JP2001227178A - 地下工事用螺旋階段設置工法 - Google Patents

地下工事用螺旋階段設置工法

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JP2001227178A
JP2001227178A JP2000042626A JP2000042626A JP2001227178A JP 2001227178 A JP2001227178 A JP 2001227178A JP 2000042626 A JP2000042626 A JP 2000042626A JP 2000042626 A JP2000042626 A JP 2000042626A JP 2001227178 A JP2001227178 A JP 2001227178A
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JP
Japan
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steps
support
ground
guide bar
fixed
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JP2000042626A
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English (en)
Inventor
Jun Tagami
潤 田上
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TAGAMI TEKKO KK
Original Assignee
TAGAMI TEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、深い地下工事において、作業者が昇り
降りするには、複数の真っすぐな階段を壁面に順次に斜
めに差し渡していたが、一つの階段から他の階段に乗り
移る箇所に大きな段差が生じたり、場所によっては、階
段同士が上下に狭い間隔で交差するところが生じること
があったため、作業者の昇り降りに時間と労力を要する
ばかりでなく、落下事故のおそれがあるという課題があ
った。 【解決手段】 地上にフレームを組み立て、そのフレー
ムに支柱を下降可能に吊り下げ、その支柱の下方部分の
周りに適宜数のステップを地上にて螺旋状に固定した後
に、支柱を適宜長さ下降させ、固定済みのステップに連
ねてその上方部分の支柱の周りに適宜数のステップを螺
旋状に固定する作業を繰り返すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上から地下の工
事現場の深さまで作業者が昇り降りする螺旋階段を設置
する工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、深い地下工事において、作業者が
昇り降りするには、複数の真っすぐな階段を壁面に順次
に斜めに差し渡していたが、一つの階段から他の階段に
乗り移る箇所に大きな段差が生じたり、場所によって
は、階段同士が上下に狭い間隔で交差するところが生じ
ることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、作業者の昇
り降りに時間と労力を要するばかりでなく、落下事故の
おそれがあるという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】このよう
な課題を解決するための手段として、請求項1に記載の
発明は、地上にフレームを組み立て、そのフレームに支
柱を下降可能に吊り下げ、その支柱の下方部分の周りに
適宜数のステップを地上にて螺旋状に固定した後に、支
柱を適宜長さ下降させ、固定済みのステップに連ねてそ
の上方部分の支柱の周りに適宜数のステップを螺旋状に
固定する作業を繰り返すようにしたものであって、支柱
を順次に下降させながらステップを固定するようにした
から、地上においてステップの固定作業を行うことがで
き、安全、かつ、能率よく、螺旋階段を設置することが
できるとともに、螺旋階段は作業者が安全、かつ、迅速
に昇降することができる。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1の発明
において、支柱の上に他の支柱を順次に接続するように
したから、工事現場の深さに応じて適宜の高さの螺旋階
段を設置することができる。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2の発明において、支柱と平行にガイドバーを地底に立
設し、そのガイドバーに対応するステップをそのガイド
バーに摺動自由に嵌合するようにしたものであって、一
回りごとのステップがガイドバーに嵌合するから、設置
時及び設置後の螺旋階段の安定性が高い。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項3の発明
において、ガイドバーが2本間隔をあけて設けられるよ
うになっているから、安定性がさらに向上する。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3または4の発明において、ステップの隣り合うもの同
士がボルトとナットにより分離可能に連結され、かつ、
ステップが支柱にボルトとナットにより分離可能に固定
されるようにしたものであって、設置時には支柱と多数
のステップとを別々にして搬入し、撤去時にも分解して
搬出することができるから、搬送が容易であるととも
に、現場における溶接作業が不要であるから、工場で塗
装した支柱やステップを設置後に再塗装の必要が無い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。地面aに打ち込まれた矢板
1の内側に立穴bが掘られ、地面aに敷かれた補強板2
の上にフレーム3が組み立てられている。
【0010】図1において、4は最下段となる支柱であ
って、上端にフランジ5が、下端にフランジ7が、その
フランジ7の少し上部にフランジ6がそれぞれ形成さ
れ、上端のフランジ5に掛けたワイヤ8に図示しないク
レーンのフック9が掛けられているとともに、フレーム
3に据え付けられた図示しないチェーンブロックのチェ
ーン10がフランジ6に掛けられていて、支柱4はフッ
ク9とチェーン10により真っすぐに、かつ、昇降可能
に吊り下げられている。
【0011】図2はステップ11を示し、図3に示すよ
うに、下面に溶接されたリブ12に形成された取付孔1
3を支柱4の周りに螺旋状に溶接されたブラケット14
に形成された取付孔15に整合して図示しないボルトと
ナットにより支柱4の周りに螺旋状に固定されるととも
に、周縁に溶接された端板16の一端に上向きの屈曲部
17と他端に形成された下向きの屈曲部18にそれぞれ
長孔19が形成されていて、隣り合うステップ11の下
向きの屈曲部18の長孔19と上向きの屈曲部17の長
孔19とが整合して図示しないボルトとナットにより結
合されるようになっている。
【0012】また、各ステップ11の周縁近くには2個
の取付孔20が形成され、パイプを曲成した手摺り21
がその下端に固定された取付板22に形成された取付孔
23を上記取付孔20に整合して図示しないボルトとナ
ットにより固定されるようになっているとともに、各手
摺り21の上部には左右で高さの異なる位置に連結板2
4が溶接され、隣合うステップ11の手摺り21同士が
連結板24に形成された連結孔25に通した図示しない
ボルトとナットにより連結されるようになっている。
【0013】以上の作業は、支柱4を順次に下降させな
がら補強板2の高さで行われる。
【0014】矢板1には適宜高さにH型鋼26が水平に
固定され、このH型鋼26には、図5に示すように、間
隔をあけて2個のT型部材27が固定され、各T型部材
27には、両側から屈曲部材28が固定されて上下方向
の案内溝29が構成されている。
【0015】図4、5に示すように、矢板1に対応する
ステップ30は、幅が他のステップ11の約2倍あっ
て、周縁が真っすぐになっていてその両端に案内溝29
の構成された屈曲部材31が固定されている。
【0016】ステップ30のその他の構成は他のステッ
プ11と同様であるので、説明を省略する。
【0017】図1、6、7、8に示すように、フレーム
3の矢板1の近くには上記屈曲部材28が2個固定され
いて、H型鋼からなるガイドバー33が上記案内溝29
に通されて矢板1に固定された屈曲部材28の案内溝2
9に通ることにより垂直に立てられるようになってお
り、支柱4の下降に伴って、図6に示すように、幅の広
いステップ30に固定された屈曲部材31の案内溝32
に上記ガイドバー33が挿入され、支柱4が斜めになら
ないようになっている。
【0018】したがって、支柱4が順次に降下して地下
面cに当たると、フック9をワイヤ8から外し、チェー
ン10をフランジ6から外しても、組み立てられた螺旋
階段は倒れない。
【0019】次に、2本目の支柱4をクレーンとチェー
ンブロックで吊り下げて1本目の支柱4の上に連結す
る。
【0020】連結の方法は、図4に示すように、上下の
支柱の上下両端に固定されたフランジ5、7に形成され
た取付孔34、34を整合して図示しないボルトとナッ
トで連結する。
【0021】そして、さらに地下面cを掘り下げてか
ら、組みつけた螺旋階段を順次に下げながらステップ1
1及び30を組みつけて行き、幅の広いステップ30の
位置においては、図4、5に示すように、案内溝29、
32を対応させてガイドバー33を挿入する。
【0022】ガイドバー33の接続は、端部の両面に板
を当てボルトとナットにより連結する。
【0023】このようにして設置された螺旋階段は2本
のガイドバー33により支えられているため、支柱4を
クレーンやチェーンブロックで吊り上げなくても転倒の
恐れは無い。
【0024】地下工事が終了したときは、支柱4をクレ
ーンとチェーンブロックで交互に吊り上げながら、ステ
ップ11、30を外し、支柱4とガイドバー33も上下
の連結を外して搬出する。
【0025】このように、本実施の形態においては、支
柱4をクレーンとチェーンブロックで吊り上げながらス
テップ11、30を組みつけ、逆に、吊り上げながら取
り外すようにしたから、ステップ11、30の組みつけ
及び取り外しを地面aの高さで行うことができて、作業
能率及び安全性が高く、また、設置された螺旋階段は昇
降が容易で安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】螺旋階段の組みつけ初期の断面図である。
【図2】ステップの一部切欠斜視図である。
【図3】支柱とステップと手摺りの分解斜視図である。
【図4】幅の広いステップと支柱と手摺りの分解斜視図
である。
【図5】幅の広いステップとガイドバーの断面図であ
る。
【図6】螺旋階段の組みつけ途中の断面図である。
【図7】螺旋階段を地下面まで設置した状態の断面図で
ある。
【図8】螺旋階段をさらに掘り下げた地下面まで設置し
た状態の断面図である。
【符号の説明】
3:フレーム 4:支柱 11:ステップ 29、32:案内溝 33:ガイドバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上にフレームを組み立て、該フレーム
    に支柱を下降可能に吊り下げ、該支柱の下方部分の周り
    に適宜数のステップを地上にて螺旋状に固定した後に、
    前記支柱を適宜長さ下降させ、固定済みのステップに連
    ねてその上方部分の支柱の周りに適宜数のステップを螺
    旋状に固定する作業を繰り返す地下工事用螺旋階段設置
    工法。
  2. 【請求項2】 前記支柱の上に他の支柱を順次に接続す
    ることを特徴とする請求項1に記載の地下工事用螺旋階
    段設置工法。
  3. 【請求項3】 前記支柱と平行にガイドバーを地底に立
    設し、該ガイドバーに対応する前記ステップを該ガイド
    バーに摺動自由に嵌合することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の地下工事用螺旋階段設置工法。
  4. 【請求項4】 前記ガイドバーが2本間隔をあけて設け
    られることを特徴とする請求項3に記載の地下工事用螺
    旋階段設置工法。
  5. 【請求項5】 前記ステップの隣り合うもの同士がボル
    トとナットにより分離可能に連結され、かつ、前記ステ
    ップが前記支柱にボルトとナットにより分離可能に固定
    されることを特徴とする請求項1、2、3または4に記
    載の地下工事用螺旋階段設置工法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2143852A1 (fr) * 2008-07-07 2010-01-13 Manuel Bekhor Marche modulaire pour escalier
JP2011001739A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Fujii Metal:Kk 立坑用螺旋階段の設置方法及び設置用足場装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2143852A1 (fr) * 2008-07-07 2010-01-13 Manuel Bekhor Marche modulaire pour escalier
BE1018210A3 (fr) * 2008-07-07 2010-07-06 Bekhor Manuel Marche modulaire pour escalier.
JP2011001739A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Fujii Metal:Kk 立坑用螺旋階段の設置方法及び設置用足場装置

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