JP2001227067A - 木質建築物用金物とその製造方法、及び木質建築物における接合構造 - Google Patents

木質建築物用金物とその製造方法、及び木質建築物における接合構造

Info

Publication number
JP2001227067A
JP2001227067A JP2000036958A JP2000036958A JP2001227067A JP 2001227067 A JP2001227067 A JP 2001227067A JP 2000036958 A JP2000036958 A JP 2000036958A JP 2000036958 A JP2000036958 A JP 2000036958A JP 2001227067 A JP2001227067 A JP 2001227067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
wooden building
wooden
washer
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000036958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3739245B2 (ja
Inventor
Nobumoto Tsujimoto
伸基 辻元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000036958A priority Critical patent/JP3739245B2/ja
Publication of JP2001227067A publication Critical patent/JP2001227067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3739245B2 publication Critical patent/JP3739245B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質建築物の変位防止力を向上すること。 【解決手段】 座金10のボルト貫通孔12の周辺に筒
状突起12Aを備えてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質建築物用金物
とその製造方法、及び木質建築物における接合構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】木質構造のユニット建物における接合構
造として、特公昭58-30978号公報に記載のものがある。
この従来技術では、下階建物ユニットの壁上端から突設
した接合ボルトを、上階建物ユニットの木質つなぎ下枠
のボルト貫通孔に通し、このつなぎ下枠の接合ボルトが
突出した部分に座金を添設させた状態で、該接合ボルト
にナットを螺着している。
【0003】従来技術で使用される上述の座金は、板体
の端縁を折り曲げて針状や板状の突起を形成したもので
ある。この突起が、つなぎ下枠に押付けられて食い込む
ことにより、上階建物ユニットが水平方向に変位するの
を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】座金に形成する突起
が針状や板状であり、この突起を木質材に食い込ませる
ための押付力により該突起が変形して大きな食い込み代
を安定確保できず、大きな変位防止力の確保に困難があ
る。
【0005】突起の位置が、座金の端縁に限られるた
め、突起の数が多くできず、変位防止力に限界があり、
今後要求される建物の大型化、高層化、特殊プラン等に
おける高耐力化に十分対応できない。
【0006】本発明の課題は、木質建築物の変位防止力
を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、木質建築物を構成する木質材に添設され、ボルト貫
通孔を備えた座金を構成する木質建築物用金物におい
て、座金のボルト貫通孔の周辺に筒状突起を備えてなる
ようにしたものである。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
木質建築物用金物の製造方法であって、板体をしごき成
型加工し、しごき孔の縁に前記突起を形成するようにし
たものである。
【0009】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
木質建築物用金物を座金として用いる木質建築物におけ
る接合構造であって、下部構造体から突設したボルト
を、上部構造体の木質材に設けたボルト挿通孔と、前記
座金のボルト貫通孔に通し、この木質材のボルトが突出
した部分に該座金を添設させた状態で、該ボルトにナッ
トを螺着してなるようにしたものである。
【0010】請求項4記載の本発明は、木質建築物を構
成する木質材に挿通され、長手方向中間部につば部を備
えた接合ボルトを構成する木質建築物用金物において、
接合ボルトのつば部の近傍に拡径部を備えてなるように
したものである。
【0011】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
木質建築物用金物を接合ボルトとして用いる木質建築物
における接合構造であって、下部構造体のボルト挿通孔
に接合ボルトのつば部より下半部を通し、該接合ボルト
の拡径部を含むつば部より上半部を上部構造体の木質材
に設けたボルト挿通孔に通し、このボルトの木質材から
突出した部分にナットを螺着してなるようにしたもので
ある。
【0012】
【作用】請求項1、3の発明によれば下記、の作用
がある。 座金のボルト貫通孔の周辺に筒状突起を備えたから、
このボルト貫通孔に通される接合ボルトは、筒状突起の
内径部に支持されるものになる結果、座金より下の曲げ
スパンが筒状突起の突出長の分だけ短くなり、ひいては
曲がり変形量が小さくなる。
【0013】上部構造体を下部構造体に接合するに際
し、下部構造体から突設した接合ボルトの、上部構造体
の側のボルト挿通孔の内部での曲がり変形量が上述に
より小さくなる結果、下部構造体に対する上部構造体の
変位防止力を向上できる。
【0014】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 しごき成形加工されて上述の筒状突起を形成するもの
であるから、板厚が比較的大きな金物でも、加工コスト
を低減できる。
【0015】請求項4、5の発明によれば下記、の
作用がある。 接合ボルトのつば部の近傍に拡径部を備えたから、接
合ボルトは、つば部より上の曲げ剛性が大きくなり、曲
がり変形量が小さくなる。
【0016】上部構造体を下部構造体に接合するに際
し、下部構造体から突設した接合ボルトの、上部構造体
の側のボルト挿通孔の内部での曲がり変形量が上述に
より小さくなる結果、下部構造体に対する上部構造体の
変位防止力を向上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の木質建築物
用金物に係る座金を示し、(A)は平面図、(B)は断
面図、図2は木質建築物用金物の突起形成手順を示し、
(A)はしごき前状態を示す断面図、(B)はしごき中
間状態を示す断面図、(C)はしごき完了状態を示す断
面図、図3は木質建築物用金物の突起を示し、(A)は
断面図、(B)は斜視図、図4は基礎に建物ユニットを
接合した構造を示し、(A)は平面図、(B)は断面
図、図5は下階建物ユニットに上階建物ユニットを接合
した構造を示し、(A)は平面図、(B)は断面図、図
6は本発明の作用を示し、(A)は接合ボルトの曲げス
パンを短くした本発明例を示す断面図、(B)は接合ボ
ルトの曲げスパンが長い従来例を示す断面図、図7は第
2実施形態の木質建築物用金物に係る接合ボルトを示す
斜視図、図8は下階建物ユニットに上階建物ユニットを
接合した構造を示し、(A)は平面図、(B)は断面
図、図9は本発明の作用を示し、(A)は本発明例の接
合ボルトの曲がり変形量を示す側面図、(B)は従来例
の接合ボルトの曲がり変形量を示す側面図である。
【0018】(第1実施形態)(図1〜図6) 図1は本発明の木質建築物用金物の一態様として座金1
0を示すものであり、座金10は矩形平板状の鋼板製板
体11からなり、板体11の中央にボルト貫通孔12を
備え、板体11の一面でボルト貫通孔12の周辺に沿う
円筒状突起12Aを備えるとともに、板体11における
ボルト貫通孔12の周囲の4位置に孔13を備え、板体
11の一面で孔13の周辺に沿う円筒状突起13Aを備
える。
【0019】座金10の突起12A、13Aは、図2の
しごき成型加工装置20により下記(1) 、(2) の如くに
加工される。尚、しごき成型加工装置20は、ポンチ2
1とダイス22からなる。ポンチ21は、先端の孔あけ
部21Aと、孔あけ部21Aに続くしごき部21Bとを
備える。
【0020】(1) ポンチ21の孔あけ部21Aの外径が
ダイス22の内径に対し大きなクリアランスをなすよう
にし、孔あけ部21Aによる板体11の穿孔時に、板体
11に形成される小径しごき孔12、13の縁に大きな
バリを発生させる(図2(B))。
【0021】(2) ポンチ21のしごき部21Bの外径を
ダイス22の内径に近づけ、しごき部21Bによりしご
き孔12、13を拡径し、上述(1) のバリをしごき部2
1Bとダイス22との間でしごき、伸ばすことにより、
しごき孔12、13の縁に先端尖り状の突起12A、1
3Aを形成する(図2(C))。尚、ポンチ21が備え
るしごき部21Bの外径は、1段でも良いが、板体11
の板厚、突起12A、13Aの高さが大きくなるにつれ
て多段(本実施形態では3段)としてしごき孔12、1
3を徐々に拡径することが好ましく、また無段テーパ状
としてしごき孔12、13を徐々に拡径するものでも良
い。
【0022】上述(1) 、(2) により形成された座金10
の突起13A(12Aも同じ)は、図3に示す如く、し
ごき孔13(12)の部分を空洞部とし(図3
(A))、肉厚を先端ほど薄肉とし(図3(A))、且
つ先端の高さを周方向で不均等としている(図3
(B))。従って、座金10の突起13Aは、小さな押
付力で木質材に食い込み容易とする。
【0023】以下、座金10の使用例について説明す
る。図4は、基礎1に建物ユニット30を接合する構造
を示し、基礎1から突設したアンカーボルト2(接合ボ
ルト)を、建物ユニット30の床パネル31が備える木
質材の土台32に設けたボルト挿通孔33と、座金10
のボルト貫通孔12とその突起12Aに通し、この土台
32のボルト2が突出している部分(ボルト挿通孔33
の周囲)に座金10を添設させた状態で、該ボルト2に
皿ばねナット3を螺着したものである。土台32のボル
ト挿通孔33の大きさは、ボルト2を挿入容易とするた
めに大径のルーズホールとする一方、座金10の突起1
3Aを土台32に食い込ませ、ボルト2による緊結度を
高めることにて建物ユニット30の水平方向への変位を
防止している。
【0024】また、図4において、基礎1から突設され
て土台32のボルト挿通孔33に挿入されているアンカ
ーボルト2は、基礎1の上端面側で一端支持され、座金
10のボルト貫通孔12の突起12Aに他端支持され、
座金10より下の曲げスパンLを、突起12Aの突出長
ΔLの分だけ短くされる。これにより、ボルト2の曲げ
変形量が小さくなり、建物ユニット30の水平方向の変
位が防止される。
【0025】図5は、下階建物ユニット40に上階建物
ユニット50を接合する構造を示し、下階建物ユニット
40の壁パネル41が備える上枠42から突設した植込
みボルト43(接合ボルト)を、上階建物ユニット50
の床パネル51が備える木質材のつなぎ下枠52に設け
たボルト挿通孔53と、座金10のボルト貫通孔12と
その突起12Aに通し、このつなぎ下枠52のボルト4
3が突出した部分(ボルト挿通孔53の周囲)に座金1
0を添設させた状態で、該ボルト43に皿ばねナット4
4を螺着したものである。つなぎ下枠52のボルト挿通
孔53の大きさは、ボルト43を挿入容易とするために
大径のルーズホールとする一方、座金10の突起13A
をつなぎ下枠52に食い込ませ、ボルト43による緊結
度を高めることにて上階建物ユニット50の水平方向へ
の変位を防止している。
【0026】また、図5において、植込みボルト43は
両側ねじ切りボルトであって長手方向中間部につば部4
3Aを備え、つば部43Aの下半部を下階建物ユニット
40の壁パネル41の上枠42に通してこれを座金43
B、ナット43Cで該上枠42に予め固定してある。そ
して、下階建物ユニット40の上枠42から突設されて
上階建物ユニット50のつなぎ下枠52のボルト挿通孔
53に挿入されているボルト43は、上枠42の上端面
に支持されているつば部43Aの位置で一端支持され、
座金10のボルト貫通孔12の突起12Aにて他端支持
され、座金10より下の曲げスパンLAを、突起12A
の突出長ΔLの分だけ短くされる。これにより、ボルト
43の曲げ変形量が小さくなり、上階建物ユニット50
の水平方向への変位が防止される。
【0027】尚、図6(A)は本発明例においてボルト
43の曲げスパンLAが突起12AZの突出長ΔLの分
短くなった状態を示し、図6(B)は従来例における接
合ボルト43の曲げスパンLBを示す。例えば、ボルト
貫通孔12の突起12AのΔLが6mm のとき、ボルト4
3の曲げスパンはLB=43mmからLA=37mmに短くな
り、曲がり変形量は曲げスパンの3乗に比例するから、
本発明例の曲がり変形量は従来例の曲がり変形量に比
し、373/433 =64(%)に低減される。
【0028】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 座金10のボルト貫通孔12の周辺に筒状突起12A
を備えたから、このボルト貫通孔12に通される接合ボ
ルト2、43は、筒状突起12Aの内径部に支持される
ものになる結果、座金10より下の曲げスパンが筒状突
起12Aの突出長の分だけ短くなり、ひいては曲がり変
形量が小さくなる。
【0029】上部構造体(建物ユニット30、上階建
物ユニット50)を下部構造体(基礎1、下階建物ユニ
ット40)に接合するに際し、下部構造体(基礎1、下
階建物ユニット40)から突設した接合ボルト2、43
の、上部構造体(建物ユニット30、上階建物ユニット
50)の側のボルト挿通孔33、53の内部での曲がり
変形量が上述により小さくなる結果、下部構造体(基
礎1、下階建物ユニット40)に対する上部構造体(建
物ユニット30、上階建物ユニット50)の変位防止力
を向上できる。
【0030】しごき成形加工されて上述の筒状突起1
2Aを形成するものであるから、板厚が比較的大きな座
金10でも、加工コストを低減できる。
【0031】(第2実施形態)(図7〜図9) 図7は本発明の木質建築物用金物の他の態様として接合
ボルト60を示すものであり、接合ボルト60は両側ね
じ切りボルトであって長手方向中間部につば部61を備
えるとともに、このつば部61の近傍に拡径部62を備
える。拡径部62は、つば部61を除く他の部分(ねじ
部及び非ねじ部)より大径化されている。
【0032】以下、接合ボルト60の使用例について説
明する。尚、座金70として、前記第1実施形態の座金
10と同様に板体11にボルト貫通孔12、孔13を備
え、孔13に突起13Aを備えるものの、座金10と異
なってボルト貫通孔12に突起12Aを備えないものを
用いた。
【0033】図8は、下階建物ユニット80に上階建物
ユニット90を接合する構造を示し、下階建物ユニット
80の壁パネル81が備える上枠82から突設した前述
の接合ボルト60を、上階建物ユニット90の床パネル
91が備える木質材のつなぎ下枠92に設けたボルト挿
通孔93と、座金70のボルト貫通孔12に通し、この
つなぎ下枠92のボルト60が突出した部分(ボルト挿
通孔93の周囲)に座金70を添設させた状態で、該ボ
ルト60に皿ばねナット84を螺着したものである。つ
なぎ下枠92のボルト挿通孔93の大きさは、ボルト6
0を挿入容易とするために大径のルーズホールとする一
方、座金70の突起13Aをつなぎ下枠92に食い込ま
せ、ボルト60による緊結度を高めることにて上階建物
ユニット90の水平方向への変位を防止している。
【0034】また、図8において、接合ボルト60は、
つば部61の下半部を下階建物ユニット80の上枠82
に通し、これを座金63、ナット64で該上枠82に予
め固定してある。そして、接合ボルト60は、拡径部6
2を含むつば部61より上半部を上階建物ユニット90
のつなぎ下枠92に設けたボルト挿通孔93に通し、こ
のボルト60のつなぎ下枠92から突出した部分に前述
のナット84を螺着している。このとき、下階建物ユニ
ット80の上枠82から突設されて上階建物ユニット9
0のつなぎ下枠92のボルト挿通孔93に挿入されてい
る接合ボルト60は、つば部61の近傍に拡径部62を
備えており、つば部61より上の曲げ剛性が大きくな
り、その曲がり変形量が小さくなる結果、上階建物ユニ
ット90の水平方向の変位が防止される。
【0035】尚、図9(A)は本発明例の接合ボルト6
0を、図9(B)は従来例の接合ボルトを示し、水平剪
断力Pが曲げスパンlに作用したときの、それらの曲が
り変形量yA、yBを示している。例えば、本発明例の
ボルト60において、つば部61と拡径部62以外の部
分の直径が16mm、拡径部62の直径が20mmとし、従来例
の接合ボルトにおいて、本発明例の接合ボルト60から
拡径部62を撤去してその部分の直径を他の部分と同じ
16mmとしたとき(P=1000kgf 、l=43mm)、本発明例
の曲がり変形量yAは従来例の曲がり変形量yBの60
(%)に低減される。
【0036】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 接合ボルト60のつば部61の近傍に拡径部62を備
えたから、接合ボルト60は、つば部61より上の曲げ
剛性が大きくなり、曲がり変形量が小さくなる。
【0037】上階建物ユニット90を下階建物ユニッ
ト80に接合するに際し、下階建物ユニット80から突
設した接合ボルト60の、上階建物ユニット90の側の
ボルト挿通孔93の内部での曲がり変形量が上述によ
り小さくなる結果、下階建物ユニット80に対する上階
建物ユニット90の変位防止力を向上できる。
【0038】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の木質建築物用金物は、木質建築物を構成する木質
材に添設されるものであれば、座金に限らない。
【0039】また、本発明の木質建築物用金物は、ユニ
ット建物に限らず、広く一般の木質建築物に適用でき
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、木質建築
物の変位防止力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の木質建築物用金物に係る
座金を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図2】図2は木質建築物用金物の突起形成手順を示
し、(A)はしごき前状態を示す断面図、(B)はしご
き中間状態を示す断面図、(C)はしごき完了状態を示
す断面図である。
【図3】図3は木質建築物用金物の突起を示し、(A)
は断面図、(B)は斜視図である。
【図4】図4は基礎に建物ユニットを接合した構造を示
し、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図5】図5は下階建物ユニットに上階建物ユニットを
接合した構造を示し、(A)は平面図、(B)は断面図
である。
【図6】図6は本発明の作用を示し、(A)は接合ボル
トの曲げスパンを短くした本発明例を示す断面図、
(B)は接合ボルトの曲げスパンが長い従来例を示す断
面図である。
【図7】図7は第2実施形態の木質建築物用金物に係る
接合ボルトを示す斜視図である。
【図8】図8は下階建物ユニットに上階建物ユニットを
接合した構造を示し、(A)は平面図、(B)は断面図
である。
【図9】図9は本発明の作用を示し、(A)は本発明例
の接合ボルトの曲がり変形量を示す側面図、(B)は従
来例の接合ボルトの曲がり変形量を示す側面図である。
【符号の説明】
1 基礎(下部構造体) 2 アンカーボルト 3 ナット 10 座金(木質建築物用金物) 11 板体 12 ボルト貫通孔 12A 突起 13 しごき孔 20 しごき成型加工装置 30 建物ユニット(上部構造体) 32 土台(木質材) 33 ボルト挿通孔 40 下階建物ユニット(下部構造体) 43 ボルト 44 ナット 50 上階建物ユニット(上部構造体) 52 つなぎ下枠(木質材) 53 ボルト挿通孔 60 接合ボルト 61 つば部 62 拡径部 80 下階建物ユニット(下部構造体) 82 上枠(木質材) 84 ナット 90 上階建物ユニット(上部構造体) 92 つなぎ下枠(木質材) 93 ボルト挿通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質建築物を構成する木質材に添設さ
    れ、ボルト貫通孔を備えた座金を構成する木質建築物用
    金物において、 座金のボルト貫通孔の周辺に筒状突起を備えてなること
    を特徴とする木質建築物用金物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の木質建築物用金物の製造
    方法であって、 板体をしごき成型加工し、しごき孔の縁に前記突起を形
    成する木質建築物用金物の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の木質建築物用金物を座金
    として用いる木質建築物における接合構造であって、 下部構造体から突設したボルトを、上部構造体の木質材
    に設けたボルト挿通孔と、前記座金のボルト貫通孔に通
    し、この木質材のボルトが突出した部分に該座金を添設
    させた状態で、該ボルトにナットを螺着してなる木質建
    築物における接合構造。
  4. 【請求項4】 木質建築物を構成する木質材に挿通さ
    れ、長手方向中間部につば部を備えた接合ボルトを構成
    する木質建築物用金物において、 接合ボルトのつば部の近傍に拡径部を備えてなることを
    特徴とする木質建築物用金物。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の木質建築物用金物を接合
    ボルトとして用いる木質建築物における接合構造であっ
    て、 下部構造体のボルト挿通孔に接合ボルトのつば部より下
    半部を通し、該接合ボルトの拡径部を含むつば部より上
    半部を上部構造体の木質材に設けたボルト挿通孔に通
    し、このボルトの木質材から突出した部分にナットを螺
    着してなる木質建築物における接合構造。
JP2000036958A 2000-02-15 2000-02-15 木質建築物における接合構造 Expired - Fee Related JP3739245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000036958A JP3739245B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 木質建築物における接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000036958A JP3739245B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 木質建築物における接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001227067A true JP2001227067A (ja) 2001-08-24
JP3739245B2 JP3739245B2 (ja) 2006-01-25

Family

ID=18560923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000036958A Expired - Fee Related JP3739245B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 木質建築物における接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3739245B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007277879A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Sekisui Chem Co Ltd 木質建築物における接合構造
JP2007308946A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sekisui Chem Co Ltd 座金、木質建築物における接合構造及び木質建築物
JP2016027227A (ja) * 2014-07-02 2016-02-18 積水化学工業株式会社 建物の接合構造及びその施工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007277879A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Sekisui Chem Co Ltd 木質建築物における接合構造
JP2007308946A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sekisui Chem Co Ltd 座金、木質建築物における接合構造及び木質建築物
JP2016027227A (ja) * 2014-07-02 2016-02-18 積水化学工業株式会社 建物の接合構造及びその施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3739245B2 (ja) 2006-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2899092B2 (ja) 絶縁板を建造部材に固定する固定部材
JPS6310729Y2 (ja)
JP5056084B2 (ja) 金属製板状体と柱状体とのカシメ組付品およびその製造方法、並びに製造装置。
JP2001227067A (ja) 木質建築物用金物とその製造方法、及び木質建築物における接合構造
JP2006328876A (ja) 金属製下地材及びその製造方法
JP2002364617A (ja) セルフピアスリベット
JPH0368770B2 (ja)
JP4148618B2 (ja) 木質建築物における接合構造
JPH0639013Y2 (ja) 車両用ストライカ
TW200404127A (en) Blind rivet
JP2007283404A (ja) 金属製板状体と柱状体とのカシメ組付品およびその製造方法、並びに製造装置。
JPS6366628B2 (ja)
JP4481462B2 (ja) ピアスナット打ち込み用ピアスダイ
US2035389A (en) Wallboard structure and fastener
JP3006629U (ja) 羽子板ボルト
JP3199574B2 (ja) 結合方法および結合構造
WO2023286558A1 (ja) 板状ワーク積層体へのピアスナットの結合方法
JPS6237447Y2 (ja)
JP2003080328A (ja) 金属板の接合方法
JP2547928B2 (ja) 釘とその製造方法
JPS6310730Y2 (ja)
JPS6329936Y2 (ja)
JPH06101708A (ja) 結合構造
JP3048281U (ja) 鋼製床パネル
JP2001124035A (ja) リベットによる結合構造及びリベットによる結合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3739245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121111

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131111

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees