JP2001227175A - 無アンカ−の耐震補強壁構築方法 - Google Patents

無アンカ−の耐震補強壁構築方法

Info

Publication number
JP2001227175A
JP2001227175A JP2000040744A JP2000040744A JP2001227175A JP 2001227175 A JP2001227175 A JP 2001227175A JP 2000040744 A JP2000040744 A JP 2000040744A JP 2000040744 A JP2000040744 A JP 2000040744A JP 2001227175 A JP2001227175 A JP 2001227175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
existing
earthquake
resistant
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000040744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3769162B2 (ja
Inventor
Tetsushi Kanda
徹志 閑田
Toshimasa Otsuka
敏正 大塚
Makoto Maruta
誠 丸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2000040744A priority Critical patent/JP3769162B2/ja
Publication of JP2001227175A publication Critical patent/JP2001227175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3769162B2 publication Critical patent/JP3769162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本願発明は、スペ−サ−付き後施工アンカ−や
コッタ−を省略し、現場における鉄筋コンクリ−ト構造
壁とその周辺フレ−ムとを容易に接合できる工法にする
ことで精度の高い施工を可能とし、鉄筋コンクリ−ト構
造壁と周辺フレ−ムとを一体構造にすることを課題とす
るものである。 【解決手段】本願発明は上記課題を解決するため、既存
躯体の開口部に増設する耐震壁、或いは既存耐震壁の壁
厚の増加を、膨張コンクリ−トを用いることにより、周
辺フレ−ムの拘束圧を利用した摩擦によって既存および
新設の躯体の一体化を図り、既存躯体へのアンカ−工事
やコッタ−の接着といった工程を省略するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】耐震性能が不足している建築
構造物を補強して十分な性能を付与しようとする耐震補
強工法が一般化されており、その工法として既存耐震壁
の壁厚を増加する方法、或いは既存構造物における耐震
壁のない場所に新たに耐震壁を構築する方法により構造
物の耐力を大幅に向上させているが、本願発明は既存躯
体に対しアンカ−工事等による騒音を出すことなく構造
物の耐力を大幅に増加させる耐震補強壁構築方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】耐震補強工法の一つである既存耐震壁の
壁厚を増やす方法の従来技術として、既存耐震壁の周囲
に柱61、梁62、床63に複数の鉄筋付き後施工アン
カ−64を打ち込み、鉄筋を既存耐震壁表面に平行に突
出させるとともに、既存耐震壁に複数のスペ−サ−付き
後施工アンカ−を打ち込んでスペ−サ−を既存耐震壁表
面より垂直に突出させ、溶接金網65を既存耐震壁表面
に平行に鉛直方向に配筋してスペ−サ−に固定し、溶接
金網65およびスペ−サ−が埋設するようにモルタル6
6を吹き付けて既存耐震壁の壁厚を増すことにより構造
物の耐力を増加させるものがある(図6参照)。
【0003】同じく既存耐震壁の壁厚を増やす方法によ
る耐震補強工法の別の従来技術として、柱71と梁72
で囲まれた開口に壁体を設けた既設建物において、該既
設壁体に対し増し打ちすることで耐震壁を構築するにあ
たり、既設壁体の前側において柱71と梁72の開口側
の面にコッタ−73を接着し、該既設壁体を型枠として
繊維補強モルタル74を吹き付けて壁厚を増やすことに
より構造物の耐力を増加させるものがある(図7参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、耐震補強工法
による工事は、居住者が建物を使用しながらの作業とな
ることが多く、既存耐震壁に複数のスペ−サ−付き後施
工アンカ−を打ち込む工事に伴う騒音が問題となり、ま
た、コッタ−を用いて行われる方法は、コッタ−を周辺
フレ−ムへ接着する工程が必要となる。
【0005】本願発明はこのような従来技術の問題点に
鑑みなされたもので、スペ−サ−付き後施工アンカ−や
コッタ−を省略し、現場における鉄筋コンクリ−ト構造
壁とその周辺フレ−ムとを容易に接合できる工法にする
ことで精度の高い施工を可能とし、鉄筋コンクリ−ト構
造壁と周辺フレ−ムとを一体構造にすることを課題とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記課題を解
決するため、既存構造物における躯体開口部や既存耐震
壁に増設する耐震壁を、膨張コンクリ−トを用いること
により周辺フレ−ムの拘束圧を利用した摩擦によって既
存および新設の躯体との一体化を図り、既存躯体へのア
ンカ−工事やコッタ−の接着といった工程を省略するも
のである。
【0007】膨張コンクリ−トは、通常のコンクリ−ト
構成要素に加えて、膨張材を添加したコンクリ−トで、
膨張材の添加量により硬化過程における体積膨張量を制
御することができ、ここで用いる膨張コンクリ−トは、
単位セメント量の5%〜30%程度の膨張材を添加した
もので、20℃水中で養生したときの打設後7日間の体
積膨張量が0.15%程度以下のものである。
【0008】また、膨張コンクリ−トの膨張量は、打ち
込み時の外気温や養生条件を考慮して膨張材の添加量に
より制御するもので、構造設計から決定される既存/増
設界面の必要滑りせん断力および周辺フレ−ムの剛性か
ら膨張量が決定される。図8は、既存構造物である鉄筋
コンクリ−ト構造物の開口部を示す正面図で、上階の既
存梁と既存スラブ、及び既存柱間に増設した耐震壁を構
成する膨張コンクリ−トの既存躯体に対する作用が示さ
れている。
【0009】課題を解決するための具体的手段の1は、
既存構造物の開口部に膨張コンクリ−トおよび膨張コン
クリ−トの補強部材から成る耐震壁を設ける無アンカ−
の耐震補強壁構築方法、課題を解決するための具体的手
段の2は、既存構造物の開口部に型枠を組み立てて壁鉄
筋を配筋し、壁鉄筋に膨張コンクリ−トを吹き付けるこ
とにより耐震壁を増設する無アンカ−の耐震補強壁構築
方法、課題を解決するための具体的手段の3は、既存構
造物の開口部に型枠を組み立てて壁鉄筋を配筋し、型枠
内の空間部へ膨張コンクリ−トを充填して耐震壁を増設
する無アンカ−の耐震補強壁構築方法、課題を解決する
ための具体的手段の4は、既存構造物における既存耐震
壁に対し、膨張コンクリ−トを吹き付ける側に壁鉄筋を
配筋し、吹き付けノズルにより膨張コンクリ−トを吹き
付けて既存耐震壁の壁厚を増加する無アンカ−の耐震補
強壁構築方法、課題を解決するための具体的手段の5
は、既存構造物における既存耐震壁に対し、膨張コンク
リ−トを打設する側に壁鉄筋を配筋して型枠を組み立
て、既存耐震壁と型枠間へ膨張コンクリ−トを充填して
既存耐震壁の壁厚を増加する無アンカ−の耐震補強壁構
築方法、課題を解決するための具体的手段の6は、既存
構造物の開口部にプレキャスト部材を建込み、既存躯体
とプレキャスト部材との間に膨張コンクリ−トを充填し
て耐震壁を増設する無アンカ−の耐震補強壁構築方法、
によるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本願発明を図面に示した実施
例に基いて説明する。
【0011】
【実施例】図1は既存構造物である鉄筋コンクリ−ト構
造物の開口部を示す正面図で、柱鉄筋が配筋された既存
柱1と梁鉄筋が配筋された既存梁2とにより開口部が形
成されている。本願発明は、該開口部に耐震壁を増設す
るもので、開口部に壁鉄筋3が配筋され、その壁鉄筋3
を覆うようにして膨張コンクリ−ト4が設けられる。
【0012】図2(a)は、既存構造物である鉄筋コン
クリ−ト構造物の開口部を示す縦断面図で、上階の既存
梁2と既存スラブ5、及び既存柱1間に壁鉄筋3が配筋
されており、又壁鉄筋3に対し所定の間隔を設けて型枠
6が片側に組み立てられていて、壁鉄筋側から膨張コン
クリ−ト4を型枠に向けて吹き付けるノズル8が示され
ている。図2(b)は、既存構造物の躯体に既存耐震壁
12が設けられた箇所における縦断面図で、既存耐震壁
12に膨張コンクリ−トが増設される側で、上階の既存
梁2と既存スラブ5、及び既存柱1間に壁鉄筋3が配筋
され、壁鉄筋側から膨張コンクリ−ト4を既存耐震壁に
向けて吹き付けるノズル8が示されている。
【0013】図3(a)は、既存構造物である鉄筋コン
クリ−ト構造物の開口部を示す縦断面図で、上階の既存
梁2と既存スラブ5、及び既存柱1間に壁鉄筋3が配筋
されており、又壁鉄筋3に対し所定の間隔を設けて型枠
6、7が両側に組み立てられていて、一方の型枠7の下
端部には膨張コンクリ−ト4を圧入するための圧入パイ
プ9を取り付ける孔10が設けられている。図3(b)
は、既存構造物の躯体に既存耐震壁12が設けられた箇
所における縦断面図で、既存耐震壁12に膨張コンクリ
−トが増設される側で、上階の既存梁2と既存スラブ
5、及び既存柱1間に壁鉄筋3が配筋され、該壁鉄筋3
に対し所定の間隔を設けて型枠7を組み立て、該型枠7
の下端部には膨張コンクリ−ト4を圧入するための圧入
パイプ9を取り付ける孔10が設けられている。
【0014】図4(a)は、既存構造物である鉄筋コン
クリ−ト構造物の開口部を示す縦断面図で、上階の既存
梁2と既存スラブ5、及び既存柱1間に壁鉄筋3が配筋
されており、又壁鉄筋3に対し所定の間隔を設けて型枠
6、7が両側に組み立てられていて、一方の型枠7の上
端部に膨張コンクリ−ト4を流し込むための漏斗状開口
部11が設けられて型枠6、7間に膨張コンクリ−ト4
が充填されている。図4(b)は、既存構造物の躯体に
既存耐震壁12が設けられた箇所における縦断面図で、
既存耐震壁12に膨張コンクリ−トが増設される側で、
上階の既存梁2と既存スラブ5、及び既存柱1間に壁鉄
筋3が配筋され、該壁鉄筋3に対し所定の間隔を設けて
型枠7を組み立て、該型枠7の上端部に膨張コンクリ−
ト4を流し込むための漏斗状開口部11が設けられてい
る。
【0015】本願発明の構築方法について以下説明す
る。
【0016】既存構造物である鉄筋コンクリ−ト構造物
を構成する既存柱1、既存梁2、及び既存スラブ5に囲
まれた空間部に耐震壁を増設するため、増設される耐震
壁との界面にあたる既存柱1、既存梁2、及び既存スラ
ブ5の表面を目荒らしする等して、空間部に打ち込まれ
る膨張コンクリ−ト4との付着性を良くする状態に施
し、吹き付け、圧入、流し込みの施工手段により膨張コ
ンクリ−ト4が該空間部に設けられる。
【0017】構築方法1について(図2参照) 既存躯体の界面に目荒らしが施されると、躯体の開口部
を構成する既存柱1、既存梁2および既存スラブ5の一
方の側面に型枠6を組み立て、壁鉄筋3が型枠6にスペ
−サ−を介して配筋されている。
【0018】既存躯体の開口部に型枠6の組み立てと壁
鉄筋3の配筋が施されると、次に膨張コンクリ−ト4の
作業が行われるが、図2aに示すように、壁鉄筋3側か
ら吹き付けノズル8により、型枠6へ向けて膨張コンク
リ−ト4を吹き付けて耐震壁を所定の壁厚にし、次いで
膨張コンクリ−ト4の養生が行われた後型枠6が取り外
され、新しく耐震壁が増設される。図2bに示すもの
は、既存耐震壁12の壁厚を増加することにより耐震補
強するもので、既存耐震壁12に吹き付ける側に壁鉄筋
3を配筋し、吹き付けノズル8により既存耐震壁12へ
向けて膨張コンクリ−ト4を吹き付け、耐震壁を所定の
壁厚にするものである。
【0019】構築方法2について(図3参照) 既存躯体の界面に目荒らしが施されると、躯体の開口部
を構成する既存柱1、既存梁2及び既存スラブ5の一方
の側面に型枠6を組み立て、壁鉄筋3を型枠6に対しス
ペ−サ−を介して配筋し、下端部に圧入パイプ9を取り
付ける孔10を設けた型枠7を前記型枠6と対向するよ
うにして組み立てられる。
【0020】既存躯体の開口部に型枠6、7の組み立て
と壁鉄筋3の配筋が施されると、次に膨張コンクリ−ト
4の作業が行われるが、図3aに示すように、一方の型
枠7の下端部に設けた取付孔10に圧入パイプ9を接続
し、この圧入パイプ9から型枠6、7間の空間部へ膨張
コンクリ−ト4を圧入することにより型枠6、7内に膨
張コンクリ−ト4が充填される。次いで膨張コンクリ−
ト4の養生が行われた後型枠6、7が取り外され、新し
く耐震壁が増設される。
【0021】図3bに示すものは、既存耐震壁12の壁
厚を増加することにより耐震補強するもので、既存耐震
壁12に対し膨張コンクリ−トを打設する側に壁鉄筋3
を配筋して型枠7を組み立て、型枠7の下端部に接続し
た圧入パイプ9から既存耐震壁12と型枠7間へ膨張コ
ンクリ−ト4を圧入し、膨張コンクリ−ト4の養生が行
われた後型枠7が取り外されて所定の壁厚となる。
【0022】構築方法3について(図4参照) 既存躯体の界面に目荒らしが施されると、該躯体の開口
部を構成する既存柱1と既存梁2及び既存スラブ5の一
方の側面に型枠6を組み立て、壁鉄筋3を型枠6に対し
スペ−サ−を介して配筋し、上部に膨張コンクリ−トを
流し込む漏斗状開口部11を設けた型枠7を、壁鉄筋3
と所定の間隔を設けて組み立てる。
【0023】既存躯体の開口部に型枠6、7の組み立て
と壁鉄筋3の配筋が施されると、次に膨張コンクリ−ト
4の作業が行われるが、図4aに示すように、一方の型
枠7の上端部に設けた漏斗状開口部11から型枠6、7
間の空間部へ膨張コンクリ−ト4が流し込まれて型枠内
に膨張コンクリ−ト4が充填される。次いで膨張コンク
リ−ト4の養生が行われた後型枠6、7が取り外され、
新しく耐震壁が増設される。
【0024】図4bに示すものは、既存耐震壁12の壁
厚を増加することにより耐震補強するもので、既存耐震
壁12に対し膨張コンクリ−トを打設する側に壁鉄筋3
を配筋して型枠7が組み立てられ、型枠7の上端部に設
けた漏斗状開口部11から既存耐震壁12と型枠7間へ
膨張コンクリ−ト4を流し込み、該空間内の膨張コンク
リ−ト4の養生が行われた後型枠7が取り外されて所定
の壁厚となる。
【0025】以上耐震補強として、既存構造物における
耐震壁のない躯体開口部や既存耐震壁へ、全て現場施工
により耐震補強する構築方法について説明したが、図5
に示すように、既存構造物における躯体開口部へ、スペ
−サ−13を介してプレキャスト部材14を建込み、既
存躯体とプレキャスト部材14との間隙を塞ぐようにし
てプレキャスト部材14の両側に型枠15を取り付け、
一方の型枠15に形成したグラウト注入孔16より膨張
コンクリ−トを注入することによって、既存躯体開口部
に耐震壁を構築することができる。
【0026】
【発明の効果】本願発明の耐震補強壁の増設工法は、膨
張コンクリ−トを用いることで周辺フレ−ムの拘束圧を
利用した摩擦によって既存構造物および新設構造物の躯
体との一体化を図ることができるので、従来工法で行わ
れていた既存構造物の躯体へのアンカ−工事やコッタ−
の接着といった工程を省略することができる。
【0027】又、既存構造物の躯体上を予め目荒らし
て、膨張拘束圧に起因する摩擦力抵抗力を既存/新設界
面に導入することにより、界面は水平方向のせん断力に
抵抗することができる。従って、既存構造物の躯体と増
設耐震壁の境界における滑り破壊を遅らせ、高いせん断
力に耐えることができる。
【0028】本願発明は、アンカ−工事を省略して、耐
震補強における騒音の主要因をなくすことができる上、
接着剤によるコッタ−の接着等の余分な工程も必要な
く、低コスト・短工期の工法とすることができ、摩擦抵
抗を導入することで接着剤付きコッタ−による場合と大
差ないせん断抵抗を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】既存構造物に増設される耐震壁を示す正面図で
ある。
【図2】既存構造物に増設される耐震壁を示す縦断面図
である。
【図3】既存構造物に増設される耐震壁を示す縦断面図
である。
【図4】既存構造物に増設される耐震壁を示す縦断面図
である。
【図5】既存構造物に増設される耐震壁を示す縦断面図
である。
【図6】従来技術である既存構造物に増設される耐震壁
を示す正面図である。
【図7】従来技術である既存構造物に増設される耐震壁
を示す正面図である。
【図8】耐震壁を構成する膨張コンクリ−トの作用を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 既存柱 2 既存梁 3 壁鉄筋 4 膨張コンクリ−ト 5 既存スラブ 6 型枠 7 型枠 8 吹き付けノズル 9 圧入パイプ 10 取付孔 11 漏斗状開口部 12 既存耐震壁 13 スペ−サ− 14 プレキャスト部材 15 型枠 16 グラウト注入孔 61 柱 62 梁 63 床 64 鉄筋付き後施工アンカ− 65 溶接金網 71 柱 72 梁 73 コッタ− 74 繊維補強モルタル
フロントページの続き (72)発明者 丸田 誠 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2E176 AA02 BB28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既存構造物の開口部に膨張コンクリ−トお
    よび膨張コンクリ−トの補強部材から成る耐震壁を設け
    ることを特徴とする無アンカ−の耐震補強壁構築方法。
  2. 【請求項2】既存構造物の開口部に型枠を組み立てて壁
    鉄筋を配筋し、壁鉄筋側から膨張コンクリ−トを吹き付
    けることにより耐震壁を増設することを特徴とする無ア
    ンカ−の耐震補強壁構築方法。
  3. 【請求項3】既存構造物の開口部に型枠を組み立てて壁
    鉄筋を配筋し、型枠内の空間部へ膨張コンクリ−トを充
    填することにより耐震壁を増設することを特徴とする無
    アンカ−の耐震補強壁構築方法。
  4. 【請求項4】既存構造物の躯体に耐震壁が設けられた開
    口部に壁鉄筋を配筋し、壁鉄筋側から膨張コンクリ−ト
    を吹き付けることにより既存耐震壁の壁厚を増加するこ
    とを特徴とする無アンカ−の耐震補強壁構築方法。
  5. 【請求項5】既存構造物の躯体に耐震壁が設けられた開
    口部に壁鉄筋を配筋して型枠を組み立て、既存耐震壁と
    型枠間へ膨張コンクリ−トを充填することにより既存耐
    震壁の壁厚を増加することを特徴とする無アンカ−の耐
    震補強壁構築方法。
  6. 【請求項6】既存構造物の開口部にプレキャスト部材を
    建込み、既存躯体とプレキャスト部材との間に膨張コン
    クリ−トを充填することにより耐震壁を増設することを
    特徴とする無アンカ−の耐震補強壁構築方法。
JP2000040744A 2000-02-18 2000-02-18 無アンカ−の耐震補強壁構築方法 Expired - Fee Related JP3769162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000040744A JP3769162B2 (ja) 2000-02-18 2000-02-18 無アンカ−の耐震補強壁構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000040744A JP3769162B2 (ja) 2000-02-18 2000-02-18 無アンカ−の耐震補強壁構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001227175A true JP2001227175A (ja) 2001-08-24
JP3769162B2 JP3769162B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=18564077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000040744A Expired - Fee Related JP3769162B2 (ja) 2000-02-18 2000-02-18 無アンカ−の耐震補強壁構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3769162B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101956465A (zh) * 2010-09-06 2011-01-26 华侨大学 提高石结构房屋抗震性能的加固方法
JP2011520047A (ja) * 2009-04-07 2011-07-14 トンジ ユニバーシティ グラウチング二重管エネルギー吸収部材
JP2014105423A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Marutaka Kogyo Inc 補強壁構築方法
JP2014105422A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Marutaka Kogyo Inc 型枠

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144452A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Yahagi Construction Co Ltd 既設建築物の耐震補強構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011520047A (ja) * 2009-04-07 2011-07-14 トンジ ユニバーシティ グラウチング二重管エネルギー吸収部材
US8353134B2 (en) 2009-04-07 2013-01-15 Tongji University Grouted tubular energy-dissipation unit
CN101956465A (zh) * 2010-09-06 2011-01-26 华侨大学 提高石结构房屋抗震性能的加固方法
JP2014105423A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Marutaka Kogyo Inc 補強壁構築方法
JP2014105422A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Marutaka Kogyo Inc 型枠

Also Published As

Publication number Publication date
JP3769162B2 (ja) 2006-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019206193A1 (zh) 一种预制墙板及其连接结构及其施工方法
CN110541354B (zh) 一种单节段预制抗震桥墩及其施工方法
KR20140109587A (ko) 블록을 이용한 조립식 교각의 시공방법
JP3799036B2 (ja) 建物の基礎構造とその構築方法
JP3690437B2 (ja) 既存建築物の耐震補強構造
JP3992401B2 (ja) Rc耐震壁による既存建物の耐震補強方法
JP2001227175A (ja) 無アンカ−の耐震補強壁構築方法
JP4089761B2 (ja) ラーメン鉄道高架橋の構築方法
JP2001303773A (ja) 鉄筋コンクリート柱の補強方法
JP2958880B1 (ja) 耐震補強構法
JP2008075449A (ja) ラーメン高架橋の構築方法
KR200279918Y1 (ko) 장스팬 프리캐스트 시스템의 기둥-보 접합구조
JP4227557B2 (ja) 既設コンクリート壁の増し打壁工法及び増し打壁構造
CN205558007U (zh) 一种可与受力结构同步施工的预制填充墙板
JP2001329715A (ja) 免震構造物の構築方法
JP2004324216A (ja) 高架橋およびその施工方法
JP3929006B2 (ja) 増設耐震壁の構築工法
JP2002357009A (ja) 制振梁及び制振梁の構築方法
JP2843204B2 (ja) 耐震壁
KR101483865B1 (ko) 합성구조의 띠장을 이용한 지하구조물시공방법
JP2003129676A (ja) コンクリート躯体の補強方法
JP2889840B2 (ja) 地下外周壁の構築方法
KR101576865B1 (ko) 역 t형 주형보를 이용한 교량 슬래브의 무지보 시공 방법
KR102585728B1 (ko) 거더와 기둥이 일체화된 프리스트레싱력이 작용하는 프리캐스트 모듈 및 이를 이용한 시공방법
JP3275017B2 (ja) プレキャスト部材を使用したケーソンの製作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3769162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees