JP2001227068A - 木造棒状部材の接合方法とその接合金具 - Google Patents

木造棒状部材の接合方法とその接合金具

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JP2001227068A
JP2001227068A JP2000041461A JP2000041461A JP2001227068A JP 2001227068 A JP2001227068 A JP 2001227068A JP 2000041461 A JP2000041461 A JP 2000041461A JP 2000041461 A JP2000041461 A JP 2000041461A JP 2001227068 A JP2001227068 A JP 2001227068A
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hole
groove
bolt rod
rod
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Fumio Taniai
文夫 谷合
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】接合端部に互いに嵌合し合う嵌合溝5a,6a
を有する木造棒状第1部材5と第2部材6の接合方法であ
って、第1部材5の所定位置に窓7を形成し、窓7と接合端
部との間には第1穿孔8を形成し、第1穿孔8の延長線上
には引込み孔9を形成し、また木造棒状第2部材6の所定
位置に窓10を形成し、窓10と接合端面との間に第2穿孔
11を形成し、一方両端部にネジ溝2を有し、且つその中
間部に所定間隔で引き出し溝3を形成したボルト杆1を
第1部材5の引込み孔9に挿入し、次いでボルト杆1を引
き出して順次第2部材6の第2穿孔11内に挿入し、ネジ溝2
の頭部が夫々第1部材と第2部材の窓7,10内の所定の位
置に位置させ、次いでネジ溝2にナットを螺着してナッ
ト締めする方法とその接合金具。 【効果】接合端部に互いに嵌合し合う嵌合溝を有する木
造棒状部材の接合を簡易に、且つ正確に行わせることが
でき、したがって建築現場の高所における作業に最適で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、接合端部に互い
に嵌合し合う嵌合溝を有する木造棒状部材の接合方法と
その接合金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】接合端部に互いに嵌合し合う嵌合溝を有
する木造棒状部材の接合方法として、従来木造棒状第1
部材の所定位置に窓を形成し、該窓と接合端部との間に
は第1穿孔を形成し、該第1穿孔の延長線上には引込み
孔を形成し、また木造棒状第2部材の所定位置に窓を形
成し、該窓と接合端面との間に第2穿孔を形成し、一方
両端部にネジ溝を有するボルト杆を上記第1部材の引込
み孔に挿入し、次いで該ボルト杆を引き出して順次上記
第2部材の第2穿孔内に挿入し、ボルト杆のネジ溝の頭部
が夫々第1部材と第2部材の窓内の所定の位置に位置さ
せ、次いでネジ溝にナットを螺着してナット締めする方
法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建築現場の特
に高所で上述のように、ボルト杆を引き出して順次上記
第2部材の第2穿孔内に挿入し、ボルト杆のネジ溝の頭部
が夫々第1部材と第2部材の窓内の所定の位置に位置させ
るのは非常な困難を伴う作業である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記実情に
鑑み、上述の木造棒状部材の接合方法においてネジ溝の
中間部に所定間隔で引き出し溝を形成したボルト杆を使
用する方法とその接合金具を提案するものである。
【0005】
【発明の実施の態様】即ち、この発明によればボルト杆
の両端部に形成したネジ溝の中間部に所定間隔で引き出
し溝が形成されているため、これに工具等を引っ掛ける
ことにより第1穿孔乃至第2穿孔内に挿入されたボルト杆
の出し入れが容易に行うことができるため、ボルト杆の
ネジ溝の頭部を容易に夫々第1部材と第2部材の窓内の所
定の位置に位置させることができる。
【0006】なお、ネジ溝の頭部にナットを安定して係
止させるための段部を形成しておけば、工具によるナッ
ト締めを容易に行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を図示の実地製に基づいて詳
細に説明すると、1はボルト杆、2,2はボルト杆1の両
端部に形成したネジ溝であって、ネジ溝2,2の中間部に
は所定間隔で引き出し溝3が形成され、ネジ溝2,2の頭
部にはナットを安定して係止させるための段部4,4が形
成される。
【0008】一方、5、6はその端部に互いに嵌合し合
う嵌合溝5a,6aを有する木造棒状第1部材、第2部材
であって、木造棒状第1部材5の所定位置には窓7を形
成し、窓7と接合端部との間には第1穿孔8を形成し、
第1穿孔8の延長線上には引込み孔9を形成する。
【0009】また、木造棒状第2部材6の所定位置には
窓10を形成し、窓10と接合端部との間には第2穿孔11を
形成する。
【0010】第1部材5と第2部材6をこの発明の方法によ
り接合するには、ボルト杆1を第1部材5の引込み孔9に
挿入し、次に第1部材5と第2部材6の接合端面を接近させ
て、引き出し溝3に引出工具12の先端を引っ掛けてボル
ト杆1を引き出して順次第2部材6の第2穿孔11内に挿入
し、ネジ溝2,2の頭部が夫々第1部材の窓7と第2部材の
窓10内の所定の位置に位置させる。
【0011】なお、この発明ではボルト杆1に形成され
た引き出し溝3によりネジ溝2,2の頭部を第1部材の窓
7と第2部材の窓10内の所定の位置に容易に位置させる
ことができる。
【0012】次いで、ボルト杆1にはワッシャー13,13
を挿入し、ネジ溝2,2の頭部に形成した段部4,4にナッ
ト14,14を係止させ、締め工具15によりナット締めして
第1部材5と第2部材6を緊結接合する。
【0013】なお、この発明ではネジ溝2,2の頭部に形
成した段部4,4にナット14,14を安定して係止させるこ
とができるため、締め工具15によるナット締めを容易に
行うことができる。
【0014】
【発明の効果】以上要するに、この発明によれば接合端
部に互いに嵌合し合う嵌合溝を有する木造棒状部材の接
合を簡易に、且つ正確に行わせることができ、したがっ
て建築現場の高所における作業に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る方法で接合された木造棒状部
材の分解斜視図
【図2】 同上の接合された木造棒状部材の斜視図
【図3】 この発明に係る方法の工程を示すものであり、
(A)はボルト杆を第1穿孔より引き出して第2穿孔に挿
入する状態を示す図、(B)は要部を切欠して接合状態を
示す図、(C)は同上の側面図
【図4】 この発明に係る方法におけるナット締め工程を
示すもので、(A)はナットをネジ溝の頭部に係止させ、
ネジ溝に螺着させる状態を示す図、(B)は締め工具によ
るナット締め状態を示すB−B線断面図
【符号の説明】
1はボルト杆 2,2はネジ溝 3は引き出し溝 4は段部 5は木造棒状第1部材 6は木造棒状第2部材 5a,6aは嵌合溝 7,10は窓 8は第1穿孔 9は引込み孔 11は第2穿孔 12は引出工具 13,13はワッシャー 14,14はナット 15は締め工具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合端部に互いに嵌合し合う嵌合溝を有
    する木造棒状第1部材と第2部材の接合方法であって、木
    造棒状第1部材の所定位置に窓を形成し、該窓と接合端
    部との間には第1穿孔を形成し、該第1穿孔の延長線上
    には引込み孔を形成し、また木造棒状第2部材の所定位
    置に窓を形成し、該窓と接合端面との間に第2穿孔を形
    成し、一方両端部にネジ溝を有し、且つその中間部に所
    定間隔で引き出し溝を形成したボルト杆を上記第1部材
    の引込み孔に挿入し、次いで該ボルト杆を引き出して順
    次上記第2部材の第2穿孔内に挿入し、ボルト杆のネジ溝
    の頭部が夫々第1部材と第2部材の窓内の所定の位置に位
    置させ、次いでネジ溝にナットを螺着してナット締めす
    ることを特徴とする木造棒状部材の接合方法。
  2. 【請求項2】 両端部にネジ溝を有し、且つその中間部に
    所定間隔で引き出し溝を形成したボルト杆からなる木造
    棒状部材の接合金具。
  3. 【請求項3】 ネジ溝の頭部にナットを係止させるため
    の段部を形成した請求項2記載の接合金具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007217949A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Kagoshima Univ 木造部材の接合金具及び接合方法
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CN101532310B (zh) * 2009-04-17 2010-11-03 筑巢(北京)科技有限公司 上下层冲压连接件及其轻钢结构
JP2014031708A (ja) * 2012-07-10 2014-02-20 Isamu Yahara 木質部材を接合する接合構造

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