺動支点位置に連係したサポートアーム
と、該サポートアームを上下方向へ回動させることによ
り、前記ロッカアーム及びリンクロッドを介して揺動カ
ムの揺動位置を制御して機関弁のリフト量を可変制御す
る制御手段とを備えた内燃機関の可変動弁装置であっ
て、前記ロッカアームの両端部位および揺動支点部位あ
るいはこのロッカアームに連結される前記リンクアーム
とリンクロッド及びサポートアームの各連結部位に二股
部を形成し、該各二股部とこの各二股部間に係入した前
記各部位とを連結ピンを介して両持状態で回転自在に連
結したことを特徴としている。
【0012】したがって、請求項1記載の発明によれ
ば、例えばロッカアームの各連結部位を二股状に形成
し、この各二股部間に前記リンクアーム、リンクロッ
ド、サポートアームの各端部を係入すると共に、各二股
部と前記各端部に連結ピンを挿通して両持状態で回転自
在に連結したため、装置の作動時において前記各端部か
らロッカアームの各連係部位に対する伝達荷重は連結ピ
ンを介して二股部の両ピン挿通孔の各内周面に均等に作
用する。この結果、前記各ピン挿通孔の内周面に対する
片当りの発生が防止されて、偏摩耗などの異常摩耗の発
生を防止できる。
【0013】請求項2記載の発明は、前記各二股部を、
前記各連結部位のほぼ中央にU字形状の溝を形成するこ
とにより成形すると共に、該二股部間に介装した連結ピ
ンによって前記各リンクアームとリンクロッド及びサポ
ートアームのロッカアーム側の端部を両持状態で回転自
在に連結したことを特徴としている。
【0014】以上のように、連係端部の中央に単に切削
加工によりU字形状の溝を形成することによって二股部
を成形するようにしたため、該二股部の成形作業が容易
になる。
【0015】請求項3記載の発明は、前記制御手段を、
アクチュエータによって回転制御される制御軸と、該制
御軸の外周に一体に固定された制御カムと、該制御カム
と前記サポートアームとを連係する制御リンクとから構
成し、前記制御リンクのサポートアーム側の連係端部を
二股状に形成して、サポートアームに対して両持状態で
回転自在に連結したことを特徴としている。
【0016】したがって、制御リンクのサポートアーム
との連係端部の偏摩耗の発生が防止されると共に、かか
る連結部位のコンパクト化が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図5は、本発明の一実施形
態を示し、1気筒あたり2つの吸気弁を有する内燃機関
に適用したものを示している。
【0018】すなわち、この可変動弁装置は、シリンダ
ヘッド11に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設
けられた一対の吸気弁12,12と、シリンダヘッド1
1上部の図外の軸受に回転自在に支持された中空状のド
ライブシャフト13と、該ドライブシャフト13に、圧
入等により固設された駆動カム15と、前記ドラフトシ
ャフト13に駆動カム15と同軸上にカム軸受14に軸
受けされつつ設けられて、各吸気弁12,12をバルブ
リフター16,16を介して押圧開動させる一対の揺動
カム17,17と、一端部18aが前記駆動カム15に
リンクアーム19を介して連係し、他端部18bがリン
クロッド20を介して前記揺動カム17,17に連係し
たロッカアーム18と、基端部21aがドライブシャフ
ト13に回転自在に支持され、先端部21bがロッカア
ーム18の揺動支点に連結されたサポートアーム21
と、該サポートアーム21を所定角度範囲で傾動させる
制御手段22とを備えている。
【0019】前記ドライブシャフト13は、機関前後方
向に沿って配置されていると共に、一端部に設けられた
図外の従動スプロケットや該従動スプロケットに巻装さ
れたタイミングチェーン等を介して機関のクランク軸か
ら回転力が伝達されている。
【0020】前記駆動カム15は、図4にも示すよう
に、ほぼリング状を呈し、大径なカム本体15aと、該
カム本体15aの外端面に一体に設けられた筒状部15
bとからなり、内部軸方向にドライブシャフト挿通孔1
5cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸
心Xがドライブシャフト13の軸心Yから径方向へ所定
量だけオフセットしている。また、この駆動カム15
は、ドライブシャフト13に対し前記両バルブリフター
16,16に干渉しない両外側にドライブシャフト挿通
孔15cを介して圧入固定されている。
【0021】また、前記リンクアーム19は、比較的大
径な円環状の基部19aと、該基部19aの外周面所定
位置に突設された突出端19bとを備え、基部19aの
中央位置には、前記駆動カム15のカム本体15aの外
周面に回転自在に嵌合する嵌合孔19cが形成されてい
る一方、突出端19bには、前記ピン23が回転自在に
挿通するピン孔19dが貫通形成されている。また、リ
ンクアーム19は、機関の巾方向に沿って横倒し状態に
配置されている。
【0022】前記揺動カム17,17は、図1及び図4
に示すようにほぼ横U字形状を呈し、両者17,17間
のほぼ円筒状の基部17aにドライブシャフト13が嵌
挿されて回転自在に支持される支持孔17bが貫通形成
されていると共に、ロッカアーム18他端部18b側に
位置する端部24にピン孔24aが貫通形成されてい
る。また、各揺動カム17,17の下面(カムフェー
ス)には、基部17a側の基円面25aと該基円面25
aから端部23端縁側に円弧状に延びるカム面25bと
が形成されており、該基円面25aとカム面25bと
が、揺動カム17の揺動位置に応じて各バルブリフター
16の上面所定位置に当接するようになっている。
【0023】すなわち、図6に示すバルブリフト特性か
らみると、図1に示すように基円面25aの所定角度範
囲θ1がベースサークル区間になり、カム面25bの前
記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2がいわ
ゆるランプ区間となり、さらにカム面25bのランプ区
間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように
設定されている。また、揺動カム17,17は、基端円
25aからカム面25bの端縁までのリフト立ち上がり
時における回動方向がドライブシャフト13の回転方向
と逆方向に設定されている。
【0024】前記カム軸受14は、シリンダヘッド11
の上端部に設けられて揺動カム17,17間の基部17
aを支持するメインブラケット14aと、該メインブラ
ケット14aの上端部に設けられて後述する制御軸を回
転自在に支持するサブブラケット14bとを有し、両ブ
ラケット14a,14bが一対のボルト14c,14c
によって上方から共締め固定されている。
【0025】前記ロッカアーム18は、図1及び図4に
示すように、ほぼく字形に折曲形成されて、シリンダヘ
ッド11の上方内側にほぼ上下方向に沿って配置されて
おり、一端部18aと他端部18b及び中央の基部18
cが二股状に形成されている。すなわち、両端部18
a,18b及び基部18cは、幅厚に形成されて、それ
ぞれの中央部に外方から切削加工によって切り欠かれた
ほぼU字形状の溝40、41、42が形成されていると
共に、この各U字形溝40〜41の両側にそれぞれ二股
部43a,43b、44a,44b、45a,45bが
形成されている。また、前記各二股部43a,43b,
44a,44b、45a,45bには、連結ピン23、
26、27が挿通されるピン挿通孔43c,44c,4
5cがそれぞれ貫通形成されている。
【0026】そして、一端部18aのU字形溝40にリ
ンクアーム19の突出端19bが係入しかつ該突出端1
9bに穿設されたピン孔19cと前記ピン挿通孔43c
に挿通した前記連結ピン23を介して回転自在に連結さ
れている一方、他端部18bのU字形溝41にリンクロ
ッド20の一端部20aが係入しかつ一端部20aに穿
設されたピン孔20cと前記ピン挿通孔44cに挿通し
た前記連結ピン27を介して回転自在に連結されてい
る。また、前記基部18cのU字形溝42にサポートア
ーム21の先端部21bが係入しかつ該先端部21bに
穿設されたピン孔21eと前記ピン挿通孔45cに挿通
した連結ピン26を介して回転自在に連結している。
【0027】前記リンクロッド20は、図1にも示すよ
うに所定長さの直線状に形成され、円形状の一端部20
aは前述のように前記ロッカアーム18の二股状他端部
18cと連結ピン27を介して連係されている一方、二
股状に形成された他端部20bは揺動カム17の端部2
4に連係ピン28を介して回転自在に連結している。つ
まり、他端部20bは、幅厚に形成されて、中央部に外
方から切削加工によって切り欠かれたほぼU字形状の溝
46が形成されていると共に、この各U字形溝46の両
側に二股部47a,47bが形成されている。また、前
記各二股部47a,47bには、連結ピン28が挿通さ
れるピン挿通孔47cがそれぞれ貫通形成されており、
前記U字形溝46に一方の揺動カム17の端部24が係
入しかつこの端部24に穿設されたピン孔24aと前記
ピン挿通孔47cに挿通した前記連結ピン28によって
回転自在に連結している。
【0028】そして、図1に示すように揺動カム17の
回転中心点から該揺動カム17とリンクロッド20の連
結中心点を結ぶ直線Z1と、該連結中心点からリンクロ
ッド20の軸心を通る直線Z2とを所定の角度θで常時
ほぼく字形状に折曲状態となるように配置している。
尚、各ピン23,26,27の端部には、リンクアーム
19やリンクロッド20の軸方向の移動を規制する各ス
ナップリング29が設けられている。
【0029】前記サポートアーム21は、図1及び図4
に示すようにほぼ直線状の平板状を呈し、前記リンクア
ーム19やリンクロッド20と同様に機関の巾方向に沿
って横倒し状態に配置され、筒状の基端部21aが該基
端部21a内に形成されたドライブシャフト挿通孔21
cを介してドライブシャフト13の外周面に回転自在に
支持されていると共に、先端部21bが前述のようにピ
ン26を介してロッカアーム18の基部18cのピン孔
18dに揺動支点となるように連結されている。また、
このサポートアーム21は、基端部21aが駆動カム1
5と揺動カム17との間に挾持された形で配置されてい
る。さらに、このサポートアーム21は、制御手段22
によって上下方向へ回動して吸気弁12,12のリフト
量を可変にするが、大リフト域から小リフト域への制御
切換時における回動方向がドライブシャフト13の回転
方向(矢印)と同一方向の下方へ回動するように設定さ
れている。
【0030】前記制御手段22は、前記軸受14のメイ
ンブラケット14aとサブブラケット14bとの間に軸
受された制御軸30と、該制御軸30の外周に一体に固
定された制御カム31と、該制御カム31とサポートア
ーム21とを連係した制御リンク32と、前記制御軸3
0を回転制御する図外の電磁アクチュエータと、該電磁
アクチュエータを機関運転状態に応じて回転制御するコ
ントローラとから構成されている。
【0031】前記各制御カム31は、円筒状を呈し、制
御軸30外周に固定されていると共に、図1に示すよう
に軸心P1位置が制御軸30の軸心Pからα分だけ偏倚
している。
【0032】また、制御リンク32は、大径円環状に形
成された一端部32aが円形孔32cを介して制御カム
31の外周面に回転自在に支持されていると共に、二股
状の他端部32bが連結ピン33を介してサポートアー
ム21の長手方向のほぼ中央位置に回転自在に連結され
ている。すなわち、前記他端部32bは、幅厚に形成さ
れて、中央部に外方から切削加工によって切り欠かれた
ほぼU字形状の溝48が形成されていると共に、この各
U字形溝48の両側に二股部49a,49bが形成され
ている。また、前記各二股部49a,49bには、連結
ピン33が挿通されるピン挿通孔49cがそれぞれ貫通
形成されており、前記U字形溝48にサポートアーム2
1のほぼ中央位置に穿設されたピン孔21dと前記ピン
挿通孔49cに挿通した前記連結ピン33によって回転
自在に連係している。
【0033】前記制御軸30は、一端部に設けられた前
記電磁アクチュエータによって所定回転角度範囲内で回
転するように制御されており、前記電磁アクチュエータ
は、前記コントローラからの制御信号によって駆動する
ようになっている。コントローラは、クランク角センサ
やエアーフローメータ,水温センサ等の各種のセンサか
らの検出信号に基づいて現在の機関運転状態を演算等に
より検出して、前記電磁アクチュエータに制御信号を出
力している。
【0034】以下、本実施形態の作用を説明すれば、ま
ず、機関低速低負荷時には、コントローラからの制御信
号によって電磁アクチュエータが一方に回転駆動され
る。このため、制御カム31は、軸心P1が図1及び図
7に示すように制御軸16の軸心P2から左下方の回動
位置に保持され、厚肉部31aがドライブシャフト13
方向へ接近するように移動する。このため、サポートア
ーム21は、図示のように基端部21aを中心として下
方へ回動してほぼ水平状態位置に保持される。これによ
って、ロッカアーム18は、全体が下方向へ移動し、こ
のため、各揺動カム17は、リンクロッド20を介して
端部24が強制的に若干引き上げられて全体が左方向
(反時計方向)へ回動する。
【0035】したがって、駆動カム15の回転によりリ
ンクアーム19を介してロッカアーム18の一端部18
bを押し上げあるいは押し下げるとロッカアーム18が
サポートアーム21の先端部21bを支点として揺動
し、他端部18bからその揺動力がリンクロッド20を
介して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達され
るが、そのリフト量L1は図7に示すように比較的小さ
くなる。
【0036】よって、かかる低速低負荷域では、図9の
破線で示すようにバルブリフト量が小さくなると共に、
各吸気弁12の開時期が遅くなり、排気弁とのバルブオ
ーバラップが小さくなる。このため、燃費の向上と機関
の安定した回転が得られる。
【0037】一方、機関高速高負荷時に移行した場合
は、コントローラからの制御信号によって電磁アクチュ
エータが反対方向に回転駆動される。したがって、図8
A,Bに示すように制御軸30が、制御カム31を図1
及び7に示す位置から時計方向に約180°回転させ、
軸心P1(厚肉部31a)を上方向へ移動させる。この
ため、サポートアーム21は基端部21aを中心に上方
へ回動して所定角度の回動位置に保持される。したがっ
て、ロッカアーム18は、今度は全体が上方向に移動し
て他端部18bが揺動カム17の端部24を、リンクロ
ッド20を介して図中右方向へ押圧して該揺動カム17
全体を所定量だけ時計方向へ回動させる。
【0038】したがって、図8Aに示すように、揺動カ
ム17のカム面25bはバルブリフター16上面に接近
した状態になる。このため、駆動カム17が回転してロ
ッカアーム18の一端部18aをリンクアーム19を介
して押し上げると、バルブリフター16に対するそのリ
フト量L2は図7Bに示すように大きくなる。
【0039】よって、かかる高速高負荷域では、図9の
実線で示すようにカムリフト特性が低速低負荷域に比較
して大きくなってバルブリフト量も大きくなると共に、
各吸気弁12の開時期が早くなる一方、閉時期が遅くな
る。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出力が確
保できる。
【0040】このように、本実施形態では、各吸気弁1
2の開閉時期やバルブリフト量を可変にできることは勿
論のこと、サポートアーム21やリンクアーム19,リ
ンクロッド20の全体を横倒し状態に配置し、したがっ
て、ロッカアーム18もドライブシャフト13の側部側
に配置したため、機関上下方向の配置スペースを十分に
小さくすることができる。特に、前述のように最大リフ
ト状態におけるロッカアーム18の揺動もサブブラケッ
ト14bの高さよりも低い位置で行われるので、図外の
ロッカカバー高さつまり機関の高さを十分に低くするこ
とが可能になり、装置全体のコンパクト化が図れる。こ
の結果、装置の機関への搭載性が向上する。また、ドラ
イブシャフト13の配置を変更することなく、現行のド
ライブシャフト13の配置によって装置を設けることが
できるため、この点でも機関への搭載性が良好になる。
【0041】しかも、この実施形態によれば、ロッカア
ーム18の両端部18a,18b及び基部18cをそれ
ぞれ二股状に形成し、この各二股部43a〜45b間の
U字形溝40〜42に前記リンクアーム19やリンクロ
ッド20及びサポートアーム21の各端部を係入し、各
連結ピン23、26、27を介して両持状態に支持する
ようにしたため、装置の作動時において前記各端部19
b,20a,21bからロッカアーム18の各二股部4
3a〜45bに対する伝達荷重は各連結ピン23、2
6、27を介して二股部43a〜45bの各ピン挿通孔
43c〜45cの各内周面に均等に作用する。この結
果、前記各ピン挿通孔43c〜45cの内周面に対する
片当りの発生が防止されて、偏摩耗などの異常摩耗の発
生を防止できる。
【0042】特に、前記ロッカアーム18の両端部18
a、18bは、互いに基部18cを中心としてドライブ
シャフト13の軸方向へ反対方向に突き出ているため、
該両端部18a,18b側から基部18cに、ドライブ
シャフト13の軸方向に対して倒れ方向の大きな曲モー
メントが発生し易くなるが、前記両端部18a,18b
及び基部18cは、前述のように連結ピン23、26、
27を介して両持状態になっているため、前記曲モーメ
ントによる倒れが確実に防止される。
【0043】また、前記ロッカアーム18の各連係部位
に二股部43a〜45bを、外部から切削具により切削
加工することによってU字形状の溝40〜42を形成す
ることによって成形するようにしたため、かかるU字形
溝40〜42の機械加工作業が容易になり、結果的に各
二股部43a〜45bの成形作業性が良好になる。
【0044】さらに、前記リンクロッド20の他端部2
0bに二股部47a,47bを形成して前記揺動カム1
7の端部24を、連結ピン28を介して両持状態に支持
し、また、前記制御リンク32のサポートアーム21側
の他端部32bも二股状に形成し、この二股部49a,
49bによりサポートアーム21の中央部位を、連結ピ
ン33を介して両持状態に支持するようにしたため、こ
れら二股部49a,49bや端部24及びサポートロッ
ド中央部位にかかる荷重負荷による各部の偏摩耗の発生
を効果的に抑制することができると共に、制御リンク3
2の二股部49a,49bによってサポートアーム21
の中央部位を挟持すようになるのでかかる連結部位のコ
ンパクト化が図れる。
【0045】本発明は、前記実施形態の構成に限定され
るものではなく、例えば二股部をロッカアーム側ではな
く、リンクアームの突出端やリンクロッドの一端部側に
形成することも可能である。
【0046】また、例えば、両揺動カム17,17の外
形状を異ならせて2つの吸気弁12,12にリフト差を
与えるようにすれば、1つの気筒内で吸気スワール効果
が大きくなり、燃焼性が良好となるといった効果が得ら
れる。
【0047】前記各実施態様では、装置を吸気弁12側
に適用した場合を示したが、排気弁側あるいは吸気・排
気弁の両方に適用することも可能であり、さらに1気筒
あたり2弁ではなく、1弁のものに適用することも可能
である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、機関弁のバルブタイミング及びバルブリフト量
を可変制御できることは勿論のこと、例えばロッカアー
ムの各連結部位を二股状に形成し、この各二股部間に前
記リンクアーム、リンクロッド、サポートアームの各端
部を係入すると共に、各二股部と前記各端部に連結ピン
を挿通して両持状態に連結したため、装置の作動時にお
いて前記各端部からロッカアームの各連係部位に対する
伝達荷重は連結ピンを介して二股部の両ピン挿通孔の各
内周面に均等に作用する。この結果、前記各ピン挿通孔
の内周面に対する片当りの発生が防止されて、偏摩耗な
どの異常摩耗の発生を防止できる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、連係部位の
中央に単に切削加工によりU字形状の溝を形成すること
によって二股部を成形するようにしたため、該二股部の
成形作業が容易になる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、制御リンク
のサポートアームとの連係端部の偏摩耗の発生が防止さ
れると共に、かかる連結部位のコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図2のA−A線断面
図。
【図2】本実施形態を一部断面して示す側面図。
【図3】同実施形態の平面図。
【図4】同実施形態に供される各構成部品の分解斜視
図。
【図5】同実施形態の要部平面図。
【図6】揺動カムの基端面とカム面に対応したバルブリ
フト特性図。
【図7】低速低負荷時の作用を示す図2のB−B線断面
図。
【図8】A,Bは高速高負荷時の作用を示す図2のB−
B線断面図。
【図9】本実施形態のバルブタイミングとバルブリフト
の特性図。
【図10】従来の可変動弁装置を示す断面図。
【図11】同従来の可変動弁装置を示す平面図。
【符号の説明】
11…シリンダヘッド 12…吸気弁 13…ドライブシャフト 15…駆動カム 17…揺動カム 18…ロッカアーム 18a…一端部 18b…他端部 19…リンクアーム 19a…基部 19b…突出端 20…リンクロッド 21…サポートアーム 21a…基端部 21b…先端部 22…制御手段 30…制御軸 31…制御カム 32…制御リンク 40〜42…U字形溝 43a〜45b…二股部 23、26、27…連結ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 吉彦 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 武田 敬介 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 3G016 BA03 BB04 CA01 CA47 CA52 DA08 DA23 GA02 3G018 AB07 BA31 DA02 DA04 DA09 DA10 DA11 DA85 EA03 EA04 EA13 EA14 EA31 EA32 FA01 FA06 FA08 FA09 GA14 GA17 GA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関のクランク軸によって回転駆動し、
    外周に駆動カムが固定されたドライブシャフトと、バル
    ブリフター上面上を摺動して、機関弁を開作動させる揺
    動カムと、一端部が前記駆動カムにリンクアームを介し
    て回転自在に連係しかつ他端部がリンクロッドを介して
    揺動カムの端部に連係したロッカアームと、機関の巾方
    向に沿ってほぼ横方向に配置され、基端部が前記ドライ
    ブシャフトに回転自在に支持されかつ先端部がロッカア
    ームの揺動支点位置に連係したサポートアームと、該サ
    ポートアームを上下方向へ回動させることにより、前記
    ロッカアーム及びリンクロッドを介して揺動カムの揺動
    位置を制御して機関弁のリフト量を可変制御する制御手
    段とを備えた内燃機関の可変動弁装置であって、 前記ロッカアームの両端部位および揺動支点部位あるい
    はこのロッカアームに連結される前記リンクアームとリ
    ンクロッド及びサポートアームの各連結部位に二股部を
    形成し、該各二股部とこの各二股部間に係入した前記各
    部位とを連結ピンを介して両持状態で回転自在に連結し
    たことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 【請求項2】 前記各二股部を、前記各連結部位のほぼ
    中央にU字形状の溝を形成することにより成形すると共
    に、該二股部間に介装した連結ピンによって前記各リン
    クアームとリンクロッド及びサポートアームのロッカア
    ーム側の端部を両持状態で回転自在に連結したことを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段を、アクチュエータによっ
    て回転制御される制御軸と、該制御軸の外周に一体に固
    定された制御カムと、該制御カムと前記サポートアーム
    とを連係する制御リンクとから構成し、前記制御リンク
    のサポートアーム側の連係端部を二股状に形成して、サ
    ポートアームに対して両持状態で回転自在に連結したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の可変
    動弁装置。
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